JP2002248202A - 図柄合わせ遊技機及び遊技中止制御方法 - Google Patents

図柄合わせ遊技機及び遊技中止制御方法

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JP2002248202A
JP2002248202A JP2001047711A JP2001047711A JP2002248202A JP 2002248202 A JP2002248202 A JP 2002248202A JP 2001047711 A JP2001047711 A JP 2001047711A JP 2001047711 A JP2001047711 A JP 2001047711A JP 2002248202 A JP2002248202 A JP 2002248202A
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JP
Japan
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game
player
game stop
stop condition
symbol
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Application number
JP2001047711A
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English (en)
Inventor
Sadahito Kato
禎人 加藤
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Konami Parlor Entertainment KK
Original Assignee
Konami Parlor Entertainment KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄合わせ遊技機を打止状態にするための設
定を細かく設定したいという要望が店舗から出た場合
に、その要望に応えることである。 【解決手段】 スロットマシンは、店員の操作により
(S1)、打止設定モードに移行する。このモードで
は、まず、ROMに格納されている現在の設定データが
読み出され、その設定データに係る設定番号及び打止回
数が、ボーナスカウント表示器に表示される(S2)。
店員は、スタートレバー及びストップボタンを操作する
ことにより(S3,S5)、複数の設定データの中か
ら、希望する打止回数をもつ設定データを選択する。こ
れにより、以降の遊技では、BBゲームの回数がその打
止回数に達するまで、遊技者は遊技を続行することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種の図柄を可
変表示する可変表示装置と、遊技者の操作により、上記
可変表示装置の可変表示を停止させる可変表示停止装置
と、上記可変表示装置の表示結果が所定の入賞図柄とな
ったとき、該入賞図柄に係る入賞態様に応じた特典を付
与する特典付与手段とを備えたスロットマシン等の図柄
合わせ遊技機、並びに、遊技者の遊技中に所定の遊技中
止条件が満たされたときに該遊技を中止するように、図
柄合わせ遊技機を制御する遊技中止制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の図柄合わせ遊技機として
は、可変表示装置により複数種の図柄をそれぞれに有す
る複数のリールを回転させて、ストップボタン等(可変
表示停止装置)を操作して全てのリールを停止させるス
ロットマシンが知られている。このスロットマシンは、
一般遊技状態では、有効な入賞ライン上に停止した図柄
の組合せが、予め決められている比較的選択確率の低い
入賞態様(以下、「一般入賞態様」という。)に係る図
柄の組合せのいずれかであるかどうかにより、その一般
入賞態様に応じて、遊技価値であるメダルを払い出した
り、リプレイを許可したりする等の特典が付与される。
そして、停止した図柄の組合せが、予め決められている
極めて選択確率の低い入賞態様(以下、「特別入賞態
様」という。)に係る図柄の組合せのいずれかである場
合には、その特別入賞態様に応じて、特別遊技状態に移
行するという特典が付与される。この特別遊技状態は、
メダル払出しがされる特定の入賞態様の選択確率が高く
なる状態であり、この状態では、遊技者に対して多数の
メダルが払い出される。
【0003】このようなスロットマシンでは、従来、例
えば、スロットマシンが特別遊技状態であるビッグボー
ナス(以下、「BB」と省略する。)ゲームに移行し、
そのBBゲームが終了したら、遊技中止条件が満たされ
て遊技を中止するものが知られている。このとき、スロ
ットマシンは、いわゆる打止状態になる。この打止状態
になったスロットマシンは、打止状態になったことを報
知するために、打止音を発したり、打止表示をしたりし
て、店舗の店員等を呼び出す。そして、その店員等は、
スロットマシンの打止状態を解除する作業を行うことに
なる。
【0004】このようなスロットマシンを設置したパチ
ンコ店等の店舗では、その店舗の営業方針等に応じて、
スロットマシンを打止状態にした遊技者に対して、獲得
したメダル等の遊技価値を一旦景品に交換させる場合が
ある。一方で、スロットマシンを打止状態にした遊技者
に対して、その遊技価値を景品に交換させずに、引き続
き遊技を続行させる場合もある。後者の場合には、スロ
ットマシンを打止状態にする必要がないため、店員等に
作業負担をかけることになる。
【0005】このような店員等の作業負担を軽減するた
め、従来、スロットマシンを打止状態にする打止手段を
機能させるか否かを選択する打止選択手段を備えたスロ
ットマシンが、特開平6−114144号公報に開示さ
れている。このスロットマシンによれば、打止選択手段
を用いて打止手段を機能させないことにより、打止状態
になったときに遊技者に継続して遊技させる店舗におい
ては、店員等に上記のような作業負担をかけることがな
くなる。一方、打止選択手段を用いて打止手段を機能さ
せることにより、打止状態になったときに一旦景品に交
換させる店舗においては、従来どおり、営業することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、店舗によっ
ては、その営業方針等により、打止状態になったとき
に、遊技を継続させるか又は遊技を継続させないかとい
う2者択一の設定よりも、更に細かく設定したいとする
要望が出ることが考えられる。例えば、通常の営業日に
は、1回、打止状態になったら遊技を継続させないよう
に設定し、特定の営業日(サービスデー等)には、3回
目の打止状態となるまで遊技を継続させるように設定し
たいと要望することが考えられる。しかし、上記公報に
開示されている従来のスロットマシンでは、打止状態に
なったとき、遊技を継続させるか又は遊技を継続させな
いかの2者択一の選択でしか設定できないため、もっと
細かい設定したいという要望が店舗等から出た場合、そ
の要望に応えることができないという問題があった。
【0007】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、打止状態とするため
の設定を、従来よりももっと細かく設定したいという要
望が店舗から出た場合に、その要望に応えることができ
る図柄合わせ遊技機及び遊技中止制御方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数種の図柄を可変表示する可
変表示装置と、遊技者の操作により、上記可変表示装置
の可変表示を停止させる可変表示停止装置と、上記可変
表示装置の表示結果が所定の入賞図柄となったとき、該
入賞図柄に係る入賞態様に応じた特典を付与する特典付
