JP2002234113A - 高分子積層体およびその製造方法 - Google Patents

高分子積層体およびその製造方法

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JP2002234113A JP2001033624A JP2001033624A JP2002234113A JP 2002234113 A JP2002234113 A JP 2002234113A JP 2001033624 A JP2001033624 A JP 2001033624A JP 2001033624 A JP2001033624 A JP 2001033624A JP 2002234113 A JP2002234113 A JP 2002234113A
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urethane
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plasma treatment
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Toshiaki Tamehiro
敏明 為広
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Mizuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子発泡体で形成されたシート部材と高分
子シート部材との接着性を向上させた高分子積層体を提
供すること。 【解決手段】 表面をプラズマ処理をした、エチレン−
酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー発泡体もしくは1,
2−ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー発泡体のい
ずれかよりなるシート部材と、高分子シート部材と、前
記シート部材と前記高分子シート部材との間に介在する
ウレタン系接着層と、を有する高分子積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート部材と高分
子シート部材とをウレタン系接着剤にて接着させること
で得られる高分子積層体およびその製造方法に関し、よ
り詳しくは、シート部材と高分子シート部材との接着性
を向上させた高分子積層体およびその製造方法に関し、
具体的には、靴底に使用されるミッドソール部材とアウ
トソール部材との接着性を向上させた高分子積層体およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テニスシューズ、スポーツシューズ、ウ
ォーキングシューズなどの靴底を製造する際、地面に接
するアウトソール部材と、その上方に位置し高分子発泡
体で形成されたミッドソール部材と、を積層して高分子
積層体が形成される。
【0003】靴底の柔軟性を担保するとともに、アウト
ソール部材とミッドソール部材との接着性を強固に保つ
ため、アウトソール部材とミッドソール部材との接着
は、ウレタン系接着剤により接着される場合がある。
【0004】アウトソール部材とミッドソール部材との
接着性を強固に保つために、前処理としてバフ加工によ
る研磨がアウトソール部材およびミッドソール部材にな
され、有機溶剤による表面洗浄の後、有機溶剤系プライ
マーを塗布されることがある。このバフ加工は、アウト
ソール部材とミッドソール部材との接着面積を増大さ
せ、かつ、これらに投錨効果を付与するとともに、これ
らの表面に折出した油分などを除去することにより、ア
ウトソール部材とミッドソール部材との接着力を著しく
増大させる。
【0005】しかしながら、バフ加工は、加工を手作業
で行う場合が多く、多大な労力と時間を要するため生産
性およびランニングコストが比較的良好なものではなか
った。しかも、バフ加工の際に発生する粉塵は、作業者
や環境に悪影響を及ぼす可能性がある。また、バフ加工
では、加工時のムラから接着状態にばらつきが生じ易
く、アウトソール部材とミッドソール部材との接着力の
信頼性が低くなる可能性がある。また、有機溶剤による
