JP2002242209A - 木材化粧捨て型枠 - Google Patents

木材化粧捨て型枠

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JP2002242209A
JP2002242209A JP2001040636A JP2001040636A JP2002242209A JP 2002242209 A JP2002242209 A JP 2002242209A JP 2001040636 A JP2001040636 A JP 2001040636A JP 2001040636 A JP2001040636 A JP 2001040636A JP 2002242209 A JP2002242209 A JP 2002242209A
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panel
wood
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decorative
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JP2001040636A
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Kiyoshi Kamiyama
清 神山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木材利用の捨て型枠から打設コンクリート水分
の漏出を防止すると共に、木材が腐食した場合には、木
材部分のみを交換できるようにする。 【解決手段】軽量コンクリートパネルを打設コンクリー
ト側としたパネル本体2、パネル本体2の表面に木材を
緊結材で連接した化粧用の木材パネル3を着脱自在に取
り付け、打設コンクリートの水分をパネル本体で止め、
表面に漏出するのを防止した。また、木材パネルは、表
面化粧材としての機能だけを分担するようにしたので大
きな強度を必要とせず、組立精度を必要としないので木
材の加工が容易になった。また、木材が腐食した場合
は、木材パネルのみを交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材を利用して型
枠表面を化粧した捨て型枠に関し、 コンクリート構造
物の表面の外観を自然環境に溶けこませると共に、木材
の有効利用を図るものである。
【0002】
【従来の技術】杉、檜などの間伐材が多量に発生する
が、間伐材は建築材としては価値が低く利用価値がなか
った。近年、環境保護の観点からコンクリート構造物の
外観を自然に近づけることが要求されてきたので、間伐
材をパネル状にして捨型枠として利用することがおこな
われ、砂防ダム、擁壁、護岸などに応用されてきてい
る。例えば、特開平3−125726号(特公平7−2
6404号)は、落葉松材をパネル状にして型枠とし、
コンクリート構造物の表面に残置するものである。実開
平3−57265号、特開平5−57709号は、複数
本の間伐材を上下に積み重ねたパネル裏面の上下方向に
溝を設け、コ字状の連結金具を溝に嵌め込んでパネルの
各木材を固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の間伐材利用の捨
て型枠は、木材のみで構成されているため、木材の接合
部のシール処理が不十分であると、打設コンクリートの
セメント成分を含有する水分が接合部から木材の表面に
流出し、木材表面を汚染することがあった。そのため、
丸太状の木材の接触面を切削して平坦にして密着度を高
めたり、木材の接合面にゴムシートなどのシール材を貼
るなどの方策が採られていた。
【0004】また、木材のみで型枠を構成すると、乾燥
が十分でない木材の反りによってパネル型枠として使用
できなくなることがあるので、固定金具で木材を拘束し
て変形を防止しており、固定金具を設置する個所を更に
切削加工する必要があり、製造工程が多くなってコスト
の点で問題があった。さらに、木材は長年風雨に曝され
ると腐食し、構造物表面から脱落するなどの可能性があ
る。そこで、打設コンクリートの水分の漏出を防止し、
木材の加工工程を減少させ、木材を利用した捨て型枠を
経済的に製造できるようにし、更に、木材が腐食した場
合には、木材部分のみを簡易に交換できるようにするこ
とが、本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】軽量コンクリートパネル
を打設コンクリート側とし、パネル表面に木材を緊結材
で連接した木材化粧パネルを取り付けることにより、型
枠からのコンクリートの水分漏出を防止し、木材は表面
化粧材としての機能だけを分担するようにしたので、大
きな強度を必要とせず、製造工程を簡素化することがで
きる。
【0006】
【実施例】図1に示すように、捨て型枠1のパネル本体
2は、軽量コンクリート製の厚さ40mm、幅1000
mm、高さ500mmのパネルであり、カッターで容易
