JP4190804B2 - 光学式情報読取装置およびその操作方法 - Google Patents

光学式情報読取装置およびその操作方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式情報読取装置およびその操作方法に関する。例えば、本発明は複数の機能を割り当てることのできるスイッチを備えた定置型のバーコードリーダに利用される。
【0002】
【従来の技術】
今日、商品コードの識別などの用途にバーコードが用いられている。バーコードは、種々の幅の線条を隣接して並べてバー部分と空白部分によって英数字を表現することができ、例えばユニバーサルプロダクトコードを表現する。このようなバーコードを読み取るために、光学式の情報読取装置としてバーコード走査装置が利用される。バーコード走査装置は一般にバーコードリーダやバーコードスキャナなどと呼ばれる。
【0003】
バーコード走査装置は、一般に図1に示すような構成を備える。この図に示すバーコード走査装置は、バーコード読取部1と信号処理回路2を備えており、バーコードの印刷されたバーコードラベル3をバーコード読取部1で走査し、反射光を検出して信号処理回路2でバーコードの有する情報を読み出す。
【0004】
図1においてレーザ投光回路4はレーザ光などの光をガルバノミラー5に照射し、その反射光をバーコード上に走査される。バーコードを構成するバー部分と空白部分では黒白により反射率が異なり、空白部分は反射光量が強く、逆にバー部分は反射光量が弱い。これらの反射光量をガルバノミラー5を介して集光ミラー6で集光し、バンドパスフィルタ7と受光素子8であるフォトダイオードにより時系列のアナログ信号として取り出す。受光されたアナログ信号は信号処理回路2に送られる。
【0005】
信号処理回路2は、バーコード読取部1からの信号を受け取る受光回路9、受光回路の出力の交流成分を通過するACカップリング回路14、ACカップリング回路14で得られた交流成分の出力信号を増幅する増幅回路10、この増幅信号をフィルタするフィルタ回路11、さらに二値化する二値化回路12、およびバーコードに記録された情報を解読する復号回路13を有する。復号回路13は一般にCPUなどで構成され、二値化回路12で二値化されたデジタル信号としてCPUに送られ、CPUがアルゴリズムにしたがってプログラムでデコード処理を行う。
【0006】
バーコードリーダは、形状によって一般に固定型、手持型、定置型に分類することができる。
【0007】
[固定式バーコードリーダ]
工場の生産ラインや機械中への組み込みなどに利用されるタイプである。生産ライン上の搬送物に貼付されたバーコードに対して、バーコードリーダの読取領域が指向するように、コンベアの側面や壁面などに配設されて使用される。このタイプのバーコードリーダ部分は、バーコードの情報をデコードしてホストコンピュータに送信する機能を有している。言い換えると、デコードされたデータに対する処理は一般にホストコンピュータ側で行われ、バーコードリーダ部分ではそのような機能を有しない。
【0008】
[手持型(ハンディターミナルタイプ)バーコードリーダ]
倉庫における商品管理や検品などに用いられるタイプである。このタイプは、ユーザが携行して現場で使用することを想定しているため、携行に便利なようにハンディ型としており、さらに使用目的に応じた商品管理プログラムなどの処理機能を端末自体に備えていることを特長とする。すなわち、上記固定式バーコードリーダと異なり、手持型バーコードリーダのみで操作が完結する。
【0009】
[定置型(テーブルトップ型)バーコードリーダ]
コンビニエンスストアのレジでのPOS管理などで使用されるタイプであり、卓上型とも呼ばれる。このタイプのバーコードリーダはホストコンピュータに対してデータを送信する。形状が銃のような形であることから、ガンタイプ・バーコードリーダと呼ばれることもある。このタイプも上記手持型バーコードリーダと同様に、ユーザが扱いやすいコンパクトな形状であるが、相違点としては手持型バーコードリーダがそれ自体で操作が完結しているのに対し、定置型バーコードリーダはホストと協同して操作が成立している点が異なる。また、定置型バーコードリーダの読取部分は、バーコードをデコードする機能のみを有しているものが一般的であり、いうなれば固定式バーコードリーダの読取部分を手持型にしたものと捉えることもできる。
【0010】
手持型や定置型バーコードリーダの外観は、例えば図2に示すような形状をしており、トリガスイッチ17が設けられている。一般には、このトリガスイッチ17をONしている間にレーザが照射される。ユーザは対象となるバーコードラベルにレーザを照射し、反射光をバーコードリーダに読み取らせる。また、トリガ以外に特定の機能を割り当てられたスイッチを設けることもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のバーコードリーダは、スイッチに対し特定の機能が予め割り当てられており、ユーザが所望の機能を割り当てることができなかった。例えば、図2に示すバーコードリーダでは、トリガスイッチ17以外のスイッチが設けられているが、このスイッチには所定の機能が予め固定されており、ユーザが所望の機能に変更することができなかった。
【0012】
一方で近年のバーコードの需要が高まっていることから、バーコードリーダにも多機能化が要求されている。これに応えて、様々な機能がバーコードリーダに付加されるようになっているが、その反面、各機能の操作が複雑化してユーザビリティが悪化している。機能を呼び出すために複数の工程を経る必要があると、作業が中断され、またそのための手順をマニュアルで確認したり記憶する必要があるなど面倒である。機能の呼び出しを容易にするために、各機能に対応したスイッチを複数設けることはできるが、そうするとスイッチの数が多くなって製造コストが高騰する。さらにスイッチの数が多くなるために却って混乱を招き、ユーザの誤動作を招き操作性が悪くなる。バーコードリーダを多機能化しても、ユーザ毎に必要な機能はその一部であり、特に使用頻度の高い機能、あるいは簡単に呼び出したい機能は限られていると思われる。
【0013】
本来、必要な機能とはバーコードリーダの使用状況やユーザの使用形態によって異なるものである。バーコードリーダの製造者は、予め使用頻度が多いと思われる機能を各スイッチに割り当てると予想されるが、多種多様な使用形態を想定して完全に対応することは不可能である。そこで、各スイッチに対する機能の割り当てをユーザ側で自由に指定、変更できるようにすれば、使用形態に応じた設定として使い勝手のよい環境が実現される。
【0014】
本発明は、ユーザのこのような要望に応えるべく開発されたものである。本発明の主な目的は、ユーザが所望の機能を割り当てることのできるスイッチを備える光学式情報読取装置およびその操作方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本発明の請求項1に記載される光学式情報読取装置は、光学式情報読取装置に関するものである。この光学式情報読取装置は、読取対象に光を照射する照射手段と、前記照射手段に光照射を指示するトリガ手段と、読取対象からの反射光を受光し、前記読取対象に含まれる情報を復号する復号手段と、前記復号手段により復号されたデータを処理するためのデータ処理手段と、光学式情報読取装置に設定可能な機能を少なくとも一記憶するためのメモリ手段と、前記設定可能な機能を呼び出すための切替手段を備える光学式情報読取装置であって、前記光学式情報読取装置の動作態様を決定する複数の異なる動作モードを設定し、かつ前記光学式情報読取装置に設定可能な動作機能 を各動作モードに割り当て、該複数の動作モードに対して個別に設定可能な前記動作機能を関連付けて記録するためのメモリ手段と、前記メモリ手段に設定された前記動作モードを選択するための動作モード切替スイッチと、前記トリガ手段と個別に設けられ、前記動作モード切替スイッチで選択された前記動作モードに割り当てられた動作機能を前記メモリ手段から呼び出し、実行するための切替手段とを備える。
【0016】
