JP2002238189A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JP2002238189A JP2002238189A JP2001035467A JP2001035467A JP2002238189A JP 2002238189 A JP2002238189 A JP 2002238189A JP 2001035467 A JP2001035467 A JP 2001035467A JP 2001035467 A JP2001035467 A JP 2001035467A JP 2002238189 A JP2002238189 A JP 2002238189A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- electric machine
- radial direction
- back yoke
- valley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定子の径方向に沿った折り曲げ力に対する
剛性の向上を図り、振動、騒音を低減できる回転電機を
提供する。 【解決手段】 回転電機の固定子１のバックヨーク部５
に固定子１の円周方向に沿って延びるリブ３を設けたの
で、磁力により固定子１の径方向に伸縮力が作用し、固
定子１の径方向に沿って折り曲げ力が生じても、リブ３
による変形抑止作用によってバックヨーク部５の変形を
抑えることができ、その結果、固定子１の変形が小さく
なり、回転電機の振動、騒音を低減できる。
剛性の向上を図り、振動、騒音を低減できる回転電機を
提供する。 【解決手段】 回転電機の固定子１のバックヨーク部５
に固定子１の円周方向に沿って延びるリブ３を設けたの
で、磁力により固定子１の径方向に伸縮力が作用し、固
定子１の径方向に沿って折り曲げ力が生じても、リブ３
による変形抑止作用によってバックヨーク部５の変形を
抑えることができ、その結果、固定子１の変形が小さく
なり、回転電機の振動、騒音を低減できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機に関し、
特にその固定子の振動、騒音を低減する構造に関するも
のである。
特にその固定子の振動、騒音を低減する構造に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来技術として、特開平７−２９８５２
３号公報がある。
３号公報がある。
【０００３】これによれば、それまでの回転電機の固定
子は、その外周部が溶接、かしめ等により強固に固定さ
れるが、内周部にある歯部は自由端であるため軸方向に
ばらばらに動くことができ、電磁力により上下に加振さ
れ振動、騒音を発生する可能性がある。そこで、特開平
７−２９８５２３号公報では固定子の周方向においてス
ロットに隣接する鋼板の歯部を、径方向に沿ってく字状
若しくは円弧状に折り曲げして固定子の歯部の剛性を向
上させ、振動及び騒音を低減するようにしている。
子は、その外周部が溶接、かしめ等により強固に固定さ
れるが、内周部にある歯部は自由端であるため軸方向に
ばらばらに動くことができ、電磁力により上下に加振さ
れ振動、騒音を発生する可能性がある。そこで、特開平
７−２９８５２３号公報では固定子の周方向においてス
ロットに隣接する鋼板の歯部を、径方向に沿ってく字状
若しくは円弧状に折り曲げして固定子の歯部の剛性を向
上させ、振動及び騒音を低減するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、固定子に作用
する電磁力は必ずしも軸方向ではなく径方向に働くこと
が分かってきた。これにより、固定子の外周に沿って径
方向の振動モードが生じ固定子は径方向に伸縮しようと
する。そこで、径方向に伸縮力が作用することにより、
固定子の表面には径方向に沿って湾曲等の変形を生じ
る。
する電磁力は必ずしも軸方向ではなく径方向に働くこと
が分かってきた。これにより、固定子の外周に沿って径
方向の振動モードが生じ固定子は径方向に伸縮しようと
する。そこで、径方向に伸縮力が作用することにより、
固定子の表面には径方向に沿って湾曲等の変形を生じ
る。
【０００５】従って、特開平７−２９８５２３号公報の
