JPH01207148A

JPH01207148A - 沈砂・し渣洗浄分離装置

Info

Publication number: JPH01207148A
Application number: JP2988788A
Authority: JP
Inventors: Takashi Ito; 隆伊藤
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-02-10
Filing date: 1988-02-10
Publication date: 1989-08-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は沈砂・し渣洗浄分離装置に関する。

従来の技術従来の水処理施設においては、沈砂、し渣を洗浄した後
に、洗浄水との分離を行なっている。

発明が解決しようとする課題しかし、上記した従来の施設では、下記のすべての点を
満足する性能を備えたものがなかった。

Ｏ少量の洗浄水によっても高い洗浄効果が得られる。

Ｏし渣を破砕できる。

Ｏ沈澱物（沈砂）と浮遊物（し渣）を別個に排出するこ
とができる。

Ｏ洗浄槽底部に堆積するほど大量の沈砂し渣を一挙に投
入しても洗浄できる。

Ｏ洗浄槽内に回転体がなくし渣の絡みつきがない。

本発明は上記したすべての点を満足する沈砂・し渣洗浄
分離装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記問題点を解決するために、本発明は、沈砂およびし
渣の投入される洗浄槽と、この洗浄槽内に設けられて洗
浄水を高圧水として洗浄管の一端開口に向けて噴射する
ジェットノズルと、このジェットノズルに高圧水を供給
する高圧ボン１と、洗浄管の他端が開口する分離槽と、
この分離槽内に設けられて、分離槽内に流入する洗浄水
からし渣等の浮部物を分離する装置と、分離槽内に沈降
した沈砂を分離槽外に゛搬出する装置とを設けた構成と
したらのである。

作用上記構成において、洗浄槽内の沈砂およびし渣は、高圧
水が洗浄管内に噴射されることによって生じる吸引流に
より、高圧水ともに洗浄管内に吸引される。そして、洗
浄管内を搬送される間に、沈砂およびし渣は洗浄水とし
ての高圧水により、破砕、攪拌、洗浄され、洗浄管の他
端開口から分離槽内に排出される。そして、分離槽内に
おいて、し渣が分離装置によって洗浄水から分離され、
分離槽内で沈降した沈砂は、搬出装置によって分離槽外
に搬出する。

実施例以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図〜第２図において、沈砂１およびし渣２を搬送する
沈砂・し渣コンベア３の終端に対応して洗浄水４を貯え
た洗浄槽５が設けられている。そして、洗浄槽５に隣接
して給水槽６が設けられており、この給水槽６と洗浄槽
５との間に溢流堰部７が設けられている。また、溢流堰
部７には第１自動スクリーン８が設けられており、この
第１自動スクリーン８は洗浄槽５から給水槽６に溢流す
る洗浄水４からし渣２を除去するようになされている。

そして、給水槽６の底部には、高圧水管９の一端が開口
しており、この高圧水管９は途中に高圧ポンプ１０およ
びストレーナ１１を介在され、洗浄槽５の内部に配置さ
れたジェットノズル１２に連通されている。そして、ジ
ェットノズル１２の噴射口に向けて一端を開口させた洗
浄管１３が設けられており、この洗浄管１３の他端には
排出管１４が接続されている。また、排出管１４は、そ
の先端開口が洗浄槽５と、この洗浄槽５に隣接して設け
られる分離槽１５とにわたって移動可能なように、揺動
自在に形成されている。そして、洗浄槽５の中には、排
出管１４の開口に対向する位置に衝突板１６が設けられ
ており、洗浄管１３と排出管１４の接続部には排出管駆
動装置１７が設けられている。また、洗浄管１３を逆洗
するために洗浄管１３の途中で高圧水管９を連通させる
バイパス管１８には、第１バルブ１９が介装されており
、洗浄管１３には、バイパス管１８との分岐部より下流
側に位置して第２バルブ２０が介装されている。また、
高圧水管９には、バイパス管１８との接続部より下流側
に位置して第３バルブ２１が介装されている。そして、
分離槽１５の中には、し渣分離装置としての第２自動ス
クリーン２２と沈砂搬出装置としてのスクリューコンベ
ア２３とが設けられている。また、スクリューコンベア
２３で搬出できない粗大沈澱物を阻止するために、第２
自動スクリーン２２との間には粗目スクリーン２４が設
けられており、この粗目スクリーン２４と第２自動スク
リーン２２とで分離槽１５の内部が上下に分割されてい
る。そして、第２自動スクリーン２２の上方には、第２
自動スクリーン２２の搬送方向に沿って第１スプレーノ
ズル２５が配置されており、スクリューコンベア２３の
上方には、スクリューコンベア２３の搬送方向に沿って
第２スプレーノズル２６が配置されている。また、第１
スプレーノズル２５と第２スプレーノズル２６には洗浄
木管２７が接続されている。そして、第２自動スクリー
ン２２の搬出側の端部に対応して、し渣搬出コンベア２
８が設けられている。また、分離槽１５の水面近傍に開
口して、うわずみ水を取水するリターン管２９が給水槽
６に連通して設けられている。そして、分離槽１５およ
び給水槽６にはオーバフロー管３０．３１が、それぞれ
設けられている。

