JP2720208B2 - 研掃装置 - Google Patents

研掃装置

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JP2720208B2
JP2720208B2 JP1211294A JP21129489A JP2720208B2 JP 2720208 B2 JP2720208 B2 JP 2720208B2 JP 1211294 A JP1211294 A JP 1211294A JP 21129489 A JP21129489 A JP 21129489A JP 2720208 B2 JP2720208 B2 JP 2720208B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、金属粒子、セラミック粒子或いは砂粒子の
如き研掃材を流体流に付随せしめて被研掃表面に噴射す
る型の研掃装置に関する。
〔従来技術〕
貯油タンク、高層建造物及び船舶等の大型構造物の表
面を研掃するための研掃装置として、従来から、金属粒
子、セラミック粒子或いは砂粒子の如き研掃材を含有し
た流体流を研掃ヘッドに配設されているノズル流路を通
して被研掃表面に噴射せしめる形式の研掃装置が広く実
用されている。かかる研掃装置は、通常、被研掃表面と
協働して減圧空間を規定する閉鎖部材を具備している。
上記研掃ヘッドはこの閉鎖部材に装着されており、上記
ノズル流路の先端は上記減圧空間内に位置せしめられ
る。減圧空間から流出路を通して流体を吸引する吸引手
段も設けられている。かかる吸引手段の作用によって減
圧空間が減圧状態にせしめられ、研掃ヘッドが装着され
ている閉鎖部材が被研掃表面に真空吸着せしめられる。
ノズル流路から被研掃表面に噴射された研掃材は、減圧
空間から流出路を通して吸引される流体流に付随せしめ
られて、減圧空間から回収される。従来の研掃装置を開
示している先行文献の典型例として、特公昭60-26752号
公報(米国特許第4,095,378号明細書及び図面を挙げる
ことができる。
〔従来技術の問題点〕
上記形式の研掃装置における研掃効率は、ノズル流路
から被研掃表面に噴射せしめられる研掃材の単位時間当
たりの量に依存する。従って、研掃効率を増大せしめる
ためには、ノズル流路に送給される研掃材含有流体流の
単位時間当たりの量を増大せしめて、被研掃表面に噴射
せしめられる研掃材の量を増大せしめることが意図され
る。然るに、流体流の量を増大せしめるためには、圧縮
ポンプ等から構成することができる流体供給源を大型化
せしめることが必要であり、初期設備コスト及び運転コ
ストが相当増大する。圧縮気体流の量を増大せしめるこ
となく、これに付随せしめられる研掃材の量のみを増大
せしめることも考えられる。しかしながら、流体流の量
に対する研掃材の量が過剰になると、研掃材供給源から
ノズル流路までの送給路(かかる送給路は可撓性ホース
から構成することができる)における研掃材の円滑な搬
送が阻害され、かくして研掃効率が却って低下し、場合
によっては送給路において研掃材の閉塞が発生する。
〔発明の技術的課題〕
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、そ
の主たる技術的課題は、ノズル流路に送給される流体流
の単位時間当たりの量を増大せしめることなく、従って
初期設備コスト及び運転コストの相当な増大を伴うこと
なく、被研掃表面に噴射せしめられる研掃材の単位時間
当たりの量を増大せしめて研掃効率を増大せしめること
である。
〔発明の解決手段〕
上記主たる技術的課題を解決するための本発明の解決
手段の骨子は、(a)研掃材を含有した圧縮気体流が送
給される上流側ノズル流路(第2のノズル流路)に加え
て、かかるノズル流路から下流側に離隔せしめて、上記
上流側ノズル流路の流路断面積よりも充分に大きい流路
断面積を有し且つ被研掃表面に対向して位置せしめられ
る下流側ノズル流路を配設し、上記上流側ノズル流路に
送給された研掃材含有流体流が上記下流側ノズル流路を
通して被研掃表面に噴射せしめられるようにすること、
及び(b)上記下流側ノズル流路に関連せしめて再噴射
研掃材流入路を配設すると共に、被研掃表面に噴射され
た研掃材を上記再噴射研掃材流入路に返送するための研
掃材返送手段を配設し、上記再噴射研掃材流入路に返送
された研掃材の一部が、上記上流側ノズル流路に送給さ
れた研掃材含有流体流が上記下流側ノズル流路に進入す
