JP2002236086A - 探針走査制御方法および走査形プローブ顕微鏡 - Google Patents

探針走査制御方法および走査形プローブ顕微鏡

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JP2002236086A
JP2002236086A JP2001033140A JP2001033140A JP2002236086A JP 2002236086 A JP2002236086 A JP 2002236086A JP 2001033140 A JP2001033140 A JP 2001033140A JP 2001033140 A JP2001033140 A JP 2001033140A JP 2002236086 A JP2002236086 A JP 2002236086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料の同視野の連続観察を良好に行うことが
できる探針走査制御方法および走査形プローブ顕微鏡を
提供すること。 【解決手段】 オペレータは、表示画面A上に表示され
る試料凹凸像I,I,Iに対して、同一の目標位
置をカーソルKで指定する。探針走査時刻算出手段12
は、目標位置M,M,Mに対応する試料4上の点
での探針走査時刻T,T,Tを求める。ま
た、移動距離算出手段13は、前記点Mが時刻T
らTにかけて移動した距離d12と、点Mが時刻T
からTにかけて移動した距離d23を求める。ドリ
フト検出手段14は、求められた時刻T,T,T
と移動距離d12,d23に基づいて試料側のドリフト
速度Vを求め、また、試料側のドリフト方向を求める。
そして、制御手段10は、試料の同視野の連続観察を行
う場合、求められたドリフト量に基づいて探針走査位置
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、走査形トンネル
顕微鏡や原子間力顕微鏡などの探針走査制御方法および
走査形プローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】 走査形トンネル顕微鏡(STM:Scanning
Tunneling Microscope)や原子間力顕微鏡(AFM:Atomi
c Force Microscope)などの走査形プローブ顕微鏡(SP
M:Scanning Probe Microscope)は、探針を試料上で2
次元的に走査させて試料像を得るものであり、試料上の
非常に微小な領域を観察する顕微鏡である。
【0003】このような微小領域を観察する走査形プロ
ーブ顕微鏡では、試料ドリフトが、試料の同視野の連続
観察において大きな問題となる。すなわち、試料の同視
野の連続観察を行うために、探針を試料上で同じように
複数回フレーム走査させても、試料側がドリフトする
と、観察視野がそのドリフトに応じて変化してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 そこで、これまで、
このような試料ドリフトを抑える試料ステージなどの改
良が行われてきたが、現在においても、上述した同視野
の連続観察における問題は解決されていない。
【0005】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
ので、その目的は、試料の同視野の連続観察を良好に行
うことができる探針走査制御方法および走査形プローブ
顕微鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する本
発明の探針走査制御方法は、探針を試料上で走査させて
試料像を得る走査形プローブ顕微鏡において、探針を試
料上で複数回フレーム走査させて、複数枚の試料像の画
像データを取得し、その画像データに基づく複数枚の試
料像を表示手段画面上に表示させ、その表示手段画面上
に表示される各試料像に対して同一の目標位置をそれぞ
れ指定し、その指定された目標位置に対応する試料位置
での探針の走査時刻を、前記各試料像についてそれぞれ
求めると共に、前記各試料像中における前記目標位置の
位置に基づき、前記目標位置に対応する試料位置の移動
距離および移動方向を求め、前記求めた探針の各走査時
刻、前記求めた試料位置の移動距離および移動方向に基
