JPH10793A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式画像形成装置

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JPH10793A
JPH10793A JP15091396A JP15091396A JPH10793A JP H10793 A JPH10793 A JP H10793A JP 15091396 A JP15091396 A JP 15091396A JP 15091396 A JP15091396 A JP 15091396A JP H10793 A JPH10793 A JP H10793A
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JP
Japan
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ink
discharge port
waste
image forming
waste ink
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JP15091396A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Aoki
文孝 青木
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Canon Finetech Nisca Inc
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Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃インクの溢れや廃インクによる汚れを防止し
たインクジェット方式画像形成装置を提供する。 【解決手段】インク吐出口20aからインクを吸引する
吸引装置40と、吸引装置40によって吸引されたイン
クが通過するインク通過管60と、インク通過管60を
通過したインクが収容される廃インク収容容器70と、
インク通過管60の出口を移動させる移動装置80とを
備えたクリーニングユニット30を用いてインクヘッド
20をクリーニングする際に、インク通過管60の出口
を移動させて、廃インク収容容器70の概略全域に平均
的に廃インクを収容した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に基づい
てインクを吐出して記録紙などの記録媒体に画像を形成
するインクジェット方式画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成装
置が知られている。このインクジェット方式画像形成装
置は、例えば、インクが吐出するインク吐出口を有する
印字ヘッドと、この印字ヘッドを搭載して所定方向に往
復動するキャリッジと、この所定方向に直交する方向
(記録媒体搬送方向)に記録紙を搬送する記録媒体搬送
装置とを備えている。
【0003】記録紙に画像を形成する際は、記録媒体搬
送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッ
ジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報を担
持した画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐
出し、記録紙のうち、インク吐出口に向き合う画像形成
領域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。そ
の後、紙を1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、再
び、キャリッジを上記した所定方向に往復動させなが
ら、画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出
し、記録紙のうち、画像形成領域に新たに位置する部分
に画像を形成する。このような動作を繰り返すことによ
り、記録紙に画像を形成する。
【0004】上記したインクジェット方式画像形成装置
などのように、インクを利用した画像形成装置では、イ
ンクの全てを画像形成に用いるのではなく、インク吐出
口からのインクの吐出を安定させたり、インクヘッドの
内部に形成されたインク供給経路内や吐出ノズル内の気
泡や異物などを除去したりする目的で、一部のインクを