表面洗浄および有機溶剤系プライマー塗布による作業者
や環境に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解決するためのものであり、高分子発泡体で形成され
たシート部材と高分子シート部材との接着性を向上させ
た高分子積層体およびその製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高分子積層
体は、請求項1記載のように、プラズマ処理をした、エ
チレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー発泡体(以
下、EVA発泡体と略す。)もしくは1,2−ポリブタ
ジエン系熱可塑性エラストマー発泡体(以下、RB発泡
体と略す。)のいずれかよりなるシート部材と、高分子
シート部材と、前記シート部材と前記高分子シート部材
との間に介在するウレタン系接着層と、を有する高分子
積層体である。
【0008】また、本発明に係る高分子積層体は、請求
項2記載のように、請求項1記載の発明において、前記
シート部材に、第二ウレタン系接着層を介し、甲被部材
を接着一体化させた高分子積層体である。
【0009】また、本発明に係る高分子積層体は、請求
項3記載のように、請求項1または2記載の発明におい
て、前記シート部材が、靴底に使用されるミッドソール
部材であるとともに、前記高分子シート部材が靴底に使
用されるアウトソール部材である、高分子積層体であ
る。
【0010】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項4記載のように、EVA発泡体もしくはR
B発泡体のいずれかよりなるシート部材にプラズマ処理
をするプラズマ処理工程と、前記プラズマ処理工程の
後、前記シート部材にウレタン系接着剤を塗布する第一
塗布工程と、高分子シート部材にウレタン系接着剤を塗
布する第二塗布工程と、前記第一塗布工程後のシート部
材と、前記第二塗布工程後の高分子シート部材と、を貼
り合わせる貼り合わせ工程と、を有する高分子積層体の
製造方法である。
【0011】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項5記載のように、請求項4記載の発明にお
いて、甲被部材にウレタン系接着剤を塗布する第三塗布
工程と、前記第三塗布工程後の甲被部材と、前記第一塗
布工程後のシート部材と、を貼り合わせる第二貼り合わ
せ工程と、を有する高分子積層体の製造方法である。
【0012】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項6記載のように、請求項4または5記載の
発明において、前記シート部材が、靴底に使用されるミ
ッドソール部材であるとともに、前記高分子シート部材
が靴底に使用されるアウトソール部材である、高分子積
層体の製造方法である。
【0013】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項7記載のように、請求項4〜6のいずれか
に記載の発明において、前記プラズマ処理工程におい
て、プラズマ照射出力が150〜250Wであり、か
つ、プラズマ照射時間が1〜3秒であり、かつ、プラズ
マ照射距離が5〜15mmであり、かつ、プラズマ照射
面積が3〜7cm2である、高分子積層体の製造方法で
ある。
【0014】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項8記載のように、請求項4〜7のいずれか
に記載の発明において、前記第一塗布工程および前記第
二塗布工程において、前記ウレタン系接着剤を、不揮発
成分の塗布量が30g/m2〜60g/m2であるよう
に、塗布する高分子積層体の製造方法である。
【0015】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項9記載のように、請求項4〜8のいずれか
に記載の発明において、前記第一塗布工程および前記第
二塗布工程において、前記ウレタン系接着剤中のポリイ
ソシアネート系硬化剤の比率が3〜7質量%である高分
子積層体の製造方法である。
【0016】また、本発明に係る高分子積層体の製造方
法は、請求項10記載のように、請求項4〜9のいずれ