この光学式情報読取装置は、トリガ手段を操作するトリガスイッチなどとは別個に、切替手段として光学式情報読取装置で実行可能な機能を呼び出すスイッチを少なくとも一つ設けることができる。このスイッチに割り当てられた機能は、ユーザが自由に変更することができる。また記憶される機能の設定は、例えば設定用の読取対象を読み取らせることによって所望の設定に変更できる。
【0017】
またこの光学式情報読取装置は、複数の動作モードを予め設定して必要なときに呼び出すことができる。
【0018】
さらにこの光学式情報読取装置は、複数の動作機能の中から動作モード毎に異なる動作機能を割り当てて使用することができ、使用されるモードに応じて割り当てる動作機能を変更することができる。
【0019】
また、本発明の請求項2に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1に記載される特徴に加えて、動作モードとして、スタンダードモード、第1の複数ラベル読取モード、第2の複数ラベル読取モード、第3の複数ラベル読取モード、1:1照合モード、1:N照合モード、オートスキャンモード、テストモード、インターバルスキャンモードから選択される複数の動作モードを、前記メモリ手段に記憶することができる。
【0020】
さらに、本発明の請求項3に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1又は2に記載される特徴に加えて、動作機能として、前回スキャンデータ再送、任意設定文字列送信、登録/照合切替、インターロック解除、キャリブレーション、モード遷移、トリガスイッチ、データ送信開始トリガ、オートスキャンへの切替、設定用バーコード読取トリガから選択される少なくとも一が、各動作モードに対応して選択され、前記メモリ手段に記憶できる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
さらにまた、本発明の請求項に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1から3のいずれか一に記載される特徴に加えて、前記切替手段が前記動作モード切替スイッチを兼用しており、前記切替手段によって前記割り当てられた動作機能の実行と、前記動作モードの遷移が可能であることを特徴とする。
【0025】
さらにまた、本発明の請求項に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項に記載される特徴に加えて、一の切替手段で動作モードの切替と、各動作モードにおける動作機能の実行を行うため、切替手段を押下する時間によってモード遷移と動作機能の実行とを区別することを特徴とする。例えば、切替手段のON時間に応じて動作モードの変更や動作機能の実行を区別させることができる。
【0026】
さらにまた、本発明の請求項に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項に記載される特徴に加えて、前記切替手段の押下時間が所定時間以下のとき、現在選択されている動作モードに割り当てられた動作機能が実行され、押下時間が所定時間よりも長いとき、動作モードが順次切り替えられることを特徴とする。
【0027】
さらにまた、本発明の請求項に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1から6のいずれか一に記載される特徴に加えて、前記メモリ手段は、前記設定可能な動作機能またはその動作機能を実現するための処理を記憶するテーブルによって前記設定可能な動作機能を記憶することを特徴とする。
【0028】
さらにまた、本発明の請求項に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1からのいずれかに記載される特徴に加えて、前記光学式情報読取装置が定置型であることを特徴とする。
【0029】
さらにまた、本発明の請求項に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1からのいずれかに記載される特徴に加えて、前記光学式情報読取装置が手持型であることを特徴とする。
【0030】
さらにまた、本発明の請求項10に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1から9のいずれか一に記載される特徴に加えて、前記メモリ手段に記憶される各動作モードに対応する動作機能の割り当てが、各動作機能ごとに専用の設定用バーコードを光学式情報読取装置に読み取らせることで設定されることを特徴とする。
【0031】
さらにまた、本発明の請求項11に記載される光学式情報読取装置は、前記請求項1から9のいずれか一に記載される特徴に加えて、前記メモリ手段に記憶される各動作モードに対応する動作機能の割り当てが、前記光学式情報読取装置に接続したコンピュータとデータ通信することで設定されることを特徴とする。
【0032】
また、本発明の請求項12に記載される光学式情報読取装置の操作方法は、所望の動作機能を割り当てることが可能な切替手段を備え、前記切替手段の操作によって前記割り当てられた動作機能を実行可能な光学式情報読取装置の操作方法であって、前記光学式情報読取装置の動作態様を決定する複数の異なる動作モード設定する工程と、前記光学式情報読取装置に設定可能な動作機能を各動作モードに割り当て、該複数の動作モードに対して個別に設定可能な前記動作機能を関連付けてメモリ手段に記録する工程と、前記動作モードを動作モード切替スイッチで選択する工程と、前記切替手段を操作して、前記動作モード切替スイッチで選択された前記動作モードに割り当てられた動作機能を実行する工程とを備えることを特徴とする。
【0033】
各動作モードに割り当て可能な動作機能の設定は、先に動作モードを設定してからこの動作モードに対応する動作機能を割り当てる手順とする他、先に具体的な動作機能を選択してから、この動作機能が属する動作モードを指定するように設定してもよい。
【0034】
さらに、本発明の請求項13に記載される光学式情報読取装置の操作方法は、光学式情報読取装置の動作態様を決定する複数の異なる動作モード予め設定され、かつ各動作モードに対して前記光学式情報読取装置に設定可能な動作機能が予め割り当てられており、切替手段を操作して動作モードの遷移と動作モードに割り当てられた動作機能の実行が可能な光学式情報読取装置の操作方法であって、前記切替手段の操作時間によって、動作モードの遷移と、動作モードに割り当てられた動作機能の実行とを切り替えることを可能とする。
【0035】
さらにまた、本発明の請求項14に記載される光学式情報読取装置の操作方法は、前記請求項12または13に記載される特徴に加えて、前記設定可能な動作機能の割り当てが、各動作機能ごとに専用の設定用バーコードを光学式情報読取装置に読み取らせることで設定されることを特徴とする。
【0036】
さらにまた、本発明の請求項15に記載される光学式情報読取装置の操作方法は、前記請求項12または13に記載される特徴に加えて、前記設定可能な動作機能の割り当てが、前記光学式情報読取装置に接続したコンピュータとデータ通信することで設定されることを特徴とする。
【0037】
さらにまた、本発明の請求項16に記載される光学式情報読取装置の操作方法は、前記請求項12から15のいずれかに記載される特徴に加えて、前記光学式情報読取装置が定置型であることを特徴とする。
【0038】
さらにまた、本発明の請求項17に記載される光学式情報読取装置の操作方法は、前記請求項12から15のいずれかに記載される特徴に加えて、前記光学式情報読取装置が手持型であることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための光学式情報読取装置を例示するものであって、本発明は光学式情報読取装置を以下のものに特定しない。また、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。また各図面が示す部材の大きさや位置関係などは、説明を明確にするため誇張していることがある。
【0040】
