JPS6019558Y2 - 複合樹根ガ−ド盤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複合樹根ガード盤に係り、その目的は、樹根ガ
ード盤は街路樹や庭園樹などの樹根を保護すべき当該地
表面をカバーするためのもので、人や車輌タイヤによる
踏み固めを未然に防止するものであるが、本考案の目的
は、この樹根ガード盤を複合化するこそによって、より
便利な複合樹根ガード盤を提供するものである。

次に、本考案の一つの実施例を図面によって説明すると
、図面において、ＣＢは外側ガード盤１と内側ガード盤
２を平面的に複合してなる複合樹根ガード盤である。

外側ガード盤１はその外周部１ｆと内孔部１ｂが図示円
形のものであって、複数個（本例示は４個である。

）の外側素盤１ａ〜１ａより構成されている。

さらに、この外側素盤１ａにおいて、半径方向に位置す
る左右の側縁には結合縁部１ｃ、ｌｃが下方へ垂設され
ていて、他方の外側素盤１ａのものとボルトｂとナツト
ｎにて締着される。

このため、外側ガード盤１は大環状に一体連結される。

１ｄは内側ガード盤１を受承するための受は枠部であっ
て、内孔部１ｂと同郡１ｂから内側に形成された内孔縁
１ｅとの間で形成されている。

一方、小環状の内側ガード盤２は内孔縁１ｅに対し着脱
可能に嵌合される外周部２ｂを有し、複数個（本例示は
２個である。

）の内側素盤２ａ。２ａよりなり、その中央部には樹幹
Ｗａが貫通される貫通孔（樹幹孔ともいう。

）２ｃを開口している。

そしてこの内側ガード盤２は前記受は枠部１ｄ〜１ｄ上
に対し、取外し可能に載置される。

なお、図中、Ｅは樹木Ｗの樹根Ｗｒ上方の地面を示し、
Ｆは、この地面Ｅを囲繞して設けたコンクリート製の外
枠であって、外側ガード盤１の外周部１ｆが受承される
。

次に、上記構成の樹根ガード盤の実施例について、その
作用と効果を具体的に説明する。

初めに、外側ガード盤１を構成する図示４個の外側素盤
１ａ〜１ａをボルトｂとナツトｎて締着すると、この場
合には受は枠部１ｄに形成された中空状の空間が太いの
で、上記締着が容易となる特長がある。

しかも、上記のように締着された外側ガード盤１の連結
状態が極めて強くなるため、外枠Ｆにて容易に受承され
る。

つづいて、この外側ガード盤１の中央部に比較的大きく
開口された内孔縁１ｅに二つの内側素盤２ａ、２ａを平
面的に数列すると、ここに円形の内側ガード盤２が完成
されるため、当該横板Ｗｒ上方の地表面Ｅが踏み固めら
れることなく、安全にガードされる。

なお、外側ガード盤１の平面部と、内側ガード盤２の平
面部には図示のようにグレーチングｍ１、ｍ２を施して
おくと、外気と雨水の流通がよくなり、横板Ｗｒの生活
環境が、この複合樹根ガード盤ＣＢで充分に保護される
。

とくに、本例で示すように、内側ガード盤２が着脱可能
であるため、地表面Ｅが水分過多のときには、この内側
ガード盤２のみを暫定的に取外すと、通気がよくなり、
また地表面Ｅの乾燥を早めたい時や、地表面Ｅが逆に粒
土化じやすい時には第５図に示す無目板よりなる内側ガ
ード盤２０を前記内孔部２ｂに嵌装して上記した軟土化
などを防止することができる。

さらに、地表面Ｅ上の雑草などを抜き取るときも、従来
のものと異なり、単に、内側ガード盤２を取り外すのみ
で行うことができる特長がある。

なお、外側ガード盤１と内側ガード盤２の外形は図示円
形のものに代え、他の多角形、たとえば四角形や六角形
でもよい。

また、外側ガード盤１が円形で、内側ガード盤２が多角
形という複合でもよく、さらに、この逆の複合でもよい
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す側断面図、第２図は複
合樹根ガード盤の平面図、第３図は外側ガード盤の一部
を示す拡大底面図、第４図は第２図の拡大Ｐ矢視図で一
部切断しである。 第５図は他の内側ガード盤を示す斜視図である。 ＧＢは外側ガード盤１と内側ガード盤２よりなる複合樹
根ガード盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外周部１ｆと内孔部１ｂの間に形成される大環状の外側
   ガード盤１は内孔部１ｂと同郡１ｂより内側に形成され
   た内孔縁１ｅの間で中空状の受は枠部１ｄを形成すると
   ともに、複数個の外側素盤１ａに分割する一方、中心に
   樹幹Ｗａを挿通するための貫通孔２ｃをもつ小環状の内
   側ガード盤２は複数個の内側素盤２ａよりなりかつ受は
   枠部１ｄ上に受承される構成にしたことを特徴とする複
   合樹根ガード盤。