JP2002236969A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2002236969A
JP2002236969A JP2001031949A JP2001031949A JP2002236969A JP 2002236969 A JP2002236969 A JP 2002236969A JP 2001031949 A JP2001031949 A JP 2001031949A JP 2001031949 A JP2001031949 A JP 2001031949A JP 2002236969 A JP2002236969 A JP 2002236969A
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bucket
passage
vending machine
heat insulating
plate
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Pending
Application number
JP2001031949A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Machida
和彦 町田
Masataka Oda
雅隆 小田
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
Masaharu Kamei
正治 亀井
Yoshitaka Kubota
▲よし▼孝 窪田
Kazuyuki Hamada
和幸 濱田
Hajime Nojima
元 野嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Priority to JP2001031949A priority Critical patent/JP2002236969A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットへの結露を防止し、常に安定した動
作となる自動販売機を提供する。 【解決手段】 バケット9aが販売待機位置にある時に
バケット9aの通路を介して加温室と冷却室との間で空
気が流通するのを防ぐ断熱下板9bをバケット9aの下
部に設けたので、販売待機時にはバケット9aが加温室
側に位置することになり、バケット9aへの結露、バケ
ット9aの機構部分への錆の発生を防止でき、常に安定
した動作となる自動販売機を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コールド商品およ
びホット商品を販売する自動販売機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動販売機については、既にさまざまな
開発がなされており、例えば、特開2000−1133
02号公報に示されているような自動販売機の基本的な
技術について以下述べる。
【0003】従来、この種の商品として、上を加温室、
下を冷却室に仕切る自動販売機は図7に示す如く、自動
販売機本体1,商品棚2,断熱仕切板3,機械室4aに
収納された凝縮器用送風機4bと凝縮器4c、および蒸
発器4dと蒸発器用送風機4eからなる冷却機器4、ヒ
ータ5aとヒータ用送風機5bからなる加温機器5、バ
ケット6aと断熱上板6bからなるエレベータ機構6、
商品取出口7、商品Aから構成されている。
【0004】上記構成において、自動販売機本体1の庫
内部には、上下方向に複数段の商品棚2が、いわゆるス
ラントシェルフ形式のコラムとして設けられ、各商品棚
2には複数の商品Aが並置されている。自動販売機本体
1の前面ドア(図示は省略)には、商品の展示ボード
(図示は省略)と商品選択ボタン(図示は省略),硬貨
投入口(図示は省略),釣銭取出口(図示は省略)等の
販売に必要な部材や表示器が設けられ、下部には商品取
出口7が設けられている。
【0005】自動販売機本体1の庫内部は、断熱仕切板
3により、上部は加温室に、下部は冷却室に区分され、
庫内下端部に設置された冷却機器4にて、冷却室が冷却
され、庫内上端部に設置された加温機器5により、加温
室内が加温されるようにしてある。
【0006】冷却機器4は、蒸発器4dを蒸発器として
作用させ、蒸発器用送風機4eにて冷気を庫内に循環さ
せ、凝縮器4cを凝縮器として作用させ、廃熱を凝縮器
用送風機4bにより庫外に放熱するものである。
