JPH10278031A - 連続混合機 - Google Patents

連続混合機

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Publication number
JPH10278031A
JPH10278031A JP9090687A JP9068797A JPH10278031A JP H10278031 A JPH10278031 A JP H10278031A JP 9090687 A JP9090687 A JP 9090687A JP 9068797 A JP9068797 A JP 9068797A JP H10278031 A JPH10278031 A JP H10278031A
Authority
JP
Japan
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screw
water
refractory
irregular
dust collector
Prior art date
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Pending
Application number
JP9090687A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Nagai
永井誠二
Ichiro Hattori
服部一郎
Hideaki Kohara
古原英昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinagawa Refractories Co Ltd filed Critical Shinagawa Refractories Co Ltd
Priority to JP9090687A priority Critical patent/JPH10278031A/ja
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不定形耐火物の水分率のばらつきをなくし、か
つスクリューの羽根への不定形耐火物の固着を防止す
る。 【解決手段】連続混合機1が運転されると、スクリュー
フィーダー3が回転駆動され、また注水管12により、
水がスクリュー羽根3bのない所定領域a内に供給され
る。スクリュー羽根3bの回転により、ホッパー2から
不定形耐火物が所定領域a内に搬送され、注水管12に
より水を添加されてトラフ8内に搬送される。駆動モー
タ10が駆動してスクリューコンベア9が回転駆動され
ると、トラフ8内に搬送された不定形耐火物と水がスク
リューコンベア9によって混合されながら上方へ搬送さ
れ、吹付に適した吹付材料となって吹付機に投入され
る。これにより、スクリュー羽根3bやスクリューフィ
ーダー3の内壁への不定形耐火物の固着がなくなり、か
つ不定形耐火物の水分率のばらつきがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不定形耐火物の吹
付施工現場に設置され、不定形耐火物に水を添加するこ
とにより不定形耐火物の粉粒体に湿り気を与えて発塵量
を低減するとともに、不定形耐火物および水を混合しな
がら吹付機に搬送することにより吹き付けした施工体の
品質の安定化を図ることができるようにした連続混合機
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】不定形耐火物を施工することにより、耐
火構築物を構築することが行われているが、この不定形
耐火物を施工する方法の一つとして、従来、不定形耐火
物の吹付法がある。この吹付施工法においては、従来よ
り、予め数パーセントの水を加えて混合することにより
不定形耐火物に湿り気を与えると、吹付ノズルにおいて
不定形耐火物と水との混合性が良好となるため、吹付時
の吹付材料の跳ね返りが少なくなるとともに発塵が低減
し、作業環境が改善されることが知られている。また、
出来上がった施工体内部は空洞や層構造が少ないので、
安定した品質を得られることが知られている。
【0003】従来の不定形耐火物の吹付施工に用いられ
ている不定形耐火物の混合機として、一般的には、バッ
チ式のミキサー、例えばモルタルミキサーがよく用いら
れている。このモルタルミキサーは、不定形耐火物の投
入、混合、および排出の一連の作業を1サイクル毎に繰
り返す必要がある。
【0004】一方、吹付機は連続して吹付材料を吐出す
