JP7147811B2 - 情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラムに関する。
従来から、ECR(Electronic Cash Register)やハンディターミナル等に、バーコードを読み取るためのバーコードスキャナを設け、商品に付されたバーコードのコード情報をバーコードスキャナにより読み取ることで商品情報を管理する技術が知られている(例えば、特許文献1)。バーコードスキャナとしては、レーザー光をバーコードに照射してその反射光を受光し、バーコードの濃淡分布が反映された反射光の強度分布を解析してコード情報を読み取るものが広く用いられている。
特開2020-30664号公報
しかしながら、このようなバーコードスキャナでは、バーコードに対するレーザー光の入射角やバーコードとの距離が不適切であると、コード情報を読み取ることができずに読み取りエラーが生じる。例えば、読み取り時にバーコードからの正反射光がバーコードスキャナに入射すると、反射光の検出強度が飽和してコード情報を読み取ることができなくなる。また、バーコードとの距離が遠すぎても、反射光の検出強度の不足によりコード情報を読み取ることができなくなる。
このような読み取りエラーが通知された場合には、バーコードスキャナを動かしつつ、エラーが生じない読取角度やバーコードとの距離を探索する必要があり、ユーザの熟練度が低いとその探索に時間が掛かって作業効率の低下に繋がる。ユーザの熟練度は、バーコードスキャナの操作の試行錯誤を繰り返すことによって徐々に向上するものの、熟練度を短期間で効果的に向上させることは困難であるという課題がある。
この発明の目的は、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、
読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明の読取装置は、
コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置であって、
前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段を備える。
本発明によれば、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。
第1の実施形態の売上データ処理システムの構成を示す図である。 売上データ処理装置の機能構成を示すブロック図である。 バーコードスキャナの全体の機能構成を示すブロック図である。 バーコードスキャナのうちバーコードのコード情報の読み取り処理に係る機能構成を示すブロック図である。 バーコードの例を示す図である。 入射光の強度が過大となる場合のバーコードスキャナとバーコードとの位置関係を示す図である。 正反射光が入射した場合のアナログ検出信号及びデジタル検出信号の例を示す図である。 傾斜誘導画面を示す図である。 入射光の強度が過小となる場合のバーコードスキャナとバーコードとの位置関係を示す図である。 バーコードとバーコードスキャナとの距離が基準距離より遠い場合のアナログ検出信号及びデジタル検出信号の例を示す図である。 接近誘導画面を示す図である。 バーコード読取処理の制御手順を示すフローチャートである。 操作画面表示処理の制御手順を示すフローチャートである。 操作案内情報テーブルの内容例を示す図である。 ユーザデータの内容例を示す図である。 ユーザ別案内画面を示す図である。 第2の実施形態に係るハンディターミナルの外観図である。 ハンディターミナルの機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるバーコード読取処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の売上データ処理システム1の構成を示す図である。
売上データ処理システム1(読取システム)は、売上データ処理装置10(情報処理装置)と、バーコードスキャナ20(読取装置)と、を備えている。売上データ処理システム1は、例えば個人商店、スーパーマーケット、飲食店等の店舗に設置されて会計に用いられる。
売上データ処理装置10は、店舗において会計に用いられるECRである。売上データ処理装置10は、ユーザ(通常、店舗の従業員)の入力操作に応じて商品の売上に係る売上データを登録して管理する。また、売上データ処理装置10は、商品の会計に係る情報を操作表示部12及び顧客用表示部13に表示したり、印刷部14からレシートを出力したりする。また、現金による決済を行う場合にドロア15(図2参照)を開放して、現金の出納を行う。売上データ処理装置10は、売上データ処理システム1の外部に設けられた管理サーバとデータ通信が可能とされていてもよい。この場合には、売上データ処理装置10で登録された売上データを管理サーバに送信して管理サーバ上で管理することができる。
バーコードスキャナ20は、通信ケーブル18を介して売上データ処理装置10と通信可能に接続されている。バーコードスキャナ20は、商品に付されたバーコード50(コードシンボル)のコード情報を読み取って売上データ処理装置10に送信する。バーコードスキャナ20は、ユーザが手に持った状態で操作される。バーコードスキャナ20のトリガーボタン26が押下されると、発光部22から、所定範囲を走査するようにレーザー光Lが射出される。このレーザー光Lがバーコード50に照射され、その反射光が受光部23により受光されると、この反射光の強度分布に基づいてバーコード50のコード情報が読み取られる。このコード情報がバーコードスキャナ20から売上データ処理装置10に送信されると、売上データ処理装置10において、コード情報と対応する商品の情報(商品名及び単価等)が特定され、売上データの登録処理に用いられる。
なお、売上データ処理装置10及びバーコードスキャナ20は、無線データ通信により通信可能に接続されていてもよい。
図2は、売上データ処理装置10の機能構成を示すブロック図である。
売上データ処理装置10は、制御部11と、操作表示部12(通知手段、表示部、報知手段)と、顧客用表示部13と、印刷部14と、ドロア15と、インターフェース16と、バス17などを備えている。売上データ処理装置10の各部は、バス17により接続されている。
制御部11は、CPU111(Central Processing Unit)(コンピュータ)と、RAM112(Random Access Memory)と、記憶部113と、を備え、売上データ処理装置10の各部の動作を制御する。
CPU111は、記憶部113に記憶されたプログラム113aを読み出してRAM112に展開し、当該プログラム113aを実行して各種演算処理を行う。CPU111は、プログラム113aを実行することで、通知制御手段、履歴情報生成手段及び報知制御手段などとして機能する。
RAM112は、CPU111に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。RAM112は、不揮発性メモリを含んでいてもよい。
記憶部113は、CPU111により実行されるプログラム113aや各種設定データなどを記憶する。プログラム113aは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部113に格納されている。記憶部113としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの記憶装置が用いられる。
記憶部113に記憶される設定データとしては、商品データ113b、操作案内情報テーブル113c及びユーザデータ113dなどがある。
商品データ113bは、バーコード50のコード情報と、商品に係る情報とが対応付けられたデータである。
操作案内情報テーブル113cは、後述するバーコードスキャナ20の操作案内のための処理において参照されるテーブルデータである。
ユーザデータ113dは、売上データ処理装置10のユーザに係る情報を含むデータである。
操作表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)や、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイといった表示部と、表示部の表示画面に重ねられて設けられたタッチパネルとを備える。操作表示部12は、例えば、会計時においてユーザからの上述の会計内容を特定する入力操作を受け付ける。また、操作表示部12は、商品の会計に係る情報、及び後述するバーコードスキャナ20の操作に関する各種の通知画面(図8、11、16参照)などを表示する。