【0007】加温機器5は、ヒータ5aとヒータ用送風
機5bを作用させて、温風を庫内に循環させるものであ
る。
【0008】エレベータ機構6は、販売時に商品搬出用
としてのエレベータであり、庫内における商品棚2の前
端部と側壁との間のエレベータ通路内を上下方向に移動
し、内部に商品受取用のバケット6aと断熱上板6bを
有する。このバケット6aは、エレベータ機構6の内部
を左右方向に移動自在に形成されている。商品販売時
に、エレベータ機構6が所要の商品棚2の位置まで上昇
し、その商品棚2から払い出された商品Aをバケット6
aが受止し、且つエレベータ機構6が下降し、その後、
バケット6aが商品Aを商品取出口7まで搬送・落下さ
せ、顧客が商品Aを取り出すことができる。
【0009】常時(販売待機時)、断熱仕切板3の前端
とバケット6aの断熱上板6bが接触しており、エレベ
ータ通路を断熱上板6bで閉鎖する。従って、冷却空気
や加温空気が他方の部屋に漏れることがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、バケットの上面6aに断熱上板6bを設け
ているため、販売待機時には、バケット6aが3℃〜5
℃の冷気にさらされている状態となる。ホット商品の販
売時には、室温55℃〜65℃の温風にさらされる状態
となり、バケット6a表面への結露が発生し、機構部分
に錆が発生、動作不良を引き起こす問題があった。
【0011】そこで、本発明は従来の課題を解決するも
ので、バケットへの結露を防止し、常に安定した動作と
なる自動販売機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の自動販売機の発明は、自動販売
機本体内を上部の加温室と下部の冷却室とに仕切る断熱
仕切板と、前記加温室および前記冷却室にそれぞれ上下
複数段配置され一方向に商品を搬送する商品棚と、前記
商品棚の商品搬送方向側で上下方向に移動し前記商品棚
から搬送された商品を受け取り商品取出口に搬送するバ
ケットと、前記バケットの下部に設けられ前記バケット
が販売待機位置にある時に前記バケットの通路を介して
前記加温室と前記冷却室との間で空気が流通するのを防
ぐ断熱性の断熱下板とから構成されるものであり、バケ
ットが販売待機位置にある時にバケットの通路を介して
加温室と冷却室との間で空気が流通するのを防ぐ断熱板
をバケットの下部に設けたので、販売待機時にはバケッ
トが加温室側に位置することになり、バケットへの結
露、バケットの機構部分への錆の発生を防止でき、常に
安定した動作となる自動販売機を提供できるという作用
を有する。
【0013】請求項2記載の自動販売機の発明は、請求
項1記載の発明において、断熱下板は、バケットの下部
に設けられた固定板と前記固定板にスライド可能に設け
られた可動板とで構成され、前記バケットの位置に応じ
て前記バケットの通路の壁および断熱仕切板との隙間の
間隔が、前記バケットが販売待機位置にある時は相対的
に狭く、前記バケットが販売待機位置から移動している
時は相対的に広くなるように前記可動板を動作させるた
めの案内部材を前記バケットの通路に設けたものであ
り、請求項1記載の発明の作用に加え、販売待機時に
は、可動板により断熱下板とバケットの通路の壁および
断熱仕切板との隙間の間隔が相対的に狭くなって、好ま
しくは、隙間をなくし、バケットの通路を介して加温室
と冷却室との間で空気が流通するのを防ぎ、バケットが
販売待機位置から移動している時には、可動板により断
熱下板とバケットの通路の壁および断熱仕切板との隙間
の間隔が相対的に広くなって、移動するバケットとバケ
ットの通路の壁との間に摩擦抵抗が生じるのを防ぎ、バ
ケットがスムーズにバケットの通路を移動できるという
作用を有する。
【0014】請求項3記載の自動販売機の発明は、請求
項1または2記載の発明において、断熱仕切板のバケッ
トの通路側の端部が前記バケットに対して傾斜してお
り、断熱下板は、前記バケットが最下位置にある時を除
いて前記断熱仕切板の前記バケットの通路側の端部に平
行に傾斜し、前記バケットが最下位置にある時は前記バ
ケットの通路の下面壁との当接により上方に回動して前
記バケットと平行となるように前記バケットに回動可能
に支持されているものであり、断熱仕切板のバケットの
通路側の端部がバケットに対して傾斜した場合でも、断
熱下板は、バケットが最下位置にある時を除いて断熱仕
切板のバケットの通路側の端部に平行に傾斜しているた