ることから、作業性において問題がある。そこで、この
問題を改善した粉粒体連続加湿機が、特公昭58ー40
482号公報により提案されている。この公報の粉粒体
連続加湿機は、施工現場において粉粒体を副オーガーで
搬送し、この粉粒体に水を、その添加量を調整しながら
添加し、これらの粉粒体と水とを主オーガーで混練時間
を調整しながら混合搬送するものである。そして、この
公報の粉粒体連続加湿機によれば、水の添加量および混
練時間が調整されるので、粉粒体の湿り度合いが一定と
なる。
【0005】これらの方法で加湿混合された不定形耐火
物は吹付機に搬送され、更に吹付機で圧縮空気により吹
付ノズルまで圧送されて、そこで水分が再調整された
後、この吹付ノズルから吐出されて施工される。
【0006】ところで、吹付機で不定形耐火物を吹付ノ
ズルへ圧送する場合、吹付機の機構上、余剰の圧縮空気
が吹付機の排気口から外部に排出される。この排気口か
らの排気中には不定形耐火物の一部(場合によるが約6
%程度)が混入しており、したがって圧縮空気の排出に
伴って、この不定形耐火物の一部が排気口から外部に排
出されるようになる。外部に排出された不定形耐火物の
一部は大気中に飛散して発塵し、このため不定形耐火物
の一部が無駄になって製品の歩留まりが良好でないばか
りでなく、発塵により作業環境が快適ではないという問
題があった。
【0007】そこで、従来、吹付機に排気ホースを取り
付けるとともに、この排気ホースを、例えばフレコンバ
ッグ等の容器に差し込んで、排気中の不定形耐火物を容
器内に自然落下させて回収するか、あるいは単に集塵機
により、外部に散乱する不定形耐火物を回収するように
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公報の粉粒体連続加湿機は、水噴射用ノズルの位置が混
合スクリューの上にあるため、このスクリューの羽根に
水がかかるとともに、この水がかかった羽根に不定形耐
火物が薄く付着するようになる。そして、このような水
と不定形耐火物の付着が繰り返されることにより、スク
リューの羽根に、不定形耐火物が厚く固着してしまい、
不定形耐火物を確実にかつ滑らかに搬送することができ
なくなってしまう。このため、粉粒体連続加湿機を頻繁
に停止させて、スクリューの羽根を清掃して、羽根に付
着した不定形耐火物の除去を行うことが余儀なくされて
いる。したがって、この公報の粉粒体連続加湿機におい
ても、作業性があまり良好ではないという問題がある。
【0009】しかも、この公報の粉粒体連続加湿機はス
クリュー軸が傾斜したスクリューコンベアを備えている
が、このスクリューコンベアは、ある程度コンベア内に
不定形耐火物が溜まらないと、不定形耐火物を定量に搬
送できないという特性がある。このため、運転初期にお
いて不定形耐火物の搬送量にばらつきが生じるため、水
分率もばらつくという問題もある。
【0010】更に、排気ホースおよび容器を用いて、吹
付機からの排気中の不定形耐火物を回収する方法では、
自然落下し易い粒径の大きい不定形耐火物は回収される
が、自然落下し難い粒径の小さい不定形耐火物は回収さ
れなく、圧縮空気とともに大気中に排出されて飛散して
しまうので、製品の歩留まりを必ずしも効果的に向上さ
せることができるとは限らないばかりでなく、粒径の小
さい不定形耐火物の発塵により、作業環境に十分な快適
性を持たらすまでには至らない。
【0011】また、集塵機により単に不定形耐火物を回
収する方法では、不定形耐火物の回収がある程度効率よ
く行われるが、不定形耐火物の飛散、発塵量が多いた
め、集塵機のストッカーに溜まる不定形耐火物を人手に
よって頻繁に取り出さなければならないので、多くの労
力を必要とするばかりでなく作業が繁雑となって、作業
性が良好ではない。しかも、飛散した不定形耐火物を完
全には回収することができないので、同様に製品の歩留
まりを向上させること、および作業環境に十分な快適性
を持たらすことには限度がある。
【0012】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、連続して不定形耐火物と水
とを混合しながら搬送する際、吹付材料の水分率のばら
つきをなくすとともに、混合スクリューの羽根やスクリ
ューフィーダーの内壁に不定形耐火物が固着するのを防
止できる連続混合機を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、吹付機からの排気中
