JP4077234B2 - コンクリートの製造方法及びコンクリートの製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入してコンクリートを製造するコンクリートの製造方法及びこの方法の実施に使用されるコンクリートの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートの製造装置すなわちバッチャープラントは、従来周知のように、コンクリート混練用の専用のミキサを備えている。そして、その上方に砂利計量槽、砂計量槽、セメント計量槽等からなる計量槽が配置され、さらにその上方に砂利貯蔵ビン、砂貯蔵ビン、セメント貯蔵ビン等からなる材料貯蔵ビンが設けられている。このようなコンクリート混練用のミキサ、計量槽、材料貯蔵ビンは、地上所定高さに組み立てられた層状構造物に設けられている。一方、地上に設置されているセメント貯蔵サイロの下方には、セメント貯蔵ビンまで延びている空気輸送管が設けられている。また、同様に地上に設置されている砂貯蔵サイロ、砂利貯蔵サイロ等からなる骨材貯蔵サイロの下方には、略水平に配置されている第1の骨材受入ベルトコンベヤが設けられ、この第1の骨材受入ベルトコンベヤは、傾斜状に配置されている第2の骨材受入ベルトコンベヤを介して振分装置に接続されている。したがって、骨材貯蔵サイロから第1、2の骨材受入ベルトコンベヤで送られる砂利と砂は、この振分装置により砂利貯蔵ビンと砂貯蔵ビンとにそれぞれ振り分けられる。そして、それぞれの材料は計量後、定置されたコンクリート混練用のミキサにより混練される。
【0003】
従来のバッチャープラントは、概略上記のように構成されているので、従来周知のようにしてコンクリートを製造し、そしてアジテータトラックあるいはコンクリートミキサ車に供給することができ、色々な利点を有するが、従来のバッチャープラントは、コンクリート混練用の専用のミキサを備え、このコンクリート混練用のミキサの上方には計量槽、貯蔵ビン等が配置されているので、バッチャープラント全体が高くなる欠点がある。高くなると、バッチャープラントの建設費が高くなると同時にコンクリート材料を搬送する動力費が嵩むようにもなる。さらには、コンクリート混練用の専用のミキサを備えているので、消費電力も大きく、コンクリート混練用のミキサの保守、点検の問題、例えば操業後の洗浄という大きな問題もある。また、従来のバッチャープラントも、自動化は進んでいるが、コンクリート混練用ミキサを備えているので、これを監視メインテナンスする専門の操作員が必要で、完全に無人化できないという問題もある。
【0004】
そこで、本出願人は、定置されたコンクリート混練用のミキサを設置せずに、アジテータトラックを使用した、コンクリートの製造方法を特願平11−288160号により提案している。本出願人が提案している上記発明によると、単一の共通のベルトコンベヤを使用し、このベルトコンベヤ上に計量済みの砂利、砂、セメント等のコンクリート材料を夫々の計量槽から排出するとき、ベルトコンベヤ上において、これらの材料が夫々の配合比率通りの帯状の積層をなし、しかもセメントが最上層あるいは砂利と砂の中間層となるように、計量槽からの排出量及び排出開始及び終了時間を制御し、この帯状にほぼ完全に積層され分散された材料を直接コンクリートミキサ車に投入すると共に、計量済みの混練水及び混和剤を流量調整可能な弁を備えた配管を介して直接コンクリートミキサ車に投入し、各材料投入後所定時間コンクリートミキサ車のドラムを高速回転に切り換えて運転し、所要のコンクリートを得るように構成されている。
【0005】
また、特開平11−300188号により、加湿混練装置が提案されている。この加湿混練装置の攪拌羽根には、液体を噴出する噴出口が設けられている。したがって、攪拌羽根を回転駆動すると共に、噴出口から液体を噴出すると、粉粒体を連続して加湿混練することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本出願人が提案している上記のコンクリートの製造方法によると、コンクリート混練用のミキサがなくても、コンクリートミキサ車により所定の品質のコンクリートを得ることができるという効果が得られる。また、セメントが最上層あるいは中間層に積層されているので、吸湿性のセメントがベルトコンベヤに付着することが防止される。さらには、コンクリート混練用のミキサがないので、コンクリート製造装置全体を低く安価に構成することができ、また保守点検の費用も安く、さらにはコンクリート製造装置は、骨材管理、計量管理、出荷管理等を集中管理できるシステムを具備することにより無人運転で、例えばコンクリートミキサ車のドライバーが、コンクリート製造装置の押釦を押して、コンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入するだけでコンクリートを製造することもできる効果も得られる。
【0007】
