JPH0320389Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は、溝蓋に関するものである。

（従来の技術） 従来、溝蓋は一般にグレーチング式のものが多
く、金属製の帯板を格子状に組んだもので、道路
脇の溝等に蓋として嵌めるものであるが、ゴルフ
場のフエアウエイを横切る溝等にも使用されてお
り、周囲が芝でありながら金属製の蓋が露出する
さまは見た目に体裁が悪く、また、ボールが該蓋
に当たるとあらぬ方向に跳ねてしまい思わしいも
のではなかつた。

（考案が解決しようとする問題点） そこでこの考案は、上記の欠点を除去し、見た
目に体裁がよい溝蓋を提供するものである。

〔考案の構成〕

以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
すると、帯材を格子状に組み、周囲に枠２を形成
した溝蓋において、格子状の上面１を周囲の枠２
より下げて凹部を形成し、該凹部に人工芝マツト
３を設けたものより構成される。尚、溝蓋は、一
実施例として図面においては矩形のものを示した
が、円形、楕円形等であつてもよいものである。

また、人工芝マツト３の裏面に取りつけ、取り
外し自在の嵌脱具４を設け、人工芝マツト３と格
子状の上面１とを嵌着自在に取りつけることもで
きる。

更に、人工芝マツト３には水抜き穴５を複数個
設け雨水等が溜まらないよう構成する。

また、嵌脱具４の具体的形状は、特に限定され
るものでなく、例えば第３図に示すように両側よ
り嵌める形状のものや、及び第１図に示したよう
に格子の下端部を係止するものや、更に第４図に
示すように人工芝マツト３の裏面より突出したス
リツトを有し、先端周囲にフランジを有する突起
を設け、該突起にグレーチングの裏面よりリベツ
トを嵌挿して固定するよう構成するもの等があ
る。

〔考案の効果〕

この考案によると、格子状の上面を周囲の枠よ
り低くして凹部を形成し、該凹部に人工芝マツト
を設けたためその溝蓋の上面を人工芝マツトを覆
うことができ、見た目に美麗で体裁がよく、ま
た、マツトに複数の穴を設けたため、雨水等は該
穴より下方の溝に落下し、水溜まりが形成される
ことはなく、また、ゴルフ場等に使用する際には
ボールが跳ねることなく、また、学校、公園、プ
ール等の他の場所で使用しても、その上をハイヒ
ールでも歩け、ヒール部を損傷することがない
等、極めて有益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す断面図、
第２図は、この考案の一実施例を示す一部欠截平
面図、第３図は、この考案の他の実施例を示す断
面図、第４図は、この考案の他の実施例を示す断
面図であある。 １……上面、２……枠、３……人工芝マツト、
４……嵌脱具、５……水抜き穴。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 帯材を格子状に組、周囲に枠２を形成し、上
   面に人工芝マツト３を設けた溝蓋において、格
   子状の上面１を、周囲の枠２より下げて凹部を
   形成し、該凹部に人工芝マツト３を嵌着し、該
   人工芝マツト３の裏面には取り外し自在の嵌脱
   具４設け、人工芝マツト３を溝蓋に固定するこ
   とを特徴とする溝蓋。 人工芝マツト３に水抜き孔５を複数個設けた
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の溝蓋。