JP2002240396A - 携帯情報端末の印刷用紙防水機構 - Google Patents

携帯情報端末の印刷用紙防水機構

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JP2002240396A
JP2002240396A JP2001043279A JP2001043279A JP2002240396A JP 2002240396 A JP2002240396 A JP 2002240396A JP 2001043279 A JP2001043279 A JP 2001043279A JP 2001043279 A JP2001043279 A JP 2001043279A JP 2002240396 A JP2002240396 A JP 2002240396A
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waterproof
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JP2001043279A
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English (en)
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Tetsuya Kawaguchi
哲也 河口
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯情報端末機において長尺状の印刷用紙を防
水性を維持しつつ折れ曲がりや皺がなく収容し且つ容易
に取り出せる防水機構を得る。 【解決手段】携帯情報端末機1のプリンタ部10により
印刷記録された長尺状の印刷用紙100は、用紙導入口
5から防水ケース2内に導入される。円筒形空洞状の防
水ケース2は、携帯情報端末機1のガイド3にゴムパッ
キン7を介し密着し且つ固定部4に爪8により着脱自在
に装着される。防水ケース2にはカッター11を有する
カッター部9が設けられる。印刷終了後の印刷用紙10
0は用紙導入口5から防水ケース2内に導入され、円筒
形状の備蓄部6に沿い巻き取られるように収容される。
カッター部9で印刷終端部を切断し、爪8を外して防水
ケース2を携帯情報端末機1から取り外し、雨水のかか
らない所で収容した印刷用紙100を取り出すことが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷記録用のプリ
ンタ部を搭載した携帯情報端末の電子機器、いわゆるハ
ンディターミナルに関し、特に屋外使用時に印刷記録後
排出された印刷用紙に対する防水性を高めた携帯情報端
末の印刷用紙防水機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯情報端末機の印刷用紙防水機
構では、印刷記録後に排出された印刷用紙をカバー等で
覆い、雨等の水分がかかることを防ぐことが重要な要素
の一つとなっている。
【0003】図7は従来の携帯情報端末機の印刷用紙防
水機構の第1の例を示す斜視図である。図7を参照する
と、上述した目的のために、通常、カバー60を携帯情
報端末機1のプリンタ部分全体にかぶせ、そのカバー6
0と携帯情報端末機1の隙間に印刷用紙を排出させる機
構となっている。また、更に防水性を高めるために、カ
バー60の周囲内面にパッキンを設け、このパッキンを
携帯情報端末機1に密着させることにより、印刷用紙が
排出される隙間を外部と隔離し、防水機構とすることも
出来る。
【0004】また図8は、特開平10−49498号公
報に開示された従来の携帯情報端末機の印刷用紙防水機
構の第2の例を示す斜視図である。
【0005】図8を参照すると、携帯情報端末機1のプ
リンタ部10の用紙排出部の上方に防水カバー70を開
閉自在に取り付け、この防水カバー70に膨らみ部分7
1を設けることにより、排出される印刷用紙を膨らみ部
分71に蓄積し、ある程度の量の印刷用紙が膨らみ部分
71に溜まったら防水カバー70を開けて印刷用紙を取
り出す機構となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯情
報端末機の印刷用紙防水機構では、次のような問題があ
る。
【0007】即ち、第1の従来例においては、カバー6
0の内面にパッキンがない場合、カバー60の下側周囲
には隙間が空いていて、外部と完全に隔離された構造と
