JP2000325896A - 洗浄剥離媒体流の形成方法及び装置 - Google Patents
洗浄剥離媒体流の形成方法及び装置Info
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- JP2000325896A JP2000325896A JP11239396A JP23939699A JP2000325896A JP 2000325896 A JP2000325896 A JP 2000325896A JP 11239396 A JP11239396 A JP 11239396A JP 23939699 A JP23939699 A JP 23939699A JP 2000325896 A JP2000325896 A JP 2000325896A
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Abstract
能で、その外形や混合器までの気体供給管の小形化にも
有効であり、しかも均質で安定した噴流断面の大きい洗
浄隔離媒体流を容易に得ることのできる洗浄剥離媒体流
の形成技術を提供する。 【解決手段】少なくとも圧力液体と圧力気体とを混合器
1内の噴射部5から混合空間に高速噴射して高速混合流
を形成するとともに、その高速混合流に基づくエジェク
タ作用により気体流入路11を介して気体を吸引して液
滴状の液体を含んだ洗浄剥離媒体流を形成してノズル2
1より噴射する。混合器1内を開孔部2を備えた隔壁部
材3により分割し、上流側の空間Aに圧力液体と圧力気
体とを高速噴射して気体を吸引させる。なお、混合器1
に供給する圧力液体や圧力気体などを加熱するようにす
れば、洗浄剥離作用を更に促進することが可能である。
Description
両、航空機、ビルの壁面などの大きなものや、食器等の
比較的小さなものなど、適宜の物の表面に付着した汚れ
を洗浄したり、ラベルや塗装などの物の表面に付着した
付着物を剥離したりするための洗浄剥離技術に関する。
より詳しくは、ノズルから被処理面に対して噴射される
洗浄剥離媒体流の形成技術に関する。なお、洗浄剥離媒
体とは、洗浄作用又は剥離作用のための媒体と、洗浄作
用及び剥離作用の双方のための媒体を含む。
滴状又は霧状(両者を含めて単に液滴状という)の液体
を乗せてノズルより噴射することにより、噴流断面の大
きい洗浄媒体流として用いる方法が従来から知られてい
る(特公平5−86274号公報)。さらに、液体に炭
酸水素ナトリウム等の粉粒体を添加して吹付けることに
より、その衝撃作用による物理的洗浄作用も加えて洗浄
する方法も知られている(特開平8−168729号公
報)。また、低圧空気流に研掃材を乗せて高速で吹付け
る乾式ブラスト装置も知られている(特公平1−603
92号公報)。
に乗せて液滴状の液体を吹付けて洗浄を実施する場合に
は前提として多量の気体の供給が必要とされるため、従
来の圧力気体発生装置としては、ルーツブロア等の低圧
多量の吐出性能を有するものが使用されていた。すなわ
ち、圧力気体発生装置に関する機種選定の自由度は狭
く、装置としての外形も大きくなる傾向にあり、さらに
圧力気体発生装置から混合器までの気体供給管に関して
も径が大きくなるといった難点があった。また、後者の
液体に炭酸水素ナトリウムなどの粉粒体を添加して吹付
ける洗浄方法の場合には、その洗浄剥離媒体流に気体が
積極的に加えられていないため、均質の安定した広い噴
流断面を形成することは技術的に困難であった。また、
乾式ブラスト手段の場合には、処理表面にキズが付きや
すいため、表面に付着した汚れを落す程度の洗浄への適
用は困難であった。
に鑑みて開発したもので、前記圧力気体発生装置とし
て、ルーツブロアのほかに、ターボ形や往復動形ないし
回転形の圧縮機などの適宜の機種の選択が可能で、その
装置としての外形や混合器までの気体供給管の小形化に
も有効であり、しかも均質で安定した噴流断面の大きい