ることによって生成される吸引作用によって、上記下流
側ノズル流路に吸引されて上記下流側ノズル流路から被
研掃表面に再噴射されるようになす、ことである。
即ち、本発明によれば、被研掃表面に対向して位置せ
しめられる第1のノズル流路、該第1のノズル流路から
上流側に離隔せしめて配設された第2のノズル流路、再
噴射研掃材流入路、及び流出路を有する研掃ヘッドと、 該第2のノズル流路に研掃材含有流体流を送給するた
めの研掃材送給手段と、 該流出路から流体を吸引するための吸引手段と、 該第1のノズル流路から被研掃表面に噴射された研掃
材を該再投射研掃材流入路に返送するための研掃材返送
手段と、を具備し、 該第1のノズル流路の流路断面積は該第2のノズル流
路の流路断面積よりも充分に大きく、該研掃材送給手段
から該第2のノズル流路に送給される研掃材含有流体流
は、該第2のノズル流路を通って該第1のノズル流路に
進入し、該第1のノズル流路から被研掃表面に噴射さ
れ、かかる研掃材含有流体流の流動に起因して該第1の
ノズル流路には吸込作用が生成され、該再噴射研掃材流
入路に返送された研掃材の一部は、該吸込作用によって
該第1のノズル流路に吸込され該第1のノズル流路から
被研掃表面に再噴射され、該再噴射研掃材流入路に返送
された研掃材の他の一部は、該流出路から吸引される流
体に付随される、 ことを特徴とする研掃装置が提供される。
〔発明の作用〕
本発明の研掃装置においては、第2のノズル流路(上
流側ノズル流路)に送給される流体流の単位時間当たり
の量を増大せしめることなくして、被研掃表面に噴射さ
れる研掃材の単位時間当たりの量が、再噴射研掃材流入
路から第1のノズル流を(下流側ノズル流路)に吸引さ
れる再噴射研掃材の分だけ増大せしめられ、これに応じ
て研掃効率が増大せしめられる。第1のノズル流路(下
流側ノズル流路)に吸引される再噴射研掃材は、第2の
ノズル流路(上流側ノズル流路)に送給されることな
く、第2のノズル流路(上流側ノズル)よりも下流にお
いて第1のノズル流路(下流側ノズル流路)に進行せし
められ、それ故に、再噴射研掃材の流動に起因して第2
のノズル流路(上流側ノズル流路)への流体流の送給が
阻害されることはない。
〔発明の好適具体例〕
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成され
た研掃装置の好適具体例について詳細に説明する。
第1図を参照して説明すると、全体を番号2で示す図
示の研掃装置は、略円錐台筒形状でよい閉鎖部材4を具
備している。かかる閉鎖部材4は鋼板の如き剛性材料か
ら形成されている。閉鎖部材4の環状自由端部には、そ
こから更に半径方向外方に傾斜して前方に延びる仕切り
壁6が配設されている。この仕切り壁6は合成又は天然
ゴムの如き柔軟な材料から形成されている。第1図に明
確に図示する通り、仕切り壁6を有する閉鎖部材4は、
その仕切り壁6の自由端部を研掃すべき表面即ち被研掃
表面8に接触せしめて被研掃表面8に対向して位置せし
められ、被研掃表面8と協働して減圧空間10を規定す
る。後に更に言及する通り、減圧空間10は吸引されて減
圧状態にせしめられ、かくして閉鎖部材4が被研掃表面
8に真空吸着せしめられる。閉鎖部材4には更に被研掃
表面8に密接せしめられる複数個の車輪及びかかる車輪
を駆動するための駆動源(図示していない)も装着され
ており、閉鎖部材4は被研掃表面8に真空吸着せしめら
れると共に被研掃表面8に沿って自走せしめられる。閉
鎖部材4の真空吸着及び自走に関する構成の詳細につい
ては、上記特公昭60-26752号公報(米国特許第4,095,37
8号明細書及び図面)に開示されている形態と実質上同
一でよい故に、かかる先行文献の記載を引用し、本明細
書においては説明を省略する。
上記閉鎖部材4の後方(第1図において右方)中央部
には、研掃ヘッド12が固定されている。適宜の金属加工
或いは鋳造等によって形成することができる図示の研掃
ヘッド12は、円筒状後部14と円錐台筒状前部16とから成
るハウジング18を具備している。このハウジング18の前
端には、そこから前方に突出する円筒状部材20が配設さ
れており、この円筒状部材20によって第1のノズル流路
22が規定されている。ノズル流路22を規定する円筒状部
材20は実質上真直に上記閉鎖部材4を貫通して延び、ノ
ズル流路22の先端は上記減圧空間10内に位置せしめられ
ている。ハウジング18の円筒状後部14の上面には開口が
形成されており、かかる開口から上方に延びる円筒状部
