JP3708920B2 - ポータブルプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリからの電力供給により駆動されるポータブルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば、宅配便の集配担当者等の便宜を図るために、携帯可能な小型のポータブルプリンタが普及している。このようなポータブルプリンタでは、ハンディターミナル等のホスト機から送信される必要なデータを受信してラベル等の印刷物を発行するようにしている。この場合、ポータブルプリンタとホスト機とは、光(赤外線)インタフェースや無線インタフェースにより接続される。
【0003】
このようなポータブルプリンタは、駆動電力をバッテリから供給されるものが殆どである。このようなポータブルプリンタに装着されるバッテリとしては、プリンタ側の端子と電気的に接続される端子を一端部に備えたものがある。そして、このようなバッテリを装着するポータブルプリンタにおいては、バッテリ収納部に対しバッテリを端子側から挿入して収納する構造を採ることが多い。
【0004】
ここで、バッテリをポータブルプリンタから取り出す際に、ポータブルプリンタの筐体は、バッテリがバッテリ収納部に収納された状態でバッテリの端子が無い方の端部を露出できる構造とされている。すなわち、ポータブルプリンタの筐体には、バッテリ収納部を覆う蓋部が、挿入穴に対して開放閉塞自在に設けられている。また、このような蓋部は、ポータブルプリンタの筐体の角部に設けられることが多い。バッテリをポータブルプリンタから取り出す際には、蓋部を開放し、バッテリをバッテリ収納部から引き出すことによってバッテリ側の端子とプリンタ側の端子との接続状態を解除して、バッテリを取り出すことになる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、ポータブルプリンタのような電子機器はマイクロコンピュータを備えており、電源オンの状態から電源オフの状態にするには、例えばRAMに蓄えられたデータをフラッシュメモリに書き込んで保護する等の電源オフ処理が必要となっている。このような電源オフ処理には、1秒から数秒程度の時間を必要とする。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−084077号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電源オフ処理を実行するようにしても、ユーザが電源オフ処理を行わずに蓋部を開放してバッテリをバッテリ収納部から取り出してしまったような場合には、RAMに蓄えられたデータをフラッシュメモリに書き込むことはできないため、データを保護することができない。
【0008】
また、上述したようなポータブルプリンタにおいては、使用中に誤って落下させる等の行為によって、落下の衝撃により蓋部が開放されてしまいバッテリがバッテリ収納部から飛び出してしまうことがある。特に、蓋部がポータブルプリンタの筐体の角部に設けられている場合には、その傾向は顕著である。
【0009】
したがって、電源オフ処理の際に落下の衝撃により蓋部が開放されてしまいバッテリがバッテリ収納部から飛び出してしまった場合にも、RAMに蓄えられたデータをフラッシュメモリに書き込むことはできないため、データを保護することができない。
【0010】
本発明は、バッテリからの電力供給を切断する前に所定のデータを保護している処理状態の際に、データの保護を確実に行うことができるポータブルプリンタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のポータブルプリンタは、バッテリからの電力供給により駆動されるポータブルプリンタにおいて、前記バッテリを挿脱自在に収納するバッテリ収納部と、このバッテリ収納部に対して開閉自在に設けられた蓋部と、この蓋部の開閉を監視する蓋部開閉センサと、前記バッテリからの電力供給を切断する旨を宣言する電源切断宣言手段と、この電源切断宣言手段により前記バッテリからの電力供給を切断する旨が宣言された場合、前記バッテリからの電力供給を切断する前に所定のデータを保護するデータ保護手段と、このデータ保護手段が実行されている際に、前記蓋部開閉センサにより前記バッテリ収納部に対する前記蓋部の開放が検知された場合、前記蓋部の開放を報知する蓋部開放報知手段と、を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0013】