かに記載の発明において、前記プラズマ処理工程におけ
るプラズマ処理が大気中にて行われる高分子積層体の製
造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る高分子積層体は、プ
ラズマ処理をした、EVA発泡体もしくはRB発泡体の
いずれかよりなるシート部材と、高分子シート部材と、
前記シート部材と前記高分子シート部材との間に介在す
るウレタン系接着層と、を有する。
【0018】EVA発泡体もしくはRB発泡体のいずれ
かよりなるシート部材にプラズマ処理を行う。プラズマ
処理を行うことにより、前記シート部材の表面に洗浄効
果が現れる。すなわち、プラズマ処理を行うことによ
り、前記シート部材の表面に付着している有機物などの
汚れにプラズマが結合することにより、前記シート部材
の表面に付着している有機物が洗浄されるのである。ま
た、プラズマ処理を行うことにより、前記シート部材の
表面に粗面効果が現れる。すなわち、プラズマ処理を行
うことにより、プラズマ粒子によって前記シート部材の
表面に原子レベルの凹凸ができるのである。さらに、プ
ラズマ処理を行うことにより、前記シート部材の表面に
活性効果が現れる。すなわち、プラズマ処理を行うこと
により、プラズマ粒子によって前記シート部材の表面の
分子結合鎖を分解することができるのである。前記シー
ト部材の表面の分子結合鎖が分解された場合にあって
は、液体となじみやすい水酸基やカルボキシル基などの
親水基が前記シート部材表面にできる。親水基が前記シ
ート部材表面にできた場合、前記シート部材表面に接着
剤がなじみやすくなるのである。
【0019】このように、前記シート部材にプラズマ処
理を行うことにより、前記シート部材の表面に、洗浄効
果と粗面効果と活性効果とが発現され、これらの効果に
より前記シート部材表面の濡れ性が改善されるのであ
る。前記シート部材表面の濡れ性が改善されるから、前
記シート部材と前記高分子シート部材とをウレタン系接
着剤層を介在して高分子積層体を構成した場合、前記シ
ート部材と前記高分子シート部材との接着性を飛躍的に
向上させることができるのである。
【0020】前記シート部材は、EVA発泡体もしくは
RB発泡体のいずれかより形成される。なお、EVA
は、エチレンと酢酸ビニルとを高温・高圧条件下でラジ
カル共重合してつくることが可能である。EVAは、た
とえば、東洋曹達工業のウルトラセン、三井・デュポン
ポリケミカルのエバフレックス、住友化学工業のスミテ
ート、三菱油化のユカロン−エバ、日本ユニカーのNU
CコポリマーEVA、日本合成化学工業のソアレックス
などを使用することが可能である。RBは、ブタジエン
をコバルト系チーグラー型触媒により、溶液重合で作る
ことが可能である。RBは、たとえば、日本合成ゴムの
JSR RBを使用することができる。
【0021】高分子シート部材は、TPUのシート部材
またはPAEのシート部材を使用することができる。T
PUとは熱可塑性ウレタン樹脂である。また、PAEと
はポリアミド・エラストマーである。
【0022】本発明に係る高分子積層体は、前記シート
部材に、第二ウレタン系接着層を介し、甲被部材を接着
一体化させることが可能である。甲被部材は、天然皮
革、人工皮革、合成皮革、天然繊維、合成繊維のうちい
ずれかのもので形成することが可能である。天然皮革と
は、牛、馬、豚、カンガルーなどの動物の皮をなめし
て、染色・仕上げ加工した皮革である。また、人工皮革
とは、合成繊維の不織布にポリウレタン樹脂を含浸し、
かつ表面に塗布した皮革である。また、合成皮革とは、
織布・編物の表面にポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウ
レタンを塗布した皮革である。また、天然繊維とは、
綿、麻、絹、羊毛などの植物、動物から採取される繊維
である。また、合成繊維とは、ナイロン、ポリエステ
ル、ビニロンなどの人工的な繊維である。
【0023】本発明に係る高分子積層体は、前記シート
部材を靴底に使用されるミッドソール部材とするととも
に、前記高分子シート部材を靴底に使用されるアウトソ
ール部材とすることが可能である。すなわち、ミッドソ
ール部材にプラズマ処理を行うことにより、ミッドソー