に含まれている不定形耐火物を更に一層効果的に回収し
て、製品の歩留まりをより向上させることができるとと
もに、作業性を向上させ、作業環境を十分に快適にする
ことのできる連続混合機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、不定形耐火物が投入されるホ
ッパーと、出口端から内側の所定領域を除く部分にスク
リュー羽根を有し、かつこのスクリュー羽根の回転によ
り前記ホッパーから前記不定形耐火物を取り出すスクリ
ューフィーダーと、前記スクリュー羽根のない前記所定
領域に水を供給する水供給手段と、前記スクリューフィ
ーダーから取り出された前記不定形耐火物および前記水
が投入されるとともにこれらの不定形耐火物と水とを混
合しながら搬送するスクリュー混合搬送手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0015】また請求項2の発明は、前記スクリュー混
合搬送手段によって混合搬送された前記不定形耐火物と
前記水との混合物が投入され、かつこの混合物を吹付ノ
ズルに圧送する吹付機を備え、更に前記スクリュー混合
搬送手段の上方に、前記吹付機の排気口に排気管を介し
て接続されて前記吹付機の排気口からの排気に含まれる
不定形耐火物を回収し、かつ回収した不定形耐火物を前
記スクリュー混合搬送手段内の不定形耐火物と水との混
合物に再投入するサイクロン集塵機を備えていることを
特徴としている。
【0016】更に請求項3の発明は、更に前記サイクロ
ン集塵機に第2の排気管を介して接続されてこのサイク
ロン集塵機からの排気に含まれる粉塵を捕集する他の集
塵機を備えていることを特徴としている。
【0017】
【作用】このように構成された本発明の連続混合機にお
いては、不定形耐火物がホッパーに投入されると、この
ホッパーから不定形耐火物がスクリューフィーダーによ
り定量取り出される。取り出された不定形耐火物は、ス
クリュー羽根により、スクリューフィーダー内のスクリ
ュー羽根のない領域に搬送される。そして、このスクリ
ュー羽根のない領域で、水供給手段により所定量の水が
不定形耐火物に添加される。このとき、スクリュー羽根
がないので、水は不定形耐火物のみに浸透するようにな
り、スクリュー羽根やスクリューフィーダーの内壁に不
定形耐火物が水によって固着することはない。また、ス
クリューフィーダーが水平に取り付けられるとともに、
ホッパー内に不定形耐火物を十分に投入することによ
り、不定形耐火物はスクリューフィーダー内では均一に
搬送されるので、水分率がばらつくこともない。
【0018】水が添加された不定形耐火物はスクリュー
フィーダーから排出されて、スクリュー混合搬送手段に
送られる。このスクリュー混合搬送手段は、不定形耐火
物と水とを十分に攪拌、混合しながら搬送し、吹付機に
供給する。
【0019】また、吹付機が不定形耐火物と水との混合
物を吹付ノズルに圧送する際、この吹付機から圧縮空気
が排出されるが、この吹付機からの排気は吹付機の排気
圧により排気管を通してサイクロン集塵機に導入され
る。更に、サイクロン集塵機に導入された排気はこのサ
イクロン集塵機内で円筒内回転流を生じるので遠心力が
付与され、これにより排気中の不定形耐火物は圧縮空気
から分離される。このとき、遠心力により、粒径の大き
い不定形耐火物はもちろん粒径の小さい不定形耐火物も
圧縮空気から分離されるようになるので、ほとんどの不
定形耐火物が効果的に回収される。更に、サイクロン集
塵機は回収した不定形耐火物をスクリュー混合搬送手段
によって搬送中の不定形耐火物と水との混合物に直接投
入するようになる。
【0020】このようにして、スクリュー混合搬送手段
の上方に配設したサイクロン集塵機により、吹付機から
の排気中に含まれる不定形耐火物を効果的に捕集して、
スクリュー混合搬送手段によって搬送中の不定形耐火物
と水との混合物にフィードバックしているので、不定形
耐火物の無駄が少なくなり、製品の歩留まりが大幅に向
上するとともに、従来のような人手による、他の集塵機
のストッカーに溜まる不定形耐火物の回収作業が不要と
なり、労力が削減されかつ作業性が向上する。更に、大
気中に排出される不定形耐火物はほんのわずかであるの
で、作業環境は大幅に向上し、快適なものとなる。
【0021】また、サイクロン集塵機による不定形耐火
物の回収に、吹付機の排気圧を利用しているので、通常