画像形成以外の用途に使用している。
【0005】画像形成以外の用途にインクが使用される
例としては、画像形成領域から離れた位置に設けられた
廃インク収容容器にインクを吐出してインク供給経路内
や吐出ノズル内などをクリーニングするクリーニング吐
出や、インク吐出口からインクを吸引してインク供給経
路内や吐出ノズル内などをクリーニングするクリーニン
グ吸引などが知られている。
【0006】このようにして画像形成以外の用途に使用
されたインクは、廃インク収容容器に収容され、一定量
のインクが収容されるとそのインクが廃棄される。また
は、インクジェット方式画像形成装置の寿命の間、廃イ
ンク収容容器にインクを収容したままにしておくことも
ある。
【0007】クリーニング吸引を行うための装置として
は、例えば、インク吐出口からインクを吸引するための
負圧を発生する負圧ポンプと、インクヘッドに形成され
たインク吐出口を覆うキャップを有しこのキャップと負
圧ポンプとをつなぐキャップユニットと、負圧ポンプに
よってインク吐出口から吸引された廃インクが通るイン
ク通過管と、このインク通過管の出口から排出された廃
インクが収容される廃インク収容容器とを備えたクリー
ニング吸引装置が知られている。
【0008】このようなクリーニング吸引装置では、イ
ンク通過管の出口を廃インク収容容器の上方に固定さ
せ、インク通過管を通過した廃インクを廃インク収容容
器に滴下させてこの容器内に収容している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、記録
紙に形成された画像の保存性を向上させるために、耐水
性で粘性の高いインクが使用されている。また、記録紙
などにインクを速やかに吸収させて乾燥させるために、
乾燥し易い性質のインクが使用されている。このような
耐水性のインクや乾燥し易い性質のインクを使用した場
合、上述したクリーニング装置によってインクが吸引さ
れて廃インク収容容器に収容されると、廃インク収容容
器内でインクが増粘し易く、また乾燥し易い。
【0010】したがって、クリーニングのためにインク
吐出口から吸引されたインクは、廃インク収容容器内の
滴下した位置で乾燥して堆積し易く、廃インク収容容器
の全体にわたり均等に収容されないことがある。この場
合、廃インク収容容器の収容容積を有効に使用できな
い。しかも、廃インク収容容器に多量の廃インクが堆積
して固形状または半固形状になった場合、インクの塊が
インク通過管の出口に接触してインク通過管の出口を詰
まらせるおそれがある。インク通過管の出口が詰まる
と、クリーニング吸引動作が正常に行われなくなった
り、廃インクがインク通過管を通過できなくて廃インク
があふれ出し、インクジェット方式画像形成装置内部や
周辺が廃インクで汚れたりするという問題が生じる。
【0011】また、粘性の低いインクを使用する場合
は、インク通過管の出口から滴下したインクが廃インク
収容容器で跳ねて溢れることがある。このようなインク
の跳ね溢れを防止するために、インクを吸収して保持す
るインク吸収部材を廃インク収容容器内に設けることが
ある。
【0012】インク吸収部材が設けられている廃インク
収容容器では、インクが一か所に滴下されても、そのイ
ンクが除々に拡散してインク吸収部材全体に行き渡る。
しかし、拡散はある程度の時間が必要とされるので、ク
リーニング吸引が頻繁に行われてインク通過管の出口か
ら滴下するインクが一時的に多量になると、インク吸収
部材がインクを吸収しきれないことがある。このような
場合、廃インク収容容器からインクが溢れ出て、装置内
がインクで汚れるおそれがある。
【0013】本発明は、上記事情に鑑み、廃インクの溢
れや廃インクによる汚れを防止したインクジェット方式
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1のインクジェット方式画像形成装置は、
インクが吐出するインク吐出口を有するインクヘッドを
所定方向に往復動させながら、前記インク吐出口の前方
の画像形成領域に位置する記録媒体に、画像情報に基づ
いて前記インク吐出口からインクを吐出させて画像を形
成するインクジェット方式画像形成装置において、 (1)インクが排出されるインク排出口を有し、前記イ
ンク吐出口からインクを吸引して前記インク排出口から
排出するインク吸引手段 (2)前記インク排出口に接続され、該インク排出口か
ら排出されたインクが通過する、通過したインクの出口
が自在に移動するインク通過管 (3)該インク通過管を通過して前記出口から出たイン
