JP2002241351A - ニトリルからの第二アミンの製造方法 - Google Patents

ニトリルからの第二アミンの製造方法

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JP2002241351A JP2002000179A JP2002000179A JP2002241351A JP 2002241351 A JP2002241351 A JP 2002241351A JP 2002000179 A JP2002000179 A JP 2002000179A JP 2002000179 A JP2002000179 A JP 2002000179A JP 2002241351 A JP2002241351 A JP 2002241351A
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/44Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers
    • C07C209/48Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers by reduction of nitriles

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 、触媒の存在下に水素を用いてニトリルを選
択することにより高い収率及び選択率で第二アミンを製
造する方法を提供する。 【解決手段】 式(II): (X−CH−)NH (II) [式中、Xはアルキル、アルケニル又はシクロアルキル
基を表す]の第二アミンを製造する方法において、式
(III): X−CN (III) のニトリルを水素と20〜250℃及び圧力60〜35
0バールで担体上のRh、触媒の全重量に対して、0.
1〜5質量%からなるRh含有触媒の存在下に反応させ
ることにより、式(I): X−CH−NH (I) の第一アミンと式(II): (X−CH−)NH (II) の第二アミンとの混合物を形成し、かつ得られた混合物
から分離された第一アミンの少なくとも一部を反応に戻
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロジウム触媒上で
ニトリルから第二アミンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特殊なロジウム触媒上でニトリルからア
ミンを製造する方法は公知である。
【0003】米国特許第3,117,162号明細書は、
ニトリルの水素添加に関し、この場合にはカップリング
反応が最小化されると記載されている。ロジウム含有触
媒を使用することができ、かつ水素添加は1〜50大気
圧のの範囲内の圧力で実施される。例えば、炭素上のロ
ジウム5%が触媒として使用される。第一アミンに加え
て、第二アミンも得られる(表V参照)。該反応は、不
活性溶剤中で実施される。
【0004】米国特許第5,574,189号明細書は、
アミンを製造するためのニトリルの水素添加に関する。
特に、第二アミンが製造せれるべきである、主として多
金属触媒が記載されているが、Al上のRh1%
からなる触媒も比較のために記載されている(第5表参
照)。該反応は500psi(34バール)で実施され
る。第一、第二及びまた第三脂肪族アミンも得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、触媒
の存在下に水素を用いてニトリルを選択することにより
高い収率及び選択率で第二アミンを製造する方法を提供
することである。
【0006】特に、対称的第二アミンを製造することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、 式(I
I): (X−CH−)NH (II) [式中、XはC1〜20−アルキル、C2〜20−アル
ケニル又はC3〜8−シクロアルキル基であり、該基は
非置換でもよく又はC1〜20−アルキル、C 〜8
シクロアルキル、C4〜20−アルキルシクロアルキ
ル、C4〜20−シクロアルキルアルキル、C2〜20
−アルコキシアルキル、C6〜14−アリール、C
7〜20−アルキルアリール、C1〜20−アルコキ
シ、ヒドロキシ、C 1〜20−ヒドロキシアルキル、ア
ミノ、C7〜20−アラルキル、C1〜20−アルキル
アミノ、C2〜20−ジアルキルアミノ、C2〜12
アルケニルアミノ、C3〜8−シクロアルキルアミノ、
アリールアミノ、ジアリールアミノ、アリール−C
1〜8−アルキルアミノ、ハロゲン、メルカプト、C
2〜20−アルケニルオキシ、C3〜8−シクロアルコ
キシ、アリールオキシ及び/又はC 〜8−アルコキシ
カルボニルにより置換されていてもよい]の第二アミン
を製造する方法において、式(III): X−CN (III) のニトリルを水素と20〜250℃及び圧力60〜35
0バールで担体上のRh、触媒の全重量に対して、0.