ここで、図1は本発明の実施の一形態のポータブルプリンタ1をラベル排出側から示す外観斜視図、図2はポータブルプリンタ1をオペレータ装着側から示す外観斜視図、図3はポータブルプリンタ1の内部構造を示す水平断面図である。
【0014】
図1ないし図3に示すように、ポータブルプリンタ1のプリンタ本体1aは、一面が開放されたケース2と、このケース2の開放された面を開閉するカバー3とより構成されている。カバー3は、ケース2に設けられた支点軸4により回動自在に支持されている。そして、ケース2には、カバー3を閉じた状態で、ロール状に巻回された長尺状の記録紙5を転動自在に収納するホッパ6が形成されている。なお、本実施の形態においては、記録紙5として台紙5aに多数のラベル5bを等間隔で貼付したものを用いているが、他の記録紙を用いても良い。
【0015】
このようなケース2には、ホッパ6の底部からカバー3側に向けて延出する用紙ガイド7が設けられており、この用紙ガイド7のカバー3に近い部分には、回転自在のプラテン8と、このプラテン8の長手方向に沿うラベル剥離体9とが配設されている。
【0016】
図3に示すように、カバー3の内面(ホッパ6側)には、サーマルヘッド12を備えたヘッド支持体11が支軸11aを中心に回動自在に設けられている。このヘッド支持体11は板ばね13により一方向に付勢されており、サーマルヘッド12はカバー3を閉じた状態でプラテン8に当接することになる。すなわち、プラテン8とサーマルヘッド12とにより印字部14が形成されている。
【0017】
また、カバー3の自由端側の両側には、スプリング15の付勢力によりプラテン8に圧接されたピンチローラ16が回転自在に設けられている。さらに、カバー3には、サーマルヘッド12とピンチローラ16との間に配置されてラベル5bを排出させるラベル排出口17と、ホッパ6内の記録紙5の浮きを押える紙押え18とが形成されている。ケース2にはカバー3の自由端との間で台紙5aを排出させる台紙排出口19が形成されている。
【0018】
ケース2の上面には、バッテリ10(図3参照)からの電力供給を切断する旨を宣言する電源切断宣言手段として機能する電源スイッチ20、ラベル5bに印字を行わせるフィードスイッチ21、蓋部22、赤外線を受光する受光窓23が設けられている。蓋部22は、詳細は後述するが、ケース2の一つの面である上面に開口して設けられたバッテリ収納部30(図3参照)に対してバッテリ10を着脱する場合に開閉するものである。さらに、カバー3の両側には係止爪24がスライド自在に設けられている(図1参照)。これらの係止爪24は外側に向けて付勢されてケース2に係止され、カバー3を開放するときに係止爪24を矢印マークで示すように内方スライドさせてケース2との係止状態を解除する。
【0019】
加えて、ケース2の上面には、LED56が配設されている。本実施の形態のポータブルプリンタ1は、このLED56を点灯させたり点滅させることにより、ポータブルプリンタ1の動作状態をオペレータに対して報知することができるようになっている。
【0020】
さらに、図2に示すように、プリンタ本体1aのカバー3とは反対側の一面には、オペレータの腰のあたりに密着される弧面25が形成され、この弧面25にはオペレータの衣服に対して滑りを少なくするための滑り止め26と、この滑り止め26に対向してオペレータのベルトに引っ掛けられるベルト掛け27とが形成されている。
【0021】
次に、ケース2に設けられたバッテリ収納部30及び蓋部22について、図4を参照しつつ詳細に説明する。図4に示すように、バッテリ収納部30は、バッテリ10と略同一形状の穴形状に形成されており、バッテリ10の端子(図示せず)と電気的に接続される端子(図示せず)をこの穴形状の奥側に備えている。
より詳細には、バッテリ収納部30のバッテリ10の挿脱方向における長さが、バッテリ10よりも若干短く形成されている。このようにするのは、バッテリ収納部30からバッテリ10を若干突出させることで、バッテリ収納部30から取り出す際にバッテリ10の端部を把持しやすくするためである。なお、本実施の形態のポータブルプリンタ1においては、バッテリ収納部30に対し、バッテリ10を端子側から挿入して収納する構造を採っている。
【0022】