はならないため、外部からの水の浸入を完全に止めるこ
とはできない。このため、排出された印刷用紙の防水性
に関し十分とは言えず、用紙排出口からプリンタ内部へ
の水の浸入も問題となる。
【0008】また第1の従来例でカバー60の周囲内面
にパッキンを設ける場合においては、パッキンにかなり
の面積を要し、印刷用紙を溜めておく空間が限られてし
まうため、印字用紙が長くなった場合、印刷用紙が折れ
曲がったり、プリンタの用紙排出負荷が増えることによ
り、印刷不良の発生が問題となる。
【0009】また、第2の従来例においては、防水カバ
ー70の膨らみ部分に排出される印刷用紙を蓄積するよ
うになっているが、蓄積する印刷用紙の量には限度があ
り、常に蓄積量をチェックしなければならないという煩
わしさが問題であり、更に蓄積量のチェックを忘れた場
合には、防水カバー70内が印刷用紙であふれ、印刷用
紙が折れ曲がって使用不可となったり、プリンタの用紙
排出負荷が増えることにより、印刷不良発生の原因とな
る問題がある。
【0010】本発明の目的は、上記従来の問題を解消
し、印刷用紙を蓄える防水ケースを設け、外部と完全に
隔離することにより、防水性能を高めた防水ケースを提
供するとともに、防水ケース内に印刷用紙を巻き取りな
がら蓄えることで、長い印字用紙を折り曲げたり皺にす
ることなく蓄えることが出来、印刷不良を発生させるこ
とのない防水ケースを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯情報端末の
印刷用紙防水機構は、携帯情報端末機のプリンタ部に連
結され、前記携帯情報端末機にて印刷記録され排出され
た長尺状の印刷用紙を収容する防水機構であって、円筒
形状を呈してなり空洞状の内部に用紙導入口部から前記
印刷用紙を導入し巻き取るように収容するとともに前記
用紙導入口部が前記プリンタ部の用紙排出部位に密着さ
れ且つ着脱自在に装着される防水ケースと、この防水ケ
ースの前記用紙導入口部の近傍に設けられ収容した前記
印刷用紙の終端を切断するカッターとを有することを特
徴とするものであり、前記防水ケースは、少なくとも円
筒周面部が透明な樹脂材料からなっているのが好まし
い。
【0012】この携帯情報端末の印刷用紙防水機構にお
いて、前記防水ケースは前記円筒形状の周面略中央部に
て半割り状に開閉しうるようになっていてもよいし、ま
た前記防水ケースは筒状長手方向の側面部に開閉取り外
し自在なキャップを有していてもよい。
【0013】また上記の携帯情報端末の印刷用紙防水機
構において、前記防水ケースは前記円筒形状の内周壁部
に前記印刷用紙の収容方向に沿ったリブを有していても
よく、さらに前記防水ケースはヒンジ機構によって前記
携帯情報端末機に対し開閉自在に連結されていてもよ
い。
【0014】このような本発明によれば、携帯情報端末
機のプリンタ部により印刷記録された印刷用紙は、上述
した防水ケース内に導かれて収容され、水に濡れること
なく備蓄しておくことが出来、必要により容易に取り出
すことが出来る。また防水ケース内に入った印刷用紙
は、防水ケース内の円筒状部に沿って巻き取られること
により、印刷用紙の折れ曲がりや詰まりを起こすことな
く備蓄出来、印刷不良を発生させることもない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態を示し、
(a)は全体の斜視図、(b)は(a)のA−A線にお
ける要部の断面図、図2は第1の実施の形態における防
水ケースの斜視図である。
【0017】第1の実施の形態は、図1(a)に示すよ
うに、携帯情報端末機1の用紙排出口には、防水ケース
2を取り付けるガイド3が設けられ、ガイド3の両端に
は防水ケース2を固定する固定部4が設けてある。携帯
情報端末機1内にはプリンタ部10が内蔵され、印刷用
紙100に対する印刷が行われる。
【0018】図2を参照すると、防水ケース2は円筒形
の空洞状を呈してなり、用紙導入口5と、そこから繋が
った円筒形状の備蓄部6と、カッター部9とからなり、
用紙導入口5の周囲にはゴムパッキン7が装着され、防
水ケース2の両端には、携帯情報端末機1の固定部4に
係着固定する爪8が形成されている。なお備蓄部6は樹
脂材料からなり、少なくとも円筒周面部は透明な樹脂材
料で形成されていて、内部の状況が目視可能なようにな
っている。
【0019】ゴムパッキン7が防水ケース2と携帯情報
端末機1のガイド部3とを密着させることで、水の浸入
を防ぐようになっている。防水ケース2の備蓄部6は内
