JP2002233831A - 洗浄剥離装置 - Google Patents

洗浄剥離装置

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JP2002233831A
JP2002233831A JP2001031302A JP2001031302A JP2002233831A JP 2002233831 A JP2002233831 A JP 2002233831A JP 2001031302 A JP2001031302 A JP 2001031302A JP 2001031302 A JP2001031302 A JP 2001031302A JP 2002233831 A JP2002233831 A JP 2002233831A
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Kazuo Kishimoto
一夫 岸本
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Shibuya Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噴射ノズルに対する粉粒体の安定的な定量供給
が可能であり、装置の小型化、延いては設置スペースの
縮小化にも有効な循環型の洗浄剥離装置を提供する。 【解決手段】媒体回収部6に配設したフィルタ8等によ
って、回収した使用済の作用媒体から分離された粉粒体
を搬送するスクリューコンベヤ9,10等からなる定量
搬送手段を設けるとともに、その定量搬送手段と噴射ノ
ズル3,4とを接続する粉粒体の供給管13,15,1
6を設け、それらの接続部近傍に配設した液体注入管1
7等から注入する液体によって管路内の粉粒体の流動化
を促進しながら噴射ノズルへ供給する。前記供給管の途
中に液体排出部を配設し、液体を排出した後の粉粒体を
噴射ノズルに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも液体に
ガーネットや樹脂製粒子などの適宜の粉粒体を混入して
なる作用媒体を被処理物に吹付けて洗浄及び/又は剥離
処理を行う洗浄剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗浄剥離装置において、洗浄剥
離処理に使用した使用済の作用媒体を幾度も循環使用す
るように構成したシステムは従来から多く提案されてい
る。その中、回収した作用媒体から粉粒体を分離して再
使用するものとして、例えばサイクロンやバケットコン
ベヤを用いて粉粒体を循環使用するように構成したもの
(特公昭35−16194号公報)や、分離槽にて分離
された粉粒体を乾燥炉により乾燥して貯留部に貯留し、
その貯留部に貯留された乾燥粉粒体をフィードポンプに
て噴射ノズルへ給送するように構成したもの(特許第2
645850号公報)などが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の従来技術も、サイクロンやバケットコンベヤあるいは
乾燥炉等を用いたり、洗浄剥離作業を実施する作業槽の
ほかに、回収した作用媒体を粉粒体と液体に分離するた
めの分離槽などが必要とされるため、装置が大型化しや
すく設備費が嵩むだけでなく、広い設置スペースも必要
であるといった問題点があった。本発明は、以上のよう
な従来技術の問題点に鑑みて発明したものであり、噴射
ノズルに対する粉粒体の安定的な定量供給が可能で、装
置の小型化、延いては設置スペースの縮小化にも有効な
循環型の洗浄剥離装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、少なくとも液体に粉粒体を混
入してなる作用媒体を被処理物に吹付けて洗浄及び/又
は剥離処理を行う洗浄剥離装置において、回収した使用
済の作用媒体から分離された粉粒体を搬送するスクリュ
ーコンベヤ等の定量搬送手段を設けるとともに、その定
量搬送手段と噴射ノズルとを接続する粉粒体の供給管路
を設け、それらの定量搬送手段と供給管路との接続部近
傍に液体注入部を配設して、該液体注入部を介して注入
する液体によって管路内の粉粒体の流動化を促進しなが
ら噴射ノズルへ供給するという技術手段を採用した。本
発明によれば、回収したスラリー状態の作用媒体から分
離された粉粒体をスクリューコンベヤ等の定量搬送手段
で搬送するとともに、その定量搬送手段に供給管路を接
続して、その接続部近傍に配設した液体注入部からの液