なお、操作表示部12には、キーボードやマウスといった、タッチパネル以外の入力デバイスがさらに設けられていてもよい。
顧客用表示部13は、LCDや有機ELディスプレイなどにより構成され、売上データ処理装置10を操作するユーザと対面する顧客に対して、商品名や価格などの商品の会計に係る情報を表示する。
印刷部14は、CPU111から出力された制御信号に従い、レシートやジャーナルなどを用紙に印刷して出力する。
ドロア15は、金銭、商品券等を格納する引き出しであり、CPU111による制御下で開放する開放機構を有する。
インターフェース16は、バーコードスキャナ20との間でデータの送受信を行う手段であり、各種シリアルインターフェース又はパラレルインターフェースなどにより構成される。通信ケーブル18を介してバーコードスキャナ20から入力されたバーコード50のコード情報は、インターフェース16を介して制御部11に供給される。
図3は、バーコードスキャナ20の全体の機能構成を示すブロック図である。
また、図4は、バーコードスキャナ20のうちバーコード50のコード情報の読み取り処理に係る機能構成を示すブロック図である。
バーコードスキャナ20は、制御部21と、発光部22と、受光部23と、信号増幅部24と、デジタル変換部25と、トリガーボタン26と、インターフェース27と、バス28などを備えている。バーコードスキャナ20の各部は、バス28により接続されている。
制御部21は、CPU211と、RAM212と、記憶部213と、を備え、バーコードスキャナ20の各部の動作を制御する。
CPU211は、記憶部213に記憶されたプログラム213aを読み出してRAM212に展開し、当該プログラム213aを実行して各種演算処理を行う。CPU211は、プログラム213aを実行することで、デコード部211aなどとして機能する。
RAM212は、CPU211に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。RAM212は、不揮発性メモリを含んでいてもよい。
記憶部213は、CPU211により実行されるプログラム213aや各種設定データなどを記憶する。プログラム213aは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部213に格納されている。記憶部213は、例えばフラッシュメモリを用いた記憶装置とすることができる。
発光部22は、CPU211からの制御信号に応じて指向性を有するレーザー光を射出する。詳しくは、発光部22は、レーザー光を射出する発光素子と、可動式のミラーと、を有し、反射角度が変わるように動作しているミラーに対して発光素子からのレーザー光を照射することで、図1に示すように、所定範囲を繰り返し走査するようにレーザー光を射出する。
受光部23は、発光部22から射出された光の反射光を受光し、レーザー光の走査期間における反射光の強度分布を表す検出信号を信号増幅部24に出力する。詳しくは、受光部23は、受光した光の強度に応じた電流を出力するフォトダイオード等の受光素子と、受光素子の出力電流を電圧信号に変換する電流電圧変換部と、を有する。図4に示すように、受光部23は、電流電圧変換部により生成された電圧信号61を信号増幅部24に出力する。当該電圧信号61は、バーコード50の濃淡分布に応じた強度分布を有する。
信号増幅部24は、受光部23から受信した電圧信号61を、所定の電圧範囲に収まるように増幅して、アナログ検出信号62を生成する。このアナログ検出信号62は、電圧信号61と同様に、バーコード50の濃淡分布に応じた強度分布を有する。図4に示すように、信号増幅部24は、生成したアナログ検出信号62をデジタル変換部25に出力する。
デジタル変換部25は、信号増幅部24から入力されたアナログ検出信号62を所定のサンプリング周波数でサンプリングして2値のデジタル検出信号63に変換する。詳しくは、デジタル変換部25によるサンプリングでは、各サンプリングのタイミングにおいてアナログ検出信号62が所定の閾値を超えている場合にはサンプリング値(標本値)が「1」(第1の値)とされ、閾値以下である場合にはサンプリング値が「0」(第2の値)とされる。換言すれば、デジタル変換部25により生成されるデジタル検出信号63は、アナログ検出信号62のうち閾値を超えている部分を「1」に変換し、閾値以下の部分を「0」に変換した信号である。受光部23が受光する反射光の強度は、通常、レーザー光Lの走査方向についてバーコード50の端部に近いほど小さくなるため、閾値は、バーコード50の端部に近いほど小さい値となるように、走査方向の位置に応じて異なる値とすることができる。ただし、これに限られず、バーコード50の全体に亘って閾値が一定とされていてもよい
図4に示すように、デジタル検出信号63は、CPU211のデコード部211aにより取得される。デコード部211aは、デジタル検出信号63のパターン(すなわち、バーコード50の濃淡パターン)を所定のアルゴリズムにより解析して、バーコード50のコード情報を含むデコードデータ64を特定する。ここでは、デコードデータ64は数字の配列である。デコードデータ64は、インターフェース27を介して売上データ処理装置10に送信される。
また、デコード部211aは、デジタル検出信号63からデコードデータを特定するデコード処理(コード情報の読み取り)に異常が生じたか否かを判別し、異常が生じたと判別された場合に、異常の内容を表す所定のステータスデータを売上データ処理装置10に送信する。
図3に示すトリガーボタン26は、ユーザにより押下されると、所定の操作信号を出力する。CPU211は、この操作信号に応じて、発光部22によるレーザー光の射出動作を開始させる。
インターフェース27は、売上データ処理装置10との間でデータの送受信を行う手段であり、各種シリアルインターフェース又はパラレルインターフェースなどにより構成される。
次に、売上データ処理システム1におけるバーコード50の読取動作について説明する。
図5は、バーコード50の例を示す図である。
バーコード50は、スペース52を挟んで所定方向に配列された複数のバー51を含む。図5の例では、バーコード50は、太さが異なる複数種類のバー51から選択されたバー51と、幅が異なる複数種類のスペース52から選択されたスペース52とが交互に配列された構成を有している。バー51及びスペース52の所定の組み合わせに対して、所定の文字又は数字が予め対応付けられており、バーコード50におけるバー51及びスペース52の配列から、文字又は数字からなるコード情報を特定することができる。
バーコード50のうち一方側の端部及び他方側の端部は、それぞれバーコード50の端であることを表すスタートバー50a及びストップバー50cとなっている。スタートバー50a及びストップバー50cの間に、上記のコード情報を表すデータバー50bが配置されている。
売上データ処理システム1では、バーコード50に照射されたレーザー光Lの反射光の強度分布が、バー51及びスペース52の配列における濃淡分布を反映したものとなることを利用して、反射光の強度分布からバーコード50のコード情報が特定される。
詳しくは、反射光の強度分布を表すアナログ検出信号62を変換して得られたデジタル検出信号63は、値が「1」となる部分がバーコード50のスペース52に対応し、値が「0」となる部分がバーコード50のバー51に対応する。すなわち、デジタル検出信号63のパターンは、バーコード50におけるバー51及びスペース52の濃淡分布を表す。よって、バーコード50の生成規則に基づいてデジタル検出信号63を解析することで、バーコード50のコード情報を含むデコードデータ64を生成する(すなわち、デコードする)ことができる。
ここで、デジタル検出信号63が、バーコード50におけるバー51及びスペース52の濃淡分布を反映したものとなるためには、アナログ検出信号62のうち各バー51に対応する部分がサンプリングに用いられる閾値以下であり、かつ各スペース52に対応する部分が閾値を超えていることが必要となる。このような条件(以下、「デコード可能条件」と記す)を満たすように、信号増幅部24による信号増幅が行われる。
ただし、バーコードスキャナ20の角度や距離によっては、アナログ検出信号62がデコード可能条件を満たさなくなる場合がある。アナログ検出信号62がデコード可能条件を満たさなくなる原因としては、レーザー光の正反射光が受光部23に入射して入射光の強度が過大となること、及びバーコードスキャナ20とバーコード50との距離が遠いことにより入射光の強度が過小となること、が挙げられる。以下、これらについて図6~図9を参照して説明する。
図6は、入射光の強度が過大となる場合のバーコードスキャナ20とバーコード50との位置関係を示す図である。
