JP2002238233A - スピンドルモータ及びこの回転インデックス調整方法 - Google Patents

スピンドルモータ及びこの回転インデックス調整方法

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JP2002238233A
JP2002238233A JP2001033018A JP2001033018A JP2002238233A JP 2002238233 A JP2002238233 A JP 2002238233A JP 2001033018 A JP2001033018 A JP 2001033018A JP 2001033018 A JP2001033018 A JP 2001033018A JP 2002238233 A JP2002238233 A JP 2002238233A
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drive
rotor yoke
spindle motor
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rotation
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JP2001033018A
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Hiroshi Ito
伊藤  博
Tetsuya Haruyama
哲也 春山
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Sanyo Electric Co Ltd
Kumagaya Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Kumagaya Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロッピー(登録商標)・ドライブ装置に組
込んでからスピンドルモータ側で回転インデックス信号
のタイミング調整を簡単にできるようにする。 【解決手段】 スピンドルモータAは、ステータ基板1
の一方の側に突極歯7、駆動コイル9、ロータヨーク1
3を配置し、ステータ基板1の他方の面に重ねた回路基
板33を有する。回路基板33にあってステータ基板1
とは反対面側には、駆動コイル9の駆動回路37、回転
速度に応じた周波数信号を検出する周波数検出部39及
び調整部41に加えて、調整用の固定抵抗素子43のス
ペースを確保する。ロータヨーク13側を内側にしてス
ピンドルモータAをドライブ装置25のシャーシ27に
重ねて固定する。その後、検査によって求められた抵抗
値を有する固定抵抗素子43を調整部41等と同じ面で
回路基板33に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピンドルモータ及
びこの回転インデックス調整方法に係り、例えば3.5
インチのフロッピー・ディスクの回転駆動に好適するス
ピンドルモータ及びこの回転インデックス調整方法の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピー・ディスクを動作させるに
は、それを回転させるモータとともに、各トラック上の
データ原点を示すインデックス信号が必要である。
【0003】従来、この種の用途に用いられるスピンド
ルモータAは、図4に示すように、ステータ基板1に回
路基板3を重ねるとともに軸受ケーシング5を固定し、
この軸受ケーシング5の外周に放射状の突極歯7を固定
して駆動コイル9を巻き、軸受ケーシング5内に圧入し
た軸受11には偏平なロータヨーク13に固定した回転
軸15を挿入し、ロータヨーク13の側壁13aには周
方向にN極とS極を交互に着磁した環状の駆動マグネッ
ト17を固定し、回路基板3にあって駆動マグネット1
7と対面する環状領域に矩形状の周波数発電パターン
(図ではFGパターンと略称する。)19を形成する一
方、ロータヨーク13の側壁13a外側にロータヨーク
13の1回転毎に位置インデックスを検出するコイルな
どのセンサー21を配置する構成となっていた。
【0004】図4中の符号23は駆動マグネット17か
らロータヨーク13の側壁13aを介して部分的に外側
へ突出し、ロータヨーク13の1回転毎にセンサー21
