JPH08323305A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JPH08323305A JPH08323305A JP7133921A JP13392195A JPH08323305A JP H08323305 A JPH08323305 A JP H08323305A JP 7133921 A JP7133921 A JP 7133921A JP 13392195 A JP13392195 A JP 13392195A JP H08323305 A JPH08323305 A JP H08323305A
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- liquid
- speed jet
- opening
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L17/00—Apparatus or implements used in manual washing or cleaning of crockery, table-ware, cooking-ware or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L—DOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47L15/00—Washing or rinsing machines for crockery or tableware
- A47L15/0086—In-sink dishwashers
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Nozzles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚れを効率よく短時間できれいに洗浄できる
と共に、使いやすいコンパクトな洗浄装置を得る。 【構成】 洗浄液体供給手段25により供給される洗浄
液体を、高速噴流噴射手段で高速噴流液にし、第1カバ
ー18の開口部18aから被洗浄物8に噴射し、衝撃力
によって汚物を剥離し洗浄する。また、送風手段で、開
口部18aから気体を吐出し、被洗浄物8を水切りす
る。また、高速噴流噴射手段を、中心部から周に向かう
放射状流路を複数有する回転体17と、洗浄液体を放射
状流路の中心部側に注入する液体注入部24とで構成
し、回転手段22で回転体17を回転して、放射状流路
に注入された洗浄液体が回転によって、径方向及び周方
向に加速され、高速噴流液として開口部18aから噴射
される。
と共に、使いやすいコンパクトな洗浄装置を得る。 【構成】 洗浄液体供給手段25により供給される洗浄
液体を、高速噴流噴射手段で高速噴流液にし、第1カバ
ー18の開口部18aから被洗浄物8に噴射し、衝撃力
によって汚物を剥離し洗浄する。また、送風手段で、開
口部18aから気体を吐出し、被洗浄物8を水切りす
る。また、高速噴流噴射手段を、中心部から周に向かう
放射状流路を複数有する回転体17と、洗浄液体を放射
状流路の中心部側に注入する液体注入部24とで構成
し、回転手段22で回転体17を回転して、放射状流路
に注入された洗浄液体が回転によって、径方向及び周方
向に加速され、高速噴流液として開口部18aから噴射
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば食器類や食品
や手などや、また他の物体を洗浄する洗浄装置に関する
ものである。
や手などや、また他の物体を洗浄する洗浄装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図49は、従来の洗浄装置として、例え
ば実公昭55−34041号公報に示された食器洗浄機
を示す縦断面図である。
ば実公昭55−34041号公報に示された食器洗浄機
を示す縦断面図である。
【0003】図において、1は食器洗浄機の本体、2は
本体1の上方に設けられた吸水弁、3は本体1内に設け
られた内槽、4は内槽3の底面に固定されたノズル軸
受、5はノズル軸受4に回転可能に支持された噴射ノズ
ル、6は噴射ノズル5の中央に固定されたタワーノズ
ル、7は噴射ノズル5の直上に配置された下かご、9は
タワーノズル6の上方に配置された上かごである。下か
ご7と上かご9は、それぞれ内槽3の側壁に支持されて
おり、被洗浄物である食器類8が収納される。
本体1の上方に設けられた吸水弁、3は本体1内に設け
られた内槽、4は内槽3の底面に固定されたノズル軸
受、5はノズル軸受4に回転可能に支持された噴射ノズ
ル、6は噴射ノズル5の中央に固定されたタワーノズ
ル、7は噴射ノズル5の直上に配置された下かご、9は
タワーノズル6の上方に配置された上かごである。下か
ご7と上かご9は、それぞれ内槽3の側壁に支持されて
おり、被洗浄物である食器類8が収納される。
【0004】10は内槽3の底面の一部に形成された凹
所で、残菜フィルタ11が設けられている。12はポン
プであり、その吸入口は吸込管13を介して凹所10に
接続され、ポンプ12の吐出口は吐出管14を介してノ
ズル軸受4に接続されている。15は凹部10の底部に
接続され本体1外に配管された配水管である。
所で、残菜フィルタ11が設けられている。12はポン
プであり、その吸入口は吸込管13を介して凹所10に
接続され、ポンプ12の吐出口は吐出管14を介してノ
ズル軸受4に接続されている。15は凹部10の底部に
接続され本体1外に配管された配水管である。
【0005】従来の食器洗浄機は上記のように構成さ
れ、食器類8は下かご7及び上かご9に収納され、内槽
3内にセットされる。その後、吸水弁2を開いて内槽3
内に水道水を注入し、洗剤を混入して、ポンプ12を駆
動する。ポンプ12で吸引された洗浄水は吐出管14を
介して吐出され、その一部は噴射ノズル5から上方へ噴
射される。吐出された洗浄水は、噴射の反動で回転しな
がら下かご7内の食器類8を洗浄する。同様に、洗浄水
の一部はタワーノズル6からも上方へ噴射されて回転
し、上かご9内の食器類8を洗浄する。
れ、食器類8は下かご7及び上かご9に収納され、内槽
3内にセットされる。その後、吸水弁2を開いて内槽3
内に水道水を注入し、洗剤を混入して、ポンプ12を駆
動する。ポンプ12で吸引された洗浄水は吐出管14を