サイクロン集塵機に使用される給気または排気のための
設備が不要となる。しかも、このサイクロン集塵機は、
構造が簡単で安価であり、しかも効率がよくて取り扱い
が簡単であるので、サイクロン集塵機を設けても、連続
混合機をより安価に構成することができるとともに、作
業性が更に向上する。
【0022】更に本発明においては、サイクロン集塵機
から排出される空気は他の集塵機を介して大気に排出さ
れる。その場合、この他の集塵機で空気に混入している
わずかな不定形耐火物も捕集されるようになるので、他
の集塵機から排出される空気中には、不定形耐火物はほ
とんど混入しないものとなる。
【0023】このように、サイクロン集塵機からの排気
を他の集塵機を介して排出しているので、ほんのわずか
な不定形耐火物もこの他の集塵機によって捕集されるよ
うになる。したがって、大気に排出される不定形耐火物
はほとんどなく、作業環境は更に一層快適になるととも
に、サイクロン集塵機から他の集塵機に排出される不定
形耐火物はほんのわずかであることから、他の集塵機の
ストッカーには不定形耐火物はほとんど溜まらなくな
り、人手による回収作業が不要となり、作業性が更に向
上するものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明にかかる連続混合機の
実施の形態の一例を示す平面図であり、図2(a)はこ
の例の正面図、同図(b)は(a)におけるIIB−IIB線
に沿う断面図、図3は右側面図である。なお、本例の連
続混合機の構成要素のなかには、図1または図2(a)
および(b)のいずれかにしか示していないものもあ
る。
【0025】図1、図2(a)および(b)、および図
3に示すように、この例の連続混合機1は、不定形耐火
物が投入されるホッパー2と、ホッパー2の下部に付設
され、出口端3aから内側の所定領域a(図3に明瞭に
図示)を除く部分にスクリュー羽根3bを有しかつこの
スクリュー羽根3bの回転により所定量の不定形耐火物
をホッパー2から送り出すスクリューフィーダー3と、
このスクリューフィーダー3を回転駆動するスクリュー
フィーダー駆動用モータ4と、このスクリューフィーダ
ー駆動用モータ4の回転駆動力をスクリューフィーダー
3に伝達するチェーンベルト伝達機構5と、ホッパー2
の側部でスクリューフィーダー3の出口近傍からスクリ
ューフィーダー3の軸方向と直交する方向でかつ斜め上
方に傾斜して配設されたフレーム6と、このフレーム6
の下部にその下端部が図2(a)において紙面と直交す
る方向の軸回りに回動可能に取り付けられかつフレーム
6の下部に沿って延設されるとともに、その中間部およ
び上端部がフレーム6に設けられたフック7により係脱
可能に係止、固定されて、スクリューフィーダー3から
送り出されてくる不定形耐火物を受け入れるトラフ8
と、このトラフ8内に配設され、不定形耐火物と水を混
合しながら搬送するスクリューコンベア9(本発明のス
クリュー混合搬送手段に相当)と、フレーム6の上端に
取り付けられ、スクリューコンベア9を回転駆動するス
クリューコンベア駆動用電動モータ10と、このスクリ
ューコンベア駆動用電動モータ10の回転駆動力をスク
リューコンベア9に伝達するチェーンベルト伝達機構1
1と、所定量の水をスクリューフィーダー3の出口から
内側のスクリュー羽根のない所定領域a内(図3に図
示)に供給する注水管12と、この注水管12に付設さ
れ、注水管12を開閉する電磁開閉弁13と、注水管1
2から吐出される水の水量を測る水量計14と、注水管
12から吐出される水の流量を調整する流量調整弁15
と、連続混合機1の運転を制御する制御盤16とを備え
ている。
【0026】スクリューフィーダー3による不定形耐火
物の取り出し量は、スクリューフィーダー駆動用モータ
4の回転速度を調節することにより調整されるようにな
っている。
【0027】トラフ8は耐摩耗性がありかつ弾性のある
長方形のゴム板から形成されている。この長方形のトラ
フ8の長手方向の一側辺はボルト等の固着具によってフ
レーム6に固定されているとともに、トラフ8の他側辺
にフック係止部8aが3カ所形成されている。またフレ
ーム6の3カ所には、フック7がそれぞれ回動可能に設
けられている。そして、トラフ8をU字状に曲げてその
フック係止部8aをそれぞれフック7に対応させるとと
もに、フック7を回動させてそれぞれフック係止部8a
に係止することにより、実線で示すように断面U字形の
トラフ8が形成される。またフック7を回動して、フッ