の近傍を通過する補助マグネットである。
【0005】図5は周波数発電パターン19を示すもの
であり、図示を容易にするために放射状の突極歯7及び
周波数発電パターン19を直線的に変形して図示してい
るが、実際は環状に配置されている。
【0006】このようなスピンドルモータAは、駆動コ
イル9に駆動電流を切換え通電することによってロータ
ヨーク13が回転し、この回転に伴って周波数発電パタ
ーン19から回転速度に応じた周波数信号が発生し、図
示しない駆動回路を介して所定の回転速度が得られるよ
う駆動電流の切換えタイミングをフィードバック制御す
るとともに、ロータヨーク13の1回転毎にセンサー2
1から位置インデックス信号を出力する。
【0007】そして、このスピンドルモータAをフロッ
ピー・ドライブ装置(単にドライブ装置と略称する。)
に取付ける場合、図6に示すように、ドライブ装置25
の本体ケースを兼ねる箱形シャーシ27に対し、ロータ
ヨーク13側を内側にしてステータ基板1を重ねて適当
な手段で固定される。図6中の符号29はロータヨーク
13に形成されたチャック31に吸着保持されたフロッ
ピー・ディスクである。
【0008】そして、ドライブ装置25を実際に製品化
するには、テスト用フロッピー・ディスクを挿填して、
正確にデータの読み書きができるよう、センサー21か
ら得られる位置インデックス信号のタイミングを調節し
ている。
【0009】しかも、スピンドルモータAの製造時にこ
れ単体ではインデックス調整ができず、セットメーカ側
でドライブ装置25に組込んでから次に示すように調整
していた。
【0010】すなわち、スピンドルモータAの回路基板
3からリード回路片(図示せず。)を延ばしてドライブ
装置25内の回路基板(図示せず。)に接続し、テスト
用フロッピー・ディスクで正確にデータの読み書きがで
きるよう、ドライブ装置25内の回路基板に配置した可
変抵抗器(図示せず。)を調整したり、好ましい抵抗値
の固定抵抗素子を半田付け接続して回転インデックス信
号のタイミングを調整していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のスピンドルモータAでは、回路基板3からドラ
イブ装置25側へ延ばす余分なリード回路片が必要であ
るし、ドライブ装置25側にもインデックス調整用の回
路や素子が必要となり、コストダウンを図るには限界が
あるし、ドライブ装置25側の小型化の障害にもなって
いる。
【0012】また、スピンドルモータAの駆動回路その
ものをドライブ装置25側に配置して調整を行う構成も
考えられるが、ドライブ装置25側に余分なスペースを
必要とし、コストアップにもなってしまう。
【0013】さらに、この種のスピンドルモータAにお
いて、その回路基板をステータ基板1の裏面側に配置
し、回路基板3の裏面側にそれら調整用回路や素子を配
置する構成も考えられる。
【0014】しかし、スピンドルモータAは、一般に、
ロータヨーク13の安定した回転を確保する観点から、
駆動マグネット17に対面するよう周波数発電パターン
19を回路基板3に配置する必要があり、そのような回
路基板3をステータ基板1の裏面側に配置するには特別
な工夫が必要であり、ドライブ装置25に組込んでから
スピンドルモータA側で回転検出インデックスを調整し
難い難点がある。
【0015】さらにまた、図示はしないが、スピンドル
モータAにおける回路基板3に可変抵抗器を配置すると
ともに、ステータ基板1にはこれを裏面側から可変でき
るような貫通孔を形成し、セットメーカ側でスピンドル
モータAをドライブ装置25に組込んでから可変抵抗器
を調整する構成も考えられるが、可変抵抗器を使用する
ことに加えてステータ基板1に貫通孔を形成するので、
スピンドルモータAのコストが高くなる難点があり、解
決とならない。
【0016】本発明者は、スピンドルモータAの構成及
びセットメーカ側の組立て検査工程を注意深く観察検討
した結果、スピンドルモータAの取付け構造及びセット
メーカ側の検査工程に着目して本発明を完成させた。
【0017】本発明はそのような従来の課題を解決する
ためになされたもので、ドライブ装置などの電子機器に
組込んでからスピンドルモータ側で回転インデックスの
タイミングを調整し易く、安価かつ構成も簡単なスピン
ドルモータとこの回転インデックス調整方法の提供を目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために本発明に係るスピンドルモータは、ステータ基