づき、試料側のドリフト量を求め、その求めたドリフト
量に基づき、探針の試料上での走査を制御するようにし
た。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1は、本発明の走査形プローブ顕微鏡の
一例を示したものであり、本発明が適用された走査形ト
ンネル顕微鏡を示したものである。
【0009】まず、図1の装置構成について説明する。
【0010】図1において1はチャンバであり、その内
部の試料室2は、図示していない排気装置により排気さ
れている。
【0011】この試料室2には試料ステージ3が配置さ
れており、x,yおよびz方向に移動可能な試料ステー
ジ3は、たとえば特公昭61−30375号公報や特公
昭61−30376号公報に記載されているような構成
となっていて、試料ドリフトを抑えるように構成されて
いる。そして、試料4が試料ステージ3上にセットされ
ている。
【0012】また、図1に示すように、探針5が前記試
料4に対向かつ接近して配置されていて、探針5は、圧
電体で出来たスキャナ6に取り付けられている。このス
キャナ6は、xy方向に移動可能なxyスキャナ7と、
z方向に移動可能なzスキャナ8で構成されていて、ス
キャナ6はチャンバ側の取付部9に取り付けられてい
る。
【0013】また、図1において10は制御手段であ
り、制御手段10は、メモリ11と、探針走査時刻算出
手段12と、移動距離算出手段13と、ドリフト検出手
段14を備えている。
【0014】さらに制御手段10は、キーボードやマウ
スなどの指定手段15と、表示手段16と、前記xyス
キャナ7を駆動制御するxyスキャナコントローラ17
と、前記zスキャナ8を駆動制御するzスキャナコント
ローラ18と、探針5と試料4間に流れるトンネル電流
を検出するトンネル電流検出手段19に接続されてい
る。なお、図1には示されていないが、探針5と試料4
間には所定のバイアス電圧が印加されている。
【0015】以上、図1の装置構成について説明した
が、以下に動作説明を行う。
【0016】まずオペレータは、試料観察に先立って試
料ドリフトの測定を行うために、試料ドリフトの測定を
開始させるための入力を指定手段15により行う。する
と、ドリフト測定の指示信号が指定手段15から制御手
段10に送られる。
【0017】そして、ドリフト測定の指示信号を受けた
制御手段10は、試料4の凹凸像をまず1枚得るため
に、探針5を試料4上で1フレーム走査させるための走
査信号(x,y)(i=1,2,…,m、j=1,2,
…,n)をxyスキャナコントローラ17に送る。この
xyスキャナコントローラ17は、制御手段10からの
前記走査信号(x,y)に基づいてxyスキャナ7
をxy方向に駆動させるので、探針5は試料4上を2次
元的にxy走査する。
【0018】この探針のxy走査時、探針5と試料4間
に流れるトンネル電流はトンネル電流検出手段19で検
出されており、その検出信号は制御手段10に送られ
る。そして制御手段10は、前記検出信号に基づき、前
記トンネル電流を一定に保つための探針高さ制御信号z
ij1(i=1,2,…,m、j=1,2,…,n)をzスキャ
ナコントローラ18に送る。このzスキャナコントロー
ラ18は、制御手段10からの探針高さ制御信号z
ij1に基づいてzスキャナ8をz方向に駆動させるの
で、探針のxy走査時において、探針5と試料4間の距
離は常に一定に保たれる。
【0019】このようにして探針の試料上での1フレー
ム走査が行われ、制御手段10は、試料4の凹凸を表す
上述した探針高さ制御信号zij1を探針5の各走査位
置(x,y)に対応させて、画像データ(x,y
,zij1)として前記メモリ11に記憶する。こう
して、1枚目の試料凹凸像Iの画像データがメモリ1
1に記憶されるが、このときに制御手段10は、その試
料凹凸像Iの画像データに対して、像取得開始時刻T
01,探針5の試料上での走査範囲S,探針5の走査
スピードυおよび探針5の走査点数Pを付加情報と
してメモリ11に記憶する。ここで、これらの付加情報
について図2を用いて説明する。
【0020】図2は、上述した試料凹凸像Iの画像デ
ータを取得したときの、探針5の試料4上でのxy走査
の様子を示したものであり、探針5は図2に示す矢印に
沿って試料4上をxy走査する。すなわち、探針5は、
座標(x,y,z)を走査原点とするxy走査位
置(x,y)を走査開始位置として、xy走査位置