め、販売待機時にバケットの通路を介して加温室と冷却
室との間で空気が流通するのを防ぐことができ、バケッ
トが最下位置に下がった時はバケットの通路の下面壁と
の当接により上方に回動してバケットと平行となるの
で、バケットの下部に設けた断熱下板がバケットに対し
て傾斜していることで発生する空間ロスがなくなり、バ
ケットをより下方まで下げることができ、商品棚を配置
するペースを広くできる、もしくは、空間ロス分だけ自
動販売機の高さを低くできるという作用を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動販売機の
実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、
従来と同一構成については同一符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明による自
動販売機の実施の形態1における内部構造を示す正面概
略断面図である。図2は、同実施の形態のエレベータ機
構を示す側面断面図である。
【0017】図1,図2において、8は実施の形態1に
おける自動販売機の本体、9は販売時に商品Aを搬出す
るエレベータ機構、9aは搬送用ベルト機構(符号は省
略)を有するバケット、9bはバケット9aの下面に設
けられた断熱下板、9cは前記搬送用ベルト機構を駆動
するバケットモータ、9dはエレベータ機構用の案内レ
ールである。その他の符号については、従来例で説明済
みであるので省略する。
【0018】以上のように構成された自動販売機におい
て、エレベータ機構9は、庫内における商品棚2の前端
部と側壁との間のエレベータ通路内を上下方向に移動
し、内部に商品受取用のバケット9aと断熱下板9bを
有する。このバケット6aは、エレベータ機構6の内部
を移動自在に形成されている。
【0019】商品販売時には、エレベータ機構9が所要
の商品棚2の位置まで上昇し、その商品棚2から払い出
された商品Aをバケット9aが受止し、且つエレベータ
機構9が下降し、その後、バケット9aが商品Aを商品
取出口7まで搬送・落下させ、顧客が商品Aを取り出す
ことができる。
【0020】常時(販売待機時)、断熱仕切板3の前端
とバケット9aの断熱下板9bが接触しており、エレベ
ータ通路を断熱下板9bで閉鎖する。従って、冷却空気
や加温空気が他方の部屋に漏れることがなく、バケット
9aの販売待機位置が常に加温室側となるので、バケッ
ト9aへの結露を防止し、機構部分への錆の発生を防ぐ
作用が得られる。
【0021】以上のように本実施の形態の自動販売機
は、自動販売機本体8内を上部の加温室と下部の冷却室
とに仕切る断熱仕切板3と、加温室および冷却室にそれ
ぞれ上下複数段配置され一方向に商品を搬送する商品棚
2と、商品棚2の商品搬送方向側で上下方向に移動し商
品棚2から搬送された商品を受け取り商品取出口7に搬
送するバケット9aと、バケット9aの下部に設けられ
バケット9aが販売待機位置にある時にバケット9aの
通路(エレベータ通路)を介して加温室と冷却室との間
で空気が流通するのを防ぐ断熱性の断熱下板9bとから
構成されるものであり、バケット9aが販売待機位置に
ある時にバケット9aの通路(エレベータ通路)を介し
て加温室と冷却室との間で空気が流通するのを防ぐ断熱
下板9bをバケット9aの下部に設けたので、販売待機
時にはバケット9aが加温室側に位置することになり、
バケット9aへの結露、バケット9aの機構部分への錆
の発生を防止でき、常に安定した動作となる自動販売機
を提供できるという効果がある。
【0022】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について図面を参照しながら説明するが、実施の形
態1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0023】図3は、本発明による自動販売機の実施の
形態2における販売待機時のエレベータ機構を示す正面
断面図であり、図4は、同実施の形態における商品販売
時のエレベータ機構を示す正面断面図である。
【0024】図3,図4において、9aはエレベータ機
構のバケット、9b’はバケット9aの下面に設けられ
上下2枚の断熱板からなる断熱下板、9eは断熱下板9
b’の上板、9fは断熱下板9b’の右の下板、9gは
右の下板9fと対をなして形成される左の下板、9h,
9iは下板9eと下板9fに設けられたベアリング右、
およびベアリング左であり、9jは下板9fと下板9g