部が円筒状の空間を持ち、円筒部の内壁は一方の回転方
向に対して凸状となる段差を無くし、用紙導入口5から
導入する印刷用紙100の引っ掛かりを防いでいる。
【0020】図1(b)に示すように、防水ケース2の
用紙導入口5の近傍には、導入した印字用紙100を切
断するためのカッター部9が設けられている。カッター
部9は、カッター11、釦12、板ばね13及びゴムシ
ート14からなる。カッター部9は釦12を押すことで
可動出来るように取り付けられている。カッター11は
板ばね13を介してカッター部9に取り付けられ、釦1
2を押すことで、導入した印刷用紙100を切断するこ
とが出来る。釦12の表面はゴムシート14で覆い、ゴ
ムシート14の周囲は粘着剤にて防水ケース2に固定さ
れ、水の浸入を防いでいる。印刷が終了後、釦12を押
してカッター11で印刷用紙100を切断した後、防水
ケース2を取り外すことで、印刷済みの印刷用紙100
を防水ケース2に入れたまま移動して取り出すことが可
能となる。なお、携帯情報端末機1のプリンタ部10に
も内部カッター10aが内蔵されている。
【0021】次に、このような構成の第1の実施の形態
の動作について説明する。図1(a)に示すように、携
帯情報端末機1の固定部4に防水ケース2を爪8にて係
着固定する。このときゴムパッキン7の作用により、防
水ケース2が携帯情報端末機1のガイド部3に密着する
ことで、水の浸入を防ぐことが出来る。また、爪8を押
して固定部4から外すことで、防水ケース2を携帯情報
端末機1から着脱自在に取り外すことが出来る。
【0022】図1(b)に示すように、携帯情報端末機
1に内蔵されたプリンタ部10で印刷用紙100に対し
て印刷を行うと、印刷用紙100は用紙導入口5を通
り、防水カバー2内部へと導かれる。防水カバー2の内
部へと入った印刷用紙100は防水カバー2の備蓄部6
の円筒部の内周形状に沿って導かれ、ロール状に巻き取
られるように収容されて行く。防水カバー2の円筒部
は、印刷用紙100の進む方向には凸状となる段差がな
いことから、印刷用紙100が引っかかることはない。
また、備蓄部6は円筒周面部が透明な素材で形成されて
いるので、防水カバー2の内部へ収容された印刷用紙1
00の状態や量及びその印刷内容を目視にて確認するこ
とが出来る。
【0023】印刷が終了後、カッター部9の釦12を押
すことで、導入した印刷用紙100の印刷終端部をカッ
ター11にて切断することが出来る。このような状態に
した防水ケース2を、爪8を固定部4から外し携帯情報
端末機1から取り外すことにより、収容した印刷用紙1
00を水に濡らすこと無く、また印刷用紙100に折れ
曲りや皺を付けること無く取り出すことが出来る。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は第2の実施の形態の要部を示す断面図
である。
【0025】第2の実施の形態の構成は、基本的には上
述した第1の実施の形態と同様であり、異なる点は防水
ケースを半割り状にして収容した印刷用紙を取り出しや
すくしたことである。即ち図3に示すように、印刷用紙
100に印刷を行うプリンタ部10を内蔵した携帯情報
端末機1の用紙排出口のガイド3に、ゴムパッキン7を
介して防水ケース20が密着且つ着脱自在に取り付けら
れる。防水ケース20は第1の実施の形態と同様に円筒
形の空洞状を呈し、図示しない爪8と固定部4で携帯情
報端末機1に着脱自在であり、また用紙導入口5の近傍
にはカッター部9が設けられる。
【0026】防水ケース20は、円筒形状の周面中央部
にて半割り状となっており、半円周状のカバー21が回
転軸22を支点に回転且つ開閉自在に取り付けられる。
防水ケース20とカバー21の合わせ部及び回転軸22
の部分にはそれぞれゴムパッキン23が設けられ、また
カバー21の半円周状の先端にはロック24が設けられ
る。なお、少なくとも半円周状のカバー21は透明な樹
脂材料で形成されているのが好ましい。
【0027】このような構成の第2の実施の形態の動作
について説明する。印刷が終了した印刷用紙100を用
紙導入口5から防水ケース20内に収容する通常の使用
時には、防水ケース20はカバー21を閉じてロック2
4にて固定することで円筒形状を維持し、ゴムパッキン
23が密着して内部への水の浸入を防ぐことができる状
態にある。また携帯情報端末機1の用紙排出口の部分と
の密着及び着脱については第1の実施の形態の場合と同
様で、ゴムパッキン7ならびに爪8と固定部4にて行わ