クが収容される廃インク収容容器 (4)前記出口を移動させる移動手段 を備えたことを特徴とするものである。
【0015】上記目的を達成するための本発明の第2の
インクジェット方式画像形成装置は、インクが吐出する
インク吐出口を有するインクヘッドを所定方向に往復動
させながら、前記インク吐出口の前方の画像形成領域に
位置する記録媒体に、画像情報に基づいて前記インク吐
出口からインクを吐出させて画像を形成するインクジェ
ット方式画像形成装置において、 (5)インクが排出されるインク排出口を有し、前記イ
ンク吐出口からインクを吸引して前記インク排出口から
排出するインク吸引手段 (6)前記インク排出口から排出されたインクが収容さ
れる廃インク収容容器 (7)該廃インク収容容器を移動させる移動手段 を備えたことを特徴とするものである。
【0016】上記目的を達成するための本発明の第3の
インクジェット方式画像形成装置は、インクが吐出する
インク吐出口を有するインクヘッドを所定方向に往復動
させながら、前記インク吐出口の前方の画像形成領域に
位置する記録媒体に、画像情報に基づいて前記インク吐
出口からインクを吐出させて画像を形成するインクジェ
ット方式画像形成装置において、 (8)インクが排出されるインク排出口を有し、前記イ
ンク吐出口からインクを吸引して前記インク排出口から
排出するインク吸引手段 (9)前記インク排出口から排出されたインクが衝突し
て吸収されるインク吸収部材 (10)該インク吸収部材にインクが衝突する位置が変
わるように前記インク吸収部材を移動させる移動手段 を備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のイ
ンクジェット方式画像形成装置の実施形態を説明する。
【0018】[第1実施形態]図1は、本発明のインク
ジェット方式画像形成装置の第1実施形態のプロッタの
概略を示す斜視図である。
【0019】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本のガイドシャフト16が掛け渡されている。この
ガイドシャフト16には、モータ(図示せず)とベルト
(図示せず)によって矢印B,C方向(本発明にいう所
定方向の一例であり、矢印A方向に直交する方向)に自
在に往復動するキャリッジ18がスライド軸受(図示せ
ず)を介して取り付けられている。
【0020】キャリッジ18には、インクを吐出するイ
ンク吐出口20a(図2参照)を有するインクヘッド2
0が搭載されている。インク吐出口20aの前方は、画
像が形成される画像形成領域22であり、記録紙12の
うち、この画像形成領域22に位置する部分にインク吐
出口20aからインクが吐出されて画像が形成される。
【0021】キャリッジ18の移動可能な範囲の片側
の、画像形成領域22から離れた位置には、インク吐出
口20aからインクを吸引し、インクヘッド20に形成
されたインク供給経路や吐出ノズルなどをクリーニング
するクリーニングユニット30が配置されている。
【0022】記録紙12に画像を形成するに当っては、
プラテン14に記録紙12を載置し、この記録紙を、プ
ラテン14に形成された開口部(図示せず)から外周面
の一部を露出した搬送ローラ24と、記録紙12の両端
部を上方から押えるピンチローラ26とによって挟持
し、モータ(図示せず)により搬送ローラ24を回転さ
せて搬送する。記録紙12の上方でキャリッジ18を矢
印B,C方向に往復動させ、制御装置28からインクヘ
ッド20に送信された画像情報を担持する画像信号に基
づいてインク吐出口20aからインクを吐出して、記録
紙12のうち、画像形成領域22に位置する部分に画像
を形成する。画像形成動作中、インク吐出口20aなど
をクリーニングするために、インク吐出口20aからイ
ンクを吸引することが必要な状態になると、キャリッジ
18をクリーニングユニット30の上方に移動させる。
【0023】図2を参照して、クリーニングユニット3
0を説明する。
【0024】図2は、クリーニングユニットを示す模式
図である。
【0025】クリーニングユニット30は、インク吐出
口20aからインクを吸引する吸引装置(本発明にいう
インク吸引手段の一例である)40と、吸引装置40に
よって吸引されたインクが通過するインク通過管60
と、インク通過管60を通過したインクが収容される廃
インク収容容器70と、インク通過管60の出口を移動
させる移動装置(本発明にいう移動手段の一例である)
80を備えており、吸引装置40や移動装置80は制御