1〜5質量%からなるRh含有触媒の存在下に反応させ
ることにより、式(I): X−CH−NH (I) の第一アミンと式(II): (X−CH−)NH (II) の第二アミンとの混合物を形成し、かつ得られた混合物
から分離された第一アミンの少なくとも一部を反応に戻
すことすることにより解決されることが判明した。
【0008】反応に戻す第一アミンの量は、それが反応
後に存在する第一アミンに実質的に相応するように選択
するのが有利である。このことは本発明に基づいて使用
される触媒の使用により可能である。
【0009】本発明による方法は、特にプロセスから排
出すべきである第一アミンの形成なしで高い収率で第二
アミンを製造することを可能にする。
【0010】本発明によれば、第二アミンを形成するた
めのニトリルと水素の反応のための前記に規定したよう
な触媒の使用はまた触媒の長い使用時間又は長期間安定
性をもたらすことができることが判明した。
【0011】本発明に基づき使用される触媒は、触媒の
全質量に対して、ロジウム0.1〜5質量%、有利には
0.3〜3質量%、特に有利には0.5〜1質量%を含
有する。
【0012】付加的に、これらはさらに元素の周期表の
第IB及びVIII族に属するもの、セリウム及びラン
タンのうちから選択される少なくとも1つ、触媒の全質
量に対して、0.1〜10質量%、有利には0.1〜5
質量%、特に有利には0.2〜1質量%からなる。1種
の付加的金属又は複数の付加的金属の混合物を使用する
ことも可能である。この場合には、銅、白金、パラジウ
ム及びそれらの混合物、特に白金が有利である。
【0013】Rhは、有利には触媒中に存在する唯一の
活性成分である。該触媒は、特に有利には担体上のRh
からなる。
【0014】担体としては、あらゆる公知の適当な担体
を使用することが可能である。例えば、担体は活性化炭
素、炭化珪素及び金属酸化物のうちから選択することが
できる。金属酸化物としては、ゼオライト、酸化アルミ
ニウム、一酸化珪素、二酸化チタン、二酸化ジルコニウ
ム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム又はこれらの混合物を
使用するのが有利であり、これらには場合によりアルカ
リ金属酸化物及び/又はアルカリ土類金属酸化物がドー
プされていてもよい。特に、γ−アルミニウム酸化物、
二酸化珪素、二酸化ジルコニウム又は酸化チタンもしく
はこれらの混合物、特にγ−Al及びZr0
使用するのが有利である。担体は、任意の形で、例えば
押出物、ペレット又はタブレットとして使用することが
できる。
【0015】担体としては、γ−Al及びZr0
上の、触媒の全質量に対して、Rh約0.5〜1.0
質量%からなる触媒が特に有利である。
【0016】触媒は、周知方法により、例えば担体に使
用金属の化合物の溶液を含浸させることにより製造する
ことができる。
【0017】担体は、例えば、金属先駆物質で被覆され
ていてもよい。適当な金属先駆物質は、金属塩、例えば
硝酸塩、ニトロシル硝酸塩、ハロゲン化物、炭酸塩、カ
ルボン酸塩、アセチルカルボン酸塩、クロロ錯体、ニト
ロ錯体及びロジウムのアミン錯体である。硝酸塩、塩化
物、ニトロ錯体、クロロ錯体及びアミン錯体、特に硝酸
塩が有利である。金属の先駆物質(複数の金属が存在す
る場合には)は、同時に又は連続して施すことができ
る。活性成分を施す順序は、自由に選択することができ
る。
【0018】担体材料に適当な溶剤、有利には水中のロ
ジウムの溶液を含浸させるのが有利である。担体材料に
ロジウム含有溶液を含浸する際には、使用溶液の量は、
担体材料の水吸収能力の約80〜100%に相当するよ
うに計算することができる。次いで、溶液中のロジウム
の濃度を、担体材料のロジウムでの所望の負荷が達成さ
れるように選択する。含浸した担体材料を、50〜20
0℃、有利には100〜140℃で乾燥する。乾燥は担
体材料を運動させながら又は静止状態でかつ0.5〜1
0時間、有利には4〜6時間実施することができる。乾
燥した触媒の焼成は、300〜800℃、有利には40
0〜600℃で実施することができ、かつ同様に触媒を
運動させながら又は静止状態で実施することができる。
触媒を合成反応器に設置する後に、焼成した触媒は合成
で使用する前に還元させるべきであり、かつこれは水素
を用いて100〜300℃、有利には180〜220
で、大気圧で2〜20時間、有利には8〜14時間処理
することにより達成することができる。
【0019】さらに、本発明による方法に基づき使用さ
れる触媒の製造方法は、当業者には周知でありかつ蒸
着、スパッタリング及び共殿を含む。