ル部材の表面に、洗浄効果と粗面効果と活性効果とが発
現され、これらの効果によりミッドソール部材表面の濡
れ性が改善されるのである。ミッドソール部材表面の濡
れ性が改善されるから、ミッドソール部材とアウトソー
ル部材とをウレタン系接着剤層を介在して高分子積層体
を構成した場合、ミッドソール部材とアウトソール部材
との接着性を飛躍的に向上させることができるのであ
る。
【0024】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
EVA発泡体もしくはRB発泡体のいずれかよりなるシ
ート部材にプラズマ処理をするプラズマ処理工程と、前
記プラズマ処理工程の後、前記シート部材にウレタン系
接着剤を塗布する第一塗布工程と、高分子シート部材に
ウレタン系接着剤を塗布する第二塗布工程と、前記第一
塗布工程後のシート部材と、前記第二塗布工程後の高分
子シート部材と、を貼り合わせる貼り合わせ工程と、を
有する。
【0025】前記プラズマ処理工程で、EVA発泡体も
しくはRB発泡体のいずれかよりなるシート部材にプラ
ズマ処理を行う。シート部材にプラズマ処理を行うこと
により、前記シート部材の表面に、洗浄効果と粗面効果
と活性効果とが発現され、これらの効果により前記シー
ト部材表面の濡れ性が改善される。そして、前記第一塗
布工程にて、プラズマ処理されたシート部材にウレタン
系接着剤を塗布する。また、前記第二塗布工程にて、高
分子シート部材にウレタン系接着剤を塗布する。その
後、前記貼り合わせ工程にて、前記第一塗布工程後のシ
ート部材と、前記第二塗布工程後の高分子シート部材
と、を貼り合わせる。前記プラズマ処理工程にて、前記
シート部材表面の濡れ性が改善されているから、前記シ
ート部材と前記高分子シート部材とをウレタン系接着剤
を介在し、それらの接着性を飛躍的に向上させることが
できるのである。
【0026】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
甲被部材にウレタン系接着剤を塗布する第三塗布工程
と、前記第三塗布工程後の甲被部材と、前記第一塗布工
程後のシート部材と、を貼り合わせる第二貼り合わせ工
程と、を有することが可能である。
【0027】前記第一塗布工程後のシート部材は、既に
プラズマ処理工程により濡れ性が改善されている。した
がって、前記第三塗布工程により甲被部材にウレタン系
接着剤を塗布し、そして、第二貼り合わせ工程により、
前記第三塗布工程後の甲被部材と、前記第一塗布工程後
のシート部材と、を貼り合わせることで、前記シート部
材と甲被部材とをウレタン系接着剤を介在し、それらの
接着性を飛躍的に向上させることができるのである。
【0028】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
前記シート部材が、靴底に使用されるミッドソール部材
とするとともに、前記高分子シート部材が靴底に使用さ
れるアウトソール部材とすることが可能である。すなわ
ち、ミッドソール部材にプラズマ処理工程を行うことに
より、ミッドソール部材の表面に、洗浄効果と粗面効果
と活性効果とが発現され、これらの効果によりミッドソ
ール部材表面の濡れ性が改善される。ミッドソール部材
表面の濡れ性が改善されるから、ウレタン系接着剤を介
し、ミッドソール部材とアウトソール部材との接着性を
飛躍的に向上させることができるのである。
【0029】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
前記プラズマ処理工程において、プラズマ照射出力が1
50〜250Wであり、かつ、プラズマ照射時間が1〜
3秒であり、かつ、プラズマ照射距離が5〜15mmで
あり、かつ、プラズマ照射面積が3〜7cm2とするこ
とが可能である。
【0030】プラズマ照射出力は150〜250Wとす
ることができる。プラズマ照射出力が150Wよりも小
さい場合にあっては、接着改善効果が低い場合があるか
らである。また、プラズマ照射出力が250Wよりも大
きい場合にあっては、材料表面の劣化が発生する場合が
あるからである。
【0031】プラズマ照射時間は1〜3秒とすることが
できる。プラズマ照射時間が1秒よりも短い場合にあっ
ては、接着改善効果の低下が発生する場合があるからで
