JP2002240108A - プラスチックレンズを有する成形終了品、及び成形終了品からのプラスチックレンズの破断分離方法 - Google Patents
プラスチックレンズを有する成形終了品、及び成形終了品からのプラスチックレンズの破断分離方法Info
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Abstract
を成形終了品から分離するのに適した、ゲート部を含め
たプラスチックレンズ形状、及びこのプラスチックレン
ズをゲート部から分離する方法を得る。 【構成】 成形終了品に超音波振動を与えてプラスチッ
クレンズを分離(破断)するに当たり、ゲート部の断面
積を、ランナからプラスチックレンズに向けて単調に減
少させたプラスチックレンズ。超音波振動を与えること
で、断面積が最も小さいプラスチックレンズとゲート部
との境界部近傍で分離される。
Description
されているプラスチックレンズを有する成形終了品、及
び成形終了品から該プラスチックレンズを破断分離する
方法に関する。
方法として、中央のスプルー部から放射方向に複数のラ
ンナを突出させ、このランナの先端部にゲート部を介し
てそれぞれプラスチックレンズを成形する方法が知られ
ている。この成形方法では、成形終了後、成形型から取
り出した成形終了品は、スプルー、ランナ、ゲート部及
びプラスチックレンズが繋がっている状態にある。
ンズを分離するには、刃物(ニッパー、回転刃等)を用
いて、各プラスチックレンズのゲート部分を切断してい
た。また最近は特開平10‐123306号公報にある
ように、レーザ光でゲートカットする方法も提案されて
いる。しかし、これらの切断作業は、ゲート部に繋がっ
ている小さいプラスチックレンズ毎に行わなければなら
ず、極めて作業能率が悪かった。さらに、刃物での切断
作業は、レンズ形状や切断刃形状によっては、切断後に
別途バリ取り作業を要する場合もある。
なく、プラスチックレンズを成形終了品から分離するの
に適した、ゲート部を含めたプラスチックレンズを有す
る成形終了品形状、及びこのプラスチックレンズを成形
終了品から破断分離する方法を得ることを目的とする。
えてプラスチックレンズを分離(破断)するに当たり、
プラスチックレンズとランナを結ぶゲート部の形状に着
目したものである。
て、ゲート部を介してランナに接続されているプラスチ
ックレンズを有する成形終了品において、ゲート部の断
面積を、ランナからプラスチックレンズに向けて単調に
減少させたことを特徴としている。
に、プラスチックレンズとの接続部近傍に断面積が最小
の一様断面部を設けており、このため、超音波振動で破
断すると、この一様断面部のどこかで破断される。する
と、大きいバリが生じる可能性が高い。これに対し、ゲ
ート部の断面積を、ランナからプラスチックレンズに向
けて単調に減少させると、プラスチックレンズとの境界
部に最小断面積部が生じる。このため、超音波振動で破
断すると、該境界部近傍で破断され、バリが生じる可能
性が小さくなる。
ようにするため、プラスチックレンズのゲート部との接
続部近傍には、該プラスチックレンズの外形形状と、実
際にレンズとして使用する使用形状との間に位置させ
て、ゲート部の最小断面積部より断面積の小さい最小断
面積部を形成することが望ましい。この最小断面積部
は、例えば、プラスチックレンズの外形形状の内側に、
薄肉段部を設けて形成することができる。
に無関係に適用できるが、プラスチックレンズの外形形
状が最も一般的な平面円形であるとき、最小断面積部を
作る薄肉段部は、平面円形プラスチックレンズと同心の
円形薄肉段部とすることができる。
との接続部には、該プラスチックレンズの外形形状と実
際にレンズとして使用する使用形状との間に位置させ
て、かつ該プラスチックレンズの表面側と裏面側の少な
くとも一方に位置させてそれぞれ、切り込みを形成して
もよい。このような切り込みを設ければ、成形終了品に
超音波振動を与えるとき、表裏の切り込みの間に応力を