ように歯部において径方向に沿って折り曲げしても、バ
ックヨーク部を含む固定子の径方向に沿った折り曲げ力
に対して剛性の向上は図れず、このため振動、騒音の低
減は充分ではない。
ように歯部において径方向に沿って折り曲げしても、バ
ックヨーク部を含む固定子の径方向に沿った折り曲げ力
に対して剛性の向上は図れず、このため振動、騒音の低
減は充分ではない。
【０００６】本発明は、上記の点に鑑み、固定子の径方
向に沿った折り曲げ力に対する剛性の向上を図り、振
動、騒音を低減できる回転電機を提供することを目的と
する。
向に沿った折り曲げ力に対する剛性の向上を図り、振
動、騒音を低減できる回転電機を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、請求項１ないし請求項３に記載の技術的
手段を採用する。
決するために、請求項１ないし請求項３に記載の技術的
手段を採用する。
【０００８】請求項１によれば、回転電機の固定子のバ
ックヨーク部に固定子の円周方向に沿って延びるリブを
設けたので、固定子の径方向に働く磁力による径方向に
沿った折り曲げ力に対する剛性を向上でき、回転電機の
振動、騒音の低減を図ることができる。
ックヨーク部に固定子の円周方向に沿って延びるリブを
設けたので、固定子の径方向に働く磁力による径方向に
沿った折り曲げ力に対する剛性を向上でき、回転電機の
振動、騒音の低減を図ることができる。
【０００９】請求項２によれば、更に固定子の歯部に
も、固定子の円周方向に沿って延びるリブを設けたの
で、固定子の径方向に働く磁力による径方向に沿った折
り曲げ力に対する剛性を更に向上でき、更なる振動、騒
音の低減を図ることができる。
も、固定子の円周方向に沿って延びるリブを設けたの
で、固定子の径方向に働く磁力による径方向に沿った折
り曲げ力に対する剛性を更に向上でき、更なる振動、騒
音の低減を図ることができる。
【００１０】請求項３によれば、固定子の歯部に設けた
リブの山の高さをａ１、谷の深さをａ２、山の幅をａ
３、谷の幅をａ４、固定子のバックヨーク部に設けたリ
ブの山の高さをｂ１、谷の深さをｂ２、山の幅をｂ３、
谷の幅をｂ４としたとき、 ａ１≦ａ２，ａ３≦ａ４、ｂ１≦ｂ２、ｂ３≦ｂ４ となる関係を有するので、多数枚の固定子シートを隙間
無く密着して積層でき、積層厚さが増したり、隙間がで
きることによって振動、騒音が増すようなことは無い。
リブの山の高さをａ１、谷の深さをａ２、山の幅をａ
３、谷の幅をａ４、固定子のバックヨーク部に設けたリ
ブの山の高さをｂ１、谷の深さをｂ２、山の幅をｂ３、
谷の幅をｂ４としたとき、 ａ１≦ａ２，ａ３≦ａ４、ｂ１≦ｂ２、ｂ３≦ｂ４ となる関係を有するので、多数枚の固定子シートを隙間
無く密着して積層でき、積層厚さが増したり、隙間がで
きることによって振動、騒音が増すようなことは無い。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１及び図２は本発明の第１実施
形態に関するものであり、図１は本発明の回転電機の固
定子１を軸方向から見た平面図であり、図２は図１中の
固定子１を構成する１枚の固定子シート８について示し
た図１中のＡ−Ａ断面図である。
形態に関するものであり、図１は本発明の回転電機の固
定子１を軸方向から見た平面図であり、図２は図１中の
固定子１を構成する１枚の固定子シート８について示し
た図１中のＡ−Ａ断面図である。
【００１２】図１及び図２により第１実施形態の回転電
機を構成する固定子１の構造について説明する。
機を構成する固定子１の構造について説明する。
【００１３】固定子１は厚さ０．１ｍｍ〜０．５ｍｍの
珪素鋼板等の電磁鋼板から成る固定子シート８を軸方向
（紙面に直角な方向）に所定枚数積層し、その外周部の
結合部７において溶接やかしめにより各々の固定子１が
結合されて形成される。そして、固定子１は歯部４、ス
ロット６、バックヨーク部５を有する。固定子シート８
の１枚１枚には、その径方向に沿った湾曲等の変形力を
抑えるために径方向と交差する方向、具体的には固定子
シート８の円周方向に沿って延びるように、歯部４には
リブ２が、バックヨーク部５にはリブ３がプレス成形等
により形成されている。
珪素鋼板等の電磁鋼板から成る固定子シート８を軸方向
（紙面に直角な方向）に所定枚数積層し、その外周部の
