JP7495621B2 - 情報読取装置 - Google Patents

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本明細書で開示する技術は、情報読取装置に関する。
特許文献1には、光学情報読取装置が開示されている。光学情報読取装置は、読取口を有する。ユーザは、読取口を所望の大きさに調整し、所望の情報コードの読み取りを光学情報読取装置に実行させる。
特開2000-293617号公報
特許文献1に開示されている光学情報読取装置では、ユーザは、読取口を所望の大きさに調整する。特に、読取口の大きさが様々な大きさに調整可能である場合には、ユーザは、様々な大きさの中から所望の大きさを選択することを煩わしく感じ得る。
本明細書では、ユーザの利便性を向上させるための技術を開示する。
本明細書が開示する情報読取装置は、情報を読み取るための読取部と、第1の状況で読取部が利用される場合において、読取部の利用に関する複数のモードのうち、特定のモードを選択する選択操作が行われるときに、特定のモードに従って、読取部を利用した読取処理を実行する第1の読取制御部と、選択済みの特定のモードに従って読取処理が実行される場合に、第1の状況を示す状況情報と、特定のモードを識別する特定の識別情報と、を関連付けてメモリに記憶する記憶制御部と、状況情報と、特定の識別情報と、がメモリに記憶された後に、第2の状況で読取部処理が実行される場合において、第2の状況がメモリ内の状況情報によって示される第1の状況と一致するときに、メモリから状況情報に関連付けて記憶されている特定の識別情報を取得して、取得済みの特定の識別情報によって識別される特定のモードに従って、読取処理を実行する第2の読取制御部と、を備える。
上記の構成では、情報読取装置は、読取部が利用される第1の状況において選択された特定のモードを記憶する。そして、情報読取装置は、第1の状況と一致する第2の状況で読取部が再び利用される場合に、記憶済みの特定のモードに従って、読取処理を実行する。即ち、同じ状況で読取部が再び利用される場合に、過去に選択された特定のモードに従って、読取処理が自動的に実行される。ユーザは、複数のモードの中から特定のモードを選択しなくてもよい。ユーザの利便性を向上させることができる。
また、状況情報は、第1の状況における時間を示す時間情報、情報読取装置の第1の状況における周囲の明るさ、周囲の音を示す音情報、周囲の温度、および情報読取装置の位置を示す位置情報のうち少なくとも1つを含んでいてもよい。
上記の構成によれば、情報読取装置は、時間情報(例えば、時間帯、曜日)、周囲の明るさ、周囲の音を示す音情報、周囲の温度、および、情報読取装置の位置を示す位置情報のうちの少なくとも一つの情報を利用して、第1の状況を認識することができる。
また、読取部は、画像を撮像する撮像部を含み、読取処理は、撮像部によって撮像された画像に対する画像処理を実行して、画像から情報を読み取る処理であり、複数のモードは、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードと、第4のモードと、第5のモードと、のうちの少なくとも2つを含み、第1のモードは、1個以上のバーコードを含む画像に対する画像処理を実行して、1個以上のバーコードのそれぞれに記録されている情報を読み取るモードであり、第2のモードは、指示マーカによって指示されている1個のバーコードを含む画像に対する画像処理を実行して、1個のバーコードに記録されている情報を読み取るモードであり、第3のモードは、1個以上の2次元コードを含む画像に対する画像処理を実行して、1個以上の2次元コードのそれぞれに記録されている情報を読み取るモードであり、第4のモードは、指示マーカによって指示されている1個の2次元コードを含む画像に対する画像処理を実行して、1個の2次元コードに記録されている情報を読み取るモードであり、第5のモードは、文字認識である画像処理を実行して、文字認識によって認識される文字列を示す情報を読み取るモードであってもよい。
このような構成によれば、画像処理を実行して情報を読み取る読取処理に関する複数のモードのうちの特定のモードに従って、読取処理を自動的に実行することができる。
