JP2002234181A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2002234181A
JP2002234181A JP2001034041A JP2001034041A JP2002234181A JP 2002234181 A JP2002234181 A JP 2002234181A JP 2001034041 A JP2001034041 A JP 2001034041A JP 2001034041 A JP2001034041 A JP 2001034041A JP 2002234181 A JP2002234181 A JP 2002234181A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のインクジェットプリンタは、インク供
給時に、アルミパックの縮小状態によっては、メインタ
ンク内に負圧が発生する場合が存在し、メインタンク内
が負圧の状態であると、メインタンクに針を刺したと
き、針内部の中空部を通してヘッド内のインクバッファ
のインクがメインタンクに引き込まれるという問題が存
在した。そのため、インク供給時には、メインタンクに
針を刺した後、メインタンクに引き込まれたインクを再
度ヘッド内のインクバッファへ供給する必要があり、イ
ンク供給時間が長くなりスループットが低下していた。 【解決手段】 針50aに設けられた複数の孔の中で少
なくとも2個以上の孔が、上記弾性部材51の厚みより
広い間隔で配置されており、かつ、挿入後には、上記す
べての孔は、上記弾性部材51を通過する位置に配置さ
れていることを特徴とするインクジェットプリンタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクタンク内の
インクを、効率よく、中空の針を介してヘッドに供給で
きる新規なインクジェットプリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来例のインクジェットプリンタを図1
1、図12、図13、図14、図15、図16、図1
7、図18を用いて以下に説明する。
【0003】まず従来例のインクジェットプリンタの外
観について、図11、図12、図13を用いて説明する
と共にその構成と作用について順次述べる。
【0004】図11は、従来例のインクジェットプリン
タの正面図、図12は、従来例のインクジェットプリン
タの背面図、図13は、従来例のインクジェットプリン
タの右側面図である。
【0005】図11に示すように、本体25の外観は、
ケース24とカバー部23にて形成されている。また、
ケース24には、通紙口27が設けられている。
【0006】次に、インクジェットプリンタの背面図で
ある図12に示すように、カバー部23は、ケース24
にヒンジ部26により連結されている。また、ケース2
4には、排紙口22が設けられている。
【0007】また、インクジェットプリンタの右側面図
である図l3に示すように、カバー部23は、ケ一ス2
4にヒンジ部26にて連結されているため、A方向へ回
動する。
【0008】次に、図14〜図18を用いて従来例のイ
ンクジェットプリンタの構造を説明する。
【0009】図14は、図12のB−B線断面図、図1
5は、図13のC−C線断面図、図16は、図13のD
−D線断面図、図17は、針拡大図、図18は、図15
のE−E線断面拡大図である。
【0010】2は、主走査モーター、3は、プーリ、4
は、ベルト、5は、ベルト固定部、6は、ヘッド、7
は、キャップ、8は、ワイパー、9は、ワーパーケー
ス、10は、支持プレート、11は、側板(R)、12
は、予備吐出箱、13は廃液吸収体、14は、廃液チュ
ーブ、15は、印字用紙、16は、手差し従動ローラ、
17は、手差しローラ、18は、送り従動ローラ、19
は、送りローラ、20は、プラテン、21は、吸引チュ
ーブ、37は、メインタンク、38は、メインレール、
39は、サブレール、50は針、51は、弾性部材、5
2は、チューブ、53は、ケース、54は、中空部、5
7は、アルミパックである。
【0011】図14に示すように、キャリッジ1は、主
走査モーター2からの駆動を伝達されたプーリ3に取り
付けられたベルト4にベルト固定部5にて取り付けられ
ているため、主走査モーター2を駆動することにより、
D方向へ移動する。この時、キャリッジ1は、メインレ
ール38とサブレール39に支えられ移動する。
【0012】また、図15に示すように、キャリッジ1
に取り付けられたヘッド6は、印字を行っていない時に
は、キャップ7でキャッピングされている。
【0013】ヘッド6にて印字を行った後にヘッド6を