【0020】触媒の表面積、孔体積及び孔寸法分布は、
広い範囲内にあって重要でない。
【0021】本発明による方法は、オートクレーブのよ
うな圧力装置内で又は有利には管型反応器内でバッチ式
又は有利には連続式に20〜250℃、有利には50〜
200℃、特に有利には100〜140℃、及び60〜
350バール、有利には70〜200バール、特に有利
には70〜120バールび圧力で実施する。圧力は有利
には反応器内の水素圧である。管型反応器を使用する場
合には、使用触媒は固床で存在することもできる。
【0022】反応は、有利には液相内で上昇流又は下降
流モードで、特に有利には上昇流モードで実施する。特
に、反応をアンモニアを使用せずに実施するのが有利で
ある。
【0023】使用ニトリルに対する、触媒上のWHSV
は、有利である0.1〜2kg/(1h)、特に0.6
kg/(1h)である。液状反応生成物の一部(第一ア
ミンに加えて)を反応に戻すことも可能である。
【0024】本発明による方法は、溶剤の不在下に又は
水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、メ
チルt−ブチルエーテル又はN−メチルピロリドンのよ
うな溶剤の存在下に実施することができる。式(II
I)のニトリルは、溶剤に溶解させることができる。反
応を溶剤の不在下に実施するのが有利である。
【0025】本発明による方法で得られた式(I)及び
(II)のアミンは、反応混合物から分離しかつ自体公
知方法で、例えば蒸留により精製することができる。
【0026】例えば、反応混合物を清留して純粋な第二
アミンからなる流れと第一アミンからなる流れを収得し
かつ第一アミンからなる流れの少なくとも一部を合成に
再循環させることが可能である。循環させる第一アミン
の量は、第一アミン内に蓄積せずまた枯渇されないよう
にするのが有利である。
【0027】本発明による方法で反応したニトリルは、
式(III): X−CN (III) [式中、XはC1〜20−アルキル、C2〜20−アル
ケニル又はC3〜8−シクロアルキル基であり、該基は
非置換されていてもよく又はC1〜20−アルキル、C
3〜8−シクロアルキル、C4〜20−アルキルシクロ
アルキル、C4〜 20−シクロアルキルアルキル、C
2〜20−アルコキシアルキル、C6〜14−アリー
ル、C7〜20−アルキルアリール、C7〜20−アラ
ルキル、C1〜 20−アルコキシ、ヒドロキシ、C
1〜20−ヒドロキシアルキル、アミノ、C 1〜20
アルキルアミノ、C2〜20−ジアルキルアミノ、C
2〜12−アルケニルアミノ、C3〜8−シクロアルキ
ルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アリー
ル−C1〜8−アルキルアミノ、ハロゲン、メルカプ
ト、C2〜 20−アルケニルオキシ、C3〜8−シクロ
アルコキシ、アリールオキシ及び/又はC2〜8−アル
コキシカルボニルにより置換されていてもよい]を有す
る。
【0028】Xは有利にはC〜C12−,特に有利に
はC〜C−,特にC〜C−,特別にC〜C
−アルキルであり、これらは分枝していてもよく又は非
分枝であってもよいが、しかし有利には非分枝である。
例えば、非分枝基は1,2,3,4,5,6,7,8,
9.10,11,12,13,14,15,16,1
7,18,19,20個のメチレン単位、構造単位とし
てのC(C)−C−C,C−C(C)−C,C−C
(C)−Cである。有利な構造単位は、C,C−C,
C−C−C,C−C−C−C,C−C−C−C−C−
C,C−C(C)−C−C,C−C(C)−C−C,C
−C−C(CN)−C−C−C,特に有利にはC,C−
C,C−C−C,C−C−C−Cである。
【0029】Xは前記に示したように置換されていても
よい。この場合には、置換基の数は、X内の置換可能な
水素原子の数までである。基のタイプには無関係に、1
〜5、有利には1〜3、特に0,1又は2個の置換基が
存在してもよい。可能な置換基は以下のものである:−
20−アルコキシ、有利にはC−アルコキ
シ例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプ
ロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキ
シ、t−ブトキシ、n−ペントキシ、イソペントキシ、
s−ペントキシ、ネオペントキシ、1,2−ジメチルプ
ロポキシ、n−ヘキソキシ、イソヘキソキシ、s−ヘキ
ソキシ、n−ヘプトキシ、n−オクトキシ、イソヘキソ
キシ、n−オクトキシ、イソオクトキシ、特に有利には
−アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、n
−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブ
トキシ、s−ブトキシ及びt−ブトキシ、−ヒドロキ
シ、−C20−ヒドキシアルキル、有利にはC
−ヒドロキシルキル、特に有利にはC−ヒドロ
キシルキル、例えばヒドロキシメチル、1−ヒドキシエ
チル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−2−プ
ロピル及び3−ヒドロキシn−プロピル、−アミノ、−
20−アルキルアミノ、有利にはC−アル
キルアミノ、特に有利にはC−アルキルアミノ、
例えばメチルアミノ、又は相応するアミノアルキル、1
−アミノエチル、2−アルキルエチル、2−アミノ−n
−プロピル及び3−アミノ−n−プロピル、−C
20−ジアルキルアミノ、有利にはC12−ジアル
キルアミノ、特にC−ジアルキルアミノ、例えば
N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、
N,N−ジプロピルアミノ、N,N−ジ(1−メチルエ
チル)アミノ、N,N−ジブチルアミノ、N,N−ジ
(1−メチルプロピル)アミノ、N,N−ジ(2−メチ
ルプロピル)アミノ、N,N−ジ(1,1−ジメチルエ
チル)アミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メ
チル−N−プロピルアミノ、N−メチル−N−(1−メ
チルエチル)アミノ、N−ブチル−N−メチルアミノ、
N−メチル−N−(1−メチルプロピル)アミノ、N−
メチル−N−(2−メチルプロピル)アミノ、N−
(1,1−ジメチルエチル)−N−メチルアミノ、N−
エチル−N−プロピルアミノ、N−エチル−N−(1−
メチルエチル)アミノ、N−ブチル−N−エチルアミ
ノ、N−エチル−N−(1−メチルプロピル)アミノ、
N−エチル−N−(2−メチルプロピル)アミノ、N−
エチル−N−(1,1−ジメチルエチル)アミノ、N−
(1−メチルエチル)−N−プロピルアミノ、N−ブチ
ル−N−プロピルアミノ、N−(1−メチルプロピル)
−N−プロピルアミノ、N−(1−メチルプロピル)−
N−プロピルアミノ、N−(2−メチルプロピル)−N
−プロピルアミノ、N−(1,1−ジメチルエチル)−
N−プロピルアミノ、N−ブチル−N−(1−メチルエ
チル)アミノ、N−(1−メチルエチル)−N−(1−
メチルプロピル)アミノ、N−(1−メチルエチル)−
N−(1−メチルプロピル)アミノ、N−(1−メチル
エチル)−N−(2−メチルプロピル)アミノ、N−
(1,1−ジメチルエチル)−N−(1−メチルエチ
ル)アミノ、N−ブチル−N−(1−メチルプロピル)
アミノ、N−ブチル−N−(2−メチルプロピル)アミ
ノ、N−ブチル−N−(1,1−ジメチルエチル)アミ
ノ、N−(1−メチルプロピル)−N−(2−メチルプ
ロピル)アミノ、N−(1,1−ジメチルエチル)−N
−(1−メチルプロピル)アミノ及びN−(1,1−ジ
メチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)アミノ、
−C12−アザシクロアルキル、有利にはC
−アザシクロアルキル、特に有利にはC−アザシ
クロアルキル、例えばピロリジン、ピペリジン、ヘキサ
ヒドラアゼピン、ピペラジン、N−アルキルピペラジン
及びモルホリン、−C−シクロアルキルアミノ、
例えばシクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シ
クロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロペ
ンチルアミノ及びシクロオクチルアミノ、有利にはシク
ロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ及びシクロオ
クチルアミノ、特に有利にはシクロペンチルアミノ及び
シクロヘキシルアミノ、−C−ジシクロアルキル
アミノ、−アリールアミノ、例えばフェニルアミノ、1
−ナフチルアミノ及び2−ナフチルアミノ、有利にはフ
ェニルアミノ、−アリール−C−アルキルアミ
ノ、有利にはフェニル−C−アルキルアミノ、特
に有利にはフェニル−C−アルキルアミノ、例え
ばフェニルメチルアミノ及びフェニルエチルアミノ、−
ハロゲン、有利にはフッ素、塩素及び臭素、特に有利に
はフッ素及び塩素、−メルカプト、−C20−オキ
サシクロアルキル、有利にはC−オキサシクロア
ルキル、特に有利にはC−オキサシクロアルキル