ク7とフック係止部8aとの係止を解除することによ
り、トラフ8は図2(b)に二点鎖線で示すように垂れ下
がるようになる。このときには、スクリューコンベア9
が露出して、スクリューコンベア9の掃除を簡単に行う
ことができるようになっている。
【0028】電磁開閉弁13は、その開閉がスクリュー
フィーダー3の駆動と連動して制御されるようになって
いる。また、スクリューフィーダー3の出口の不定形耐
火物に供給する水の供給量は水量計14の水量を読みな
がら流量調整弁15により調整されるようになってい
る。
【0029】制御盤16は、スクリューフィーダー駆動
用モータ4、スクリューコンベア駆動用電動モータ1
0、電磁開閉弁13の作動を制御するようになってい
る。なお、水量計14に代えて水の水量を電気的に測定
する流量センサを用いるとともに、流量調整弁15を電
動弁で構成することにより、制御盤16で水の水量を設
定するとともに、設定した水量となるように流量センサ
からの流量測定信号により、流量調整弁15を自動的に
制御するようにすることもできる。
【0030】このように構成された本例の連続混合機1
においては、まず連続混合機1が不定形耐火物の吹付施
工現場の近傍に設置される。また、吹付機17が連続混
合機1のスクリューコンベア9の出口側に配置される。
そして、例えば、フレコンバッグに充填された不定形耐
火物がこの連続混合機1まで搬送される。搬送されたフ
レコンバッグは、その下部が開口され、フレコンバッグ
内の不定形耐火物がホッパー2内に投入される。制御盤
16の操作釦が操作されて、連続混合機1が運転開始さ
れる。スクリューフィーダー駆動用モータ4が駆動して
スクリューフィーダー3のスクリュー羽根3bが回転駆
動されるとともに、注水管12により水がスクリュー羽
根3bのない所定領域a内に供給される。そして、スク
リュー羽根3bの回転によりホッパー2から不定形耐火
物が出口端3aの方へ搬送され、この不定形耐火物はス
クリュー羽根3bのない所定領域a内に搬送されると、
注水管12により水を添加されてトラフ8内に搬送され
る。その場合、スクリューフィーダー駆動用モータ4の
回転速度が制御されることにより、ホッパー2内の不定
形耐火物が定量ずつ取り出される。
【0031】制御盤16の操作により、駆動モータ10
が駆動してスクリューコンベア9が回転駆動され、トラ
フ8内に投入された不定形耐火物はこのスクリューコン
ベア9によってトラフ8内を上方に搬送される。このと
き、不定形耐火物と水が、回転駆動するスクリューコン
ベア9によって混合されながら上方へ搬送される。スク
リューコンベア9の上端に搬送されてきた不定形耐火物
と水は混合されることにより、吹付に適した材料となっ
て吹付機17のホッパー17aに投入される。更に、こ
の材料は吹付機17から吹付ノズル18に圧送されて、
この吹付ノズル18で水が混合されて水分の再調整がさ
れ、この吹付ノズル18から吹付される。
【0032】この例の連続混合機によれば、スクリュー
フィーダー3の出口側の所定領域aで水を不定形耐火物
に添加しているので、スクリュー羽根やスクリューフィ
ーダー3の内壁に不定形耐火物が固着しなくなり、それ
らの清掃を行う必要がなくなる。
【0033】図4および図5は、本発明の実施の形態の
他の例を示し、図4はその平面図、図5はその正面図で
ある。なお、前述の例の連続混合機の構成要素と同じ構
成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明
は省略する。
【0034】図4および図5に示すように、この例の連
続混合機1は、前述の図1ないし図3に示す例の連続混
合機1のスクリューコンベア9の上方で、スクリューフ
ィーダー3から不定形耐火物が投入される位置とスクリ
ューコンベア9の出口端との間に、サイクロン集塵機2
0が配設されている。このサイクロン集塵機20は従来
から普通に使用されている一般的なものでよく、例えば
図6に示すような構成のものである。この図6に示すサ
イクロン集塵機20の詳細な説明は省略するが、簡単に
説明すると、塵が混入した圧縮空気が入口20aから導
入されて、このサイクロン集塵機20内で円筒内回転流
を生じるので、塵には遠心力が付与され、これにより圧
縮空気中の塵は圧縮空気から分離され、ほとんどの塵が
自然落下して下端の落下口20bから下方へ落下すると
ともに、圧縮空気が円筒内回転流を生じた後、出口20
cから排出されるようになっている。