洗浄隔離媒体流を容易に得ることのできる洗浄剥離媒体
流の形成技術を提供することを目的とするものである。
くとも圧力液体と圧力気体とを混合器内の混合空間に高
速噴射してそれらの高速混合流を形成するとともに、そ
の高速混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸引
して液滴状の液体を含んだ洗浄剥離媒体流をノズルより
噴射するという技術手段を採用した。本発明の場合に
は、洗浄剥離媒体流を形成し搬送する搬送用気体とし
て、混合器に供給される圧力気体と前記高速混合流に基
づくエジェクタ作用により吸引される気体とが含まれ
る。そして、前記圧力気体が混合器内の混合空間に噴射
されると急速に膨張し、同時に供給される圧力液体との
混合流を形成しながら増速して液滴状の液体を含んだ流
速の大きい高速混合流を形成する。この場合、前記圧力
気体に対して少量の液体を高速で供給するように構成す
ることによって、洗浄剥離媒体を構成する混合流の速度
低下を抑えることができる。しかも、その高速混合流に
基づくエジェクタ作用によって吸引された新たな気体も
加わり混合流の混合状態も促進されることから、液滴の
分布状態がきわめて良好な洗浄剥離媒体流を簡便に形成
することができる。また、気体と液体との高速混合流に
基づくエジェクタ作用により気体を吸引するように構成
したから、圧力気体のみからなる高速流に基づくエジェ
クタ作用の場合に比べて多量の気体を吸引することが可
能になる。以上のように、洗浄剥離媒体の搬送用気体と
して、圧力気体にエジェクタ作用により吸引された気体
が加算されるので、従来のように圧力気体が低圧のもの
に限定されることなく、その圧力気体の圧力や供給量な
いし吸引される気体量を調整することによって種々の実
施形態が可能である。
を備えた隔壁により分割し、その隔壁の上流側の空間に
少なくとも圧力液体と圧力気体とを高速噴射して、それ
らの高速混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸
引させるとともに、適宜空間、すなわち前記隔壁の上流
側あるいは下流側ないし双方の空間に粉粒体や洗剤を供
給して気体、液滴状の液体及び粉粒体ないし洗剤を含ん
だ洗浄剥離媒体流を形成することも可能である。なお、
本発明に使用される前記圧力液体や圧力気体を予め加熱
した状態で用いれば、洗浄剥離作用を更に促進すること
ができる。その場合、圧力気体として蒸気を用いること
も可能である。また、前記液体、気体、粉粒体及び洗剤
のうちの少なくともいずれかの供給条件を変えることに
より処理形態を選択可能に構成することも可能である。
すなわち、前記圧力液体ないし圧力気体の圧力や供給
量、気体の吸引量などをそれらの供給路に設けた調整弁
等を介して調整したり、前記粉粒体や洗剤の供給量の調
整や、供給物の具体的な種類、例えば粉粒体の粒径等を
選ぶことによって、洗浄作用専用の処理形態から剥離作
用専用の処理形態まで種々の処理形態を選択することが
できる。
くとも圧力液体と圧力気体を混合器に供給して高速混合
流を形成する形態のものであればよい。すなわち、圧力
液体と圧力気体を供給して液体と気体のみからなる混合
流を形成する形態のものでもよいし、いうまでもなく、
以下の実施例のように必要に応じて粉粒体等を加えた形
態のものでもよい。また、前述のように、前記圧力液
体、圧力気体、吸引気体、粉粒体及び/又は洗剤の供給
条件や種類を調整することにより、専ら洗浄の目的で使
用する処理形態から剥離処理のために使用する処理形態
までの広い範囲の処理形態を選択できる。例えば、液体
分や空気などの気体分の供給量を多くして粉粒体の供給
量を少なくしたり、粉粒体として剥離作用の小さいもの
を使用するようにすれば、処理形態を洗浄作用の占める
割合が大きい側に設定することができる。逆に、液体分
や気体分の供給量を少なくして粉粒体の供給量を多くし