以下の実施例では、本発明の光学式情報読取装置を具現化した一例として、バーコード走査装置に応用した例を説明する。ただ、本発明は実施例をバーコード走査装置のみに限定しない。例えば二次元コードや文字認識を行うOCRなどにも利用できる。本明細書においてバーコードとは、一次元バーコードや二次元コード(データシンボル)を含む意味で使用する。
【0041】
図3に、定置型のバーコード走査装置の構成の一例を示す。このブロック図に示すバーコード走査装置本体は、バーコード読取部1とデータ処理手段15とからなる。バーコード読取部1は、読取対象であるバーコードラベル3に光を照射する照射手段16と、バーコードからの反射光を受光する受光手段29と、受光された電気信号を増幅する増幅手段30と、増幅信号から高周波ノイズといった不要な信号をカットするフィルタ手段31と、アナログ信号を二値化してデジタル信号に変換する二値化手段32とを備える。データ処理手段15は、二値化手段32から出力される信号に対して必要な処理を行う。
【0042】
また、バーコード走査装置本体は、ホスト側コンピュータとデータ通信可能な状態に接続されており、デコードされたデータをホスト側コンピュータに対し送信する。データ通信は、バーコード走査装置本体からホスト側コンピュータにデータを送信する片方向の通信で足りるが、双方向通信として、ホスト側コンピュータからバーコード走査装置本体に対し各種設定の変更や動作命令を送信することもできる。ホスト側コンピュータは、バーコード走査装置本体からデータを受け取り、必要に応じてデータ通信を行うホスト側データ処理手段41と、処理されたデータを保存するためのデータ保存手段42と、データを外部に表示するためのデータ表示手段43とを備える。
【0043】
さらに、バーコード走査装置本体は、データ処理手段15に各種の処理を行わせるためのメモリ手段33が接続されている。メモリ手段33は、バーコード走査装置本体にユーザが行わせたい所望の機能、あるいはこの機能を実現するために必要な処理を記憶しており、切替手段34によって処理が切り替えられる。ここで言う機能とは、後述する図9に示す各動作モードのことである。ユーザはバーコード走査装置本体に対し、予め所望の機能を設定しておく。ユーザの設定した機能またはその機能に対応して必要な処理がメモリ手段33に保持される。図3の例では、ユーザの設定内容は手段A、手段B、手段Cに保持されている。ユーザがファンクションスイッチ25を操作すると、切替手段34が切り替えられて、メモリ手段33に記憶された指令がデータ処理手段15に送られる。これに応じて必要な処理が実行され、設定された機能が実現される。また後述する動作機能は、上記機能、いわゆる動作モード毎に割り当てられている。図3の例では、手段A、手段B、手段Cは動作モードを記憶している。ユーザは設定可能な動作モードの中から所望の3つを選択し、予め手段A、手段B、手段Cにそれぞれ設定しておき、さらに各動作モードに対して所望の動作機能を割り当てておく。これによって、バーコード走査装置に設定可能な動作機能とリンケージして、メモリ手段33内に別途記憶される。メモリ手段33に記憶された動作モードは、切替手段34によって切り替えられる。さらに切替手段34は、選択された動作モードに割り当てられた動作機能を呼び出すためにも使用される。このように切替手段34は、動作モードの切替と、各動作モードに割り当てられた動作機能の実行という2つの役割を果たす。
【0044】
トリガ手段以外に切替手段を設ける構成によって、光学式情報読取装置に設定可能な機能の内、ユーザが必要な機能のみを割り当てて簡単に呼び出すことができる。しかも一以上の動作モードを設定し、それぞれの動作モードで任意の動作機能を割り当てることができるので、所望の機能を複数切り替えて使用することができる。
【0045】
上記実施例では、二値化手段32を経て二値化されたデータに対して処理を行っているが、本発明の実施例で指定する機能には二値化あるいはデコード前のデータに対する処理を含めることもできる。本発明は、デジタル化された信号に対する処理、またはデジタル化される過程での処理、あるいはデジタル化される前段階での処理も可能である。
【0046】
なおこの図は模式的なものであり、必ずしも各種の処理や命令、機能をハードウェア的に切り替えて接続する必要はない。メモリ内部でのソフトウェア処理で実現することができ、例えばメモリ手段33がユーザの指定する機能、またはその機能実現のための動作モードをテーブルとして保持しておき、設定に応じて必要な動作を割り当てた動作モードを手段A、手段Bならびに手段Cに呼び出すよう設定されている。
【0047】
メモリ手段33は、例えばROMやEPROMなどで構成することができる。このメモリ手段33は、テーブルを参照することにより、設定可能な機能の内どの機能を呼び出すかを関連付けて記憶している。ただ、機能の内容やその機能を実現するための処理内容そのものを記憶させることもできる。さらに、動作モードを保持するメモリと、その動作モードに割り当てる動作機能を保持するメモリを、それぞれ別個に構成してもよい。
【0048】
図8にメモリ手段33の構成例を示す。この図の例では3つの手段A、B、Cがテーブル44に基づいてそれぞれ任意の動作モードを保持あるいは参照しており、さらに各動作モードにはそれぞれ設定可能な機能が割り当てられている。テーブル44はROMなどの記憶素子で構成されており、光学式情報読取装置に設定可能な動作モードおよびそれぞれの動作モードに対して設定可能な動作機能を格納している。各動作モードに割り当て可能な動作機能の組み合わせの一例を図9に示す。これらの組み合わせについても、予めテーブル44に記録されている。手段A、B、Cにはそれぞれ動作モードがテーブル44を参照して設定され、さらに各動作モードにはそれぞれ動作機能が割り当てられる。手段A、B、CはEPROMなどの記憶素子で構成されており、割り当てられた機能、いわゆる動作モードを格納するテーブル44の位置やアドレスを保持する。切替手段34を操作して割り当てられた機能を実行する際は、手段A、B、Cの内で現在光学式情報読取装置で選択されている手段がテーブル44を参照して動作モードを呼び出す。各動作モードには予めユーザによって選択された動作機能または選択されない場合は標準の動作機能が割り当てられているので、該当する動作機能が呼び出される。これによって図8において実線の矢印で示すように、切替手段34を操作すれば、手段A、B、Cの内で現在選択されている手段に設定されている動作モードと、その動作モードに対応して選択された動作機能が実行される。一方、後述するように動作モードの遷移を実行すると、図8において波線の矢印で示すように手段A、B、Cが順次切り替えられ、それぞれの手段に設定された動作モードに変更される。
【0049】
図8の例では手段Aが動作モードAを、手段Bが動作モードBを、手段Cが動作モードCを保持しているが、これに限定されるものでない。保持する動作モードの数に応じて手段の数を増減することができる。またこの例では、手段A→B→C→Aの順にトグル状に切り替えられているが、この順に限られず、切替手段34は手段を任意の順で切り替えできるよう構成してもよい。さらに、各動作モードは独立しているため、各々の動作モードに割り当てる動作機能は、他の動作モードとの間で重複していてもよいことは言うまでもない。
【0050】
上述したシステムでの具体的な一例をあげると、図9に示すように、本実施例においては、バーコード走査装置本体のメモリ手段33には、「スタンダードモード」、「複数ラベル読取モード(マルチ1)」、「複数ラベル読取モード(マルチ2)」「複数ラベル読取モード(マルチ3)」、「照合モード(1:1照合)」、「照合モード(1:N照合)」、「オートスキャンモード」ならびに「テストモード」といった、バーコード走査装置本体に対してユーザが選択可能なバーコードの読取に対して求める基本的な種々の読取機能、いわゆる動作モードとテストテストモードが登録、記憶されている。
【0051】