集中させて該切り込み部を破断面とすることができる。
ト部のプラスチックレンズとの接続部の厚さを、プラス
チックレンズの周縁部の厚さより薄く設定してもよい。
外径形状が平面円形である態様では、この平面円形プラ
スチックレンズとゲート部との接続部の平面的に見た両
端部に、レンズの平面円形形状よりも内方に入り込む一
対の凹部を形成したことを特徴としている。この態様で
は、一対の凹部を結ぶ方向で切断される可能性が高いの
で、ゲート部の断面積が、ランナからプラスチックレン
ズに向けて単調に減少している必要は必ずしもない。こ
の一対の凹部は、平面的に見て互いに接近する方向に凹
んでいてもよい。
了品から破断分離する方法は、以上の各態様の成形終了
品において、ランナに超音波振動ホーンを当接させ、超
音波振動を与えてゲート部とプラスチックレンズの境界
部近傍において、プラスチックレンズを破断分離するこ
とを特徴としている。
のスプルーから放射方向に複数が延びていて、プラスチ
ックレンズはスプルーからの等距離位置に成形されてお
り、破断分離方法は、中心部にスプルーを進入させる穴
部を有する、円筒形状の超音波振動ホーンを準備するス
テップ;この超音波振動ホーンの進入穴部にスプルーを
挿入し、該超音波振動ホーンの環状をなす端面をスプル
ー中心からの等距離位置において複数のランナにそれぞ
れ当接させるステップ;及び該超音波振動ホーンに超音
波振動を与えてゲート部近傍を分離するステップ;を有
する。
にあたっては、成形終了品自体が持っている固有振動数
と超音波加振機の振動数とを近づける(最も好ましくは
一致させる)ことにより共振を意図的に発生させ、振幅
を増大させることにより、曲げ応力を増大させ、容易に
破断を生じさせることができることを見出した。
振動ホーンに超音波振動を与える超音波加振機の加振振
動数と成形終了品の固有振動数とをほぼ一致させる振動
数設定ステップ;及びこの振動数設定ステップで固有振
動数を設定した成形終了品に、同振動数設定ステップで
加振振動数を設定した超音波加振機によって超音波振動
を与える振動付与ステップ;を有することが好ましい。
固有振動数(両振動数)とをほぼ一致させるとは、加振
振動値(振幅、速度、加速度等)を入力とし、実際に成
形終了品に生じる振動を出力振動値としたとき、(出力
値/入力値)の値がピークを示す振動数またはその近傍
の振動数に両振動数を設定することを意味する。このよ
うに振動数設定ステップで両振動数を設定し、振動付与
ステップで加振振動数で成形終了品を振動させると、極
めて効率的に短時間で、プラスチックレンズをゲート部
から破断分離することができる。
有振動数が、超音波加振機の加振振動数にほぼ等しくな
るように、該成形終了品の形状等の物理量を設定する態
様と、超音波加振機の固有振動数が、成形終了品の固有
振動数にほぼ等しくなるように、該超音波加振機の超音
波振動ホーンの形状等の物理量を設定する態様のいずれ
かを用いることが好ましい。
有振動数を、該成形終了品が持つ複数の固有振動数のう
ちから、プラスチックレンズをゲート部から破断分離す
るのに適した振動モードを伴う固有振動数を選択するこ
とが好ましい。すなわち、成形終了品は複数の固有振動
数を持つことが知られており、それぞれの固有振動数
は、異なる振動モード(異なる振動軸や振動方向)を持
っている。そこで、成形終了品の形状を考慮して、プラ
スチックレンズをゲート部から破断分離するのに適した
固有振動数を選択して振動を与えるのである。
つ複数の固有振動数の2以上の固有振動数の振動を同時
に与えてもよい。
形終了品10は、図1ないし図5に示すように、中心部
の円錐棒状のスプルー11と、このスプルー11から、
該スプルー11の軸線と直交する同一平面内において放
射方向に延びる複数のランナ12と、各ランナ12の先
端部にそれぞれ、ゲート部13を介して接続されている
プラスチックレンズ(以下単にレンズ)14とを有して
いる。スプルー11は、ランナ12より図1の下方に延
びる下方延長スプルー11Uを有する。図示例では、ラ
ンナ12は90゜間隔で4本形成され、ゲート部13と