体により管路内の粉粒体の流動化を促進しながら噴射ノ
ズルへ供給するという技術手段を採用したので、それら
の定量搬送手段と液体注入部を接続部近傍に配設した供
給管路との組合せにより、回収した粉粒体を効率的かつ
安定的に噴射ノズルへ供給することができる。
【0005】また、請求項2の発明では、少なくとも液
体に粉粒体を混入してなる作用媒体を被処理物に吹付け
て洗浄及び/又は剥離処理を行う洗浄剥離装置におい
て、液体により流動化させた粉粒体を噴射ノズルに供給
する供給管路の途中に管路内の液体を外部へ排出する液
体排出部を配設し、該液体排出部にて液体を排出した後
の粉粒体を噴射ノズルに発生する負圧により吸引すると
いう技術手段を採用した。本発明によれば、回収した使
用済の粉粒体を噴射ノズルに供給する供給管路の途中に
液体排出部を配設して液体を排出した後の粉粒体を噴射
ノズルに発生する負圧により吸引するようにしたので、
粉粒体が液体によって団子状態に固まったまま吸引され
て噴射ノズルに目詰りを起すといった不具合を低減する
ことができ、より安定した粉粒体の定量供給が可能であ
る。また、粉粒体が前記液体を含んだまま噴射ノズルに
供給されると、噴射の際に粉粒体と共にその液体も加速
しなければならないため、余分にエネルギが消費され、
噴射ノズルからの作用媒体の噴射速度が低下されるとい
う問題があるが、粉粒体の供給管路の途中に配設した前
記液体排出部からの液体の排出によって前記問題が低減
されるとともに、余分な液体が混入しないことから、粉
粒体と液体との混合比も安定的に設定できる。なお、前
記液体排出部は、回収した粉粒体を複数の噴射ノズルに
対して分配する供給管路の分岐部分に配設するようにし
てもよい(請求項3)。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、少なくとも液
体に粉粒体を混入してなる作用媒体を被処理物に吹付け
て洗浄及び/又は剥離処理を行う洗浄剥離装置に広く適
用できる。すなわち、噴射ノズルに加圧液体と粉粒体を
供給してそれらの混合体を作用媒体として噴射するタイ
プのものや、更に加圧気体や蒸気を加えて作用媒体とし
て噴射するタイプのもの、あるいは噴射ノズルに供給さ
れる加圧液体の噴流によって粉粒体を吸引したり、更に
気体を吸引するタイプの洗浄剥離装置などに適用可能で
ある。更には、噴射ノズルの手前で液体と粉粒体、ある
いは更に気体や蒸気を加えてそれらの混合流を形成して
噴射ノズルから噴射するように構成したタイプにも適用
可能である。すなわち、少なくとも液体に粉粒体を混入
してなる作用媒体を使用する洗浄剥離装置であれば、装
置の大きさや被洗浄物の種類などに関わらず広く適用す
ることができる。なお、請求項2,3の発明の場合に
は、粉粒体を噴射ノズルに発生する負圧により吸引する
タイプであれば、同様に広く適用することができる。そ
のほか、噴射ノズルの具体的構造や設置数などに関して
も任意な設定が可能である。また、本発明に係る洗浄剥
離装置には、主作用が洗浄処理である作業形態から主作
用が剥離処理である作業形態まで任意の作業形態を選択
的に実施し得るものや、主として洗浄処理を行うもの、
あるいは主として剥離処理を行うものなど、広く種々の
形態の装置が含まれる。前記液体に関しては、水道水な
どの普通水や洗剤液など、場合に応じて適宜の液体を使
用できる。液体の供給に関しては、ポンプによるほか、
水道から直接的に噴射ノズルや途中の管路へ供給する形
態も可能である。前記粉粒体としては、その粉粒体の種
類や粒径に関して限定されることなく、場合に応じてガ
ーネットや、樹脂製粒子、珪藻土などの循環使用の可能
な適宜の粉粒体を使用し得る。なお、炭酸水素ナトリウ
ムなどの水溶性の粉粒体に関しても、具体的な作業形態
によっては、使用後に一部が溶けずに残る場合もあり、
その場合には、その残余分に補給分を加えて循環使用す
ることが可能である。
【0007】前記作用媒体を回収する媒体回収部は、作
用媒体の回収に適応し得るものであれば、その具体的な
形状や大きさは自由である。粉粒体の分離手段は、一般
的に媒体回収部の下部に配設するとともに、その分離手
段の上方にスクリューコンベヤ等の定量搬送手段を配設
し、分離手段上に堆積した使用済の粉粒体を直接搬送す
るように構成すれば効率的である。因みに、例えば二つ
のフィルタを使用し、1段目の予備的なフィルタにより
被処理物に付着したゴミ等の大きな異物を除去し、2段
目のフィルタにより回収した作用媒体から粉粒体を分離
する形態などが可能である。さらに、回収した作用媒体
