JP2004057968A - 霧化塗料等の分離回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フイルタを用いることなく、塗料(洗浄溶剤を含む)と空気を高い効率で分離させて、塗料等を回収できると共に、きれいな状態で排気することができるようにした霧化塗料の分離回収装置の提供。
【解決手段】塗装機の先端噴霧具1を臨ませる流入口41が先端に形成された導入管4と、導入管の基端に形成した流出口42に連通する渦流室31が内部に形成され、渦流室の下端に排出口32が形成され、中央部に筒状壁33が下向きに開口して形成され、導入管の流出口が渦流室の内壁面にほぼ沿った接線方向に開口されている分離容器3と、渦流室の排出口に連通された塗料回収容器6と、筒状壁の内部に基端の吸気口71が連通されると共に、先端に排気口72が形成された排気管7と、前記排気管に設けた強制排気手段73と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】塗装機の先端噴霧具1を臨ませる流入口41が先端に形成された導入管4と、導入管の基端に形成した流出口42に連通する渦流室31が内部に形成され、渦流室の下端に排出口32が形成され、中央部に筒状壁33が下向きに開口して形成され、導入管の流出口が渦流室の内壁面にほぼ沿った接線方向に開口されている分離容器3と、渦流室の排出口に連通された塗料回収容器6と、筒状壁の内部に基端の吸気口71が連通されると共に、先端に排気口72が形成された排気管7と、前記排気管に設けた強制排気手段73と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装機のホース内部に残存した塗料を回収する際に使用する霧化塗料等の分離回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプレーガン等の先端噴霧具から塗料を噴霧させるようにした塗装機では、先端噴霧具に塗料を送るためのホース内部に塗料が残存してしまう。
そこで、塗料の色替え時や洗浄時においては、洗浄溶剤を供給して先端噴霧具から噴霧させることにより残存塗料等(以下、「塗料等」というときには洗浄溶剤を含む)を排出してホース内部及び先端噴霧具の内部を洗浄するようにしている。
【0003】
このような洗浄時おいて、残存塗料等を回収するための技術として、従来、特開平4−122409号公報に記載されたものが知られている。
この従来技術は、先端噴霧具から噴霧した霧化塗料をパイプを介して回収箱に導入し、そのパイプの内部や回収箱の内部に設けたフイルタを通過させて回収箱の中に回収し、一方、空気は回収箱に連通させた排気管のフイルタを通して外気に放出させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術では、噴霧された霧化塗料等がフイルタに吸着されて広範囲に広がるため、空気に接触する面積が大きくなり、塗料が増粘したり、乾燥固化し、これがフイルタに目詰まりを生じさせて、フイルタの機能低下を招くことになるし、又、フイルタの洗浄や交換に手間やコストがかかるという問題があった。
また、排気についても、フイルタを通過させて行うため、次第に分離効率が低下し、排気に含まれる塗料等のミストの総量を減少させることができなくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、フイルタを用いることなく、塗料等と空気を高い効率で分離させて、塗料等を回収できる共に、排気に含まれる塗料等のミストの総量を減少させて、きれいな状態で排気することができるようにした霧化塗料等の分離回収装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の霧化塗料等の分離回収装置(請求項1)は、
塗装機の先端噴霧具を挿入させる流入口が先端に形成された導入管と、
前記導入管の基端に形成した流出口に連通する渦流室が内部に形成され、この渦流室の下端に排出口が形成され、前記渦流室の中央部に筒状壁が下向きに開口して形成され、前記導入管の流出口が渦流室の内壁面にほぼ沿った接線方向に開口されている分離容器と、
前記渦流室の排出口に連通された塗料回収容器と、
前記筒状壁の内部に基端の吸気口が連通されると共に、先端に排気口が形成された排気管と、
前記排気管に設けた強制排気手段と、
を備えている構成とした。
【0007】