板と、このステータ基板の一方の主面側に配置された駆
動コイルと、この駆動コイルと対向するように一方の主
面側に配置されそのステータ基板に回転自在に軸支され
たロータヨークと、このロータヨークの1回転毎に回転
インデックスを検出するインデックス検出部と、そのス
テータ基板の他方の主面側に重ねられた回路基板と、こ
の回路基板のステータ基板とは反対面側に形成されその
駆動コイルへの駆動電流を切換え通電する駆動回路と、
その反対面側に形成され駆動コイルから得られる信号に
基づきロータヨークの回転周波数を検出しその駆動回路
へ制御信号として出力する周波数検出部と、そのインデ
ックス検出部で検出された回転インデックス信号のタイ
ミングを電気的に可変調整する固定抵抗素子であってそ
の反対面側に形成される固定抵抗素子を具備している。
【0019】また、本発明に係るインデックス調整方法
は、ステータ基板の一方の主面側に駆動コイルを配置
し、この駆動コイルと対向するように一方の主面側にて
ステータ基板に回転自在にロータヨークを軸支し、この
ロータヨークの1回転毎に回転インデックスを検出する
インデックス検出部を形成し、そのステータ基板の他方
の主面側に重ねられた回路基板にあってそのステータ基
板とは反対面側に、その駆動コイルへの駆動電流を切換
え通電する駆動回路と、その駆動コイルから得られる信
号に基づきロータヨークの回転周波数を検出してその駆
動回路へ制御信号として出力する周波数検出部とを形成
したスピンドルモータを用い、このスピンドルモータを
そのロータヨークを内側にして上記ステータ基板を電子
機器に取付けた後、そのインデックス検出部で検出され
た回転インデックス信号を所定の基準回転インデックス
に合わせる調整用の固定抵抗素子をその反対面側に取付
け、回転インデックス信号のタイミングを電気的に可変
するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には
同一の符号を付す。
【0021】図1は本発明に係るスピンドルモータAの
一例を示す縦断面図である。図1において、鋼板などの
磁性体板からなるステータ基板1には、一方(図中下
部)が塞がれた円筒状の軸受ケーシング5が、その下部
をステータ基板1にかしめ加工して固定されており、他
方(図中上部)が開口している。
【0022】この軸受ケーシング5の外周には、鋼板な
どの複数枚の磁性体板を複数枚積層してなる放射状の突
極歯7が固定されている。
【0023】各突極歯7には、例えば3相の駆動コイル
9が分散して巻かれており、図示しないリード線が後述
する回路基板33まで導出され、図示しない回路パター
ンに接続され、ステータが形成されている。
【0024】軸受ケーシング5内には、例えばオイルレ
スメタルからなる軸受11が圧入されており、磁性体性
のロータヨーク13の回転中心部に固定された回転軸1
5がその軸受11に挿入され、ロータヨーク13がステ
ータ基板1に回転自在に軸支されている。
【0025】ロータヨーク13は鋼板などをカップ状に
して偏平に形成され、その側壁13a内側には、周方向
にN極とS極が交互に着磁された環状の駆動マグネット
17が固定され、突極歯7の先端との間で僅かな間隔で
対面してロータを形成している。
【0026】ロータヨーク13の側壁13aの一部は切
り欠かれており、駆動マグネット17の一部が部分的に
外側へ突出して補助マグネット23を形成している。補
助マグネット23は、駆動マグネット17と別体のチッ
プ状のものをロータヨーク13の側壁13a外側に貼付
けて形成しても良い。
【0027】回転軸15は、ロータヨーク13から外側
(図中上方)へ突出しており、突出した回転軸15の周
囲においてロータヨーク13には、フロッピー・ディス
ク29(後述する図3参照)を一時的に吸着保持する公
知のチャック31が形成されている。
【0028】ステータ基板1にあって一方(ロータヨー
ク13側)の主面には、ロータヨーク13が1回転する
毎に補助マグネット23の接近によって回転インデック
ス信号を出力する、例えばコイルやホール素子などのセ
ンサー21が配置され、回路基板33の回路パターンに
接続されている。すなわち、補助マグネット23及びセ
ンサー21によって回転インデックスを検出するインデ
ックス検出部35が形成されている。
【0029】ステータ基板1において、他方の主面すな