を分離して得た回収液体の一部を前記定量搬送手段から
噴射ノズルへの粉粒体の供給管路に供給するようにして
もよい。なお、回収液体を作用媒体用の液体供給管路へ
供給して循環使用するように構成し得ることはいうまで
もない。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明の要部に関する回路構成を示し
た概略回路構成図である。図中、1は本発明に係る洗浄
剥離装置であり、本実施例では、洗浄剥離装置1内の作
業空間2に噴射ノズル3,4を移動可能に対向して設置
し、それらの噴射ノズル3,4の間に被処理物5を置い
て洗浄剥離処理を実施するように構成している。前述の
ように、噴射ノズルの設置数は増減が可能であり、被処
理物5を囲むように設置することも可能である。前記作
業空間2の下部には、図示のように、噴射ノズル3,4
から噴射して洗浄剥離処理に使用した使用済の作用媒体
を回収するホッパ状の媒体回収部6を配設している。本
実施例では、媒体回収部6に1段目の予備的なフィルタ
7と2段目の粉粒体分離用のフィルタ8を設置し、前者
のフィルタ7により被処理物5等に付着したゴミなどの
大きな異物を予め除去し、後者のフィルタ8により回収
した使用済の作用媒体から粉粒体を分離するという形態
を採用している。なお、フィルタ7,8は着脱自在に構
成することができる。
【0009】前記フィルタ8の上方には、該フィルタ8
上に堆積した作用媒体から分離された粉粒体を搬送し得
るように横方向スクリューコンベヤ9を配設するととも
に、その後端部に縦方向スクリューコンベヤ10を接続
状態に配設している。本実施例では、それらのスクリュ
ーコンベヤ9,10により定量搬送手段を構成し、フィ
ルタ8上に堆積した粉粒体を噴射ノズル3,4の設置高
さより上方まで搬送するように構成している。図中、1
1,12は前記スクリューコンベヤ9,10の駆動モー
タであり、これらの駆動モータ11,12の回転数制御
により粉粒体の流量を調整することが可能である。因み
に、縦方向スクリューコンベヤ10内を搬送されている
段階での粉粒体は、僅少の液分を含み、上部ほど液分の
少ない状態にある。そして、その縦方向スクリューコン
ベヤ10により噴射ノズル3,4より上方まで搬送され
た粉粒体は、該縦方向スクリューコンベヤ10に接続し
た供給管13に搬出される。その際、固まり状態にある
粉粒体は、含まれる液分が僅少なために流れ落ちること
はないが、液体注入部として縦方向スクリューコンベヤ
10と供給管13との接続部近傍に接続した液体注入管
17から適量注入される水道水や回収された液体によ
り、その固まりがばらけて粉粒体の流動化が促進され、
供給管13から分岐部14で分岐された供給管15,1
6を経て噴射ノズル3,4に供給される。さらに、噴射
ノズル3,4との落差に基づく粉粒体の自重により、噴
射ノズル3,4への粉粒体の流通が促進される。なお、
縦方向スクリューコンベヤ10から供給管13へ粉粒体
が移送される際に縦方向スクリューコンベヤ10の上方
などから大気が流入するように構成される。しかして、
粉粒体は液体により流動化された状態で恰も樋内を流れ
るように供給管13内を流下することになる。
【0010】前記フィルタ8の下方には、図示のよう
に、液体回収管18を接続して、媒体回収部6に回収さ
れた作用媒体から粉粒体を分離した残りの液体を回収す
る。本実施例では、液体回収管18の下流側に適宜の濾
過システム19を接続して回収した液体を濾過処理する
ように構成しているが、この濾過システム19は場合に
応じて省略することも可能である。前記液体回収管18
を介して回収された液体は濾過システム19の液体受容
部20に送られる。本実施例では、更に縦方向スクリュ
ーコンベヤ10の下部からの液体も液体回収管21によ
り回収して、液体回収管18へ合流するように構成して
いる。液体受容部20に送られた回収液体は、濾過シス
テム19において公知の適宜の濾過処理が施された後、
貯留部22に貯留され、ポンプ23により供給管24及
び分岐部25にて分岐した供給管26,27を介して前
記噴射ノズル3,4に圧送される。なお、貯留部22内
にボールタップなどの液面制御手段を設置し、液体を補
給して液面を常に一定の高さに保持するように構成すれ
ば、液体の循環使用回路内の不足分を簡便に補うことが
できる。
【0011】さらに、本実施例の前記媒体回収部6に
は、図示のように、粉粒体の補給管28の流出側が配設
されている。この補給管28に接続したエジェクタ部2