又、本発明の霧化塗料等の分離回収装置(請求項2)は、前記分離回収装置(請求項1)において、前記導入管の先端部に流入口部分に臨んで噴射ノズルが設けられ、この噴射ノズルに洗浄溶剤の供給系が接続されている構成とした。
【0008】
又、本発明の霧化塗料等の分離回収装置(請求項3)は、前記分離回収装置(請求項1又は2)において、前記渦流室に整流板が設けられている構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例より説明する。尚、本発明の具体的な構成は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の第1実施例にかかる分離回収装置を示す概略断面図、図2はこの分離回収装置に設けた分離容器の概略拡大断面図である。
【0010】
図において、1は先端噴霧具としてのスプレーガンで、ホース10を介して塗装機のバルブユニット2に接続されている。
塗装作業時は、複数の塗料用バルブ21の内から使用する塗料に対応した塗料用バルブ21を開放し、圧送されてきた塗料をホース10を通してスプレーガン1に供給させ、このスプレーガン1のノズル11から塗料の圧送圧で霧状に噴霧させる。
色替えに際しては、塗料用バルブ21を閉じ、洗浄用エアバルブ22を開くと同時にスプレーガン1を開いて、バルブユニット2、ホース10、スプレーガン1の内部から塗料を押し出し、次に、洗浄溶剤用バルブ23を開放し、洗浄溶剤をホース10を通してスプレーガン1に供給して、このスプレーガン1のノズル11から霧状に噴霧させる。このように、洗浄用エアバルブ22と洗浄溶剤用バルブ23の切り換えにより、圧縮空気のみ噴射させる工程と、洗浄溶剤を噴霧させる工程とを複数回繰り返すことになる。
上記の工程を経ることで洗浄作業が終了するもので、洗浄作業のみの場合は、そこで作業を打ち切り、又、次色を供給する場合には、引き続き、任意の塗料用バルブ21を開放して同様にスプレーガン1のノズル11から塗料の圧送圧で霧状に噴霧させる。
なお、先端噴霧具としては、エアースプレーガン、エアレススプレーガン、ベル型塗装機等の塗装機器に用いられる先端噴霧具全般を含むものとする。
【0011】
前記スプレーガン1による塗装技術は既存技術であり、そして、前記色替えや洗浄に際し、スプレーガン1のノズル11から霧状に噴霧される塗料等を本発明にかかる分離回収装置Aによって分離回収させるものである。
【0012】
次に、分離回収装置Aの構成を説明する。
図において、3は分離容器で、上側部分が円筒形に形成されると共に下側部分が逆円錐形に形成され、その内部が渦流室31に形成されている。
この分離容器3としては、上端から下端までストレートな円筒形状でもよいし、下側部分が半円形に形成されたものでもよい。
前記渦流室31には、その下端に排出口32が形成され、また、中央部には上面から垂設して筒状壁33が取り付けられ、この筒状壁33の下端に下向きに開口部34が形成されている。
なお、この渦流室31の大きさや形状は、回収する塗料等の性状、回収量、圧縮エアー量等に応じて決定されるもので、渦流室31の内周壁は、円筒形を基本とするが、多角筒形でもよい。
【0013】
4は導入管で、前記スプレーガン1のノズル11を挿入させる流入口41が先端に形成され、この導入管4の基端に形成された流出口42が、渦流室31の内壁面に沿った接線方向に開口して渦流室31に連通されている。
又、導入管4の先端部には、流入口41部分に臨んで噴射ノズル5が設けられ、この噴射ノズル5は、洗浄溶剤用バルブ51とブローエアー用バルブ52を備えたバルブユニット53にホース54を介して接続され、前記バルブ51,52の切替によって、洗浄溶剤又はブローエアーを噴射ノズル5から流入口41部分に、流入方向(矢印M方向)に向けて噴射させるようになっている。
【0014】
6は塗料回収容器で、前記分離容器3の下方に配設されるように、配管61を介して前記渦流室31の排出口32に連通されている。前記配管61の途中には、開閉弁62が設けられている。又、この塗料回収容器6の底部には、ポンプ65を有する吐出管66が接続されている。
【0015】
7は排気管で、基端の吸気口71が前記筒状壁33の内部に連通されると共に、先端には外気に開放した排気口72が形成されている。
この排気管7には、強制排気手段としてのエジェクタ73が取り付けられ、電磁弁74を開放してエジェクタ73により圧縮空気を排気方向(矢印N方向)に噴射させることにより、排気管7内から排気口72方向に空気を誘引させて、渦流室31の空気を筒状壁33の内部から排気管7を通して強制的に排気させるようになっている。