また、第1の読取制御部は、第1の状況で読取処理が実行される場合において、複数のモードのうち、特定のモードと異なるモードを選択する選択操作が行われるときに、異なるモードに従って、読取処理を実行し、記憶制御部は、選択済みの異なるモードに従って読取部処理が実行される場合に、状況情報と、異なるモードを識別する別の識別情報と、を関連付けてメモリに記憶し、情報読取装置は、さらに、表示部と、状況情報に関連付けて、特定の識別情報と別の識別情報と、がメモリに記憶された後に、第2の状況で読取処理が実行される場合において、第2の状況がメモリ内の状況情報によって示される第1の状況と一致するときに、メモリから状況情報に関連付けて記憶されている特定の識別情報と、状況情報に関連付けて記憶されている別の識別情報と、を取得して、取得済みの特定の識別情報によって識別される特定のモードと、取得済みの別の識別情報によって識別される異なるモードと、の中から1個のモードを選択するための画面を表示部に表示させる表示制御部と、画面において、異なるモードが選択される場合に、選択済みの異なるモードに従って、読取処理を実行する第3の読取制御部と、を備え、第2の読取制御部は、画面において、特定のモードが選択される場合に、選択済みの特定のモードに従って、読取処理を実行してもよい。
例えば、第1の状況において、特定のモードだけでなく、異なるモードも選択される場合に、特定のモードを識別する特定の識別情報がメモリに記憶され、異なるモードを識別する別の識別情報がメモリに記憶されない比較例が想定される。この比較例では、情報読取装置のユーザが、第1の状況と一致する第2の状況において、異なるモードに従った読取処理の実行を望んでいるにも関わらず、読取処理が特定のモードに従って自動的に実行される可能性がある。上記の構成によれば、情報読取装置は、第2の状況で読取部が利用される場合に、特定のモードと異なるモードとの中から1個のモードを選択するための画面を表示する。これにより、ユーザは、特定のモードと異なるモードとの中から所望のモードを選択することができる。ユーザが異なるモードに従った読取処理の実行を望んでいるにも関わらず、読取処理が特定のモードに従って自動的に実行されることを抑制することができる。
実施例の情報読取装置の構成を示すブロック図である。 実施例の情報読取装置の処理を示すフローチャートである。 実施例の学習読取処理を示すフローチャートである。
(実施例)
図面を参照して、実施例の情報読取装置10を説明する。情報読取装置10は、バーコードまたは2次元コード等に記憶されている情報を読み取るためのハンディターミナルである。例えば、情報読取装置10は、作業に従事するユーザにより携帯される端末である。
(情報読取装置10の構成;図1)
情報読取装置10は、撮像部20と、マーカ照射部21と、表示部22と、操作部24と、通信部26と、照度センサ28と、温度センサ30と、音センサ32と、GPSセンサ34と、メモリ36と、制御部40と、を備える。
撮像部20は、撮像対象を照らす照明光を発光可能な発光部と、発光部による照射光の反射光を受光可能な受光部と、を備える。受光部は、例えばCCDセンサである。なお、変形例では、撮像部20は、レーザ光を走査可能な光源と、レーザ光の反射光を受光可能な受光部と、によって構成される部品であってもよい。
マーカ照射部21は、指示マーカを照射可能な部位である。マーカ照射部21は、例えば、レーザ光源と、当該レーザ光源によって照射されたレーザを集光するレンズと、を備える。照射部14によって照射されたレーザが、物体(図示省略)に照射されると、物体の表面に指示マーカが映される。指示マーカの形状は、特に限定されず、例えば、円形状である。
表示部22は、様々な情報(例えば、バーコード内の情報)を表示するためのディスプレイである。表示部22は、例えば、液晶表示器である。変形例では、表示部22は、タッチパネル式のディスプレイであってもよい。
操作部24は、複数のキーを備える。ユーザは、複数のキーを操作することにより、様々な指示を情報読取装置10に入力することができる。変形例では、表示部22と操作部24は、両者の機能を併せ持つタッチパネルとして構成されていてもよい。
通信部26は、インターネット等のネットワークを介した通信を実行するための装置である。
照度センサ28は、情報読取装置10の周囲の明るさを検出するセンサである。照度センサ28は、例えば、フォトダイオードである。