9においては、前記供給管24から分岐した供給管30
を介して噴射される液体噴流のエジェクタ作用によっ
て、粉粒体タンク31と駆動モータ32にて駆動される
送出し手段33とから構成される粉粒体供給手段により
供給管34を介して供給される粉粒体が吸引される。エ
ジェクタ部29で吸引された粉粒体は、供給管30から
の回収液体と共に補給管28を介して媒体回収部6内に
搬送される。すなわち、補給管28を介して搬送される
粉粒体により、媒体回収部6にて回収される粉粒体の不
足分を補給できる。なお、媒体回収部6に粉粒体の量を
検知し得る適宜の検出手段を設置し、粉粒体の不足分を
検出して補給管28からの補給量を自動制御するように
構成することも可能である。
【0012】図2は前記供給管13の分岐部14を拡大
して示した部分拡大断面図である。図示のように、本実
施例では、分岐部14はT字状に形成され、上流側の供
給管13に対して噴射ノズル3,4に接続した下流側の
供給管15,16が両側に直角に屈曲した状態に接続さ
れている。なお、上流側の供給管13はほぼ垂直状態に
設置され、その供給管13の直下の分岐部14の突き当
たり部分に開口部35を形成して、該開口部35に液体
を通し粉粒体を通さないフィルタ36を配設することに
より、前記液体排出部を構成している。これにより、前
記液体注入管17からの液体により流動化が促進された
状態で供給管13を介して供給される粉粒体は、前記フ
ィルタ36に突き当ると、液体分が外部へ排出され、固
形分として粉粒体が供給管15,16にほぼ等分に分配
される。この場合、供給管13内では、流動化してばら
けた状態の粉粒体、特に液体に浮きやすい粉粒体は、恰
も樋内を流れるように、供給管13内の通路断面の一部
を用いて左右に揺れながら流下する。したがって、その
粉粒体の流れが分岐部14において一方に偏っていた場
合には、そのまま流下すれば分岐後の供給管15,16
に対して粉粒体を均等に分配することは困難である。こ
れに対して、本実施例では、供給管13の直下の分岐部
14の突き当たり部分に前記液体排出部を設けたので、
粉粒体はその液体排出部に一旦留まってから両側の供給
管15,16に再びばらけて流動することになることか
ら、前述のようにほぼ均等に分配される。特に、図示の
ように、フィルタ36の位置を供給管15,16の内周
面より若干引込めて凹部37を形成しておけば、粉粒体
がフィルタ36に突き当った際に該凹部37内に留まり
やすく、供給管15,16方向への流動に対して抵抗作
用を及ぼすことから、液体が排出されやすくなるととも
に、供給管15及び供給管16に対する粉粒体の分配の
均等化にも有効である。なお、凹部37の深さを適度に
設定すれば、液体をより的確に排出することができる。
【0013】図3は噴射ノズル3,4を拡大して示した
部分拡大断面図である。図示のように、本実施例では、
噴射ノズル3,4の供給管26,27への接続側に、先
端部に流路面積を絞った小径部38を備えた液体流路3
9を形成するとともに、その下流側に流路断面を拡大し
た負圧部40を形成している。負圧部40では、前記小
径部38から噴射される液体噴流のエジェクタ作用によ
り粉粒体流入部41から粉粒体が吸引され、それらの液
体と粉粒体との混合流を形成しながら噴射口42から作
用媒体として噴射する。なお、この場合、粉粒体流入部
41から吸引される粉粒体は、ばらけた状態になってい
ることから、粉粒体が液体によって団子状態に固まった
まま吸引されて噴射ノズルに目詰りを起すといった不具
合は殆ど解消され、より安定した粉粒体の定量供給が可
能である。さらに、負圧部40のエジェクタ作用により
粉粒体と共に大気を吸引するように構成することも可能
である。なお、回収した粉粒体中には多少のゴミ等が含
まれる場合もあるが、小さなものであり洗浄剥離処理に
特段の影響はない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)請求項1の発明によれば、回収した使用済の作用
媒体から分離されたスラリ状態の粉粒体をスクリューコ
ンベヤ等の定量搬送手段で搬送するとともに、その定量
搬送手段に粉粒体の供給管路を接続して、その接続部近
傍に配設した液体注入部からの液体により管路内の粉粒
体の流動化を促進しながら噴射ノズルへ供給するという
技術手段を採用したので、それらの定量搬送手段と液体
注入部を接続部近傍に配設した供給管路との組合せによ
り、簡便に回収した粉粒体を効率的かつ安定的に噴射ノ
ズルへ供給することができる。したがって、延いては、