これらの動作モードの中から、ユーザは、自らが所望する動作モードを選択し、上述した手段A,B,Cの各々に保持させる。保持される具体的な手法としては、種々の方法が考えられる。例えば、一つの方法としては、別途用意される各動作モードならびに動作モード設定開始ならびに完了に対応した選択用のバーコードを、「動作モード設定開始」、「手段Aに記憶させる動作モード対応用モード」、「手段Bに記憶させる動作モード対応用モード」、「手段Cに記憶させる動作モード対応用モード」と「動作モード設定完了」の順に読み取らせることにより、設定する方法とがある。また、別の方法としては、別途準備した、コンピュター(例えばパーソナルコンピュータ)にインストールした動作モード設定用ソフトを用いてユーザによって選択させた動作モード情報を、バーコード読取装置本体に送信することにより、上記手段A,BならびにCに、動作モードを設定する方法がある。
【0052】
また、動作機能としては、図9に示すように、本実施例においては、バーコード走査装置本体のメモリ手段33には、上記動作モードとは別途に「前回スキャンデータ再送」、「任意設定文字列送信」、「登録/照合切替」、「インターロック解除」、「キャリブレーション」ならびに「モード遷移」といった、バーコード走査装置本体に対してユーザが選択可能な各動作モードに対応する動作機能が登録、記憶されている。
【0053】
これらの動作機能は、「モード遷移」を除き、各動作モードに対して、一つの動作機能を動作可能な状態、つまり「ON状態」として機能させることができる。このため、これらの動作機能の設定方法としては、種々の方法が考えられる。例えば、一つの方法としては、各手段に選択設定された上記動作モードに対応して、対応する選択可能な動作機能の「ON状態」、「OFF状態」を上記コンピュータの設定画面上にて選択できる方法がある。また、別の方法としては、別途用意される動作機能設定開始、各動作機能の「ON状態」、「OFF状態」の選択、ならびに動作機能設定完了に対応した選択用のバーコードを順に読み取らせることにより、設定する方法とがある。更に、動作モードに割り当て可能な動作機能の組み合わせが共通する場合(例えば、図9の「スタンダードモード」、「複数ラベル読取モード(マルチ2)」ならびに「複数ラベル読取モード(マルチ3)」を参照)、共通する組み合わせのグループ毎に設定可能な動作機能の設定用バーコードを用意し、グループ内の設定用バーコードのみをスキャンさせることで設定不可能な動作機能の設定を排除して確実に設定することができる。
【0054】
以上のように、動作モードならびに動作機能については、種々の設定方法が考えられるが、上述した方法以外でも、メモリ手段33に選択すべき動作モードならびに動作機能を登録する手法であれば、本発明に用いることができることはいうまでもない。
【0055】
バーコードは黒など反射率の低いバーと、白など印字のない空白部分で反射率の高い部分を交互に配置して、英数字などからなる所望の情報を記録している。バーコードをシールなどに印刷しバーコードラベル3として対象物に張り付ける形態や、対象物に直接印刷した形態で利用される。バーコードに対しレーザ光などの光線を走査し、反射光を受光部の受光素子で検出することによりバーコードのバーおよびスペースの幅を測定する。得られたアナログ信号をデコードすることで、バーコードにエンコードされた情報を読み取る。
【0056】
図3に示す光学式情報読取装置本体は、バーコード読取部1で読み取った信号を二値化して、データ処理手段15に送出している。データ処理手段15は、デコード手段も兼ねており、二値化されたデータをデコードするなど必要な処理を行うと共に、外部のホスト側コンピュータにデータを送出する。バーコード読取部1では、照射手段16から照射されたレーザ光がバーコード上で反射された反射光を集光し、所望の帯域のみを通過させて受光素子で受光させ、受光量に応じた電圧信号を発生させ、二値化手段32により二値化信号を生成する。
【0057】
受光手段29は、バーコードラベル3を走査して照射されたレーザ光の反射光を受光する。受光する反射光はバーコードラベル3の明暗に応じた光量を有し、受光手段29はこの光量に応じた電圧信号を出力する。例えば、明るい空白部分では高い電圧信号が、暗いバー部分では低い電圧信号が得られる。このようにして、受光手段29はバーコードラベル3上で照射、走査されたレーザ光の拡散反射光を受光し、受光光量に応じた大きさの電圧信号に変換して出力する。電圧信号は一般に微弱であるためそのままでは復号化が困難であり、通常は増幅手段30によって二値化可能な適正値に増幅される。二値化手段32で二値化された二値化信号に基づいて、データ処理手段15はバーコードを解読し、その結果を出力する。二値化、デコードなどの処理は現在周知の技術、あるいは将来開発される技術が利用でき、詳細な説明は割愛する。
【0058】
図2は、バーコード走査装置として、ガンタイプの定置型あるいは手持型バーコードリーダの本体の外観を示している。図2(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図を示す。図に示すバーコードリーダは、ヘッド部21とその下方に延長された把手22からなる。ヘッド部21には、照射部23が前方に設けられている。把手22は、ユーザが片手で握りやすいように全面に凹凸が設けられ、後方には滑り止めのグリップ部28が配される。グリップ部28は滑り止め効果を得るために、好ましくはゴム製とし、表面に複数の突起を設ける。
【0059】
把手22とヘッド部21との境界付近には、トリガスイッチ17を備える。トリガスイッチ17は、ユーザが把手22を手で握って操作する際、人差し指もしくは中指で操作できる位置に設けられる。トリガスイッチ17は引き金状に手前に引くことによってトリガ手段がONされ、照射手段16に対しトリガの命令が発せられる。
【0060】
ヘッド部21の上面には、LED表示部24とファンクションスイッチ25が設けられる。ファンクションスイッチ25は、ユーザが把手22を握ったとき親指で操作できる位置に設けられる。ファンクションスイッチ25は押しボタンであり、上方から親指で押下することによりONすることができる。ファンクションスイッチ25が押下されると、切替手段34が切り替えられて所定の機能を果たすための動作が実行される。ファンクションスイッチ25には、ボタンを連続して押すことでトグル状にON/OFFあるいはキャンセル可能なボタンを使用しても良い。LED表示部24は、バーコードの動作状態をユーザが確認するためのものであり、所定の色、点滅などにより動作状態を表現する。例えば、ファンクションスイッチ25を所定の時間ONし続けた場合に、色を変化させる。さらに、効果音や音声案内などを付加して視覚効果を高めても良い。
【0061】
本発明は、バーコードリーダに一以上のファンクションスイッチ25を設けることが特長であるから、バーコードリーダの形状は以上の実施例に特定されず、従来利用されている形態や将来開発される形態のものを適宜利用することができる。
【0062】
またこの実施例では、図2に示すようにファンクションスイッチ25を一のみ設けた例を説明しているが、本発明はこの例に限られないことは言うまでもない。例えばファンクションスイッチを2または3あるいはそれ以上設けても良いし、配置場所も本実施例に特定されず、バーコードリーダの背面でユーザが親指で操作する位置に並列して設ける他、ヘッド部側面に設けたり、トリガスイッチの下方あるいは上方に並列して複数の引き金状スイッチが併設される形態とするなど、種々の形態が考えられる。
【0063】
ファンクションスイッチ25にユーザが所望の機能を割り当てるには、設定用のバーコードを読み取らせる。各機能ごとに専用のバーコードラベルを用意しておき、ユーザが所望の機能に該当する設定用バーコードリーダを選択して、これをバーコードリーダに読み取らせることにより、自動的に設定が変更される。設定変更が正しく行われると、LED表示部24は青色で点滅するなどしてユーザに設定変更がなされた旨を通知する。この方法はきわめて簡単に設定を変更できるというメリットがある。
【0064】
