JPH07304026A - 粉粒体混練装置 - Google Patents

粉粒体混練装置

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JPH07304026A
JPH07304026A JP9627394A JP9627394A JPH07304026A JP H07304026 A JPH07304026 A JP H07304026A JP 9627394 A JP9627394 A JP 9627394A JP 9627394 A JP9627394 A JP 9627394A JP H07304026 A JPH07304026 A JP H07304026A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液体に反応して固結するセメントのような粉粒
体でも確実に混練でき、耐久性に優れ製品にバラツキの
ない混練装置を提供できるようにすることを目的とする
ものである。 【構成】液体を加圧する加圧ポンプと、高圧の液体を噴
射して負圧を形成するジェットポンプと、粉粒体を貯溜
した粉粒体貯溜タンクとを備え、粉粒体貯溜タンクの粉
粒体流出口をジェットポンプの粉粒体供給口に臨ませる
とともに、粉粒体流出口が臨む粉粒体供給口を大気に連
通させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばセメントと水とを
混合してセメントミルクを作る装置のような粉粒体混練
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来セメントミルクを作ったり粉末や粒
状物を水や液体と混練する場合、内部に攪拌羽根を設け
たドラムの中にセメント粉末と適量の水とを投入し、当
該ドラムを回転させることにより攪拌羽根でセメント粉
末と水とを攪拌し、セメントミルクを形成のが一般的で
あった。
【0003】ところが斯かるものの場合、ドラムの中に
先にセメント粉末を入れ、次に水を注入すると、注入さ
れた水でセメント粉末がドラムの隅部で固まり易く、所
望する比率で均質なセメントミルクを形成することが出
来ないと言う問題があった。これとは逆にドラムの中に
先に水を入れ、次にセメント粉末を投入する時にはセメ
ント粉末が周辺に飛散し易く、作業員がこれを吸引した
り、周辺を汚損すると言う問題があった。
【0004】そこでこうした問題を解決するものとして
例えば本発明の出願人等が先に提案した特公平4−69
679号公報に記載されたものが知られている。この公
報に記載された粉粒体混練装置は、主として微粉石炭と
水等を混練してスラリー状の燃料を形成するもので、微
粉石炭を貯溜した粉粒体貯溜タンクの底部に粉粒体流出
口を形成し、この微粉石炭を加圧ポンプで加圧された高
圧の液体を噴射して負圧を形成するジェットポンプの粉
粒体供給口に密閉状に連結するようにし、ジェットポン
プで形成された負圧で粉粒体貯溜タンク内の微粉石炭を
粉粒体流出口から吸引し、ジェットポンプ内の高圧の液
体ジェット流に余すことなく攪拌混合するようにしたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが本発明の出願
人等がした先の提案にかかるものではジェットポンプの
負圧が形成される粉粒体供給口の内部はジェット流の水
滴が縦横に飛翔している状態であることから、この飛翔
する水滴が粉粒体流出口から粉粒体貯溜タンク内に侵入
し、粉粒体貯溜タンク内の微粉石炭を湿潤して固まらせ
てしまうと言う問題があった。特に、セメント粉末のよ
うに水に反応する微粉末の場合には粉粒体流出口や粉粒
体貯溜タンク内でセメントが固結してしまい、上記問題
が顕著に表れるという問題があった。
【0006】また、粉粒体流出口から粉粒体供給口に供
給された粉粒体貯溜タンク内の粉粒体が粉粒体供給口の