クリーニングするワイパー8は、ワイパーケース9内に
取り付けられており、支持プレート10でワイパーケー
ス9は支持されている。支持プレート10は、側板
(R)11に取り付けられている。ワイパーケース9の
隣には、予備吐出箱12が設けられている。予備吐出箱
12は、ヘッド6のノズルのメニスカスを一定に保つた
め、印字を実行する前に、ヘッド6が吐出を行った時の
吐出されたインクを受けるためのものである。予備吐出
箱12は、支持プレート10に取り付けられている。
【0014】予備吐出箱12には、廃液チューブ14が
取り付けられており、廃液チューブ14は、廃液吸収体
13に連結されている。そのため、予備吐出箱12内
に、ヘッド6から吐出されたインクは、廃液チューブ1
4を通り、廃液吸収体13に吸収される。
【0015】また、上記キャップ7は、吸引チューブ2
1によって図示しない吸引ポンプに連結されており、不
使用時キャップ7をヘッド6に密着させた後に、吸引ポ
ンプを作動させることで、ヘッド6のノズル内の微細な
ゴミ、粘度の高くなったインクを吸い出すという働きが
ある。
【0016】図16に示したように、メインタンク37
は、ケース53と弾性部材51とアルミパック57で形
成されている。アルミパック57の開口部に、弾性部材
5lは取り付けられている。アルミパック57内にイン
クが貯蔵され、アルミパック57と弾性部材51により
密閉系が形成されている。
【0017】メインタンク37は、不図示の駆動系によ
りe方向へ移動し、針50がメインタンク37に設けら
れた弾性部材51に刺さり、弾性部材51を貫通する。
【0018】これによりメインタンク37とヘッド6は
チューブ52、針50で連結され、ついで、吸引ポンプ
を使用しヘッド6よりインクを吸い出すことで、ヘッド
6内を負圧とし、チューブ52、針50を介してメイン
タンク37からヘッド6内のインクバッファへインクが
供給され、ヘッド6が、インクを吐出する。
【0019】ところで、図17に示すように針50内部
は、中空になっており、中空部54を通ってインクがヘ
ッドに供給される。
【0020】次に、図18に、キャリッジ1が、図15
においてE−E断面線より左側に移動した場合で、か
つ、印字用紙15を挿入した場合の図15のE−E線断
面拡大図を示す。
【0021】印字用紙15は、F方向に挿入され、G方
向より排出される。印字用紙15をF方向より挿入する
と、まず、手差しローラ17と手差し従動ローラ16に
印字用紙15が挟まれ、手差しローラ17と手差し従動
ローラ16によりH方向へ印字用紙15が送られる。そ
の後、印字用紙15は、プラテン20上を通り、送りロ
ーラ19と送り従動ローラ18に挟まれ、H方向へ送ら
れ、排紙口22よりG方向へ排出される。また、プラテ
ン20上に印字用紙15が存在する時に、キャリッジ1
に取り付けられたヘッド6よりインクが、印字用紙15
へ吐出されることで、印字用紙15上に画像が形成され
る。
【0022】また、本体25の外観は、ケース24とカ
バー部23により形成されている。
【0023】カバー部23は、本体25を携帯する時に
は、閉じられている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクジェット
プリンタは、メインタンク37からヘッド6へのインク
供給時に、アルミパック57の縮小状態によっては、メ
インタンク37内に負圧が発生する場合が存在し、メイ
ンタンク37内が負圧の状態であると、メインタンク3
7に針50を刺したとき、針50内部の中空部54を通
してヘッド6内のインクバッファのインクがメインタン
ク37に引き込まれるという問題が存在した。
【0025】そのため、インク供給時には、メインタン
ク37に針50を刺した後、メインタンク37に引き込
まれたインクを再度ヘッド6内のインクバッファへ供給
する必要があり、インク供給時間が長くなりスループッ
ト(処理能力)が低下していた。
【0026】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、その目的とする処は、中空の針に設け
られた複数の孔の中で少なくとも2個以上の孔を、弾性
部材の厚みより広い間隔で配置し、かつ、挿入後には、
上記すべての孔は、上記弾性部材を通過する位置に配置
することによって、挿入時にメインタンク内の圧力を大
気圧と同一にし、ヘッド内のインクバッファのインクが
メインタンクに引き込まれるのを防止することで、引き
込まれたインクをヘッドヘ再度供給する必要がなくスル
ープットの向上したインクジェットプリンタを提供する
ことにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の各項(1)〜(3)のいずれかに示すイン