(x,y),…,(x,y),(x
),(xm−1,y),…,(x,y),
…,(x,y),…,(x,y),…,
(x,y)の順に走査位置を変える。
【0021】このとき、上述した像取得開始時刻T01
とは、探針5が前記xy走査位置(x,y)を走査
開始したときの時刻であり、内部に時計を備えた前記制
御手段10は、その時刻T01を測定してメモリ11に
記憶する。
【0022】また、前記走査範囲Sとは、図2に示す
探針のx方向の走査幅Sと探針のy方向の走査幅S
であり、前記制御手段10は、その走査範囲S(S
×S )をメモリ11に記憶する。
【0023】また、探針の走査スピードυとは、探針
のxy走査時の速度であり、探針は試料上を一定速度υ
でxy走査する。
【0024】そして、探針の走査点数Pとは、デジタ
ル走査信号によってステップ状にxy走査される探針の
走査点の数であり、その走査点数は図2に示すように
(m×n)である。
【0025】以上、前記試料凹凸像Iの画像データの
付加情報T01,S,υ,Pについて説明した
が、このうちの付加情報S,υ,Pは、ドリフト
測定前にオペレータによって制御手段10側に入力され
ている。そして制御手段10は、その入力された情報に
基づいて前記走査信号(x,y)を作成してxyス
キャナコントローラ17に供給している。
【0026】さて、1枚目の試料凹凸像Iの画像デー
タ(x,y,zij1)が得られると、制御手段1
0は、2枚目の試料凹凸像Iの画像データを得るため
に、探針5を試料4上で1フレーム走査させるための走
査信号(x,y)(i=1,2,…,m、j=1,2,
…,n)をxyスキャナコントローラ17に送る。この
ときに制御手段10からxyスキャナコントローラ17
に送られる走査信号(x,y)は、試料凹凸像I
の画像データを得たときの走査信号(x,y)とま
ったく同じ信号であるので、xyスキャナコントローラ
17によるxyスキャナ7の駆動によって、探針5は試
料凹凸像Iの画像データを得た時と同様に試料4上を
2次元的にxy走査する。
【0027】このときの探針のxy走査時においても、
制御手段10は、試料凹凸像Iの画像データを取得し
た時と同様、前記トンネル電流検出手段19からの検出
信号に基づき、前記トンネル電流を一定に保つための探
針高さ制御信号zij2(i=1,2,…,m、j=1,2,
…,n)をzスキャナコントローラ18に送る。このた
め、zスキャナコントローラ18によるzスキャナ8の
駆動によって、探針のxy走査時において、探針5と試
料4間の距離は常に一定に保たれる。
【0028】このようにして探針の試料上での1フレー
ム走査が行われ、制御手段10は、試料凹凸像Iの画
像データ取得時と同様、得られた2枚目の試料凹凸像I
の画像データ(x,y,zij2)をメモリ11
に記憶する。このとき、制御手段10は、得られた試料
凹凸像Iの画像データに対して前記付加情報をメモリ
11に記憶する。すなわち、制御手段10は、試料凹凸
像Iの画像データに対して、像取得開始時刻T02
探針5の試料上での走査範囲S,探針5の走査スピー
ドυおよび探針5の走査点数Pを付加情報としてメ
モリ11に記憶する。この場合、S=S、υ=υ
、P=Pである。
【0029】こうして2枚目の試料凹凸像Iの画像デ
ータが得られると、制御手段10は、3枚目の試料凹凸
像Iの画像データを得るために、探針5を試料4上で
1フレーム走査させるための走査信号(x,y)を
xyスキャナコントローラ17に送る。このときに制御
手段10からxyスキャナコントローラ17に送られる
走査信号(x,y)は、試料凹凸像IとIの画
像データを得たときの走査信号(x,y)と同じ信
号なので、探針5は試料凹凸像IとIの画像データ
を取得したときと同様に試料4上をxy走査する。
【0030】このときも制御手段10は、探針5と試料
4間の距離が常に一定に保たれるように探針高さを制御
する。
【0031】そして制御手段10は、得られた試料凹凸
像Iの画像データ(x,y,zij3)をメモリ
11に記憶する。このとき制御手段10は、試料凹凸像
の画像データに対して、像取得開始時刻T03,探
針5の試料上での走査範囲S ,探針5の走査スピード
υおよび探針5の走査点数Pを付加情報としてメモ
リ11に記憶する。この場合、S=S=S、υ
=υ=υ、P=P=Pである。
【0032】以上のようにして、3枚の試料凹凸像