を連結する第1のバネ、9kはエレベータ機構9の上下
によりベアリング右9hとベアリング左9iを所定の位
置に案内する案内板、9lは自動販売機本体(図示は省
略)の左側壁である。案内板9kは、断熱仕切板の高さ
に位置し、且つ自動販売機本体(図示は省略)の左側壁
9lに固定されている。
【0025】以上のように構成された自動販売機におけ
るエレベータ機構について、販売待機時のエレベータ機
構の動作を図3を用いて、販売時のエレベータ機構の動
作を図4を用いて説明していく。
【0026】販売待機時、図3より、ベアリング右9h
とベアリング左9iが、案内板9kによって、互いに逆
方向に広がりながら案内された状態になるため、下板9
fと下板9gが、正面から見た場合、左右に広がる。こ
の時、下板9fは、断熱仕切板3の前端と接触する。
【0027】よって、上板9eと右の下板9fと左の下
板9gにより、エレベータ通路を閉鎖し、冷却空気や加
温空気が他方の部屋に漏れることを防止する。
【0028】一方、商品販売時、図4より、バケット9
aが上下に移動する際に、案内板9kにより、ベアリン
グ右9hとベアリング左9iが、互いに向かい合って縮
まりながら案内された状態になるため、右の下板9fと
左の下板9gが左右に縮まる。この時、複数の商品棚2
と右の下板9f、および左の下板9gと左側壁9lとの
間に隙間が発生するため、バケット9aが上下に移動す
る際に問題となるエレベータ機構9とエレベータ通路側
壁との摩擦抵抗が無視できる状態となるため、商品販売
時には、エレベータ機構9によるスムーズな搬送を提供
できる。
【0029】以上のように本実施の形態の自動販売機
は、実施の形態1における断熱下板9bの代わりに、バ
ケット9aの下部に設けられた固定板(上板9e)と固
定板(上板9e)にスライド可能に設けられた可動板
(下板9f,下板9g)とで構成される断熱下板9b’
を設け、さらに、バケット9aの位置に応じて断熱下板
9b’とバケット9aの通路(エレベータ通路)の壁お
よび断熱仕切板3との隙間の間隔が、バケット9aが販
売待機位置にある時は相対的に狭く、バケット9aが販
売待機位置から移動している時は相対的に広くなるよう
に可動板(下板9f,下板9g)を動作させるための案
内部材(案内板9k)をバケット9aの通路(エレベー
タ通路の左側壁9l)に設けたものであり、実施の形態
1の効果に加え、販売待機時には、可動板(下板9f,
下板9g)により断熱下板9b’とバケット9aの通路
(エレベータ通路)の壁および断熱仕切板3との隙間の
間隔が相対的に狭くなって、好ましくは、隙間をなく
し、バケット9aの通路(エレベータ通路)を介して加
温室と冷却室との間で空気が流通するのを防ぎ、バケッ
ト9aが販売待機位置から移動している時には、可動板
(下板9f,下板9g)により断熱下板9b’とバケッ
ト9aの通路(エレベータ通路)の壁および断熱仕切板
3との隙間の間隔が相対的に広くなって、移動するバケ
ット9aとバケット9aの通路(エレベータ通路)の壁
との間に摩擦抵抗が生じるのを防ぎ、バケット9aがス
ムーズにバケット9aの通路(エレベータ通路)を移動
できるという効果がある。
【0030】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について図面を参照しながら説明するが、実施の形
態1と同一構成部分については同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0031】図5は、実施の形態3におけるバケットが
最下部以外に位置する場合のエレベータ機構を示す側面
断面図であり、図6は、同実施の形態におけるバケット
が最下部に位置する場合のエレベータ機構を示す側面断
面図である。
【0032】図5,図6において、9aはエレベータ機
構のバケット、9nはヒンジ、9mはバケット9aの下
面にヒンジ9nを軸に回動する断熱下板、9oはバケッ
ト9aと断熱下板9mとを接続する第2のバネである。
【0033】本実施の形態についての商品棚2は、自動
販売機の奥方向に水平に対してθ(例えば15度)だけ
下り傾斜している。
【0034】販売待機時の断熱下板9mは、バケット9
aに対し、ヒンジ9nを支点としてθ(例えば15度)
の角度にて形成し、断熱仕切板3の端面と接するよう
に、バケット9aの高さ位置を設定している。
【0035】以上のように構成された自動販売機におけ
るエレベータ機構について以下説明していく。