与手段とを備えた図柄合わせ遊技機において、遊技者の
遊技を中止するための複数の遊技中止条件の中から1つ
を選択する遊技中止条件選択手段と、遊技者の遊技中
に、上記遊技中止条件選択手段により選択された遊技中
止条件が満たされた後、直ちに又は所定の遊技中止タイ
ミングが訪れたときに、該遊技を中止するための遊技中
止手段とを有することを特徴とするものである。
【0009】この図柄合わせ遊技機においては、所定の
遊技中止条件が遊技者の遊技中に満たされた場合、遊技
中止手段により、直ちに又は所定の遊技中止タイミング
が訪れたときに、その遊技が中止される。すなわち、こ
の遊技中止タイミングは、遊技中止条件が満たされた直
後であっても、遊技中止条件が満たされた後しばらくし
て予め決められた中止時期が訪れたときであってもよ
い。このように遊技中止手段により遊技が中止されるこ
とで、本図柄合わせ遊技機はいわゆる打止状態になる。
ここで、本図柄合わせ遊技機では、遊技中止条件選択手
段により、遊技者の遊技を中止するための複数の遊技中
止条件の中から、上記遊技中止手段で用いる遊技中止条
件を1つ選択する。これにより、例えば、営業方針等が
異なる複数の店舗におけるそれぞれの要望に応える複数
の遊技中止条件を予め用意しておけば、各店舗の営業方
針等に応じた遊技中止条件を、それぞれの店舗で個別に
選択することができる。この結果、各店舗では、その店
舗の営業方針等に応じた遊技中止条件に従って、遊技が
中止することができる。例えば、上述した例に従って通
常の営業日と特定の営業日(サービスデー等)とで互い
に異なる設定変更したい要望に応えるためには、BBゲ
ームの終了回数を遊技中止条件とし、その条件が1回の
ものと3回のものを予め用意しておく。そして、遊技中
止条件選択手段により、通常の営業日には、BBゲーム
の終了回数が1回である遊技中止条件を選択し、特定の
営業日には、BBゲームの終了回数が3回である遊技中
止条件を選択すればよい。
【0010】遊技中止条件選択手段により選択される遊
技中止条件は、種々考えられ、店舗からの要望などに応
じて、その数や内容などを適宜決定する。尚、選択対象
となる複数の遊技中止条件の内容は、互いに異なるBB
ゲームの終了回数等のように同種のものである必要はな
く、BBゲームの終了回数と遊技者に払い出されたメダ
ル枚数等のように異種のものであってもよい。また、上
記遊技中止条件選択手段は、ディップスイッチ等の機構
的なものや、所定のコンピュータプログラムに従って実
行される設定画面に従って遊技中止条件を選択するメモ
リスイッチ等の制御的なものなど、人的に操作される手
段を用いることができる。また、上記遊技中止条件選択
手段は、遊技中止条件を選択するための抽選手段など、
人的に操作されない手段であってもよい。また、遊技中
止手段としては、本図柄合わせ遊技機における遊技進行
の機能を一時的に停止させるものを用いることができ
る。また、遊技中止手段としては、遊技中止条件が満た
された旨を店員等に報知するための報知手段を用いるこ
ともできる。この場合、その報知を受けた店員等が、そ
の報知に係る図柄合わせ遊技機で遊技する遊技者の遊技
をやめさせることになる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の図柄
合わせ遊技機において、上記遊技中止条件選択手段は、
オペレータにより操作される操作手段を有し、該操作手
段により操作されたオペレータの操作内容に応じて、上
記遊技中止条件を選択することを特徴とするものであ
る。
【0012】この図柄合わせ遊技機においては、遊技中
止条件選択手段に、遊技者ではない店員等のオペレータ
により操作される操作手段が設けられ、オペレータが操
作手段を操作することにより、その操作内容に応じて遊
技中止条件が選択される。これにより、オペレータは、
操作手段を操作することにより、遊技中止手段が用いる
遊技中止条件を選択することができる。この操作手段
は、遊技中止条件を選択するための専用の操作手段であ
っても、他の用途に使用される既存の操作手段であって
もよい。ここで、遊技中止条件を遊技者が自由に選択で
きるとすると、店舗等の正常な業務が阻害されるおそれ
がある。そこで、この操作手段は、店員等のオペレータ
以外の者が操作できないようにするのが望ましい。例え
ば、オペレータが所持する鍵がないと触れることができ
ない遊技機内部に操作手段を配置したり、あるいは、操
作手段の操作手順をオペレータしか知らない複雑なもの
としたりする。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の図柄合わせ遊技機において、上記遊技中止条件選択手
段により選択された遊技中止条件を示す設定データを記
録する設定データ記録媒体を有し、上記遊技中止手段
は、遊技者の遊技中に、上記設定データ記録媒体に記録
された設定データが示す遊技中止条件が満たされたと
き、該遊技を中止することを特徴とするものである。
【0014】この図柄合わせ遊技機においては、遊技中
止条件選択手段により選択された遊技中止条件を示す設
定データを設定データ記録媒体に記録しておく。そし
て、遊技中止手段は、設定データ記録媒体に記録された
設定データが示す遊技中止条件が、遊技者の遊技中に満
たされたときに、その遊技を中止する。この設定データ
は、複数の遊技中止条件の内容を識別するための識別番
号等であっても、遊技中止条件選択手段により選択され
た遊技中止条件の内容そのものであってもよい。前者の
場合には、例えば、複数の遊技中止条件の内容を記録す
る記録媒体を用意しておき、電源投入時等に、その記録
媒体から、設定データ記録媒体に記録されている識別番
号等に対応する遊技中止条件の内容を読み出す。本図柄
合わせ遊技機においては、遊技中止条件選択手段とし
て、例えば、所定のコンピュータプログラムに従って実
行される設定画面に従って、遊技中止条件の設定内容を
入力したり、予め用意されている複数の設定内容の中か
ら選択したりするものを用いることができる。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項1、2又
は3の図柄合わせ遊技機において、上記特典付与手段に
より遊技者に所定の特典が付与された特典付与回数をカ
ウントする特典付与回数カウント手段と、上記特典付与
回数カウント手段によりカウントされた特典付与回数を
リセットする特典付与回数リセット手段とを有し、上記
複数の遊技中止条件は、上記所定の特典が付与される特
典付与回数であり、上記遊技中止手段は、遊技者の遊技
中に、上記特典付与回数カウント手段によりカウントさ
れた特典付与回数が、上記遊技中止条件選択手段により
選択された遊技中止条件に係る特典付与回数に達した
後、直ちに又は所定の遊技中止タイミングが訪れたとき
に、該遊技を中止することを特徴とするものである。
【0016】この図柄合わせ遊技機においては、特典付
与手段により遊技者に所定の特典が付与される互いに異
なる特典付与回数を、それぞれの遊技中止条件とする。
そして、特典付与回数カウント手段により、その所定の
特典が付与された特典付与回数をカウントし、その特典
付与回数が、遊技中止条件選択手段により選択された遊
技中止条件に係る特典付与回数に達した場合、遊技中止
手段により、直ちに又は所定の遊技中止タイミングが訪
れたときに、その遊技が中止される。ここで、所定の特
典は、可変表示装置の表示結果が所定の入賞図柄となっ
たときに、その入賞図柄に係る入賞態様に応じて、特典
付与手段により遊技者に与えられるものであって、本図
柄合わせ遊技機の構成や、店舗の運営方針等により、適
宜決定される。例えば、上記所定の特典として、遊技者
がリプレイできるという特典を用いた場合、そのリプレ
イ回数が500回、1000回、2000回であるとい
う3つの遊技中止条件を用意することができる。この場
合、遊技中止条件となるリプレイ回数に達した直後のタ