例えば2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフ
ラニル、2−フラニル及び3−フラニル、−C
シクロアルコキシ、例えばシクロプロポキシ、シクロブ
トキシ、シクロペントキシ、シクロヘキソキシ、シクロ
ヘプトキシ及びシクロオクトキシ、有利にはシクロペン
トキシ、特に有利にはシクロペントキシ、シクロヘキソ
キシ、特に有利にはシクロペントキシ及びシクロヘキソ
キシ、−アリールオキシ、例えばフェノキシ、1−ナフ
トキシ及び2−ナフトキシ、有利にはフェノキシ。
【0030】有利には、0H又はC12−,有利に
はC−、特にC−ジアルキルアミノである
0,1又は2個の置換基が存在する。特に、置換基はジ
メチルアミノ又は0Hである。
【0031】式(III)の有利なニトリルは、アセト
ニトリル、プロピオニトリル、イソプロピオニトリル、
ブチロニトリル、バレロニトリル、ペンテニトリル、レ
テンニトリル、3−ヒドロキシプロピオニトリル、3−
メトキシプロピオニトリル、3−エトキシプロピオニト
リル、3−イソプロポキシプロピオニトリル、3−シク
ロヘキソキシプロピオニトリル、2−メチル−3−ヒド
ロキシプロピオニトリル、3−メトキシ−3−メチルプ
ロピオニトリル、3−エトキシ−2−メチルプロピオニ
トリル、2−メチル−3−プロポキシプロピオニトリ
ル、3−イソプロポキシ−2−メチルプロピオニトリ
ル、3−シクロヘキソキシ−2−メチルプロピオニトリ
ル、3−メチルプロピオニトリル、3−メチル−3−ヒ
ドロキシプロピオニトリル、3−メトキシ−3−メチル
プロピオニトリル、3−エトキシ−3−メチルプロピオ
ニトリル、3-メチル−3−プロピオニトリル、3−イソ
プロポキシ−3−メチルプロピオニトリル、3−シクロ
ヘキソキシ−3−メチルプロピオニトリル、3−アミノ
プロピオニトリル、3−メチルアミノプロピオニトリ
ル、3−ジメチルアミノプロピオニトリル、3−エチル
アミノプロピオニトリル、3−ジエチルアミノプロピオ
ニトリル、3−プロピルアミノプロピオニトリル、3−
ジプロピルアミノプロピオニトリル、3−イソプロピル
アミノプロピオニトリル、3−ジイソプロピルアミノプ
ロピオニトリル、3−シクロヘキシルアミノプロピオニ
トリル、3−ジシクロヘキシルアミノプロピオニトリ
ル、N−(シアノエチル)−N−メチルアニリンであ
る。特に有利であるには、3−ヒドロキシプロピオニト
リル、3−メトキシプロピオニトリル、3−ジメチルア
ミノプロピオニトリル、3−ジエチルアミノプロピオニ
トリル、3−シクロヘキシルアミノプロピオニトリル及
び3−メチルアミノプロピオニトリル、特にビスシアノ
エチルエーテル、ビスシアノエチルアミン、N−メチル
ビスシアノエチルアミン、N−エチルビスシアノエチル
アミン、N−n−プロピルビスシアノエチルアミン、ポ
リイソブチレンニトリル、N−ポリイソブチレンアミン
プロピオニトリル、トリシアノエチルアミン、5−アミ
ノバレノニトリル、5−メチルアミノバレノニトリル、
5−ジメチルアミノバレノニトリル、6−アミノカプロ
ニトリル、6−メチルアミノカプロニトリル、6−メチ
ルアミノカプロニトリル、5−アミノ−4−メチルバレ
ロニトリル、5−メチルアミノ−4−メチルバレロニト
リル、5−ジメチルアミノ−4−メチルバレロニトリ
ル、5−エチルアミノ−4−メチルバレロニトリル、5
−ジエチルアミノ−4−メチルバレロニトリル、5−ア
ミノ−2−メチルバレロニトリル、5−メチルアミノ−
2−メチルバレロニトリル、5−ジメチルアミノ−2−
メチルバレロニトリル、5−ジメチルアミノ−2−バレ
ロニトリル、5−エチルアミノ−2−メチルバレロニト
リル、5−ジエチルアミノ−2−メチルバレロニトリ
ル、4−シアノスベロニトリル、アクリロニトリルが特
に有利である。
【0032】極めて特に有利には、アジポニトイル、3
−ジメチルアミノプロピオニトリル(DMAPN)及び
3−ヒドロキシプロピオニトリル、特にDMAPNであ
る。
【0033】第二アミン、有利にはビス−DMAPAは、
エポキシ樹脂のための硬化剤、ポリウレタンのための触
媒、第四アンモニウム化合物、可塑剤、防食剤、繊維補
助剤、染料及び乳化剤を製造するための中間体として使
用することができる。また、多可能性化した第三アミン
はプラスチック、イオン交換体、医薬、穀物保護剤及び
農薬の製造のためにも使用される。
【0034】
【実施例】以下に実施例により、本発明を詳細に説明す
る。
【0035】例1(参照) 内径30mm及び全長2.0mを有しかつ直径12mm
を有する中央に配置された熱電対を嵌合した電気加熱式