,I,Iの画像データが得られると、制御手段
10は、それらの画像データを順に読み出して表示手段
16に供給する。これらの画像データを受け取った表示
手段16は、図1に示すようにその表示画面A上に、試
料凹凸像I,I,Iを同時に表示する。
【0033】さて、図1の表示画面A上に表示された試
料凹凸像I,I,Iにおいて、各試料凹凸像中に
おける円形の像Iは、試料4上の同一対象物に関する
ものである。このため、試料ドリフトが発生していなけ
れば、各試料凹凸像I,I ,I中における前記像
の位置は同じとなる。しかしながら、図1からもわ
かるように、各試料凹凸像I,I,I中における
像Iの位置は異なっており、このことは試料ドリフト
が発生していることを表している。
【0034】そこで次にオペレータは、表示画面A上に
表示されているカーソルKを指定手段15を操作して画
面A上で移動させ、各試料凹凸像I,I,Iに対
して、試料凹凸像中における同一の目標位置にカーソル
Kを位置させてそれぞれ位置指定する。この場合にオペ
レータは、上述した像Iの中心位置を目標位置と決
め、図1に示すように、試料凹凸像Iについては像I
の中心位置MにカーソルKを位置させて位置指定を
行い、また、試料凹凸像Iについては像Iの中心位
置MにカーソルKを位置させて位置指定を行い、そし
て、試料凹凸像I については像Iの中心位置M
カーソルKを位置させて位置指定を行う。
【0035】なお、この位置指定については、たとえば
キーボードの特定キーを押して位置指定を行ったり、マ
ウスをクリックすることによって位置指定を行うように
すればよい。
【0036】このようにして、試料凹凸像I,I
に対して、同一の目標位置M,M,Mが指定
されると、試料凹凸像I中におけるMの位置を表す
位置指定信号(M)と、試料凹凸像I中におけるM
の位置を表す位置指定信号(M)と、試料凹凸像I
中におけるMの位置を表す位置指定信号(M
が、表示手段16から制御手段10に送られる。そし
て、制御手段10の探針走査時刻算出手段12は、それ
らの位置指定信号に基づき、各試料凹凸像I,I
について、前記目標位置M,M,Mに対応す
る試料4上の点Mでの探針走査時刻T,T,T
をそれぞれ求める。ここで、この探針走査時刻T,T
,Tの求め方について説明する。
【0037】まず探針走査時刻算出手段12は、試料凹
凸像Iを取得したときに、前記目標位置Mに対応す
る試料位置M上を探針5が走査した時刻Tを求める
ために、前記位置指定信号(M)に基づき、前記目標
位置Mに対応する試料位置Mでの探針5のxy走査
位置(x,y)Mを求める。この求められた探針
のxy走査位置(x,y)Mが、たとえば図2に
示す(x,yn−1)のとき、探針走査時刻算出手段
12は、次式(1)に基づいて前記時刻Tを求める。
【0038】T=T01+N×t …(1) この式(1)において、T01は、試料凹凸像Iの付
加情報としてメモリ11に記憶された前記像取得開始時
刻T01である。
【0039】また、式(1)におけるNは、前記xy
走査位置(x,yn−1)における探針5の走査順番
であり、この場合には、Nは図2に示すように47番
目である。探針走査時刻算出手段12は、このときのN
を、前記xy走査位置(x ,yn−1)と、試料凹
凸像Iの付加情報としてメモリ11に記憶された前記
走査点数Pと、図2に矢印で示した探針の走査方向に
基づいて求めている。
【0040】また、式(1)におけるtは、探針5が1
つの走査点にとどまる時間(s)である。探針走査時刻
算出手段12は、この時間t(s)を、試料凹凸像I
の付加情報としてメモリ11に記憶された前記走査範囲
、探針速度υ、およびx方向の走査点数mから、
t(s)=S/(υ×m)により求めている。
【0041】こうして、探針走査時刻算出手段12は前
記時刻Tを求めると、次に探針走査時刻算出手段12
は、試料凹凸像Iを取得したときに、前記目標位置M
に対応する試料位置M上を探針5が走査した時刻T
を求めるために、前記位置指定信号(M)に基づ
き、前記目標位置Mに対応する試料位置Mでの探針
5のxy走査位置(x,y)Mを求める。この求
められた探針のxy走査位置(x,y)Mが、た
とえば図2に示す(x,yn−2)のとき、探針走査
時刻算出手段12は、次式(2)に基づいて前記時刻T
を求める。
【0042】T=T02+N×t …(2) この式(2)において、T02は、試料凹凸像Iの付