温度センサ30は、情報読取装置10の周囲の温度を検出するセンサである。温度センサ30は、例えば、情報読取装置10の周囲の温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタである。
音センサ32は、情報読取装置10の周囲の音を検出するセンサである。音センサ32は、動電型、静電型、圧電型の種々の種類のマイクロフォンから選択される。なお、変形例では、音センサ32は、情報読取装置10の周囲の音の周波数を検出するセンサであってもよい。
GPSセンサ34は、位置測位システムを利用して、情報読取装置10の位置を示す位置情報を検出するセンサである。位置測位システムは、例えば、2次元測位システム、3次元測位システム等である。
制御部40は、CPU42と、メモリ50と、を備える。制御部40は、上記の各部20-34と電気的に接続されており、これらの各部20-34を制御することができる。CPU42は、メモリ50に記憶されているプログラム52に従って、様々な処理を実行する。
制御部40は、撮像部20によって撮像された撮像画像に対する画像処理を実行して、撮像画像から情報を読み取る読取処理を実行するように構成されている。ここで、制御部40は、読取処理に関する5個のモードのうちのいずれかのモードに従って読取処理を実行する。ユーザは、5個のモードの中から所望のモードを選択可能である。5個のモードは、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードと、第4のモードと、第5のモードを含む。
第1のモードは、所定の領域内に存在する1個以上のバーコードに記録されている情報を読み取るモードである。第1のモードでは、制御部40は、1個以上のバーコードを含む撮像画像に対する画像処理(いわゆるデコード)を実行して、1個以上のバーコードのそれぞれに記録されている情報を読み取る。
第2のモードは、ユーザによって指示される1個のバーコードに記録されている情報を読み取るモードである。第2のモードでは、制御部40は、撮像画像の中からマーカ照射部21により照射された指示マーカによって指示されている1個のバーコードを含む画像を特定する。そして、制御部40は、特定済みの画像に対する画像処理を実行して、1個のバーコードに記録されている情報を読み取る。
第3のモードは、所定の領域内に存在する1個以上の2次元コードに記録されている情報を読み取るモードである。第3のモードでは、制御部40は、1個以上の2次元コードを含む撮像画像に対する画像処理(いわゆるデコード)を実行して、1個以上の2次元コードのそれぞれに記録されている情報を読み取る。
第4のモードは、ユーザによって指示される1個の2次元コードに記録されている情報を読み取るモードである。第4のモードでは、制御部40は、撮像画像の中からマーカ照射部21により照射された指示マーカによって指示されている1個の2次元コードを含む画像を特定する。そして、制御部40は、特定済みの画像に対する画像処理を実行して、1個の2次元コードに記録されている情報を読み取る。
第5のモードは、文字認識(いわゆるOCR)を利用して情報を読み取るモードである。第5のモードでは、制御部40は、文字列を含む撮像画像に対して文字認識を実行する。これにより、制御部40は、文字認識によって認識される文字列を示す情報を読み取る。
以下では、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードと、第4のモードと、第5のモードとのそれぞれを、バーコードモードと、指示バーコードモードと、2次元コードモードと、指示2次元コードモードと、OCRモードと呼ぶことがある。
メモリ50は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ50は、プログラム52と、モードテーブル54と、状況テーブル56と、を記憶している。
モードテーブル54には、複数のモード(例えば、5個のモード)のそれぞれについて、当該モードを識別するモード名(例えば、M1)と、当該モードに従った読取処理を実行するための処理手順(例えば、P1)と、が関連付けて記憶されている。
状況テーブル56は、撮像部20を利用した読取処理が実行される状況を記憶するテーブルである。制御部40は、特定の状況において読取処理が実行される場合に、当該特定の状況を示す状況情報(例えば、SI1)と、当該特定の状況において選択されたモードを示すモード名(例えば、M1)と、当該特定の状況において読取処理が実行された頻度(例えば、「1」)と、を関連付けて状況テーブル56に記憶する。