イミングや、そのリプレイ回数に達した後に最初に行わ
れるBBゲームが終了したタイミング等の遊技中止タイ
ミングが訪れたときに、遊技が中止される。
【0017】また、請求項5の発明は、請求項4の図柄
合わせ遊技機において、上記所定の特典は、遊技者にと
って最も有利な特典であることを特徴とするものであ
る。
【0018】この図柄合わせ遊技機においては、遊技者
にとって最も有利な特典を上記所定の特典として用い、
その特典の付与回数が、遊技中止条件選択手段により選
択された遊技中止条件に係る特典付与回数に達したと
き、遊技中止手段により遊技が中止される。この「遊技
者にとって最も有利な特典」とは、特典付与手段により
遊技者に付与される特典の中で、遊技者が遊技中に最も
期待する特典であって、例えば、本図柄合わせ遊技機が
パチンコ店に設置されるいわゆるパチスロ機である場
合、遊技者の最大の遊技目的であるメダル獲得に関し
て、遊技者とって最も有利なBBゲームに移行するとい
う特典が挙げられる。
【0019】また、請求項6の発明は、請求項1、2又
は3の図柄合わせ遊技機において、遊技者に対して払い
出された遊技価値の払出量をカウントする払出量カウン
ト手段と、上記払出量カウント手段によりカウントされ
た払出量をリセットする払出量リセット手段とを有し、
上記複数の遊技中止条件は、遊技者に対して払い出され
る遊技価値の払出量であり、上記遊技中止手段は、遊技
者の遊技中に、上記払出量カウント手段によりカウント
された払出量が、上記遊技中止条件選択手段により選択
された遊技中止条件に係る払出量に達した後、直ちに又
は所定の遊技中止タイミングが訪れたときに、該遊技を
中止することを特徴とするものである。
【0020】この図柄合わせ遊技機においては、遊技者
に対して払い出される互いに異なる遊技価値の払出量
を、それぞれの遊技中止条件とする。そして、払出量カ
ウント手段により、遊技者に対して払い出された遊技価
値の払出量をカウントし、その払出量が、遊技中止条件
選択手段により選択された遊技中止条件に係る払出量に
達した場合、遊技中止手段により、直ちに又は所定の遊
技中止タイミングが訪れたときに、その遊技が中止され
る。ここで、「遊技価値」とは、遊技を行うために遊技
者から遊技機へ支払われ、遊技結果に応じて遊技機から
遊技者へ払い出されるものであって、メダルやこれに相
当する電子データ等をいう。また、「払出量」には、遊
技者に対して払い出された遊技価値量のほか、遊技者が
実質的に獲得した遊技価値量すなわち遊技者に払い出さ
れた遊技価値量から遊技者が遊技機に支払った遊技価値
量を差し引いて得られる遊技価値量も含まれる。尚、遊
技中止タイミングは、上記請求項4の図柄合わせ遊技機
の場合と同様である。
【0021】また、請求項7の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6の図柄合わせ遊技機において、上記遊
技中止条件選択手段により選択された遊技中止条件が満
たされるのに必要な残りの条件を報知する残り条件報知
手段を有することを特徴とするものである。
【0022】この図柄合わせ遊技機においては、残り条
件報知手段により、遊技中止条件選択手段により選択さ
れた遊技中止条件が満たされるのに必要な残りの条件が
報知される。よって、例えば、遊技中の遊技者は、残り
条件報知手段による報知を受けることで、遊技中止条件
が満たされるためにはどの条件が必要なのかとか、あと
どのくらいで打ち止めになるのかとかを知ることができ
る。これにより、例えば、打ち止めしたくない遊技者に
対しては、残りの条件が満たされないように工夫する機
会を与え、打ち止めしたい遊技者に対しては、逆に、残
りの条件が早く満たされるように工夫する機会を与える
ことができる。
【0023】上記残り条件報知手段は、ランプを点灯又
は点滅させる照明装置や、液晶ディスプレイ等の画像表
示装置など、遊技者の視覚を通じて報知する視覚報知手
段を用いることができる。また、音楽や音声等の音を出
力する音出力手段等の遊技者の聴覚を通じて報知する聴
覚報知手段や、遊技者の触覚を通じて報知する触覚報知
手段などを用いることもできる。また、これら視覚報知
手段、聴覚報知手段、触覚報知手段等を併用したものを
用いることもできる。
【0024】また、請求項8の発明は、複数種の図柄を
可変表示する可変表示装置の表示結果が所定の入賞図柄
となったとき、該入賞図柄に係る入賞態様に応じた特典
を付与する図柄合わせ遊技機を、遊技者の遊技中に所定
の遊技中止条件が満たされたときに該遊技を中止するよ
うに制御する遊技中止制御方法において、遊技者の遊技
を中止するための複数の遊技中止条件の中から1つを選
択する遊技中止条件選択工程と、遊技者の遊技中に、上
記遊技中止条件選択工程で選択された遊技中止条件が満
たされたとき、該遊技を中止させるために、上記図柄合
わせ遊技機を制御する遊技中止工程とを有することを特
徴とするものである。
【0025】この遊技中止制御方法においては、請求項
1の図柄合わせ遊技機における各手段により行われる処
理を、各工程で実行することができる。具体的には、遊
技者の遊技中に、遊技中止条件選択工程で選択された遊
技中止条件が満たされたとき、遊技中止工程において、
図柄合わせ遊技機を制御して、その遊技を中止させるこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図柄合わせ遊技
機としてのスロットマシンに適用した一実施形態につい
て説明する。まず、本実施形態に係るスロットマシンの
基本的な構成について説明する。図2は、本実施形態に
係るスロットマシンの外観斜視図である。このスロット
マシン1は、箱型の筺体2、この筺体2の前面側に開閉
自在に取り付けられた前面パネル3などを有する。前面
パネル3には、後述の可変表示装置としての切替表示ユ
ニットの一部を構成する表示窓4、メダル投入口5、ス
タートレバー6、可変表示停止装置を構成する3つの停
止ボタン7a,7b,7c、クレジット精算ボタン8、
スピーカ9、メダル払出ロ10aを有するメダル受皿1
0、残り条件報知手段を構成する報知パネル11、ライ
ン表示部12、ゲーム表示部13、カウント表示部1
4、BET操作部15などが設けられている。なお、停
止ボタン7a,7b,7cには、ランプ機能付きのもの
が用いられている。
【0027】図3は、上記報知パネル11の断面図であ
る。この報知パネル11は、上記前面パネル3の前面側
上部に設けられる略半球状の透明アクリル部材11a
と、その透明アクリル部材11aの背後に設けられた5
個の発光体11b,11c,11d,11e,11fと
を有している。5個の発光体は、それぞれ、黄色発光す
る黄色発光体11b、赤色発光する赤色発光体11c、
青色発光する青色発光体11d、緑色発光する緑色発光
体11e、紫色発行する紫色発光体11fである。これ
ら発光体11b,11c,11d,11e,11fは、
後述するサブ制御回路基板21に設けられた点灯制御回
路21gにより、点灯の有無、点滅等の発光タイミン
グ、発光強度などを個々に制御することができる。これ
ら発光体としては、発光ダイオードや色付電球などが利
用できる。
【0028】図4は、スロットマシン1の内部構造を示
す概略構成図である。筺体2の内部には、外周面上に複
数種の図柄がプリントされた3個の可変表示部としての
リール16a,16b,16cが組み込まれている。ま
た、CPUやROMその他種々の電子部品によって電子
回路が形成されたメイン制御回路基板17、遊技価値で
あるメダルを多数枚収容可能なメダルホッパ18aを持
つメダル払出装置18、特典付与回数リセット手段とし
てのリセットスイッチ19aや段階設定キースイッチ1
9bを有する設定操作部19、内部スピーカ20なども
組み込まれている。なお、これらリセットスイッチ19
a、段階設定キースイッチ19bは、一般遊技状態にあ