図6に示す状態では、発光部22から射出されたレーザー光Lが、バーコード50の形成面に対してほぼ垂直な方向からバーコード50に入射している。このため、レーザー光Lの反射光のうち、正反射光L1が受光部23に入射している。バーコードスキャナ20は、正反射光L1以外の拡散反射光L2が受光部23に入射した場合に、検出される強度分布が適正となってデコード可能条件が満たされように設計されている。このため、図6のように正反射光L1が入射すると、拡散反射光L2が入射した場合と比較して検出光の強度が大幅に大きくなり、デコード可能条件を満たさなくなる。
図7は、正反射光L1が入射した場合のアナログ検出信号62及びデジタル検出信号63の例を示す図である。
正反射光L1が入射した場合には、アナログ検出信号62のうち、特にバーコード50の中央付近に対応する部分において、バー51及びスペース52での反射光の強度がいずれも閾値Tよりも大きくなる。以下では、バー51及びスペース52での反射光の強度がいずれも閾値Tより大きくなる領域を、強度飽和領域R1と記す。このようなアナログ検出信号62をデジタル検出信号63に変換すると、強度飽和領域R1では、バー51に対応する部分及びスペース52に対応する部分のサンプリング値がいずれも「1」となる。すなわち、バーコード50に含まれる隣り合う2以上のスペース52に亘ってデジタル検出信号63が「1」となる。よって、強度飽和領域R1において、バー51及びスペース52の配列に応じた濃度分布がデジタル検出信号63に反映されなくなるため、バーコード50のコード情報を正しく読み取ることができず、デコード処理に異常が生じる。
正反射光L1が受光部23に入射する場合には、通常、スタートバー50a及びストップバー50cのうち少なくとも一方は適正に検出される。これは、スタートバー50a及びストップバー50cへのレーザー光Lの入射角がともに90度となることはなく、スタートバー50a及びストップバー50cのうち少なくとも一方からの反射光は拡散反射光L2となるためである。よって、デコード処理に異常が生じ、かつスタートバー50a及びストップバー50cのうち少なくとも一方が検出されている場合には、正反射光L1の入射に起因して隣り合う2以上のスペース52に亘ってデジタル検出信号63が「1」となっている状態(以下、「強度飽和状態」と記す)であると判別される。デジタル検出信号63が強度飽和状態となるときのレーザー光の反射光の強度分布の状態が、「コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態」に相当する。
強度飽和状態であると判別されると、強度飽和状態であることを示すステータスデータがバーコードスキャナ20から売上データ処理装置10に送信される。売上データ処理装置10が当該ステータスデータを受信すると、図8に示すように、操作表示部12において、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読取角度を変更する操作を促す傾斜誘導画面121が表示される。バーコードスキャナ20によるバーコード50の読取角度を変更する操作は、「第1の状態に対応する読取装置の第1の操作」に相当する。
この傾斜誘導画面121の案内に従って、ユーザがバーコードスキャナ20を上又は下に傾斜させて再度バーコード50の読み取りを行わせることで、読み取りエラーが解消される。すなわち、バーコードスキャナ20を傾斜させることで、レーザー光の入射角度がバーコード50に対して垂直な方向からずれるため、正反射光L1が受光部23に入射しなくなり、デコード可能条件が満たされて適正にバーコード50のコード情報が読み取られる。
傾斜誘導画面121を操作表示部12に表示させる動作は、バーコードスキャナ20の操作を案内する「通知動作」の一態様である。
図9は、入射光の強度が過小となる場合のバーコードスキャナ20とバーコード50との位置関係を示す図である。
図9に示す状態では、バーコード50からの拡散反射光L2が受光部23に入射しているものの、バーコード50とバーコードスキャナ20との距離が所定の基準距離より遠いために、検出される反射光の全体の強度が弱くなっている。このように、反射光の全体の強度が弱い場合にも、デコード可能条件を満たさなくなる。上記の基準距離は、バーコード50のスタートバー50a及びストップバー50cを適正に検出することのできる最大の距離である。
図10は、バーコード50とバーコードスキャナ20との距離が基準距離より遠い場合のアナログ検出信号62及びデジタル検出信号63の例を示す図である。
バーコード50とバーコードスキャナ20との距離が基準距離より遠い場合には、図10に示すように、アナログ検出信号62のうちバーコード50の中央付近に対応する部分を除く両側において、バー51及びスペース52での反射光の強度がいずれも閾値T以下となる。あるいは、アナログ検出信号62の全体が閾値T以下となる場合もある。以下では、バー51及びスペース52での反射光の強度がいずれも閾値T以下となる領域を、強度不足領域R0と記す。このようなアナログ検出信号62をデジタル検出信号63に変換すると、強度不足領域R0では、バー51に対応する部分及びスペース52に対応する部分のサンプリング値がいずれも「0」となる。すなわち、バーコード50に含まれる隣り合う2以上のバー51に亘ってデジタル検出信号63が「0」となる。よって、強度不足領域R0において、バー51及びスペース52の配列に応じた濃度分布がデジタル検出信号63に反映されなくなるため、バーコード50のコード情報を正しく読み取ることができず、デコード処理に異常が生じる。
バーコード50とバーコードスキャナ20との距離が基準距離より遠い場合には、スタートバー50a及びストップバー50cがいずれも検出されない。よって、デコード処理に異常が生じ、かつスタートバー50a及びストップバー50cが検出されていない場合には、反射光の強度不足に起因して隣り合う2以上のバー51に亘ってデジタル検出信号63が「0」となる状態(以下、「強度不足状態」と記す)であると判別される。デジタル検出信号63が強度不足状態となるときのレーザー光の反射光の強度分布の状態が、「コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第2の状態」に相当する。
強度不足状態であると判別されると、強度不足状態であることを示すステータスデータがバーコードスキャナ20から売上データ処理装置10に送信される。売上データ処理装置10が当該ステータスデータを受信すると、図11に示すように、操作表示部12において、バーコードスキャナ20をバーコード50に近付ける操作を促す接近誘導画面122が表示される。バーコードスキャナ20をバーコード50に近付ける操作は、「第2の状態に対応する読取装置の第2の操作」に相当する。
この接近誘導画面122の案内に従って、ユーザがバーコードスキャナ20をバーコード50に近付けた上で再度バーコード50の読み取りを行わせることで、読み取りエラーが解消される。すなわち、バーコードスキャナ20がバーコード50に近付くことで反射光の強度が増大するため、デコード可能条件が満たされて適正にバーコード50のコード情報が読み取られる。
接近誘導画面122を操作表示部12に表示させる動作は、バーコードスキャナ20の操作を案内する「通知動作」の一態様である。
次に、上述のバーコード読取動作を実現するためにバーコードスキャナ20において実行されるバーコード読取処理、及び上述の傾斜誘導画面121、接近誘導画面122の表示動作を実現するために売上データ処理装置10において実行される操作画面表示処理の制御手順について説明する。
図12は、バーコード読取処理のCPU211による制御手順を示すフローチャートである。
バーコード読取処理は、ユーザによりトリガーボタン26が押下された場合に開始される。
バーコード読取処理が開始されると、バーコードスキャナ20のCPU211は、発光部22によりレーザー光Lの照射を開始させ、レーザー光Lの照射時間を計測するためのタイマーをスタートさせる(ステップS101)。
CPU211は、反射光のデータ入力があるか否か、すなわち反射光の受光に応じてデジタル検出信号63が生成されたか否かを判別し(ステップS102)、反射光のデータ入力があると判別された場合には(ステップS102で“YES”)、上述の方法でデジタル検出信号63のデコード処理を開始する(ステップS103)。
CPU211は、デコード処理が正常に終了した、すなわちコード情報が正常に読み取れたと判別された場合には(ステップS104で“YES”)、バーコード50のコード情報を含むデコードデータ64を売上データ処理装置10に送信する(ステップS105)。