頻度は、例えば、直近の所定期間(例えば、直近1か月の期間)内において特定の状況で選択された特定のモードに従って読取処理が実行された回数を表す。状況情報は、特定のモードに従って読取処理が実行されるべき状況を示す情報である。状況情報は、後述する図2の処理が実行される時間を示す時間情報(例えば、時間帯、曜日)と、当該処理が実行される際の照度センサ28の検出値と、当該処理が実行される際の温度センサ30の検出値と、当該処理が実行される際の音センサ32の検出値の分析結果(例えば、音の大きさ、周波数、音のパターン、特定のフレーズ、特定の音楽等)と、当該処理が実行される際のGPSセンサ34の検出値と、を含む。
(情報読取装置10の処理;図2)
図2を参照して、情報読取装置10が実行する処理について説明する。図2の処理は、操作部24が読取処理の開始の指示を受け付けることをトリガとして開始される。
S2では、CPU42は、現在の状況を示す現在状況情報を取得する。具体的には、CPU42は、内蔵の時計(図示省略)から現在の日時を示す時間情報を現在状況情報として取得する。また、CPU42は、各センサ28、30、34のそれぞれから、当該センサの現在の検出値を現在状況情報として取得する。また、CPU42は、音センサ32の現在の検出値を分析した結果を現在状況情報として取得する。
S4では、CPU42は、状況テーブル56内に、現在状況情報と一致する1個以上の状況情報が存在するのか否かを判断する。以下では、現在状況情報と一致する状況情報を「対象状況情報」と記載する。例えば、対象状況情報に関連付けてモード名M1が記憶され、さらに、同じ対象状況情報に関連付けてモード名M2が記憶されている場合には、CPU42は、状況テーブル56内に2個以上の対象状況情報が存在すると判断する。
CPU42は、状況テーブル56内に1個以上の対象状況情報が存在すると判断する場合(S4でYES)に、S6に進む。一方、CPU42は、状況テーブル56内に対象状況情報が1個も存在しない場合(S4でNO)に、S8の学習読取処理(図3参照)に進む。S8の処理が終了すると、図2の処理が終了する。
S6では、CPU42は、状況テーブル56において、対象状況情報に関連付けて記憶されている頻度が閾値(例えば、3回/月)以上であるか否かを判断する。ここで、状況テーブル56内の2個以上の対象状況情報が存在する場合には、CPU42は、2個以上の対象状況情報に関連する2個以上の頻度のうちの最小値が閾値以上であるのか否かを判断する。なお、最小値は、一例に過ぎず、例えば、平均値、合計値等の値が利用されてもよい。
上記の閾値は、予め設定されており、メモリ50に記憶されている。CPU42は、頻度が閾値未満であると判断する場合(S6でNO)に、S8に進む。一方、CPU42は、頻度が閾値以上であると判断する場合(S6でYES)に、S10に進む。
S10では、CPU42は、状況テーブル56内に2個以上の対象状況情報に関連する2個以上のモード名が存在するのか否かを判断する。CPU42は、状況テーブル56内に1個の対象状況情報に関連する1個のモード名が存在すると判断する場合(S10でNO)に、S12に進む。一方、CPU42は、状況テーブル56内に2個以上の対象状況情報に関連する2個以上のモード名が存在すると判断する場合(S10でYES)に、S14に進む。
S12では、CPU42は、読取処理のモードを1個の対象状況情報に関連する1個のモード名によって識別されるモードに決定する。続くS18では、CPU42は、操作部24が読取処理の実行の指示を受け付けることに応じて、決定済みのモードに従って、読取処理を実行する。
S14では、CPU42は、部分選択画面を表示部22に表示させる。部分選択画面は、2個以上の対象状況情報に関連する2個以上のモード名によって識別される2個以上のモードの中から1個のモードを選択するための画面である。例えば、2個の対象状況情報に関連する2個のモード名M1、M3が存在する場合には、部分選択画面は、モード名M1のモード「バーコード」を選択するボタンと、モード名M3のモード「2次元コード」を選択するボタンと、を含む。