上記のように、本出願人が提案している発明によると、色々な効果あるいは利点があり、問題は少ないが、改良すべき点も認められる。例えば、セメントをコンクリートミキサ車に投入するとき、セメントが粉塵として飛散し、環境を汚染することがある。特に、冬から春にかけて乾燥する時期に、強風が吹けば風下はセメント粉塵の被害を受けることになる。このように、セメント粉塵の問題があるので、一般にバッチャープラントには集塵装置が付設されている。集塵装置は、従来周知のようにバックフイルタ、吸引機としてのブロワー等からなるので、高価でバッチャープラントの建設費が高くなるという問題がある。そこで、本出願人は特願2001−392128により、セメント粉塵の発生量が少なく、したがって安価に得られる小型の粉塵機を備えたバッチャープラントを提案している。本バッチャープラントの粉塵機は、小型であるので、建設費及び維持費が安価である特徴は有するが、集塵機を備えていることに変わりはない。
【0008】
一方、上記の特開平11−300188号に示されている加湿混練装置は、液体の噴出口を備えているので、粉粒体の飛散の問題は少ないといえる。しかしながら、この加湿混練装置はコンクリートミキサ車により直接コンクリートを得るバッチャープラントに適用することは意図されていない。例え、粉粒体の飛散の問題の少ない上記加湿混練装置をバッチャープラントに適用しようとしても、適用できない。なぜならば、湿潤したセメントは固化するので、加湿混練後は水洗する必要があるが、水洗方法が確立されていないからである。特に、セメントを含んだ洗浄水は、そのまま排水すると、環境を汚染するが、コンクリートミキサ車により直接コンクリートを得るバッチャープラントでは、セメントはバッチ的に投入されるので、その都度洗浄すると、洗浄水の問題は大きくなる。
【0009】
また、セメントは粒子の径がほぼ揃った粉体であるが、このような粒子径の揃ったセメントと水とを混練すると、セメントの粒子間に水が結合水として作用し、セメントの粒子が塊状になる、いわゆるキャピラリー状になる。キャピラリー状のセメント粒子の結合力は強く、この結合力を解くには多大のエネルギを必要とし、コンクリートミキサ車では完全に解けない可能性もある。
【0010】
本発明は、上記したような粉塵の問題あるいはセメント粒子同志の結合の問題を解決したコンクリートの製造方法及びコンクリート製造装置を提供しようとするもので、具体的には、コンクリートミキサ車により直接コンクリートを得るときの粉塵の問題も、さらには洗浄の問題もない、コンクリートの製造方法及びこの製造方法の実施に使用されるコンクリート製造装置を提供することを目的としている。さらに、他の発明は、上記目的に加えて、セメント粒子の凝集の問題も解決したコンクリートの製造方法及びコンクリート製造装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、砂利と砂は、コンクリートミキサ車に直接的に投入し、セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得るように構成される。請求項2に記載の発明は、所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、砂利は、コンクリートミキサ車に直接的に投入し、セメントと砂は、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得るように構成され、請求項3に記載の発明は、所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてベルトコンベヤ等の搬送装置に砂利又は砂を最下層に積層されている上に積層してコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得るように構成され、請求項4に記載の発明は、所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、セメントと砂は、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して所定量で混合加湿し、そしてベルトコンベヤ等の搬送装置上の砂利の上に積層してコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得るように構成され、そして請求項5に記載の発明は、洗浄に供した混練水の投入終了は、他のコンクリート材料の投入終了と略同時であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のコンクリートの製造方法のように構成される。
請求項6に記載の発明は、砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等のコンクリート材料をそれぞれ計量する計量槽と、一方の上流側からセメントが供給され、そして他方の下流側から排出されるようになっている連続加湿投入機と、制御装置とを備え、これらの計量槽で計量される設定量の砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリートミキサ車に投入され、そしてコンクリートミキサ車によりコンクリートが製造されるようになっているコンクリートの製造装置であって、前記連続加湿投入機は、その内部の上流側には噴射ノズルが設けられ、前記制御装置は、設定量のセメントが前記連続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコンクリートミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間中は設定量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給して噴霧状態で噴射されるように制御すると共に、セメントの投入が終わった後にも設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に供給するように制御するように構成される。