JP2002235478A - パスボックスの扉の構造 - Google Patents

パスボックスの扉の構造

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JP2002235478A
JP2002235478A JP2001077234A JP2001077234A JP2002235478A JP 2002235478 A JP2002235478 A JP 2002235478A JP 2001077234 A JP2001077234 A JP 2001077234A JP 2001077234 A JP2001077234 A JP 2001077234A JP 2002235478 A JP2002235478 A JP 2002235478A
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JP
Japan
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door
pass box
fixed
closed
opened
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001077234A
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English (en)
Inventor
Tadao Imanishi
忠雄 今西
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Shinei Sangyo KK
Original Assignee
Shinei Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パスボックスの扉の開閉に必要な平面的
スペースを無くす。 【解決手段】 パスボックスの扉にほぼ同じ形状の二本
のS字曲線型のアームを各々、その一端を一定間隔で垂
直方向に離して回転可能に固定し、他端も同様に前記パ
スボックスの本体に一定間隔を垂直方向に離して回転可
能に固定することにより、二本のS字曲線形のアームは
ほぼ平行に前記パスボックスの扉と本体とに取り付けら
れ扉の開閉は垂直上方、下方で行われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】半導体(I.Cと略記)産業関連
のクリーンルームで使用される部品、物品の受け渡しの
窓口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来I.C産業用等のクリーンルームへ
の部品・物品等の受け渡し用窓口のパスボックスは図2
に示すようにクリーンルームの壁にそのルームの外・内
のどちらからでも開けられる扉が設けられていて、この
扉(3′)(13′)はヒンジ(6′)(16′)を軸
として図2の(b)に示すように回転して開かれ、クリ
ーンルームへの必要な機器・部材(10)等の物品の受
け渡しが行われていた。しかしながら実際に物品の受け
渡し作業を行う時、対象物が大きい重い場合、人が両手
で抱えて出し入れする必要上扉は従来水平開閉式でかつ
90°以上開かないと作業が効率的ではなかった。しか
しながら90°以上扉を開くことはパスボックスの周囲
の空間を絶えず確保しておかねばならず、クリーンルー
ムの外側空間は対応できるとしてもクリーンルームのよ
うに効率的コンパクトな空間を要求される場合には不経
済であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のパ
スボックスのヒンジを中心とした水平回転扉で、その扉
を90°以上開いた状態で作業するならば扉の周囲の空
間を空けておく必要があり、クリーンルームの外の場合
はまだしもクリーンルーム内はより室内空間を有効活用
出来るようにすることが求められていた。そのためパス
ボックスの扉を簡易に開閉出来かつ開けた場合この扉が
コンパクトな形に納まる必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】クリーンルームの部屋の
壁を貫通して設けられたパスボックスに関する本発明の
扉は上記課題を解決するために、前記パスボックスの両
端開閉扉を従来行っていたように周囲(水平)方向への
回転方式ではなく前記扉を垂直方向に維持しながら上方
へ移動し、そのまま上方で任意の位置で固定できるよう
にしたことにある。それを可能とするために本発明のパ
スボックスの扉に、ほぼ同じ形状の二本のS字曲線形の
アームを各々その一端を一定間隔垂直方向に離して、回
転可能に固定し、他端を同様に前記パスボックスの本体
に各々一定間隔、垂直方向に離して回転可能に固定し、
扉を開く時は片手で扉のハンドルを手前下方から上方へ
弧を描くように持ち上げて開き、任意の位置でハンドル
を放しても固定でき全開の時扉面は垂直のままほぼ真上
まで開くことが出来、閉じる時は開く時とは逆の操作を
するようにしたことにある。
【0005】
【作用及び効果】本発明は前記のように二本のS字形の
棒を略平行状態で両端を各々扉側と本体側に垂直に離し
て回転可能に固定することによって扉の開閉が上下方向
に出来任意の位置で固定されるようになったのである。
結果として扉の水平面におけるスペース及び作業性の課
題が解決可能となった。特に前記扉の回転可能なアーム
(棒)をS字形及び二本とすることにより扉の保持が安
定し、かつ簡単な構造で上部への移動及び固定が出来る
ようになったのである。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1に基づいて説明
する。図1(a)は実施例の側面図、同じく(b)はク
リーンルームの部屋の外側の扉を完全に開いた状態での
側面図、同じく(c)は(b)と同様の正面図である。
前述のようにパスボックスを閉じた状態の扉(3)から
垂直上部にあたかもそのまま平行移動した開き方及び任
意の位置で固定可能とするためにS字型棒(又はアー
ム)(5)二本で扉側には各回転可能軸(9)を二ヶ所
に、パスボックス本体側には同様に回転可能軸(8)を
二ヶ所に位置的にはほぼ同一垂直線上で二本の棒が略平
行状態になるように取り付けられている。この状態で部
屋の外からパスボックスを通して部屋の内側に物品を渡
す例を述べる。まずパスボックスの内側の扉は図1の状
態で閉じたまま前記パスボックスの外側の扉(3)のハ
ンドル(4)を手前に引くようにして上げるように(図
1の(b)参照)操作し、前記扉(3)は任意の位置で
ハンドル(4)を放しても固定でき全開にしたい時はほ
ぼ真上に来るまで移動させるとよい。(図1では扉のロ
ック機構は省略している。)扉が開いたこの状態で物品
をパスボックス内に運び込み、次には前記扉(3)を閉
める訳であるがこれは前述の開ける操作の逆を行えばよ
いので省略する。そして次に部屋内側の扉の開閉である
が、これは前述の部屋の外側の扉の開閉と同じである。
パスボックスの扉に設けられたS字型棒は二本以上であ
れば例えば三本であってもよいが最少二本は本発明の機
能を発揮さすためには必要である。また扉に設けられる
S字型棒は|、又はZ形状でもよく形状になっていれば
特に本発明はこだわらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパスボックス図 (a)側面図 (b)側面図(扉を開いた状態) (c)正面図(扉を開いた状態)
【図2】 従来型パスボックス図 (a)側面図 (b)正面図(扉を開いた状態) (c)平面図(扉を開いた状態)
【符号の説明】
(本発明) 1. パスボックス本体 2. 壁 3.13. 扉 4.14. ハンドル 5.15. S字型棒(アーム) 8.18. 回転軸(本体側) 9.19. 回転軸(扉側) 10. 部材(従来型) 1′. パスボックス本体 2′. 壁 3′.13′. 扉 4′.14′. ハンドル 6′.16′. ヒンジ 7′.17′. 回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンルーム等の部屋の外側と内側とで
    物品の受け渡しが出来る二重扉式のパスボックスにおい
    てパスボックスの扉にほぼ同じ形状の二本のS字曲線形
    のアームを各々、その一端を一定間隔垂直方向に離し
    て、回転可能に固定し、他端を同様に前記パスボックス
    本体に一定間隔を垂直方向に離して回転可能に固定し、
    前記扉を開くときは扉のハンドルを手前下方から上方へ
    弧を描くように持ち上げて開き、その時扉面はほぼ垂直
    のまま前記扉の閉じた位置よりほぼ真上までの任意の位
    置に開くことが出来、閉じるときは開くときとは逆の操
    作で閉じることが出来ることを特徴とするパスボックス
    の扉の構造。
JP2001077234A 2001-02-08 2001-02-08 パスボックスの扉の構造 Pending JP2002235478A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100872902B1 (ko) 2008-05-01 2008-12-10 (주)한국표준환경기술 패스박스
CN110145192A (zh) * 2019-05-15 2019-08-20 北京联合大学 一种圆形动态缓冲区的机械装置及方法

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