れる。
【0028】用紙導入口5から導入される印刷用紙10
0は、閉じて円筒形状をなすカバー21部分に沿って導
かれ、ロール状に巻き取られるように防水ケース20内
に収容されて行く。カバー21が透明な樹脂材料で形成
されているので、防水カバー20内での印刷用紙100
の状態や量等が目視にて確認出来る。印刷が終了した時
点でカッター部9により印刷終端部を切断することが出
来る。
【0029】このように印刷用紙100の防水カバー2
0内への収容が行われた後、ロック24による固定を解
除することで、図3に示すようにカバー21は回転軸2
2を支点にして開くことが出来、収容されている印刷用
紙100を開放部分から取り出すことが出来る。即ち第
2の実施の形態では、半割り状にしたカバー21を開く
だけで収容した印刷用紙100を簡単に取り出すことが
出来、いちいち防水ケース20の全体を取り外す必要が
ない。
【0030】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図4(a)、(b)は第3の実施の形態の防
水ケースを示す斜視図である。
【0031】図4(a)に示すように、第3の実施の形
態の防水ケース30は、円筒状の備蓄部32と、備蓄部
32の筒状長手方向の側面部に取り外し自在に設けたキ
ャップ31とを有してなる。円筒状の備蓄部32の少な
くとも片側の側面部は開放状態に形成されている。また
防水ケース30には第1の実施の形態と同様に、用紙導
入口5、ゴムパッキン7、爪8及びカッター部9が設け
られていて、爪8にて携帯情報端末機1の用紙排出口に
密着・着脱される。備蓄部32の少なくとも円筒周面部
は透明な樹脂材料で形成されている。キャップ31は樹
脂材料、アルミニューム等の軽金属、もしくはゴム材料
等からなり、備蓄部32の開放した側面部にあたかもお
茶の缶のふたのように嵌め込む形状を呈している。隙間
なく嵌め込む形状とすることで、内部への水の浸入を防
ぐことができる。
【0032】このような第3の実施の形態の防水ケース
30によれば、図4(b)に示すように、印刷用紙10
0を用紙導入口5から備蓄部32内部にロール状に巻き
取るように収容し、透明な備蓄部32を透して状態を確
認し、カッター部9で印刷終端部を切断した後、キャッ
プ31を矢印B方向に取り外ずすことにより、備蓄部3
2の開放部分から内部の印刷用紙100を取り出すこと
が出来る。このようにキャップ31は備蓄部32の開放
部分に嵌め込み及び取り外しが自在であり、収容した印
刷用紙100を簡単に取り出すことが出来、いちいち防
水ケース30の全体を取り外す必要がない。
【0033】なお上述した第3の実施の形態では、キャ
ップ31を備蓄部32の側面部に嵌め込むように例示し
たが、これに限定することなく、ヒンジ機構等を用いて
キャップ31を備蓄部32の開放した側面部に開閉式に
且つ密着するように取り付ける構成としてもよい。
【0034】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図5は第4の実施の形態の防水ケースを示
し、(a)は一部断面を含む斜視図、(b)は要部の断
面図である。
【0035】図5(a)、(b)に示すように、第4の
実施の形態の防水ケース40は、円筒形状の内周壁部に
薄板状に突出したリブ41を設けてなる。リブ41は、
円筒形状の防水ケース40の長手方向に数ケ所(3〜4
個)設けられ、突出した内周面は印刷用紙100の収容
方向に沿った円周状となっている。リブ41は防水ケー
ス40の円筒周面部とともに透明な樹脂材料にて一体形
成される。また防水ケース40には第1の実施の形態と
同様に、用紙導入口5、ゴムパッキン7、爪8及びカッ
ター部9が設けられていて、爪8にて携帯情報端末機1
の用紙排出口に密着・着脱される。
【0036】このような第4の実施の形態の防水ケース
40によれば、図5(b)に示すように、携帯情報端末
機1から用紙導入口5を介して防水ケース40の円筒内
部に導入される印刷用紙100は、突出したリブ41の
内周面に沿って収容されることとなる。リブ41が数ケ
所設けられているため、導入される印刷用紙100の先
端部分は防水ケース40自体の円筒内周全面には接触す
ることなく、突出したリブ41の薄板状部のみに沿って
収容されるので、印刷用紙100の導入・収容時にかか
る接触抵抗が減少し、円滑な導入・収容動作が実現出来
る。
【0037】なお、このような円筒形状の内周壁部に薄
板状に突出したリブは、上述した第2及び第3の実施の