結合部７において溶接やかしめにより各々の固定子１が
結合されて形成される。そして、固定子１は歯部４、ス
ロット６、バックヨーク部５を有する。固定子シート８
の１枚１枚には、その径方向に沿った湾曲等の変形力を
抑えるために径方向と交差する方向、具体的には固定子
シート８の円周方向に沿って延びるように、歯部４には
リブ２が、バックヨーク部５にはリブ３がプレス成形等
により形成されている。
【００１４】また径方向の変形力（例えば固定子シート
８の直径を一辺とした場合の折り曲げ力）に対して剛性
向上を図るために、リブ３はバックヨーク部５の径方向
の中間部分にリブ２に比べて径方向に幅広に形成し、径
方向に対する剛性をより高めている。なお、リブ２は図
１では歯部４の径方向の中間部分に形成しているが、歯
部４の中で折り曲げ力が大きく生じる部分（例えば歯部
４の根元部分）にリブ２を形成する方がよい。
８の直径を一辺とした場合の折り曲げ力）に対して剛性
向上を図るために、リブ３はバックヨーク部５の径方向
の中間部分にリブ２に比べて径方向に幅広に形成し、径
方向に対する剛性をより高めている。なお、リブ２は図
１では歯部４の径方向の中間部分に形成しているが、歯
部４の中で折り曲げ力が大きく生じる部分（例えば歯部
４の根元部分）にリブ２を形成する方がよい。
【００１５】固定子シート８に形成されたリブ２、リブ
３の形状を、図１中のＡ−Ａ断面である図２により説明
する。図２に示すようにリブ２、リブ３の断面は、とも
に同一方向に突出する略円弧状に形成されている。
３の形状を、図１中のＡ−Ａ断面である図２により説明
する。図２に示すようにリブ２、リブ３の断面は、とも
に同一方向に突出する略円弧状に形成されている。
【００１６】そして、固定子１の構成部品である固定子
シート８の歯部４に設けたリブ２の山の高さをａ１、谷
の深さをａ２、山の幅をａ３、および谷の幅をａ４と
し、また固定子１の構成部品である固定子シート８のバ
ックヨーク部５に設けたリブ３の山の高さをｂ１、谷の
深さをｂ２、山の幅をｂ３、および谷の幅をｂ４とした
とき、 ａ１≦ａ２，ａ３≦ａ４、ｂ１≦ｂ２、ｂ３≦ｂ４ となる関係を有するように成形されている。それによ
り、多数枚の固定子シート８を隙間無く密着して積層で
き、積層厚さが増したり、隙間ができることによって振
動、騒音が増すようなことは無い。
シート８の歯部４に設けたリブ２の山の高さをａ１、谷
の深さをａ２、山の幅をａ３、および谷の幅をａ４と
し、また固定子１の構成部品である固定子シート８のバ
ックヨーク部５に設けたリブ３の山の高さをｂ１、谷の
深さをｂ２、山の幅をｂ３、および谷の幅をｂ４とした
とき、 ａ１≦ａ２，ａ３≦ａ４、ｂ１≦ｂ２、ｂ３≦ｂ４ となる関係を有するように成形されている。それによ
り、多数枚の固定子シート８を隙間無く密着して積層で
き、積層厚さが増したり、隙間ができることによって振
動、騒音が増すようなことは無い。
【００１７】本実施形態によれば、回転電機の固定子１
の構成部品である固定子シート８のバックヨーク部５に
固定子１の構成部品である固定子シート８の円周方向に
沿って延びるリブ３を設けた。それにより、固定子１の
径方向に働く磁力により径方向に伸縮力が作用し、固定
子シート８の表面には径方向に沿ってその直径を一辺と
した折り曲げ力等が生じても、リブ３による変形抑止作
用によって固定子シート８のバックヨーク部５の変形を
抑えることができる。そのため全体として固定子１の変
形が小さくなり、振動、騒音の低減を図ることができ
る。
の構成部品である固定子シート８のバックヨーク部５に
固定子１の構成部品である固定子シート８の円周方向に
沿って延びるリブ３を設けた。それにより、固定子１の
径方向に働く磁力により径方向に伸縮力が作用し、固定
子シート８の表面には径方向に沿ってその直径を一辺と
した折り曲げ力等が生じても、リブ３による変形抑止作
用によって固定子シート８のバックヨーク部５の変形を
抑えることができる。そのため全体として固定子１の変
形が小さくなり、振動、騒音の低減を図ることができ
る。
【００１８】また、更に固定子１の構成部品である固定
子シート８の歯部４にも、固定子１の円周方向に沿って
延びるリブ２を設けた。それにより固定子１の径方向に
働く磁力による径方向に沿った折り曲げ力に対する剛性
が更に向上し、固定子１の変形が更に小さくなり、更な
る振動、騒音の低減を図ることができる。