強制排気手段としては、エアー駆動のエジェクタ73の他に、電動モータ駆動による送風ファン等を用いることができ、その配設位置は、排気口72部分に設けてもよいし、排気管7の途中に設けてもよい。
【0016】
次に、分離回収装置Aの作用を説明する。
使用に際しては、前作業として、塗装機のスプレーガン1を、そのノズル11が導入管4の流入口41に挿入する状態にセットする。
このようにしてスプレーガン1をセットさせたのち、分離回収作業を開始するもので、まず、排気管7のエジェクタ73を作動させ、この状態で洗浄溶剤用バルブ23を開放して、スプレーガン1を作動させる。
【0017】
このスプレーガン1の作動により、圧縮空気によりホース10内の残存塗料が洗浄溶剤と共に押し出されてスプレーガン1のノズル11から噴霧され、この霧化塗料等が導入管4を通って流出口42から分離容器3の渦流室31に流入する。
この際、導入管4の流出口42が渦流室31の内壁面に沿った接線方向に開口しているため、渦流室31に流入した霧化塗料等は、渦流室31で渦巻き状に流動し、この渦流による遠心分離作用で、比重の重い塗料等は渦流室31の内壁面に沿って流動しながら次第に流下して、渦流室31の底部に溜まっていく。
なお、渦流室31の内部は、霧化塗料等の流入によって圧力が上昇し、この結果、導入管4の流入口41に逆流(吹き返り)が生じることがあるが、渦流室31の内部が前記エジェクタ73による誘引作用で負圧になるため、このような吹き返りを防止することができる。
【0018】
一方、遠心分離作用によって渦流室31の中央部に集まった空気は、前記エジェクタ73の作動によって筒状壁33の内部に開口部34から吸引され、排気管7を通って外気に放出される。この場合、排気される空気中には、微量の塗料等のミストが含まれるため、排気口72から排出された空気を空気清浄機等の処理装置に導入させて、より一層、清浄化させるようにしてもよい。
【0019】
次に、洗浄溶剤用バルブ23を閉鎖し、スプレーガン1のノズル11から、圧縮空気のみを噴射させて空気洗浄を行なうというように、洗浄溶剤による洗浄と、空気洗浄を交互に複数回繰り返して、ホース10及びスプレーガン1の内部を洗浄し、残存塗料等を除去させるものである。
【0020】
前記渦流室31の底部に溜まった塗料等は、開閉弁62を開放することにより、配管61を通して塗料回収容器6に回収されるもので、この塗料回収容器6に溜まった塗料等は、ポンプ65により吸引されて吐出管66により所定の場所に集中回収される。
【0021】
又、前記分離回収作業中において、導入管4の先端部に設けた噴射ノズル5から洗浄溶剤を流入口41部分に噴射させるようにしている。
スプレーガン1のノズル11周辺には、噴霧に伴って乱流が生じるため、ノズル11の外面に塗料が付着した状態になっている。
そこで、前記のように噴射ノズル5から洗浄溶剤を流入口41部分に噴射させると、この洗浄溶剤がスプレーガン1のノズル11周辺に生じる乱流に巻き込まれて、ノズル11の外面を洗浄することができる。
なお、噴射ノズル5から噴射された洗浄溶剤は、スプレーガン1から噴霧される洗浄溶剤及び圧縮空気と共に導入管4を通って渦流室31に流入し、前記と同様に分離回収される。
又、前記分離回収作業が終了した後、スプレーガン1を導入管4の流入口41にセットしたままバルブ51,52の切替により噴射ノズル5から圧縮空気を流入口41部分に噴射させれば、スプレーガン1のノズル11に付着した洗浄溶剤を吹き飛ばして、乾燥させることができる。
又、分離回収作業以外の時に、前記噴射ノズル5から洗浄溶剤を導入管4に噴射させるようにして、分離回収装置A自体の洗浄に使用することができる。
【0022】
次に、図3は本発明の分離回収装置の他例を示す概略断面図である。
この分離回収装置Bでは、分離容器3と塗料回収容器6の間に設けた配管61の途中に補助回収容器67が設けられ、この補助回収容器67によって塗料等の回収容量を増大させると共に、回収した洗浄溶剤の蒸発を抑えるようにしている。なお、68は開閉弁である。
又、前記排気管7の途中にフイルタ75が設けられ、このフイルタ75によって排気中に僅かではあるが含まれる塗料や洗浄溶剤のミストを除去して、排気を清浄するようになっている。
前記した補助回収容器67及びフイルタ75は、必ずしも必要でなく、オプションとして装備できるようになっている。
なお、その他の構成及び作用は前記第1実施例と同様である。
【0023】
次に、図4は分離容器の渦流室に設けた整流板の1例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