続くS16では、CPU42は、部分選択画面において1個のモードが選択されるのか否かを監視する。CPU42は、部分選択画面において1個のモードが選択されたと判断する場合(S16でYES)に、読取処理のモードを選択済みのモードに決定し、S18に進む。
S18に続くS20では、CPU42は、操作部24が読取処理の終了の指示を受け付けるのか否かを監視する。CPU42は、操作部24が読取処理の終了の指示を受け付けたと判断する場合(S20でYES)、図2の処理を終了する。なお、変形例では、CPU42は、操作部24が読取処理の実行の指示を受け付けることなく特定の時間が経過する場合に、図2の処理を終了してもよい。
(学習読取処理;図3)
図3を参照して、図2のS8の学習読取処理について説明する。学習読取処理は、読取処理が実行された状況を示す状況情報を蓄積するための処理である。
S32では、CPU42は、全体選択画面を表示部22に表示する。全体選択画面は、モードテーブル54内の5個のモードの中から1個のモードを選択するための画面である。全体選択画面は、5個のモードのそれぞれについて、当該モードを選択するボタンを含む。
S34では、CPU42は、全体選択画面において1個のモードが選択されるのか否かを監視する。CPU42は、全体選択画面において1個のモードが選択されたと判断する場合(S34でYES)に、読取処理のモードを選択済みのモードに決定し、S36に進む。S36、S38は、図2のS18、S20と同様である。
続くS40では、CPU42は、図2のS2で取得した現在状況情報と、S34で選択済みのモードを示すモード名と、頻度「0」と、を関連付けて状況テーブル56に記憶する。なお、仮に、現在状況情報と選択済みのモード名とが既に状況テーブル56に記憶されている場合には、CPU42は、S40の処理をスキップして、S42に進む。また、変形例では、S34でYESと判断される場合に、図2のS2と同様の処理を実行して、現在状況情報を改めて取得してもよい。
S42では、CPU42は、状況テーブル56において現在状況情報と選択済みのモード名の双方に関連付けて記憶されている頻度を1だけインクリメントする。S42の処理が終了すると、図3の処理が終了する。
(効果)
本実施例では、情報読取装置10は、全体選択画面において1個のモードが選択される場合(図3のS34でYES)に、現在状況情報と選択済みの1個のモードのモード名とを状況テーブル56に記憶する(S40)。これにより、選択済みのモードに従った読取処理が実行されて状況を示す状況情報が蓄積される。そして、情報読取装置10は、状況テーブル56内の状況情報によって示される状況と一致する状況で読取処理が再び実行されるべき場合(図2のS4でYES)に、状況テーブル56内のモードに従って、読取処理を実行する。即ち、同じ状況で読取処理が再び実行されるべき場合に、過去に選択されたモードに従って、読取処理が自動的に実行される。ユーザは、複数のモードから所望のモードを選択しなくてもよい。ユーザの利便性を向上させることができる。
また、状況情報は、時間情報と、情報読取装置10の周囲の明るさと、情報読取装置10の周囲の温度と、情報読取装置10の周囲の音の分析結果と、情報読取装置10の位置を示す位置情報を含む。上記の構成によれば、情報読取装置10は、時間(例えば、時間帯、曜日)、周囲の明るさ、周囲の音(例えば、大きさ、周波数、パターン等)、周囲の温度、および、情報読取装置10の位置を利用して、ユーザの所望のモードに従って、読取処理が実行されるべき状況を認識することができる。
例えば、状況テーブル56において1個の対象状況情報に関連付けて1個のモード名のみが記憶され、他のモード名が記憶されない比較例が想定されるこの比較例では、情報読取装置10のユーザが、対象状況情報によって示される状況と一致する状況において、他のモード名のモードに従った読取処理の実行を望んでいるにも関わらず、読取処理が対象状況情報に関連するモード名のモードに従って自動的に実行される可能性がある。本実施例の構成によれば、情報読取装置10は、対象状況情報によって示される状況で読取処理が実行されるべき場合に、対象状況情報に関連付けて記憶されている2個以上のモード名に対応する2個以上のモードの中から1個のモードを選択するための部分選択画面を表示する(図2のS14)。これにより、ユーザは、2個以上のモードの中から所望のモードを選択することができる。ユーザが他のモード名のモードに従った読取処理の実行を望んでいるにも関わらず、読取処理がユーザの望むとは異なるモードに従って自動的に実行されることを抑制することができる。なお、変形例では、上記の比較例の構成が採用されてもよい。