内周面に付着して固結し、粉粒体供給口が徐々に塞がれ
てしまうことから、耐久性にも問題があるだけでなく、
粉粒体供給口の内周面に付着して固結する分、粉粒体が
無駄になると言う問題があった。
【0007】更に、粉粒体と液体との混合比率を検出す
る場合、混合されたスラリー状のものを取り出し、粘度
計や熟練した感によって混合比率を検出しており、粘度
計で混合比率を検出するものではジェットポンプを一旦
停止して行うために面倒で手間がかかるうえ、可動効率
の低下を招くと言う問題があり、熟練した感による時に
は正確な混合比率を検出することが難しく製品にバラツ
キをしょうじると言う問題があった。そこで、本発明は
上記問題点に鑑み提案されたもので、液体に反応して固
結するセメントのような粉粒体でも確実に混練でき、耐
久性に優れ製品にバラツキのない混練装置を提供できる
ようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る粉粒体混練装置は、第1に、液体を加圧
する加圧ポンプと、高圧の液体を噴射して負圧を形成す
るジェットポンプと、粉粒体を貯溜した粉粒体貯溜タン
クとを備え、粉粒体貯溜タンクの粉粒体流出口をジェッ
トポンプの粉粒体供給口に臨ませるとともに、粉粒体流
出口が臨む粉粒体供給口を大気に連通させたことを特徴
とするものである。第2に、液体を加圧する加圧ポンプ
からジェットポンプの噴射ノズルに供給される高圧の流
体の圧力変化により液体と粉粒体との混合比率を検出す
るようにしたことも特徴するものである。
【0009】第3に、圧力流体を噴射ノズルから保護管
に噴射し、保護管内に形成された負圧で外気を吸引して
保護管内のジェット流と混合して混気ジェット流を形成
し、該混気ジェット流を吸引管または混合管に噴射して
吸引管または混合管内に負圧を形成するようにしてジェ
ットポンプを形成したり、粉粒体供給口を上方が開口す
る碗形に形成し、下面に洗浄用液体を噴射する洗浄用ノ
ズルを設けたことも特徴とするものである。第4に、粉
粒体貯溜タンクを有底筒状に形成し、上方開口部を粉粒
体投入口を形成するとともに、当該底部に粉粒体流出用
加圧流体を供給する流体供給手段を設けたことも特徴と
するものである。
【0010】
【作用】先ず、粉粒体貯溜タンクに粉粒体を貯溜し、粉
粒体貯溜タンクの底部の粉粒体流出口から粉粒体を供給
可能にする。次に、加圧ポンプで加圧された高圧の圧力
流体をジェットポンプに供給してジェットポンプ内に負
圧を形成する。こうしてジェットポンプ内に負圧が形成
されると、この負圧で粉粒体流出口が臨む粉粒体供給口
の周辺の大気に連通した部分から外気を粉粒体流出口か
ら供給された粉粒体とともに吸引しジェットポンプ内で
ジェット流に粉粒体及び外気とを確実に攪拌混合するの
である。
【0011】この時、粉粒体流出口が臨む粉粒体供給口
部分を流走するジェット流の飛沫は吸引される外気によ
り粉粒体供給口の内方に押され、粉粒体流出口に付着す
ることが無いのである。また、粉粒体を混練した液体を
再び加圧ポンプに還流させて循環させると、粉粒体の混
練比率が上昇するのに伴って、粘度が高まり、液体を加
圧する加圧ポンプからジェットポンプの噴射ノズルに供
給される高圧の流体の圧力が徐々に上昇する。この上昇
する圧力の変化により、液体と粉粒体との混合比率を簡
単に且つ正確に検出することもできるのである。
【0012】更に、粉粒体供給口を上方が開口する碗形
に形成し、下面に洗浄用液体を噴射する洗浄用ノズルを
設けたものでは、粉粒体流出口から供給された粉粒体が
粉粒体供給口の内周面に付着堆積しようとするのを洗浄
用ノズルから噴射された洗浄水が洗い流してジェット流
に吸引させるので、付着・堆積が防止されるのである。
【0013】また、粉粒体貯溜タンクを有底筒状に形成
し、上方開口部を粉粒体投入口を形成するとともに、当
該底部に粉粒体流出用加圧流体を供給する流体供給手段