たり、粉粒体として剥離作用の大きいものを使用するよ
うにすれば、処理形態を剥離作用の占める割合が大きい
側に設定することができる。なお、粉粒体の混合器への
供給形態に関しては、粉粒体の状態で供給するようにし
てもよいが、その粉粒体を混入した液体からなるメディ
ア原液の状態で供給することも可能である。また、前記
圧力液体、圧力気体、吸引気体、粉粒体あるいは洗剤を
予熱して混合器へ供給すれば、洗浄剥離作用を向上する
ことが可能である。その場合、混合器へ供給する圧力気
体として蒸気を使用することも可能である。なお、前記
液体や気体の加熱手段としては、電気的な加熱手段や燃
焼熱、蒸気などの適宜の加熱源が使用できる。しかし
て、加熱した液体や気体などを使用すれば、混合流を形
成する液体等が昇温され洗浄剥離作用が促進される結
果、同効果が大幅に向上されることになる。
添加したものなどの適宜の液体の使用が可能である。な
お、その液滴の大きさに関しては、細かい霧状のものか
ら大粒のものまで処理形態に応じて選択することができ
る。また、前記粉粒体としては、アルミナ等の一般の研
掃材のほか、炭酸水素ナトリウムや、ドライアイス、氷
粒、塩などの可溶性の物質を使用して洗浄剥離作業後に
前記液体中に溶解するようにしてもよい。なお、粉粒体
として可溶性の物質を用い、前述のように加熱した圧力
液体や圧力気体を使用するようにすれば、昇温によって
粉粒体が温水や蒸気に溶けやすくなることから、その加
熱による温度制御を介して可溶性を調整することによ
り、粉粒体の奏する衝撃作用を調整することも可能であ
る。また、圧力気体発生手段としては、ルーツブロアや
ターボ形ブロア等の送風機のほか、往復動形や回転形の
圧縮機など、適宜の機種の選択が可能である。
て説明する。図1は本発明に係る混合器に関する一実施
例を示した縦断面図であり、図2はその混合器を使用し
た第1実施例の要部を示した構成回路図である。図1に
示したように、本実施例の混合器1は、その混合空間を
開孔部2を備えた隔壁部材3によって空間Aと空間Bと
に分割されている。上流側の空間Aには、駆動用流体の
主流入路4及び噴射部5を介して圧力液体として圧力水
が噴射されるように構成されている。すなわち、図2に
示したように、水タンク6からの水がポンプ7により昇
圧されて圧力液体として噴射部5から空間Aに噴射され
るように構成されている。また、主流入路4の周囲に形
成された副流入路8には、接続部9を介して図2に示し
たように圧縮機等の圧力気体発生装置10が接続されて
おり、前記噴射部5を介して前記圧力水の周囲に圧力気
体としての圧力空気を同時に空間Aに対して噴射するよ
うに構成されている。さらに、空間Aは、気体流入路1
1及び図2のバルブ12を介して大気に連通されてい
る。なお、水タンク6に加熱手段を配設したり、圧力気
体発生装置10の下流側や気体流入路11の経路中に加
熱手段を配設して、ノズル21から高速噴射される混合
流が適度に昇温させるように構成すれば、洗浄剥離作用
を更に促進できる。
て図2に示したようにスクリュウ式などの送出し装置1
4と粉粒体用のタンク15からなる粉粒体供給手段が接
続されており、粉粒体を空間Bに供給するように構成さ
れている。なお、粉粒体の混合器1に対する供給形態に
関しては、粉粒体のままの状態の供給でも、粉粒体を混
入した液体からなるメディア原液の状態の供給でもよ
い。さらに、同空間Bの接続部16には、ポンプ17、
電磁弁18及び流量調整弁19を介して洗剤タンク20
が接続されており、洗剤を空間Bに供給し得るように構
成されている。なお、図中、21はノズルであり、本実
施例では空間Bに対して直接的に接続されているが、空
間Bに対して可撓性ホース等を介してその先端にノズル
を接続するようにしたり、前記ノズル21に対して可撓
性ホース等を介して先端に別のノズルを接続するように
してもよい。
体としての圧力水を噴射部5から空間Aに噴射するとと