る一般遊技中で使用される後述の抽選テーブルを、「大
当たり」や「中当たり」の役の当選確率の高いものに設
定したり、低いものに設定したりするためのものであ
る。
【0029】上記3つのリール16a,16b,16c
(以下、適宜、それぞれを「左リール」、「中リー
ル」、「右リール」という。)は、それぞれ、ステッピ
ングモータで構成された図示しないリール駆動モータに
よって回転駆動するようになっている。また、これらに
は、図5(a)から(g)に示す7種類の図柄が、所定
の順序で21個プリントされている。なお、以下、図5
(a)〜(g)に示した図柄を、順に、「赤7」、「青
7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリ
ー」、「プラム」という。
【0030】図6は、前面パネル3の一部を示す詳細正
面図である。図において、各リール16a,16b,1
6cの所定の回転位置における約3コマ分の図柄は、表
示窓4を通して遊技者に視認されるようになっている。
この表示窓4には、リール16a,16b,16cを横
断する5本の入賞ラインILが描かれており、それぞ
れ、上段横並び、中段横並び、下段横並び、右斜め上並
び、右斜め下並びの入賞ラインを示している。これら入
賞ラインIL上に予め定められた入賞態様である役に係
る図柄の組合せ(入賞図柄)が揃う(以下、単に「役が
揃う」という。)と、メダル受皿10にメダルが払い出
されたり、リプレイが許可されたりする。なお、本実施
形態にかかるスロットマシン1では、5本の入賞ライン
ILを設けているが、入賞ライン数をこれより少なくあ
るいは多くしてもよい。また、入賞ラインは、遊技者に
より視認できるものでなく、スロットマシンの停止制御
を行う後述のCPU17aが認識できるものであればよ
い。
【0031】上記ライン表示部12は、1MEDALラ
ンプ12a、2つの2MEDALSランプ12b、2つ
の3MEDALSランプ12c、スタートランプ12d
などを備えている。1MEDALランプ12aは、表示
窓4の5本の入賞ラインILのうち、中段横並びの入賞
ラインの延長線上に配設されている。また、2つの2M
EDALSランプ12bは、それぞれ、上段横並び、下
段横並びの入賞ラインの延長線上に配設されている。ま
た、2つの3MEDALSランプ12cは、それぞれ、
右斜め上並び、右斜め下並びの入賞ラインの延長線上に
配設されている。
【0032】上記カウント表示部14は、クレジット表
示器14a、ボーナスカウント表示器14b、メダル払
出枚数表示器14cなどを備えている。また、上記BE
T操作部15は、1BETボタン15a、2BETボタ
ン15b(図中で15aの奥側に位置している。)、マ
ックスBETボタン15cなどを備えている。また、上
記ゲーム表示部13は、リプレイランプ13a、入賞ラ
ンプ13b、ゲームオーバーランプ13d、BBランプ
13e、レギュラーボーナス(以下、「RB」と省略す
る。)ランプ13f、メダル投入ランプ13gなどを備
えている。入賞ラインに役が揃って、「小当たり」、
「中当たり」あるいは「大当たり」した際には、入賞ラ
ンプ13bが点灯する。但し、「小当たり」のうちのリ
プレイ役が揃った際には、入賞ランプ13bの代わり
に、上記リプレイランプ13aが点灯する。また、「大
当たり」、「中当たり」が揃った際には、上記BBラン
プ13e、RBランプ13fが点灯する。また、ゲーム
開始前の状態で、且つ後述のメダルクレジットが50枚
未満の場合には、メダル投入ランプ13gが点滅し、メ
ダルの投入が可能である旨を遊技者に報知する。
【0033】図7は、スロットマシン1の電気回路の一
部を示すブロック図である。図示のように、スロットマ
シン1は、メイン制御回路基板17と、サブ制御回路基
板21とを備えている。
【0034】上記メイン制御回路基板17は、CPU1
7a、クロック発生回路17b、設定データ記録媒体と
してのROM17c、RAM17d、乱数発生回路17
e、データ送出回路17f、送出タイミング制御回路1
7g、入力ポート17h、出力ポート17iなどを有し
ている。クロック発生回路17bは、所定の周波数のク
ロック信号をCPU17aに出力する。また、ROM1
7cは、各種の制御プログラムや後述の抽選テーブル、
並びに、後述する遊技中止条件である打止条件の設定デ
ータテーブル及び現在の設定データなどのデータを格納
しており、これらをCPU17aに出力する。また、R
AM17dは、CPU17aによって演算された変数デ
ータなどを一時的に格納する。また、乱数発生回路17
eは、所定の周期毎に乱数を発生させてそのデータをC
PU17aに出力する。
【0035】また、上記サブ制御回路基板21は、上記
前面パネル3の裏側に配設され、このデータ入力回路2
1iの他、CPU21a、クロック発生回路21b、点
灯パターン用ROM21c、RAM21d、音響用RO
M21e、LSI21f、点灯制御回路21g、アンプ
回路21h、制御用ROM21jなどを備えている。ク
ロック発生回路21bは、所定の周波数のクロック信号
をCPU21aに出力する。点灯パターン用ROM21
cは、遊技者に対して、残りの打止条件を報知するため
に、上記報知パネル11の各発光体の点灯パターンの制
御プログラムが格納しており、必要に応じてこれらをC
PU21aに出力する。RAM17dは、CPU21a
によって演算された変数データなどを一時的に格納す
る。音響用ROM21eは、各種の音情報である音響デ
ータを格納しており、必要に応じてこれらをLSI21
fに出力する。
【0036】上記メイン制御回路基板のCPU17aに
は、入力ポート17hを介して、1BETボタン15
a、2BETボタン15b、マックスBETボタン15
c、スタートレバー6、停止ボタン7a,7b,7c、
クレジット精算ボタン8、段階設定キースイッチ19
b、リセットスイッチ19a、メダル投入センサ22、
左リール位置センサ25、中リール位置センサ26、及
び右リール位置センサ27からの出力信号が入力される
ようになっている。また、メダル払出センサ23、メダ
ル満杯センサ24からの出力信号も入力されるようにな
っている。
【0037】また、上記CPU17aは、出力ポート1
7iを介して、左リール駆動モータ28、中リール駆動
モータ29、右リール駆動モータ30、メダル払出装置
18のメダル払出モータ18b、メダルブロックソレノ
イド31、1MEDALランプ12a、2MEDALS
ランプ12b、3MEDALSランプ12c、スタート
ランプ12d、リプレイランプ13a、入賞ランプ13
b、ゲームオーバーランプ13d、BBランプ13e、
RBランプ13f、メダル投入ランプ13g、クレジッ
ト表示器14a、ボーナスカウント表示器14b、及び
メダル払出枚数表示器14cに制御信号を出力するよう
になっている。
【0038】遊技者によって図示しないメダルがメダル
投入口5に投入されると、このメダルは図示しない通路
を通ってメダルホッパ18a(図4参照)に落ちる。こ
の通路には、規定よりも小さいメダルを落とし込んでメ
ダル払出ロ10a(図2参照)に戻すための落下口、メ
ダルの通過を阻止してメダル払出ロ10aに戻したり許
可したりするためのメダルブロックソレノイド、通過し
たメダルを1つずつ検知するためのフォトセンサ等で構
成されたメダル投入センサなどが設けられている。メダ
ルを検知したメダル投入センサ22から出力されるメダ
ル検知信号は、上記メイン制御回路基板17のCPU1
7aに送られる。
【0039】投入されたメダルがメダル投入センサ22
に検知された後、メダルホッパ18aに落ちて正式に受
け付けられると、CPU17aは、前面パネル3の1M
EDALランプ12aが点灯させるとともに、スタート
ランプ12dを点滅させる。各MEDALランプ12
a,12b,12cの点灯は、それぞれ対応する入賞ラ
インILが有効になったことを示しており、有効な入賞