一方、ステップS102において反射光のデータ入力がないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、CPU211は、所定時間反射光のデータ入力がなかったか否かを判別する(ステップS106)。ここでは、CPU211は、反射光のデータ入力がない状態でタイマーのスタートから所定時間が経過した場合に、所定時間反射光のデータ入力がなかったと判別する。所定時間が経過していないと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、CPU211は、処理をステップS102に戻す。
所定時間反射光のデータ入力がなかったと判別された場合には(ステップS106で“YES”)、CPU211は、強度不足状態であると判別し、強度不足状態のステータスデータを売上データ処理装置10に送信する(ステップS110)。このように、反射光のデータ入力がないまま所定時間が経過したと判別することは、「コード情報の読み取りに異常が生じたと判別すること」に含まれる。
また、ステップS104においてコード情報が正常に読み取れなかった、すなわちコード情報の読み取りに異常が生じたと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、CPU211は、スタートバー50a及びストップバー50cが検出されたか否かを判別する(ステップS107、S108)。スタートバー50aが検出されたと判別された場合(ステップS107で“YES”)、又はストップバー50cが検出されたと判別された場合(ステップS108で“YES”)には、CPU211は、強度飽和状態であると判別し、強度飽和状態のステータスデータを売上データ処理装置10に送信する(ステップS109)。
一方、スタートバー50aが検出されていないと判別され(ステップS107で“NO”)、かつストップバー50cが検出されていないと判別された場合には(ステップS108で“NO”)、CPU211は、強度不足状態であると判別し、強度不足状態のステータスデータを売上データ処理装置10に送信する(ステップS110)。
ステップS105、S109、S110のいずれかが終了すると、CPU211は、レーザー光の照射を終了させ、タイマーをリセットする(ステップS111)。
ステップS111の処理が終了すると、CPU211は、バーコード読取処理を終了させる。
図13は、操作画面表示処理のCPU111による制御手順を示すフローチャートである。
操作画面表示処理が開始されると、売上データ処理装置10のCPU111は、バーコード50のコード情報を含むデコードデータ64をバーコードスキャナ20から受信したか否かを判別する(ステップS201)。デコードデータ64を受信したと判別された場合には(ステップS201で“YES”)、CPU111は、商品データ113bを参照して、デコードデータ64に対応する商品の情報を取得し、当該情報を操作表示部12及び顧客用表示部13に表示させる(ステップS202)。
デコードデータ64を受信していないと判別された場合には(ステップS201で“NO”)、CPU111は、強度飽和状態のステータスデータを受信したか否かを判別する(ステップS203)。強度飽和状態のステータスデータを受信したと判別された場合には(ステップS203で“YES”)、CPU111は、このステータスデータにより、コード情報の読み取りに用いられた反射光の強度分布の状態が強度飽和状態であることを特定する。また、CPU111は、操作案内情報テーブル113cに基づいて、強度飽和状態に対処するための操作案内として図8に示す傾斜誘導画面121を特定し、操作表示部12に表示させる(ステップS204:通知ステップ)。
図14は、操作案内情報テーブル113cの内容例を示す図である。
操作案内情報テーブル113cは、バーコードスキャナ20において検出された反射光の強度分布の状態を表す状態情報と、反射光の強度分布の状態に応じたバーコードスキャナ20の操作を案内するための操作案内情報とが対応付けられているテーブルデータである。操作案内情報テーブル113cでは、状態情報と操作案内情報とが対応付けられた状態で、状態情報及び操作案内情報がそれぞれ複数(ここでは、2つ)記憶されている。
状態情報は、反射光の強度分布を表すアナログ検出信号62から変換された2値のデジタル検出信号63のパターンに基づいて定まり、本実施形態では「強度飽和状態」及び「強度不足状態」の2つがある。このうち「強度飽和状態」の状態情報に対して「傾斜誘導」の操作案内情報が対応付けられており、「強度不足状態」の状態情報に対して「接近誘導」の操作案内情報が対応付けられている。
図13のステップS204において、CPU111は、受信したステータスデータから「強度飽和状態」の状態情報を特定し、当該状態情報に対応付けられている「傾斜誘導」の操作案内情報に基づいて、傾斜誘導画面121を操作表示部12に表示させる。
ステップS203において、強度飽和状態のステータスデータを受信していないと判別された場合には(ステップS203で“NO”)、CPU111は、強度不足状態のステータスデータを受信したか否かを判別する(ステップS205)。強度不足状態のステータスデータを受信していないと判別された場合には(ステップS205で“NO”)、CPU111は、処理をステップS201に戻す。
強度不足状態のステータスデータを受信したと判別された場合には(ステップS205で“YES”)、CPU111は、このステータスデータにより、コード情報の読み取りに用いられた反射光の強度分布の状態が強度不足状態であることを特定する。また、CPU111は、操作案内情報テーブル113cに基づいて、強度不足状態に対処するための操作案内として図8に示す接近誘導画面122を特定し、操作表示部12に表示させる(ステップS206:通知ステップ)。詳しくは、CPU111は、受信したステータスデータから「強度飽和状態」の状態情報を特定し、操作案内情報テーブル113cにおいて当該状態情報に対応付けられている「接近誘導」の操作案内情報に基づいて、傾斜誘導画面121を操作表示部12に表示させる。
ステップS202、S204、S206のいずれかの処理が終了すると、CPU111は、操作画面表示処理を終了させる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
本変形例では、売上データ処理装置10のCPU111は、傾斜誘導画面121及び接近誘導画面122の表示履歴に係る履歴情報をユーザごとに生成してユーザデータ113dに記録する。また、CPU111は、売上データ処理システム1を操作しているユーザに対応する履歴情報に基づいて、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読み取り開始前に、適切な操作を促すためのユーザ別案内画面123を操作表示部12に表示させる。
図15は、ユーザデータ113dの内容例を示す図である。
ユーザデータ113dには、ユーザごとに、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読み取り時に生じたエラーの通知履歴(すなわち、傾斜誘導画面121及び接近誘導画面122の表示履歴)が記録されている。ユーザデータ113dでは、1つのデータ行が、1回の読み取りエラーに対応する。
ユーザデータ113dにおける「ユーザID」は、売上データ処理システム1のユーザごとに付与されている固有の符号であり、個別のユーザを表す。
「日付」及び「時刻」は、バーコード50の読み取りエラーが生じた日時を表す。
「エラー通知内容」は、通知されたエラーの内容、すなわち傾斜誘導画面121及び接近誘導画面122のうちいずれが表示されたかを表す。
図15の例では、ユーザID「10001」のユーザに対して、「強度飽和」のエラーが1回、「強度不足」のエラーが4回、直近で通知されており、強度不足、すなわちバーコードスキャナ20とバーコード50との距離が離れすぎることによるエラーの頻度が高くなっている。
そこで、CPU111は、ユーザID「10001」のユーザによる操作が開始された際に、読み取りエラーの履歴に応じた報知動作を行う。ここでは、CPU111は、バーコードスキャナ20の適切な操作を案内するためのユーザ別案内画面123を操作表示部12に表示させる。
バーコードスキャナ20を操作しているユーザを特定する方法は、特には限られないが、例えばユーザが所持するIDカードに印刷されたバーコードをバーコードスキャナ20により読み取って、当該バーコードのコード情報に含まれるユーザIDを特定する方法を用いることができる。あるいは、操作中のユーザを特定する入力操作を操作表示部12において受け付けてもよい。
図16は、ユーザ別案内画面123を示す図である。