装置28によって制御される。
【0026】吸引装置40は、インク吐出口20aを覆
うキャップ42と、インク吐出口20aからインクを吸
引するために負圧を発生するポンプ50と、キャップ4
2及びポンプ50双方をつなぐ吸引シリンダ56とを備
えている。吸引装置40とインク通過管60は、モータ
(図示せず)によって矢印E,F方向方向に自在に移動
され、キャップ42がインク吐出口20aを覆う位置と
インク吐出口20aから離れる位置との間で移動する。
【0027】キャップ42はゴム製であり、インク吐出
口20aが形成された面を覆うようにインクヘッド20
に密着する開口部42aと、吸引シリンダ56に接続さ
れたインク排出部42bとを有している。開口部42a
がインクヘッド20に密着することにより、インクヘッ
ド20とキャップ42とで密閉された空間が形成され
る。
【0028】吸引シリンダ56は、キャップ42のイン
ク排出部42bに接続されてこのキャップ42を保持す
るインク吸入口56aと、ポンプ50に連結されたポン
プ口56bと、インクを排出するインク排出口56cと
を備えている。さらに、吸引シリンダ56には、吸引さ
れたインクの逆流を防ぐ逆流防止弁56d、56eが取
り付けられている。
【0029】ポンプ50は吸引シリンダ56のポンプ口
56bに連結され、駆動モータ(図示せず)によりピス
トン52を矢印D方向に往復動させて負圧を発生させ
る。これにより、インク吐出口20aからインクが吸引
される。
【0030】インク通過管60は、その上端部62が吸
引シリンダ56のインク排出口56cと接続されてお
り、吸引装置40によってインク吐出口20aから吸引
された廃インクが通過する。通過した廃インク74は、
出口64を通って廃インク収容容器70に滴下する。
【0031】移動装置80は、上述したようにインク通
過管60の出口64を移動させるものであり、この出口
64の近傍を保持するパイプ保持部82と、出口64を
移動させるためのリンクロッド84,86と、リンクロ
ッド86の端部が連結されたモータ88とを備えてい
る。モータ88が回転することにより、パイプ保持部8
2が矢印G方向に移動する。この移動に伴ってインク通
過管60の出口64が、廃インク収容容器70のインク
受け口72の全体にわたりその上方を移動する。これに
より、廃インク74はインク受け口72の全体にわたり
滴下する。
【0032】上述したような吸引装置40とインク通過
管60を矢印E,F方向方向へ移動させるモータや、イ
ンク通過管60の出口64を移動させるモータ88は、
制御装置28によって制御されている。
【0033】上記のクリーニングユニット30を用いて
インクヘッドをクリーニングする手順を説明する。
【0034】上述したように、画像形成動作中、インク
吐出口20aなどをクリーニングするために、インク吐
出口20aからインクを吸引することが必要な状態にな
ると、制御装置28の制御によって、キャリッジ18が
クリーニングユニット30の上方に移動する。キャリッ
ジ18がクリーニングユニット30の上方に来ると、矢
印E方向に吸引装置40とインク通過管60が移動して
キャップ42がインク吐出口20aを覆う。
【0035】キャップ42がインク吐出口20aを覆っ
た状態で、駆動モータによってポンプ50を駆動してピ
ストン52を矢印D方向に移動させる。これにより、吸
引シリンダ56の内部が負圧となり、インク吐出口20
aからインクが吸引される。吸引されたインクは、キャ
ップ42の内部または吸引シリンダ56の内部にー旦滞
留する。
【0036】次に、吸引装置40とインク通過管60を
矢印F方向に移動させて、キャップ42をインクヘッド
20から離す。この状態で、ピストン52を矢印D,
D’方向に数回往復動させ、キャップ42の内部または
吸引シリンダ56の内部に滞留している廃インクを排出
する。キャップ42の内部または吸引シリンダ56の内
部から排出された廃インクは、インク通過管60を通過
して出口64から廃インク収容容器70に滴下し、この
容器70に収容される。
【0037】このようにして廃インクがインク通過管6
0を通過して出口64から廃インク収容容器70に滴下
しているときに、制御装置28によってモータ80を駆
動させてパイプ保持部82を矢印G方向に移動させ、イ
ンク通過管60の出口64を、廃インク収容容器70の
インク受け口72の概略全面にわたって移動させる。こ
の結果、インク通過管60の出口64から滴下した廃イ
ンク74が、廃インク収容容器70の内部で片寄らずに