ラインIL上に役が揃わないと、有効でない入賞ライン
上で役が揃っても入賞とはならない。また、スタートラ
ンプ12dの点滅は、ゲームの開始が許可され得る状態
になった旨を示す。
【0040】メイン制御回路基板17のCPU17a
は、遊技者によりスタートレバー6が操作されると、ま
ず、スタートランプ12dの点滅を消すとともに、リー
ル16a,16b,16cの回転駆動を開始させる。そ
して、CPU17aは、入賞態様選択手段として機能
し、乱数発生回路17eから送られてくる乱数のデータ
を、ROM17に記憶されている抽選テーブルに照らし
合わせる。この抽選テーブルは、各乱数と、入賞態様で
あるそれぞれの役又はハズレとを関連付けるものであ
る。このように関連付けられることで、各種の役がそれ
ぞれ所定の確率で内部当選したり、ハズレが所定確率で
発生したりする。
【0041】リール16a,16b,16cの所定の回
転位置は、エンコーダ等のリール位置センサ25,2
6,27によってそれぞれ検知される。そして、CPU
17aは、各リール位置センサ25,26,27からの
出力信号に基づいて、リール16a,16b,16cの
回転速度を演算していく。回転開始直後は、リール16
a,16b,16cが安定した速度で回転していない。
このとき、停止ボタン7a,7b,7c(図2参照)が
操作されても、対応するリールにおける各図柄の回転位
置を正確に検知して、いわゆる各図柄の「引込み」や
「蹴り飛ばし」と呼ばれる停止制御を行うことができな
い。そこで、CPU17aは、リール16a,16b,
16cの回転速度が安定化するまで、停止ボタン7a,
7b,7cからの出力信号を受け付けないようになって
いる。リール16a,16b,16cの回転速度が安定
化すると、停止ボタン7a,7b,7cのランプを点灯
させて、これらボタンの操作が可能になった旨を報知す
る。
【0042】停止ボタン7a,7b,7cが遊技者によ
って押下されると、CPUは、停止制御手段として機能
し、その押下タイミングと抽選結果とに基づいて、「引
込み」や「蹴り飛ばし」を行いながらリール16a,1
6b,16cを停止させる。具体的には、「引込み」で
は、内部当選した役に対応する図柄が停止ボタン7a,
7b,7cの押下時に有効な入賞ラインIL上になく、
これよりも回転上流側の4コマ分の引込範囲(停止制御
範囲)内にある場合に、その図柄を入賞ラインILの位
置まで回転移動させてからリール16a,16b,16
cの回転を停止させる。また、「蹴り飛ばし」では、内
部抽選結果がハズレであるにもかかわらず、有効な入賞
ライン上に役が揃いそうな場合には、その役に係る図柄
を、有効な入賞ラインIL上に停止させないように、4
コマ分を限度としてリール16a,16b,16cを追
加回転させて停止させる。リール16a,16b,16
cの回転を停止させると、直ちに上記メダル投入ランプ
13gを点滅させ、メダルの投入が可能である旨を報知
する。
【0043】一方、リール16a,16b,16cの停
止により、有効な入賞ラインIL上に役が揃うと入賞と
して取扱い、まず、1MEDALランプ12a、2つの
2MEDALSランプ12b、2つの3MEDALSラ
ンプ12cのうち、役が揃った入賞ラインILの延長線
上にあるものを点滅表示させる。例えば、下段横並びの
入賞ラインIL上で後述の「RB役」が揃った場合に
は、2つの2MEDALSランプ12bのうち、図6中
下側にあるものを点滅表示させるとともに、上記RBラ
ンプ13fを点灯させる。次に、CPU17aは、特典
付与手段として機能し、カウント表示部14のメダル払
出枚数表示器14cに、入賞した役に対応するメダル払
出枚数を表示させるとともに、クレジット表示器14a
のメダルクレジットをこのメダル払出枚数の分だけ増加
させる。但し、増加させている途中でメダルクレジット
が50に達した場合には、残りの枚数のメダルを上記メ
ダル払出装置18によって払い出させる。
【0044】また、上記CPU17aは、上記報知パネ
ル11を介して、遊技者に対して、残りの打止条件を報
知するために、データ送出回路17fに報知用制御信号
を出力するようになっている。データ送出回路17fに
出力された報知用制御信号は、ここに一時的に蓄えられ
た後、送出タイミング制御回路17gからの出力信号に
基づいて、サブ制御回路基板21のデータ入力回路21
iに出力される。
【0045】上記サブ制御回路基板21のCPU21a
は、上記データ入力回路21iから上記報知用制御信号
に対応する各種データを、上記報知パターン用ROM2
1cから読み込んで上記表示回路21gに出力する。更
に、この報知用制御信号に対応する音響出力命令信号を
上記LSI21fに出力する。上記点灯制御回路21g
は、所定の報知パターン制御プログラムを実行するCP
U21aの命令に従って、上記報知パネル11の各発光
体11b,11c,11d,11e,11fの点灯制御
を行う。上記LSI21fは、上記CPU21aから受
信した上記音響出力命令信号に対応する音響データを、
上記音響用ROM21eから読み込んで上記アンプ回路
21hに出力する。このアンプ回路21hは、LSI2
1fから受信した上記音響データに所定の処理を施した
後、音量声調整基板32の音量調整回路32aを介して
スピーカ9、内部スピーカ20に出力する。この出力に
より、ゲームの進行状況に応じた音響がスピーカ9、内
部スピーカ20から出力される。
【0046】本スロットマシン1における遊技状態は、
通常時の一般遊技状態と、その一般遊技状態にある一般
遊技中に「中当たり」や「大当たり」の役が入賞するこ
とで移行する特別遊技状態とに大別される。下記の表1
に、スロットマシン1における遊技状態と、各遊技状態
における入賞態様と、入賞態様である役が入賞したとき
に払い出されるメダル数との関係を示す。また、下記の
表2に、本スロットマシン1における遊技状態の切替条
件を示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】表1に示すように、一般遊技状態では、入
賞態様が「大当たり」、「中当たり」、「小当たり」に
大別できる。一般遊技状態で「小当たり」となる入賞態
様、いわゆる「小役」としては、「チェリー−ANY
(図柄を問わず)−ANY(図柄を問わず)」からなる
「チェリー役」、「スイカ−スイカ−スイカ」からなる
「スイカ役」、「ベル−ベル−ベル」からなる「ベル
役」、「赤7−ベル−ベル」からなる「赤7ベル役」、
「青7−ベル−ベル」からなる「青7ベル役」、「プラ
ム−プラム−プラム」からなる「リプレイ役」が定めら
れている。そして、それぞれが入賞ラインIL上に揃う
と、2枚、5枚、8枚、5枚、5枚、0枚のメダルが払
い出される。なお、「リプレイ役」ではメダルの払出し
が行われないが、同じメダル投入条件で次のゲームをや
り直すことができる。
【0050】また、一般遊技状態で「中当たり」となる
入賞態様である「RB役」は、「BAR−BAR−BA
R」の図柄の組合せに対応する。「RB役」が有効な入
賞ラインIL上に揃うと、まず、15枚のメダルが払い
出された後、遊技状態が一般遊技状態から、特別遊技状
態のRB遊技に切り替えられる。このRB遊技は、「ジ
ャック当たり」となる「ジャック入賞役」しか定められ
ていないジャックゲームを行うものであり、このジャッ
クゲームでは、中段横並びの入賞ラインILのみを有効
にして行う。このRB遊技は、累計で12回のジャック
ゲームが実施されるか、あるいは、合計で「ジャック当
たり」が8回入賞すると、一般遊技状態に戻される。R
B遊技中の「ジャック入賞役」には、「プラム−プラム
−プラム」からなる図柄の組合せと、「BAR−プラム
−プラム」からなる図柄の組合せが対応しており、それ
ぞれの図柄の組合せが中段横並びの入賞ラインILに揃
うとメダルが15枚払い出される。RB遊技中のジャッ
クゲームでは、RB遊技専用の抽選テーブルが用いら