この例では、導入管4の流出口42よりも下方で、筒状壁33の外周を囲むように整流板80が固定して設けられ、この整流板80は内側から外側に向けて下向きに傾斜して形成されている。
渦流室31に流入する空気の量によって、渦流室31内に乱流が生じることがあり、また、塗装機によっては、先端噴霧具から空気が旋回しながら噴霧されるものもあり、渦流室31内で、空気自体の旋回と、過流との2重旋回が生じてしまうことがある。
このような場合、整流板80を設けておくと、導入管4の流出口42から流入した霧化塗料等は、整流板80の上面に沿って筒状壁33の周囲を回りながら、渦流室31の内周壁と整流板80の隙から下方に流動する渦流となるため、その渦流がスムーズになり、渦流の乱れを抑制して、遠心分離作用の効率を向上させることができる。
【0024】
次に、図5は分離容器の渦流室に設けた整流板の他例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
この例では、筒状壁33の開口部34の下方に、傘状の整流板81が固定して設けられている。
この整流板81を設けることにより、遠心分離作用によって渦流室31の中央部に集められた空気を整流板81の上面によってガイドしながら筒状壁33の開口部34にスムーズに導くことができるし、渦流の乱れを抑制して、遠心分離作用の効率を向上させることができる。
【0025】
次に、図6は分離容器の渦流室に設けた整流板を示すもので、分離容器の拡大断面図、図7はその整流板の部分正面図である。
この例では、導入管4の流出口42よりも下方で、筒状壁33の外周を囲むように整流板82が固定して設けられ、この整流板82には、多数の切込み83によって区画された多数の傾斜羽根84が放射状に形成されている。
この整流板82では、導入管4の流出口42から流入した霧化塗料等が傾斜羽根84によって整流されるため、スムーズな渦流状態が得られ、渦流の乱れを抑制して、遠心分離作用の効率を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の分離回収装置(請求項1)によれば、遠心分離作用によって塗料等と空気を分離させるため、高い効率で塗料等を分離させて回収することができるし、排気中に含まれる塗料等のミストの総量を減少させて、きれいな状態で排気させることができる。
又、従来と異なり、フイルタの目詰まりによる分離効率の低下がなく、継続して高い効率で塗料等を分離させることができる。
又、排気管に強制排気手段を設けたので、空気の排気が良好になり、分離効率の向上を図ることができるし、導入管の流入口への吹き返りを防止することができる。
又、フイルタを使用しないので塗料の固化がなく、また、フイルタ交換等のメンテナンスに要する手間を省略できるし、コストを低減できる。
【0027】
又、本発明の分離回収装置(請求項2)のように、導入管の流入口部分に洗浄溶剤の噴射ノズルを設けると、先端噴霧具のノズルに付着した塗料を洗浄することができるし、分離回収装置自身の洗浄に使用できる。
【0028】
又、本発明の分離回収装置(請求項3)のように、渦流室に整流板を設けると、渦流室での渦流の乱れを抑制して、遠心分離効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる分離回収装置を示す概略断面図である。
【図2】この分離回収装置に設けた分離容器の概略拡大断面図である。
【図3】本発明の分離回収装置の他例を示す概略断面図である。
【図4】分離容器の渦流室に設けた整流板の1例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
【図5】分離容器の渦流室に設けた整流板の他例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
【図6】分離容器の渦流室に設けた整流板の他例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
【図7】その整流板の部分正面図である。
【符号の説明】
A 分離回収装置
B 分離回収装置
1 スプレーガン(先端噴霧具)
10 ホース
11 ノズル
2 バルブユニット
21 塗料用バルブ
22 洗浄用エアバルブ
23 洗浄溶剤用バルブ
3 分離容器
31 渦流室
32 排出口
33 筒状壁
34 開口部
4 導入管
41 流入口
42 流出口
5 噴射ノズル
51 洗浄溶剤用バルブ
52 ブローエアー用バルブ
53 バルブユニット
54 ホース
6 塗料回収容器
