JPH0424930Y2 - - Google Patents

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JPH0424930Y2
JPH0424930Y2 JP1985033463U JP3346385U JPH0424930Y2 JP H0424930 Y2 JPH0424930 Y2 JP H0424930Y2 JP 1985033463 U JP1985033463 U JP 1985033463U JP 3346385 U JP3346385 U JP 3346385U JP H0424930 Y2 JPH0424930 Y2 JP H0424930Y2
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JP
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water
permeable
permeable plate
concrete
weeds
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JPS61150458U (ja
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、街路樹の根方に設置するためのコン
クリート製透水板に関する。
〈従来の技術〉 従来より、街路樹の根方は、雨水を浸透させる
ため、約0.5〜1m四方にわたり土壌がむきだし
にされていた。
しかし、土壌をむきだしにしていると雑草が生
えて美観を損ねていた。
また、雑草を除去するためには、多大な労力を
要していた。
そこで、金属製の板材に透孔を開設したものを
樹木の根方周囲の地表面に敷設する透水板(実公
昭48−26662号、実公昭54−42985号)や、微細な
連続性空隙を有する根方用の透水板が考案された
(実開昭59−59724)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、金属製の透孔を開設した透水板は地表
から浮かせなければ、空気や水を十分に供給でき
ず、また透孔が大きいため、ごみが入つたり、そ
の間を雑草が生えたり、またハイヒール等の靴の
かかとが嵌り込んだりの欠点があつた。
また、微細な連続性空隙を有する透水板は、そ
の連続性空隙が微細であるため、雨水の透水性は
十分とはいえないという欠点があつた。
従つて、孔の孔径を大きくすれば雨水の透水性
は当然良くなると考えられるが、単に大きくした
のでは、その孔を通つて雑草が生えてくるという
問題が生じてしまうため、透水性が良く、かつ、
雑草が生えることのない透水板が要望されてい
た。
〈問題を解決するための手段〉 本考案は、適数枚に分割された透水板の裏面、
即ち土壌に接する側の面に凹部を設け、更に凹部
から上面に達する小孔を設けるという簡単な構造
により、透水板に設ける孔の孔径を大きくし透水
性を良くしてもその孔を通して透水平板の上方に
雑草が生えてくることがないことを見出して本考
案を完成した。
〈作用〉 本考案の実施態様を図面について説明する。
第1図においてはコンクリート製透水板であ
り、通気、透水性にすぐれたコンクリートで製造
した下面に凹部を有する複数枚の単位透水板2の
組合せからなつている。
単位透水板2は、下面凹部から上面に貫通し
て、通気、透水性を持たせるための小孔5が設け
られている。
小孔5は2〜5mmφの丸孔のもの、あるいは一
辺が2〜5mmの四角のものでもよく、該孔は垂直
に設けられてもよいが傾斜をつけてもよい。
なお、小孔5は、2mmφ以下だと透水性が悪
く、5mmΦ以上だと雑草が生えてくるので好まし
くない。
下面凹部の形状、箇数、及び寸法は特に限定さ
れるものではなく単位透水板自体の大きさ、厚
さ、形状に合わせて適宜決めればよい。その実施
態様として第2図が示される。
ただし、該凹部の深さはあまり浅いと上記小孔
を通して雑草が生えてくるので2cm以上にするの
が好ましい。
また、あまり深くすると単位透水板2自体の厚
さが厚くなり樹木周囲の面との釣り合いが取り難
くなるので実用的には5cm程度が限度である。
該透水板の中央部には樹木を通す空間部4が
設けられるように組み立てる。したがつて、樹木
を通すためには当然透水板は2分割ないしはそ
れ以上に分割される必要がある。換言すれば単位
透水板が複数個組合わされて一体にされる。
透水板の形状は、第1図に示すように2分割
四辺形状であつたり、第3図の如く円弧状扇形状
4分割であつたり、その形状、分割数について
は、これらに限定されるものではない。
該透水板を樹木にセットするには、樹木が大
地から突出する周囲に複数枚の単位透水板の切り
欠いた部分が嵌合するように敷設、組合せすれば
よい。
本考案のコンクリート製透水板は、土壌に接
している部分では勿論雑草は発芽しないが、土壌
に接していない凹部ではいつたん発芽する。しか
し発芽した後、更に育成しようとしても芽が透水
板の裏面の孔でない部分に邪魔されて孔の中に入
り込むことができない。従つて発芽しても透水板
の凹部の中で育成するだけで透水板中を通つてそ
の上面にまで達することはなく凹部においてやが
て枯れてしまう。
〈実施例〉 粒径5〜10mmの粗骨材100重量部に砂20重量部
とセメント20重量部と水を加えコンクリート混練
物を得た。
一方ウレタンゴムでできた型枠を用意し上記コ
ンクリート混練物を打込み脱型して第1図に示す
ようなコンクリート透水板(たて50cm、横1m、
厚さ7cm凹部深さ3cm、孔の径3mm、空間部の半
径15cm)を一組製作した。
この2枚のコンクリート製透水板を樹木の根方
にセツトして1年間放置したところ透水板上面に
は雑草が生えなかつた。
また、梅雨期においても雨水は十分透水板の孔
を通して土壌に浸透させることができた。
〈比較例〉 実施例と同様のコンクリート混練物をつくり、
第4図に示すような凹部のないコンクリート製透
水板(たて50cm、横1m、厚さ7cm、孔の径3
mm、空間部の半径15cm)を1組製作した。これら
の透水板を実施例に準じて木の根方にセツトし1
年間放置したところ孔を通つて透水板上に多数の
雑草が生えた。
〈効果〉 本考案によれば透水板の表面から裏面に向けて
2〜5mmφの比較的大きな孔を設け、裏面に凹部
を設けることにより雑草が生えず、かつ透水性を
よくすることができる。
さらにまた、廉価で実用性の高い透水板を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施態様のコンクリート製
透水板の一部を切り欠いた斜視図。第2図は本考
案の他の実施態様のコンクリート製透水板の一部
を切り欠いた斜視図。第3図は本考案のさらに他
の実施態様のコンクリート製透水板の一部を切り
欠いた斜視図。第4図は比較例のコンクリート製
透水板の一部を切り欠いた斜視図。 ……コンクリート製透水板、2……単位透水
板、3……凹部、4……空間部、5……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単位透水板を複数個一体に組立られるように
    し、かつ組立体の中央部に空間部を有するコンク
    リート製透水板において、下面に深さが2〜6cm
    の凹部を複数設け、かつ該凹部から上面に貫通す
    る2〜5mmの小孔を多数設けてなるコンクリート
    製透水板。
JP1985033463U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0424930Y2 (ja)

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JP1985033463U JPH0424930Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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JP1985033463U JPH0424930Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

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Publication Number Publication Date
JPS61150458U JPS61150458U (ja) 1986-09-17
JPH0424930Y2 true JPH0424930Y2 (ja) 1992-06-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337389Y2 (ja) * 1986-12-02 1991-08-07
JPS6455125A (en) * 1987-08-26 1989-03-02 Nippon Doro Kodan Mulching board

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168364U (ja) * 1984-04-19 1985-11-08 西武機材株式会社 コンクリ−ト製街路樹保護板

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JPS61150458U (ja) 1986-09-17

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