JP2507444Y2 - 蝶番装置 - Google Patents

蝶番装置

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JP2507444Y2
JP2507444Y2 JP4295990U JP4295990U JP2507444Y2 JP 2507444 Y2 JP2507444 Y2 JP 2507444Y2 JP 4295990 U JP4295990 U JP 4295990U JP 4295990 U JP4295990 U JP 4295990U JP 2507444 Y2 JP2507444 Y2 JP 2507444Y2
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JP
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movable frame
shaft
rotating
hinge device
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JP4295990U
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修司 安藤
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は回転体が固定体に対して回転作動する開閉装
置の枢支部位に用いられる蝶番装置で、殊に複数の回転
体を枢支する蝶番装置に関する。
[従来の技術] この種の開閉装置としては回転体が固定体に対して水
平軸あるいは垂直軸回りに回転するものがある。
水平軸回りに回転する回転体は複写機及びプリンター
等の紙詰まりの際に下方ユニット(固定体)に対して回
転する上方ユニットが例示され、垂直軸回りに回転する
回転体は門扉における開閉扉あるいはキャビネットにお
ける開閉蓋が例示される。
そして、通常これらの回転体はロックを解除するとば
ね等の付勢手段で自動的に開あるいは閉作動するように
なっている。
この時の作動範囲は水平軸回りに回転する回転体の場
合、水平状態から狭い範囲内のものであった。即ち、複
写機の場合、下方ユニットに対して上方ユニットを約30
開放させて側方より手を入れて紙詰まりの解消等のメン
テナンスを行っていた。
[考案が解決しようとする課題] このように水平軸回りに回転する回転体を有する従来
の開閉装置は回転体の開放角度が小さいのでメンテナン
ス作業がやりにくく、側方からのメンテナンス作業しか
行えず、複写機,プリンター等のメンテナンス作業に制
約があるという問題点があった。
そこで、第7図に示すように回転体を上方ユニット10
0と中間ユニット200に2分割して、角放角度を30°〜90
°にすることも考慮された。即ち、上方ユニット100及
び中間ユニット200を併動させて約30°まで開放させ、
あるいは中間ユニット200を下方ユニット300にロックし
た状態で上方ユニット100のみを約90°開放させて前記
メンテナンス作業を容易にする。
しかし、このように回転範囲の異なる複数の回転体を
枢支する蝶番装置においては、回転体毎に回転軸,付勢
手段あるいはロック手段等の付帯機構が必要となり、装
置自体が複雑化,大型化する等の問題点があった。
本考案は前記した事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は複数の回転体を有するにも拘らず構造が簡単
でコンパクト化が可能な蝶番装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案の蝶番装置は、複数
の回転体の各軸支部が相互に回転可能に同一固定軸に外
挿されており、前記複数の回転体の少なくとも一個の回
転体の軸支部に、一端が他の回転体に係止され他端が自
由端となっているコイルばねが密接状態で外挿されてい
ることを特徴としている。
[作用] 本考案は前記した構成になっているので、複数の回転
体の各軸支部が同一軸心上に外挿され、かつ回転体の回
転をロックするコイルばねも又前記同一軸心上に外挿さ
れるものであるから、一個の中心軸回りに多重構造とな
ってコンパクト化が図れる。
[実施例] 以下、本考案を図示した実施例に基づいて具体的に説
明する。本実施例は2個の 回転体を枢支する蝶番装置
である。
本実施例の蝶番装置は、第1図乃至第4図に示すよう
に、第1の回転体に固着される中間可動フレーム1と第
2の回転体に固着される上方可動フレーム2とが固定フ