介して吐出され、その一部は噴射ノズル5から上方へ噴
射される。吐出された洗浄水は、噴射の反動で回転しな
がら下かご7内の食器類8を洗浄する。同様に、洗浄水
の一部はタワーノズル6からも上方へ噴射されて回転
し、上かご9内の食器類8を洗浄する。
【0006】このようにして食器類8を洗浄した洗浄水
は内槽3内を落下して凹所10内に流入する。そして、
残菜フィルタ11により清浄されてポンプ12に吸い込
まれ、再び吐出管14から噴射ノズル5及びタワーノズ
ル6に供給される。このようにして、洗浄水は循環して
洗浄動作を繰り返す。洗剤による洗浄が終了すると、汚
濁水は排水管15を通して排水される。
は内槽3内を落下して凹所10内に流入する。そして、
残菜フィルタ11により清浄されてポンプ12に吸い込
まれ、再び吐出管14から噴射ノズル5及びタワーノズ
ル6に供給される。このようにして、洗浄水は循環して
洗浄動作を繰り返す。洗剤による洗浄が終了すると、汚
濁水は排水管15を通して排水される。
【0007】排水後、再度吸水弁2を開いて新鮮な水を
供給し、洗浄時と同様に、噴射ノズル5及びタワーノズ
ル6から噴射させてすすぎ洗いをする。すすぎ洗いが終
了すると、再び排水する。そして最後に送風機(図示し
ない)により食器類8に送風し、食器類8を乾燥する。
供給し、洗浄時と同様に、噴射ノズル5及びタワーノズ
ル6から噴射させてすすぎ洗いをする。すすぎ洗いが終
了すると、再び排水する。そして最後に送風機(図示し
ない)により食器類8に送風し、食器類8を乾燥する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の食
器洗浄機では、ポンプ12によって吐出された洗浄水を
噴射させて、かご7,9に収納された食器類8を洗浄す
るようにしているため、次のような問題点がある。
器洗浄機では、ポンプ12によって吐出された洗浄水を
噴射させて、かご7,9に収納された食器類8を洗浄す
るようにしているため、次のような問題点がある。
【0009】(1)手間がかかる。 (a)食器類8をかご7,9に1個ずつ洗浄し易くする
ようセットしなければならない。 (b)内槽3に貯留する水で洗浄するため、汚れのはげ
しい食器類8を洗浄すると、洗浄水の汚れが増加して、
洗浄不完全にならざるをえない。そのため、食器洗浄機
で洗浄する前に、大きな汚れを予備洗いして落としてお
く必要がある。
ようセットしなければならない。 (b)内槽3に貯留する水で洗浄するため、汚れのはげ
しい食器類8を洗浄すると、洗浄水の汚れが増加して、
洗浄不完全にならざるをえない。そのため、食器洗浄機
で洗浄する前に、大きな汚れを予備洗いして落としてお
く必要がある。
【0010】(2)強力な水流で洗浄できない。 食器類8はかご7,9内に置かれただけであるため、洗
浄水の噴射を強力にすると、食器類8どうしがかご7,
9内で衝突し、食器類8を破損する可能性がある。即ち
従来の食器洗浄機での洗浄水の噴出圧力は0.5kg/
cm2 程度にすることが適度と考えられ、最大でも1k
g/cm2 未満の圧力を用いていた。これ以上の強力な
水流で洗浄できないため、洗浄促進用として強力な専用
の洗剤が不可欠となる。さらに、従来の装置では水流の
調整もできないという問題があった。 (3)時間がかかる。 上記(1)のように食器類8のセッティング自体に手間
がかかり面倒なうえ、洗浄効果向上のため、洗浄水のヒ
ータによる加温が必要となり、その加温時間、洗浄時
間、洗浄水排水時間及びすすぎ時間が必要となり、処理
工程数が多いという問題がある。
浄水の噴射を強力にすると、食器類8どうしがかご7,
9内で衝突し、食器類8を破損する可能性がある。即ち
従来の食器洗浄機での洗浄水の噴出圧力は0.5kg/
cm2 程度にすることが適度と考えられ、最大でも1k
g/cm2 未満の圧力を用いていた。これ以上の強力な
水流で洗浄できないため、洗浄促進用として強力な専用
の洗剤が不可欠となる。さらに、従来の装置では水流の
調整もできないという問題があった。 (3)時間がかかる。 上記(1)のように食器類8のセッティング自体に手間
がかかり面倒なうえ、洗浄効果向上のため、洗浄水のヒ
ータによる加温が必要となり、その加温時間、洗浄時
間、洗浄水排水時間及びすすぎ時間が必要となり、処理
工程数が多いという問題がある。
【0011】(4)新鮮水での洗浄ができない。 洗浄水の汚れがはげしくなって、新鮮水を入れ換えなが
ら洗浄しようとすると洗浄水の温度が下がるとともに、
洗剤濃度が低下する。 (5)食器類の数がある程度まとまった時に洗うという
ような貯め置き洗いしかできない。 (a)食器類8の数に関係なく洗浄水量及び洗浄時間は
一定であるため、食器類8の数が少ない時の食器洗浄機
の使用は効率が悪い。 (b)貯め置き洗いをすると、その放置時間内に汚れが
乾燥したり、固化したりするため、汚れが落ちにくくな
る。 (6)装置の小型化ができない。 (a)ある程度まとまった数の食器類を収容するスペー
スが必要となるため、装置の小型化を図ることが困難で
ある。 (b)洗浄水を貯水する容積が必要な凹部、洗浄水の通
過面積が必要な残菜フィルタが水ポンプ系に必須であ
り、これら洗浄水を吐出するための構造を小型化するこ
とが困難である。
ら洗浄しようとすると洗浄水の温度が下がるとともに、
洗剤濃度が低下する。 (5)食器類の数がある程度まとまった時に洗うという
ような貯め置き洗いしかできない。 (a)食器類8の数に関係なく洗浄水量及び洗浄時間は
一定であるため、食器類8の数が少ない時の食器洗浄機
の使用は効率が悪い。 (b)貯め置き洗いをすると、その放置時間内に汚れが
乾燥したり、固化したりするため、汚れが落ちにくくな
る。 (6)装置の小型化ができない。 (a)ある程度まとまった数の食器類を収容するスペー
スが必要となるため、装置の小型化を図ることが困難で
ある。 (b)洗浄水を貯水する容積が必要な凹部、洗浄水の通
過面積が必要な残菜フィルタが水ポンプ系に必須であ
り、これら洗浄水を吐出するための構造を小型化するこ
とが困難である。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、汚れを効率よく短時間できれい
に洗浄できると共に、使いやすいコンパクトな洗浄装置
を提供することを目的とするものである。
ためになされたもので、汚れを効率よく短時間できれい
に洗浄できると共に、使いやすいコンパクトな洗浄装置