ユーザ別案内画面123では、ユーザID「10001」のユーザに対して「強度不足」の読み取りエラーの通知頻度が高いことに応じて、バーコードスキャナ20とバーコード50とが離れすぎないような操作を促す表示がなされている。このユーザ別案内画面123をユーザが確認することで、バーコードスキャナ20とバーコード50との距離を適切に保つ操作が行われやすくなり、「強度不足」による読み取りエラーが効果的に低減される。
上記のユーザ別案内画面123の表示動作は、「通知の履歴に応じた報知動作」の一態様であるが、報知動作はこれに限られない。例えば、読み取りエラーの履歴そのものを操作表示部12に表示させてもよい。
また、本変形例では、このユーザ別案内画面123の表示に加えて、上記実施形態と同様、デコード処理に異常が生じた場合には傾斜誘導画面121又は接近誘導画面122が表示される。
以上のように、第1の実施形態に係る情報処理装置としての売上データ処理装置10は、CPU111を備える。CPU111は、バーコードスキャナ20からバーコード50に対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度飽和状態に相当する第1の状態の場合には、当該第1の状態に対応するバーコードスキャナ20の第1の操作として、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読取角度を変更する操作を案内する通知動作を行わせる(通知制御手段)。また、CPU111は、上記の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度不足状態に相当する第2の状態の場合には、第2の状態に対応するバーコードスキャナ20の第2の操作として、バーコードスキャナ20をバーコード50に近付ける操作を案内する通知動作を行わせる(通知制御手段)。
これにより、バーコードの読み取りエラーが生じている原因、及び当該エラーを解消させるためのバーコードスキャナ20の操作方法を、バーコードスキャナ20の操作中にリアルタイムでユーザに通知することができる。よって、ユーザは、適切な操作をその場で学習して操作にフィードバックすることができる。これにより、エラーが生じない読取角度やバーコードとの距離をユーザ自身が探索する必要があった従来技術と比較して、ユーザが適切な操作を学習しやすいため、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。また、熟練度の低いユーザであっても、バーコードの読み取りに手間取らずに売上データ処理システム1の作業を円滑に進めることができる。また、バーコードスキャナ20のハードウェア構成に手を加える必要がないため、低コストで上記の効果を得ることができる。
また、CPU111は、バーコードスキャナ20の操作を案内する表示を表示部に行わせるため、ユーザにとって直感的で理解しやすい操作案内を行うことができる。
また、CPU111は、反射光の強度分布を表すアナログ検出信号62から変換された2値のデジタル検出信号63のパターンに基づいて、反射光の強度分布が第1の状態であるか否か、及び第2の状態であるか否かを判別する(通知制御手段)。これにより、簡易な処理で状態情報を特定することができる。
また、バーコード50は、スペース52を挟んで配列された複数のバー51を含み、デジタル検出信号63は、アナログ検出信号62のうち所定の閾値Tを超えている部分を「1」に変換し、閾値以下の部分を「0」に変換した信号である。また、第1の状態は、バーコード50に含まれる隣り合う2以上のスペース52に亘ってデジタル検出信号63が「1」となる状態である。また、CPU111は、反射光の強度分布が第1の状態である場合には、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読取角度を変更する操作を促す傾斜誘導画面121を操作表示部12により表示させる(通知制御手段)。
これにより、正反射光L1が受光部23に入射することに起因する読み取りエラーを解消させる操作を案内することができる。また、正反射光L1を受光部23に入射させない操作の熟練度を効果的に向上させることができる。
また、第2の状態は、バーコード50に含まれる隣り合う2以上のバー51に亘ってデジタル検出信号63が「0」となる状態である。また、CPU111は、反射光の強度分布が第2の状態である場合には、バーコードスキャナ20をバーコード50に近付ける操作を促す接近誘導画面122を操作表示部12により表示させる(通知制御手段)。
これにより、バーコードスキャナ20とバーコード50との距離が遠過ぎることに起因する読み取りエラーを解消させる操作を案内することができる。また、適正な距離からバーコード50を読み取る操作の熟練度を効果的に向上させることができる。
また、CPU111は、傾斜誘導画面121及び傾斜誘導画面121の表示履歴に係る履歴情報をユーザごとに生成してユーザデータ113dに記録し(履歴情報生成手段)、バーコードスキャナ20を操作しているユーザに対応する履歴情報に基づいて、ユーザ別案内画面123を操作表示部12により表示させる(報知制御手段)。これにより、各ユーザが、読み取りエラーの原因となる操作のうちいずれの操作を行いやすいかを予め把握し、当該操作を行わないように報知することができる。よって、読み取りエラーをより生じにくくすることができる。
また、第1の実施形態に係る操作案内方法は、通知ステップを含む。通知ステップでは、バーコードスキャナ20からバーコード50に対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度飽和状態に相当する第1の状態の場合には、当該第1の状態に対応するバーコードスキャナ20の第1の操作として、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読取角度を変更する操作を案内する通知動作を行わせる。また、通知ステップでは、上記の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度不足状態に相当する第2の状態の場合には、第2の状態に対応するバーコードスキャナ20の第2の操作として、バーコードスキャナ20をバーコード50に近付ける操作を案内する通知動作を行わせる。
このような方法によれば、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。また、熟練度の低いユーザであっても、売上データ処理システム1の作業を円滑に進めることができる。また、バーコードスキャナ20のハードウェア構成に手を加える必要がないため、低コストで上記の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態に係るプログラム113aは、売上データ処理装置10に設けられたコンピュータとしてのCPU111を通知制御手段として機能させる。通知制御手段は、バーコードスキャナ20からバーコード50に対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度飽和状態に相当する第1の状態の場合には、当該第1の状態に対応するバーコードスキャナ20の第1の操作として、バーコードスキャナ20によるバーコード50の読取角度を変更する操作を案内する通知動作を行わせる。また、通知制御手段は、上記の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度不足状態に相当する第2の状態の場合には、第2の状態に対応するバーコードスキャナ20の第2の操作として、バーコードスキャナ20をバーコード50に近付ける操作を案内する通知動作を行わせる。
このようなプログラム313aにより売上データ処理装置10を動作させることで、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。また、熟練度の低いユーザであっても、売上データ処理システム1の作業を円滑に進めることができる。また、バーコードスキャナ20のハードウェア構成に手を加える必要がないため、低コストで上記の効果を得ることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。
図17は、第2の実施形態に係るハンディターミナル30(読取装置)の外観図である。このうち図17(a)は、ハンディターミナル30の正面を示す図であり、図17(b)は、ハンディターミナル30の背面を示す図である。
また、図18は、ハンディターミナル30の機能構成を示すブロック図である。