【0036】販売待機時、図5に示すように、断熱下板
9mは、バケット9aに対して、ヒンジ9nを支点とし
て角度θ(例えば15度)だけ下り傾斜し、断熱仕切板
3の端面と接する状態にあり、エレベータ通路を閉鎖す
る。よって、冷却空気や加温空気が他方の部屋に漏れる
ことを防止する。
【0037】また、最下位置以外の商品の販売時、販売
待機時と同様に、断熱下板9mは、バケット9aに対し
て、ヒンジ9nを支点として角度θ(例えば15度)だ
け下り傾斜している状態である。
【0038】一方、最下位置の商品の販売時には、エレ
ベータ機構が最下位置に移動することで、断熱下板9m
が下面壁9pとバケット9aに挟まれる。その結果、断
熱下板9mは、ヒンジ9nを軸として回転することで、
バケットの下面に向かって収縮する状態となり、バケッ
ト9aと断熱下板9mの間の空間はなくなる。
【0039】従って、最下位置の商品Aの販売時には、
最下位置以外の商品の販売時と販売待機時の状態で、バ
ケット9aの傾斜角と断熱下板9mの傾斜角が異なるこ
とで発生する空間ロスがなくなり、その分、自動販売機
のコンパクト化が図れる。
【0040】以上のように本実施の形態の自動販売機
は、実施の形態1の構成に加え、商品棚2および断熱仕
切板3のバケット9aの通路側の端部がバケット9aに
対して傾斜しており、断熱下板9mは、バケット9aが
最下位置にある時を除いて商品棚2および断熱仕切板3
のバケット9aの通路(エレベータ通路)側の端部に平
行に傾斜し、バケット9aが最下位置にある時はバケッ
ト9aの通路(エレベータ通路)の下面壁9pとの当接
により上方に回動してバケット9aと平行となるように
バケット9aに回動可能に支持(ヒンジ9nを介して連
結)されているものであり、断熱仕切板3のバケット9
aの通路(エレベータ通路)側の端部がバケット9aに
対して傾斜した場合でも、断熱下板9mは、バケット9
aが最下位置にある時を除いて断熱仕切板3のバケット
9aの通路(エレベータ通路)側の端部に平行に傾斜し
ているため、販売待機時にバケット9aの通路(エレベ
ータ通路)を介して加温室と冷却室との間で空気が流通
するのを防ぐことができ、バケット9aが最下位置に下
がった時はバケット9aの通路(エレベータ通路)の下
面壁9pとの当接により上方に回動してバケット9aと
平行となるので、バケット9aの下部に設けた断熱下板
9mがバケット9aに対して傾斜していることで発生す
る空間ロスがなくなり、バケット9aをより下方まで下
げることができ、商品棚2を配置するスペースを広くで
きる、もしくは、空間ロス分だけ自動販売機の高さを低
くできるという効果がある。
【0041】なお、本実施の形態では、断熱下板9mが
バケット9aの下面に対し下方向に回動する方式である
が、揺動する方式でも同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の自動販売機の発明は、バケットが販売待機位置にあ
る時にバケットの通路を介して加温室と冷却室との間で
空気が流通するのを防ぐ断熱板をバケットの下部に設け
たので、バケットへの結露、バケットの機構部分への錆
の発生を防止でき、常に安定した動作となる自動販売機
を提供できるという効果がある。
【0043】請求項2記載の自動販売機の発明は、請求
項1記載の発明において、断熱下板は、バケットの下部
に設けられた固定板と前記固定板にスライド可能に設け
られた可動板とで構成され、前記バケットの位置に応じ
て前記バケットの通路の壁および断熱仕切板との隙間の
間隔が、前記バケットが販売待機位置にある時は相対的
に狭く、前記バケットが販売待機位置から移動している
時は相対的に広くなるように前記可動板を動作させるた
めの案内部材を前記バケットの通路に設けたので、請求
項1記載の発明の効果に加え、販売待機時には、バケッ
トの通路を介して加温室と冷却室との間で空気が流通す
るのを防ぎ、バケットが販売待機位置から移動している
時には、バケットがスムーズにバケットの通路を移動で
きるという効果がある。
【0044】請求項3記載の自動販売機の発明は、請求
項1または2記載の発明において、断熱仕切板のバケッ
トの通路側の端部が前記バケットに対して傾斜してお
り、断熱下板は、前記バケットが最下位置にある時を除
いて前記断熱仕切板の前記バケットの通路側の端部に平
行に傾斜し、前記バケットが最下位置にある時は前記バ
ケットの通路の下面壁との当接により上方に回動して前
記バケットと平行となるように前記バケットに回動可能