管型反応器に、触媒286g(=500ml)及びステ
ンレススチール充填部材450mlを充填する。該触媒
は、担体材料としてのγ−Al上のRh1.0質
量%からなり、かつ直径2mm及び長さ5〜10mmを
有する押出成形品である。
【0036】反応前に、触媒を純粋水素を用いて180
℃で大気圧下に12時間の期間還元する。
【0037】3−(ジメチルアミノ)プロピオニトリル
(DMAPA)400g/h、液体反応生成物1.5kg
/h及び水素0.4(標準)m/hを、底部から上方
に向かって並流で反応器を通過させる。出発物質を反応
器の上流で120℃に予熱する。該反応器を120℃及
び200バールの全圧で保持する。
【0038】反応器から流出した混合物を冷却し、液体
の一部を反応器入口に再循環させかつ残りを大気圧に放
圧する。反応器からの流出物のガスクロマトグラフィー
分析により、ビス(3−ジメチルアミノプロピル)アミ
ン(ビス−DMAPA)63質量%、3−ジメチルアミノ
プロピルアミン(DMAPA)29質量%、DMAPN
0.3質量%及び種々の副生成物7.7質量%であるこ
とが判明した。従って、DMAPNの転化率は99.7
%であり、使用したDMAPNを基礎としたビス−DMA
PAに対する選択率は62%であった。
【0039】例2(参照) 例1の手順を、担体材料としてZr0上のRh0.5
質量%からなる触媒595g(=500ml)を使用し
て繰り返した。該触媒を直径7mm、中空直径3mm及
び厚さ3mmを有するリングの形であった。
【0040】3−(ジメチルアミノ)プロピオニトリル
(DMAPA)300g/h、液体反応生成物2.5kg
/h及び水素0.4(標準)m/hを、底部から上方
に向かって並流で反応器を通過させる。反応器の130
℃及び200バールの全圧で操作した。ビス(3−ジメ
チルアミノプロピル)アミン(ビス−DMAPA)69質
量%、3−ジメチルアミノプロピルアミン(DMAPA)
26質量%、DMAPN0.9質量%及び種々の副生成
物4.1質量%からなる反応生成物が得られた。従っ
て、DMAPNの転化率は99.1%であった。
【0041】例3 3−(ジメチルアミノ)プロピオニトリル(DMAP
N)300g/h、回収したジメチルアミノプロピルア
ミン(DMAPA)125g/h及び液体反応生成物1.
5kg/h及び水素0.4(標準)m/hを、底部か
ら上方に向かって並流で例1の反応器を通過させる。出
発物質を140℃かつ100バールの全圧で操作した。
ビス(3−ジメチルアミノプロピル)アミン(ビス−D
MAPA)54質量%、3−ジメチルアミノプロピルアミ
ン(DMAPA)35質量%、DMAPN0.1質量%か
らなる反応生成物が得られた。生成物混合物をバッチ式
で蒸留した。この蒸留で大気圧で得られた第1留分は、
DMAPNを純度99.5%及び蒸留収率90%であ
り、かつこれを合成に戻した。引き続き、全圧50mb
arで、ビス−DMAPAが純度99.2%及び蒸留率8
8%で得られた。従って、使用したDMAPAを基礎とし
たビス−DMAPAの全モル収率は、蒸留を含み、約67
%である。
【0042】例4 内径20mm及び全長0.31mを有しかつ直径3mm
を有する中央に配置された熱電対を嵌合した電気加熱式
管型反応器に、触媒61g(=100ml)を充填す
る。該触媒は、担体材料としてのγ−Al上のR
h0.5質量%からなり、かつ星形に成形された横断面
及び長さ5〜10mmを有する薄い押出成形品である。
【0043】反応前に、触媒を純粋水素を用いて300
℃で大気圧下に12時間の期間還元する。
【0044】第1表に示した3−(ジメチルアミノ)プ
ロピオニトリル(DMAPA)及びジメチルアミノプロピ
オアミン(DMAPA)、液体反応生成物39kg/h及
び水素20(標準)m/hを、底部から上方に向かっ
て並流で反応器を通過させる。出発物質を反応器の上流
で120℃に予熱する。該反応器を120℃及び80バ
ールの全圧で保持する。
【0045】反応器から流出した混合物を冷却しかつ大
気圧に放圧する。DMAPN、DMAPA及びビス−DMA
PAの第1表に示された生成物流を、生成物のガスクロ
マトグラフィー分析から計算した。
【0046】第1表内のデータは、報告した条件下で、
DMAPAバランスが事実上ゼロである(第1表の最終
欄)DMAPNのDMAPAに対する供給量比を得ること
が可能であることを示す。その際、DMAPANに対する
ビス−DMAPA選択率は、90%以上である。