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る洗浄装置は、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に
噴射する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少
なくとも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う
第1カバー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気体
を通過させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバ
ー、及び洗浄液体を高速噴流噴射手段に供給する洗浄液
体供給手段を備えたものである。
る洗浄装置は、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に
噴射する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少
なくとも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う
第1カバー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気体
を通過させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバ
ー、及び洗浄液体を高速噴流噴射手段に供給する洗浄液
体供給手段を備えたものである。
【0014】また、この発明の請求項2に係る洗浄装置
は、中心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転
体と、洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体
注入部とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物
に噴射する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる
少なくとも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆
う第1カバー、回転体を回転させる回転手段、及び洗浄
液体を液体注入部に供給する洗浄液体供給手段を備えた
ものである。
は、中心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転
体と、洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体
注入部とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物
に噴射する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる
少なくとも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆
う第1カバー、回転体を回転させる回転手段、及び洗浄
液体を液体注入部に供給する洗浄液体供給手段を備えた
ものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係る洗浄装置
は、中心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転
体と、洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体
注入部とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物
に噴射する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる
少なくとも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆
う第1カバー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気
体を通過させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバ
ー、回転体を回転させる回転手段、洗浄液体を液体注入
部に供給する洗浄液体供給手段、洗浄液体の供給量を調
節する液量調節手段、送風手段への気体の供給量を調節
する気体量調節手段を備えたものである。
は、中心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転
体と、洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体
注入部とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物
に噴射する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる
少なくとも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆
う第1カバー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気
体を通過させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバ
ー、回転体を回転させる回転手段、洗浄液体を液体注入
部に供給する洗浄液体供給手段、洗浄液体の供給量を調
節する液量調節手段、送風手段への気体の供給量を調節
する気体量調節手段を備えたものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係る洗浄装置
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、高速噴
流液が被洗浄物に噴射されたときに洗浄空間に発生する
噴霧の飛散を防止する噴霧飛散防止手段を備えたもので
ある。
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、高速噴