【0035】このサイクロン集塵機20の入口20aが
排気ホース21を介して吹付機17の排気口17bに接
続されている。この外部集塵機23も従来周知のもでよ
いが、ファンによる吸引機構を有するものを使用するの
が、吸塵効率の点で望ましい。また、サイクロン集塵機
20の落下口20bはスクリューコンベア9上に対向さ
れている。この例の連続混合機1の他の構成は、前述の
例のものと同じである。
【0036】このように構成されたこの例の連続混合機
1においては、吹付機17がスクリューコンベア9から
投入された不定形耐火物と水との混合物を吹付ノズル1
8に圧送する際、余剰の圧縮空気が吹付機17の排気口
17bから排出される。更に、排気口17bからの排気
は、その排気圧によって排気ホース21を通ってサイク
ロン集塵機20の入口20aからサイクロン集塵機20
内に導入される。サイクロン集塵機20内に導入された
排気はこのサイクロン集塵機20内で円筒内回転流を生
じるので、排気には遠心力が付与され、これにより排気
中の不定形耐火物は、大粒径から小粒径までほとんどの
不定形耐火物が圧縮空気から分離されて自然落下し、落
下口20bからスクリューコンベア9上の搬送中の不定
形耐火物と水との混合物に直接投入されて、吹付材料と
して再利用される。
【0037】このようにして、本例の連続混合機1によ
れば、吹付機17の排気圧によって、吹付機17からの
排気をサイクロン集塵機20に導入するとともに、この
サイクロン集塵機20によって排気中の不定形耐火物を
効果的に回収してスクリューコンベア9で混合搬送され
ている不定形耐火物中に投下混合させているので、吹付
機17から排出される空気に混入している不定形耐火物
を確実に回収して有効に再利用することができる。その
場合、排気中の不定形耐火物がサイクロン集塵機20に
よってほとんどの不定形耐火物が回収されるようになる
ので、不定形耐火物の無駄がきわめて少なくなり、製品
の歩留まりが向上するとともに、作業環境が向上し、快
適なものとなる。
【0038】また、サイクロン集塵機20は、構造が簡
単で安価であり、しかも効率がよくて取り扱いが簡単で
あるので、サイクロン集塵機20を用いても、連続混合
機1をより安価に構成することができる。この例の連続
混合機1の他の作用効果は、前述の例の連続混合機1と
同じである。
【0039】なお、サイクロン集塵機20によっても回
収できない粒径のきわめて小さい不定形耐火物がわずか
ながらサイクロン集塵機20からの排気中に混入してい
るおそれが考えられる。そこで、図4および図5に二点
鎖線で示すようにサイクロン集塵機20の出口20c
を、ダクト22を介して外部集塵機23に接続し、この
外部集塵機23により、このような粒径のきわめて小さ
い不定形耐火物を回収することもできる。外部集塵機2
3で回収した不定形耐火物は、スクリューコンベア9で
混合搬送中の不定形耐火物等に再び投入して、再利用す
ることができ、その分製品の歩留まりが更に向上する。
また、外部集塵機23で回収される不定形耐火物はきわ
めて少ないので、外部集塵機23から不定形耐火物を取
り除く作業の回数を少なくでき、少ない労力で済むよう
になる。更に、外部集塵機23による不定形耐火物の回
収により、作業環境も一段と良好になる。特に、外部集
塵機23として、吸塵効率のよい、ファンによる吸引機
構を有するものを使用すれば、連続混合機1に配設され
たサイクロン集塵機20付近からの塵埃は完全になくす
ことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の連続混合機によれば、スクリューフィーダーの出口端
から内側の所定領域を除く部分にスクリュー羽根を有
し、このスクリュー羽根のない領域で、水供給手段によ
り所定量の水を不定形耐火物に添加するようにしている
ので、添加した水を不定形耐火物のみに浸透させること
ができる。したがって、スクリュー羽根やスクリューフ
ィーダーの内壁に不定形耐火物が固着することがなくな
る。これにより、スクリュー羽根やスクリューフィーダ
ーの内壁に固着した不定形耐火物を除去するための清掃
が不要となるとともに、従来この清掃のために余儀なく
されていた連続混合機の停止を行う必要がなくなるの
で、能率が向上して良好な作業性を得ることができる。
【0041】また、スクリューフィーダーを水平に取り
付けるとともに、ホッパー内に不定形耐火物を十分に投
入することにより、不定形耐火物をスクリューフィーダ