(対応関係)
情報読取装置10、撮像部20、表示部22、メモリ50が、それぞれ、「読取部」、「情報読取装置」、「表示部」、「メモリ」の一例である。音の分析結果が、「音情報」の一例である。図3のS36を実行するCPU42が、「第1の読取制御部」の一例である。S40を実行するCPU42が、「記憶制御部」の一例である。図2のS12に続くS18を実行するCPU42が、「第2の読取制御部」の一例である。S14を実行するCPU42が、「表示制御部」の一例である。S16に続くS18の処理を実行するCPU42が、「第3の読取制御部」の一例である。状況テーブル56内の状況情報が、「第1の状況を示す状況情報」の一例である。状況テーブル56内のモード名が、「特定の識別情報」の一例である。バーコードモード、指示バーコードモード、2次元コードモード、指示2次元コードモード、OCRモードが、それぞれ「第1のモード」、「第2のモード」、「第3のモード」、「第4のモード」、「第5のモード」の一例である。
以上、実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)「状況情報」は、時間情報と、情報読取装置10の周囲の明るさと、情報読取装置10の周囲の温度と、情報読取装置10の周囲の音の分析結果と、情報読取装置10の位置を示す位置情報のうちの少なくとも1つを含んでいればよい。例えば、「状況情報」は、時間情報のみを含んでいてもよい。
(変形例2)「複数のモード」は、実施例の5個のモードに限らず、例えば、2個のモードでもよいし、6個以上のモードでもよい。例えば、「複数のモード」は、指示バーコードモードと、指示2次元コードモードと、の2個のモードであってもよい。
(変形例3)図2中のS6の処理が省略されてもよい。
(変形例4)情報読取装置10は、図3のS34の処理の後で、S36の処理の前に、S40の処理を実行してもよい。即ち、情報読取装置10は、S36の読取処理が一度も実行されない場合にも、現在状況情報とモード名を状況テーブル56に記憶してもよい。一般的に言えば、「状況情報」は、読取処理が実行されるべき状況(即ち、読取処理が実行される可能性が高い状況)を示す情報であればよい。
(変形例5)「メモリ」は、メモリ50に限らず、例えば、情報読取装置10とは別体のメモリであってもよい。
(変形例6)「読取部」は、カメラに限らず、例えば、RFIDタグ、NFCタグ等のメモリチップ内の情報を読み取るリーダであってもよい。例えば、「読取部」がRFIDタグのリーダである場合には、「複数のモード」は、一般的なRFIDタグを読み取るモードと、特殊なRFIDタグ(例えば、センサ付きのRFIDタグ、表示装置付きのRFIDタグ等)を読み取るモードと、を含む複数のモードであってもよい。また、「読取部」は、カメラとRFIDタグのリーダとの双方を含んでいてもよい。この場合には、「複数のモード」は、実施例の5個のモードと上記の2個のモードとを含む7個以上のモードであってもよい。
(変形例7)情報読取装置10は、図3のS34の処理の後で、S36の処理の前に、図2のS2の処理と同様の処理(以下、再取得処理と呼ぶ)を実行してもよい。この場合、S40では、情報読取装置10は、再取得処理で取得した現在状況情報を、S34で選択済みのモードを示すモード名と頻度に関連付けて状況テーブル56に記憶してもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :情報読取装置
20 :撮像部
21 :マーカ照射部
22 :表示部
24 :操作部
26 :通信部
28 :照度センサ
30 :温度センサ
32 :音センサ
34 :GPSセンサ
40 :制御部
42 :CPU
50 :メモリ
52 :プログラム
54 :モードテーブル
56 :状況テーブル

Claims (4)

  1. 情報を読み取るための読取部と、
    第1の状況で前記読取部が利用される場合において、前記読取部の利用に関する複数のモードのうち、特定のモードを選択する選択操作が行われるときに、前記特定のモードに従って、前記読取部を利用した読取処理を実行する第1の読取制御部と、