一様に収容されることとなり、廃インク収容容器70か
らの廃インクの溢れや廃インクによる汚れを防止でき
る。なお、廃インク収容容器70の内部を区切る小仕切
を設け、区切られた1つの部分が廃インクで一杯になる
と、次の区切りの部分に廃インクを滴下するように、制
御装置28によってモータ80を制御してもよい。
【0038】[第2実施形態]図3を参照して、本発明
のインクジェット方式画像形成装置の第2実施形態を説
明する。
【0039】図3は、第2実施形態のインクジェット方
式画像形成装置のクリーニングユニットを示す模式図で
ある。図3では、図2に示した構成要素と同一の構成要
素には同一の符号が付されている。
【0040】図3に示すクリーニングユニット90の特
徴は、廃インク収容容器を移動させる点にある。
【0041】クリーニングユニット90は、第1実施形
態の吸引装置40と同一の吸引装置40と、吸引シリン
ダ56のインク排出口56cから滴下する廃インクが収
容される廃インク収容容器100と、廃インク収容容器
100を移動させる移動装置(本発明にいう移動手段の
一例である)110を備えており、吸引装置40や移動
装置110は制御装置28によって制御される。
【0042】移動装置110は、廃インク収容容器10
0が載置されたトレー112と、トレー112に連結さ
れたロッド114と、このロッド114及びモータ11
8に連結されたロッド116と、トレー112を矢印H
方向に案内するレール120を備えている。
【0043】上記のクリーニングユニット90を用いて
インクヘッドをクリーニングする手順を説明する。
【0044】上述したように、画像形成動作中、インク
吐出口20aなどをクリーニングするために、インク吐
出口20aからインクを吸引することが必要な状態にな
ると、制御装置28の制御によって、キャリッジ18が
クリーニングユニット90の上方に移動する。キャリッ
ジ18がクリーニングユニット90の上方に来ると、矢
印E方向に吸引装置40が移動してキャップ42がイン
ク吐出口20aを覆う。
【0045】キャップ42がインク吐出口20aを覆っ
た状態で、駆動モータによってポンプ50を駆動してピ
ストン52を矢印D方向に移動させる。これにより、吸
引シリンダ56の内部が負圧となり、インク吐出口20
aからインクが吸引される。吸引されたインクは、キャ
ップ42の内部または吸引シリンダ56の内部にー旦滞
留する。
【0046】次に、吸引装置40を矢印F方向に移動さ
せて、キャップ42をインクヘッド20から離す。この
状態で、ピストン52を矢印D,D’方向に数回往復動
させ、キャップ42の内部または吸引シリンダ56の内
部に滞留している廃インクを排出する。キャップ42の
内部または吸引シリンダ56の内部から排出された廃イ
ンク74は、吸引シリンダ56のインク排出口56cか
ら廃インク収容容器100に滴下し、この容器100に
収容される。
【0047】このようにして廃インク74がインク排出
口56cから廃インク収容容器100に滴下していると
きに、制御装置28によってモータ118を回転させ
る。モータ118の回転によってロッド114,116
が移動して、トレー112がレール120に案内されて
矢印H方向に往復動する。この結果、廃インク収容容器
100のインク受け口102の概略全面がインク排出口
56cの下方に順次に位置することとなるので、インク
排出口56cから滴下した廃インク74が、廃インク収
容容器100の内部で片寄らずに一様に収容されること
となり、廃インク収容容器100からの廃インクの溢れ
や廃インクによる汚れを防止できる。 本実施例では、
廃インク収容容器100を水平方向に往復動させたが、
これに限ることなく、適当な角度を設けて移動させても
よい。また、紙面に垂直な軸を中心にして廃インク収容
容器100を回転させてもよく、これらを組み合わせた
移動を行ってもよい。このように、廃インク収容容器1
00を移動させることにより、廃インク収容容器の容量
を有効に使うことができる。
【0048】なお、廃インク収容容器100の内部に、
インクを吸収して保持する多孔質のインク吸収部材を備
えても良い。インク吸収部材がインクを吸収して保持す
るので、廃インク収容容器100を機外に取り出して作
業する際などに廃インクがこぼれるのを防止できる。
【0049】[第3実施形態]図4を参照して、本発明
のインクジェット方式画像形成装置の第3実施形態を説
明する。
【0050】図4は、第3実施形態のインクジェット方
式画像形成装置のクリーニングユニットを示す模式図で