形態における防水ケース20及び防水ケース30にも適
用出来ることは言うまでもない。
【0038】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。図6は第5の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【0039】第5の実施の形態は、図6に示すように、
携帯情報端末機1の用紙排出口に防水ケース50を取り
付けるガイド3が設けられ、ガイド3の一端には防水ケ
ース50を固定する固定部4が設けられ、ガイド3の他
端側には防水ケース50を開閉自在に連結するヒンジ機
構が設置される。ヒンジ機構はヒンジ部51、ピン軸5
2及びヒンジ受け部53からなる。
【0040】防水ケース50は、上述した各実施の形態
と同様に円筒形の空洞状をなし、ガイド3に密着・着脱
されて図示しない用紙導入口から携帯情報端末機1で印
刷された印刷用紙100を内部に導入・収容するもの
で、少なくとも円筒周面部は透明な樹脂材料で形成され
ている。防水ケース50には爪8の反対側他端部にヒン
ジ部51が設けられ、ガイド3の他端側のヒンジ受け部
53にピン軸52を介して回転自在に装着される。また
防水ケース50にカッター部9が設けられるのも各実施
の形態と同様である。
【0041】このような第5の実施の形態の防水ケース
50によれば、印刷用紙100を用紙導入口から内部に
ロール状に巻き取るように収容し、透明な円筒周面部を
透して状態を確認し、カッター部9で印刷終端部を切断
した後、それまでガイド部3に密着固定していた爪8を
固定部4から取り外し、ヒンジ機構により防水ケース5
0全体を矢印C方向に開き、ヒンジ受け部53側に引き
起こす。引き起こした状態で内部に収容した印刷用紙1
00を用紙導入口から取り出すことが出来る。この用紙
取り出し作業は雨水のかからない場所で行えばよい。
【0042】用紙を取り出した後の防水ケース50は、
ヒンジ機構により矢印Cと反対方向に閉じ、爪8と固定
部4にてガイド部3に密着固定し、再び屋外での使用に
供することが出来る。なお、携帯情報端末機1を屋内で
使用する場合には、防水ケース50を矢印C方向に開い
て引き起こしたままの状態で使用することも出来、この
場合には上述したプリンタ部10に内蔵されている内部
カッター10aにて印刷用紙100を切断すればよい。
【0043】なお、このような防水ケースを開閉自在に
連結するヒンジ機構は、上述した第2、第3及び第4の
実施の形態における防水ケース20、防水ケース30及
び防水ケース40にも適用出来ることは言うまでもな
い。
【0044】なお、上述したそれぞれの実施の形態にお
いては、防水ケースにカッター部9を設けるように例示
したが、必ずしもこれに限定することはない。即ち、防
水ケースにカッター部9を設けない構成においても、防
水ケース内に印刷用紙100を巻き取るように収容した
後、雨水のかからない場所にて防水ケースを携帯情報端
末機1から取り外し、携帯情報端末機1のプリンタ部1
0に内蔵されている内部カッター10aにて印刷用紙1
00の印刷終端部を切断し、収容した印刷用紙100を
取り出すことが出来る。
【0045】
【発明の効果】第一の効果は、雨や雪の中でも印刷用紙
を濡らすこと無く携帯情報端末機のプリンタ部での印刷
記録が行えることにある。その理由は、印刷終了後の印
刷用紙を収容する防水ケース内部を完全に外部と遮断し
た密着構造としたためである。
【0046】第二の効果は、防水ケース内部に収容した
印刷用紙を屋外でも屋内でも自在に取り出せることにあ
る。その理由は、防水ケースを携帯情報端末機に対し着
脱自在として持ち運びが出来、また防水ケース自体にも
半割り状部や開閉取り外し自在なキャップを設けて用紙
が取り出しやすい構成としたためである。
【0047】第三の効果は、長尺状の印刷用紙でも、折
れ曲げたり皺を付けることなく防水ケース内に備蓄出
来、かつ印刷不良を発生させないことにある。その理由
は、防水ケース内部を円筒形の空洞状にすることで、印
刷用紙をロール状に巻き取るように収容することが出来
るためであり、また円筒周面部を透明にして収容した印
刷用紙の状態や量及びその印刷内容を目視にて確認出来
るためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は全
体の斜視図、(b)は(a)のA−A線における要部の
断面図である。