あるいは、バーコードリーダをコンピュータとRS−232Cなどのインターフェースを介して接続し、データ通信可能な状態としてコンピュータ上からソフトウェアで設定することもできる。この場合は、コンピュータに予めバーコードリーダ設定用のソフトウェアを組み込んでおく必要がある。バーコードリーダとコンピュータとの接続は、図3に示すような接続形態としてスキャンしたデータの送受信ができる状態のままで行うこともできるし、あるいは別途バーコードリーダとコンピュータとを接続して行うこともできる。例えば専用線などを使って接続しても良い。また、バーコードリーダとコンピュータとの接続インターフェースはRS−232Cに限られず、RS−422やIEEE1394、USB、シリアルATAなどその他のシリアル接続、パラレル接続、あるいは10BASE−T、100BASE−TXなどのネットワーク接続、光通信といった通信可能な電気的、磁気的、光学的な接続が利用できる。さらに接続は有線を使った物理的な接続に限られず、無線LANやBluetoothなどの電波、赤外線などを利用した無線接続としてもよい。
【0065】
これらの方法であれば、各機能を設定するためにそれぞれ選択スイッチやディップスイッチといった物理的なハードウェアを光学式情報読取装置に設けることなく設定できるので、スイッチ点数を減らしてコストを抑えたシンプルな構成とでき、また機械的な動作箇所の増やすことなく接触不良や摩耗などの機械的トラブルも低減される。特に設定可能な機能(動作モード)や動作機能が多い場合でも各機能や動作機能毎にスイッチ類や設定確認のためのLEDやLCDなどの表示部材を多数設ける必要がないため、多機能としても外形を複雑にせずコンパクトな設計とすることができる。さらに設定作業自体も簡単となる。
【0066】
[ファンクションスイッチに割り当てられる機能]
ファンクションスイッチ25に割り当て可能な機能は、使用されるバーコードリーダの仕様や使用形態に応じて様々なものが挙げられる。本実施例で採用した機能については後述すると共に、フローチャートにて機能の切替を説明する。本実施例では、バーコードリーダに複数の動作モードを予め設定しておき、ファンクションスイッチ25によって各動作モードを切り替えることで、各動作モード毎に割り当てられた所望の機能を実行する。本実施例では複数の動作モードの内、任意の3つの動作モードA、B、Cを予めユーザが指定している。例えば動作モードAとしてスタンダードモード、動作モードBとして複数ラベル読取モード、動作モードCとして1:N照合モードを指定する。
【0067】
動作モードの切替と、各動作モードにおける動作機能の実行を同一のファンクションスイッチ25で行うため、本実施例ではファンクションスイッチ25を押下する時間によって動作モード遷移と動作機能の実行とを区別している。
【0068】
[動作モードの切替]
動作モードの遷移は、ファンクションスイッチ25を押下する時間によって設定しておく。図4に示すように、押下時間が例えば3秒以内であれば、現在の動作モードに応じて割り当てられた動作機能が実行される。
【0069】
ファンクションスイッチ25の押下時間が3秒以上になると、動作モードの遷移状態になる。例えば、押下時間が3〜4秒のとき動作モードAに移行し、4秒〜5秒のとき動作モードBに移行し、5秒以上のとき動作モードCに移行する。動作モードが切り替えられたことは、LED表示部24によってユーザは確認できる。例えば、押下時間が3秒経過した時点でLED表示部24が青色に点灯して、ユーザは動作モードAに移行したことが確認できる。同様に、4秒経過時に黄色に点灯し、5秒以上で赤色に点灯するようにして、各時点で選択される動作モードを確認することができる。なお、これらは例示であるから、点灯色や点灯の方式、例えば点灯、点滅、点滅時間の変化、間隔を任意に設定することができる。あるいは、移行時間をこれよりも短くすることもできるし、逆に長くすることもできることはいうまでもない。
【0070】
あるいはまた、他の実施例として、現在の動作モードからトグル状に次の動作モードに移行する構成としても良い。A→B→C→A→B→C→...というように、押下時間が3秒以上になると動作モードの遷移に移行し、さらに1秒経過する毎に次の動作モードに自動的に切り替わる。ユーザは所望の動作モードに切り替わった時点でファンクションスイッチ25を解除すると、現在の動作モードが選択される。
【0071】
以下、各動作モードについて概説する。
[スタンダードモード]
スタンダードモードとは、一のバーコードラベルを一回のトリガでスキャンするモードである。バーコードラベルは一つずつ読み取られ、データは一つずつ出力される。
【0072】
[複数ラベル読取モード]
これに対し、複数ラベル読取モードとは、2以上のバーコードラベルをスキャンするモードであり、この場合は一回のトリガで複数のバーコードラベルをスキャンしてデコードする。複数のバーコードラベルが読み取られた後、読み取られたデータは一括して出力される。
【0073】
複数ラベル読み取りモードにはさらに複数の種類がある。まず第1の複数ラベル読み取りモード(マルチ1)として、トリガスイッチをONしたまま一回のトリガで複数のバーコードラベルをスキャンする際、1個目のバーコードラベルを読み取ると、読み取られたデータの前にヘッダを付加して出力する。そして2個目のバーコードラベルを読み取ると、セパレータ文字列(区切り文字)を前に付加してデータを出力する。最後にトリガスイッチをOFFにするとターミネータを送信し、読み取りを終了する。この方法では、データとデータの間隔は長くなるが、複数のバーコードラベルを一連のグループとしてデータをまとめて出力することができる。
【0074】
また第2の複数ラベル読み取りモード(マルチ2)では、トリガスイッチを押下している間に複数のバーコードラベルを読み取り、データを出力する。第1の複数ラベル読み取りモードと異なり、各バーコードラベルを読み取っても直ぐにはデータを出力せず、一旦データを格納する。格納されるデータの数を予め定めておき、データ数が揃った時点、あるいはトリガスイッチをOFFにした時点で、すべてのデータを一括して出力する。この方法では、複数のデータを一連のグループとしてまとめて出力することができる。
【0075】
さらに第3の複数ラベル読み取りモード(マルチ3)では、予め設定された種類のバーコードラベルを、トリガスイッチをONしている間に読み取るモードである。トリガスイッチをOFFすると、読み取った順でなく予め設定された順にデータを並べて一括出力する。異なる種類のバーコードラベルを複数読み取る場合に利用できる。読み取り対象のバーコードの種別や読み取り桁数は予め設定しておく。
【0076】
[1:N照合モード]
1:N照合モードでは、通常は照合動作のみを行う。はじめに登録動作を行って、照合元のバーコードラベルのデータを読み取り、このデータを登録データとして記憶する。以降のスキャンでは、各々読み取ったデータが登録データと同一か否かを照合する。後述するように、登録データを適宜更新することもできる(登録/照合切替動作)。照合モード時は、true/falseといった照合結果のみを出力する他、使用形態によって登録データ、照合データ、照合結果データの3つを同時に出力することもできる。登録したバーコードラベルのデータと同一データのバーコードラベルか否かを照合するため、異品種が混入されていないかチェックする場面などに利用される。
【0077】
[1:1照合モード]
1:1照合モードでは、照合動作と登録動作を交互に繰り返す。上記1:N照合モードと同様の登録動作、照合動作を行った後、登録データを更新するために登録動作に戻る。つまり、毎回行われる照合動作では、照合元の登録データが更新されている。登録されたバーコードラベルのデータと同一データのバーコードラベルであるか否かを1:1でチェックするため、伝票のバーコードと商品のバーコードを比較する場合などで利用される。この1:1照合モードでは、奇数回目のスキャンが登録動作、偶数回目が照合動作というように、相互の動作が交互に繰り返されているが、後述するように誤って登録あるいは照合してしまった場合には、再度同じ動作を繰り返し行うことができる(登録/照合切替動作)。
【0078】
なお上記の照合には、登録されるバーコードラベルと照合されるバーコードラベルとで、すべてのデータが一致しているか否かを比較する照合以外に、バーコードラベルに包含されるデータの内、特定の桁のデータのみを比較する照合もある。照合の桁数を特定する場合は、予め比較対象となる桁数を登録バーコードと照合バーコードのそれぞれについて設定しておく。
【0079】
[テストモード]