ー内では均一に搬送するようにしているので、不定形耐
火物の水分率のばらつきをなくすことができる。
【0042】更に、吹付機の排気中に混入している不定
形耐火物を効率よく回収でき再利用することにより、製
品の歩留まりを向上させることができるとともに、作業
性を向上させることができるので、製品の大幅なコスト
ダウンを図ることができる。しかも、作業場の発塵を減
少させることができるので、作業環境を一段と向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる連続混合機の実施の形態の一
例を示す平面図である。
【図2】 図1に示す例の連続混合機を示し、(a)は
その正面図、(b)は(a)におけるIIB−IIB線に沿う
断面図である。
【図3】 図1に示す例の連続混合機の右側面図であ
る。である。
【図4】 本発明にかかる連続混合機の実施の形態の他
の例を示す平面図である。
【図5】 図4に示す例の連続混合機を示す正面図であ
る。
【図6】 従来の一般的なサイクロン集塵機を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…連続混合機、2…ホッパー、3…スクリューフィー
ダー、4…スクリューフィーダー駆動用モータ、7…フ
ック、8…トラフ、9…スクリューコンベア、10…ス
クリューコンベア駆動用モータ、11…チェーンベルト
伝達機構、12…注水管、13…電磁開閉弁、14…水
量計、15…流量調整弁、16…制御盤、17…吹付
機、18…吹付ノズル、20…サイクロン集塵機、21
…排気ダクト、22…排気ホース、23…外部集塵機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不定形耐火物が投入されるホッパーと、
    出口端から内側の所定領域を除く部分にスクリュー羽根
    を有し、かつこのスクリュー羽根の回転により前記ホッ
    パーから前記不定形耐火物を取り出すスクリューフィー
    ダーと、前記スクリュー羽根のない前記所定領域に水を
    供給する水供給手段と、前記スクリューフィーダーから
    取り出された前記不定形耐火物および前記水が投入され
    るとともにこれらの不定形耐火物と水とを混合しながら
    搬送するスクリュー混合搬送手段とを備えていることを
    特徴とする連続混合機。
  2. 【請求項2】 前記スクリュー混合搬送手段によって混
    合搬送された前記不定形耐火物と前記水との混合物が投
    入され、かつこの混合物を吹付ノズルに圧送する吹付機
    を備え、更に前記スクリュー混合搬送手段の上方に、前
    記吹付機の排気口に排気管を介して接続されて前記吹付
    機の排気口からの排気に含まれる不定形耐火物を回収
    し、かつ回収した不定形耐火物を前記スクリュー混合搬
    送手段内の不定形耐火物と水との混合物に投入するサイ
    クロン集塵機を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の連続混合機。
  3. 【請求項3】 更に前記サイクロン集塵機に第2の排気
    管を介して接続されてこのサイクロン集塵機からの排気
    に含まれる粉塵を捕集する他の集塵機を備えていること
    を特徴とする請求項2記載の連続混合機。
JP9090687A 1997-02-06 1997-04-09 連続混合機 Pending JPH10278031A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331265A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Mcm:Kk モルタル連続練り装置とこれを用いた連続練りシステム
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CN108908720A (zh) * 2018-07-11 2018-11-30 郭丰垒 一种建筑工地用骨料搅拌器
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CN111844456A (zh) * 2020-07-31 2020-10-30 杭州殿训科技有限公司 一种智能混凝土搅拌机

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