レンズ14は、各ランナ12の先端に2つずつが形成さ
れている。また、全てのレンズ14は、スプルー11の
中心から等距離位置に形成されている。
5)であるのに対し、正面(側面)形状はランナ12側
からレンズ14側に単調に厚さを減ずる形状(図3、図
4)をしている。つまり、ゲート部13の断面積は、ラ
ンナ12側からレンズ14側にかけて単調に減少してい
る。さらに、図示例のレンズ14は平面円形であって、
その周縁内部には、円形薄肉段部14aが形成されてい
る。この円形薄肉段部14aは、レンズ14の外径Dと
使用径dとの間に位置させて、ゲート部13の最小断面
積部より断面積の小さい断面積部を形成する。レンズ1
4の裏面には、円形薄肉段部14aと相俟って、最小断
面積部を作る凹部14bが形成されている。図4に示す
符号(直線)15は、最小断面積部であり、この最小断
面積部15は、レンズ14の外径Dと使用径dとの間に
位置している。
レンズ14を破断分離する超音波加振機(破断分離装
置)20の一例を示している。この超音波加振機20
は、成形終了品10を載置する固定テーブル21を有す
る。固定テーブル21は、その上端面にゴム等の弾性材
料からなる載置板22を有し、この載置板22と固定テ
ーブル21には、その中心部に、成形終了品10の下方
延長スプルー11Uを挿入する逃げ穴23が形成されて
いる。成形終了品10の下方延長スプルー11Uをこの
逃げ穴23に挿入すると、ランナ12が載置板22上に
接触して載置され、スプルー11が上下方向に延びる。
超音波振動ホーン25が位置している。この超音波振動
ホーン25は、中心部に成形終了品10のスプルー11
を進入させるスプルー進入穴部24を有する。この超音
波振動ホーン25は、昇降機構26及び超音波振動装置
27に接続されていて、昇降機構26により固定テーブ
ル21上で昇降し、超音波振動装置27により超音波振
動が与えられる。超音波振動装置27による超音波振動
の振幅等は超音波振動制御装置28によって制御され
る。超音波振動ホーン25のスプルー進入穴部24の中
心と、固定テーブル21の逃げ穴23の中心は一致して
いる。超音波振動ホーン25の下端面は、該超音波振動
ホーン25の軸線に直交する平面からなる環状の当接面
25tを構成している。
は、上記構成の装置を用いて次のように行う。まず、昇
降機構26によって超音波振動ホーン25を上昇させた
状態で、固定テーブル21上に成形終了品10を載置す
る。このとき、下方延長スプルー11Uを逃げ穴23の
中心に位置させ、ランナ12を載置板22に接触させ
る。固定テーブル21には、下方延長スプルー11Uを
逃げ穴23の中心に一致させるためのガイド機構を設け
ることができる。このセット状態において、昇降機構2
6により超音波振動ホーン25を下降させ、当接面25
tと載置板22との間に、ランナ12を挟着する。する
と、当接面25tは、スプルー11の中心からの等距離
位置において複数のランナ12に接触することになる。
振動ホーン25に超音波振動を与える。すると、ランナ
12が当接面25tに接触している成形終了品10全体
が振動し、特に放射方向に延びる複数のランナ12に
は、当接面25tで押さえられている部分を中心として
先端部側程振幅が大きい振動が与えられる。その結果、
最小断面積部15の近傍でレンズ14が折れ、ゲート部
13から分離される。前述のように最小断面積部15
は、レンズ14の最大径Dと使用径dとの間に位置して
いるため、最小断面積部15に沿って破断が生じても、
レンズとしての性能には影響を及ぼさない。そればかり
か、破断は、最小断面積部15を構成する円形薄肉段部
14aの端部で終わる(または始まる)可能性が非常に
高いため(実験によれば100%)、バリがレンズ14
の外側に出ない。図5に、レンズ14を表面から見たと
きの破断線(面)16を模式的に示している。この破断
面16は、レンズ14の表面から裏面にかけて、ほぼ最
小断面積部15に沿ってレンズ14の最大径Dと使用径
dとの間で生じるため、上述のようにレンズとしての性