クジェットプリンタを提供することにより、前記目的を
達成しようとするものである。
【0028】(1)被印字物に印字を行うためのヘッド
と、印字を行うためにヘッドを搭載し被印刷物上を往復
移動するキャリッジと、上記ヘッドへインクを供給する
インクタンクと、上記インクタンクに設けられた弾性部
材と、上記弾性部材内を貫通することで、上記インクタ
ンク内のインクを上記ヘッドに供給する中空の針と、上
記ヘッドより上記インクを吸引する回復機構を有するイ
ンクジェットプリンタにおいて、上記中空の針に設けら
れた複数の孔の中で少なくとも2個以上の孔が、上記弾
性部材の厚みより広い間隔で配置されており、かつ、挿
入後には、上記すべての孔は、上記弾性部材を通過する
位置に配置されていることを特徴とするインクジェット
プリンタ。
【0029】(2)上記(1)項に記載したインクジェ
ットプリンタにおいて、上記中空の針に複数個設けられ
た孔が、中空の針の挿入方向と垂直方向とに設けられた
ことを特徴とする上記(1)項記載のインクジェットプ
リンタ。
【0030】(3)上記(1)項、(2)項に記載した
インクジェットプリンタにおいて、上記中空の針に複数
個設けられた孔の中で、少なくとも1個の孔が、上記弾
性部材を通過した状態で、上記中空の針が上記弾性部材
に対して静止することを特徴とする上記(1)項、
(2)項記載のインクジェットプリンタ。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を示すが、
本発明の実施例においては、実質的に従来例と同一の構
成には同一の符号を付して、説明の詳細を省く。
【0032】(第1実施例)以下に本発明の第1実施例
を図lないし図9を用いて説明する。
【0033】ここで、本発明の第1実施例において新規
な構成部分について説明する。
【0034】符号55は、ヘッド6に設けられる針50
aに開口した孔を示し、針50aの中心軸に沿ってイン
ク供給用の中空部54が形成され、針先端にはインク供
給用の孔56が開孔してある。
【0035】つぎに、本発明のインクジェットプリンタ
の外観について、図1、図2、図3を用いて説明すると
共にその構成と作用について順次述べる。
【0036】図1は、インクジェットプリンタの正面
図、図2は、インクジェットプリンタの背面図、図3
は、インクジェットプリンタの右側面図である。
【0037】図1に示すように、本体25の外観は、ケ
ース24とカバー部23にて形成され、前記ケース24
には、通紙口27が設けられている。
【0038】そして、インクジェットプリンタの背面図
である図2に示すように、カバー部23は、ケース24
にヒンジ部26により連結されている。また、ケース2
4には、排紙口22が設けられている。
【0039】また、インクジェットプリンタの右側面図
である図3に示すように、カバー部23は、ケース24
にヒンジ部26にて連結されているため、前記した従来
技術の方向(A方向)と同一方向の、K方向へ回動す
る。
【0040】図4は、図2のJ−J線断面図、図5は、
図3のL−L線断面図、図6は、図3のN−N線断面
図、図7は、針周辺拡大図、図8は、針周辺拡大図(挿
入後)、図9は、図5のO−O線断面拡大図である。
【0041】図4に示すように、キャリッジ1は、主走
査モーター2からの駆動を伝達されたプーリ3に取り付
けられたベルト4にベルト固定部5にて取り付けられて
いるため、主走査モーター2を駆動することにより、M
方向へ移動する。この時、キャリッジ1は、メインレー
ル38とサブレール39に支えられ移動する。
【0042】また、図5に示すように、キャリッジ1に
取り付けられたヘッド6は、印字を行っていない時に
は、キャップ7でキャッピングされている。
【0043】ヘッド6にて印字を行った後にヘッド6を
クリーニングするワイパー8は、ワイパーケース9内に
取り付けられており、支持プレート10でワイパーケー
ス9は支持されている。支持プレート10は、側板
(R)11に取り付けられている。ワイパーケース9の
隣には、予備吐出箱12が設けられている。予備吐出箱
12は、ヘッド6のノズルのメニスカスを一定に保つた
め、印字を実行する前に、ヘッド6が吐出を行った時の
吐出されたインクを受けるためのものである。予備吐出
箱12は、支持プレート10に取り付けられている。
【0044】予備吐出箱12には、廃液チューブ14が
取り付けられており、廃液チューブ14は、廃液吸収体
13に連結されている。そのため、予備吐出箱12内
に、ヘッド6から吐出されたインクは、廃液チューブ1
4を通り、廃液吸収体13に吸収される。
【0045】また、上記キャップ7は、吸引チューブ2