61 配管
62 開閉弁
65 ポンプ
66 吐出管
67 補助回収容器
68 開閉弁
7 排気管
71 吸気口
72 排気口
73 エジェクタ(強制排気手段)
74 電磁弁
75 フイルタ
80 整流板
81 整流板
82 整流板
84 傾斜羽根
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装機のホース内部に残存した塗料を回収する際に使用する霧化塗料等の分離回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプレーガン等の先端噴霧具から塗料を噴霧させるようにした塗装機では、先端噴霧具に塗料を送るためのホース内部に塗料が残存してしまう。
そこで、塗料の色替え時や洗浄時においては、洗浄溶剤を供給して先端噴霧具から噴霧させることにより残存塗料等(以下、「塗料等」というときには洗浄溶剤を含む)を排出してホース内部及び先端噴霧具の内部を洗浄するようにしている。
【0003】
このような洗浄時おいて、残存塗料等を回収するための技術として、従来、特開平4−122409号公報に記載されたものが知られている。
この従来技術は、先端噴霧具から噴霧した霧化塗料をパイプを介して回収箱に導入し、そのパイプの内部や回収箱の内部に設けたフイルタを通過させて回収箱の中に回収し、一方、空気は回収箱に連通させた排気管のフイルタを通して外気に放出させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術では、噴霧された霧化塗料等がフイルタに吸着されて広範囲に広がるため、空気に接触する面積が大きくなり、塗料が増粘したり、乾燥固化し、これがフイルタに目詰まりを生じさせて、フイルタの機能低下を招くことになるし、又、フイルタの洗浄や交換に手間やコストがかかるという問題があった。
また、排気についても、フイルタを通過させて行うため、次第に分離効率が低下し、排気に含まれる塗料等のミストの総量を減少させることができなくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、フイルタを用いることなく、塗料等と空気を高い効率で分離させて、塗料等を回収できる共に、排気に含まれる塗料等のミストの総量を減少させて、きれいな状態で排気することができるようにした霧化塗料等の分離回収装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の霧化塗料等の分離回収装置(請求項1)は、
塗装機の先端噴霧具を挿入させる流入口が先端に形成された導入管と、
前記導入管の基端に形成した流出口に連通する渦流室が内部に形成され、この渦流室の下端に排出口が形成され、前記渦流室の中央部に筒状壁が下向きに開口して形成され、前記導入管の流出口が渦流室の内壁面にほぼ沿った接線方向に開口されている分離容器と、
前記渦流室の排出口に連通された塗料回収容器と、
前記筒状壁の内部に基端の吸気口が連通されると共に、先端に排気口が形成された排気管と、
前記排気管に設けた強制排気手段と、
を備えている構成とした。
【0007】
又、本発明の霧化塗料等の分離回収装置(請求項2)は、前記分離回収装置(請求項1)において、前記導入管の先端部に流入口部分に臨んで噴射ノズルが設けられ、この噴射ノズルに洗浄溶剤の供給系が接続されている構成とした。
【0008】
又、本発明の霧化塗料等の分離回収装置(請求項3)は、前記分離回収装置(請求項1又は2)において、前記渦流室に整流板が設けられている構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例より説明する。尚、本発明の具体的な構成は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の第1実施例にかかる分離回収装置を示す概略断面図、図2はこの分離回収装置に設けた分離容器の概略拡大断面図である。
【0010】
図において、1は先端噴霧具としてのスプレーガンで、ホース10を介して塗装機のバルブユニット2に接続されている。
塗装作業時は、複数の塗料用バルブ21の内から使用する塗料に対応した塗料用バルブ21を開放し、圧送されてきた塗料をホース10を通してスプレーガン1に供給させ、このスプレーガン1のノズル11から塗料の圧送圧で霧状に噴霧させる。