を設けたものでは流体供給手段から供給される圧力流体
で粉粒体貯溜タンク内の粉粒体は悉く粉粒体流出口から
粉粒体供給口に供給されるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の粉粒体混練装置の一実施例を
図面に基づいて説明する。 <実施例1>この実施例に係る粉粒体混練装置1はセメ
ントミルクを形成するものであって、図1に示すよう
に、水(液体)2を貯溜した貯溜槽3と、貯溜槽3の底
部に水2を吸引して加圧する加圧ポンプ4と、加圧ポン
プ4で加圧された高圧の圧力流体を噴射して負圧を形成
するジェットポンプM.J.P と、後述するジェットポンプ
M.J.P の粉粒体供給口6にセメント(粉粒体)7を供給
する粉粒体貯溜タンク8とを備えてなる。
【0015】上記ジェットポンプM.J.P は、加圧ポンプ
4で加圧された高圧の水を小径の噴射ノズル9から当該
噴射ノズル9よりも大径に形成された保護管10内に噴
射し、保護管10の噴射ノズル9側に形成された負圧で
吸気管11から外気を吸引して高圧のジェット流に混入
させて混気ジェット流を形成し、この混気ジェット流を
保護管10より大径の吸引管12に噴射させて吸引管1
2内に負圧を形成するとともに、吸引管12に形成され
た負圧で粉粒体を吸引する粉粒体吸引部13が形成して
あり(図2参照)、吸引管12に吸引された粉粒体はそ
の下流側に設けられている混合管14で充分混合された
後、貯溜槽3に還流させるように構成されている。
【0016】上記粉粒体吸引部13は、図2に示すよう
に、上端が粉粒体供給口15として開口する碗形の容器
本体16の左右の両側壁部分に保護管10と吸引管12
及び混合管14を同心状に支持させた保護管10と吸引
管12との間に形成してあり、粉粒体供給口15の周縁
部分は内側下向きにカーリングさせた案内部分15aを
形成してある。容器本体16の底面部分には洗浄用ノズ
ル17が設けられており、この洗浄用ノズル17は図2
及び図3に示すように、小径のドーム型のケーシング1
8の上端寄りで容器本体16の底面部分から突出する部
分に保護管10から吸引管12に噴射されたジェット流
に直交する方向に洗浄水を噴射する噴口19・19を穿
設し、この噴口19・19に加圧ポンプ4と噴射ノズル
9とを連結する高圧水供給路20から分岐された洗浄水
供給路21を連結して構成されている。
【0017】高圧水供給路20には高圧水の圧力を検出
してセメント7と水との混合比率を検出するための圧力
計22が設けられている。また、ジェットポンプM.J.P
の保護管10は図2に示すように、粉粒吸引口13の容
器本体16の側壁部分に取付け用フランジ23を有する
混合管14と略同径の支持管24を設け、この取付け用
フランジ23に吸引管12の中間に設けた取付けフラン
ジ25と混合管14のフランジ26部分をボルト27で
固定して支持されている。こうした支持構造にする時に
は吸引管12及び混合管14が磨滅した場合にボルト2
7を螺解するだけで簡単に交換することができるのであ
る。
【0018】上記ジェットポンプM.J.P の粉粒体供給口
6にセメント(粉粒体)7を供給する粉粒体貯溜タンク
8は、比較的大径の有底筒状に形成されたタンク本体2
8の上端部にロート状のスロープを形成した粉粒体投入
口29を形成するとともに、底部の中央には下端が粉粒
体供給口15の上方に開口する粉粒体流出口30を設け
てあり、粉粒体流出口30の下端30aと粉粒体供給口
15との間に間隔S(図2参照)が形成されている。
【0019】また、タンク本体28の底部にはパンチン
グメタル等の通気性を有する支持板31が取りつけてあ
り、支持板31の上面には可撓性を有する目の細かなネ
ット32が設けられるとともに、支持板31の下方でタ
ンク本体28の底部には送風装置33から流出用空気が
供給されるように構成した流体供給手段34が形成され