ある。図4では、図2に示した構成要素と同一の構成要
素には同一の符号が付されている。
【0051】図4に示すクリーニングユニット130の
特徴は、廃インクをインク吸収部材に滴下する点にあ
る。
【0052】クリーニングユニット130は、第1実施
形態の吸引装置40と同一の吸引装置40と、吸引シリ
ンダ56のインク排出口56cから滴下する廃インクが
吸収される円筒形で多孔質性のインク吸収部材142や
このインク吸引部材142を回転させるモータ144を
有するインク吸収ユニット140とを備えている。吸引
装置40やモータ144は制御装置28によって制御さ
れる。
【0053】インク吸収ユニット140は、吸引シリン
ダ56のインク排出口56cに向き合うインク受け口1
46aを有する廃インク収容容器146を備えており、
この廃インク収容容器146の内部に、インク吸収部材
142が回転自在に配置されている。インク吸収部材1
42と同軸にプーリ148が設けられており、このプー
リ148とモー夕144の回転軸に固定されたプーリ1
50とにベルト152が掛け渡されている。従って、モ
ータ144が回転すると、円筒形のインク吸収部材14
2が回転する。
【0054】上記のクリーニングユニット130を用い
てインクヘッドをクリーニングする手順を説明する。
【0055】上述したように、画像形成動作中、インク
吐出口20aなどをクリーニングするために、インク吐
出口20aからインクを吸引することが必要な状態にな
ると、制御装置28の制御によって、キャリッジ18が
クリーニングユニット130の上方に移動する。キャリ
ッジ18がクリーニングユニット130の上方に来る
と、矢印E方向に吸引装置40が移動してキャップ42
がインク吐出口20aを覆う。
【0056】キャップ42がインク吐出口20aを覆っ
た状態で、駆動モータによってポンプ50を駆動してピ
ストン52を矢印D方向に移動させる。これにより、吸
引シリンダ56の内部が負圧となり、インク吐出口20
aからインクが吸引される。吸引されたインクは、キャ
ップ42の内部または吸引シリンダ56の内部にー旦滞
留する。
【0057】次に、吸引装置40を矢印F方向に移動さ
せて、キャップ42をインクヘッド20から離す。この
状態で、ピストン52を矢印D,D’方向に数回往復動
させ、キャップ42の内部または吸引シリンダ56の内
部に滞留している廃インクを排出する。キャップ42の
内部または吸引シリンダ56の内部から排出された廃イ
ンク74は、吸引シリンダ56のインク排出口56cか
らインク吸収部材142に滴下し、このインク吸収部材
142に吸収される。
【0058】このようにして廃インクがインク排出口5
6cからインク吸収部材142に滴下しているときに、
制御装置28によってモータ144を回転させる。モー
タ144の回転によってベルト152が回転し、インク
吸収部材142も回転する。この結果、廃インクがイン
ク吸収部材142に衝突する位置が変わってくるので、
廃インクをインク吸収部材142の全体に略均等に吸収
できる。したがって、インク吸収部材142を有効に使
うことができ、廃インクの溢れや廃インクによる汚れを
防止できる。また、インク吸収部材142は廃インクを
吸収して保持するので、廃インク収容容器146を機外
に取出して作業する際などに廃インクがこぼれるのを防
止できる。
【0059】第3実施形態では、インク吸収部材142
を回転させる構成にしたが、これに限ることなく、イン
ク吸収部材142を廃インク収容容器146の内部で移
動させてもよい。また、インク吸収部材142を回転さ
せたり、移動させたりする手段としてはモータに限ら
ず、適宜、他の手段を用いることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のイ
ンクジェット方式画像形成装置によれば、インク吸引手
段によってインク吐出口から吸引された廃インクがイン
ク通過管の出口から出で廃インク収容容器に収容される
際に、移動手段によってインク通過管の出口を移動し
て、廃インク収容容器の概略全域に平均的に廃インクを
収容できるので、収容された廃インクに片寄りがなく、
廃インク収容容器を有効に使用でき、廃インクの溢れや
廃インクによる汚れを防止できる。
【0061】また、本発明の第2のインクジェット方式
画像形成装置によれば、インク吸引手段によってインク
吐出口から吸引された廃インクがインク排出口から排出
されて廃インク収容容器に収容される際に、移動手段に
よって廃インク収容容器を移動して、廃インク収容容器