材24が配設されている。円筒状部材24は流出路26を規定
している。ハウジング18には、更に、その後壁27を貫通
して延在する部材28が配設されている。この部材28はL
字状に延び、入口端から上方に延びる上流部30とこの上
流部30から前方に上記後壁26を貫通して延びる下流部32
とを有する。横断面形状は円形でよい部材28は、再噴射
研掃材流入路34を規定する。研掃ヘッド12には比較的小
径の円筒状部材36も配設されている。この円筒状部材36
は、上記部材28の湾曲部(上流部30と下流部32との境界
部)の後方から下流部32を貫通して延在する。円筒状部
材36は上記円筒状部材20と同心状に且つ実質上真直に延
びる。上記部材28の下流部32も円筒状部材20及び円筒状
部材36と同心状である。円筒状部材36は第2のノズル流
路38を規定している。従って、図示の具体例において
は、第1のノズル流路22と第2のノズル流路38とは実質
上真直に且つ相互に同心状に延在せしめられている。ま
た、再噴射研掃材流入路34の下流部32は第2のノズル流
路38の外側をこれと同心状に延在せしめられている。第
1のノズル流路22の流路断面積Saは第2のノズル流路38
の流路断面積Sbよりも充分に大きいことが重要であり、
Sa=2乃至8Sbであるのが好ましい。
第1図を参照して説明を続けると、第2のノズル流路
38を規定している円筒状部材36の入口端(上流端)は、
可撓性ホース40を介して研掃材送給手段42に接続されて
いる。それ自体は公知の形態でよい研掃材送給手段42
は、圧縮ポンプ及び研掃材供給源を含んでおり、研掃材
を含有した圧縮気体流(圧縮空気流でよい)を可撓性ホ
ース40を通して第2のノズル流路38に送給する。所望な
らば、圧縮気体流に加えて水の如き液体に研掃材を含有
せしめて送給することもできる。流出路26を規定してい
る円筒状部材24の入口端(上流端)は、可撓性ホース44
を介して真空ポンプでよい吸引手段46に接続されてい
る。吸引手段46は可撓性ホース44を通して流出路26から
気体(又は液体)を吸引する。被研掃表面8と協働して
減圧空間10を規定する上記閉鎖部材4には排出開口48が
形成されており、かかる排出開口48から後方に突出する
円筒状部材50が配設されている。そして、かかる円筒状
部材50がパイプ52によって上記部材28の入口端(上流
端)に接続されている。適宜の合成樹脂又はゴム製でよ
いパイプ52と円筒状部材50とは、被研掃表面8に噴射さ
れた研掃材を部材28によって規定されている再噴射研掃
材流入路34に返送せしめる再噴射研掃材返送路(返送手
段)54を構成する。
次に、上述した通りの研掃装置2の作用効果について
説明する。被研掃表面8を研掃する際には、研掃材送給
手段42から可撓製ホース40を介して第2のノズル流路38
に、研掃材を含有した圧縮気体流が供給される。かかる
研掃材含有圧縮気体流は第2のノズル流路38を通過して
第1のノズル流路22に進入し、そして第1のノズル流路
22から被研掃表面8に噴射される。他方、可撓性ホース
44を介して流出路26に連通せしめられている吸引手段46
は、減圧空間10から再噴射研掃材返送路54、再噴射研掃
材流入路34、ハウジング18内の空間、及び流出路26を介
して気体を吸引する。かくして、減圧空間10が減圧状態
にせしめられる。第2のノズル流路38を通過した研掃材
含有圧縮気体流が第1のノズル流路22に進入して第1の
ノズル流路22を流動すると、第1のノズル流路22がエゼ
クタにおける混合室として作用し、第1のノズル流路22
の入口部(上流部)には吸込作用が生成される。従っ
て、減圧空間10内の気体が第1のノズル流路22を通して
ハウジング18内に吸引されることはない。被研掃表面8
に噴射され研掃作用を遂行した研掃材は、減圧空間10か
ら吸引される気体流に付随して再噴射研掃材返送路54を
流動して再噴射研掃材流入路34に返送される。再噴射研
掃材流入路34を流動する返送研掃材は、ハウジング18内
の空間に流入し、その一部はそれ自身の流動慣性と共に
第1のノズル流路22の入口部に生成される上記吸込作用
によって第1のノズル流路22に進入する。そして、第1
のノズル流路22から再び被研掃表面8に向けて噴射せし
められる。再噴射研掃材流入路34からハウジング18内の
空間に返送された研掃材の他の一部は、流出路26及び可
撓性ホース44を通して吸引される気体流に付随して流動
せしめられる。一般に、被研掃表面8に衝突する等によ