ている。尚、図1中符号35は粉粒体流出口30から流
出させるセメント7の量を制御する流量調節バルブであ
り、符号36は粉粒体投入口29に設置されたセメント
を貯溜したフレキシブルコンテナ(可撓性搬送容器)、
符号37は加圧ポンプの吐出口に設けた方向切換バルブ
であって、セメント7と水2とが所定割合に形成された
セメントミルクを加圧ポンプ4の吐出圧を利用し、吐出
管38から取り出すためのものである。
【0020】上記のように構成された粉粒体混練装置1
の作用を次に説明する。先ず、貯溜槽3内の水2を加圧
ポンプ4で加圧して高圧の水を、高圧水供給路20を介
して噴射ノズル9に圧送し、噴射ノズル9から保護管1
0内に噴射して保護管10内に負圧を形成する。こうし
て保護管10内に形成された負圧で吸気管11から外気
を吸引して保護管10内に混気ジェット流が形成され、
この混気ジェット流を保護管10から吸引管12に噴射
させて吸引管12内に負圧を形成すると、この負圧が粉
粒体吸引口13から粉粒体供給口15に作用し、粉粒体
供給口15から外気を吸引するようになる。
【0021】一方、フレキシブルコンテナ36を粉粒体
貯溜タンク8の粉粒体投入口29を塞ぐ状態に設置し、
セメント7をタンク本体28のネット32上に供給して
堆積させた状態でタンク本体28の底部に送風装置33
からの流出用空気が供給されると、この流出用空気が支
持板31を透過してネット32に送られ、このネット3
2を上方に膨らませ、更にネット32を透過した流出用
空気でセメント7をほぐしながら流量調節バルブ35で
調量しながら粉粒体流出口30からその下方に開口する
粉粒体供給口15に落下供給する。この時、粉粒体流出
口30が臨む粉粒体供給口15部分を流走するジェット
流の飛沫は吸引される外気により粉粒体供給口15の内
方に押され、粉粒体流出口30に付着することが無いの
である。また、粉粒体流出口30と粉粒体供給口15と
の間に隙間 があることから、粉粒体流出口30から供
給されるセメント7が周囲に飛散しようとしても、粉粒
体供給口15に作用している外気の吸引作用により周囲
に散逸することなく全て粉粒体供給口15から容器本体
16内に吸引され、吸引管12及び混合管14内でジェ
ット流に接触し、セメントミルクが形成された後、貯溜
槽3内に還流されるのである。
【0022】次に、粉粒体供給口15から容器本体16
内に吸引されたセメント7は、その殆どが吸引管12に
吸引されるのであるが、ある一部は容器本体16の内周
面に付着することがある。こうした場合、加圧ポンプ4
と噴射ノズル9とを連結する高圧水供給路20から分岐
された洗浄水供給路21から供給される高圧の圧力水が
容器本体16の底部に設けられた洗浄用ノズル17の噴
口19から噴射され、容器本体16の内周面に付着する
セメントを洗浄し、粉粒体供給口15の周縁部分の内側
下向きにカーリングさせた案内部分15aで粉粒体吸引
口13に案内して吸引管12に吸引させるので、付着堆
積が防止されるのである。
【0023】こうして混合管14から吐出されたセメン
トミルクが貯溜槽3内に還流され、これが再び加圧ポン
プ4で加圧され、循環されるとセメント7と水2との混
合比率が変わって粘度が高くなり、加圧ポンプ4と噴射
ノズル9とを連結する高圧水供給路20内の圧力が高く
なる。この高圧水供給路20内の圧力が高くなったのを
圧力計22で検出することによりセメント7と水2との
混合比率を正確に検出することができるのである。
【0024】<実施例2>本実施例では上記実施例1の
ジェットポンプM.J.P が加圧ポンプ4で加圧された高圧
の水を小径の噴射ノズル9から保護管10内に噴射し、
保護管10に形成された負圧で吸気管11から外気を吸
引して混気ジェット流を形成し、この混気ジェット流を
保護管10から吸引管12に噴射して吸引管12内に負
圧を形成する混気ジェットポンプに形成してあるが、こ