流液が被洗浄物に噴射されたときに洗浄空間に発生する
噴霧の飛散を防止する噴霧飛散防止手段を備えたもので
ある。
【0017】また、この発明の請求項5に係る洗浄装置
は、請求項2または請求項3に加え、液体注入部を、複
数の放射状流路のうち、その放射状流路の洗浄液体が回
転によって加速され、開口部から高速噴流液として所望
の洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に洗浄液体を
導入するように構成したものである。
は、請求項2または請求項3に加え、液体注入部を、複
数の放射状流路のうち、その放射状流路の洗浄液体が回
転によって加速され、開口部から高速噴流液として所望
の洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に洗浄液体を
導入するように構成したものである。
【0018】また、この発明の請求項6に係る洗浄装置
は、請求項2または請求項3に加え、放射状流路を、中
心部から周に向かって回転方向に対して前傾するように
設けたものである。
は、請求項2または請求項3に加え、放射状流路を、中
心部から周に向かって回転方向に対して前傾するように
設けたものである。
【0019】また、この発明の請求項7に係る洗浄装置
は、請求項2または請求項3に加え、放射状流路を、中
心部における流路に垂直な断面の断面積が周における断
面積よりも大きくなるように構成したものである。
は、請求項2または請求項3に加え、放射状流路を、中
心部における流路に垂直な断面の断面積が周における断
面積よりも大きくなるように構成したものである。
【0020】また、この発明の請求項8に係る洗浄装置
は、請求項2または請求項3に加え、液体注入部は、放
射状流路へ供給する洗浄液量を調節する調節手段を有す
るように構成したものである。
は、請求項2または請求項3に加え、液体注入部は、放
射状流路へ供給する洗浄液量を調節する調節手段を有す
るように構成したものである。
【0021】また、この発明の請求項9に係る洗浄装置
は、請求項2または請求項3に加え、回転体の下側に設
けられ、第1カバーの開口部から噴出しない洗浄液体を
受ける補助板を備えたものである。
は、請求項2または請求項3に加え、回転体の下側に設
けられ、第1カバーの開口部から噴出しない洗浄液体を
受ける補助板を備えたものである。
【0022】また、この発明の請求項10に係る洗浄装
置は、請求項2または請求項3に加え、第1カバーの開
口部の回転方向手前側に設けた分岐手段を備えたもので
ある。
置は、請求項2または請求項3に加え、第1カバーの開
口部の回転方向手前側に設けた分岐手段を備えたもので
ある。
【0023】また、この発明の請求項11に係る洗浄装
置は、請求項2または請求項3に加え、放射状流路の一
部の中心部側に液体を注入する第2液体注入部を備えた
ものである。
置は、請求項2または請求項3に加え、放射状流路の一
部の中心部側に液体を注入する第2液体注入部を備えた
ものである。
【0024】また、この発明の請求項12に係る洗浄装
置は、請求項2または請求項3に加え、高速噴流噴射手
段は、複数の回転体を回転軸の方向に並設し、回転体そ
れぞれの放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体
を注入する液体注入部を有するものとし、回転手段は、
少なくとも1つ設けられ、回転体それぞれを回転させる
ものであることを特徴とするものである。
置は、請求項2または請求項3に加え、高速噴流噴射手
段は、複数の回転体を回転軸の方向に並設し、回転体そ
れぞれの放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体
を注入する液体注入部を有するものとし、回転手段は、
少なくとも1つ設けられ、回転体それぞれを回転させる
ものであることを特徴とするものである。
【0025】また、この発明の請求項13に係る洗浄装
置は、請求項2または請求項3に加え、高速噴流噴射手
段は、複数の回転体を径方向に並設し、回転体それぞれ
の放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体を注入
する液体注入部を有するものとし、回転手段は、少なく
とも1つ設けられ、回転体それぞれを回転させるもので
あることを特徴とするものである。
置は、請求項2または請求項3に加え、高速噴流噴射手
段は、複数の回転体を径方向に並設し、回転体それぞれ
の放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体を注入
する液体注入部を有するものとし、回転手段は、少なく
とも1つ設けられ、回転体それぞれを回転させるもので
あることを特徴とするものである。
【0026】また、この発明の請求項14に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、洗浄
空間に被洗浄物が位置することを検出して洗浄開始信号
を出力する洗浄開始検知手段、洗浄の終了を検出して洗
浄終了信号を出力する洗浄終了検知手段、及び洗浄開始
信号を受けて高速噴流噴射手段を駆動し、洗浄終了検知
信号を受けて高速噴流噴射手段の駆動を停止する噴流噴
射制御手段を備えたものである。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、洗浄
空間に被洗浄物が位置することを検出して洗浄開始信号
を出力する洗浄開始検知手段、洗浄の終了を検出して洗
浄終了信号を出力する洗浄終了検知手段、及び洗浄開始
信号を受けて高速噴流噴射手段を駆動し、洗浄終了検知
信号を受けて高速噴流噴射手段の駆動を停止する噴流噴
射制御手段を備えたものである。
【0027】また、この発明の請求項15に係る洗浄装
置は、請求項3に加え、高速噴流噴射手段は送風手段を
兼ね備えたものとし、気体量調節手段は、洗浄液体供給
手段から高速噴流噴射手段への洗浄液体の供給を遮断し
た状態で、高速噴流噴射手段への気体の供給量を調節し
て供給するものである。
置は、請求項3に加え、高速噴流噴射手段は送風手段を
兼ね備えたものとし、気体量調節手段は、洗浄液体供給
手段から高速噴流噴射手段への洗浄液体の供給を遮断し
た状態で、高速噴流噴射手段への気体の供給量を調節し
て供給するものである。
【0028】また、この発明の請求項16に係る洗浄装