って破断され、従って重量に対して表面積が比較的大き
い破断研掃材は、それ自身の慣性による流動特性が小さ
く、それ故に、第1のノズル流路22に進入することな
く、吸引気体流に付随して排気流出路26及び可撓性ホー
ス44を通して吸引される傾向がある。これに対して、破
断されることなく充分に良好な研掃特性を維持している
研掃材は重量に対して表面積が小さくて、それ自身の慣
性による流動特性が大きく、それ故に第1のノズル流路
22に進入する傾向がある。被研掃表面8から剥離乃至離
脱せしめられた異物、塗料或いは錆等は、減圧空間10か
ら吸引される気体流に付随して、再噴射研掃材返送路5
4、再噴射研掃材流入路34、流出路26を通して吸引され
る。流出路26に接続されている可撓性ホース44を、それ
自体は公知の混入物分離装置(図示していない)を介し
て吸引手段46に連通せしめ、かかる混入物分離装置にお
いて吸引気体流からこれに混入している研掃材、異物、
塗料或いは錆等を分離するようにせしめることができ
る。閉鎖部材4に配設されている上記仕切り壁6は被研
掃表面8に接触乃至密接せしめられるが、仕切り壁6と
被研掃表面8との間が完全に密封されることはなく、減
圧空間10内が減圧状態にせしめられると、仕切り壁6と
被研掃表面8との間から幾分かの気体が減圧空間10内に
流入する。
上述した通りであるので、本発明に従って構成された
研掃装置2においては、研掃材送給手段42から第2のノ
ズル流路38に送給される流体流に本来的に含有されてい
た研掃材に加えて、再噴射研掃材返送路54と通して再噴
射研掃材流入路34に返送された研掃材も、第1のノズル
流路22から被研掃表面8に噴射せしめられる。従って、
被研掃表面8に研掃材が再噴射されることがない従来の
研掃装置に比べて、被研掃表面8に噴射せしめられる研
掃材の量が増大せしめられ、かくして研掃効率が増大せ
しめられる。
研掃材送給手段42から第2のノズル流路38に送給され
る研掃材の量をMkg/分とし、第1のノズル流路22から被
研掃表面8に噴射された研掃材の再噴射率をR%、再噴
射回数をnとすると、研掃材噴射量F(n)kg/分は、 F(n)=F(n−1)×R/100+M となる。
第2図は、Mが35の場合において,Rが夫々50、60、70
及び80の時の研掃材噴射量の変化をコンピュータで計算
した結果を示す線図である。第2図において縦軸は研掃
材噴射量(kg/分)を横軸は研掃材の再噴射回数nを示
す。第2図から理解される通り、Rが一定の場合、所定
時間以上経過すると、研掃材噴射量あるいは特定範囲に
安定する。第1図を参照して説明した研掃装置2におい
ては、例えば吸引手段46によって流出路26から吸引され
る気体流量を変化せしめることによって、研掃材送給手
段42から第2のノズル流路38に送給される気体流量を変
化せしめることによって、或いは第1のノズル流路22と
第2のノズル流路38との間の離隔距離を変化せしめるこ
とによって、研掃材再噴射率Rを適宜に調整することが
できる。
第3図は、研掃ヘッドの変形例を図示している。第3
図に図示されている研掃ヘッド112においては、第1の
ノズル流路122を規定する円筒状部材120と第2のノズル
流路138を規定する円筒状部材136とは、第1図に図示す
る具体例の場合と同様に、第3図において左右方向に相
互に間隔を置いて実質上真直に且つ相互に同心状に延在
せしめられている。他方、流出路126を規定している円
筒状部材124は、第1のノズル流路122の上流端と第2の
ノズル流路138の下流端との間から上方に向かって後方
に傾斜して延びている。また、再噴射研掃材流入路134
は円筒状部材128によって規定されている。かかる円筒
状部材128は、第1のノズル流路122の上流端と第2のノ
ズル流路138の下流端との間から下方に向かって後方に
延びている。第3図に図示する研掃ヘッド112における
上述した点以外の構成は、第1図に図示する研掃ヘッド
12と実質状同一であり、それ故に上述した点以外の構成
については説明を省略する。
第3図に図示する研掃ヘッド112が使用される場合に
おいても、第1のノズル流路122から被研掃表面に噴射
された研掃材は、再噴射研掃材流入路134に返送され
る。しかる後に、返送された研掃材の一部が、再び第1
のノズル流路122に進入し、第1のノズル流路122から被
研掃表面に再噴射される。返送された研掃材の他の一部
は、流出路126を通して吸引される気体流に付随して排
出される。
以上、本発明に従って構成された研掃装置の好適具体