能には影響を及ぼさない。
距離において当接面25tに接触しているので、レンズ
14はその全てが殆ど同時に成形終了品10から分離さ
れることになる。超音波振動装置27による超音波振動
の諸条件は、以上の作用が得られるように、超音波振動
制御装置28によって設定される。超音波振動装置27
による振動は、成形終了品10の性質に応じてレンズ1
4が分離されるに足る振動特性を、タイマーにより一定
時間与える態様が好ましい。成形終了品10からのレン
ズ14の分離が終了したら、超音波振動装置27による
振動を止め、昇降機構26により超音波振動ホーン25
を上昇させて次の作業に備える。
り内側に最小断面積部15(円形薄肉段部14a及び凹
部14b)を形成したので、レンズ14内に破断面16
が生じ、レンズ14の外径Dの外側に突出するバリは生
じない。しかし、ゲート部13の断面積が、ランナ12
側からレンズ14側に単調に減少するだけでも(レンズ
14の外径より内側に最小断面積部15を形成しなくて
も)、超音波振動による破断面は、ランナ12とゲート
部13の境界部近傍に生じるため、仮にバリが生じたと
しても極めて僅かである。よって、このような微小なバ
リを問題としないレンズ14、あるいは僅かなバリが生
じたとしても別途バリ取り作業を行う環境では、ゲート
部13の断面積が、ランナ12側からレンズ14側に単
調に減少する態様にも一定の効果がある。
形であるが、非円形のプラスチックレンズについても本
発明は適用できる。また、レンズ14の円形薄肉段部1
4aが円形であるが、最小断面積部15を作るために
は、ゲート部13の近傍のみに薄肉段部を形成してもよ
い。薄肉段部は、レンズ14の表裏に形成してもよい。
品の別の実施形態を示している。この実施形態では、レ
ンズ14とゲート部13との接続部に、該レンズ14の
表面側と裏面側に位置させてそれぞれ、切り込み(切
欠)17が形成されている。これらの切り込み17は、
先の実施例の薄肉部14aと同じように、該レンズ14
の外形形状と実際にレンズとして使用する使用形状との
間に位置している。このように切り込み17を形成する
と、破断面がこの表裏の切り込み17を結ぶ面の近傍で
生じるため、バリの発生の問題なく、レンズ14を破断
分離することができる。切り込み17は、表裏の一方の
みに形成しても、一定の効果が期待できる。
形終了品のさらに別の実施形態を示している。この実施
形態では、ゲート部13のレンズ14との接続部の厚さ
tは、このゲート部13に接続されているレンズ14の
周縁部の厚さTより薄く設定されている。ゲート部13
のレンズ14との接続部は、先の実施例の薄肉部14a
と同じように、該レンズ14の外形形状と実際にレンズ
として使用する使用形状との間に位置している。この実
施形態においても、破断面が最も薄肉のゲート部13の
レンズ14との接続部近傍で生じるため、バリの発生の
問題なく、レンズ14を破断分離することができる。
好ましい実施形態を図11について説明する。この実施
形態は、レンズ14の外径へのバリの突出を確実に防ぐ
ために、平面円形レンズ14とゲート部13との接続部
の平面的に見た両端部に、レンズの平面円形形状の内側
に入り込む一対の凹部18を形成したものである。この
一対の凹部18は、図12に示すように、平面的に見て
互いに接近する方向に凹んでいてもよい。
7を介して超音波振動ホーン25に超音波振動を与えた
とき、接続部の一対の凹部18を結ぶ線分(平面)近傍
でレンズ14が折れ、ゲート部13から分離される。凹
部18は、レンズ14の平面円形形状内に入り込んでい
るため、バリがレンズ14の外側に出るのを防止するこ
とができる。一対の凹部18が、図12のように互いに
接近する方向に凹んでいれば、より確実である。この実
施形態では、ゲート部13のレンズ14側の端部に、定
径部(一様断面部)があってもよい。
ンズ14の従来の形状例を示している。従来は、ゲート
部13のレンズ14側の先端部に、刃物で折断するため
の一定断面部13cが形成されていた。この従来例で