置は、請求項4に加え、噴霧飛散防止手段を、第1カバ
ーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆うように構
成したものである。
置は、請求項4に加え、噴霧飛散防止手段を、第1カバ
ーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆うように構
成したものである。
【0029】また、この発明の請求項17に係る洗浄装
置は、請求項4に加え、噴霧飛散防止手段の洗浄空間側
の面のよごれを防止するよごれ防止手段を備えたもので
ある。
置は、請求項4に加え、噴霧飛散防止手段の洗浄空間側
の面のよごれを防止するよごれ防止手段を備えたもので
ある。
【0030】また、この発明の請求項18に係る洗浄装
置は、請求項16に加え、噴霧飛散防止手段を第1カバ
ーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う流体で構
成したものである。
置は、請求項16に加え、噴霧飛散防止手段を第1カバ
ーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う流体で構
成したものである。
【0031】また、この発明の請求項19に係る洗浄装
置は、請求項16に加え、第1カバーの開口部から被洗
浄物までの洗浄空間を覆う噴霧飛散防止手段のうち、洗
浄空間への被洗浄物の出入部分を流体で構成し、他の部
分を固体で構成したものである。
置は、請求項16に加え、第1カバーの開口部から被洗
浄物までの洗浄空間を覆う噴霧飛散防止手段のうち、洗
浄空間への被洗浄物の出入部分を流体で構成し、他の部
分を固体で構成したものである。
【0032】また、この発明の請求項20に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、使用
者に対向した位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流水
が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カバ
ーの開口部を配置したものである。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、使用
者に対向した位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流水
が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カバ
ーの開口部を配置したものである。
【0033】また、この発明の請求項21に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、使用
者の斜め前方の位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流
水が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カ
バーの開口部を配置したものである。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、使用
者の斜め前方の位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流
水が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カ
バーの開口部を配置したものである。
【0034】また、この発明の請求項22に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、開口
部から噴出する流体が被洗浄物に衝突する領域を変化さ
せる噴出流変化手段を備えたものである。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、開口
部から噴出する流体が被洗浄物に衝突する領域を変化さ
せる噴出流変化手段を備えたものである。
【0035】また、この発明の請求項23に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、洗剤
を洗浄液体に混入する洗剤混入手段を備えたものであ
る。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、洗剤
を洗浄液体に混入する洗剤混入手段を備えたものであ
る。
【0036】また、この発明の請求項24に係る洗浄装
置は、請求項3に加え、送風手段は、軸が高速噴流噴射
手段の回転体の回転軸に結合された送風ファンを有し、
その回転によって被洗浄物に気体を吐出することを特徴
とするものである。
置は、請求項3に加え、送風手段は、軸が高速噴流噴射
手段の回転体の回転軸に結合された送風ファンを有し、
その回転によって被洗浄物に気体を吐出することを特徴
とするものである。
【0037】また、この発明の請求項25に係る洗浄装
置は、請求項3に加え、送風手段を、回転によって気体
を送風する送風ファンで構成し、送風ファンの回転軸と
回転手段の回転軸、及び回転体の回転軸と回転手段の回
転軸の少なくともいずれか1つを着脱自在に構成したも
のである。
置は、請求項3に加え、送風手段を、回転によって気体
を送風する送風ファンで構成し、送風ファンの回転軸と
回転手段の回転軸、及び回転体の回転軸と回転手段の回
転軸の少なくともいずれか1つを着脱自在に構成したも
のである。
【0038】また、この発明の請求項26に係る洗浄装
置は、請求項3に加え、回転体の一方側に第1カバーを
配置して高速噴流噴射手段を構成し、回転体の他方側に
送風ファンを設けて送風手段を構成したものである。
置は、請求項3に加え、回転体の一方側に第1カバーを
配置して高速噴流噴射手段を構成し、回転体の他方側に
送風ファンを設けて送風手段を構成したものである。
【0039】また、この発明の請求項27に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、被洗
浄物に噴射される洗浄液体を加熱する洗浄液体加熱手段
を備えたものである。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、被洗
浄物に噴射される洗浄液体を加熱する洗浄液体加熱手段