テストモードでは、バーコードラベルの品質とバーコードリーダ本体の読み取り性能のテストが行われる。例えばスキャンを100回行って、このうち何回読みとれたかを測定することで試験が行われる。バーコードリーダ本体の読み取り動作が安定しているかどうかを、読み取り率などを測定することで確認できる。
【0080】
[インターバルスキャン(自動連続読取)モード]
通常のスキャンでは、トリガスイッチ17を操作してスキャンを行うが、インターバルスキャンモードでは、トリガスイッチ17を操作しなくともビームが照射され、一定時間毎に連続してスキャンを行うことができる。複数のバーコードを連続してスキャンするときに有効なモードである。
【0081】
[オートスキャン(自動検出読取)モード]
オートスキャンモードでは、ユーザがトリガを操作しなくとも、センサなどによりバーコードリーダの読取位置にバーコードが検出されると自動的にスキャンを行うモードである。トリガの操作が不要でバーコードリーダ本体をスタンドなどに固定して使用できるので、ユーザはバーコードリーダ本体を把持する必要がなく操作性が良くなる。バーコードラベルをスキャンするレーザ光がバーコードラベルの有無を検知するセンサとして機能するので、レーザ光がバーコードラベルを検出するとバーコードラベルの読み取りが自動的に開始される。
【0082】
[ファンクションスイッチへの動作機能の割り当て]
以上の動作モードにおいて、ユーザは各動作モード毎に個別の動作機能を割り当てることができる。また、動作モードに関係なく共通の動作機能を割り当てることもできる。バーコードリーダのファンクションスイッチ25に対し、ユーザが所望の動作機能を割り当てる方法には、上述の通り設定用のバーコードを走査する方法、あるいはRS−232Cなどを介してバーコードリーダに対し外部から命令を入力する方法がある。割り当てられる動作機能としては、例えば以下のようなものが挙げられる。なお、ここで説明する各動作機能とは、各動作モードにおける付加的な機能のことで、各動作モードにおいてそのモードにおいて、よりバーコード読取装置としての付加的な機能を向上させるものである。
【0083】
1.モード遷移
ファンクションスイッチ25を押下して動作モードを切り替える。この場合、ファンクションスイッチ25は押下時間によらず動作モード切替スイッチとしてのみ機能する。この動作モード切り換え時、ファンクションスイッチ25は、複数設定された動作モードを選択する動作モード選択スイッチとして働く。
【0084】
2.トリガスイッチ
本来のトリガスイッチ17に加えて、ファンクションスイッチ25にもトリガスイッチと同一の機能を割り当てることもできる。この場合、トリガはトリガスイッチ17またはファンクションスイッチ25のいずれからでも操作可能となる。また他の実施の形態として、本来のトリガスイッチ17に対しても動作機能の割り当てが可能なファンクションスイッチとして機能させることもできる。この場合は、2以上のファンクションスイッチのうち、原則としていずれかにトリガスイッチの動作機能を持たせる。例えば図2においてファンクションスイッチ25をトリガ用スイッチとして、トリガスイッチ17に他の動作機能を割り当てて、各スイッチの動作機能を入れ替えて使用することができる。
【0085】
3.データ送信開始トリガ
通常は、バーコードリーダがデータを読み取ると、読み取られたデータが自動的に送信されるが、指示があるまでデータを送信させないこともできる。この場合は、データ送信開始トリガが入力されるまでデータは送信されないで、ファンクションスイッチ25を操作してデータ送信開始トリガが入力された時点でデータが送信されることになる。言い換えると、ファンクションスイッチ25を押下しない限り読み取られたデータは送信されない。この動作機能は、データの確認や送信したくないデータを選別する場合などに利用できる。例えば、送信したくないデータを誤って走査してしまった場合、改めて所望のデータを読みとった後ファンクションスイッチ25を押下して送信する。
【0086】
4.前回スキャンデータの再送
前回読み取ったスキャンデータと同一のデータを再送する動作機能である。同一種類の商品を複数回スキャンする必要がある場合などに便利な動作機能であり、例えばコンビニエンスストアで同一種類の商品を複数購入した場合など、スキャンを繰り返すことなく商品の個数分だけファンクションスイッチ25を押下すればよい。本実施例においては、図9に示すように、この前回スキャンデータの再送機能は、ユーザが動作モードとして「スタンダードモード」、「複数ラベル読取モード(マルチ2)」または「複数ラベル読取モード(マルチ3)」のいずれかを選択登録した際に、選択できる動作機能となっている。
【0087】
5.設定任意文字列の送信
予めユーザが設定した所定の文字列を送信する動作機能である。例えば、よく利用される商品のデータを記憶しておいたり、あるいは所定の文字列をホストやアプリケーションが受信した場合に所定の動作を行うよう予め設定しておき、その開始条件として本動作機能を利用することができる。送出される文字列の設定は、上述した設定用バーコードやバーコードリーダに接続されたコンピュータにおいて行う。本実施例においては、図9に示すように、この設定任意文字列の送信機能は、ユーザが動作モードとして「スタンダードモード」、「複数ラベル読取モード(マルチ2)」または「複数ラベル読取モード(マルチ3)」のいずれかを選択登録した際に、選択できる動作機能となっている。また、本実施例のように、ファンクションキー25がひとつである場合で、しかもユーザが上記前回スキャンデータ再送の動作機能を選択し、「ON状態」とした場合は、本設定任意文字列の送信の機能を「ON状態」にはできず、「OFF状態」となる。
【0088】
6.1:N照合モード時の登録/照合切替
上述した1:N照合モードにおいて登録/照合動作を切り替える動作機能である。上述の通り、1:N照合モードにおいては基本的に登録データと読取データの照合動作のみが行われるが、照合先の登録データを更新したい場合は本動作機能を利用して登録動作に移行させることができる。この場合ファンクションスイッチ25を押下すると照合モードから登録モードに切り替わる。
【0089】
7.1:1照合モード時の登録/照合切替
上述した1:1照合モードにおいて登録/照合動作を切り替える動作機能である。上述の通り、1:1照合モードにおいては照合元、照合先が毎回変わるため、登録/照合動作が交互に行われている。しかしながら、登録または照合の動作を誤った場合や不要なデータをスキャンしてしまった場合、あるいは次のデータでは登録または照合を行いたくないときなどに、もう一度同じ動作を繰り返したいことがある。このような場合に本動作機能を利用すると、登録あるいは照合動作が切り替わらずに、前回と同一の動作が繰り返されるので、改めて所望のスキャンを行うことができる。この動作機能を利用して登録元データを登録し直したりできることから、登録/照合動作一時キャンセル機能とも呼べるものである。上記の1:N照合モード時の登録/照合切替機能とは、照合動作の後、どの動作に復帰するかが異なる。
【0090】
8.1:N照合モード時のインターロック解除機能
通常、読み取られたデータはどのようなものであっても自動的に送信され、次段の読取や送信などの動作が中断されることはない。これに対しインターロック動作とは、照合NGなどのエラーが生じたときに動作をロックし、それ以降はロックが解除されるまで読取などの動作ができないようにするものである。
【0091】
インターロックをしていない場合は、読取にエラーや不具合が生じてもバーコードリーダの動作自体には支障が生じず、通常の動作が継続される。このため、エラーが生じてもユーザは気付かなかったり見過ごし易くなる。これに対しインターロックがかけられている場合、異常が発生するとその時点からトリガがかからなくなるため、ユーザに必ず確認を喚起できるという利点がある。一方、インターロック動作時には、動作を再開するためにインターロック状態を解除する必要がある。本動作機能は解除キーの役割を果たすものであり、この動作機能に割り当てられたファンクションスイッチ25を押下するとインターロックが解除される。
【0092】
9.1:1照合モード時のインターロック解除機能
上記と同様に、1:1照合モードでインターロック動作を行っている場合のインターロック解除機能を割り当てるものである。
【0093】
10.オートスキャンへの切替