に支持されているので、断熱仕切板のバケットの通路側
の端部がバケットに対して傾斜した場合でも、販売待機
時にバケットの通路を介して加温室と冷却室との間で空
気が流通するのを防ぐことができ、バケットの下部に設
けた断熱下板がバケットに対して傾斜していることで発
生する空間ロスがなくなり、バケットをより下方まで下
げることができ、商品棚を配置するスペースを広くでき
る、もしくは、空間ロス分だけ自動販売機の高さを低く
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動販売機の実施の形態1の内部
構造を示す正面概略断面図
【図2】同実施の形態のエレベータ機構の内部構造を示
す側面概略断面図
【図3】本発明による自動販売機の実施の形態2におけ
る販売待機時のエレベータ機構の正面概略断面図
【図4】同実施の形態における商品販売時のエレベータ
機構の正面概略断面図
【図5】実施の形態3におけるバケットが最下部以外に
位置する場合のエレベータ機構を示す側面断面図
【図6】同実施の形態におけるバケットが最下部に位置
する場合のエレベータ機構を示す側面断面図
【図7】従来例の自動販売機の内部構造を示す正面概略
断面図
【符号の説明】
2 商品棚 3 断熱仕切板 7 商品取出口 8 自動販売機本体 9a バケット 9b,9b’,9m 断熱下板 9e 上板 9f,9g 下板 9n ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 信博 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 亀井 正治 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 窪田 ▲よし▼孝 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 濱田 和幸 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 野嶋 元 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 FB09 FB13 3E046 BA03 BB03 CB07 DA03 EA12 EB01 GA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機本体内を上部の加温室と下部
    の冷却室とに仕切る断熱仕切板と、前記加温室および前
    記冷却室にそれぞれ上下複数段配置され一方向に商品を
    搬送する商品棚と、前記商品棚の商品搬送方向側で上下
    方向に移動し前記商品棚から搬送された商品を受け取り
    商品取出口に搬送するバケットと、前記バケットの下部
    に設けられ前記バケットが販売待機位置にある時に前記
    バケットの通路を介して前記加温室と前記冷却室との間
    で空気が流通するのを防ぐ断熱性の断熱下板とからなる
    自動販売機。
  2. 【請求項2】 断熱下板は、バケットの下部に設けられ
    た固定板と前記固定板にスライド可能に設けられた可動
    板とで構成され、前記バケットの位置に応じて前記バケ
    ットの通路の壁および断熱仕切板との隙間の間隔が、前
    記バケットが販売待機位置にある時は相対的に狭く、前
    記バケットが販売待機位置から移動している時は相対的
    に広くなるように前記可動板を動作させるための案内部
    材を前記バケットの通路に設けた請求項1記載の自動販
    売機。
  3. 【請求項3】 断熱仕切板のバケットの通路側の端部が
    前記バケットに対して傾斜しており、断熱下板は、前記
    バケットが最下位置にある時を除いて前記断熱仕切板の
    前記バケットの通路側の端部に平行に傾斜し、前記バケ
    ットが最下位置にある時は前記バケットの通路の下面壁
    との当接により上方に回動して前記バケットと平行とな
    るように前記バケットに回動可能に支持されている請求
    項1または2記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009134674A (ja) * 2007-12-03 2009-06-18 Sanden Corp 自動販売機

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