色替えに際しては、塗料用バルブ21を閉じ、洗浄用エアバルブ22を開くと同時にスプレーガン1を開いて、バルブユニット2、ホース10、スプレーガン1の内部から塗料を押し出し、次に、洗浄溶剤用バルブ23を開放し、洗浄溶剤をホース10を通してスプレーガン1に供給して、このスプレーガン1のノズル11から霧状に噴霧させる。このように、洗浄用エアバルブ22と洗浄溶剤用バルブ23の切り換えにより、圧縮空気のみ噴射させる工程と、洗浄溶剤を噴霧させる工程とを複数回繰り返すことになる。
上記の工程を経ることで洗浄作業が終了するもので、洗浄作業のみの場合は、そこで作業を打ち切り、又、次色を供給する場合には、引き続き、任意の塗料用バルブ21を開放して同様にスプレーガン1のノズル11から塗料の圧送圧で霧状に噴霧させる。
なお、先端噴霧具としては、エアースプレーガン、エアレススプレーガン、ベル型塗装機等の塗装機器に用いられる先端噴霧具全般を含むものとする。
【0011】
前記スプレーガン1による塗装技術は既存技術であり、そして、前記色替えや洗浄に際し、スプレーガン1のノズル11から霧状に噴霧される塗料等を本発明にかかる分離回収装置Aによって分離回収させるものである。
【0012】
次に、分離回収装置Aの構成を説明する。
図において、3は分離容器で、上側部分が円筒形に形成されると共に下側部分が逆円錐形に形成され、その内部が渦流室31に形成されている。
この分離容器3としては、上端から下端までストレートな円筒形状でもよいし、下側部分が半円形に形成されたものでもよい。
前記渦流室31には、その下端に排出口32が形成され、また、中央部には上面から垂設して筒状壁33が取り付けられ、この筒状壁33の下端に下向きに開口部34が形成されている。
なお、この渦流室31の大きさや形状は、回収する塗料等の性状、回収量、圧縮エアー量等に応じて決定されるもので、渦流室31の内周壁は、円筒形を基本とするが、多角筒形でもよい。
【0013】
4は導入管で、前記スプレーガン1のノズル11を挿入させる流入口41が先端に形成され、この導入管4の基端に形成された流出口42が、渦流室31の内壁面に沿った接線方向に開口して渦流室31に連通されている。
又、導入管4の先端部には、流入口41部分に臨んで噴射ノズル5が設けられ、この噴射ノズル5は、洗浄溶剤用バルブ51とブローエアー用バルブ52を備えたバルブユニット53にホース54を介して接続され、前記バルブ51,52の切替によって、洗浄溶剤又はブローエアーを噴射ノズル5から流入口41部分に、流入方向(矢印M方向)に向けて噴射させるようになっている。
【0014】
6は塗料回収容器で、前記分離容器3の下方に配設されるように、配管61を介して前記渦流室31の排出口32に連通されている。前記配管61の途中には、開閉弁62が設けられている。又、この塗料回収容器6の底部には、ポンプ65を有する吐出管66が接続されている。
【0015】
7は排気管で、基端の吸気口71が前記筒状壁33の内部に連通されると共に、先端には外気に開放した排気口72が形成されている。
この排気管7には、強制排気手段としてのエジェクタ73が取り付けられ、電磁弁74を開放してエジェクタ73により圧縮空気を排気方向(矢印N方向)に噴射させることにより、排気管7内から排気口72方向に空気を誘引させて、渦流室31の空気を筒状壁33の内部から排気管7を通して強制的に排気させるようになっている。
強制排気手段としては、エアー駆動のエジェクタ73の他に、電動モータ駆動による送風ファン等を用いることができ、その配設位置は、排気口72部分に設けてもよいし、排気管7の途中に設けてもよい。
【0016】
次に、分離回収装置Aの作用を説明する。
使用に際しては、前作業として、塗装機のスプレーガン1を、そのノズル11が導入管4の流入口41に挿入する状態にセットする。
このようにしてスプレーガン1をセットさせたのち、分離回収作業を開始するもので、まず、排気管7のエジェクタ73を作動させ、この状態で洗浄溶剤用バルブ23を開放して、スプレーガン1を作動させる。
【0017】
このスプレーガン1の作動により、圧縮空気によりホース10内の残存塗料が洗浄溶剤と共に押し出されてスプレーガン1のノズル11から噴霧され、この霧化塗料等が導入管4を通って流出口42から分離容器3の渦流室31に流入する。
この際、導入管4の流出口42が渦流室31の内壁面に沿った接線方向に開口しているため、渦流室31に流入した霧化塗料等は、渦流室31で渦巻き状に流動し、この渦流による遠心分離作用で、比重の重い塗料等は渦流室31の内壁面に沿って流動しながら次第に流下して、渦流室31の底部に溜まっていく。