バーコードリーダを手で把持してトリガスイッチ17を操作する通常動作でなく、自動的にレーザなどの光を照射するいわゆるハンドフリーの動作モードには、上述したようにバーコードを検出してスキャンを開始するオートスキャンや、所定時間間隔でスキャンを繰り返すインターバルスキャンなどがある。このようなオートスキャン動作をON/OFFするためのスイッチとして機能させるものである。
【0094】
11.オートスキャン時のキャリブレーショントリガ
本動作機能はバーコードのない状態での反射光量を測定して、最適な状態で読取が可能になるように調整を行うものである。オートスキャン時においては、読取対象をバーコードリーダの走査位置に配置することによって、バーコードの有無をセンサなどで検出してスキャンが開始される。したがって、読取対象の存在を確認するために、読取対象がない場合、すなわち背景のみのときの反射光量を予め測定しておく必要がある。本動作機能は、測定の基準値を較正するため、バックグラウンドの反射光量を基準としたキャリブレーションを実施するものである。
【0095】
バーコードのない状態でキャリブレーショントリガに設定されたファンクションスイッチ25を押下すると、ブザー音とLEDの点滅のいずれかまたは両方によりキャリブレーション(ゲインティーチング)の実行を知らせる。キャリブレーションが開始されると、背景の反射率を検出して感度調整を行う。感度調整された値は保存される。一般にバーコードラベルと背景との感度差が大きいほど、読取率が高い。キャリブレーションの実行中、LEDは点滅しており、キャリブレーションが終了するとブザー音を鳴らしLEDが消灯される。
【0096】
12.バーコードリーダの設定用バーコード読取トリガ
ファンクションスイッチ25への動作機能の割り当てを変更したり、その他バーコードリーダの設定を変更するには、RS−232Cを介して外部から入力するなど様々な手段があるが、専用の設定用バーコードを読み取らせることによって所望の設定に変更する方法が簡単かつ便利である。この場合、通常のバーコード読取とバーコードリーダ設定用のバーコード読取を区別する必要がある。本動作機能は、設定用バーコードの読取を開始するためのトリガであり、一般のバーコードと設定用バーコードが万一同一であった場合に設定が変更されてしまうトラブルを避けるために、明示的に通常スキャンモードと設定用バーコードスキャンモードを切り替えるようにしている。
【0097】
ただ、設定用バーコードを読み取ると自動的に設定モードに切り替えるように設定することも可能である。この場合、設定用バーコードのコード種を特定したり、桁数を指定するなどして、一般のバーコードと区別する。さらに、例えばLED表示や音声案内、効果音などでユーザーに通常スキャンモードから設定用バーコードスキャンモードに切り替わったことを知らせる。
【0098】
[各動作モードに設定可能な動作機能]
以上の各動作機能は、各動作モードに対して設定可能な項目と、所定の動作モードに対してのみ有効な動作機能、あるいは動作モードに関係なく設定される共通の動作機能などがある。図9において各動作モードに割り当て可能な動作機能の対応関係の一例を示したが、さらに他の対応関係の例を以下に示す。
【0099】
モード遷移、バーコードリーダの設定用バーコード読取トリガなどの動作機能は、各動作モードに共通の動作機能として割り当てることが可能である。
【0100】
スタンダードモードに対しては、データ送信開始トリガ、前回スキャンデータの再送、設定任意文字列の再送などを割り当てることが可能である。またトリガを割り当てても良い。
【0101】
複数ラベル読取モードに対しても、データ送信開始トリガ、前回スキャンデータの再送、設定任意文字列の再送などを割り当てることが可能である。またトリガを割り当てても良い。
【0102】
1:N照合モードに対しては、1:N照合モード時の登録/照合切替、1:N照合モード時のインターロック解除機能などを割り当てることが可能である。またトリガを割り当てても良い。
【0103】
1:1照合モードに対しては、1:1照合モード時の登録/照合切替、1:1照合モード時のインターロック解除機能などを割り当てることが可能である。またトリガを割り当てても良い。
【0104】
テストモードに対しては、実施例では特に動作機能を割り当てていない。なお、トリガやモード遷移を割り当てても良い。
【0105】
インターバルスキャンモードに対しては、インターバルスキャンのON/OFF切替などを割り当てることが可能である。
【0106】
オートスキャンモードに対しては、オートスキャンのON/OFF切替、オートスキャン時のキャリブレーショントリガなどを割り当てることが可能である。
【0107】
これらの動作機能は、バーコードリーダに備えられたメモリ手段33に、ファンクションスイッチ25の押下時間、動作モードなどに応じてテーブルとして記憶されており、各動作モードに応じてテーブルを参照して動作機能が呼び出され、各動作機能が実行される。
【0108】
もちろん、動作機能の割り当ては任意であって、ユーザの指定により動作機能を割り当てないことも可能である。この場合は、ファンクションスイッチ25を操作しても何も動作しない。また一方で、複数の動作モードに共通の動作機能や、すべての動作モードで共通の動作機能を割り当てることも可能である。さらに、動作モードを1または2のみ設定したり、4以上設定することも、また特定の動作モードにのみファンクションスイッチ25に動作機能を割り当てることも可能である。
【0109】
図4〜図6は、ファンクションスイッチ25を押下したときの動作フローの一例を示すフローチャートである。ここでは上述した実施例に従い、動作モードA、B、Cと、各動作モードに応じてファンクションスイッチ25への動作機能割り当てがユーザにより設定されているものとする。図4に示すように、S1でファンクションスイッチ25の押下時間を測定し、押下時間に応じてジャンプ先が決まる。押下時間が5秒を超える場合、S2、S3、S4、S5を経てS6に到り、動作モードがモードCに移行する。モードCがどの動作モードに設定されているかに従い、S6〜S12にて所定の動作モードに移行する。
【0110】
一方、押下時間が4秒から5秒までの間であるときは、S4でYESとなりS6’にジャンプする。この場合は動作モードがモードBに移行するため、上記と同様に予めユーザにより設定されたモードBの内容がメモリ手段33より参照され、S6’〜S12’にて該当する動作モードに移行する。
【0111】
また、押下時間が3秒から4秒までのときは図4においてS3でYESとなって、図5に示すようにS4”にジャンプする。この工程では動作モードがモードAに移行するため、上記と同様にユーザが設定したモードAの内容がメモリ手段33より参照されて、S4”〜S10”にて該当する動作モードに移行する。
【0112】
さらに、ファンクションスイッチ25の押下時間が3秒より短いときは、動作モードの移行は行われず、現在の動作モードに応じて割り当てられた動作機能が実行される。図4においてS2でYESとなって、図6に示すようにS13にジャンプする。S13〜S19で現在の動作モードが確認される。そして、図6〜図7に示すS20〜S37において、各々の動作モードに応じて設定可能な動作機能の内、いずれが選択されているかを判定して、選択された動作機能を実行する。
【0113】
なお、以上のフローチャートではすべての動作モードおよび動作機能について該当するか否かを判別しているが、予め設定した動作モードおよび各動作モードに応じた動作機能のみでプログラムしておき、ファンクションスイッチ25の押下時間に応じて割り当てられた動作機能を実行するよう構成しても良い。
【0114】
【発明の効果】
本発明の光学式情報読取装置およびその操作方法は、簡単な操作で必要な機能を呼び出すことができるという特長を実現する。それは、本発明の光学式情報読取装置およびその操作方法が、ユーザが割り当て可能な切替手段を備えているからである。特に、バーコードリーダ本体に設けられたファンクションスイッチを押下するだけで、ユーザが予め設定した所望の機能を呼び出すことができるため、ユーザの使用形態に合わせて便利に使用できる。従来のようにスイッチに割り当てられた機能が固定されていると、単一の使用形態のみにしか対応できず、他の機能が必要な場合には対応できない。本発明は、使用形態に応じて最適な機能をユーザが自由に割り当てることのできる環境を提供することで、利便性を向上させている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バーコード走査装置の構成を示すブロック図