このようなバッテリ収納部30の開口部分には、ゴム等の弾性部材で形成された規制部材である一対のストッパ31が設けられている。このストッパ31は、バッテリ収納部30に対する収納状態のバッテリ10とバッテリ収納部30との隙間を埋める部材31aと、バッテリ10の挿脱軌跡に干渉する部材31bとで構成されている。すなわち、ストッパ31はゴム等の弾性部材で形成されていることから、バッテリ収納部30に対してバッテリ10を収納した状態では、ストッパ31の部材31aが変形してバッテリ収納部30とバッテリ10とを密着させるとともに、バッテリ10の端部をストッパ31の部材31bで支持することで脱する方向へのバッテリ10の動きを規制する。したがって、バッテリ収納部30の開口部分にストッパ31を設けることによって、構造を複雑にすることなく、蓋部22を開放しただけではバッテリ10をバッテリ収納部30から飛び出さないようになっている。また、ストッパ31はゴム等の弾性部材で形成されていることからある程度の厚みを有していてもバッテリ10との当接に応じて変形するので、バッテリ収納部30からバッテリ10を取り出すことが可能になっている。
【0023】
一方、蓋部22は、ケース2に対してヒンジ22aを介して取り付けられており、バッテリ収納部30に対して開放閉塞自在とされている。この蓋部22のバッテリ収納部30には凹部22bが形成されており、バッテリ収納部30を閉塞する際にバッテリ収納部30から突出しているバッテリ10及びストッパ31がこの凹部22bに収納される。
【0024】
また、この蓋部22には、バッテリ収納部30側に突出形成された突起部22cが設けられている。一方、ケース2においては、バッテリ収納部30の近傍であってバッテリ収納部30に対して閉塞状態とした蓋部22の突起部22cに対向する位置に、底部にマイクロスイッチである蓋オープン検知スイッチ53(図5参照)を備えて突起部22cの侵入を許容する凹部32が設けられている。したがって、蓋部22をバッテリ収納部30に対して閉塞状態とした場合には、凹部32に蓋部22の突起部22cが侵入し、凹部32の底部の蓋オープン検知スイッチ53が突起部22cによって押圧されてON状態となる。
【0025】
このような構成により、バッテリ10がバッテリ収納部30へと正しく収納された場合には、電源スイッチ20がONしている状態でバッテリ収納部30の端子とバッテリ10の端子とが接触して電気的に接続された状態となり、バッテリ10から電力供給を必要とするサーマルヘッド12等の各部へと電力が供給されることになる。
【0026】
次に、ポータブルプリンタ1の各部の制御系の接続について図5を参照しつつ説明する。ポータブルプリンタ1は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)41を備えており、このCPU41には、CPU41が実行するプログラム等の固定データが書き込まれているROM(Read Only Memory)42と、ワークデータ等の可変データを更新自在に書き込むRAM(Random Access Memory)43と、各種情報を登録するフラッシュメモリ44とがバスライン45を介して接続されている。そして、サーマルヘッド12を駆動するサーマルヘッドドライバ46、プラテン8が連結されたモータ47を駆動するモータドライバ48、各種センサ49が接続されたセンサ回路50、カバー3の開閉によりオン、オフするカバーオープンスイッチ51と電源スイッチ20とフィードスイッチ21と蓋部22の開閉によりオン、オフする蓋部開閉センサである蓋オープン検知スイッチ53とが接続されたスイッチ回路54、赤外線インタフェース55、LED56が接続された点灯制御回路57が、CPU41に接続されている。このように、図5に示す回路はプリンタ本体1aの内部に設けられた基板(図示せず)上に形成されている。なお、赤外線インタフェース55は、前述した受光窓23の内方に配置されている。インタフェースは図ではI/Fと記す。
【0027】