は、破断面16は、最小断面積部である一定長さの一定
断面部13c内に生じる可能性が最も高い。従って図1
3の形状の場合には、成形終了品10から分離したレン
ズ14の外周に大きなバリが残る可能性が高い。
いては、超音波加振機20の加振振動数と成形終了品1
0の固有振動数とをほぼ一致させ、その上で、成形終了
品に、超音波加振機によって超音波振動を与えることが
好ましい。その理由を以下に説明する。
10の伝達関数を示している。図1、図2の超音波加振
機20の加振振動数は19.15KHzである。伝達関
数Zは、各周波数でのZ=出力片振幅(レンズ14の振
幅)/入力片振幅(当接面25tの片振幅)を示してい
る。振動出力値と振動入力値は、振動に関連する値であ
れば、振幅、速度、加速度等任意の値を用いることがで
きる。この図14(図1、図2)の例では、成形終了品
10は、A、B、C、Dの4つの固有振動数を持ってお
り、その固有振動数Dは、加振振動数19.15KHz
より高い25KHz付近にあって、19.15KHz付
近ではZ≒1である。
断分離するには、成形終了品10の固有振動数Dを超音
波加振機20の加振振動数に近づけ(図14矢印X)、
あるいは超音波加振機20の加振振動数を成形終了品1
0の固有振動数に近づける(図14矢印Y)ことが好ま
しい。すなわち、両振動数を近づける(共振状態にす
る)ことにより、超音波振動ホーン25の振動を十分に
ゲート部13からレンズ14に伝達し、効率的にレンズ
14をゲート部13から破断することができる。
るには、成形終了品10の材質、形状等の物理量を変化
させればよい。成形製品がレンズ14の場合、材質の選
択の自由度は低いが、スプルー11、ランナ12、ある
いはゲート部13の形状の設定によって、その振動数を
設定する(変化させる)ことができる。形状と固有振動
数は計算によって求めることができる。
単には超音波振動ホーン24の形状を変化させることに
より変化させることができる。勿論、成形終了品10の
固有振動数の設定と、超音波加振機20の加振周波数の
設定とを同時に行って、両周波数を一致させてもよい。
動数と、それぞれの固有振動数の持つ振動モードについ
て説明する。図14に示した伝達関数の4つの固有振動
数A、B、C、Dの振動モードは次の通りである。振動
モードA、B、C、Dを図15に模式的に示した。
波数に最も近い固有振動数の振動モードDは、ランナ軸
12aを回転中心とした縦振動である。よって、レンズ
14の重心には上下方向の負荷が発生し、ゲート部13
とレンズ14の上下面の接線上に最大応力が発生し、こ
の最大応力位置から亀裂が発生する。この振動モードD
は、どの成形終了品10の破断にも適用できる。
軸と直交する方向)の振動であり、振動は垂直方向(光
軸方向)にかけているため、破断分離には効率が悪い。
3の接線を節(不動点)とした上下方向の変形を示して
おり、どの成形終了品を破断するにも、最も有利な振動
モードである。
を回転中心としたレンズ14のねじれ振動である。この
ねじれ振動によって発生する最大応力部分は、応力集中
等も影響することから、ゲート部13とレンズ14の断
面矩形の接続部の四隅に発生する。この振動モードC
は、成形終了品10の破断には適していない。
接続部の形状と、いずれかの振動モードとを組み合わせ
ることによって、より効率的に、超音波振動によってレ
ンズ14を成形終了品10から破断分離することができ
る。
しい振動モードの一つであるが、振動数が5(KHz)
程度と低いため、大きい振幅を与える必要がある。そこ
で、大きい振幅を与えることが困難なときには、他の振
動モード、例えば振動モードDと併用する(両振動数で
振動させる)ことにより、振動モードBの利点を確保し
つつ、振動モードDの利点も同時に得ることができる。
2つの振動モード併用の具体的方法としては、例えば、
超音波振動ホーン25を第一の振動モード(例えば振動
モードD)で振動させ、超音波加振機20全体を第二の
振動モード(例えば振動モードB)で振動させればよ
い。