を備えたものである。
【0040】また、この発明の請求項28に係る洗浄装
置は、請求項1または請求項3に加え、被洗浄物に吐出
される気体を加熱する気体加熱手段を備えたものであ
る。
置は、請求項1または請求項3に加え、被洗浄物に吐出
される気体を加熱する気体加熱手段を備えたものであ
る。
【0041】また、この発明の請求項29に係る洗浄装
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、開口
部を回転体の全周に設けたものである。
置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに加え、開口
部を回転体の全周に設けたものである。
【0042】
【作用】請求項1記載の発明においては、高速噴流噴射
手段の開口部より被洗浄物に高速噴流液を噴射し、被洗
浄物に付着した汚れを高速噴流液の衝撃力によって剥離
し、液体の流れによって落下させる。この後に、送風手
段からの気体流を吹き付けて被洗浄物を水切りする。
手段の開口部より被洗浄物に高速噴流液を噴射し、被洗
浄物に付着した汚れを高速噴流液の衝撃力によって剥離
し、液体の流れによって落下させる。この後に、送風手
段からの気体流を吹き付けて被洗浄物を水切りする。
【0043】また、請求項2の発明においては、洗浄液
体供給手段から供給される洗浄液体を、回転体の放射状
流路の回転力により加速し、高速噴流液として被洗浄物
に噴射する。そして、被洗浄物に付着した汚れを高速噴
流液の衝撃力によって剥離し、液体の流れによって落下
させる。
体供給手段から供給される洗浄液体を、回転体の放射状
流路の回転力により加速し、高速噴流液として被洗浄物
に噴射する。そして、被洗浄物に付着した汚れを高速噴
流液の衝撃力によって剥離し、液体の流れによって落下
させる。
【0044】また、請求項3の発明においては、洗浄液
体供給手段から供給される洗浄液体を、回転体の放射状
流路の回転力により加速し、高速噴流液として被洗浄物
に噴射する。そして、被洗浄物に付着した汚れを高速噴
流液の衝撃力によって剥離し、液体の流れによって落下
させる。この後に、液量調節手段で洗浄液体の供給を停
止し、気体量調節手段によって送風手段に気体を供給
し、気体流を吹き付けて被洗浄物を水切りする。
体供給手段から供給される洗浄液体を、回転体の放射状
流路の回転力により加速し、高速噴流液として被洗浄物
に噴射する。そして、被洗浄物に付着した汚れを高速噴
流液の衝撃力によって剥離し、液体の流れによって落下
させる。この後に、液量調節手段で洗浄液体の供給を停
止し、気体量調節手段によって送風手段に気体を供給
し、気体流を吹き付けて被洗浄物を水切りする。
【0045】また、請求項4の発明においては、噴霧飛
散防止手段で高速噴流液が被洗浄物に噴射されたときに
洗浄空間に発生する噴霧の飛散を防止する。
散防止手段で高速噴流液が被洗浄物に噴射されたときに
洗浄空間に発生する噴霧の飛散を防止する。
【0046】また、請求項5の発明においては、複数の
放射状流路のうち、液体注入部によって所定の放射状流
路に洗浄液体を供給し、開口部から高速噴流液として所
望の洗浄空間に噴射する。
放射状流路のうち、液体注入部によって所定の放射状流
路に洗浄液体を供給し、開口部から高速噴流液として所
望の洗浄空間に噴射する。
【0047】また、請求項6の発明においては、中心部
から周に向かって回転方向に対して前傾した放射状流路
によって、洗浄液体の加速区間を長くでき、高速噴流液
の勢いを高めて被洗浄物に与える衝撃力を強くする。
から周に向かって回転方向に対して前傾した放射状流路
によって、洗浄液体の加速区間を長くでき、高速噴流液
の勢いを高めて被洗浄物に与える衝撃力を強くする。
【0048】また、請求項7の発明においては、中心部
における流路に垂直な断面の断面積が周における断面積
よりも大きくなるように構成した放射状流路によって、
スムーズな洗浄液体の流れを形成する。
における流路に垂直な断面の断面積が周における断面積
よりも大きくなるように構成した放射状流路によって、
スムーズな洗浄液体の流れを形成する。
【0049】また、請求項8の発明においては、液体注
入部の調節手段によって、放射状流路へ供給する洗浄液
量を調節し、被洗浄物の汚れの度合に応じて、高速噴流
液の量を適切に調節する。
入部の調節手段によって、放射状流路へ供給する洗浄液
量を調節し、被洗浄物の汚れの度合に応じて、高速噴流
液の量を適切に調節する。
【0050】また、請求項9の発明においては、回転体
の下側に設けた補助板によって、第1カバーの開口部か
ら噴出しない洗浄液体を受ける。補助板で受けた洗浄液
体は、第1カバー内壁と円板体外周に挟まれた部位に溜
り続けることなく、回転する回転体の下側で回転体の回
転力を受け、第1カバーの開口部より洗浄空間に吐出さ
れる。
の下側に設けた補助板によって、第1カバーの開口部か
ら噴出しない洗浄液体を受ける。補助板で受けた洗浄液
体は、第1カバー内壁と円板体外周に挟まれた部位に溜
り続けることなく、回転する回転体の下側で回転体の回
転力を受け、第1カバーの開口部より洗浄空間に吐出さ
れる。
【0051】また、請求項10の発明においては、分岐
手段によって、第1カバーの開口部の回転方向手前側
に、量や速度、噴出方向の異なる噴流液を形成できる。
手段によって、第1カバーの開口部の回転方向手前側
に、量や速度、噴出方向の異なる噴流液を形成できる。
【0052】また、請求項11の発明においては、第2
液体注入部から、放射状流路の一部の中心部側に液体を
注入し、速度分布のある噴流液を形成する。
液体注入部から、放射状流路の一部の中心部側に液体を
注入し、速度分布のある噴流液を形成する。
【0053】また、請求項12の発明においては、複数
の回転体を回転軸の方向に並設した高速噴流噴射手段に
よって、回転軸方向に伸びた広範囲にわたる高速噴流液
を得る。
の回転体を回転軸の方向に並設した高速噴流噴射手段に
よって、回転軸方向に伸びた広範囲にわたる高速噴流液
を得る。
【0054】また、請求項13の発明においては、複数
の回転体を径方向に並設した高速噴流噴射手段によっ
て、径方向に伸びた広範囲にわたる高速噴流液を得る。
の回転体を径方向に並設した高速噴流噴射手段によっ
て、径方向に伸びた広範囲にわたる高速噴流液を得る。
【0055】また、請求項14の発明においては、洗浄