請求項7に記載の発明は、砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等のコンクリート材料をそれぞれ計量する計量槽と、一方の上流側からセメントと砂とが供給され、そして他方の下流側から排出されるようになっている連続加湿投入機と、制御装置とを備え、これらの計量槽で計量される設定量の砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリートミキサ車に投入され、そしてコンクリートミキサ車によりコンクリートが製造されるようになっているコンクリートの製造装置であって、前記連続加湿投入機は、その内部の上流側に噴射ノズルが設けられ、前記制御装置は、設定量のセメントと砂とが前記連続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコンクリートミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間中は設定量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給して噴霧状態で噴射されるように制御すると共に、セメントと砂の投入が終わった後にも設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に供給するように制御するように構成され、請求項8に記載の発明は、セメント計量槽と連続加湿投入機は、可撓性のキャンバスを介して接続されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のコンクリートの製造装置として構成され、そして請求項9に記載の発明は、連続加湿投入機は、上流側の定量供給部とその下流側の加湿部とからなり、前記定量供給部にはスクリュが、そして加湿部には複数個の噴射ノズルと複数個の攪拌羽根が設けられていることを特徴とする請求項6〜8に記載のコンクリートの製造装置として構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
初めに、コンクリート製造装置の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わるコンクリート製造装置の模式図であるが、同図に示されているように、本実施の形態によると、コンクリート製造装置は、図1の右方の下方に示されているように、コンクリートミキサ車CVよりも高所に設けられた材料投入ホッパ1を備えている。また、この材料投入ホッパ1内の隅の方に加湿セメント投入補助シュート2が設けられている。この材料投入ホッパ1から砂利、砂等のコンクリート材料が、そして加湿セメント投入補助シュート2から加湿されたセメントあるいは加湿されたセメントと砂とが、その下方に配車されるコンクリートミキサ車CVに直接的に投入されるようになっている。このように、本実施の形態によると、コンクリート材料が直接的にコンクリートミキサ車CVに投入されので、従来のバッチャープラントのように専用のコンクリート混練用のミキサは必要としない。したがって、バッチャープラントの層状構造物も低く、安価に建設される。なお、コンクリートミキサ車CVには、大型車と小型車があるので、材料投入ホッパ1の下端部には補助シュート3が揺動自在に設けられ、大型のコンクリートミキサ車CVに投入するときは、図1に示されているように、この補助シュートは揺動的に退避させるようになっている。
【0013】
このような材料投入ホッパ1にコンクリート材料を供給するために、図1及び図3に示されている本実施の形態では登り勾配にベルトコンベヤ10が設けられている。そして、このベルトコンベヤ10に対応して、下方位置すなわち最下流位置に砂利を計量する砂利計量槽12が、その下流側に砂を計量する砂計量槽13が、そして最上端にセメントを加湿する連続加湿投入機30がそれぞれ設けられている。なお、砂利計量槽12と砂計量槽13は、計量器例えばロードセルにより支持されているが、図1にはロードセルは示されていない。
【0014】
ベルトコンベヤ10は、ベルトを支持する水平ローラ11、11…、側部を斜めに支えるガイドローラ、ベルトの両側部に設けられている側板等からなっている。これらのローラは、長手方向に所定の間隔をおいて複数個設けられている。したがって、ベルトコンベヤ10の側断面形は、略樋状を呈することになる。そして、本実施の形態では、砂利と砂は、砂利を下層にして、材料投入ホッパ1まで搬送される。また、セメントは加湿されて加湿セメント投入補助シュート2に供給される。砂利計量槽12は、全体として略漏斗状に形成され、その下部に例えばエアシリンダにより開閉される砂利放出ゲート14が設けられている。砂計量槽13も、全体として略漏斗状を呈し、その下部には同様にエアシリンダにより開閉される砂放出ゲート15が設けられている。