加情報としてメモリ11に記憶された前記像取得開始時
刻T02である。また、Nは、前記xy走査位置(x
,yn−2)における探針5の走査順番であり、この
場合には、Nは図2に示すように35番目である。探
針走査時刻算出手段12は、このときのNを、上述し
たNを求めたときと同様にして求めている。また、式
(2)におけるtは、上述した式(1)におけるtと同
じである。
【0043】さらに、探針走査時刻算出手段12は、試
料凹凸像Iを取得したときに、前記目標位置Mに対
応する試料位置M上を探針5が走査した時刻Tを求
める。この時刻Tの求め方については、上述した時刻
とTの求め方と同じである。なお、このときの目
標位置Mに対応する試料位置Mでの探針走査位置
(x,y)Mを(x,yn−3)とする。
【0044】以上のようにして、探針走査時刻算出手段
12は時刻T,T,Tを求めると、次に制御手段
10の移動距離算出手段13は、前記位置指定信号(M
)と(M)に基づき、前記試料4上の点Mが時刻
から時刻Tにかけて移動した距離d12を求め
る。この際、移動距離算出手段13は、位置指定信号
(M)に基づいて前記探針走査時刻算出手段12で求
められた探針走査位置(x ,y)M=(x,y
n−1)と、位置指定信号(M)に基づいて前記探針
走査時刻算出手段12で求められた探針走査位置
(x,y)M=(x ,yn−2)から、d12
を√((x−x+(yn−2−yn−1
)により求める。
【0045】また、移動距離算出手段13は、前記位置
指定信号(M)と(M)に基づき、前記試料4上の
点Mが時刻Tから時刻Tにかけて移動した距離d
23を求める。この際、移動距離算出手段13は、位置
指定信号(M)に基づいて前記探針走査時刻算出手段
12で求められた探針走査位置(x,y)M
(x,yn−2)と、位置指定信号(M)に基づい
て前記探針走査時刻算出手段12で求められた探針走査
位置(x,y)M=(x,yn−3)から、d
23を√((x−x+(yn−3−yn−2
)により求める。
【0046】さて、図3は、横軸に上述した探針走査時
刻T、縦軸に上述した試料位置Mの移動距離dをとっ
たグラフであり、制御手段10のドリフト検出手段14
は、前記探針走査時刻算出手段12で求められたT
,Tおよび前記移動距離算出手段13で求められ
たd12,d23に基づき、図3のLで示す直線(検量
線)を求める。このようにドリフト検出手段14は、前
記試料位置Mの移動速度を直線Lで近似すると、ドリ
フト検出手段14はその直線Lから、前記試料位置M
の移動速度V(=Δd/ΔT)(m/s)を求める。す
なわち、ドリフト検出手段14は、試料4および試料ス
テージ3を含む試料側のドリフト速度V(=Δd/Δ
T)(m/s)を求める。
【0047】さらにドリフト検出手段14は、前記位置
指定信号(M)と(M)に基づき、前記試料4上の
点Mが時刻Tから時刻Tにかけて移動したときの
試料位置Mの移動方向D12を求める。図4(a)
は、このときに求められた移動方向D12をベクトルで
示したものであり、この場合、ベクトルD12の長さは
前記距離d12に対応しており、また、ベクトルD12
の方向はx軸方向に対してy軸方向に45度傾斜した方
向である。
【0048】またドリフト検出手段14は、前記位置指
定信号(M)と(M)に基づき、前記試料4上の点
が時刻Tから時刻Tにかけて移動したときの試
料位置Mの移動方向D23を求める。図4(b)は、
このときに求められた移動方向D23をベクトルで示し
たものであり、この場合、ベクトルD23の長さは前記
距離d23に対応しており、また、ベクトルD23の方
向は前記ベクトルD と同じく、x軸方向に対してy
軸方向に45度傾斜した方向である。
【0049】そしてドリフト検出手段14は、求めたド
リフト方向D12とD23に基づいて、試料側のドリフ
ト方向Dを求める。この際、ドリフト検出手段14は、
図4(a)に示したベクトルD12と図4(b)に示し
たベクトルD23を加算して、図4(c)に示すベクト
ルDを求めることにより、上述した試料側のドリフト方
向Dを求める。この場合、ドリフト方向Dは、x軸方向
に対してy軸方向に45度傾斜した方向であり、θ=4
5度である。
【0050】このようにして、ドリフト検出手段14
は、試料側のドリフト量、すなわちドリフト方向D(θ
=45度)とドリフト速度V(=Δd/ΔT)(m/