わちロータヨーク13とは反対面側には、例えば紙基板
に所定の回路パターンの形成された回路基板33が、ス
テータ基板1と絶縁性を保った状態で重ねるようにして
貼付け固定されている。
【0030】この回路基板33のステータ基板1とは反
対面には、上述した駆動コイル9へ流す駆動電流を切換
え通電する駆動回路37と、ロータヨーク13の回転に
伴って駆動コイル9に誘起した逆起電力からロータヨー
ク13の回転速度に応じた周波数信号を検出するととも
にそれを制御信号として駆動回路37へ出力する周波数
検出部39が配置されている。
【0031】周波数検出部39は、例えば図2に示すよ
うに、例えば3相の駆動コイル9に誘起したU相、V相
及びW相の逆起電圧に基づきロータヨークの回転速度に
応じた周波数信号を形成し、駆動回路37へ出力する機
能を有している。
【0032】駆動回路37は、所定の回転指令信号と周
波数検出部39からの制御信号に基づき、駆動コイル9
への駆動電流の切換えタイミングを制御して安定駆動す
る。
【0033】さらに、回路基板33においてステータ基
板1とは反対面側に、センサー21から得られた回転イ
ンデックス信号を調整する調整部41が形成されるとと
もに、その回転インデックス信号のタイミングを調整す
るための固定抵抗素子(図では抵抗素子と略称する。)
43が半田付け可能な回路及びスペースが確保されてい
る。
【0034】調整部41は、その固定抵抗素子43の抵
抗値によって回転インデックス信号のタイミングすなわ
ち時間的な遅れを調整可能となっており、固定抵抗素子
43は調整部41の一部を形成している。
【0035】このようなブラシレス形のスピンドルモー
タAでは、駆動回路37にて駆動コイル9への駆動電流
を切換え通電することによってロータヨーク13が回転
し、この回転に伴って周波数検出部39にて回転速度に
応じた周波数信号が検出され、これによって駆動回路3
7から駆動コイル9へ流す駆動電流の切換えタイミング
が制御され、ロータヨーク13の回転速度が制御され
る。
【0036】しかも、回路基板33におけるステータ基
板1側とは反対面側に配置された固定抵抗素子43の抵
抗値を適当に変更して半田付け接続すると、センサー2
1から得られた回転インデックス信号のタイミングを調
整することができる。
【0037】次に、このような本発明に係るスピンドル
モータAにおける回転インデックス調整方法を説明す
る。
【0038】まず、上述したように、ステータ基板1の
一方の主面側に、突極歯7や駆動コイル9を配置すると
ともに駆動マグネット17を有するロータヨーク13を
回転自在に軸支させ、ステータ基板1の他方の主面側に
回路基板33を重ね、この回路基板33にあってステー
タ基板1とは反対面側に、駆動コイル9の駆動回路3
7、回転速度に応じた周波数信号を検出する周波数検出
部39及び回転インデックス信号を調整する調整部41
を形成し、調整用の固定抵抗素子43の接続される回路
及び配置スペースを確保したスピンドルモータAを用意
する。
【0039】そして、図3に示すように、このスピンド
ルモータAをステータ基板1の一方の主面側、換言すれ
ばロータヨーク13側を内側にして、ドライブ装置25
の箱形シャーシ27にステータ基板1を重ね、ねじなど
の適当な手段で固定する。シャーシ27には予めロータ
ヨーク13が遊びをもって挿入できる挿入孔が形成され
ている。
【0040】その後、テスト用フロッピー・ディスク2
9を挿填するとともに調整部41から得られる信号を図
示しない検査装置へ出力し、テスト用フロッピー・ディ
スクで正確にデータが読み書きできるような固定抵抗素
子43に係る抵抗値をその検査装置で求め、その抵抗値
に相当する値を有する固定抵抗素子43を回路基板33
に半田付けして製品化する。
【0041】なお、ドライブ装置25は、フロッピー・
ディスク29の出し入れされる側にフラップを設けたフ
ロントパネル(図示せず。)を備えており、用途に応じ
て本体ケースを兼ねるシャーシ27を合成樹脂製ケース
に入れて構成される。
【0042】このように本発明のスピンドルモータAで
は、ステータ基板1に固定した軸受ケーシング5の外周
に突極歯7を形成して3相の駆動コイル9を巻き、ロー
タヨーク13の回転中心部に固定した回転軸15を軸受
ケーシング5内に圧入した軸受11に回転自在に軸支さ
せ、ロータヨーク13には駆動マグネット17及びイン
デックス信号発生用の補助マグネット23を形成し、ロ