ハンディターミナル30は、制御部31と、発光部32と、受光部33と、信号増幅部34と、デジタル変換部35と、トリガーキー361及び入力キー362を有する操作部36と、表示部37(通知手段、表示部、報知手段)と、通信部38と、バス39などを備える。ハンディターミナル30の各部は、バス39を介して接続されている。
制御部31は、デコード部311aとして機能するCPU311(コンピュータ)と、RAM312と、記憶部313とを備える。記憶部313には、プログラム313a、商品データ313b、操作案内情報テーブル313c、ユーザデータ313dなどが記憶されている。
ハンディターミナル30は、スーパーマーケット、量販店などの店舗や、商品を格納する倉庫などの導入先に導入され、当該導入先の店員、管理担当者などのユーザにより操作される。ハンディターミナル30は、バーコードスキャナ20と同様、レーザー光の反射光の強度分布に基づいてバーコード50のコード情報を読み取る機能を有する。バーコード50のコード情報の読み取りを実行するための発光部32、受光部33、信号増幅部34、デジタル変換部35及びデコード部311aの機能は、第1の実施形態の発光部22、受光部23、信号増幅部24、デジタル変換部25及びデコード部211aと同様であるので説明は省略する。また、商品データ313b、操作案内情報テーブル313c及びユーザデータ313dの内容も、第1の実施形態の商品データ113b、操作案内情報テーブル113c及びユーザデータ113dの内容と同様である。
ハンディターミナル30は、商品に付されたバーコード50のコード情報を読み取って当該商品を特定することができ、商品の在庫管理等に用いられる。また、ハンディターミナル30は、アクセスポイントとの間で無線LAN通信を行う通信部38を備え、アクセスポイントを介して外部サーバに商品の管理業務に係る各種情報を送受信することができる。
図17(b)に示すように、ハンディターミナル30の背面には、発光部32及び受光部33が設けられている。また、ハンディターミナル30には、バーコード50の読み取り動作を実行させるための入力操作を受け付けるトリガーキー361が設けられている。トリガーキー361は、前面、左側面、右側面及び背面に1つずつ、計4つ設けられており、いずれを押下してもレーザー光の照射が開始されてバーコード50が読み取られる。また、ハンディターミナル30には、数字や文字などを入力したり、所定の機能を呼び出して実行させたりするための入力キー362が設けられている。
前面の上部に設けられた表示部37は、LCDや有機ELディスプレイなどで構成され、商品に係る各種情報や、第1の実施形態と同様の傾斜誘導画面121、接近誘導画面122及びユーザ別案内画面123などが表示される。表示部37の画面に重ねられてタッチパネルが配置されており、ユーザがタッチパネルにタッチすることで入力を行うことができるようになっている。
図18に示すCPU311は、プログラム313aを実行することで、上述した通知制御手段、履歴情報生成手段及び報知制御手段として機能する。よって、CPU311は、第1の実施形態における売上データ処理装置10のCPU111の機能の一部を有している。具体的には、CPU311は、バーコード50に対するレーザー光Lの入射角度やバーコード50との距離が不適切であることに起因してデコード可能条件が満たされなくなり、デコード処理の異常が生じると、強度飽和状態及び強度不足状態のいずれとなっているかを判別し、異常を解消させる操作を促すための傾斜誘導画面121又は接近誘導画面122を表示部37に表示させる。
図19は、第2の実施形態におけるバーコード読取処理のCPU311による制御手順を示すフローチャートである。
図19のフローチャートは、図12のフローチャートにおけるステップS105、S109、S110を、それぞれ図13のステップS202、S204、S206に置き換えたものに相当する。
図19のバーコード読取処理では、ステップS104においてコード情報が正常に読み取れたと判別された場合には(ステップS104で“YES”)、CPU311は、商品データ313bを参照して、デコードデータ64に対応する商品の情報を取得し、当該情報を表示部37に表示させる(ステップS202)。
また、ステップS107においてスタートバー50aが検出されと判別された場合(ステップS107で“YES”)、又はステップS108においてストップバー50cが検出されたと判別された場合(ステップS108で“YES”)には、CPU311は、強度飽和状態であると特定し、操作案内情報テーブル313cにおいて強度飽和状態に対応付けられている「傾斜誘導」の操作案内情報に基づいて、傾斜誘導画面121を表示部37に表示させる(ステップS204)。
また、ステップS106において所定時間反射光のデータ入力がなかったと判別された場合(ステップS106で“YES”)、又は、ステップS107においてスタートバー50aが検出されていないと判別され(ステップS107で“NO”)、かつステップS108においてストップバー50cが検出されていないと判別された場合には(ステップS108で“NO”)、CPU311は、強度不足状態であると特定し、操作案内情報テーブル313cにおいて強度不足状態に対応付けられている「接近誘導」の操作案内情報に基づいて、傾斜誘導画面121を表示部37に表示させる。
このように、第2の実施形態の特定手段としてのCPU311は、アナログ検出信号62から変換された2値のデジタル検出信号63のパターンに基づいて直接、すなわち第1の実施形態のステータスデータに基づかずに、状態情報を特定する。
また、特定手段としてのCPU311は、コード情報の読み取りに異常が生じ、かつスタートバー50a及びストップバー50cのうち少なくとも一方が検出されている場合に、強度飽和状態に対応する状態情報を特定する。
また、特定手段としてのCPU311は、コード情報の読み取りに異常が生じ、かつスタートバー50a及びストップバー50cがいずれも検出されていない場合に、強度不足状態に対応する状態情報を特定する。
以上のように、第2の実施形態に係る読取装置としてのハンディターミナル30は、バーコード50に対して照射したレーザー光の反射光を受光し、反射光の強度分布に基づいてバーコード50のコード情報を読み取る。また、ハンディターミナル30は、CPU311を備える。CPU311は、バーコード50に対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度飽和状態に相当する第1の状態の場合には、当該第1の状態に対応するハンディターミナル30の第1の操作として、ハンディターミナル30によるバーコード50の読取角度を変更する操作を案内する通知動作を行わせる(通知制御手段)。また、CPU311は、上記の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度不足状態に相当する第2の状態の場合には、第2の状態に対応するハンディターミナル30の第2の操作として、ハンディターミナル30をバーコード50に近付ける操作を案内する通知動作を行わせる(通知制御手段)。
これにより、バーコードの読み取りエラーが生じている原因、及び当該エラーを解消させるためのハンディターミナル30の操作方法を、ハンディターミナル30の操作中にリアルタイムでユーザに通知することができる。よって、ユーザは、適切な操作をその場で学習して操作にフィードバックすることができる。これにより、エラーが生じない読取角度やバーコードとの距離をユーザ自身が探索する必要があった従来技術と比較して、ユーザが適切な操作を学習しやすいため、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。また、熟練度の低いユーザであっても、バーコードの読み取りに手間取らずにハンディターミナル30の作業を円滑に進めることができる。また、バーコードの読み取りのためのハードウェア構成に手を加える必要がないため、低コストで上記の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態に係る操作案内方法は、通知ステップを含む。通知ステップでは、ハンディターミナル30からバーコード50に対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度飽和状態に相当する第1の状態の場合には、当該第1の状態に対応するハンディターミナル30の第1の操作として、ハンディターミナル30によるバーコード50の読取角度を変更する操作を案内する通知動作を行わせる。また、通知ステップでは、上記の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度不足状態に相当する第2の状態の場合には、第2の状態に対応するハンディターミナル30の第2の操作として、ハンディターミナル30をバーコード50に近付ける操作を案内する通知動作を行わせる。