ある。また、プラズマ照射時間が3秒よりも長い場合に
あっては、材料表面の劣化が見られる場合があるからで
ある。
【0032】プラズマ照射距離を5〜15mmとするこ
とができる。プラズマ照射距離が5mmよりも小さい場
合にあっては、材料表面の劣化が見られる場合があるか
らである。また、プラズマ照射距離が15mmよりも大
きい場合は接着改善効果が低下する可能性があるからで
ある。
【0033】プラズマ照射面積を3〜7cm2とするこ
とが可能である。プラズマ照射面積が3cm2よりも小
さい場合には、照射効率が低下する場合があるからであ
る。また、プラズマ照射面積が7cm2よりも大きい場
合には、接着改善効果が低下する場合があるからであ
る。
【0034】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
前記第一塗布工程および前記第二塗布工程において、前
記ウレタン系接着剤を、不揮発成分の塗布量が30g/
2〜60g/m2であるように、塗布することが可能で
ある。前記ウレタン系接着剤の不揮発成分における塗布
量が30g/m2よりも小さい場合は、材料表面の凸部
の接着層が薄くなり、接着力が低下する場合があるから
である。また、前記ウレタン系接着剤の不揮発成分にお
ける塗布量が60g/m2よりも大きい場合は、材料表
面の凹部の接着層が厚くなり、接着表面の乾燥不足によ
り接着力が低下する場合があるからである。
【0035】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
前記第一塗布工程および前記第二塗布工程において、前
記ウレタン系接着剤中のポリイソシアネート系硬化剤の
比率を3〜7質量%とすることが可能である。前記ウレ
タン系接着剤中のポリイソシアネート系硬化剤の比率が
3質量%よりも少ない場合にあっては、接着剤の硬化不
良となる可能性があったり、また、材料に対する接着性
が低下する可能性があるからである。また、前記ウレタ
ン系接着剤中のポリイソシアネート系硬化剤の比率が7
質量%よりも多い場合にあっては、接着剤の使用可能時
間が短縮される場合や、塗布作業性が低下する場合や、
コストがアップする場合があるからである。
【0036】本発明に係る高分子積層体の製造方法は、
前記プラズマ処理工程におけるプラズマ処理が大気中に
て行われることが可能である。プラズマ処理を大気中に
行うことにより、簡易に高分子積層体を構成することが
可能である。すなわち、大気がプラズマ処理部分に接触
することを防止するためのシールドを設けることを要せ
ず、プラズマ処理を行うことができるから、簡易に高分
子積層体を構成することができ、しかも、簡易な設備に
て高分子積層体を製造することができるからランニング
コストの上昇を防止することができるのである。
【0037】そこで、各種の靴底材料に対するプラズマ
処理の効果を実験した結果を示す。テスト材料としての
各種の靴底材料は、EVAスポンジ底、RBスポンジ
底、加硫ゴム底、PAE成型底、TPU成型底を、それ
ぞれ用意した。表面状態は、EVAスポンジ底はスキ面
であり、RBスポンジ底はスキン面であり、加硫ゴム底
はバフ面であり、PAE成型底はスキン面であり、TP
U成型底はスキン面である。なお、スキン面とは、イン
ジェクション金型や熱成型金型に接した表面をいい、ス
キ面とは、厚み方向に鋭利な刃物で切断した表面をい
い、バフ面とは、粗い砥石で削り取って、粗面化した表
面をいう。
【0038】上述した各種の靴底に対して水性ウレタン
接着剤を塗布し、また、人工皮革に対しても水性ウレタ
ン接着剤を塗布した。水性ウレタン接着剤を塗布した各
種靴底と、水性ウレタン接着剤を塗布した人工皮革とを
貼り合わせ、剥離強度および材料破壊率をそれぞれ測定
した。
【0039】各種靴底における剥離強度および材料破壊
率の測定結果を下記表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】EVAスポンジ底の場合、剥離強度は、プ
ラズマ処理が未処理の場合は6N/cmであり、プラズ
マ処理された場合は32N/cmであった。RBスポン
ジ底の場合、剥離強度は、プラズマ処理が未処理の場合
は1N/cmであり、プラズマ処理された場合は33N
/cmであった。加硫ゴム底の場合、剥離強度は、プラ