簡単な構成により装置の小型化や設置スペースの縮小化
が可能になる。 (2)請求項2の発明によれば、液体により流動化させ
た粉粒体を噴射ノズルに供給する供給管路の途中に液体
排出部を配設して液体を排出した後の粉粒体を噴射ノズ
ルに発生する負圧により吸引するようにしたので、粉粒
体が液体によって団子状態に固まったまま吸引されて噴
射ノズルに目詰りを起すといった不具合を低減すること
ができ、より安定した粉粒体の定量供給が可能になる。 (3)また、粉粒体に前記液体が含まれたまま噴射ノズ
ルに供給されると、噴射の際に粉粒体と共にその液体も
加速しなければならないため、余分にエネルギが消費さ
れ、噴射ノズルからの作用媒体の噴射速度が低下される
という問題があるが、供給管路の途中に配設した液体排
出部からの液体の排出により前記問題が低減されるとと
もに、余分な液体が混入しないことから、粉粒体と液体
との混合比も安定的に設定できる。 (4)なお、前記液体排出部は、回収した粉粒体を複数
の噴射ノズルに対して分配する供給管路の分岐部分に配
設することができる。このようにすれば、液体排出部を
より効率的に配設できるとともに、各噴射ノズルに対し
てより均等に粉粒体を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部に関する回路構成を示した概略
回路構成図である。
【図2】 粉粒体の供給管の分岐部を示した部分拡大断
面図である。
【図3】 噴射ノズルを示した部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…洗浄剥離装置、2…作業空間、3…噴射ノズル、4
…噴射ノズル、5…被処理物、6…媒体回収部、7,8
…フィルタ、9…横方向スクリューコンベヤ、10…縦
方向スクリューコンベヤ、11…駆動モータ、12…駆
動モータ、13…供給管、14…分岐部、15,16…
供給管、17…液体注入管、18…液体回収管、19…
濾過システム、20…液体受容部、21…液体回収管、
22…貯留部、23…ポンプ、24…供給管、25…分
岐部、26,27…供給管、28…補給管、29…エジ
ェクタ部、30…供給管、31…粉粒体タンク、32…
駆動モータ、33…送出し手段、34…供給管、35…
開口部、36…フィルタ、37…凹部、38…小径部、
39…液体流路、40…負圧部、41…粉粒体流入部、
42…噴射口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも液体に粉粒体を混入してなる
    作用媒体を被処理物に吹付けて洗浄及び/又は剥離処理
    を行う洗浄剥離装置において、回収した使用済の作用媒
    体から分離された粉粒体を搬送する定量搬送手段を設け
    るとともに、その定量搬送手段と噴射ノズルとを接続す
    る粉粒体の供給管路を設け、それらの定量搬送手段と供
    給管路との接続部近傍に液体注入部を配設して、該液体
    注入部を介して注入する液体によって管路内の粉粒体の
    流動化を促進しながら噴射ノズルへ供給するように構成
    したことを特徴とする洗浄剥離装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも液体に粉粒体を混入してなる
    作用媒体を被処理物に吹付けて洗浄及び/又は剥離処理
    を行う洗浄剥離装置において、液体により流動化させた
    粉粒体を噴射ノズルに供給する供給管路の途中に管路内
    の液体を外部へ排出する液体排出部を配設し、該液体排
    出部にて液体を排出した後の粉粒体を噴射ノズルに発生
    する負圧により吸引するように構成したことを特徴とす
    る洗浄剥離装置。
  3. 【請求項3】 回収した粉粒体を複数の噴射ノズルに対
    して分配する供給管路の分岐部分に前記液体排出部を配
    設した請求項2に記載の洗浄剥離装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102397855A (zh) * 2011-10-28 2012-04-04 中国重汽集团济南动力有限公司 一种再制造机油冷却器芯清洗装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5061869A (ja) * 1973-10-06 1975-05-27

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