このような方法により、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。また、熟練度の低いユーザであっても、ハンディターミナル30の作業を円滑に進めることができる。また、バーコードの読み取りのためのハードウェア構成に手を加える必要がないため、低コストで上記の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態に係るプログラム313aは、ハンディターミナル30に設けられたコンピュータとしてのCPU311を通知制御手段として機能させる。通知制御手段は、ハンディターミナル30からバーコード50に対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度飽和状態に相当する第1の状態の場合には、当該第1の状態に対応するハンディターミナル30の第1の操作として、ハンディターミナル30によるバーコード50の読取角度を変更する操作を案内する通知動作を行わせる。また、通知制御手段は、上記の強度分布が、バーコード50のコード情報の読み取りが不可能な状態であって、強度不足状態に相当する第2の状態の場合には、第2の状態に対応するハンディターミナル30の第2の操作として、ハンディターミナル30をバーコード50に近付ける操作を案内する通知動作を行わせる。
このようなプログラム313aによりハンディターミナル30を動作させることで、ユーザの熟練度を効果的に向上させることができる。また、熟練度の低いユーザであっても、ハンディターミナル30の作業を円滑に進めることができる。また、バーコードの読み取りのためのハードウェア構成に手を加える必要がないため、低コストで上記の効果を得ることができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として、第1の実施形態では記憶部113のHDD、SSD、第2の実施形態では記憶部313のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD-ROM等の情報記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る情報処理装置、読取装置、操作案内方法及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、第1の実施形態において、バーコードスキャナ20のCPU211が通知制御手段として機能してもよい。
また、バーコードスキャナ20又はハンディターミナル30の操作を案内する通知動作として、傾斜誘導画面121又は接近誘導画面122を表示する動作を例示したが、通知動作はこれらに限られない。例えば、バーコードスキャナ20又はハンディターミナル30に振動部を設け、案内する操作に予め対応付けられている振動パターンで振動部を振動させる通知動作により、ユーザに操作を案内してもよい。また、各種操作の案内の記載の近傍にランプを設け、案内する操作に対応するランプを点灯させる通知動作により、ユーザに操作を案内してもよい。
また、強度飽和状態及び強度不足状態の判別方法として、スタートバー50a及びストップバー50cの検出状況に基づく方法を例示したが、これに限られない。例えば、デジタル検出信号63のデータバー50bにおけるパターンから直接強度飽和状態及び強度不足状態を判別してもよい。すなわち、デジタル検出信号63に、隣り合う2以上のスペース52に亘って値が「1」となる部分が含まれている場合に強度飽和状態と判別してもよい。また、デジタル検出信号63に、隣り合う2以上のバー51に亘って値が「0」となる部分が含まれている場合に強度不足状態と判別してもよい。
また、読み取りエラーは、正反射光の入射に起因するもの、及びバーコード50との距離が遠いことに起因するものに限られない。
例えば、曲面にバーコード50が付されていることに起因する読み取りエラーに対して操作案内を行ってもよい。この場合には、デジタル検出信号63は、バーコード50の両端に近いほどバー51及びスペース52の幅が実際よりも大きくなるパターンとなる。よって、このようなパターンが検出された場合に、曲面にバーコード50が付されている状態に対応する状態情報を特定すればよい。また、この場合における操作案内としては、デコード可能条件を満たす範囲でバーコードスキャナ20をバーコード50から離すことを促す操作案内が挙げられる。バーコードスキャナ20とバーコード50との距離が大きいほど、バーコードスキャナ20からバーコード50の両端に入射するレーザー光の入射角が、バーコード50の面に対して垂直な方向に近付くためである。
上記実施形態では、ユーザが読取装置としてのバーコードスキャナ20又はハンディターミナル30を手に持ってバーコード50の読み取りを行う例を用いて説明したが、これに限られず、位置が固定された読取装置に対して、商品に付されたバーコード50をかざすことによりバーコード50を読み取る態様において本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、コードシンボルとしてバーコード50を例示したが、これに限られず、コードシンボルは2次元コードなどであってもよい。
また、上記実施形態における情報処理装置としての売上データ処理装置10、及び読取装置としてのバーコードスキャナ20及びハンディターミナル30の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態に対応する前記読取装置の第1の操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態に対応する、前記第1の操作と異なる前記読取装置の第2の操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記通知動作は、前記読取装置の操作を案内する表示を表示部に表示する動作であることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記通知制御手段は、前記反射光の強度分布を表すアナログ検出信号から変換された2値のデジタル検出信号のパターンに基づいて、前記強度分布が前記第1の状態であるか否か、及び前記強度分布が前記第2の状態であるか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記コードシンボルは、スペースを挟んで配列された複数のバーを含み、
前記デジタル検出信号は、前記アナログ検出信号のうち所定の閾値を超えている部分を第1の値に変換し、前記閾値以下の部分を第2の値に変換した信号であり、
前記第1の状態は、前記コードシンボルに含まれる隣り合う2以上の前記スペースに亘って前記デジタル検出信号が前記第1の値となる状態であり、
前記通知制御手段は、前記強度分布が前記第1の状態である場合には、前記読取装置による前記コードシンボルの読取角度を変更する操作を促す前記通知動作を行わせることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記コードシンボルは、スペースを挟んで配列された複数のバーを含み、
前記デジタル検出信号は、前記アナログ検出信号のうち所定の閾値を超えている部分を第1の値に変換し、前記閾値以下の部分を第2の値に変換した信号であり、
前記第2の状態は、前記コードシンボルに含まれる隣り合う2以上の前記バーに亘って前記デジタル検出信号が前記第2の値となる状態であり、
前記通知制御手段は、前記強度分布が前記第2の状態である場合には、前記読取装置を前記コードシンボルに近付ける操作を促す前記通知動作を行わせることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記通知動作の履歴に係る履歴情報をユーザごとに生成する履歴情報生成手段と、
前記読取装置を操作しているユーザに対応する前記履歴情報に基づいて、前記通知動作の履歴に応じた報知動作を報知手段に行わせる報知制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置であって、
前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態に対応する当該読取装置の第1の操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態に対応する、前記第1の操作と異なる当該読取装置の第2の操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段を備えることを特徴とする読取装置。