ズマ処理が未処理の場合は9N/cmであり、プラズマ
処理された場合は4N/cmであった。PAE成型底の
場合、剥離強度は、プラズマ処理が未処理の場合は13
N/cmであり、プラズマ処理された場合は15N/c
mであった。TPU成型底の場合、剥離強度は、プラズ
マ処理が未処理の場合は58N/cmであり、プラズマ
処理された場合は45N/cmであった。
【0042】EVAスポンジ底の場合、材料破壊率は、
プラズマ処理が未処理の場合は0%であり、プラズマ処
理された場合は100%であった。RBスポンジ底の場
合、材料破壊率は、プラズマ処理が未処理の場合は0%
であり、プラズマ処理された場合は100%であった。
加硫ゴム底の場合、剥離強度は、プラズマ処理が未処理
の場合は0%であり、プラズマ処理された場合は0%で
あった。PAE成型底の場合、剥離強度は、プラズマ処
理が未処理の場合は0%であり、プラズマ処理された場
合は0%であった。TPU成型底の場合、剥離強度は、
プラズマ処理が未処理の場合は0%であり、プラズマ処
理された場合は5%であった。
【0043】表1の結果から、EVAスポンジ底と、R
Bスポンジ底とに対して、プラズマ処理と水性ウレタン
接着剤による接着の効果が、剥離強度および材料破壊率
が大幅に向上されることが理解される。
【0044】次に、EVAスポンジ底の表面状態による
プラズマ処理の効果に関して実験を行った。EVAスポ
ンジ底の表面状態は、スキン面と、スキ面と、バフ面
と、をそれぞれ用意した。上述した各種表面状態の靴底
に対して水性ウレタン接着剤を塗布し、また、人工皮革
に対しても水性ウレタン接着剤を塗布した。水性ウレタ
ン接着剤を塗布した各種靴底と、水性ウレタン接着剤を
塗布した人工皮革とを貼り合わせ、剥離強度および材料
破壊率をそれぞれ測定した。
【0045】スキン面の場合、剥離強度は、プラズマ処
理が未処理の場合は4N/cmであり、プラズマ処理さ
れた場合は41N/cmであった。スキ面の場合、剥離
強度は、プラズマ処理が未処理の場合は19N/cmで
あり、プラズマ処理された場合は28N/cmであっ
た。バフ面の場合、剥離強度は、プラズマ処理が未処理
の場合は25N/cmであり、プラズマ処理された場合
は29N/cmであった。
【0046】また、スキン面の場合、材料破壊率は、プ
ラズマ処理が未処理の場合は0%であり、プラズマ処理
された場合は100%であった。スキ面の場合、材料破
壊率は、プラズマ処理が未処理の場合は5%であり、プ
ラズマ処理された場合は100%であった。バフ面の場
合、剥離強度は、プラズマ処理が未処理の場合は50%
であり、プラズマ処理された場合は100%であった。
【0047】これらの結果を下記表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】EVAスポンジ底のバフ面、スキ面だけで
なく、非常に接着の難しいスキン面に対しても、プラズ
マ処理と水性ウレタン接着剤による接着方法が有効であ
ることが理解できる。
【0050】次に、EVAスポンジ底に対するプラズマ
処理の効果に関してウレタン接着剤の種類および硬化剤
の有無による比較実験を行った。EVAスポンジ底はス
キン面のものを用いた。ウレタン接着剤は、水性のもの
と溶剤系のものとを用いた。また、ウレタン接着剤は、
硬化剤を混合させたものと硬化剤を混合させていないも
のとを用いた。上述した各種ウレタン接着剤をEVAス
ポンジ底に塗布し、また、人工皮革に対してもウレタン
接着剤を塗布した。ウレタン接着剤を塗布した各種靴底
と、ウレタン接着剤を塗布した人工皮革とを貼り合わ
せ、剥離強度および材料破壊率をそれぞれ測定した。
【0051】硬化剤を含有した水性ウレタン接着剤の場
合、剥離強度は、表面処理が未処理では4N/cmであ
り、プラズマ処理された場合は37N/cmであり、従
来処理の場合は29N/cmであった。硬化剤を含有し
ていない水性ウレタン接着剤の場合、表面処理が未処理
では1N/cmであり、プラズマ処理された場合は11
N/cmであった。硬化剤を含有した溶剤系ウレタン接
着剤の場合、剥離強度は、表面処理が未処理では8N/
cmであり、プラズマ処理された場合は29N/cmで
あり、従来処理の場合は26N/cmであった。硬化剤