開始検知手段によって、使用者が洗浄空間に差し出した
被洗浄物を検出して洗浄開始信号を出力し、洗浄終了検
知手段によって、洗浄の終了を検出して洗浄終了信号を
出力する。噴流噴射制御手段は、洗浄開始信号を受けて
高速噴流噴射手段を駆動し、洗浄終了検知信号を受けて
高速噴流噴射手段の駆動を停止する。
開始検知手段によって、使用者が洗浄空間に差し出した
被洗浄物を検出して洗浄開始信号を出力し、洗浄終了検
知手段によって、洗浄の終了を検出して洗浄終了信号を
出力する。噴流噴射制御手段は、洗浄開始信号を受けて
高速噴流噴射手段を駆動し、洗浄終了検知信号を受けて
高速噴流噴射手段の駆動を停止する。
【0056】また、請求項15の発明においては、高速
噴流噴射手段と送風手段を兼ね備えるように構成し、洗
浄液体供給手段から洗浄液体を供給して高速噴流液によ
って被洗浄物を洗浄後、気体量調節手段によって、気体
を導入して気体流を吐出し、被洗浄物を乾燥する。
噴流噴射手段と送風手段を兼ね備えるように構成し、洗
浄液体供給手段から洗浄液体を供給して高速噴流液によ
って被洗浄物を洗浄後、気体量調節手段によって、気体
を導入して気体流を吐出し、被洗浄物を乾燥する。
【0057】また、請求項16の発明においては、第1
カバーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う噴霧
飛散防止手段によって、高速噴流液が被洗浄物に衝突し
て発生する噴霧の飛散を防止する。
カバーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う噴霧
飛散防止手段によって、高速噴流液が被洗浄物に衝突し
て発生する噴霧の飛散を防止する。
【0058】また、請求項17の発明においては、よご
れ防止手段によって、噴霧飛散防止手段の洗浄空間側の
面が汚れを含む噴霧でよごれるのを防止する。
れ防止手段によって、噴霧飛散防止手段の洗浄空間側の
面が汚れを含む噴霧でよごれるのを防止する。
【0059】また、請求項18の発明においては、噴霧
飛散防止手段である流体によって、第1カバーの開口部
から被洗浄物までの洗浄空間を覆い、高速噴流液が被洗
浄物に衝突することにより発生し飛散する噴霧を液体の
壁で受け止める。
飛散防止手段である流体によって、第1カバーの開口部
から被洗浄物までの洗浄空間を覆い、高速噴流液が被洗
浄物に衝突することにより発生し飛散する噴霧を液体の
壁で受け止める。
【0060】また、請求項19の発明においては、洗浄
空間への被洗浄物の出入部分の噴霧飛散防止手段を流体
で構成し、他の部分の噴霧飛散防止手段を固体で構成
し、高速噴流液が被洗浄物に衝突することにより発生し
飛散する噴霧が、周囲に飛散するのを防止する。
空間への被洗浄物の出入部分の噴霧飛散防止手段を流体
で構成し、他の部分の噴霧飛散防止手段を固体で構成
し、高速噴流液が被洗浄物に衝突することにより発生し
飛散する噴霧が、周囲に飛散するのを防止する。
【0061】また、請求項20の発明においては、使用
者に対向した位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流液
が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カバ
ーの開口部を配置する。
者に対向した位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流液
が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カバ
ーの開口部を配置する。
【0062】また、請求項21の発明においては、使用
者の斜め前方の位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流
液が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カ
バーの開口部を配置する。
者の斜め前方の位置に洗浄装置本体を設置し、高速噴流
液が使用者の前方で、下方側に噴出するように、第1カ
バーの開口部を配置する。
【0063】また、請求項22の発明においては、噴出
流変化手段によって、開口部から噴出する流体が被洗浄
物に衝突する領域を変化させる。
流変化手段によって、開口部から噴出する流体が被洗浄
物に衝突する領域を変化させる。
【0064】また、請求項23の発明においては、洗剤
混入手段によって洗剤を洗浄液体に混入し、高速噴流液
の衝撃力による洗浄作用に加えて、洗剤による洗浄作用
を得る。
混入手段によって洗剤を洗浄液体に混入し、高速噴流液
の衝撃力による洗浄作用に加えて、洗剤による洗浄作用
を得る。
【0065】また、請求項24の発明においては、軸が
高速噴流噴射手段の回転体の回転軸に結合された送風フ
ァンを有し、その回転によって被洗浄物に気体を吐出し
て、被洗浄物を乾燥する。
高速噴流噴射手段の回転体の回転軸に結合された送風フ
ァンを有し、その回転によって被洗浄物に気体を吐出し
て、被洗浄物を乾燥する。
【0066】また、請求項25の発明においては、回転
によって気体を送風する送風ファンの回転軸と回転手段
の回転軸、及び回転体の回転軸と回転手段の回転軸の少
なくともいずれか1つを着脱自在に構成し、送風時には
回転手段によって送風手段のみを回転して気体流を被洗
浄物に吹き付ける。
によって気体を送風する送風ファンの回転軸と回転手段
の回転軸、及び回転体の回転軸と回転手段の回転軸の少
なくともいずれか1つを着脱自在に構成し、送風時には
回転手段によって送風手段のみを回転して気体流を被洗
浄物に吹き付ける。
【0067】また、請求項26の発明においては、回転
体の一方側に設けた高速噴流噴射手段によって、高速噴
流液を噴射して被洗浄物に付着した汚れを洗浄し、回転
体の他方側に設けた送風ファンによって、気体流を吹き
付けて被洗浄物を乾燥する。
体の一方側に設けた高速噴流噴射手段によって、高速噴
流液を噴射して被洗浄物に付着した汚れを洗浄し、回転
体の他方側に設けた送風ファンによって、気体流を吹き
付けて被洗浄物を乾燥する。
【0068】また、請求項27の発明においては、洗浄
液体加熱手段によって洗浄液体を加熱し、これを高速噴
流液にして被洗浄物に噴射し、激しい汚れを衝撃力・熱
エネルギーにより剥離する。
液体加熱手段によって洗浄液体を加熱し、これを高速噴
流液にして被洗浄物に噴射し、激しい汚れを衝撃力・熱
