JP2002236870A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

光学的情報読取装置

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JP2002236870A
JP2002236870A JP2001034073A JP2001034073A JP2002236870A JP 2002236870 A JP2002236870 A JP 2002236870A JP 2001034073 A JP2001034073 A JP 2001034073A JP 2001034073 A JP2001034073 A JP 2001034073A JP 2002236870 A JP2002236870 A JP 2002236870A
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Yoshimi Kitakado
善美 北角
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的情報の読取エラーの発生時に、その原
因を使用者に知らせる。 【解決手段】 バーコードの読取りが行われると、その
画像データがデジタル化されて制御装置に入力され(S
1)、デコード処理が行われる。デコード処理ができた
場合には(S2;OK)、その結果を表示部3に表示す
る(S3)。デコード処理ができなかった場合には(S
2;NG)、読取エラーの発生の原因を解析する(S
4)。この解析は、画像データにおいて左右のマージン
が適切に確保されているかどうかをチェックし、また画
像データの全体的な電圧レベルをチェックすることによ
り行う。解析された読取エラーの原因を、その対処方法
と併せて報知する(S5)。この報知は、表示部の文字
表示及び音声出力の双方により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバーコード
等の光学的情報を光学的に読取り、読取った画像データ
からデコード処理を行う光学的情報読取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば商品販売や在庫
の管理などを行うために、バーコードを用いたシステム
が供されてきており、そのようなシステムに用いられる
バーコード読取装置として、例えば使用者が手で持って
操作するハンディタイプのバーコードリーダ(バーコー
ドハンディターミナル)がある。
【0003】この種のバーコード読取装置は、本体ケー
ス内に、バーコード読取時の照明光源となるLEDや、
バーコードを読取る(撮像する)CCDイメージセン
サ、このCCDイメージセンサにより読取られた画像信
号を処理する信号処理回路、処理された画像データのデ
コード処理を行うデコード回路等を備えて構成されてい
る。そして、使用者が、本体ケースの先端の読取口を、
読取り対象に記録されたバーコードに近接させ、スイッ
チ操作を行うことにより、バーコードを読取ってそのデ
コードデータの記憶や表示部への表示、ホストコンピュ
ータへの送信等を行うようになっている。
【0004】ところで、上記のようなバーコード読取装
置によりバーコードを読取る場合、様々な理由で、デコ
ード処理ができない読取エラーが発生することがある。
従来では、読取エラーが発生したときには、ブザー音等
で使用者にその旨を知らせるようになっており、この場
合、使用者は、読取り操作を再度行うようにしたり、そ
れでも読取エラーが発生した場合には手入力(キーボー
ド入力等)に切替えたりするようにしていた。
【0005】このとき、上記した読取エラーの発生する
原因としては、例えばバーコードが欠損されているとい
ったどうしようもない場合を除き、周囲の照度(光量)
が不足していたり、読取りの角度が悪くてバーコード部
分が鏡面反射してしまった等の、比較的単純で容易に解
消(対処)できるケースも多い。しかしながら、使用者
にとっては、読取エラーの原因が容易に判るものではな
く、従ってその対処もできず、結局、読取り(デコー
ド)できなかったバーコードとして処置されてしまうこ
とになる。
【0006】ここで、例えば特開平11−45306号
公報には、バーコードの読取り異常時の原因が、バーコ
ードリーダ装置側にあるのかバーコードメディア側にあ
るのかを検証し、その結果を表示するようにした技術が
記載されている。ところが、この技術でも、バーコード
リーダ装置側に異常がある或いはバーコードメディア側
に異常があるといった区別を教えるものに過ぎず、読取
エラーの具体的な原因を使用者に教えるものではないた
め、使用者が容易に対処して読取エラーを解消するとい
ったことはできなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、光学的情報の読取エラーの発生時にそ