を含有していない溶剤系ウレタン接着剤の場合、剥離強
度は、表面処理が未処理では1N/cmであり、プラズ
マ処理された場合は14N/cmであった。
【0052】硬化剤を含有した水性ウレタン接着剤の場
合、材料破壊率は、表面処理が未処理では0%であり、
プラズマ処理された場合は100%であり、従来処理の
場合は100%であった。硬化剤を含有していない水性
ウレタン接着剤の場合、材料破壊率は、表面処理が未処
理では0%であり、プラズマ処理された場合は0%であ
った。硬化剤を含有した溶剤系ウレタン接着剤の場合、
材料破壊率は、表面処理が未処理では0%であり、プラ
ズマ処理された場合は100%であり、従来処理の場合
は100%であった。硬化剤を含有していない溶剤系ウ
レタン接着剤の場合、材料破壊率は、表面処理が未処理
では0%であり、プラズマ処理された場合は0%であっ
た。なお、従来処理とは、表面を砥石で削り粗面化し、
有機溶剤で洗浄・乾燥し、有機溶剤のプライマー塗布・
乾燥をする接着の前処理をいう。次に、これらの結果を
下記表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】プラズマ処理を行ったEVAスポンジ底に
塗布するウレタン接着剤へ硬化剤を混合させることで、
剥離強度および材料破壊率の大幅な向上が認められるこ
とが理解される。また、混合されるウレタン接着剤の種
類は、溶剤系よりも水性タイプの方が、剥離強度に有利
であることが理解される。これは、プラズマ処理によっ
て、材料表面が洗浄化および粗面化されるとともに、水
酸基やカルボキシル基が生成して、材料表面が親水性表
面に変化する。一方で、水性ウレタン接着剤の濡れ性が
向上するとともに、接着剤中に混合した硬化剤のイソシ
アネート基が、接着剤中の水酸基のみならず、材料表面
の水酸基やカルボキシル基とも反応することによるもの
と考えられる。
【0055】なお、上記水性ウレタン接着剤とは、末端
に水酸基を有するウレタンポリマーを、水中に分散した
接着剤であり、不揮発成分を50%とするものである。
また、上記溶剤系ウレタン接着剤とは、末端に水酸基を
有するウレタンポリマーを、有機溶剤に溶解した接着剤
であり、不揮発成分を20%とするものである。また、
ウレタン接着剤に混合された硬化剤は、末端にイソシア
ネート基を有するポリイソシアネート系硬化剤である。
また、ウレタン接着剤と硬化剤との混合は、ウレタン接
着剤と硬化剤との混合比率を重量比で100:5の割合
で混合攪拌したものを用いた。ウレタン接着剤もしくは
硬化剤を混合したウレタン接着剤のEVAスポンジ底へ
の塗布方法は、ブラシによる手塗りで塗布した。ウレタ
ン接着剤もしくは硬化剤を混合したウレタン接着剤のE
VAスポンジ底への塗布量は、不揮発成分に換算した場
合、約50g/m2とした。ウレタン接着剤もしくは硬
化剤を混合したウレタン接着剤をEVAスポンジ底へ塗
布した後の乾燥は、約55℃の雰囲気中で約10分間加
熱することにより行った。また、ウレタン接着剤を塗布
した靴底と、ウレタン接着剤を塗布した人工皮革との貼
り合わせは、乾燥(加熱)直後に貼り合わせて、ハンド
ローラーで圧着することにより行った。また、剥離評価
方法は、JIS K 6854−3に規定するT形剥離
試験方法を使用した。なお、剥離速度は、50mm/分
とした。また、材料破壊率は、接着面全体を占めるテス
ト材料の破壊の面積比率により評価を行った。
【0056】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る高分子積層体は、プラズマ
処理をした、EVA発泡体もしくはRB発泡体のいずれ
かよりなるシート部材と、高分子シート部材と、前記シ
ート部材と前記高分子シート部材との間に介在するウレ
タン系接着層と、を有するものであり、係る独特の構成
を採用することにより、前記シート部材と前記高分子シ
ート部材との接着性を飛躍的に向上させることができ
た。前記シート部材と前記高分子シート部材との接着性
を飛躍的に向上させることができたから、本発明に係る
高分子積層体を利用したテニスシューズなどの靴底は、
靴底の柔軟性を担保することができるとともに、アウト
ソール部材とミッドソール部材との接着性を強固に保つ
ことができるのである。また、従来の表面処理のバフ加