【0047】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル ヒュルマン ドイツ連邦共和国 ベンスハイム テオド ーア−シュトルム−ヴェーク 16 (72)発明者 アルトゥール ヘーン ドイツ連邦共和国 キルヒハイム オーベ ーラー ヴァルトヴェーク 17 (72)発明者 フランク フンケ ドイツ連邦共和国 マンハイム クー7 12アー (72)発明者 フランク オールバッハ ドイツ連邦共和国 デュッセルドルフ エ ルフトシュトラーセ 28 (72)発明者 ティル ゲルラッハ ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン アム ヴァイデンシュラーク 18 Fターム(参考) 4H006 AC52 BA24 BA55 BC10 BC11 BD34 BD51 BE20 4H039 CA71 CB30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II): (X−CH−)NH (II) [式中、XはC1〜20−アルキル、C2〜20−アル
    ケニル又はC3〜8−シクロアルキル基であり、該基は
    非置換でもよく又はC1〜20−アルキル、C 〜8
    シクロアルキル、C4〜20−アルキルシクロアルキ
    ル、C4〜20−シクロアルキルアルキル、C2〜20
    −アルコキシアルキル、C6〜14−アリール、C
    7〜20−アルキルアリール、C7〜20−アラルキ
    ル、C1〜20−アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜20
    −ヒドロキシアルキル、アミノ、C1〜20−アルキル
    アミノ、C2〜20−ジアルキルアミノ、C2〜12
    アルケニルアミノ、C3〜8−シクロアルキルアミノ、
    アリールアミノ、ジアリールアミノ、アリール−C
    1〜8−アルキルアミノ、ハロゲン、メルカプト、C
    2〜20−アルケニルオキシ、C3〜8−シクロアルコ
    キシ、アリールオキシ及び/又はC 〜8−アルコキシ
    カルボニルにより置換されていてもよい]の第二アミン
    を製造する方法において、式(III): X−CN (III) のニトリルを水素と20〜250℃及び圧力60〜35
    0バールの圧力で担体上のRh、触媒の全重量に対し
    て、0.1〜5質量%からなるRh含有触媒の存在下に
    反応させることにより、式(I): X−CH−NH (I) の第一アミンと式(II): (X−CH−)NH (II) の第二アミンとの混合物を形成し、かつ得られた混合物
    から分離された第一アミンの少なくとも一部を反応に戻
    すことを特徴とする、ニトリルからの第二アミンの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 反応に戻す第一アミンの量を、実質的に
    反応後に存在する第一アミンの量に相当するように選択
    する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 触媒が唯一の活性成分としてRh0.3
    〜3質量%を含有する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 担体を活性化炭素、炭化珪素及び金属酸
    化物のうちから選択する、請求項1から3までのいずれ
    か1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 担体がγ−Al又はZr0であ
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 Xが2個までの置換基を有する線状C
    〜C−アルキルである、請求項1から5までのいずれ
    か1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 置換基がC〜C12−ジアルキルアミ
    ノ又は0Hである、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 式(III)のニトリルが3−(ジメチ
    ルアミノ)プロピオニトリル(DMAPN)でありかつ
    ビス(3−(ジメチルアミノ)プロピル)アミン(ビス
    −DMAPA)及び3−(ジメチルアミノ)プロピルアミ
    ン(DMAPA)の混合物に変換し、その際ビス−DMA
    PAを生成物として単離しかつ形成されたDMAPAの少
    なくとも一部を反応に戻す、請求項7記載の方法。
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