なお、渦流室31の内部は、霧化塗料等の流入によって圧力が上昇し、この結果、導入管4の流入口41に逆流(吹き返り)が生じることがあるが、渦流室31の内部が前記エジェクタ73による誘引作用で負圧になるため、このような吹き返りを防止することができる。
【0018】
一方、遠心分離作用によって渦流室31の中央部に集まった空気は、前記エジェクタ73の作動によって筒状壁33の内部に開口部34から吸引され、排気管7を通って外気に放出される。この場合、排気される空気中には、微量の塗料等のミストが含まれるため、排気口72から排出された空気を空気清浄機等の処理装置に導入させて、より一層、清浄化させるようにしてもよい。
【0019】
次に、洗浄溶剤用バルブ23を閉鎖し、スプレーガン1のノズル11から、圧縮空気のみを噴射させて空気洗浄を行なうというように、洗浄溶剤による洗浄と、空気洗浄を交互に複数回繰り返して、ホース10及びスプレーガン1の内部を洗浄し、残存塗料等を除去させるものである。
【0020】
前記渦流室31の底部に溜まった塗料等は、開閉弁62を開放することにより、配管61を通して塗料回収容器6に回収されるもので、この塗料回収容器6に溜まった塗料等は、ポンプ65により吸引されて吐出管66により所定の場所に集中回収される。
【0021】
又、前記分離回収作業中において、導入管4の先端部に設けた噴射ノズル5から洗浄溶剤を流入口41部分に噴射させるようにしている。
スプレーガン1のノズル11周辺には、噴霧に伴って乱流が生じるため、ノズル11の外面に塗料が付着した状態になっている。
そこで、前記のように噴射ノズル5から洗浄溶剤を流入口41部分に噴射させると、この洗浄溶剤がスプレーガン1のノズル11周辺に生じる乱流に巻き込まれて、ノズル11の外面を洗浄することができる。
なお、噴射ノズル5から噴射された洗浄溶剤は、スプレーガン1から噴霧される洗浄溶剤及び圧縮空気と共に導入管4を通って渦流室31に流入し、前記と同様に分離回収される。
又、前記分離回収作業が終了した後、スプレーガン1を導入管4の流入口41にセットしたままバルブ51,52の切替により噴射ノズル5から圧縮空気を流入口41部分に噴射させれば、スプレーガン1のノズル11に付着した洗浄溶剤を吹き飛ばして、乾燥させることができる。
又、分離回収作業以外の時に、前記噴射ノズル5から洗浄溶剤を導入管4に噴射させるようにして、分離回収装置A自体の洗浄に使用することができる。
【0022】
次に、図3は本発明の分離回収装置の他例を示す概略断面図である。
この分離回収装置Bでは、分離容器3と塗料回収容器6の間に設けた配管61の途中に補助回収容器67が設けられ、この補助回収容器67によって塗料等の回収容量を増大させると共に、回収した洗浄溶剤の蒸発を抑えるようにしている。なお、68は開閉弁である。
又、前記排気管7の途中にフイルタ75が設けられ、このフイルタ75によって排気中に僅かではあるが含まれる塗料や洗浄溶剤のミストを除去して、排気を清浄するようになっている。
前記した補助回収容器67及びフイルタ75は、必ずしも必要でなく、オプションとして装備できるようになっている。
なお、その他の構成及び作用は前記第1実施例と同様である。
【0023】
次に、図4は分離容器の渦流室に設けた整流板の1例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
この例では、導入管4の流出口42よりも下方で、筒状壁33の外周を囲むように整流板80が固定して設けられ、この整流板80は内側から外側に向けて下向きに傾斜して形成されている。
渦流室31に流入する空気の量によって、渦流室31内に乱流が生じることがあり、また、塗装機によっては、先端噴霧具から空気が旋回しながら噴霧されるものもあり、渦流室31内で、空気自体の旋回と、過流との2重旋回が生じてしまうことがある。
このような場合、整流板80を設けておくと、導入管4の流出口42から流入した霧化塗料等は、整流板80の上面に沿って筒状壁33の周囲を回りながら、渦流室31の内周壁と整流板80の隙から下方に流動する渦流となるため、その渦流がスムーズになり、渦流の乱れを抑制して、遠心分離作用の効率を向上させることができる。
【0024】
次に、図5は分離容器の渦流室に設けた整流板の他例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
この例では、筒状壁33の開口部34の下方に、傘状の整流板81が固定して設けられている。
この整流板81を設けることにより、遠心分離作用によって渦流室31の中央部に集められた空気を整流板81の上面によってガイドしながら筒状壁33の開口部34にスムーズに導くことができるし、渦流の乱れを抑制して、遠心分離作用の効率を向上させることができる。