レーム3に枢支されている。固定フレーム3は例えば第
7図に示す複写機の場合下方ユニットに固着されるもの
であり、第1及び第2の回転体はそれぞれ中間ユニット
及び上方ユニットに該当するものである。
固定フレーム3には固定軸4がカシメにより固定され
ており、この固定軸4に回転軸5が回転自由に外挿され
ている。固定軸4は固定フレーム3への固定部位と回転
軸5の回転支持部位との間が小径の段部となっており、
この段部に中間可動フレーム1に穿設された貫通孔が外
挿されることによって前記段部と固定フレーム1の側壁
との間に挟まれて枢支されている。また、上方可動フレ
ーム2は回転軸5と一体回転するように取り付けられて
いる。即ち、上方可動フレーム2に穿設された異形貫通
孔を、同形状の回転軸5の一端(中間可動フレーム1の
反対側端部)に嵌め込むことによって上方可動フレーム
2と回転軸5とが一体回転するように取り付けられる。
また、回転軸5にはコイルばね6が密接状態で外挿さ
れている。このコイルばね6は自由状態ではコイル内径
が回転軸5の外径よりも小さくなるように巻回形成され
ており、幾分拡径されて回転軸5に外挿されることによ
って前記密接状態となる。このように回転軸5に外挿さ
れたコイルばね6は上方可動フレーム2側の端部が自由
端となっており、中間可動フレーム1側の端部6aが中間
可動フレーム1に係止されている(第2図参照)。この
係止構造はコイルばね6の端部6aが中間可動フレーム1
の一部を切起し形成した係止片1aの溝に嵌着する構造と
なっている。さらに、固定フレーム3には突起3aが形成
されており、中間可動フレーム1には突起1bが形成され
ており、中間可動フレーム1の回動で突起1bが突起3aに
衝突することで中間可動フレーム1のそれ以上の回動が
規制されるようになっている。尚、第1図(b)及び第
4図中、符号7,及び8は固定軸4からの可動フレーム2
の抜け止めを図る平座金及びEリングである。
このように蝶番装置の一方の枢支部30は構成されてい
るが他方の枢支部40も同一構造になっている。このため
枢支部40は枢支部30と同一符号を付して重複する説明を
省略する。そしてこの両側の枢支部30,40をトーション
バーで連結することによって本実施例の蝶番装置が構成
されている。
トーションバーは枢支部30に作用する第1のトーショ
ンバー10と、枢支部40に作用する第2のトーションバー
11とから構成されている。
これらのトーションバー10,及び11は略直線状の本体1
0a及び11aを有し、この各本体10a及び11aの両側に方向
を相違させて略直角に折曲形成したアーム部10b,10c,及
び11b,11cを有する。トーションバー10及び11は本体10a
及び11aの両側部分が両側枢支部30,40の固定フレーム3,
3の内側に固定軸4の軸心に沿って延設された溝部3b,3b
内に包持されたガイド部材12,13に回転自在に支持され
ている。
このようにトーションバー10,11の本体10a,11aが固定
軸4の軸心の延長線回りに位置することとなって、他の
機構部品との干渉が避けられてスペースの有効利用が図
られる。
ガイド部材12,13は略立方体に形成されており、これ
ら両部材12,13の対向面に形成された係止溝12a,13aにそ
れぞれトーションバー本体10a,11aを嵌り込ませた後、
両部材12,13の対向面を当接させて溝部3b内に包持され
ている。この包持は溝部3bの開放端縁に形成された爪部
3c,3c…を内側に折曲させることによって行われる。そ
してトーションバー10は一側のアーム部10bの端部が枢
支部30の中間可動フレーム1に係止され、他側のアーム
部10cの端部が枢支部40の固定フレーム3に係止されて
いる。一方、トーションバー11は一側のアーム部11bが
枢支部40の中間可動フレーム1に係止され、他側のアー
ム部11cが枢支部30の固定フレーム3に係止されてい
る。このため枢支部30及び40の中間可動フレーム1はそ
れぞれトーションバー10及び11によって同一方向へ付勢
されるようになっている。
次に以上のように構成された蝶番装置の作動について
説明する。この作動は第7図に示す状態変化に対応させ
て説明する。
蝶番装置は自由状態では第5図の二点鎖線で示すよう
に可動フレーム1がトーションバー10,11の付勢力によ
り回転して中間可動フレーム1の突起1bが固定フレーム
3の突起3aに当接した状態となっている。この状態で固
定フレーム3を下方ユニット300に固定し、中間可動フ
レーム2及び上方可動フレーム1をそれぞれ中間ユニッ