s)を求めると、これらの情報から、試料側のx方向の
ドリフト速度V=Vcosθ(m/s)と、試料側の
y方向のドリフト速度V=Vsinθ(m/s)をそ
れぞれ求める。
【0051】以上、図1の装置における試料ドリフト測
定について説明したが、上述したように図1の装置にお
いては、3枚の試料凹凸像に基づき、試料側のドリフト
方向を1方向Dとして求めている。このように、試料側
のドリフト方向を1方向Dで代表させても問題とならな
い理由は、図1の試料ステージ3は構成上、そのドリフ
ト方向が変わらずにほぼ同じ方向Dであるためである。
このように本発明は、試料側がほぼ一定方向にドリフト
する場合に用いて有益である。
【0052】次に、図1の装置において、試料4の同視
野の連続観察を行う場合について説明する。説明の便宜
上、上述した試料凹凸像I,I,Iを得たときと
同じ探針走査によって、試料4上の領域SAを連続観察
する場合について説明する。
【0053】まず、制御手段10は、前記試料領域SA
に関する1枚目の試料凹凸像ISA の画像データを得
るために、探針5を試料領域SA上で1フレーム走査さ
せるための走査信号(x,y)(i=1,2,…,m、
j=1,2,…,n)をxyスキャナコントローラ17に送
る。このxyスキャナコントローラ17は、制御手段1
0からの前記走査信号(x,y)に基づいてxyス
キャナ7をxy方向に駆動させるので、探針5は前記試
料凹凸像I,I,Iを取得したときと同様に試料
4上を2次元的にxy走査する。
【0054】このときの探針のxy走査時においても、
制御手段10は、試料凹凸像I,I,Iの画像デ
ータを取得したときと同様、前記トンネル電流検出手段
19からの検出信号に基づき、前記トンネル電流を一定
に保つための探針高さ制御信号zijSA1(i=1,
2,…,m、j=1,2,…,n)をzスキャナコントローラ
18に送る。このため、zスキャナコントローラ18に
よるzスキャナ8の駆動によって、探針のxy走査時に
おいて、探針5と試料4間の距離は常に一定に保たれ
る。
【0055】このようにして、探針の試料上での1フレ
ーム走査が行われ、制御手段10は、得られた1枚目の
試料凹凸像ISA1の画像データ(x,y,z
ijSA )をメモリ11のメモリ部Mに記憶する。
【0056】また、制御手段10は、前記画像データ
(x,y,zijSA1)のメモリ部Mへの書き
込みを行う一方、その書き込み速度よりも高速に、メモ
リ部M に書き込まれた画像データを順に繰り返し読み
出して表示手段16に供給する。この結果、この画像デ
ータを受け取った表示手段16は、図5(a)に示すよ
うにその画面A上に、試料凹凸像ISA1を表示する。
【0057】さて、1枚目の試料凹凸像ISA1の画像
データ(x,y,zijSA1)が得られると、制
御手段10は、1枚目と同じ視野の2枚目の試料凹凸像
A2の画像データを得るために、探針5を走査開始
位置(x,y)に戻すための信号をxyスキャナコ
ントローラ17に送る。すると、xyスキャナコントロ
ーラ17によるxyスキャナ7の駆動によって、探針5
は前記走査開始位置(x,y)に位置する。
【0058】ところで、上述した試料凹凸像ISA1
得時における探針5の1フレーム走査時間をt
(s)、また、2枚目の試料凹凸像ISA2の取得開
始にあたって、探針5を走査位置(x,y)から前
記走査開始位置(x,y)に戻すのに要する時間を
(s)とすると、このt+t(s)間において
も、試料側は前記V=Vcosθ(m/s)の速度で
x方向に、また前記V=Vsinθ(m/s)の速度
でy方向にドリフトしている。そこで、制御手段10
は、前記ドリフト検出手段14で検出されたV=Vc
osθ(m/s)と前記時間t+t(s)から、試
料4が時間t+t(s)間にx方向にドリフトした
距離dx1=(t+t)×Vcosθ(m)を求め
る。また、制御手段10は、前記ドリフト検出手段14
で検出されたV=Vsinθ(m/s)と前記時間t
+t(s)から、試料4が時間t+t(s)間
にy方向にドリフトした距離dy1=(t+t)×
Vsinθ(m)を求める。
【0059】そして制御手段10は、探針5を、現在の
走査開始位置(x,y)からx方向に前記dx1
y方向に前記dy1だけ移動させるための信号をxyス
キャナコントローラ17に送る。すると、xyスキャナ
コントローラ17によるxyスキャナ7の駆動によっ