【0025】
次に、図6は分離容器の渦流室に設けた整流板を示すもので、分離容器の拡大断面図、図7はその整流板の部分正面図である。
この例では、導入管4の流出口42よりも下方で、筒状壁33の外周を囲むように整流板82が固定して設けられ、この整流板82には、多数の切込み83によって区画された多数の傾斜羽根84が放射状に形成されている。
この整流板82では、導入管4の流出口42から流入した霧化塗料等が傾斜羽根84によって整流されるため、スムーズな渦流状態が得られ、渦流の乱れを抑制して、遠心分離作用の効率を向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の分離回収装置(請求項1)によれば、遠心分離作用によって塗料等と空気を分離させるため、高い効率で塗料等を分離させて回収することができるし、排気中に含まれる塗料等のミストの総量を減少させて、きれいな状態で排気させることができる。
又、従来と異なり、フイルタの目詰まりによる分離効率の低下がなく、継続して高い効率で塗料等を分離させることができる。
又、排気管に強制排気手段を設けたので、空気の排気が良好になり、分離効率の向上を図ることができるし、導入管の流入口への吹き返りを防止することができる。
又、フイルタを使用しないので塗料の固化がなく、また、フイルタ交換等のメンテナンスに要する手間を省略できるし、コストを低減できる。
【0027】
又、本発明の分離回収装置(請求項2)のように、導入管の流入口部分に洗浄溶剤の噴射ノズルを設けると、先端噴霧具のノズルに付着した塗料を洗浄することができるし、分離回収装置自身の洗浄に使用できる。
【0028】
又、本発明の分離回収装置(請求項3)のように、渦流室に整流板を設けると、渦流室での渦流の乱れを抑制して、遠心分離効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる分離回収装置を示す概略断面図である。
【図2】この分離回収装置に設けた分離容器の概略拡大断面図である。
【図3】本発明の分離回収装置の他例を示す概略断面図である。
【図4】分離容器の渦流室に設けた整流板の1例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
【図5】分離容器の渦流室に設けた整流板の他例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
【図6】分離容器の渦流室に設けた整流板の他例を示すもので、分離容器の拡大断面図である。
【図7】その整流板の部分正面図である。
【符号の説明】
A 分離回収装置
B 分離回収装置
1 スプレーガン(先端噴霧具)
10 ホース
11 ノズル
2 バルブユニット
21 塗料用バルブ
22 洗浄用エアバルブ
23 洗浄溶剤用バルブ
3 分離容器
31 渦流室
32 排出口
33 筒状壁
34 開口部
4 導入管
41 流入口
42 流出口
5 噴射ノズル
51 洗浄溶剤用バルブ
52 ブローエアー用バルブ
53 バルブユニット
54 ホース
6 塗料回収容器
61 配管
62 開閉弁
65 ポンプ
66 吐出管
67 補助回収容器
68 開閉弁
7 排気管
71 吸気口
72 排気口
73 エジェクタ(強制排気手段)
74 電磁弁
75 フイルタ
80 整流板
81 整流板
82 整流板
84 傾斜羽根
Claims (3)
- 塗装機の先端噴霧具を挿入させる流入口が先端に形成された導入管と、
前記導入管の基端に形成した流出口に連通する渦流室が内部に形成され、この渦流室の下端に排出口が形成され、前記渦流室の中央部に筒状壁が下向きに開口して形成され、前記導入管の流出口が渦流室の内壁面にほぼ沿った接線方向に開口されている分離容器と、
前記渦流室の排出口に連通された塗料回収容器と、
前記筒状壁の内部に基端の吸気口が連通されると共に、先端に排気口が形成された排気管と、
前記排気管に設けた強制排気手段と、
を備えていることを特徴とする霧化塗料等の分離回収装置。 - 請求項1記載の分離回収装置において、前記導入管の先端部に流入口部分に臨んで噴射ノズルが設けられ、この噴射ノズルに洗浄溶剤の供給系が接続されている霧化塗料等の分離回収装置。
- 請求項1又は2記載の分離回収装置において、前記渦流室に整流板が設けられている霧化塗料等の分離回収装置。
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