れ、「ジャック入賞役」が極めて高確率で内部当選する
ようになっている。よって、遊技者は、一般遊技状態で
は獲得することができないような大量のメダルを獲得す
ることができる。
【0051】また、一般遊技状態で「大当たり」となる
入賞態様である「BB役」は、「赤7−赤7−赤7」と
「青7−青7−青7」の図柄の組合せに対応する。「B
B役」が内部当選した場合の引込図柄については、停止
ボタン7a,7b,7cうち、初めに押下されたものに
対応するリールの回転位置に基づいて決定される。具体
的には、このリールにおける「赤7」が有効な入賞ライ
ンIL又は引込範囲内にあるときは全てのリールについ
て「赤7」が引込み制御され、「青7」が入賞ラインI
L又は引込範囲内にあるときには全てのリールについて
「青7」が引込み制御される。「BB役」が有効な入賞
ラインIL上に揃うと、まず、15枚のメダルが払い出
された後(メダルクレジットの加算を含む、以下同
様)、遊技状態が一般遊技状態から、特別遊技状態のB
B遊技に切り替えられる。
【0052】BB遊技では、まず、「BB役」が定めら
れていない高確率一般遊技モード(以下、「BB中一般
遊技」という。)が実施される。このBB中一般遊技
は、累計で3回のRB遊技が実施されるか、あるいは、
このBB中一般遊技における累計ゲーム回数が30回に
達するかすると、一般遊技状態に戻される。また、BB
中一般遊技で「RB役」が入賞すると、遊技状態がRB
遊技を行う遊技状態に切り替えられる。そして、RB遊
技が終了した時点で、RB遊技状態の実施回数が累計で
3回に達していない場合にはBB中一般遊技に戻され、
達している場合には一般遊技状態に戻される。尚、BB
中一般遊技における「RB役」には、「プラム−プラム
−プラム」からなる図柄の組合せが対応している。
【0053】BB中一般遊技における「小役」として
は、「赤7ベル役」及び「青7ベル役」の2種類が定め
られている。これらに対応するメダルの払出枚数は一般
遊技状態の払出し枚数より多く設定される。さらに、こ
のBB中一般遊技では、BB遊技専用の抽選テーブルが
用いられ、「小役」や、中当たりである「RB役」が極
めて高確率で内部当選するようになっている。よって、
遊技者は、BB遊技において、最大で、RB遊技3回分
のメダルと、BB中一般遊技の「小役」で獲得するメダ
ルを獲得することができる。
【0054】図8は、本スロットマシン1における遊技
状態の切り替えの流れを示すフロー図である。上記表2
及び図8に示すように、一般遊技状態で「RB役」が入
賞した場合には、遊技状態が特別遊技状態としてのRB
遊技を行う遊技状態に切り替えられる。このRB遊技
は、条件1が具備されると、即ち、上述のようにジャッ
クゲームの実施回数が12回になるかあるいは「ジャッ
ク当たり」が8回入賞すると、一般遊技状態に戻され
る。
【0055】また、一般遊技状態で「BB役」が入賞し
た場合には、上述のように、遊技状態がBB中一般遊技
を行う遊技状態に切り替えられ、そのBB中一般遊技中
に「RB役」が入賞すると、遊技状態が更にRB遊技を
行う遊技状態に切り替えられる。このRB遊技におい
て、RB遊技の終了条件である上記条件1が具備され、
且つそのときのRB遊技の実施回数が3回に達していな
いとき(条件2が具備されるとき)は、遊技状態がBB
中一般遊技を行う遊技状態に戻される。また、上記条件
1が具備され、且つそのときのRB遊技の実施回数が3
回に達しているとき(条件3が具備されるとき)は、遊
技状態が一般遊技状態に戻される。更に、BB中一般遊
技において、条件4が具備される、即ち、累積ゲーム回
数が30回に達すると、例えRB遊技の実施回数が3回
に達していなくても、遊技状態が一般遊技状態に戻され
る。
【0056】なお、一般遊技状態では、「BB役」や
「RB役」の当選確率が「小役」の当選確率に比べて遙
かに低くなっており、取りこぼしによってこれらの内部
当選を無効にしてしまうと、遊技者に極めて大きな損害
を与えてしまう。このため、取りこぼされた「BB役」
や「RB役」については、入賞するまで、その内部当選
状態が持ち越されるようになっている。すなわち、一
度、「BB役」又は「RB役」が内部当選すると、その
後の一般遊技中では、その「BB役」又は「RB役」が
揃うまで「引き込み」がなされる。よって、その後の一
般遊技中で、遊技者が引込範囲内に入賞図柄が存在する
タイミングで3つのリール16a,16b,16cを停
止させれば、BB遊技又はRB遊技を行うことができ
る。但し、持ち越されている際にも小役抽選は行われ、
「小役」が内部当選した場合には、「RB役」や「BB
役」に係る図柄の「引き込み」よりも、「小役」に係る
図柄の「引き込み」が優先して行われる。
【0057】以下、本発明の特徴部分である遊技中止制
御方法の一例について説明する。本実施形態において
は、上記BB遊技の終了した回数を特典付与回数とし
て、本スロットマシンを打ち止めするための遊技中止条
件である打止条件としている。また、本実施形態におい
ては、打止条件となる打止回数(BB遊技終了回数)を
1回〜8回まで設定変更することができる。
【0058】図1は、本実施形態に係る打止条件設定の
流れを示すフローチャートである。まず、本スロットマ
シンが設置される店舗のオペレータである店員は、前面
パネル3を開け、電源を切った状態で、図4に示す段階
設定キースイッチ19bに、所定のキーを差し込む。そ
して、そのキーを回した状態で電源を投入する(S
1)。これにより、メイン制御回路基板17のCPU1
7aは、電源投入後、ROM17cに格納されている打
止設定プログラムを実行し、操作手段として機能するス
タートレバー6及びストップボタン7a,7b,7cと
ともに、遊技中止条件選択手段として機能する。尚、C
PU17aに打止設定プログラムを実行させる手順は、
上述のようなキーを回した状態で電源を投入する手順に
限らず、例えば、装置内部に、CPU17aに打止設定
プログラムを実行させるための専用のスイッチを設け、
これをONにする手順であってもよい。
【0059】打止設定プログラムを実行するCPU17
aは、まず、ROM17cに格納されている現在の設定
データを読み出す。そして、その設定データに係る設定
番号及び打止回数を、ボーナスカウント表示器14bに
表示させるための制御信号を、出力ポート17iを介し
て出力する。これにより、ボーナスカウント表示器14
bには、現在設定されている設定番号及びその打止回数
が表示される(S2)。店員は、本スロットマシンの打
止条件を変更する場合、ボーナスカウント表示器14b
に表示されている設定番号及び打止回数を見ながら、ス
タートレバー6を押し下げる(S3)。この操作内容
は、入力ポート17hを介してCPU17aに入力され
る。これにより、CPU17aは、下記の表3に示すR
OM17cに格納されている設定データテーブルから、
次の設定番号及びその打止回数を読み出し(S4)、こ
れらをボーナスカウント表示器14bに表示させる(S
2)。
【0060】
【表3】
【0061】このようにスタートレバー6を操作して、
所望の設定データがボーナスカウント表示器14bに表
示されたら、オペレータは、ストップボタン7a,7
b,7cのいずれかを押す(S5)。この操作内容は、
入力ポート17hを介してCPU17aに入力される。
これにより、CPU17aは、ボーナスカウント表示器
14bに表示されている設定データを、現在の設定デー
タとしてROM17cに記録する(S6)。この後、C
PU17aは、通常の電源投入時と同じ処理を実行し
て、本スロットマシンを通常の遊技が行える状態に起動
する。
【0062】上記の打止条件設定において、オペレータ
が現在の設定データを設定番号「3」に設定した場合、
本スロットマシンでは、BB遊技が3回行われたら、そ
の時点で打ち止めとなる。
【0063】図9は、本実施形態における打止制御の流