の概略全域に平均的に廃インクを収容できるので、収容
された廃インクに片寄りがなく、廃インク収容容器を有
効に使用でき、廃インクの溢れや廃インクによる汚れを
防止できる。
【0062】また、本発明の第3のインクジェット方式
画像形成装置によれば、インク吸引手段によってインク
吐出口から吸引された廃インクがインク排出口から排出
されてインク吸収部材に吸収される際に、移動手段によ
って、インク吸収部材にインクが衝突する位置が変わる
ようにインク吸収部材を移動して、インク吸収部材の概
略全体にわたり平均的に廃インクを吸収できるので、吸
収された廃インクに片寄りがなく、インク吸収部材を有
効に使用でき、廃インクの溢れや廃インクによる汚れを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット方式画像形成装置の第
1実施形態のプロッタの概略を示す斜視図である。
【図2】図1のプロッタのクリーニングユニットを示す
模式図である。
【図3】本発明のインクジェット方式画像形成装置の第
2実施形態のプロッタのクリーニングユニットを示す模
式図である。
【図4】本発明のインクジェット方式画像形成装置の第
3実施形態のプロッタのクリーニングユニットを示す模
式図である。
【符号の説明】
10 プロッタ 12 記録紙 20 インクヘッド 20a インク吐出口 22 画像形成領域 28 制御装置 30,90,130 クリーニングユニット 40 吸引装置 60 インク通過管 70,100,146 廃インク収容容器 74 廃インク 88,118,144 モータ 142 インク吸収部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが吐出するインク吐出口を有する
    インクヘッドを所定方向に往復動させながら、前記イン
    ク吐出口の前方の画像形成領域に位置する記録媒体に、
    画像情報に基づいて前記インク吐出口からインクを吐出
    させて画像を形成するインクジェット方式画像形成装置
    において、 インクが排出されるインク排出口を有し、前記インク吐
    出口からインクを吸引して前記インク排出口から排出す
    るインク吸引手段と、 前記インク排出口に接続され、該インク排出口から排出
    されたインクが通過する、通過したインクの出口が自在
    に移動するインク通過管と、 該インク通過管を通過して前記出口から出たインクが収
    容される廃インク収容容器と、 前記出口を移動させる移動手段とを備えたことを特徴と
    するインクジェット方式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 インクが吐出するインク吐出口を有する
    インクヘッドを所定方向に往復動させながら、前記イン
    ク吐出口の前方の画像形成領域に位置する記録媒体に、
    画像情報に基づいて前記インク吐出口からインクを吐出
    させて画像を形成するインクジェット方式画像形成装置
    において、 インクが排出されるインク排出口を有し、前記インク吐
    出口からインクを吸引して前記インク排出口から排出す
    るインク吸引手段と、 前記インク排出口から排出されたインクが収容される廃
    インク収容容器と、 該廃インク収容容器を移動させる移動手段とを備えたこ
    とを特徴とするインクジェット方式画像形成装置。
  3. 【請求項3】 インクが吐出するインク吐出口を有する
    インクヘッドを所定方向に往復動させながら、前記イン
    ク吐出口の前方の画像形成領域に位置する記録媒体に、
    画像情報に基づいて前記インク吐出口からインクを吐出
    させて画像を形成するインクジェット方式画像形成装置
    において、 インクが排出されるインク排出口を有し、前記インク吐
    出口からインクを吸引して前記インク排出口から排出す
    るインク吸引手段と、 前記インク排出口から排出されたインクが衝突して吸収
    されるインク吸収部材と、 該インク吸収部材にインクが衝突する位置が変わるよう
    に前記インク吸収部材を移動させる移動手段とを備えた
    ことを特徴とするインクジェット方式画像。
JP15091396A 1996-06-12 1996-06-12 インクジェット方式画像形成装置 Withdrawn JPH10793A (ja)

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