のジェットポンプM.J.P を図4に示すように構成した点
が上記実施例1と相違するものである。
【0025】即ち、本実施例のジェットポンプM.J.P は
噴射ノズル9と、吸引管12を同心状に粉粒体供給口1
5の容器本体16に取付けたもので、貯水タンク3内の
水2を加圧ポンプ4で加圧し、この高圧の水を噴射ノズ
ル9から吸引管12内に直接噴射し、吸引管12に形成
された負圧で粉粒体供給口15から外気及び粉粒体流出
口30から流下するセメント7を容器本体16内に吸引
するようにしたものである。この場合吸引管12を混合
管14と兼ねさせることもできる。
【0026】<実施例3>本実施例では上記各実施例の
粉粒体貯溜タンク8を図5に示すように変更したもの
で、その他の構成並びに作用は上記実施例1と同様であ
る。本実施例の粉粒体貯溜タンク8は、比較的大径で下
細りテーパー状に形成され、下端部にモーター38で回
転駆動されるスクリュー式搬送軸39を設けるととも
に、スクリュー式搬送軸39のモーター側端部に粉粒体
流出口30を形成するようにしたもので、こうしたもの
では上記実施例1における流体供給手段34のパンチン
グメタル等の通気性を有する支持板31、可撓性を有す
る目の細かなネット32、送風装置35並びに流量調節
バルブ を省略できるとともに、スクリュー式搬送軸
39を粉粒体流出口30が上方に位置するように斜めに
設けると、粉粒体貯溜タンク8の上端位置を低くするこ
とが出来装置全体をコンパクトに纏めることができると
いう利点もある。
【0027】尚、上記各実施例では加圧ポンプ4と噴射
ノズル9とを連結する高圧水供給路20に圧力計22を
設け、この圧力計22によりセメント7と水2との混合
比率を正確に検出するようにしてあるが、これを圧力セ
ンサーに代え、圧力センサーが所定の圧力を検出すると
粉粒体混練装置1を自動的に停止させたり、加圧ポンプ
4の吐出口に設けた方向切換バルブ37を切り換えて加
圧ポンプ4の吐出圧を利用し、吐出管38から取り出す
ようにしても良いことは勿論である。また、上記実施例
ではセメントと水とを混練するようにしてあるが、その
他の粉体、例えば粉炭を混練したりする時に使用するこ
とができるのはいうまでも無いことである。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る粉粒
体混練装置は加圧ポンプで加圧された高圧の圧力流体を
ジェットポンプに供給してジェットポンプ内に負圧を形
成し、この負圧で粉粒体流出口が臨む粉粒体供給口の周
辺の大気に連通した部分から外気を粉粒体流出口から供
給された粉粒体とともに吸引し、ジェットポンプ内でジ
ェット流に粉粒体及び外気とを確実に攪拌混合するよう
にしてあるので、粉粒体供給口の内部に飛翔するジェッ
ト流の水滴が粉粒体流出口から粉粒体貯溜タンク内に侵
入し、粉粒体貯溜タンク内の微粉石炭を湿潤して固まら
せてしまうと言う従来の問題を未然に防止することがで
きるという利点がある。特に、セメント粉末のように水
と反応する微粉末を混練するでも、粉粒体流出口や粉粒
体貯溜タンク内でセメントが反応して固結することもな
く良好に供給することができるという利点がある。
【0029】更に、液体を加圧する加圧ポンプからジェ
ットポンプの噴射ノズルに供給される高圧の流体の圧力
変化により液体と粉粒体との混合比率を検出するように
したものでは、粉粒体を混練した液体を再び加圧ポンプ
に還流させて循環させると、粉粒体の混練比率が上昇す
るのに伴って、粘度が高まり、液体を加圧する加圧ポン
プからジェットポンプの噴射ノズルに供給される高圧の
流体の圧力が徐々に上昇するので、この上昇する圧力の
変化により、液体と粉粒体との混合比率を簡単に且つ正
確に検出することもでき、感に頼ることなく混練比率の
安定した均質な液体と粉粒体との混合物を形成すること
ができるという利点もある。
【0030】この場合、圧力の変化で混練比率を検知す