れを示すフローチャートである。CPU17aは、BB
遊技が終了したら、ROM17cに格納されている打止
制御プログラムを実行し、遊技中止手段として機能す
る。そして、CPU17aは、まず、特典付与回数カウ
ント手段として機能し、特典付与回数であるBB遊技の
終了した回数を示すRAM17bに記録されたカウント
データJに、「1」を加算する処理を行う(S11)。
次に、CPU17aは、ROM17cに格納されている
現在の設定データである設定番号「3」の打止回数デー
タKを読み出す(S12)。そして、RAM17bに記
録されているカウントデータJと、読み出した打止回数
データKとを比較する(S13)。
【0064】上記S13における比較の結果、カウント
データJが打止回数データKと同じではない、すなわ
ち、カウントデータJが打止回数データKにまだ達して
いないと判断された場合、CPU17aは、報知パネル
11を用いて、遊技者に対して、あと何回BB遊技を行
ったら打ち止めになるのかを知らせる残り回数報知の処
理を行う(S14)。この処理では、まず、打止回数デ
ータKからカウントデータJを差し引いて、残り回数を
算出し、その残り回数に対応する点灯パターンで、報知
パネル11を点灯させるための報知用制御信号を、デー
タ送出回路17fを介して、サブ制御回路基板21に出
力する。この報知用制御信号を受けたサブ制御回路基板
21のCPU21aは、その報知用制御信号に対応する
報知パターン制御プログラムを点灯パターン用ROM2
1cから読み出す。そして、その報知パターン制御プロ
グラムに従って、点灯制御回路21gを制御し、報知パ
ネル11の各発光体11b,11c,11d,11e,
11fの点灯を制御する。これにより、遊技者は、報知
パネル11を見ることで、その点灯パターンにより、あ
と何回BB遊技を行ったら打ち止めになるのかを知るこ
とができる。
【0065】尚、本実施形態では、報知パネル11を用
いて、遊技者の視覚を通じて残り回数を知らせる構成で
あるが、この構成とは別に又はこの構成と併用して、例
えば、音声等を用いて、遊技者の聴覚を通じて残り回数
を知らせる構成としてもよい。この場合、例えば、上記
報知用制御信号を受け取ったCPU21aは、その報知
用制御信号に対応する音響出力命令信号をLSI21f
に出力する。これを受けたLSI21fは、その音響出
力命令信号に対応する音響データを、音響用ROM21
eから読み込んでアンプ回路21hに出力し、スピーカ
9、内部スピーカ20から音声等を出力する。これによ
り、遊技者は、例えば、「あと2回のビッグボーナスゲ
ームを終えたら、打ち止めです。」というような音声を
聞くことにより、あと何回BB遊技を行ったら打ち止め
になるのかを知ることができる。
【0066】このようにして、残り回数を報知した後、
CPU17aは、打止制御プログラムを終了し、通常の
遊技を進行する。
【0067】一方、上記S13における比較の結果、カ
ウントデータJが打止回数データKと同じである、すな
わち、カウントデータJが打止回数データKに達したと
判断された場合、CPU17aは、各部を制御し、例え
ば、スタートレバー6の操作を無効にして、遊技者が遊
技を行えない状態にする(S15)。そして、CPU1
7aは、報知パネル11や、各種ランプを点滅させると
ともに、スピーカ9,20から店員に打ち止めを知らせ
る音を出力する打止報知の処理を行う(S16)。この
処理におけるCPU17a等の動作は、上述した残り回
数報知と同様である。これにより、店員は、そのスロッ
トマシンが打ち止めであることを知ることができる。
【0068】このようにして打ち止めを知った店員は、
遊技者に、メダルを景品に交換するように促す。その
後、店員は、前面パネル3を開け、装置内部のリセット
スイッチ19aを押す(S17)。この操作内容は、C
PU17aに入力され、CPU17aは、RAM17b
に記録されているカウントデータを「0」にリセットす
る(S18)。そして、CPU17aは、打止制御プロ
グラムを終了し、通常の遊技を進行する。
【0069】尚、本実施形態では、報知パネル11やス
ピーカ9,20を用い、発光色の違いや音の違いによ
り、打止になるまでのBB遊技終了回数の残り回数を知
らせる構成について説明したが、本スロットマシンに液
晶ディスプレイ等を搭載し、この液晶ディスプレイを利
用して、残り回数を報知することも可能である。また、
停止ボタン7a,7b,7cに振動させるなどして、遊
技者の触覚を通じて報知する報知方法を利用することも
できる。
【0070】また、本実施形態では、遊技中止条件であ
る打止条件として、上記表3に示す設定データテーブル
を用いたが、例えば、下記の表4及び表5に示すような
設定データテーブルを適宜用いてもよい。
【0071】
【表4】
【表5】
【0072】また、本実施形態では、遊技中止条件であ
る打止条件として、BB遊技の終了回数を用いたが、打
止条件の内容は、店舗等の要望やスロットマシンの遊技
内容などに応じて、種々のものを適宜採用することがで
きる。例えば、遊技の結果、スロットマシンから遊技者
に対して払い出されるメダル枚数を遊技中止条件である
打止条件として利用することもできる。この場合、打止
制御プログラムを実行するメイン制御回路基板17のC
PU17aを、払出量カウント手段及び払出量リセット
手段として機能させ、RAM17bに記録されたカウン
トデータJの加算処理及びリセット処理を行う。
【0073】また、本実施形態では、打止条件であるB
B遊技の終了回数に達した直後に遊技が中止される場合
について説明したが、打止条件が満たされた後、しばら
くしてから遊技を中止するようにしてもよい。例えば、
遊技者に対して払い出されるメダル枚数を打止条件とし
た場合、一般遊技中に打止条件が満たされたとしても、
最先のBB遊技が終了するまでは遊技を中止せず、最先
のBB遊技が終了するという遊技中止タイミングが訪れ
てから遊技を中止するようにしてもよい。
【0074】〔変形例〕また、本実施形態では、打止条
件設定を行うための遊技中止条件選択手段として、RO
M17cに記録されている設定データテーブルから1つ
の設定データを選択し、その設定データを現在の設定デ
ータとしてROM17cに記録するという、いわゆるメ
モリスイッチを採用している。これによれば、CPU1
7a等が実行するプログラムを変更するだけで、既存の
設備をそのまま利用して、打止条件設定を行うことがで
きるという利点があるが、この構成とは別に、例えば、
図10に示すようなディップスイッチ100等の他の遊
技中止条件選択手段を採用することもできる(変形
例)。本変形例に係るディップスイッチ100は、装置
内部に設けられ、上下2つの選択(設定1,設定2)を
行うことができる3つのスイッチ100a,100b,
100cから構成されている。よって、これらスイッチ
100a,100b,100cの組合せにより、8つの
異なる打止条件を設定することができる。尚、このディ
ップスイッチ100のような機構的なスイッチであれ
ば、上記実施形態のように、不揮発性メモリであるRO
M17aに、設定データテーブル及び現在の設定データ
を記録する必要がなく、ROM17aのメモリ領域を節
約することができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1乃至7の発明によれば、図柄合
わせ遊技機を打止状態とするための遊技中止条件が複数
あり、その遊技中止条件を選択することで、従来よりも
もっと細かく設定したいという要望が店舗から出た場合
に、その要望に応えることができるという優れた効果が
ある。
【0076】特に、請求項2の発明によれば、各店舗に
おいて、その店舗の営業方針等に応じた遊技中止条件を
設定することができるので、店舗ごとの要望に適切に応
えることができるという優れた効果がある。
【0077】また、請求項3の発明のよれば、所定のコ
ンピュータプログラムに従って遊技中止条件を選択する