もに、その圧力水の周囲に副流入路8を介して圧力気体
としての圧力空気が噴射されると、両者が混合して高速
混合流を形成しながら前記開孔部2を介して空間Bに流
入し、さらにノズル21を介して洗浄剥離媒体流として
噴射され、洗浄ないし剥離作業に供されることになる。
その場合、空間Aに噴射された圧力空気は急速に膨張し
ながら圧力水と混合し、その混合流を増速しながら流速
の大きい高速混合流を形成する。その結果、その高速混
合流に基づくエジェクタ作用によって前記気体流入路1
1を介して大気が空間Aに吸引され、洗浄剥離媒体の搬
送用気体として、前記副流入路8からの圧力空気に加算
されるので、液滴状の液体を含んだ洗浄剥離媒体流のよ
り効率的な形成が可能になる。なお、バルブ12により
大気の吸引量に関して調整することも可能である。
介して流入した高速混合流が同空間Bを通過する際に、
前述のように接続部13,16を介して供給される粉粒
体及び洗剤を巻込みながら、それらの粉粒体、洗剤及び
液滴状の液体を含んだ多量の空気流からなる洗浄剥離媒
体流を形成し、ノズル21から被処理面に向けて噴射さ
れることになる。なお、以上の実施例では混合空間を空
間AとBに分割したが、分割しない形態も可能である。
さらに、前記圧力水や圧力空気、洗剤等の供給路に加熱
部を設けて予熱した状態で混合器1に供給することによ
り洗浄ないし剥離作用を更に向上することも可能であ
る。また、粉粒体として可溶性の物質を用い、圧力水等
を加熱するように構成すれば、昇温によって粉粒体が溶
けやすくなることから、その加熱による温度制御を介し
て可溶性を調整することにより、粉粒体の奏する衝撃作
用を調整することも可能である。
構成回路図である。本実施例は、前記第1実施例に対し
て、送出し装置14と粉粒体用のタンク15からなる粉
粒体供給手段を混合器1の副流入路8の接続部9と圧力
気体発生装置10との間に移動したものである。すなわ
ち、副流入路8を介して供給する圧力空気に乗せて粉粒
体を供給するように変更したものである。なお、本実施
例では、洗剤の供給ラインを接続部13側へ変更して接
続部16側を省略するようにしたが、前記接続変更を行
わないで接続部13側を省略してもよいことはいうまで
もない。また、前記圧力水や圧力空気、洗剤等を予熱す
るように構成したり、粉粒体として可溶性の物質を用い
て、圧力水等の加熱による温度制御を介して可溶性を調
整することにより、粉粒体の奏する衝撃作用を調整する
ことも可能である。
構成回路図である。本実施例は、前記第1実施例に対し
て、混合器1の主流入路4には圧縮機等の圧力気体発生
装置22を接続し、副流入路8の接続部9にはポンプ2
3、電磁弁24及び流量調整弁25を介して水タンク2
6を接続するように変更したものである。すなわち、主
流入路4及び副流入路8に供給する内容物を逆に設定し
て、主流入路4を介して噴射部5から圧力空気を噴射
し、その圧力空気の周囲に副流入路8を介して圧力水を
噴射させるように構成したものである。なお、粉粒体の
混合器1への供給形態に関しては、粉粒体を混入した液
体からなるメディア原液の状態での供給も可能である。
また、前述の実施例と同様に、水タンク26に加熱手段
を配設して圧力水を予熱するように構成したり、圧力空
気や洗剤を予熱するように構成することも可能である。
さらに、粉粒体として可溶性の物質を用い、圧力水等の
加熱による温度制御を介して可溶性を調整することによ
り、粉粒体の奏する衝撃作用を調整することも可能であ
る。
構成回路図である。本実施例は、図3に示した第2実施
例の変形例で、同様の構成部分には同じ符号を付して説
明すると、前記圧力気体発生装置10に替えて蒸気供給
源27を採用し、その蒸気供給源27からの高温の蒸気
を接続部9を介して混合器1へ供給するように構成する
とともに、送出し装置14と粉粒体用のタンク15から
なる粉粒体供給手段を大気に連通されたバルブ12と気