    選択済みの前記特定のモードに従って前記読取処理が実行される場合に、前記第1の状況を示す状況情報と、前記特定のモードを識別する特定の識別情報と、を関連付けてメモリに記憶する記憶制御部と、
    前記状況情報と、前記特定の識別情報と、が前記メモリに記憶された後に、第2の状況で前記読取処理が実行される場合において、前記第2の状況が前記メモリ内の前記状況情報によって示される前記第1の状況と一致するときに、前記メモリから前記状況情報に関連付けて記憶されている前記特定の識別情報を取得して、取得済みの前記特定の識別情報によって識別される前記特定のモードに従って、前記読取処理を実行する第2の読取制御部と、
    を備える、情報読取装置。
  2. 前記状況情報は、前記第1の状況における時間を示す時間情報、前記情報読取装置の前記第1の状況における周囲の明るさ、前記周囲の音を示す音情報、前記周囲の温度、および前記情報読取装置の位置を示す位置情報のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の情報読取装置。
  3. 前記読取部は、画像を撮像する撮像部を含み、
    前記読取処理は、前記撮像部によって撮像された画像に対する画像処理を実行して、前記画像から前記情報を読み取る処理であり、
    前記複数のモードは、第1のモードと、第2のモードと、第3のモードと、第4のモードと、第5のモードと、のうちの少なくとも2つを含み、
    前記第1のモードは、1個以上のバーコードを含む画像に対する前記画像処理を実行して、前記1個以上のバーコードのそれぞれに記録されている前記情報を読み取るモードであり、
    前記第2のモードは、指示マーカによって指示されている1個のバーコードを含む画像に対する前記画像処理を実行して、前記1個のバーコードに記録されている前記情報を読み取るモードであり、
    前記第3のモードは、1個以上の2次元コードを含む画像に対する前記画像処理を実行して、前記1個以上の2次元コードのそれぞれに記録されている前記情報を読み取るモードであり、
    前記第4のモードは、前記指示マーカによって指示されている1個の2次元コードを含む画像に対する前記画像処理を実行して、前記1個の2次元コードに記録されている前記情報を読み取るモードであり、
    前記第5のモードは、文字認識である前記画像処理を実行して、前記文字認識によって認識される文字列を示す前記情報を読み取るモードである、
    請求項1または2に記載の情報読取装置。
  4. 前記第1の読取制御部は、前記第1の状況で前記読取処理が実行される場合において、前記複数のモードのうち、前記特定のモードと異なるモードを選択する前記選択操作が行われるときに、前記異なるモードに従って、前記読取処理を実行し、
    前記記憶制御部は、選択済みの前記異なるモードに従って前記読取処理が実行される場合に、前記状況情報と、前記異なるモードを識別する別の識別情報と、を関連付けて前記メモリに記憶し、
    前記情報読取装置は、さらに、
    表示部と、
    前記状況情報に関連付けて、前記特定の識別情報と前記別の識別情報と、が前記メモリに記憶された後に、前記第2の状況で前記読取処理が実行される場合において、前記第2の状況が前記メモリ内の前記状況情報によって示される前記第1の状況と一致するときに、前記メモリから前記状況情報に関連付けて記憶されている前記特定の識別情報と、前記状況情報に関連付けて記憶されている前記別の識別情報と、を取得して、取得済みの前記特定の識別情報によって識別される前記特定のモードと、取得済みの前記別の識別情報によって識別される前記異なるモードと、の中から1個のモードを選択するための画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記画面において、前記異なるモードが選択される場合に、選択済みの前記異なるモードに従って、前記読取処理を実行する第3の読取制御部と、
    を備え、
    前記第2の読取制御部は、前記画面において、前記特定のモードが選択される場合に、選択済みの前記特定のモードに従って、前記読取処理を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報読取装置。


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