【図2】第1の実施の形態における防水ケースの斜視図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の要部を示す断面図
である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の防水ケースを示
し、(a)は通常時の斜視図、(b)は印刷用紙取り出
し時の斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態の防水ケースを示
し、(a)は一部断面を含む斜視図、(b)は要部を示
す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の携帯情報端末機の印刷用紙防水機構の第
1の例を示す斜視図である。
【図8】従来の携帯情報端末機の印刷用紙防水機構の第
2の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯情報端末機 2,20,30,40,50 防水ケース 3 ガイド 4 固定部 5 用紙導入口 6 備蓄部 7 ゴムパッキン 8 爪 9 カッター部 10 プリンタ部 10a 内部カッター 11 カッター 12 釦 13 板ばね 14 ゴムシート 21 カバー 22 回転軸 23 ゴムパッキン 24 ロック 31 キャップ 32 備蓄部 41 リブ 51 ヒンジ部 52 ピン軸 53 ヒンジ受け部 60 カバー 71 膨らみ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/02 320 H05K 5/02 L 5B019 H05K 5/02 G 5/03 D 5/03 5/06 D 5/06 B41J 29/12 B Fターム(参考) 2C058 AB16 AD09 AF06 AF51 LA03 LA24 LB02 LB17 LC11 2C060 BA03 BC84 2C061 BB21 BB35 CD23 3F052 AA01 AB05 BA02 DA01 4E360 AB12 AB20 AB33 AB42 BA03 BA08 BA15 BB02 BB12 BB23 BC03 BC06 EA18 EC04 ED03 ED13 ED14 ED17 ED23 ED27 FA20 GA29 GA46 5B019 BA06 BB02 BC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯情報端末機のプリンタ部に連結さ
    れ、前記携帯情報端末機にて印刷記録され排出された長
    尺状の印刷用紙を収容する防水機構であって、円筒形状
    を呈してなり空洞状の内部に用紙導入口部から前記印刷
    用紙を導入し巻き取るように収容するとともに前記用紙
    導入口部が前記プリンタ部の用紙排出部位に密着され且
    つ着脱自在に装着される防水ケースと、この防水ケース
    の前記用紙導入口部の近傍に設けられ収容した前記印刷
    用紙の終端を切断するカッターとを有することを特徴と
    する携帯情報端末の印刷用紙防水機構。
  2. 【請求項2】 前記防水ケースは、少なくとも円筒周面
    部が透明な樹脂材料からなることを特徴とする請求項1
    記載の携帯情報端末の印刷用紙防水機構。
  3. 【請求項3】 前記防水ケースは、前記円筒形状の周面
    略中央部にて半割り状に開閉しうることを特徴とする請
    求項1または2に記載の携帯情報端末の印刷用紙防水機
    構。
  4. 【請求項4】 前記防水ケースは、筒状長手方向の側面
    部に開閉取り外し自在なキャップを有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の携帯情報端末の印刷用紙
    防水機構。
  5. 【請求項5】 前記防水ケースは、前記円筒形状の内周
    壁部に前記印刷用紙の収容方向に沿ったリブを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の携
    帯情報端末の印刷用紙防水機構。
  6. 【請求項6】 前記防水ケースは、ヒンジ機構によって
    前記携帯情報端末機に対し開閉自在に連結されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の携
    帯情報端末の印刷用紙防水機構。
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