体流入路11との間に接続するように変更したものであ
り、他の構成において前記実施例と基本的に異なるとこ
ろはない。すなわち、前記圧力気体として高温の蒸気を
使用するとともに、前記エジェクタ効果によって大気か
ら吸引される大量の空気と共に粉粒体を混合器1へ吸引
するように構成した点で特徴を有するものである。な
お、この場合、粉粒体の供給形態に関しては、粉粒体の
ままの供給でもよいし、粉粒体を混入した液体からなる
メディア原液の状態での供給でもよい。しかして、本実
施例においては、圧力気体として高温の蒸気が混合器1
に供給され、ノズル21から噴射される混合流が昇温さ
れる結果、その洗浄剥離作用が促進され、同効果も大幅
に向上される。なお、更に水タンク20等に電気ヒータ
などの適宜の加熱手段を配設することも可能である。ま
た、前記粉粒体として可溶性の粉粒体を用いた場合に
は、前記蒸気等による昇温により溶けやすくなることか
ら、その加熱による温度制御を介して粉粒体の奏する衝
撃作用を調整することも可能である。因みに、以上の各
実施例において粉粒体を供給しなければ、液体と気体か
らなる混合流を形成し得ることになる。
できる。 (1)混合器内の混合空間に供給された圧力気体は急速
に膨張しながら圧力液体と混合し、その混合流を増速し
て流速の大きい高速混合流を形成するとともに、その高
速混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸引して
洗浄剥離媒体の搬送用気体として加算できることから、
混合状態の良好な良質の洗浄剥離媒体流をより効率的に
形成することが可能になる。特に、液滴状の液体に対し
て気体を大量に要する場合には非常に効率的である。 (2)洗浄剥離媒体の搬送用気体が圧力気体とエジェク
タ作用により吸引される気体とから構成されるので、圧
力気体発生装置が従来のように低圧多量の吐出性能を有
するものに限定されることなく、ルーツブロアのほか
に、ターボ形や往復動形ないし回転形の圧縮機などの適
宜の機種の選択が可能であり、高圧のものを採用すれ
ば、装置としての外形や混合器までの気体供給管の小形
化にも有効である。また、その圧力気体の圧力及び供給
量や吸引される気体量を調整することによって種々の実
施形態が可能である。 (3)混合器内の混合空間を開孔部を備えた隔壁により
分割し、その隔壁の上流側の空間に少なくとも圧力液体
と圧力気体とを高速噴射し、同隔壁の下流側の空間に粉
粒体や洗剤を供給するように構成することにより、粉粒
体ないし洗剤を加えた良質の洗浄剥離媒体流の形成が可
能である。 (4)前記液体、気体、粉粒体及び洗剤のうちの少なく
ともいずれかの供給条件を変えることにより処理形態を
選択可能に構成することも可能である。 (5)混合器に供給する前記圧力液体や圧力気体などを
加熱するように構成すれば、洗浄剥離媒体を構成する混
合流が昇温され、その洗浄剥離作用が促進されることか
ら同効果も大幅に向上される。さらに、前記粉粒体とし
て可溶性のものを採用した場合には、前記混合流の昇温
によって溶けやすくなることから、その加熱による温度
制御を介して可溶性を調整することによって、粉粒体の
奏する衝撃作用を調整することも可能である。
縦断面図である。
要部を示した構成回路図である。
要部を示した構成回路図である。
要部を示した構成回路図である。
要部を示した構成回路図である。
路、5…噴射部、6…水タンク、7…ポンプ、8…副流
入路、9…接続部、10…圧力気体発生装置、11…気
体流入路、12…バルブ、13…接続部、14…送出し
装置、15…粉粒体用タンク、16…接続部、17…ポ
ンプ、18…電磁弁、19…流量調整弁、20…洗剤タ
ンク、21…ノズル、22…圧力気体発生装置、23…
ポンプ、24…電磁弁、25…流量調整弁、26…水タ
ンク、27…蒸気供給源
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも圧力液体と圧力気体とを混合