【図2】 ガンタイプの定置型あるいは手持型バーコードリーダの外観を示す概略図
【図3】 本発明の一実施例に係る定置型バーコード走査装置の構成を示すブロック図
【図4】 図3のバーコード走査装置においてファンクションスイッチの押下時間によって機能を切り替える様子を示すフローチャート
【図5】 図4のフローチャートの続きを示すフローチャート
【図6】 図5のフローチャートの続きを示すフローチャート
【図7】 図6のフローチャートの続きを示すフローチャート
【図8】 図3のメモリ手段を構成する一例を示す概念図
【図9】 各動作モードに対し割り当て可能な動作機能の対応関係の一例を示す対照表
【符号の説明】
1…バーコード読取部
2…信号処理回路
3…バーコードラベル
4…レーザ投光回路
5…ガルバノミラー
6…集光ミラー
7…バンドパスフィルタ
8…受光素子
9…受光回路
10…増幅回路
11…フィルタ回路
12…二値化回路
13…復号回路
14…ACカップリング回路
15…データ処理手段
16…照射手段
17…トリガスイッチ
21…ヘッド部
22…把手
23…照射部
24…LED表示部
25…ファンクションスイッチ
28…グリップ部
29…受光手段
30…増幅手段
31…フィルタ手段
32…二値化手段
33…メモリ手段
34…切替手段
41…ホスト側データ処理手段
42…データ保存手段
43…データ表示手段
44…テーブル

Claims (17)

  1. 読取対象に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段に光照射を指示するトリガ手段と、
    読取対象からの反射光を受光し、前記読取対象に含まれる情報を復号する復号手段と、
    前記復号手段により復号されたデータを処理するためのデータ処理手段と
    を備える光学式情報読取装置であって、
    前記光学式情報読取装置の動作態様を決定する複数の異なる動作モード設定し、かつ前記光学式情報読取装置に設定可能な動作機能を各動作モードに割り当て、該複数の動作モードに対して個別に設定可能な前記動作機能を関連付けて記録するためのメモリ手段と、
    前記メモリ手段に設定された前記動作モードを選択するための動作モード切替スイッチと、
    前記トリガ手段と個別に設けられ、前記動作モード切替スイッチで選択された前記動作モードに割り当てられた動作機能を前記メモリ手段から呼び出し、実行するための切替手段と、
    を備えることを特徴とする光学式情報読取装置。
  2. 動作モードとして、スタンダードモード、第1の複数ラベル読取モード、第2の複数ラベル読取モード、第3の複数ラベル読取モード、1:1照合モード、1:N照合モード、オートスキャンモード、テストモード、インターバルスキャンモードから選択される複数の動作モードが、前記メモリ手段に記憶されることを特徴とする請求項1に記載の光学式情報読取装置。
  3. 動作機能として、前回スキャンデータ再送、任意設定文字列送信、登録/照合切替、インターロック解除、キャリブレーション、モード遷移、トリガスイッチ、データ送信開始トリガ、オートスキャンへの切替、設定用バーコード読取トリガから選択される少なくとも一が、各動作モードに対応して選択され、前記メモリ手段に記憶されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式情報読取装置。
  4. 前記切替手段が前記動作モード切替スイッチを兼用しており、前記切替手段によって前記割り当てられた動作機能の実行と、前記動作モードの遷移が可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の光学式情報読取装置。
  5. 一の切替手段で動作モードの切替と、各動作モードにおける動作機能の実行を行うため、切替手段を押下する時間によってモード遷移と動作機能実行とを区別することを特徴とする請求項記載の光学式情報読取装置。
  6. 前記切替手段の押下時間が所定時間以下のとき、現在選択されている動作モードに割り当てられた動作機能が実行され、押下時間が所定時間よりも長いとき、動作モードが順次切り替えられることを特徴とする請求項記載の光学式情報読取装置。
  7. 前記メモリ手段は、前記設定可能な動作機能またはその動作機能を実現するための処理を記憶するテーブルによって前記設定可能な動作機能を記憶することを特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載の光学式情報読取装置。
  8. 前記光学式情報読取装置が定置型であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一に記載の光学式情報読取装置。
  9. 前記光学式情報読取装置が手持型であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一に記載の光学式情報読取装置。
  10. 前記メモリ手段に記憶される各動作モードに対応する動作機能の割り当てが、各動作機能ごとに専用の設定用バーコードを光学式情報読取装置に読み取らせることで設定されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一に記載の光学式情報読取装置。
  11. 前記メモリ手段に記憶される各動作モードに対応する動作機能の割り当てが、前記光学式情報読取装置に接続したコンピュータとデータ通信することで設定されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一に記載の光学式情報読取装置。
  12. 所望の動作機能を割り当てることが可能な切替手段を備え、前記切替手段の操作によって前記割り当てられた動作機能を実行可能な光学式情報読取装置の操作方法であって、
    前記光学式情報読取装置の動作態様を決定する複数の異なる動作モード設定する工程と、
    前記光学式情報読取装置に設定可能な動作機能を各動作モードに割り当て、該複数の動作モードに対して個別に設定可能な前記動作機能を関連付けてメモリ手段に記録する工程と、
    前記動作モードを動作モード切替スイッチで選択する工程と、
    前記切替手段を操作して、前記動作モード切替スイッチで選択された前記動作モードに割り当てられた動作機能を実行する工程と、
    を備えることを特徴とする光学式情報読取装置の操作方法。
  13. 光学式情報読取装置の動作態様を決定する複数の異なる動作モード予め設定され、かつ各動作モードに対して前記光学式情報読取装置に設定可能な動作機能が予め割り当てられており、切替手段を操作して動作モードの遷移と動作モードに割り当てられた動作機能の実行が可能な光学式情報読取装置の操作方法であって、
    前記切替手段の操作時間によって、動作モードの遷移と、動作モードに割り当てられた動作機能の実行とを切り替えることが可能な光学式情報読取装置の操作方法。
  14. 前記設定可能な動作機能の割り当てが、各動作機能ごとに専用の設定用バーコードを光学式情報読取装置に読み取らせることで設定されることを特徴とする請求項12または13記載の光学式情報読取装置の操作方法。
  15. 前記設定可能な動作機能の割り当てが、前記光学式情報読取装置に接続したコンピュータとデータ通信することで設定されることを特徴とする請求項12または13記載の光学式情報読取装置の操作方法。
  16. 前記光学式情報読取装置が定置型であることを特徴とする請求項12から15のいずれか一記載の光学式情報読取装置の操作方法。
  17. 前記光学式情報読取装置が手持型であることを特徴とする請求項12から15のいずれか一記載の光学式情報読取装置の操作方法。
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