て、探針5は位置(x+dx1,y+dy1)に位
置する。
【0060】このようにして、探針5の走査開始位置
が、事前に求められた試料ドリフト量に基づいて変更さ
れると、制御手段10は、前記試料領域SAに関する2
枚目の試料凹凸像ISA2の画像データを得るために、
探針5を試料凹凸像ISA1取得時と同じ走査幅だけx
y走査させるための走査信号をxyスキャナコントロー
ラ17に送る。このxyスキャナコントローラ17によ
るxyスキャナ7の駆動によって、探針5は試料4上を
2次元的にxy走査する。
【0061】このときの探針のxy走査時においても、
制御手段10は、試料凹凸像ISA の画像データを取
得した時と同様、前記トンネル電流検出手段19からの
検出信号に基づき、前記トンネル電流を一定に保つため
の探針高さ制御信号zijS A2をzスキャナコントロ
ーラ18に送る。
【0062】このようにして探針の試料上での1フレー
ム走査が行われ、制御手段10は、得られた2枚目の試
料凹凸像ISA2の画像データ(x,y,z
ijSA2)を、メモリ11のメモリ部Mに順に上書
きしていく。そして、制御手段10においては、メモリ
部Mに書き込まれていく画像データが高速で繰り返し
読み出されて表示手段16に供給されるので、表示手段
16の画面A上には、前記試料凹凸像ISA1の上に新
しく試料凹凸像ISA2が上書きされていく。
【0063】図5(b)は、探針5の2回目のフレーム
走査が終了したときの、表示画面A上に表示される試料
凹凸像ISA2を示したものである。図5(a)の像と
比較してわかるように、図5(b)の像と図5(a)の
像はほぼ同じであり、試料ドリフトによる影響は像上に
あらわれていない。
【0064】以後、前記同様にして、探針走査開始位置
が試料ドリフト量に基づいて補正されてから、探針5が
試料凹凸像ISA1取得時と同じ走査幅だけxy走査さ
れる。このため、図1の装置においては、試料の同視野
の連続観察を良好に行うことができる。
【0065】以上、図1の装置の動作を説明したが、本
発明はこの例に限定されるものではなく、種々の変形例
を含むものである。
【0066】たとえば、上記例においては、探針の試料
上での1フレーム走査毎に、事前に求めておいたドリフ
ト量に基づいて探針の走査開始位置を補正するようにし
ている。これに代えて、探針の試料上での1フレーム走
査中に、求めておいたドリフト量に基づいて探針の走査
位置を補正するようにしてもよい。
【0067】すなわち、探針の1フレーム走査における
上記例のx方向の探針走査速度をυ ,y方向の探針走
査速度をυとすると、前記求められた試料側のドリフ
ト速度V,Vを考慮して、探針の1フレーム走査に
おけるx方向の探針走査速度を(υ+V)、y方向
の探針走査速度を(υ+V)に変更するようにして
もよい。このように、探針走査位置を試料ドリフトに同
期させてリアルタイムに補正するようにすれば、同視野
の連続観察を行うことができると共に、測定画像内にお
けるドリフトによる観察対象物の形状変形を抑制でき
る。
【0068】なお、この場合、探針を走査開始位置(x
,y)に戻す戻り走査においても、前記V,V
に基づき、探針走査位置は試料ドリフトに同期してリア
ルタイムに補正される。
【0069】また、上記例では、3枚の試料凹凸像を取
得して試料側のドリフト量を求めるようにしたが、2枚
の試料凹凸像を取得して試料側のドリフト量を求めるよ
うにしてもよく、また、4枚以上の試料凹凸像を取得し
て試料側のドリフト量を求めるようにしてもよい。
【0070】また、上記例では、ドリフト測定のために
取得した試料凹凸像I,I,I を同時に表示画面
上に表示させたが、その試料凹凸像を1枚づつ表示させ
て前記目標位置を指定するようにしてもよい。
【0071】また、本発明は走査形トンネル顕微鏡に限
らず、原子間力顕微鏡や摩擦力顕微鏡などの走査形プロ
ーブ顕微鏡にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の走査形プローブ顕微鏡の一例を示し
た図であり、本発明が適用された走査形トンネル顕微鏡
を示した図である。
【図2】 探針の試料上でのxy走査の様子を示した図
である。
【図3】 試料のドリフト速度を説明するために示した
図である。
【図4】 試料のドリフト方向を説明するために示した
図である。