【0015】
砂利計量槽12の上方には、砂利貯蔵ビン16が、また砂計量槽13の上方には、砂貯蔵ビン17がそれぞれ設けられている。そして、これらのビン16、17の排出下端には、計量ゲート18、19がそれぞれ設けられている。これらの計量ゲート18、19により、砂利と砂は、その排出量あるいは流量が調整されて、その下方の砂利及び砂計量槽12、13のそれぞれに供給される。図1には示されていないが、地上には砂利ビンと砂ビンとが設けられている。そして、これらのビンからは、共通のベルトコンベヤ5が層状構造物すなわちバッチャープラントの上方に設けられている振分装置6まで延びている。この共通のベルトコンベヤ5により砂利ビンから搬送される砂利は、振分装置6により砂利貯蔵ビン16の方へ、また共通のベルトコンベヤ5により砂ビンから搬送される砂は、砂貯蔵ビン17の方へそれぞれ振り分け貯蔵される。
【0016】
連続加湿投入機30の上方には、図3に詳しく示されているように、ロードセル21、21に支持されているセメント計量槽20が、さらにその上方にセメント一時貯槽22が設けられている。このセメント一時貯槽22には、地上のセメントビンに貯蔵されているセメントが、モータ23で駆動されるスクリュコンベヤ23’により供給されるようになっている。セメント一時貯槽22の下方の排出口には、セメント計量ゲート24が設けられている。このセメント計量ゲート24により、セメント一時貯槽22中のセメントを調節しながらセメント計量槽20に供給することができる。連続加湿投入機30の斜め上方には、ロードセル25、25に支持されている混練水計量槽26が、そしてその下方に計量された混練水が貯められる混練水ホッパ27が設けられている。混練水ホッパ27の下方には、ポンプ28が設けられ、このポンプ28の吐出管は管路29により、詳しくは後述する連続加湿投入機30の噴射ノズル40、40、…に接続されている。したがって、混練水はポンプ28により加圧されて、噴射ノズル40、40、…から連続加湿投入機30内に霧状になって、あるいは小さな水滴となって噴射されることになる。
【0017】
連続加湿投入機30の具体的な実施の形態が、図2に拡大して示されている。連続加湿投入機30は、加湿部31とこの加湿部31に接続されている定量供給部45とからなっている。加湿部31は、筒状のケーシング32を備え、このケーシング32の、図2において左方には第1のフランジ33が取り付けられ、その中心部が材料通過路34となっている。また、他方には第2のフランジ35が取り付けられている。この第2のフランジ35の中心部には、後述する駆動軸36の軸受が設けられ、また上下方向にスライド的に駆動されるゲート37も設けられている。このゲート37により、加湿部31に滞留する時間が調節される。ゲート37の下方部分は排出口38となり、この排出口38には排出シュート39が取り付けられている。このように構成されているケーシング32の上流側すなわち図2において左方位置には、内方へ向いた複数個の噴射ノズル40、40、…が円周方向に所定の間隔をおいて取り付けられている。これらの噴射ノズル40、40、…から混練水がケーシング32内へ噴射される。このように構成されているケーシング32、第1、2のフランジ33、35、排出シュート39の内周面あるいは内面は、フッ素樹脂のような摩擦係数の小さい樹脂あるいは耐摩耗性の樹脂によりコーテイングされている。
【0018】
加湿部31のケーシング32内の中心部には、軸方向に駆動軸36が設けられている。そして、この駆動軸36には複数本の混合羽根42、42、…が軸方向と円周方向とに所定の間隔をおいて取り付けられている。これらの混合羽根42、42、…の形状は、格別に限定されないが、図2に示されている実施の形態では、ケーシング32の内周壁に近い方は幅広になり、その先端部は円弧状に切り落とされている。これにより、ケーシング32の内周壁に付着するセメントの量が少なくなる。このように構成されている駆動軸36と混合羽根42、42、…の表面も、フッ素樹脂のような樹脂によりコーテイングされている。
【0019】
定量供給部45も軸方向に所定長さの筒状のケーシング46を備えている。そして、ケーシング46の両端部には、第1、2のフランジ47、48が取り付けられ、第1のフランジ47は駆動装置55のフランジに、そして他方の第2のフランジ48は加湿部31の第1のフランジ33に、例えばボルトにより結合されている。これにより、加湿部31のケーシング32と定量供給部の45のケーシング46は一体化されている。加湿部31のケーシング32内に設けられている駆動軸36は、定量供給部45のケーシング46の方へ延びそして駆動装置55に至っている。定量供給部45のケーシング46内に位置する駆動軸36には、スクリュフライト49が設けられている。したがって、駆動軸36を設定速度で回転駆動することにより、セメントはスクリュフライト49により定量宛加湿部31の方へ移送される。このように構成されているケーシング46の、図2において左方よりの上流側には、略筒状を呈するセメント投入シュート50が密閉状態で取り付けられている。なお、定量供給部45のケーシング46の内周面も樹脂によりコーテイングされている。
【0020】