1によって図示しない吸引ポンプに連結されており、不
使用時キャップ7をヘッド6に密着させた後に、吸引ポ
ンプを作動させることで、ヘッド6のノズル内の微細な
ゴミ、粘度の高くなったインクを吸い出すという働きが
ある。
【0046】図6に示すように、メインタンク37は、
ケース53と弾性部材51とアルミパック57で形成さ
れている。アルミパック57の開口部に、弾性部材51
は取り付けられている。アルミパック57内にインクが
貯蔵され、アルミパック57と弾性部材51により密閉
系が形成されている。
【0047】メインタンク37は、不図示の駆動系によ
りP方向へ移動し、針50aがメインタンク37に設け
られた弾性部材51に刺さり、弾性部材51を貫通す
る。
【0048】これによりメインタンク37とヘッド6は
チューブ52、針50aで連結され、ついで、吸引ポン
プによりヘッド6よりインクを吸い出すことで、ヘッド
6内を負圧とし、チューブ52、針50aを介してメイ
ンタンク37からヘッド6内のインクバッファへインク
が供給され、ヘッド6が、インクを吐出する。
【0049】ところで、図7に示すように針50a内部
は、中空になっており、中空部54を通ってインクがヘ
ッド6内のインクバッファに供給される。
【0050】また、孔55、孔56が針50aに設けら
れているが、これらの孔55、孔56は、弾性部材51
の厚みwよりも大きな間隔hで配置されている。そのた
め、弾性部材51に針50aを挿入し、孔55がメイン
タンク37の外側、孔56がメインタンク37内側の位
置にあるとき、孔55、中空部54、孔56を介して、
メインタンク37内の空気は、大気開放となる。
【0051】なお、確実に、メインタンク37内を大気
圧にするために、この状態でメインタンク37の移動を
停止し、再度、移動しても良い。
【0052】その後、図8に示すように針50aを弾性
部材51に貫通させることで、孔55、孔56、中空部
54を通ってメインタンク37内のインクが、ヘッド6
へ供給される。
【0053】次に、図9は、キャリッジ1が、図5にお
いてO−O断面線より左側に移動した場合で、かつ、印
字用紙15を挿入した場合の図5のO−O線断面拡大図
である。
【0054】印字用紙15は、Q方向に挿入され、S方
向より排出される。印字用紙15を前記従来技術の方向
(F方向)と同一方向の、Q方向より挿入すると、ま
ず、手差しローラ17と千差し従動ローラ16に印字用
紙15が挟まれ、手差しローラ17と手差し従動ローラ
16により前記従来技術の方向(H方向)と同一方向
の、R方向へ印字用紙15が送られる。その後、印字用
紙15は、プラテン20上を通り、送りローラ19と送
り従動ローラ18に挟まれ、R方向へ送られ、排紙口2
2より前記従来技術の方向(G方向)と同一方向の、S
方向へ排出される。
【0055】また、プラテン20上に印字用紙15が存
在する時に、キャリッジ1に取り付けられたヘッド6よ
りインクが、印字用紙15へ吐出されることで、印字用
紙15上に画像が形成される。
【0056】また、本体25の外観は、ケース24とカ
バー部23により形成されている。
【0057】カバー部23は、本体25を携帯する時に
は、閉じられている。
【0058】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を、図10を用いて説明する。
【0059】図10は、インクジェットプリンタの針断
面図である。
【0060】本実施例は、上述した第1実施例におい
て、針50aに設けた孔55、孔56を針50a挿入方
向と垂直方向に設けたものであって、孔55、孔56
は、弾性部材51の厚みwよりも大きな間隔hで配置さ
れている。
【0061】このような方向に、孔を設けることで、弾
性部材51の断片、ゴミ等が孔55、孔56に入りにく
くなる構成となっている。ここで、メインタンク37
は、T方向へ移動する。
【0062】その他の構成は、第1実施例と同一である
ので、その部分の説明は省略する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インク
ジェットプリンタにおいて、メインタンクに設けられた
弾性部材に挿入される針に、弾性部材の厚みより広い間
隔で孔を配置し、弾性部材に針を挿入時、針内部の中空
部、孔を通してメインタンク内の圧力を大気圧と同一に
する構成としたことにより、ヘッドのインクバッファ内
のインクが針を介してメインタンクに引き込まれるのを
防止した。
【0064】その結果、引き戻されたインクをヘッドへ
再度供給する必要がなくなり、スループットが向上する
という効果が生じた。
【0065】本発明は、インクジェットプリンタにおい