有振動数Bのほぼ整数倍の関係にあり、図示実施形態で
は、超音波振動ホーン25は、超音波振動装置27で発
生する振動を、超音波振動ホーン25の上下方向の長さ
調整により共振させることで当接面25tの振動を拡大
している。このような関係では、超音波振動ホーン25
を振動させる超音波振動装置27を、2つの固有振動数
の両方の駆動パルスの合成信号で振動させたり、あるい
は、1つの超音波振動ホーン25を異なる加振周波数の
2つの超音波振動装置で駆動することにより、2つの振
動モードを与えることができる。
げ強度を超えてしまうこともある。例えば、片側から一
気に亀裂が発生して破断した場合(衝撃破壊)、亀裂が
反対側へどのように進行するかは不安定である。このよ
うな場合には、例えば超音波加振機の振幅を制御するこ
とで、亀裂の進行方向を制御することが可能である。振
幅量を制御することで、温度上昇によるレンズの熱変形
による精度低下を防ぐこともできる。
を示すものであり、スプルー11から放射方向に延びる
ランナ12の数、ランナ12の先端に成形するレンズ1
4の数や形状等は問わない。ランナ12の先端部にゲー
ト部13を介して接続されたレンズ14を有する成形終
了品であれば、成形製品がスプルー11の中心からの異
なる距離にそれぞれ存在する態様(つまり、径の異なる
同心円上に存在する態様)その他にも勿論本発明は適用
できる。
のであり、伝達関数自体は、成形終了品の形状によって
区々である。よって、振動モードと、ゲート部13とレ
ンズ14との接続部形状との組み合わせについての以上
の説明は一例である。
く、超音波振動で成形終了品から分離するのに適した、
ゲート部を含めたプラスチックレンズを有する成形終了
品形状を得ることができる。またこのプラスチックレン
ズを成形終了品から効率的に容易に破断分離する方法が
得られる。
成形終了品からプラスチックレンズを破断分離する超音
波加振機の一例を示す、該加振機を縦断面として示す正
面図である。
ンズ部分の拡大図である。
終了品のさらに他の形状例を示す、図3に対応する部分
拡大図である。
終了品のさらに他の形状例を示す、図3に対応する部分
拡大図である。
を有する成形終了品の形状例を示す、一つのゲート部と
プラスチックレンズ部分の平面図、(B)は正面図、
(C)は(A)の部分拡大図である。
形終了品の他の形状例を示す、図11の(C)に対応す
る部分拡大図である。
プラスチックレンズ部分の拡大図である。
図である。
1、図2に示す成形終了品の振動モードを示す図であ
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 成形終了状態において、ゲート部を介し
てランナに接続されているプラスチックレンズを有する
成形終了品において、 上記ゲート部は、ランナからプラスチックレンズに向け
て断面積が単調に減少していることを特徴とするプラス
チックレンズを有する成形終了品。 - 【請求項2】 請求項1記載の成形終了品において、プ
ラスチックレンズのゲート部との接続部近傍には、該プ
ラスチックレンズの外形形状と、実際にレンズとして使
用する使用形状との間に位置させて、上記ゲート部の最
小断面積部より断面積の小さい最小断面積部が形成され
ているプラスチックレンズを有する成形終了品。 - 【請求項3】 請求項2記載の成形終了品において、プ
ラスチックレンズの外形形状の内側に、最小断面積部を
作る薄肉段部が形成されているプラスチックレンズを有
する成形終了品。 - 【請求項4】 請求項3記載の成形終了品において、プ
ラスチックレンズの外形形状は平面円形であり、上記薄
肉段部は、平面円形プラスチックレンズと同心の円形薄
肉段部であるプラスチックレンズを有する成形終了品。 - 【請求項5】 請求項1記載の成形終了品において、プ
ラスチックレンズとゲート部との接続部には、該プラス
チックレンズの外形形状と実際にレンズとして使用する
使用形状との間に位置させて、かつ該プラスチックレン
ズの表面側と裏面側の少なくとも一方に位置させてそれ