駆動装置55は、モータ56と、このモータ56に直結されている減速機57とからなり、減速機57の出力軸がカップリング58を介して駆動軸36に接続されている。
【0021】
上記のように構成されている連続加湿投入機30は、第1の実施の形態では、図1あるいは図3に示されているように、全体として下流側に向かって傾斜し、その排出シュート39が加湿セメント投入補助シュート2内に臨むようにしてバッチャープラントの層状構造物に取り付けられている。そして、セメント投入シュート50の上方端部は、可撓性のキャンバス51を介してセメント計量槽20の下端部に取り付けられている。このように、セメント計量槽20とセメント投入シュート50は、キャンバス51を介して接続されているので、セメントを連続加湿投入機30に供給するとき、セメントが粉塵となって外部へ漏れることはない。また、キャンバス51により、セメント計量槽20とセメント投入シュート50は、フレキシブル状態で接続されているので、連続加湿投入機30の振動がセメント計量槽20に伝わり、計量精度を落とすようなこともない。
【0022】
次に、上記の実施の形態によるコンクリートの製造例を説明する。図には示されていないが、本実施の形態によるコンクリートの製造は、制御装置も備えているので、自動運転もできるが、便宜上手動運転と自動運転とが混在したような運転法について説明する。砂利貯蔵ビン16と砂貯蔵ビン17に、砂利と砂とを上記したようにしてそれぞれ貯蔵する。そして、砂利及び砂計量槽12、13により砂利と砂とをそれぞれ計量する。また、セメントもセメント計量槽20で計量する。砂利計量槽12からは砂利を、砂計量槽13からは砂を、ベルトコンベヤ10上に均一に供給する。また、セメントを後述するように連続加湿投入機30に供給する。このとき、ベルトコンベヤ10の走行速度、連続加湿投入機30の駆動軸36の回転速度、砂利計量槽12、砂計量槽13及びセメント計量槽20からの供給量、供給開始時期、供給終了時期等は制御装置により制御されて、ほぼ同時に材料投入ホッパ1に供給し終わるように制御される。これにより、ベルトコンベヤ10の最下層に砂利、その上に砂が層状に重なって材料投入ホッパ1を介してコンクリートミキサ車CVのドラムに投入供給される。セメントは、後述するように、加湿されて加湿セメント投入補助シュート2を介してコンクリートミキサ車CVのドラムに投入される。
【0023】
連続加湿投入機30の駆動軸36は、駆動装置55のモータ56により設定速度で駆動されている。セメント計量槽20内のセメントは、定量供給部50のスクリュフライト49により、所定の割合で加湿部31に送られる。そして、排出シュート39から排出されてる。このとき、計量された混練水の設定量の混練水が、ポンプ28により加圧され、そして管路28から噴射ノズル40、40、…に供給される。混練水は、噴霧状態で噴射される。これにより、セメントは加湿されながら混合羽根42、42、…により混合され、そしてコンクリートミキサ車CVのドラムに投入される。
【0024】
セメントの加湿供給が終了したら、引き続き加湿に使用した残りの混練水が噴射ノズル40、40、…から噴射される。これにより、連続加湿投入機30の内周壁、混合羽根42、42、…の表面、駆動軸36等が洗浄される。そして、洗浄に供された混練水は、排出シュート39からコンクリートミキサ車CVのドラムに投入される。このようにして、計量された全量の混練水がコンクリートミキサ車CVに投入される。コンクリート材料がコンクリートミキサ車CVのドラムに投入供給されたら、コンクリートミキサ車CVのドラムを所定時間高速に切り換えて運転する。これにより、コンクリートの製造を終わる。混練を終わったら所定の回転速度に戻し、コンクリートミキサ車CVは、コンクリート打設現場へ運行される。以下同様にしてコンクリートを製造する。
【0025】
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できることは明らかである。例えば、上記実施の形態ではセメントは、混合物を含まないセメントとして説明されているが、セメントには高炉スラグ微粉末、石粉等の混和材料が混入されている時も、同様に実施できる。また、混練水に混和剤が添加されていても、同様に実施できることは明らかである。したがって、本特許請求の範囲における「セメント」とういう表現の中には、混和材料が含まれることもあり、同様に「混練水」の中には混和剤が含まれることもある。
【0026】
また、上記実施の形態では、コンクリート材料は、一度にコンクリートミキサ車CVに投入されるように説明されているが、複数回のバッチに分けて投入するように実施することもできる。このように実施するときは、比較的安価に得られる小型コンクリートミキサ車用の砂利計量槽12、砂計量槽13等の計量槽を設けておき、大型コンクリートミキサ車には数回のバッチに分けて投入するように実施することもできる。
【0027】