ことができるので、既存の図柄合わせ遊技機の設備をそ
のまま利用することができるという優れた効果がある。
【0078】また、請求項4の発明によれば、遊技者の
遊技結果に応じて、図柄合わせ遊技機を打止状態にする
ので、店舗におけるペイアウト率等の管理が容易となる
という優れた効果がある。
【0079】また、請求項5の発明によれば、従来から
一般に遊技中止条件とされているBBゲームの終了回数
を、店舗等の運営方針により自由に設定することが可能
となるという優れた効果がある。
【0080】また、請求項6の発明によれば、遊技者に
払い出された遊技価値の払出量に応じて、図柄合わせ遊
技機を打止状態にするので、店舗におけるペイアウト率
等の管理を適切に行うことができるという優れた効果が
ある。
【0081】また、請求項7の発明のよれば、遊技者等
に、打ち止めになるまでの残りの条件を知らせることが
でき、遊技者等に打ち止めに対する対処方法等を考える
機会を与えることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るスロットマシンの打止条件設
定の流れを示すフローチャート。
【図2】同スロットマシンの外観斜視図。
【図3】同スロットマシンの報知パネルの断面図。
【図4】同スロットマシンの内部構造を示す概略構成
図。
【図5】(a)から(g)は、それぞれ同スロットマシ
ンの各リールに付される図柄を示す模式図。
【図6】同スロットマシンの前面パネルの一部を示す詳
細正面図。
【図7】同スロットマシンの電気回路の一部を示すブロ
ック図。
【図8】同スロットマシンにおける遊技状態の切り替え
の流れを示すフロー図。
【図9】同スロットマシンの打止制御の流れを示すフロ
ーチャート。
【図10】変形例に係るディップスイッチの概略構成
図。
【符号の説明】
1 スロットマシン 6 スタートレバー 7a,7b,7c 停止ボタン 9 スピーカ 11 報知パネル 16 リール 17 メイン制御回路基板 19a リセットスイッチ 19b 段階設定キースイッチ 20 内部スピーカ 21 サブ制御回路基板 100 ディップスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の図柄を可変表示する可変表示装置
    と、遊技者の操作により、上記可変表示装置の可変表示
    を停止させる可変表示停止装置と、上記可変表示装置の
    表示結果が所定の入賞図柄となったとき、該入賞図柄に
    係る入賞態様に応じた特典を付与する特典付与手段とを
    備えた図柄合わせ遊技機において、遊技者の遊技を中止
    するための複数の遊技中止条件の中から1つを選択する
    遊技中止条件選択手段と、遊技者の遊技中に、上記遊技
    中止条件選択手段により選択された遊技中止条件が満た
    された後、直ちに又は所定の遊技中止タイミングが訪れ
    たときに、該遊技を中止するための遊技中止手段とを有
    することを特徴とする図柄合わせ遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1の図柄合わせ遊技機において、上
    記遊技中止条件選択手段は、オペレータにより操作され
    る操作手段を有し、該操作手段により操作されたオペレ
    ータの操作内容に応じて、上記遊技中止条件を選択する
    ことを特徴とする図柄合わせ遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の図柄合わせ遊技機におい
    て、上記遊技中止条件選択手段により選択された遊技中
    止条件を示す設定データを記録する設定データ記録媒体
    を有し、上記遊技中止手段は、遊技者の遊技中に、上記
    設定データ記録媒体に記録された設定データが示す遊技
    中止条件が満たされたとき、該遊技を中止することを特
    徴とする図柄合わせ遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の図柄合わせ遊技機に
    おいて、上記特典付与手段により遊技者に所定の特典が
    付与された特典付与回数をカウントする特典付与回数カ
    ウント手段と、上記特典付与回数カウント手段によりカ
    ウントされた特典付与回数をリセットする特典付与回数
    リセット手段とを有し、上記複数の遊技中止条件は、上
    記所定の特典が付与される特典付与回数であり、上記遊
    技中止手段は、遊技者の遊技中に、上記特典付与回数カ
    ウント手段によりカウントされた特典付与回数が、上記
    遊技中止条件選択手段により選択された遊技中止条件に
    係る特典付与回数に達した後、直ちに又は所定の遊技中
    止タイミングが訪れたときに、該遊技を中止することを
    特徴とする図柄合わせ遊技機。
  5. 【請求項5】請求項4の図柄合わせ遊技機において、上
    記所定の特典は、遊技者にとって最も有利な特典である
    ことを特徴とする図柄合わせ遊技機。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3の図柄合わせ遊技機に
    おいて、遊技者に対して払い出された遊技価値の払出量
    をカウントする払出量カウント手段と、上記払出量カウ
    ント手段によりカウントされた払出量をリセットする払
    出量リセット手段とを有し、上記複数の遊技中止条件
    は、遊技者に対して払い出される遊技価値の払出量であ
    り、上記遊技中止手段は、遊技者の遊技中に、上記払出
    量カウント手段によりカウントされた払出量が、上記遊
    技中止条件選択手段により選択された遊技中止条件に係
    る払出量に達した後、直ちに又は所定の遊技中止タイミ
    ングが訪れたときに、該遊技を中止することを特徴とす
    る図柄合わせ遊技機。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の図柄合
    わせ遊技機において、上記遊技中止条件選択手段により
    選択された遊技中止条件が満たされるのに必要な残りの
    条件を報知する残り条件報知手段を有することを特徴と
    する図柄合わせ遊技機。
  8. 【請求項8】複数種の図柄を可変表示する可変表示装置
    の表示結果が所定の入賞図柄となったとき、該入賞図柄
    に係る入賞態様に応じた特典を付与する図柄合わせ遊技
    機を、遊技者の遊技中に所定の遊技中止条件が満たされ
    たときに該遊技を中止するように制御する遊技中止制御
    方法において、遊技者の遊技を中止するための複数の遊
    技中止条件の中から1つを選択する遊技中止条件選択工
    程と、遊技者の遊技中に、上記遊技中止条件選択工程で
    選択された遊技中止条件が満たされたとき、該遊技を中
    止させるために、上記図柄合わせ遊技機を制御する遊技
    中止工程とを有することを特徴とする遊技中止制御方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205011A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Aruze Corp 遊技機
JP2008212583A (ja) * 2007-03-08 2008-09-18 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2009101040A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Kita Denshi Corp 打止数管理装置

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