の原因を使用者に知らせることができ、ひいては読取り
できない光学的情報を減らすことができる光学的情報読
取装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光学的情報読取装置は、デコード処理がで
きない読取エラーが発生したときにその原因を解析手段
により解析し、その解析結果に基づいて報知手段により
読取エラーの原因を報知するように構成している(請求
項1の発明)。これによれば、読取エラーの原因が使用
者に報知されるので、使用者が、その原因に対処するこ
とが容易となり、ひいては読取りできない光学的情報を
減らすことが可能となる。
【0009】このとき、読取エラーの原因に加えてその
原因に応じた対処方法を報知するように構成すれば(請
求項2の発明)、使用者にとって親切な報知を行うこと
ができ、使用者が誤ることなく対処を行うことができ
る。また、この報知の形態として、表示部に表示を行う
ものに限らず、音声出力を可能に構成することができ
(請求項3の発明)、これにより、例えば表示部の表示
が見にくいため報知内容が判りにくい使用者に対して
も、判りやすく報知することが可能となる。
【0010】ところで、光学的情報が一部欠損している
といった根本的な場合を除いて、読取エラーが発生する
具体的な原因としては、まず、光学的情報読取時におい
て、周囲照度が不足していたり、光学的情報が鏡面反射
してしまったり、手ぶれ等によりPCS値(相対反射
率)が所定値より低くなってしまうといった、光学的環
境が上げられる。このとき、周囲照度不足の場合には、
画像データ(A/D変換された電圧波形)の電圧レベル
が全体的に低くなり、鏡面反射の場合には、画像データ
の電圧レベルが全体的に高くなり、PCS値が低い場合
には、画像データのバーとスペースとの間の電圧レベル
の差が小さくなる。
【0011】従って、上記解析手段を、それら画像デー
タの全体的な電圧レベルをチェックすることにより、読
取エラーの原因が読取時の光学的環境にあるかどうかを
判定するように構成することができ(請求項4の発
明)、これにより、読取エラーの発生が、周囲照度不
足、鏡面反射、PCS値が低いといった光学的環境に原
因であったことを解析することができる。
【0012】また、読取りエラーが発生する別の原因と
して、光学的情報の左右に必要なマージン部分に、例え
ば別の紙が重なっていた、あるいは何らかの書込み等が
なされていることによるマージン不足が上げられる。従
って、解析手段を、画像データにおいて左右のマージン
が適切に確保されているかどうかをチェックすることに
より、読取エラーの原因がマージン不足にあるかどうか
を判定するように構成することができ(請求項5の発
明)、これにより、読取エラーの発生が、光学的情報の
左あるいは右のマージン不足を原因としていたことを解
析することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハンディタイプの
バーコード読取装置(バーコードハンディターミナル)
に適用した一実施例について、図面を参照しながら説明
する。まず、図4は、本実施例に係る光学的情報読取装
置としてのバーコード読取装置1の外観を示しており、
このバーコード読取装置1は、プラスチック製の本体ケ
ース2内に、以下に述べるような各種の電装部品を組込
んで構成される。
【0014】即ち、前記本体ケース2は、全体として、
使用者が片手で持って操作できる程度の大きさの、図で
上下に長く角部に丸みをもった縦長形状に構成されると
共に、詳しく図示はしないが、その先端側が斜め下方に
やや折曲がったいわゆる首曲り形状を有し、その先端部
に読取窓が設けられている。
【0015】また、本体ケース2の上面部には、上側に
位置して例えばLCDからなる表示部3が設けられてい
ると共に、その下側に位置して、各種設定等を行うため
に複数のキーからなるキー操作部4が設けられている。
さらに、本体ケース2の左右の両側面部には、読取用の
トリガキー5が設けられている。尚、前記表示部3の表
面には、タッチパネルが設けられている。
【0016】そして、図3は、バーコード読取装置1の
電気的構成を概略的に示しており、前記本体ケース2内
には、光学的情報たるバーコードB(図5参照)を光学
的に読取るための読取機構6、制御装置7、図示しない
通信装置や電源となる二次電池等が配設されている。前
記読取機構6は、バーコード読取時の照明光源となる照
明用LED8や、バーコードを読取る(撮像する)CC
Dイメージセンサ9、図示しないレンズやミラー等を備
えて構成されている。
【0017】前記制御装置7は、CPU,ROM,RA
M等からなるマイコンを主体として構成され、装置全体
の制御や、前記読取機構6からの信号のデコード処理等