に切断できるものである。パネル本体2の裏面には、コ
ンクリートとの付着性を高めるため溝10が斜めに形成
してある。パネル本体2の4隅には2枚の鋼板からなる
ガイド20が設けてあり、捨て型枠1を縦横に積み重ね
る際に使用するもので、組立を容易にし整列させるもの
である。パネル本体2に要求される強度に応じて、ワイ
ヤメッシュ、エキスパンドメタル21を使用して補強す
る。
【0007】化粧用の木材パネル3は、直径80〜10
0mmの杉の間伐材30の上下面を切削して半割にした
ものを連接したものである。半割の間伐材に上下に貫通
する穴31を形成し、この穴31にステンレス製ボルト
32を挿入してナットで緊結し、間伐材30を一体化し
てパネルとした。木材パネル3のパネル本体2の固定用
ナットに対応する4隅には穴が設けてあり、ボルトでパ
ネル本体に着脱自在に固定する。
【0008】図2の木材化粧パネルは、表面に植栽穴3
6を設けた杉の間伐材を使用して組み立てたものであ
る。植栽穴36に植生基盤4をステープルで固定する。
植生基盤4は、土壌改良剤、保水剤、肥料、微生物の増
殖を促す有機質材を含むものであり、必要に応じて植物
の種子を混合する。
【0009】この捨て型枠1を用いて型枠工事をする場
合は、図4に示すように、1段目の捨て型枠1を構築す
る構造物表面の傾斜となるように傾斜させて固定し、捨
て型枠の裏面の上下から控えをとって固定する。パネル
本体2の4隅に設けてあるガイド20を利用して横方向
に捨て型枠を設置して連接する。この作業を繰り返して
横方向に1段目の型枠を形成する。
【0010】1段目の捨て型枠1の上に、2段目の捨て
型枠1をガイド20を利用して、型枠面が不揃いになら
ないように積み重ねる。上下のパネルの結合を強化する
ため、ガイド20及びパネルに固定穴を設けておき、固
定ピンまたはボルトでパネル本体が移動しないようにす
る。1段目と同様に、控えを設けて2段目の捨て型枠1
を固定する。2段目の上に3段目、更に4段目と積み上
げ、必要な高さに組み立て、構造物の後側の型枠を組立
てた後、コンクリートを打設する。
【0011】
【発明の効果】以上のように、打設コンクリートが接す
る側は軽量コンクリートパネルであり、コンクリートの
水分が従来の木材利用型枠のように漏出して木材表面を
汚染することがなく、必要に応じて所定の形状に切断で
きるので、型枠として活用できる。また、植栽用の穴を
設けた木材パネルは、構造物の構築後に植生基盤に植物
が繁茂して構造物表面を覆うので、景観が自然に近づい
たものとなる。化粧用の木材パネルと、型枠機能を有す
るパネルを分離し、木材パネルを着脱自在としたので、
木材パネルが腐食した場合は、新しいものに簡単に交換
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型枠の正面図。
【図2】本発明の型枠の背面図。
【図3】本発明の型枠の断面図。
【図4】本発明の型枠の使用状態の斜視図。
【符号の説明】
1 捨て型枠 2 パネル本体 3 木材パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽量コンクリートパネル表面に木材を緊結
    材で連接した木材パネルを取り付けた捨て型枠。
  2. 【請求項2】請求項1において、木材は、丸太材を半割
    したものである捨て型枠。
  3. 【請求項3】請求項1〜2のいずれかにおいて、木材に
    植栽穴を設けた捨て型枠。
  4. 【請求項4】請求項3において、植栽穴に植生基盤を設
    置した捨て型枠。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、木材パ
    ネルを着脱自在とした捨て型枠。
JP2001040636A 2001-02-16 2001-02-16 木材化粧捨て型枠 Pending JP2002242209A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120679A1 (ja) 2011-03-10 2012-09-13 Wpcコーポレーション株式会社 装飾用残存型枠及びコンクリート構造物の壁面構造
JP7289489B1 (ja) * 2022-11-04 2023-06-12 松井建材有限会社 残存型枠

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WO2012120679A1 (ja) 2011-03-10 2012-09-13 Wpcコーポレーション株式会社 装飾用残存型枠及びコンクリート構造物の壁面構造
US8769897B2 (en) 2011-03-10 2014-07-08 Wpc Corporation Remaining formwork for decoration, and wall surface structure of concrete structure
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