ータヨーク13の側壁13aの外周には補助マグネット
23に基づくインデックス信号を出力するセンサー21
を配置する一方、ステータ基板1にあってロータヨーク
13とは反対側の主面に回路基板33を重ねるように配
置し、この回路基板33におけるステータ板1とは反対
面側に、駆動回路37、周波数検出部39及び調整部4
1を配置するとともに、センサー21からのインデック
ス信号のタイミングを調整するための固定抵抗素子43
を接続する構成とした。
【0043】そのため、セットメーカ側でロータヨーク
13側を内側にしてスピンドルモータAのステータ基板
1をドライブ装置25に取付けても、インデックス信号
調整用の固定抵抗素子43を接続する回路やスペースが
外部へ露出可能となり、スピンドルモータAを取付けた
後に検査・調整によって得られる抵抗値を有する固定抵
抗素子43を、スピンドルモータA側の回路基板33の
所定位置すなわち裏面(片面)側に半田付け接続でき
る。
【0044】その結果、ロータヨーク13側を内側にし
てスピンドルモータAをドライブ装置25に組込んでか
ら、安価な例えばチップ状の固定抵抗素子43を半田付
けするだけでインデックス信号のタイミング調整を簡単
に行える一方、回路基板33から余分なリード回路片を
導出させる必要がなくなり、回路基板の簡素化や小型化
が可能となるうえ、ドライブ装置25側の回路基板も簡
素化、小型化され、大幅なコストダウンが可能となる。
【0045】しかも、セットメーカ側でインデックス信
号のタイミング検査工程をそのまま利用し、スピンドル
モータA側の回路基板33でインデックス調整を行うこ
とが可能となり、セットメーカ側における負担が軽減さ
れるし、スピンドルモータA側においても構成や組立て
を複雑化させ難い。
【0046】本発明はフロッピー・ディスクの回転駆動
に限定されるものではなく、回転タイミング信号の必要
な負荷の回転駆動に広く応用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスピン
ドルモータは、ステータ基板の一方の主面側に駆動コイ
ル、ロータヨーク及びインデックスを検出するインデッ
クス検出部を形成し、そのステータ基板の他方の主面側
に回路基板を重ね、この回路基板にあってステータ基板
とは反対面側には、駆動コイルの駆動回路と、その駆動
コイルから得られる信号に基づきロータヨークの回転周
波数を検出する周波数検出部を形成するとともに、その
インデックス検出部による回転インデックス信号を電気
的に可変調整する固定抵抗素子を配置可能に構成したか
ら、ドライブ装置などの電子機器に組込んでからスピン
ドルモータ側で回転インデックス信号のタイミングを調
節可能となり、スピンドルモータ及びこれを搭載する電
子機器の双方の構成が簡単となるうえ、コストも低減で
きる。また、ステータ基板の一方の主面側に駆動コイ
ル、ロータヨーク及びインデックス検出部を形成し、そ
のステータ基板の他方の主面側に重ねられた回路基板に
てステータ基板とは反対面側に、駆動コイルの駆動回路
と、その駆動コイルから得られる信号に基づきロータヨ
ークの回転周波数を検出する周波数検出部とを形成した
スピンドルモータを用い、そのロータヨーク側を内側に
してそのスピンドルモータを電子機器に取付けた後、イ
ンデックス検出部による回転インデックス信号を所定の
基準回転インデックスに合わせる調整用の固定抵抗素子
をその回路基板にあってステータ基板とは反対面側に取
付け、回転インデックス信号のタイミングを電気的に可
変調整する方法では、ドライブ装置などの電子機器に組
込んでからスピンドルモータ側でインデックス信号のタ
イミング調整が簡単にできるし、スピンドルモータ及び
これを搭載する電子機器側の構成を簡単かつ安価にでき
るうえ、従来のセットメーカ側の組立、検査工程をその
まま利用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピンドルモータの実施の形態を
示す縦断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータの動作を説明する波形
図である。
【図3】図1のスピンドルモータを組込んだ電子機器を
示す縦断面図である。
【図4】従来のスピンドルモータを示す縦断面図であ
る。
【図5】図4中の突極歯及び周波数発電パターンの関係
を説明する図である。