を行うようになっている。この制御装置7は、前記照明
用LED8やCCDイメージセンサ9を制御すると共
に、前記表示部3の制御を行うようになっており、ま
た、この制御装置7には、前記キー操作部4からの操作
信号や、トリガキー5からの信号が入力されるようにな
っている。さらに、この制御装置7には、前記CCDイ
メージセンサ9により読取られた画像データが図示しな
い増幅回路及びA/D変換回路10を介してデジタル信
号とされて入力されるようになっている。
【0018】これにて、使用者が、本体ケース2の先端
の読取窓を、バーコードBが記録された読取対象(商品
に付されたラベルや、伝票、カタログ等)に近接させた
状態で、トリガキー5をオン操作することにより、照明
用LED8によりバーコードBに対して照明がなされ、
その反射光がCCDイメージセンサ9により撮像されて
バーコードBが読取られる。そして、読取られた画像デ
ータが制御装置7に入力されてデコード処理され、その
結果(商品種類や金額等)が表示部3に表示されたり、
あるいはメモリに記憶されたり、通信装置によりホスト
コンピュータに送信されたりするようになっている。
【0019】さて、本実施例では、制御装置7は、その
ソフトウエア構成により、上記したバーコードBの読取
時に、デコード処理ができない読取エラーが発生したと
きに、その原因を解析するようになっている。従って、
制御装置7が解析手段として機能するようになってい
る。そして、制御装置7は、その解析結果に基づいて、
読取エラーの原因を使用者に報知するようになってい
る。
【0020】このとき、詳しくは後の作用説明にて述べ
るように、制御装置7は、読取エラーの原因の解析を行
うにあたっては、画像データの全体的な電圧レベルをチ
ェックすることにより、読取エラーの原因が読取時の光
学的環境(周囲照度不足、鏡面反射、PCS値が低い)
にあるかどうかを判定し、また、画像データにおいて左
右のマージンが適切に確保されているかどうかをチェッ
クすることにより、読取エラーの原因が左あるいは右の
マージン不足にあるかどうかを判定するようになってい
る。
【0021】また、本実施例では、図3に示すように、
本体ケース2内には音声合成部11及びスピーカ12が
設けられており、制御装置7は、前記読取エラーの原因
の報知を行うにあたって、表示部3に文字表示による報
知を行うと共に、音声出力による報知を行うようになっ
ている。従って、制御装置7が、表示部3や音声合成部
11,スピーカ12等と共に報知手段として機能するよ
うになっている。
【0022】さらに、本実施例では、制御装置7のメモ
リには、解析可能な読取エラーの原因と、それらに対応
した対処方法とのデータが予め記憶されており(図7参
照)、制御装置7は、読取エラーの原因と併せて、その
原因に応じた対処方法を報知するようになっている。
尚、例えばバーコードBが欠損されているといった対処
のしようのない原因については、読取エラー(読取不
能)の報知のみがなされるようになっている。
【0023】次に、上記構成の作用について、図1、図
2、図5〜図7も参照して述べる。図1のフローチャー
トは、上記したバーコード読取装置1におけるバーコー
ドBの読取時に、制御装置7が実行する処理の概略手順
を示しており、図2のフローチャートは、図1のステッ
プS4の処理の詳細な内容を示している。
【0024】まず、図1において、上記のようにバーコ
ードBの読取りが行われると、その画像データがデジタ
ル化されて制御装置7に入力される(ステップS1)。
すると、制御装置7によりその画像データのデコード処
理が行われ、デコード処理ができた場合には(ステップ
S2にてOK)、その結果(デコードデータ)が表示部
3に表示される(ステップS3)。これに対し、デコー
ド処理ができなかった場合には(ステップS2にてN
G)、次のステップS4にて、読取エラーの発生の原因
が解析される。
【0025】この解析は、図2のフローチャートに示す
手順で行われ、まず、ステップS11にて、入力された
画像データの全体的な電圧レベル(波形)がチェックさ
れる。これにて、読取エラーの原因が、バーコード読取
時において、周囲照度が不足していたり、読取角度(バ
ーコードBに対する読取窓の角度)が悪くてバーコード
が鏡面反射してしまったり、手ぶれ等によりPCS値
(相対反射率)が所定値より低くなってしまうといっ
た、光学的環境にあるかどうかを解析できるのである。
【0026】即ち、図5には、制御装置7に入力される
画像データの電圧波形の一部を模式的に示しており、正
常な光学的環境でバーコードの読取りが正しく行われた
場合には、図5(a)に示すように、バーコードBのバ
ーとスペースとに対応した適切な電圧レベルの波形が得
られる。これに対し、まず、バーコード読取時に周囲照
度が不足していた場合には、スペース部分の反射光が弱
くなるため、図5(b)に示すように、電圧レベルが全