ト200及び上方ユニット100に固定する。このように蝶番
装置を取り付けた状態は上方ユニット100及び中間ユニ
ット200が下方ユニット300に対して約30°開放した状態
となっており(第7図(b))、かつこの状態はトーシ
ョンバー10及び11のねじりモーメントにより維持されて
いる。この状態から上方ユニット100及び中間ユニット2
00を閉じ方向へ回動させると可動フレーム1,2は第5図
の実線図状態となって全閉状態(第7図(a))とな
る、この閉じ方向の回動ではトーションバー10,11は一
層ねじられて開方向への付勢力を蓄積する。全閉状態
(第7図(a))では中間ユニット200が適宜のロック
部材(図示せず)で下方ユニット300に連係されている
のでトーションバー10,11の開方向への付勢力にも拘ら
ずその状態が維持されている。次にこの全閉状態から上
方ユニット100のみを開作動させる作動を第6図に基づ
いて説明する。この開作動においては可動フレーム2と
回転軸5とが固定軸4回りに一体回動する。このときの
回転軸5の回動はコイルばね6を巻き戻す方向となるの
で回転軸5とコイルばね6との間にスリップトルクTSが
作用しており、このスリップトルクTSを上回る外力が作
用したとき初めて回転軸5はコイルばね6との間でスリ
ップを生じて同方向へ回動し、上方ユニット100を開作
動させることができる。この開作動で可動フレーム2は
第6図の二点鎖線の状態となって全開状態となり、上方
ユニット100は第7図(c)で示す約90°の角度に開放
する。
また、全開状態にある上方ユニット100を閉作動させ
るには可動フレーム2と回転軸5は前記した開作動とは
逆方向へ一体回動する。このときの回転軸5の回動方向
はコイルばね6の巻締方向となるので回転軸5とコイル
ばね6との間にロックトルクTLが作用しており、このロ
ックトルクTLを上回る外力が作用したとき初めて回転軸
5はコイルばね6との間でスリップを生じて同方向へ回
動し上方ユニット100を閉作動させることができる。こ
のときのロックトルクTLは前記したスリップトルクTSよ
りも大きく、このロックトルクTLによって作動範囲θの
任意の位置に上方ユニット100を停止させることができ
る。
[考案の効果] 以上述べたように本考案は、同一の固定軸に複数の回
転体の軸支部を外挿し、この軸支部に回転体の回転をロ
ックするコイルばねを外挿したので、複数の回転体の軸
支部とロック用コイルばねとが同一軸心上に位置するこ
ととなり、複数の回転体を有するにも拘らずこれら回転
体の軸支部構造が簡単でコンパクトになるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蝶番装置を示し、同図(a),(b)
及び(c)はそれぞれ同上装置の正面図,左側面図及び
底面図、第2図は第1図(a)のA−A線断面図、第3
図は第1図(a)のB−B線断面図、第4図は第1図
(b)のC−C線断面図、第5図及び第6図は同上蝶番
装置の作動説明図で、各図(a)は第1図(b)に対応
する側面図、各図(b)は第3図に対応する断面図、第
7図は従来の複数の回転ユニットを有する従来装置の作
動説明図である。 1……中間可動フレーム(回転体)、2……上方可動フ
レーム(回転体)、3……固定フレーム、4……固定
軸、5……回転軸(軸支部)、6……コイルばね、10,1
1……トーションバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の回転体の各軸支部が相互に回転可能
    に同一固定軸に外挿されており、前記複数の回転体の少
    なくとも一個の回転体の軸支部に、一端が他の回転体に
    係止され他端が自由端となっているコイルばねが密接状
    態で外挿されていることを特徴とする蝶番装置。
JP4295990U 1990-04-21 1990-04-21 蝶番装置 Expired - Lifetime JP2507444Y2 (ja)

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JP4295990U JP2507444Y2 (ja) 1990-04-21 1990-04-21 蝶番装置

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JPH041984U JPH041984U (ja) 1992-01-09
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