ぞれ、切り込みが形成されているプラスチックレンズを
有する成形終了品。 - 【請求項6】 請求項1記載の成形終了品において、ゲ
ート部のプラスチックレンズとの接続部の厚さは、プラ
スチックレンズの周縁部の厚さより薄く設定されている
プラスチックレンズを有する成形終了品。 - 【請求項7】 成形終了状態において、ゲート部を介し
てランナに接続されているプラスチックレンズを有する
成形終了品において、 プラスチックレンズの外径形状は平面円形であり、この
平面円形プラスチックレンズとゲート部との接続部の平
面的に見た両端部に、レンズの平面円形形状よりも内方
に入り込む一対の凹部を形成したことを特徴とするプラ
スチックレンズを有する成形終了品。 - 【請求項8】 請求項7記載の成形終了品において、上
記一対の凹部は、平面的に見て互いに接近する方向に凹
んでいるプラスチックレンズを有する成形終了品。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項記載の
成形終了品からプラスチックレンズを破断分離する方法
であって、 上記ランナに超音波振動ホーンを当接させ、超音波振動
を与えてゲート部とプラスチックレンズの境界部近傍に
おいて、プラスチックレンズを破断分離することを特徴
とする成形終了品からのプラスチックレンズの破断分離
方法。 - 【請求項10】 請求項9記載の破断分離方法におい
て、ランナは、中心部のスプルーから放射方向に複数が
延びていて、プラスチックレンズは上記スプルーからの
等距離位置に成形されており、 上記破断分離方法は、 中心部に上記スプルーを進入させる穴部を有する、円筒
形状の超音波振動ホーンを準備するステップ;この超音
波振動ホーンの進入穴部にスプルーを挿入し、該超音波
振動ホーンの環状をなす端面をスプルー中心からの等距
離位置において複数のランナにそれぞれ当接させるステ
ップ;及び該超音波振動ホーンに超音波振動を与えてゲ
ート部近傍を分離するステップ;を有する成形終了品か
らのプラスチックレンズの破断分離方法。 - 【請求項11】 請求項9または10記載の破断分離方
法において、さらに、上記超音波振動ホーンに超音波振
動を与える超音波加振機の加振振動数と成形終了品の固
有振動数とをほぼ一致させる振動数設定ステップ;及び
上記振動数設定ステップで固有振動数を設定した成形終
了品に、同振動数設定ステップで加振振動数を設定した
超音波加振機によって超音波振動を与える振動付与ステ
ップ;を有する成形終了品からのプラスチックレンズの
破断分離方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の破断分離方法におい
て、上記振動数設定ステップでは、成形終了品の固有振
動数が、超音波加振機の加振振動数にほぼ等しくなるよ
うに、該成形終了品の形状等の物理量を設定する成形終
了品からのプラスチックレンズの破断分離方法。 - 【請求項13】 請求項11記載の破断分離方法におい
て、上記振動数設定ステップでは、超音波加振機の固有
振動数が、成形終了品の固有振動数にほぼ等しくなるよ
うに、該超音波加振機の超音波振動ホーンの形状等の物
理量を設定する成形終了品からのプラスチックレンズの
破断分離方法。 - 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれか1項
記載の破断分離方法において、振動数設定ステップで
は、成形終了品の固有振動数は、該成形終了品が持つ複
数の固有振動数のうちから、プラスチックレンズをゲー
ト部から破断分離するのに適した振動モードを伴う固有
振動数が選択されている成形終了品からのプラスチック
レンズの破断分離方法。 - 【請求項15】 請求項14記載の破断分離方法におい
て、振動数付与ステップでは、成形終了品が持つ複数の
固有振動数の2以上の固有振動数の合成振動を付与する
成形終了品からのプラスチックレンズの破断分離方法。
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