体的に低くなる。従って、電圧レベルが全体的に低い場
合には(ステップS12にてYes)、読取エラーの原
因が周囲照度の不足にあると判定できるのである(ステ
ップS13)。
【0027】次に、バーコード読取時にバーコードBが
鏡面反射してしまった場合には、バーの部分でも光の反
射が起こってしまうため、図5(c)に示すように、電
圧レベルが全体的に高くなる。従って、電圧レベルが全
体的に高い場合には(ステップS14にてYes)、読
取エラーの原因がバーコードBの鏡面反射にあると判定
できるのである(ステップS15)。
【0028】また、バーコード読取時の手ぶれ等により
PCS値(相対反射率)が所定値より低くなってしまう
ことがあり、この場合には、図5(d)に示すように、
バーとスペースとの電圧レベルの差が小さくなる。従っ
て、明部と暗部との間の電圧レベルの差が小さい場合に
は(ステップS16にてYes)、読取エラーの原因が
手ぶれ等によりPCS値が低いことにあると判定できる
のである(ステップS17)。
【0029】さらに、読取エラーの原因としては、印刷
のかすれ等によりバーの一部の幅が細くなっているとい
ったことが考えられる。そこで、次のステップS18で
は、バー幅の細いものがあるか存在するかが判断され、
存在する場合には(Yes)、読取エラーの原因が印刷
かすれによるものであると判定される(ステップS1
9)。
【0030】以上に該当しなかった場合には(ステップ
S18にてNo)、次に、バーコードBの左右のマージ
ンが適切に確保されているかどうかがチェックされる
(ステップS20,S22)。ここで、図5(a)に示
すように、バーコードBを読取るためには、バーコード
シンボル(バーとスペースとの組合せ)の左右に夫々所
定幅のマージンM1,M2が必要となる。また、バーコ
ードシンボルの最初(左端)の部分にはスタートキャラ
クタCsが存在し、バーコードシンボルの最終(右端)
の部分にはストップキャラクタCeが存在する。
【0031】このとき、図5(b)に示すように、左マ
ージンM1部分に何らかの書込みがある(あるいは別の
紙が重なっている)と、左マージン不足となってデコー
ド処理ができない原因となる。図示はしないが、右マー
ジンM2部分も同様である。従って、スタートキャラク
タCsの左側に適切なスペースが存在するかどうかをチ
ェックし、存在しない場合には(ステップS20にてN
G)、読取エラーの原因が左マージン不足であると判定
できるのである(ステップS21)。同様に、、ストッ
プキャラクタCeの右側に適切なスペースが存在するか
どうかをチェックし、存在しない場合には(ステップS
22にてNG)、読取エラーの原因が右マージン不足で
あると判定できるのである(ステップS23)。以上の
いずれにも該当しなかった場合には(ステップS22に
てOK)、読取エラーの原因が、バーコードBの欠損と
いった、簡単に解消(対処)できないようなその他の原
因にあると判定される(ステップS24)。
【0032】そして、このような解析が終了すると、図
1のフローチャートに戻って、ステップS5にて、解析
された読取エラーの原因が、対処方法と併せて報知され
るようになる。この報知は、上述のように、表示部3の
文字表示及びスピーカ12からの音声出力により行われ
る。図7には、上記した読取エラーの原因と、それに応
じた対処方法の具体例との一覧を示している。
【0033】即ち、原因が「左マージン不足」であった
ときには、その原因と併せて、対処方法として「バーコ
ードの左に白い紙をおいて読ませて下さい。」という報
知がなされ、原因が「右マージン不足」であったときに
は、その原因と併せて、対処方法として「バーコードの
右に白い紙をおいて読ませて下さい。」という報知がな
される。これにて、使用者は、その対処方法に従って再
度バーコードBの読取りを行わせることにより、読取エ
ラーの原因を解消することができてデコードを可能とす
ることができる。
【0034】同様に、読取エラーの原因が「周囲照度不
足」であったときには、「明るい所で読ませて下さ
い。」という対処方法が、原因が「鏡面反射」であった
ときには、「読取り角度を変えて読ませて下さい。」と
いう対処方法が、原因が「PCSが小さい」場合には、
「手ぶれのないように」読ませて下さい。」という対処
方法が、それぞれ報知される。使用者は、やはりその対
処方法に従って再度バーコードBの読取りを行わせるこ
とにより、読取エラーの原因を解消することができてデ
コードを可能とすることができる。
【0035】また、読取エラーの原因が「印刷かすれ」
であった場合には、そのかすれは1本のバーのうち一部
分についてであることが多いので、バーコードBの上下
方向(縦方向)の読取位置を変更することにより、正し
く読取ることができるケースも多い。従って、対処方法
として「上下の位置をずらせて読ませて下さい。」とい