工と比較すると、バフ加工をして、エアーブローをし、
有機溶剤による表面洗浄をし、乾燥の後、接着剤を塗布
するものを、プラズマ処理の後、すぐ接着剤塗布で、十
分接着力が確保されるので、作業工程の短縮によるコス
ト削減だけでなく、有機溶剤による作業者や環境に悪影
響を及ぼすことがない。このように、本発明がもたらす
利益は計り知れないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/28 101 B32B 27/28 101 27/40 27/40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ処理をしたエチレン−酢酸ビニ
    ル系熱可塑性エラストマー発泡体もしくは1,2−ポリ
    ブタジエン系熱可塑性エラストマー発泡体のいずれかよ
    りなるシート部材と、 高分子シート部材と、 前記シート部材と前記高分子シート部材との間に介在す
    るウレタン系接着層と、 を有する高分子積層体。
  2. 【請求項2】 前記シート部材に、第二ウレタン系接着
    層を介し、甲被部材を接着一体化させた請求項1記載の
    高分子積層体。
  3. 【請求項3】 前記シート部材が、靴底に使用されるミ
    ッドソール部材であるとともに、 前記高分子シート部材が靴底に使用されるアウトソール
    部材である、 請求項1または2記載の高分子積層体。
  4. 【請求項4】 エチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラス
    トマー発泡体もしくは1,2−ポリブタジエン系熱可塑
    性エラストマー発泡体のいずれかよりなるシート部材に
    プラズマ処理をするプラズマ処理工程と、 前記プラズマ処理工程の後、前記シート部材にウレタン
    系接着剤を塗布する第一塗布工程と、 高分子シート部材にウレタン系接着剤を塗布する第二塗
    布工程と、 前記第一塗布工程後のシート部材と、前記第二塗布工程
    後の高分子シート部材と、を貼り合わせる貼り合わせ工
    程と、 を有する高分子積層体の製造方法。
  5. 【請求項5】 甲被部材にウレタン系接着剤を塗布する
    第三塗布工程と、 前記第三塗布工程後の甲被部材と、前記第一塗布工程後
    のシート部材と、を貼り合わせる第二貼り合わせ工程
    と、 を有する請求項4記載の高分子積層体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記シート部材が、靴底に使用されるミ
    ッドソール部材であるとともに、 前記高分子シート部材が靴底に使用されるアウトソール
    部材である、 請求項4または5記載の高分子積層体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記プラズマ処理工程において、 プラズマ照射出力が150〜250Wであり、 かつ、プラズマ照射時間が1〜3秒であり、 かつ、プラズマ照射距離が5〜15mmであり、 かつ、プラズマ照射面積が3〜7cm2である、 請求項4〜6のいずれかに記載の高分子積層体の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第一塗布工程および前記第二塗布工
    程において、 前記ウレタン系接着剤を、不揮発成分の塗布量が30g
    /m2〜60g/m2であるように、塗布する請求項4〜
    7のいずれかに記載の高分子積層体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第一塗布工程および前記第二塗布工
    程において、 前記ウレタン系接着剤中のポリイソシアネート系硬化剤
    の比率が3〜7質量%である請求項4〜8のいずれかに
    記載の高分子積層体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記プラズマ処理工程におけるプラズ
    マ処理が大気中にて行われる請求項4〜9のいずれかに
    記載の高分子積層体の製造方法。
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