子シート８の歯部４にも、固定子１の円周方向に沿って
延びるリブ２を設けた。それにより固定子１の径方向に
働く磁力による径方向に沿った折り曲げ力に対する剛性
が更に向上し、固定子１の変形が更に小さくなり、更な
る振動、騒音の低減を図ることができる。
【図１】本発明の第１実施形態に関するものであり、本
発明の回転電機の固定子１を軸方向から見た平面図であ
る。
発明の回転電機の固定子１を軸方向から見た平面図であ
る。
【図２】本発明の第１実施形態に関するものであり、図
１中の固定子１を構成する１枚の固定子シート８につい
て示した図１中のＡ−Ａ線の断面図である。
１中の固定子１を構成する１枚の固定子シート８につい
て示した図１中のＡ−Ａ線の断面図である。
１ 固定子 ２ リブ ３ リブ ４ 歯部 ５ バックヨーク部 ６ スロット
Claims (3)
- 【請求項１】 軸方向に亘り鋼板を積層するとともに、
スロットに巻線を嵌入して構成した固定子を有する回転
電機において、前記固定子のバックヨーク部に前記固定
子の円周方向に沿って延びるリブを設けたことを特徴と
する回転電機。 - 【請求項２】 更に前記固定子の歯部にも、前記固定子
の円周方向に沿って延びるリブを設けたことを特徴とす
る請求項１に記載の回転電機。 - 【請求項３】 前記固定子の前記歯部に設けた前記リブ
の山の高さをａ１、谷の深さをａ２、山の幅をａ３、谷
の幅をａ４、前記固定子のバックヨーク部に設けた前記
リブの山の高さをｂ１、谷の深さをｂ２、山の幅をｂ
３、谷の幅をｂ４としたとき、 ａ１≦ａ２，ａ３≦ａ４、ｂ１≦ｂ２、ｂ３≦ｂ４ となる関係を有することを特徴とする請求項２に記載の
回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001035467A JP2002238189A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001035467A JP2002238189A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002238189A true JP2002238189A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18898902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001035467A Pending JP2002238189A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002238189A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016101024A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 日本航空電子工業株式会社 | ステータコア |
| CN109149878A (zh) * | 2017-06-15 | 2019-01-04 | 辽宁启明汽车电器有限公司 | 半径可调的发电机定子铁心的制作方法及压制模具 |
-
2001
- 2001-02-13 JP JP2001035467A patent/JP2002238189A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016101024A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | 日本航空電子工業株式会社 | ステータコア |
| CN109149878A (zh) * | 2017-06-15 | 2019-01-04 | 辽宁启明汽车电器有限公司 | 半径可调的发电机定子铁心的制作方法及压制模具 |
| CN109149878B (zh) * | 2017-06-15 | 2023-08-08 | 辽宁启明汽车电器有限公司 | 半径可调的发电机定子铁心的制作方法及压制模具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080408 |
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