う報知がなされるようになり、使用者がそれに従って再
度バーコードBの読取りを行わせることにより、読取エ
ラーの原因を解消することができてデコードを可能とす
ることができる。尚、「その他の原因」であった場合に
は、対処方法は報知されず、読取りが不可能である旨の
みが報知されるようになっている。
【0036】このように本実施例のバーコード読取装置
1によれば、読取エラーが発生したときに、その原因
が、バーコードBの左右のマージン不足や読取時の光学
的環境などの比較的単純で容易に解消(対処)できる場
合には、その原因が報知されるので、使用者は、その原
因を容易に知ることができ、容易に対処することがで
き、ひいては読取りできないバーコードを減らすことが
可能となるという優れた効果を得ることができる。
【0037】特に本実施例では、読取エラーの原因と併
せて、対処方法をも報知するようにしたので、使用者に
とって親切な報知が行われるようになり、使用者が誤る
ことなく対処を行うことができる。しかも本実施例で
は、読取エラーの原因及び対処方法を、表示部3の表示
及び音声出力の双方により報知するようにしたので、よ
り判りやすく使用者に報知することができるものであ
る。
【0038】尚、上記実施例では、読取エラーの原因と
併せて、対処方法をも報知するようにしたが、少なくと
も読取エラーの原因を使用者に報知するようにすれば、
使用者に適切な対処を行わせることが可能となり、所期
の目的を達成することができる。また、上記実施例で
は、報知を、表示及び音声出力の双方により行うように
したが、表示のみあるいは音声出力のみによって報知を
行うするようにしても良い。
【0039】その他、上記実施例では、光学的情報とし
てバーコードを例としてあげたが、二次元コードや、O
CR等の読取りにも本発明を適用することができる。ま
た、本発明はハンディタイプの光学的情報読取装置に限
らず、固定式のものにも適用することができる等、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、制御装置が実
行するバーコード読取時の処理手順を示すフローチャー
【図2】図1のステップS4の詳細な内容を示すフロー
チャート
【図3】バーコード読取装置の電気的構成を概略的に示
すブロック図
【図4】バーコード読取装置の外観を示す平面図
【図5】バーコードの構成を示す図
【図6】正常時(a)及び読取エラー時(b),
(c),(d)の画像データの電圧波形を模式的に示す
【図7】読取エラーの原因とその対処方法との具体例を
示す図
【符号の説明】
図面中、1はバーコード読取装置(光学的情報読取装
置)、2は本体ケース、3は表示部、6は読取機構、7
は制御装置(解析手段,報知手段)、9はCCDイメー
ジセンサ、11は音声合成部、12はスピーカ、Bはバ
ーコード(光学的情報)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報を光学的に読取り、読取った
    画像データからデコード処理を行う光学的情報読取装置
    であって、 前記デコード処理ができない読取エラーが発生したとき
    にその原因を解析する解析手段と、 この解析手段の解析結果に基づいて読取エラーの原因を
    報知する報知手段とを具備することを特徴とする光学的
    情報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、読取エラーの原因と併
    せて該原因に応じた対処方法を報知することを特徴とす
    る請求項1記載の光学的情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、音声出力による報知が
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の光学的情報読取装置。
  4. 【請求項4】 前記解析手段は、前記画像データの全体
    的な電圧レベルをチェックすることにより、読取エラー
    の原因が読取時の光学的環境にあるかどうかを判定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    光学的情報読取装置。
  5. 【請求項5】 前記解析手段は、前記画像データにおい
    て左右のマージンが適切に確保されているかどうかをチ
    ェックすることにより、読取エラーの原因がマージン不
    足にあるかどうかを判定することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の光学的情報読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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