て、メインタンクに設けられた弾性部材に挿入される針
に、中空の針の挿入方向と垂直方向に孔を設けること
で、中空の針を弾性部材に挿入するときに、弾性部材の
断片、ゴミ等が、中空の針の孔に入りにくくなり、針内
部のつまりを防止できるという効果が生じた。
【0066】本発明は、インクジェットプリンタにおい
て、メインタンクに設けられた弾性部材に挿入される針
に設けた複数の孔のなかで、少なくとも1つの孔が弾性
部材を通過したときに、針を静止させ、メインタンク内
の負圧を確実に大気圧と同一とする構成としたことでヘ
ッドのインクが針を介してメインタンクに引き込まれる
のを防止した。
【0067】その結果、さらに確実に、引き込まれたイ
ンクをヘッドヘ再度供給する必要がなくなり、スループ
ットが向上するという効果が生じた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットプリンタの正面図
【図2】 本発明のインクジェットプリンタの背面図
【図3】 本発明のインクジェットプリンタの右側面図
【図4】 図2のJ−J線断面図
【図5】 図3のL−L線断面図
【図6】 図3のN−N線断面図
【図7】 針周辺拡大図
【図8】 針周辺拡大図(挿入後)
【図9】 図5のO−O線断面拡大図
【図10】 本発明、第2実施例の針周辺拡大図
【図11】 従来例のインクジェットプリンタの正面図
【図12】 従来例のインクジェットプリンタの背面図
【図13】 従来例のインクジェットプリンタの右側面
【図14】 図12のB−B線断面図
【図15】 図l3のC−C線断面図
【図16】 図l3のD−D線断面図
【図17】 針拡大図
【図18】 図l5のE−E線断面拡大図
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 主走査モーター 3 プーリ 4 ベルト 5 ベルト固定部 6 ヘッド 7 キャップ 8 ワイパー 9 ワイパーケース 10 支持プレ一ト 11 側板(R) 12 予備吐出箱 13 廃液吸収体 14 廃液チューブ 15 印字用紙 16 手差し従動ローラ 17 手差しローラ 18 送り従動ローラ 19 送りローラ 20 プラテン 21 吸引チューブ 22 排紙口 23 カバー部 24 ケース 25 本体 26 ヒンジ部 27 通紙口 37 メインタンク 38 メインレール 39 サブレール 50 従来例の針 50a 針 51 弾性部材 52 チューブ 53 ケース 54 中空部 55 孔 56 孔 57 アルミパック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印字物に印字を行うためのヘッドと、
    印字を行うためにヘッドを搭載し被印刷物上を往復移動
    するキャリッジと、上記ヘッドへインクを供給するイン
    クタンクと、上記インクタンクに設けられた弾性部材
    と、上記弾性部材内を貫通することで、上記インクタン
    ク内のインクを上記ヘッドに供給する中空の針と、上記
    ヘッドより上記インクを吸引する回復機構を有するイン
    クジェットプリンタにおいて、上記中空の針に設けられ
    た複数の孔の中で少なくとも2個以上の孔が、上記弾性
    部材の厚みより広い間隔で配置されており、かつ、挿入
    後には、上記すべての孔は、上記弾性部材を通過する位
    置に配置されていることを特徴とするインクジェットプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載したインクジェット
    プリンタにおいて、上記中空の針に複数個設けられた孔
    が、中空の針の挿入方向と垂直方向とに設けられたこと
    を特徴とする請求項l記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1、2に記載したインクジェ
    ットプリンタにおいて、上記中空の針に複数個設けられ
    た孔の中で、少なくとも1個の孔が、上記弾性部材を通
    過した状態で、上記中空の針が上記弾性部材に対して静
    止することを特徴とする請求項1、2記載のインクジェ
    ットプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173832A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
WO2014136442A1 (ja) * 2013-03-07 2014-09-12 セイコーエプソン株式会社 液体収容体

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