例及び変形例について添付図面を参照して詳細に説明し
たが、本発明はかかる具体例及び変形例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲を逸脱することなく更に他の
種々の変形乃至修正が可能であることが理解されるべき
である。
〔発明の効果〕
本発明の研掃装置においては、研掃材送給手段から第
2のノズル流路に送給する研掃材含有流体流の量を増大
せしめることなく、従って初期設備コスト及び運転コス
トの相当な増大を伴うことなく、再噴射研掃材流入路に
返送されて第1のノズル流路を通して再噴射される研掃
材の分だけ噴射研掃材の量が増大せしめられ、かくして
研掃効率が増大せしめられる。研掃材の一部を第1のノ
ズル流路を通して再噴射せしめることに起因して、第2
のノズル流路への研掃材含有流体流の送給が阻害される
ことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された研掃装置の主要部
を示す断面図。 第2図は、第1図の研掃装置において被研掃表面に噴射
される研掃材量の変化を示す線図。 第3図は、第1図の研掃装置における研掃ヘッドの変形
例を示す断面図。 2……研掃装置 4……閉鎖部材 6……仕切り壁 8……被研掃表面 10……減圧空間 12……研掃ヘッド 22……第1のノズル流路 26……流出路 34……再噴射研掃材流入路 38……第2のノズル流路 42……研掃材送給手段 46……吸引手段 54……再噴射研掃材返送路(返送手段) 112……研掃ヘッド 122……第1のノズル流路 126……流出路 134……再噴射研掃材流入路 138……第2のノズル流路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被研掃表面に対向して位置せしめられる第
    1のノズル流路、該第1のノズル流路から上流側に離隔
    せしめて配設された第2のノズル流路、再噴射研掃材流
    入路、及び流出路を有する研掃ヘッドと、 該第2のノズル流路に研掃材含有流体流を送給するため
    の研掃材送給手段と、 該流出路から流体を吸引するための吸引手段と、 該第1のノズル流路から被研掃表面に噴射された研掃材
    を該再投射研掃材流入路に返送するための研掃材返送手
    段と、を具備し、 該第1のノズル流路の流路断面積は該第2のノズル流路
    の流路断面積よりも充分に大きく、該研掃材送給手段か
    ら該第2のノズル流路に送給される研掃材含有流体流
    は、該第2のノズル流路を通って該第1のノズル流路に
    進入し、該第1のノズル流路から被研掃表面に噴射さ
    れ、かかる研掃材含有流体流の流動に起因して該第1の
    ノズル流路には吸込作用が生成され、該再噴射研掃材流
    入路に返送された研掃材の一部は、該吸込作用によって
    該第1のノズル流路に吸込され該第1のノズル流路から
    被研掃表面に再噴射され、該再噴射研掃材流入路に返送
    された研掃材の他の一部は、該流出路から吸引される流
    体に付随される、 ことを特徴とする研掃装置。
  2. 【請求項2】該第1のノズル流路及び該第2のノズル流
    路は実質上真直に且つ相互に同心状に延在する、請求項
    1記載の研掃装置。
  3. 【請求項3】該第1のノズル流路の流路断面積は該第2
    のノズル流路の流路断面積の2乃至8倍である、請求項
    1又は2記載の研掃装置。
  4. 【請求項4】該再噴射研掃材流入路の下流端部は該第2
    のノズル流路の外側を該第2のノズル流路と同心状に延
    在している、請求項1から3までのいずれかに記載の研
    掃装置。
  5. 【請求項5】被研掃表面と協働して減圧空間を規定する
    閉鎖部材を具備し、該第1のノズル流路の先端は該減圧
    空間内に位置しており、該研掃材返送手段は該減圧空間
    から該再噴射研掃材流入路まで延在する返送流路から構
    成され、該吸引手段は該減圧空間から該返送流路、該再
    噴射研掃材流入路及び該流出路を介して流体を吸引し、
    該第1のノズル流路から被研掃表面に噴射された研掃材
    は該減圧空間から吸引される流体に付随して該再噴射研
    掃材流入路に返送される、請求項1から4までのいずれ
    かに記載の研掃装置。
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