器内の混合空間に高速噴射してそれらの高速混合流を形
成するとともに、その高速混合流に基づくエジェクタ作
用により気体を吸引して液滴状の液体を含んだ洗浄剥離
媒体流をノズルより噴射することを特徴とする洗浄剥離
媒体流の形成方法。 - 【請求項2】 前記混合器内の混合空間を開孔部を備え
た隔壁により分割し、その隔壁の上流側の空間に少なく
とも圧力液体と圧力気体とを高速噴射してそれらの高速
混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸引させる
とともに、適宜空間に粉粒体を供給して気体、液滴状の
液体及び粉粒体を含んだ洗浄剥離媒体流をノズルより噴
射することを特徴とする請求項1記載の洗浄剥離媒体流
の形成方法。 - 【請求項3】 前記圧力液体及び/又は圧力気体を加熱
した状態で混合空間に噴射するように構成したことを特
徴とする請求項1又は2記載の洗浄剥離媒体流の形成方
法。 - 【請求項4】 前記混合器内の混合空間を開孔部を備え
た隔壁により分割し、その隔壁の上流側の空間に少なく
とも圧力液体と圧力気体とを高速噴射してそれらの高速
混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸引させる
とともに、同隔壁の下流側の空間に洗剤を供給して気
体、液滴状の液体及び洗剤を含んだ洗浄剥離媒体流をノ
ズルより噴射することを特徴とする請求項1〜3のいず
れか一項に記載の洗浄剥離媒体流の形成方法。 - 【請求項5】 前記液体、気体、粉粒体及び洗剤のうち
の少なくともいずれかの供給条件を変えることにより処
理形態を選択可能に構成したことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか一項に記載の洗浄剥離媒体流の形成方
法。 - 【請求項6】 混合器内の混合空間に少なくとも圧力液
体及び圧力気体の噴射口を形成するとともに、その混合
空間に気体供給管を接続し、前記噴射口を介して噴射さ
れる前記圧力液体と圧力気体を含んだ高速混合流に基づ
くエジェクタ作用により気体を吸引して液滴状の液体を
含んだ洗浄剥離媒体流をノズルより噴射することを特徴
とする洗浄剥離媒体流の形成装置。 - 【請求項7】 前記混合器内の混合空間を開孔部を備え
た隔壁により分割し、その隔壁の上流側の空間に少なく
とも圧力液体と圧力気体とを高速噴射してそれらの高速
混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸引させる
とともに、適宜空間に粉粒体を供給して気体、液滴状の
液体及び粉粒体を含んだ洗浄剥離媒体流をノズルより噴
射することを特徴とする請求項6記載の洗浄剥離媒体流
の形成装置。 - 【請求項8】 前記圧力液体及び/又は圧力気体を加熱
して混合空間に噴射するように構成したことを特徴とす
る請求項6又は7記載の洗浄剥離媒体流の形成装置。 - 【請求項9】 前記混合器内の混合空間を開孔部を備え
た隔壁により分割し、その隔壁の上流側の空間に少なく
とも圧力液体と圧力気体とを高速噴射してそれらの高速
混合流に基づくエジェクタ作用により気体を吸引させる
とともに、同隔壁の下流側の空間に洗剤を供給して気
体、液滴状の液体及び洗剤を含んだ洗浄剥離媒体流をノ
ズルより噴射することを特徴とする請求項6〜8のいず
れか一項に記載の洗浄剥離媒体流の形成装置。
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EP04003879A EP1422026B1 (en) | 1999-03-18 | 2000-03-16 | Method for cleaning/scraping and apparatus therefor |
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