【図6】図4のスピンドルモータを組込んだ電子機器を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ステータ基板 3、33 回路基板 5 軸受ケーシング 7 突極歯 9 駆動コイル 11 軸受 13 ロータヨーク 13a 側壁 15 回転軸 17 駆動マグネット 19 周波数発電パターン(FGパターン) 21 センサー(インデックス検出部) 23 補助マグネット(インデックス検出部) 25 フロッピー・ドライブ装置(ドライブ装置:電子
機器) 27 シャーシ 29 フロッピー・ディスク 31 チャック 35 インデックス検出部 37 駆動回路 39 周波数検出部 41 調整部 43 固定抵抗素子(抵抗素子) A スピンドルモータ
フロントページの続き (72)発明者 春山 哲也 埼玉県熊谷市万平町2丁目122番地 熊谷 精密株式会社内 Fターム(参考) 5D109 BA03 BA14 BA17 BA20 BA29 BA37 5H019 AA10 BB01 BB05 BB09 BB15 BB19 BB23 BB29 CC04 DD01 EE09 EE11 EE14 5H611 AA01 BB01 BB07 PP01 QQ03 RR01 RR02 TT01 TT02 TT04 UA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ基板と、 このステータ基板の一方の主面側に配置された駆動コイ
    ルと、 この駆動コイルと対向するように前記一方の主面側に配
    置され前記ステータ基板に回転自在に軸支されたロータ
    ヨークと、 このロータヨークの1回転毎に回転インデックスを検出
    するインデックス検出部と、 前記ステータ基板の他方の主面側に重ねられた回路基板
    と、 この回路基板にあって前記ステータ基板とは反対面側に
    形成され前記駆動コイルへの駆動電流を切換え通電する
    駆動回路と、 前記反対面側に形成され前記駆動コイルから得られる信
    号に基づき前記ロータヨークの回転周波数を検出して前
    記駆動回路へ制御信号として出力する周波数検出部と、 前記インデックス検出部で検出された回転インデックス
    信号のタイミングを電気的に可変調整する固定抵抗素子
    であって、前記反対面側に配置される固定抵抗素子と、 を具備することを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 ステータ基板の一方の主面側に駆動コイ
    ルを配置し、この駆動コイルと対向するように前記一方
    の主面側にて前記ステータ基板に回転自在にロータヨー
    クを軸支し、前記ロータヨークの1回転毎に回転インデ
    ックスを検出するインデックス検出部を形成し、前記ス
    テータ基板の他方の主面側に重ねられた回路基板にあっ
    て前記ステータ基板とは反対面側に、前記駆動コイルへ
    の駆動電流を切換え通電する駆動回路と、前記駆動コイ
    ルから得られる信号に基づき前記ロータヨークの回転周
    波数を検出して前記駆動回路へ制御信号として出力する
    周波数検出部とを形成したスピンドルモータを用い、 このスピンドルモータを前記ロータヨーク側を内側にし
    て前記ステータ基板を電子機器に取付けた後、 前記インデックス検出部で検出された回転インデックス
    信号を所定の基準回転インデックスに合わせる調整用の
    固定抵抗素子を前記回路基板の前記反対面側に取付け、
    前記回転インデックス信号のタイミングを電気的に可変
    することを特徴とするスピンドルモータを用いた回転イ
    ンデックス調整方法。
JP2001033018A 2001-02-09 2001-02-09 スピンドルモータ及びこの回転インデックス調整方法 Pending JP2002238233A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007166784A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータ
JP2008123575A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク駆動装置

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