<請求項8>
情報処理装置による操作案内方法であって、
読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態に対応する前記読取装置の第1の操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態に対応する、前記第1の操作と異なる前記読取装置の第2の操作を案内する通知動作を行わせる通知ステップを含むことを特徴とする操作案内方法。
<請求項9>
コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置による操作案内方法であって、
前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態に対応する当該読取装置の第1の操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態に対応する、前記第1の操作と異なる当該読取装置の第2の操作を案内する通知動作を行わせる通知ステップを含むことを特徴とする操作案内方法。
<請求項10>
情報処理装置に設けられたコンピュータを、
読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態に対応する前記読取装置の第1の操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態に対応する、前記第1の操作と異なる前記読取装置の第2の操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項11>
コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置に設けられたコンピュータを、
前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態に対応する当該読取装置の第1の操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態に対応する、前記第1の操作と異なる当該読取装置の第2の操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
1 売上データ処理システム
10 売上データ処理装置(情報処理装置)
11 制御部
111 CPU(通知制御手段、履歴情報生成手段、報知制御手段)
112 RAM
113 記憶部
113a プログラム
113b 商品データ
113c 操作案内情報テーブル
113d ユーザデータ
12 操作表示部(通知手段、表示部、報知手段)
121 傾斜誘導画面
122 接近誘導画面
123 ユーザ別案内画面
20 バーコードスキャナ(読取装置)
21 制御部
211 CPU
211a デコード部
212 RAM
213 記憶部
213a プログラム
22 発光部
23 受光部
24 信号増幅部
25 デジタル変換部
26 トリガーボタン
30 ハンディターミナル(読取装置)
31 制御部
311 CPU(通知制御手段、履歴情報生成手段、報知制御手段)
311a デコード部
312 RAM
313 記憶部
313a プログラム
313b 商品データ
313c 操作案内情報テーブル
313d ユーザデータ
32 発光部
33 受光部
34 信号増幅部
35 デジタル変換部
36 操作部
361 トリガーキー
362 入力キー
37 表示部(通知手段、表示部、報知手段)
50 バーコード(コードシンボル)
50a スタートバー
50b データバー
50c ストップバー
51 バー
52 スペース
61 電圧信号
62 アナログ検出信号
63 デジタル検出信号
64 デコードデータ
L レーザー光
L1 正反射光
L2 拡散反射光
T 閾値

Claims (11)

  1. 読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知動作は、前記第1の照射方法の変更操作または前記第2の照射方法の変更操作を案内する表示を表示部に表示する動作であることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知制御手段は、前記反射光の強度分布を表すアナログ検出信号から変換された2値のデジタル検出信号のパターンに基づいて、前記強度分布が前記第1の状態であるか否か、及び前記強度分布が前記第2の状態であるか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記コードシンボルは、スペースを挟んで配列された複数のバーを含み、
    前記デジタル検出信号は、前記アナログ検出信号のうち所定の閾値を超えている部分を第1の値に変換し、前記閾値以下の部分を第2の値に変換した信号であり、
    前記第1の状態は、前記コードシンボルに含まれる隣り合う2以上の前記スペースに亘って前記デジタル検出信号が前記第1の値となる状態であり、
    前記通知制御手段は、前記強度分布が前記第1の状態である場合には、前記レーザー光の照射角度を変更させる第1の照射方法の変更操作を促す前記通知動作を行わせることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記コードシンボルは、スペースを挟んで配列された複数のバーを含み、
    前記デジタル検出信号は、前記アナログ検出信号のうち所定の閾値を超えている部分を第1の値に変換し、前記閾値以下の部分を第2の値に変換した信号であり、
    前記第2の状態は、前記コードシンボルに含まれる隣り合う2以上の前記バーに亘って前記デジタル検出信号が前記第2の値となる状態であり、
    前記通知制御手段は、前記強度分布が前記第2の状態である場合には、前記レーザー光の照射距離を変更させる第2の照射方法の変更操作を促す前記通知動作を行わせることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知動作の履歴に係る履歴情報をユーザごとに生成する履歴情報生成手段と、
    前記読取装置を操作しているユーザに対応する前記履歴情報に基づいて、前記通知動作の履歴に応じた報知動作を報知手段に行わせる報知制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置であって、
    前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段を備えることを特徴とする読取装置。
  8. 情報処理装置による操作案内方法であって、
    読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知ステップを含むことを特徴とする操作案内方法。
  9. コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置による操作案内方法であって、
    前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知ステップを含むことを特徴とする操作案内方法。
  10. 情報処理装置に設けられたコンピュータを、
    読取装置からコードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. コードシンボルに対して照射したレーザー光の反射光を受光し、前記反射光の強度分布に基づいて前記コードシンボルのコード情報を読み取る読取装置に設けられたコンピュータを、
    前記反射光の強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能な状態である第1の状態の場合、前記第1の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のうちいずれか一方を変更させる第1の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせ、前記強度分布が、前記コードシンボルのコード情報の読み取りが不可能であり、且つ、前記第1の状態と異なる状態である第2の状態の場合、前記第2の状態を解消して前記コード情報の読み取りが可能な状態にするために必要なユーザ操作として前記レーザー光の照射角度または照射距離のいずれか他方を変更させる第2の照射方法の変更操作を案内する通知動作を行わせる通知制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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