このようなポータブルプリンタ1は、記録紙5をセットする場合にカバー3を開放し、ロール状に巻回された記録紙5をプリンタ本体1aのホッパ6に収納し、カバー3が開放されている状態で記録紙5の先端をプラテン8及びラベル剥離体9を覆う位置まで引き出し、カバー3を閉塞する。これにより、図3に示すように、記録紙5の台紙5aの先端部分が、サーマルヘッド12とピンチローラ16とによりプラテン8上に圧接され、また、ラベル剥離体9により台紙5aの引き出し経路が鋭角に折曲され、ホッパ6の底面からの記録紙5の浮きが紙押え18により阻止される。記録紙5をセットしたプリンタ本体1aは、机上に置いて使用することも可能であるが、通常はオペレータの腰に装着した状態で使用する。そして、電源スイッチ20をオンにし、ハンディターミナル等のホスト機(図示せず)から印字データを入力して印字を行う。このホスト機は、キーボード等のデータ入力手段、入力したデータや動作状態を表示する表示手段を備えた携帯用の小型コンピュータを構成するものである。
【0028】
次に、ポータブルプリンタ1に内蔵されたROM42に格納された制御プログラムがCPU41に実行させる機能のうち、本実施の形態のポータブルプリンタ1が備える特長的な機能について説明する。
【0029】
ここで、図6は本実施の形態のポータブルプリンタ1が備える特長的な機能である電源オフ処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図6に示すように、CPU41は、電源スイッチ20がオフされたことを認識すると(ステップS1のY)、LED56を点灯させる(ステップS2)。このように電源スイッチ20がオフされた際にLED56を点灯させるのは、電源オフ処理を実行中であることをオペレータに対して報知し、電源オフ処理を実行中にオペレータがバッテリ収納部30からバッテリ10を取り出すのを防止するためである。
【0030】
続いて、フラッシュメモリ44へのバックアップデータの編集をブロック単位で行った後(ステップS3)、フラッシュメモリ44のバックアップデータ書き込みエリアに空きが無ければ(ステップS4のN)、フラッシュメモリ44の書き込みエリアをイレースし(ステップS5)、フラッシュメモリ44にバックアップデータを書き込む(ステップS5:データ保護手段)。一方、フラッシュメモリ44のバックアップデータ書き込みエリアに空きが有れば(ステップS4のY)、そのままフラッシュメモリ44にバックアップデータを書き込む(ステップS5:データ保護手段)。
【0031】
ステップS3〜S6の処理は全てのブロックについて繰り返され、全バックアップデータについてのフラッシュメモリ44への書き込みが完了すると(ステップS7のY)、電源オフ処理が完了したことになるので、LED56を消灯し(ステップS8)、電源供給を切断し(ステップS9)、電源オフ処理を終了する。
【0032】
また、図7は電源オフ処理時における蓋部開閉監視処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図7に示すように、CPU41は、電源オフ処理中にバッテリ収納部30に対して開閉自在な蓋部22が開放されたことを検知すると(ステップS11のY)、LED56を点滅させる(ステップS12:蓋部開放報知手段)。このように電源オフ処理中に蓋部22が開放された場合にLED56を点滅させるのは、電源オフ処理を実行中であることをオペレータに対して再度報知し、電源オフ処理を実行中にオペレータがバッテリ収納部30からバッテリ10を取り出すのを確実に防止するためである。LED56の点滅は(ステップS12:蓋部開放報知手段)、蓋部22が閉塞される迄(ステップS13のY)、実行される。
【0033】
このように本実施の形態においては、バッテリ10からの電力供給を切断する前に所定のデータを保護する電源オフ処理が実行されている際に、バッテリ10を挿脱自在に収納するバッテリ収納部30に対する蓋部22の開放が蓋オープン検知スイッチ53により検知された場合には、蓋部22の開放がLED56の点滅によって報知される。これにより、オペレータがバッテリ収納部30からバッテリ10を取り出そうとした場合に、バッテリ10からの電力供給を切断する前に所定のデータを保護している処理状態であることをオペレータに認識させることができるので、電源オフ処理時におけるデータの保護(フラッシュメモリ44に対するバックアップデータの書き込み)を確実に行うことができる。
【0034】
また、本実施の形態においては、バッテリ収納部30に収納されたバッテリ10に対し、バッテリ収納部30からバッテリ10が脱する方向への動きを規制する規制部材であるストッパ31を備えることにより、蓋部22を開放するだけではバッテリ10をバッテリ収納部30から取り出すことができないことから、使用中に誤って落下させる等の行為による落下の衝撃により蓋部22が開放されてしまいバッテリ10がバッテリ収納部30から飛び出してしまうことを防止することができ、また、オペレータが蓋部22を開放すると同時にバッテリ収納部30からバッテリ10を取り出すことを防止することができる。