砂利、砂、セメント及び混練水の投入開始時期並びに砂利、砂、セメント、混練水及び洗浄水の投入終了時期は、格別に限定されないが、加湿されたセメントがコンクリートミキサ車の内周壁に付着するのを避けるために、砂利あるいは砂利と砂とをある程度投入してから加湿されたセメントを投入するように実施することもできる。さらには、セメントの加湿を多少先行して、計量された砂利と砂の投入が終了するのと略同じ時期に、洗浄水の投入も終わるように実施することもできる。また、連続加湿投入機30を洗浄するときは、短時間に洗浄が終わるように実施することもできる。このように実施するときは、加湿用の噴射ノズルの他に洗浄用のノズルも設けておき、洗浄するときは洗浄用のノズルからも噴射するように実施することが望ましい。
【0028】
また、上記実施の形態は、砂利と砂は層状になって材料投入ホッパ1に供給されるようになっているが、必ずしも層状に重ねて投入する必要はない。さらには、砂をセメントと同じように連続加湿投入機30の方へ供給するように実施することもできる。そうすると、粒子の径の異なるセメントと砂とが、定量供給部45で予め混合され、そして加湿部31で加湿されるので、セメントの粒子が塊状になる、いわゆるキャピラリー状になる現象を抑えることができる。したがって、コンクリート専用のミキサによらずに、コンクリートミキサ車により高品位のコンクリートを得ることができる。
【0029】
コンクリート製造装置に関しても、上記実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、ベルトコンベヤ10に代えて他のコンベヤで実施できることは明らかである。また、砂利計量槽12と砂計量槽13の排出下端部に、流量制御が可能な電磁振動フイーダを設けることもできる。この電磁振動フイーダは、例えば複数本のコイルスプリングにより吊り下げ、そしてインバーターによって振動を加えるように構成することもできる。
【0030】
連続加湿投入機30の他の配置の実施の形態が、図4に示されている。図1あるいは図3に示されている実施の形態と比較すると、連続加湿投入機30が逆方向に配置されている点で相違している。したがって、前述した実施の形態の構成要素と同じような要素には同じ参照数字を付けて重複説明はしない。本実施の形態によると、加湿されたセメントあるいは加湿されたセメントと砂は、砂利と砂あるいは砂利の上に積層され、そして材料投入ホッパ1からコンクリートミキサ車に投入されることになる。本実施の形態によっても、前述したような効果が得られ、また同様に変形可能なことも明らかである。なお、図4に示されている実施の形態では、洗浄水をコンクリートミキサ車に投入するために、ベルトコンベヤ10は、連続加湿投入機30よりも下流側では下り勾配に配置されている。本実施の形態によると、ベルトコンベヤ10の表面も洗浄されることになる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、コンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入して、コンクリートミキサ車内でコンクリートを得るとき、砂利と砂は、直接的にコンクリートミキサ車に投入し、セメントは加湿して投入するので、セメントをコンクリートミキサ車に投入するとき、セメントが粉塵として当たりに飛散するようなことはない。したがって、本発明によると、集塵装置のような高価な装置を格別に設けることなく、安価にコンクリートを得ることができるという本発明に特有の効果が得られる。また、このようにセメントを加湿するとき、所定の混練水の一部を噴霧状態で噴射して加湿し、残りの混練水は連続加湿投入機の洗浄に使用するので、連続加湿投入機にセメントが固化することを防止することができる、さらには洗浄水はコンクリートミキサ車に投入するので、洗浄水により環境を破壊するようなこともない、という効果も得られる。また、他の発明によると、コンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入して、コンクリートミキサ車内でコンクリートを得るとき、砂利は直接的にコンクリートミキサ車に投入し、セメントと砂は連続加湿投入機で混練水の一部を噴霧状態で噴射して加湿して投入するので、上記のような効果に加えて、セメント粒子の凝集の問題もなく、高品質のコンクリートをコンクリートミキサ車内で安価に製造することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係わるコンクート製造装置を模式的に示す正面図である。
【図2】 図1に示すコンクート製造装置の連続加湿投入機の実施の形態を拡大して示す断面図である。
【図3】 図1に示すコンクート製造装置の連続加湿投入機の配置状態を拡大して示す正面である。
【図4】 図1に示すコンクート製造装置の連続加湿投入機の他の配置状態を拡大して示す正面である。
【符号の説明】
1 材料投入ホッパ 10 ベルトコンベヤ
12 砂利計量槽 13 砂計量槽
20 セメント計量槽 30 連続加湿投入機
31 加湿部 40 噴射ノズル
42 混合羽根 45 定量供給部
49 スクリュフライト 50 セメント投入シュート
51 キャンバス
Claims (9)
- 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、砂利と砂は、コンクリートミキサ車に直接的に投入し、
セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得ることを特徴とするコンクリートの製造方法。 - 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、