【図5】 表示手段画面上に表示される試料凹凸像を示
した図である。
【符号の説明】
1…チャンバ、2…試料室、3…試料ステージ、4…試
料、5…探針、6…スキャナ、7…xyスキャナ、8…
zスキャナ、9…取付部、10…制御手段、11…メモ
リ、12…探針走査時刻算出手段、13…移動距離算出
手段、14…ドリフト検出手段、15…指定手段、16
…表示手段、17…xyスキャナコントローラ、18…
zスキャナコントローラ、19…トンネル電流検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 探針を試料上で走査させて試料像を得る
    走査形プローブ顕微鏡において、探針を試料上で複数回
    フレーム走査させて、複数枚の試料像の画像データを取
    得し、その画像データに基づく複数枚の試料像を表示手
    段画面上に表示させ、その表示手段画面上に表示される
    各試料像に対して同一の目標位置をそれぞれ指定し、そ
    の指定された目標位置に対応する試料位置での探針の走
    査時刻を、前記各試料像についてそれぞれ求めると共
    に、前記各試料像中における前記目標位置の位置に基づ
    き、前記目標位置に対応する試料位置の移動距離および
    移動方向を求め、前記求めた探針の各走査時刻、前記求
    めた試料位置の移動距離および移動方向に基づき、試料
    側のドリフト量を求め、その求めたドリフト量に基づ
    き、探針の試料上での走査を制御するようにしたことを
    特徴とする探針走査制御方法。
  2. 【請求項2】 前記求めたドリフト量に基づき、探針の
    試料上での1フレーム走査毎に、探針の試料上での走査
    開始位置を補正するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の探針走査制御方法。
  3. 【請求項3】 前記求めたドリフト量に基づき、探針の
    試料上での1フレーム走査中に、探針の試料上での走査
    位置を補正するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の探針走査制御方法。
  4. 【請求項4】 探針を試料上で走査させて試料像を得る
    走査形プローブ顕微鏡において、探針を試料上で複数回
    フレーム走査させて、複数枚の試料像の画像データを取
    得する手段と、その画像データに基づく複数枚の試料像
    を表示手段画面上に表示させる表示手段と、その表示手
    段画面上に表示される各試料像に対して同一の目標位置
    をそれぞれ指定するための指定手段と、その指定された
    目標位置に対応する試料位置での探針の走査時刻を、前
    記各試料像についてそれぞれ求める手段と、前記各試料
    像中における前記目標位置の位置に基づき、前記目標位
    置に対応する試料位置の移動距離および移動方向を求め
    る手段と、前記求められた探針の各走査時刻、前記求め
    られた試料位置の移動距離および移動方向に基づき、試
    料側のドリフト量を求める手段と、その求められたドリ
    フト量に基づいて、探針の試料上での走査を制御する制
    御手段を備えたことを特徴とする走査形プローブ顕微
    鏡。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記求めたドリフト量
    に基づき、探針の試料上での1フレーム走査毎に、探針
    の試料上での走査開始位置を補正することを特徴とする
    請求項4記載の走査形プローブ顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記求めたドリフト量
    に基づき、探針の試料上での1フレーム走査中に、探針
    の試料上での走査位置を補正することを特徴とする請求
    項4記載の走査形プローブ顕微鏡。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102338811A (zh) * 2010-07-28 2012-02-01 中国科学院沈阳自动化研究所 在纳米操作任务空间中基于概率预估的实时反馈方法

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