【0035】
さらに、本実施の形態においては、規制部材であるストッパ31がゴム等の弾性部材で形成されており、バッテリ収納部30に対する収納状態のバッテリ10とバッテリ収納部30との隙間を埋める部材31aと、バッテリ10の挿脱軌跡に干渉する部材31bとで構成されていることにより、バッテリ収納部30に対してバッテリ10を収納した状態では、ストッパ31の部材31aが変形してバッテリ収納部30とバッテリ10とを密着させるとともに、バッテリ10の端部をストッパ31の部材31bで支持することで脱する方向へのバッテリ10の動きを規制するので、構造を複雑にすることなく、蓋部22を開放しただけではバッテリ10をバッテリ収納部30から飛び出さないようにすることができる。また、規制部材であるストッパ31はゴム等の弾性部材で形成されていることからある程度の厚みを有していてもバッテリ10との当接に応じて変形するので、バッテリ収納部30からバッテリ10を取り出すことができる。
【0036】
なお、本実施の形態においては、LED56を点滅(点灯)させることによって、オペレータに対して電源オフ処理が実行されている際の蓋部22の開放を報知するようにしたが、これに限るものではなく、ブザー音や音声による報知やバッテリ収納部30におけるバッテリ10のロック等による報知であっても良い。
【0037】
また、蓋部22が電源ON中に開けられた場合には、電力供給を切断する旨の宣言があったものと認識して、フラッシュメモリ44に書き込みを行うようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリからの電力供給を切断する前に所定のデータを保護している処理状態の際に、データの保護を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のポータブルプリンタをラベル排出側から示す外観斜視図である。
【図2】ポータブルプリンタをオペレータ装着側から示す外観斜視図である。
【図3】ポータブルプリンタの内部構造を示す水平断面図である。
【図4】バッテリ収納部近傍を部分的に拡大して示す斜視図である。
【図5】ポータブルプリンタの各部の制御系の接続を示すブロック図である。
【図6】電源オフ処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図7】蓋部開閉監視処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ポータブルプリンタ、10…バッテリ、20…電源切断宣言手段、22…蓋部、30…バッテリ収納部、31…規制部材、31a…隙間を埋める部材、31b…バッテリの挿脱軌跡に干渉する部材、53…蓋部開閉センサ

Claims (3)

  1. バッテリからの電力供給により駆動されるポータブルプリンタにおいて、
    前記バッテリを挿脱自在に収納するバッテリ収納部と、
    このバッテリ収納部に対して開閉自在に設けられた蓋部と、
    この蓋部の開閉を監視する蓋部開閉センサと、
    前記バッテリからの電力供給を切断する旨を宣言する電源切断宣言手段と、
    この電源切断宣言手段により前記バッテリからの電力供給を切断する旨が宣言された場合、前記バッテリからの電力供給を切断する前に所定のデータを保護するデータ保護手段と、
    このデータ保護手段が実行されている際に、前記蓋部開閉センサにより前記バッテリ収納部に対する前記蓋部の開放が検知された場合、前記蓋部の開放を報知する蓋部開放報知手段と、
    を備えることを特徴とするポータブルプリンタ。
  2. 前記バッテリ収納部に収納された前記バッテリが、前記バッテリ収納部から脱する方向への動きを規制する規制部材を備えることを特徴とする請求項1記載のポータブルプリンタ。
  3. 前記規制部材は弾性部材で形成されており、前記バッテリ収納部に収納した状態で前記バッテリと前記バッテリ収納部との隙間を埋める機能と、前記バッテリの挿脱軌跡に干渉する機能とを有するように構成されていることを特徴とする請求項記載のポータブルプリンタ。
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