以下、上記構成における作用について説明する。

まず、沈砂・し渣コンベア３によって搬送されてきた沈
砂１およびし渣２は、洗浄４１５の中にはいる。そして
、給水槽６から高圧水管９を通り、高圧ポンプ１０によ
ってジェットノズル１２に供給された洗浄水４は、高圧
水３２として洗浄管１３に向けて噴射され、吸引流を生
じさせる。そして、吸引流によって沈砂１とし渣２が、
洗浄水４とともに洗浄管１３の内部に吸引される。そし
て、洗浄管１３の内部を搬送される間に、沈砂１および
し渣２は、洗浄水４により破砕、攪拌、洗浄され、排出
管１４から洗浄槽５の中に戻される。このとき、衝突板
１６に衝突することによって破砕が促進される。そ５し
て、沈砂１およびし渣２は、再び洗浄管１３に吸込まれ
て洗浄が繰返される。この間に洗浄槽５がら給水槽６に
溢流する洗浄水４は、第１自動スクリーン８によってし
渣２を分離され、さらにストレーナ１１によって濾過さ
れ、高圧水３２として循環使用される。そして、洗浄を
適当時間性なった後に、排出管駆動装置１７により排出
管１４を揺動させて、排出管１４の先端開口を分離槽１
５に向け、被処理水４および沈砂１、し渣２を分離槽１
５に供給する。そして、分離槽１５に供給されたし渣２
および沈砂１のうちで、浮遊性を備えたし渣２は、第２
自動スクリーン２２によって洗浄水４から分離され、第
２自動スクリーン２２で搬出される間に、第１スプレー
ノズル２５から噴射される洗浄水により再度洗浄されて
、し渣搬出コンベア２８に供給される。

また、粗目スクリーン２４を通過した沈砂２は、スクリ
ューコンベア２３によって分離槽１５の外に搬出される
。このとき、第２スプレーノズル２６より噴出する洗浄
水により、スクリューコンベア２３の上にある沈砂２が
再度洗浄される。したがって、この実施例では、洗浄管
１３の内部において破砕、攪拌、洗浄が行なわれ、かつ
繰返し洗浄管１３に吸い込まれるために、し渣２を破砕
するとともに少ない洗浄水量で大きな洗浄効果を得るこ
とができる。

ちなみに第１表は、この実施例における洗浄効果を示す
ものであり、第１表よりあきらかなように、ＶＳ（強熱
減量）、ＣＯＤＭｎ（化学的酸素要求量）ともに、除去
率８０〜９０％に達する効果を得ることができる。

（以下余白）第１表ただし、ＣＯＤＭｎ単位は（Ｒ／　ｇ−Ｄｒｙｓｏｌｉ
ｃ）また、沈砂１とし渣２を別途に排出することができ
、洗浄槽５の内に回転体がないのでし渣２の絡みつきは
起らない、そして、洗浄管１３により搬送しながら同時
に洗浄することができ、しかも管であるために、垂直で
も水平でも自在に搬送可能である。また、水ジェツトは
沈砂１やし渣２に埋没しても洗浄運転が可能であるので
、洗浄槽５０内に大量に沈砂１やし渣２が一時に投入さ
れても洗浄できる。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、先の実施例
と同様の作用を行う部材には同一番号を付して説明を省
略する。この実施例は、洗浄槽５と分離槽１５とを離れ
た位置に設け、洗浄管１３によって搬送を行うようにし
たものであり、洗浄処理が連続的に行なわれる０作用効
果は先の実施例と同様のものが得られる。

発明の効果以上述べたごとく、本発明によれば下記の効果を得られ
る。

Ｏ高圧水による吸引流によって洗浄管内に吸引すること
により、沈砂およびし渣を洗浄管内において、破砕、攪
拌、洗浄することができる。

Ｏ沈砂とし渣を別途に排出でき、し渣の絡みつきが起ら
ない。

Ｏ洗浄管により搬送しながら洗浄することができる。

Ｏ洗浄槽底部に堆積するほどの大量の沈砂し渣を一挙に
投入しても洗浄できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
第１図のＡ−Ａ矢視図、第３図は本発明の他の実施例を
示す全体構成図、第４図は第３図のＢ−Ｂ矢視図である
。１・・・沈砂、２・・・し渣、４・・・洗浄水、５・・
・洗浄槽、８・・・第１自動スクリーン、９・・・高圧
水管、１０・・・高圧ポンプ、１２・・・ジェットノズ
ル、１３・・・洗浄管、１５・・・分離槽、２２・・・
第２自動スクリーン、２３・・・スクリューコンベア、
３２・・・高圧水。代理人　　　森　　本　　義　　弘

Claims

【特許請求の範囲】

１、沈砂およびし渣等の被処理物の投入される洗浄槽と
、この洗浄槽内に設けられて洗浄水を高圧水として洗浄
管の一端開口に向けて噴射するジェットノズルと、この
ジェットノズルに高圧水を供給する高圧ポンプと、洗浄
管の他端が開口する分離槽と、この分離槽内に設けられ
て、分離槽内に流入する洗浄水からし渣等の浮遊物を分
離する装置と、分離槽内に沈降した沈砂等の沈澱物を分
離槽外に搬出する装置とを設けたことを特徴とする沈砂
・し渣洗浄分離装置。