ることができるので、粉粒体混練装置の可動を停止させ
なくても済み、手間をかけることなく簡単に混練比率を
の検出を行え、可動効率を向上させることができるとい
う利点もある。
【0031】また、上方が開口する碗形の粉粒体供給口
の下面に洗浄用液体を噴射する洗浄用ノズルを設けたも
のでは、粉粒体流出口から供給された粉粒体が粉粒体供
給口の内周面に付着堆積しようとするのを洗浄用ノズル
から噴射された洗浄水が洗い流してジェット流に吸引さ
せるので、粉粒体の粉粒体供給口への付着・堆積による
耐久性の低下を確実に防止することができるとともに、
粉粒体の有効利用率を高めることができるという利点も
ある。
【0032】加えて、有底筒状の粉粒体貯溜タンクの底
部に粉粒体流出用加圧流体を供給する流体供給手段を設
けたものでは流体供給手段から供給される圧力流体で粉
粒体貯溜タンク内の粉粒体は悉く粉粒体流出口から粉粒
体供給口に供給することができ、残留する粉粒体を無く
してその有効利用率をさらに高めることができるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る粉粒体混練装置の概略の構成を
示す縦断面図である。
【図2】実施例1に係るジェットポンプM.J.P 部分の縦
断面図である。
【図3】実施例1に係る粉粒体供給口の容器本体部分の
横断平面図である。
【図4】実施例2に係るジェットポンプM.J.P 部分の縦
断面図である。
【図5】実施例3に係る粉粒体貯溜タンク部分の縦断面
図である。
【符号の説明】
1・・・粉粒体混練装置 2・・・液体(水) 4・・・加圧ポンプ 7・・・粉粒体 8・・・粉粒体貯溜タンク 9・・・噴射ノズル 10・・・保護管 12・・・吸引管 14・・・混合管 15・・・粉粒体供給口 17・・・洗浄ノズル M.J.P ・・・ジェットポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を加圧する加圧ポンプと、高圧の液体
    を噴射して負圧を形成するジェットポンプと、粉粒体を
    貯溜した粉粒体貯溜タンクとを備え、粉粒体貯溜タンク
    の粉粒体流出口をジェットポンプの粉粒体供給口に臨ま
    せるとともに、粉粒体流出口が臨む粉粒体供給口を大気
    に連通させたことを特徴とする粉粒体混練装置。
  2. 【請求項2】液体を加圧する加圧ポンプからジェットポ
    ンプの噴射ノズルに供給される高圧の流体の圧力変化に
    より液体と粉粒体との混合比率を検出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の粉粒体混練装置。
  3. 【請求項3】ジェットポンプが圧力流体を噴射ノズルか
    ら保護管に噴射し、保護管内に形成された負圧で外気を
    吸引して保護管内のジェット流と混合して混気ジェット
    流を形成し、該混気ジェット流を吸引管または混合管に
    噴射して吸引管または混合管内に負圧を形成するように
    した混気ジェットポンプである請求項1または請求項2
    に記載の粉粒体混練装置。
  4. 【請求項4】粉粒体供給口を上方が開口する碗形に形成
    し、下面に洗浄用液体を噴射する洗浄用ノズルを設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の粉粒
    体混練装置。
  5. 【請求項5】粉粒体貯溜タンクを有底筒状に形成し、上
    方開口部を粉粒体投入口を形成するとともに、当該底部
    に粉粒体流出用加圧流体を供給する流体供給手段を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項
    に記載の粉粒体混練装置。
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