砂利は、コンクリートミキサ車に直接的に投入し、
セメントと砂は、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得ることを特徴とするコンクリートの製造方法。 - 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、
セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてベルトコンベヤ等の搬送装置に砂利又は砂を最下層に積層されている上に積層してコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得ることを特徴とするコンクリートの製造方法。 - 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であって、
セメントと砂は、連続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水のうち、所定量の混練水を噴霧状態で噴射して混合加湿し、そしてベルトコンベヤ等の搬送装置上の砂利の上に積層してコンクリートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得ることを特徴とするコンクリートの製造方法。 - 洗浄に供した混練水の投入終了は、他のコンクリート材料の投入終了と略同時であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のコンクリートの製造方法。
- 砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等のコンクリート材料をそれぞれ計量する計量槽と、一方の上流側からセメントが供給され、そして他方の下流側から排出されるようになっている連続加湿投入機と、制御装置とを備え、これらの計量槽で計量される設定量の砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリートミキサ車に投入され、そしてコンクリートミキサ車によりコンクリートが製造されるようになっているコンクリートの製造装置であって、
前記連続加湿投入機は、その内部の上流側には噴射ノズルが設けられ、前記制御装置は、設定量のセメントが前記連続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコンクリートミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間中は設定量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給して噴霧状態で噴射されるように制御すると共に、セメントの投入が終わった後にも設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に供給するように制御することを特徴とするコンクリートの製造装置。 - 砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等のコンクリート材料をそれぞれ計量する計量槽と、一方の上流側からセメントと砂とが供給され、そして他方の下流側から排出されるようになっている連続加湿投入機と、制御装置とを備え、これらの計量槽で計量される設定量の砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリートミキサ車に投入され、そしてコンクリートミキサ車によりコンクリートが製造されるようになっているコンクリートの製造装置であって、
前記連続加湿投入機は、その内部の上流側に噴射ノズルが設けられ、前記制御装置は、設定量のセメントと砂とが前記連続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコンクリートミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間中は設定量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給して噴霧状態で噴射されるように制御すると共に、セメントと砂の投入が終わった後にも設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に供給するように制御することを特徴とするコンクリートの製造装置。 - セメント計量槽と連続加湿投入機は、可撓性のキャンバスを介して接続されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のコンクリートの製造装置。
- 連続加湿投入機は、上流側の定量供給部とその下流側の加湿部とからなり、前記定量供給部にはスクリュが、そして加湿部には複数個の噴射ノズルと複数個の攪拌羽根が設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかの項に記載のコンクリートの製造装置。
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