エネルギーにより剥離する。
【0069】また、請求項28の発明においては、気体
加熱手段によって温風にした気体を被洗浄物に吐出し
て、乾燥する。
加熱手段によって温風にした気体を被洗浄物に吐出し
て、乾燥する。
【0070】また、請求項29の発明においては、回転
体の全周に設けた開口部から高速噴流液を噴出して、全
周の開口部に対向して複数の被洗浄物を配置し、被洗浄
物に付着した汚れを衝撃力によって剥離する。
体の全周に設けた開口部から高速噴流液を噴出して、全
周の開口部に対向して複数の被洗浄物を配置し、被洗浄
物に付着した汚れを衝撃力によって剥離する。
【0071】
実施例1.図1は、この発明の実施例1による洗浄装置
を示す上面図である。この実施例は、この発明の洗浄装
置を、例えば食器類などを洗浄する食器洗浄機に適用し
たものである。また、図2は、この食器洗浄機をキッチ
ンシンクに設置して使用する様子を示す斜視図、図3は
この食器洗浄機の構成を示す断面図、図4はその要部を
拡大して示す断面図、図5は円板体18の上面を示すも
ので動作を説明する説明図である。図において、8は被
洗浄物で、例えば皿などの食器類、17は洗浄液体を高
速噴流液にして食器類8に噴射する回転体で、例えば円
板体である。この円板体17は中心部から周に向かう放
射状流路を複数有するものであり、複数の放射状流路
は、例えば、複数の羽根17aと、羽根17aを挟み込
む2枚の円板17b,17cから構成されている。上側
に位置する一方の円板17bには、洗浄液体として例え
ば新鮮水を受けるための開口部17dが設けられてい
る。この実施例では、羽根17aの円板面と垂直な方向
の羽根高さは、円板の外周側に対して中心側が高くなっ
ている。18は回転する円板体17を覆うカバーであ
り、高速噴流液となった新鮮水が通過するための開口部
18aが設けられている。開口部18aは、第1カバー
18の周囲の一部に設けられ、カバーの開口部18aの
前方が洗浄空間となる。
を示す上面図である。この実施例は、この発明の洗浄装
置を、例えば食器類などを洗浄する食器洗浄機に適用し
たものである。また、図2は、この食器洗浄機をキッチ
ンシンクに設置して使用する様子を示す斜視図、図3は
この食器洗浄機の構成を示す断面図、図4はその要部を
拡大して示す断面図、図5は円板体18の上面を示すも
ので動作を説明する説明図である。図において、8は被
洗浄物で、例えば皿などの食器類、17は洗浄液体を高
速噴流液にして食器類8に噴射する回転体で、例えば円
板体である。この円板体17は中心部から周に向かう放
射状流路を複数有するものであり、複数の放射状流路
は、例えば、複数の羽根17aと、羽根17aを挟み込
む2枚の円板17b,17cから構成されている。上側
に位置する一方の円板17bには、洗浄液体として例え
ば新鮮水を受けるための開口部17dが設けられてい
る。この実施例では、羽根17aの円板面と垂直な方向
の羽根高さは、円板の外周側に対して中心側が高くなっ
ている。18は回転する円板体17を覆うカバーであ
り、高速噴流液となった新鮮水が通過するための開口部
18aが設けられている。開口部18aは、第1カバー
18の周囲の一部に設けられ、カバーの開口部18aの
前方が洗浄空間となる。
【0072】19は回転する円板体17に繋がる円板体
回転軸、20はカップリング、21はモータの回転軸、
22は回転力を発生するモータである。モータ22の回
転力は、モータの回転軸21、カップリング20を経て
円板体回転軸19に伝達され、円板体17を回転させ
る。23はカップリング20,モータの回転軸21,モ
ータ22を覆う下側カバーである。カップリング20,
回転軸21,モータ22等で、円板体17を回転させる
回転手段を構成している。
回転軸、20はカップリング、21はモータの回転軸、
22は回転力を発生するモータである。モータ22の回
転力は、モータの回転軸21、カップリング20を経て
円板体回転軸19に伝達され、円板体17を回転させ
る。23はカップリング20,モータの回転軸21,モ
ータ22を覆う下側カバーである。カップリング20,
回転軸21,モータ22等で、円板体17を回転させる
回転手段を構成している。
【0073】24は洗浄液体である新鮮水を円板体17
の放射状流路に注入する液体注入部で、この場合、円板
体の開口部17dに対して新鮮水を供給する新鮮水注入
部である。新鮮水注入部24は、円板体の開口部17d
に近接して設けられており、円板体の開口部17dに新
鮮水を供給する際に、不要な空気が進入することを防止
している。また、新鮮水注入部24には、円板体17の
一部の放射状流路に対してのみ新鮮水を供給するため、
スリット状の新鮮水の吐出口24aが片側に設けられて
いる。ここで、複数の放射状流路を有する円板体17,
新鮮水を放射状流路に注入する新鮮水注入部24で、新
鮮水を高速噴流液にして被洗浄物に噴射する高速噴流噴
射手段を構成している。
の放射状流路に注入する液体注入部で、この場合、円板
体の開口部17dに対して新鮮水を供給する新鮮水注入
部である。新鮮水注入部24は、円板体の開口部17d
に近接して設けられており、円板体の開口部17dに新
鮮水を供給する際に、不要な空気が進入することを防止
している。また、新鮮水注入部24には、円板体17の
一部の放射状流路に対してのみ新鮮水を供給するため、
スリット状の新鮮水の吐出口24aが片側に設けられて
いる。ここで、複数の放射状流路を有する円板体17,
新鮮水を放射状流路に注入する新鮮水注入部24で、新
鮮水を高速噴流液にして被洗浄物に噴射する高速噴流噴
射手段を構成している。
【0074】25は洗浄液体供給手段で、例えば新鮮水
注入部24と、水道管・蛇口等の水源16を結ぶ水の経
路であり、経路の途中に液量調節手段となる水量可変バ
ルブ26が設けられている。また、27は水の経路25
に繋がる空気の経路であり、端部27aが大気に開放さ
れている。空気の経路27には、経路の途中に気体量調
節手段となる空気量可変バルブ28が設けられている。
注入部24と、水道管・蛇口等の水源16を結ぶ水の経
路であり、経路の途中に液量調節手段となる水量可変バ
ルブ26が設けられている。また、27は水の経路25
に繋がる空気の経路であり、端部27aが大気に開放さ
れている。空気の経路27には、経路の途中に気体量調
節手段となる空気量可変バルブ28が設けられている。
【0075】29は回転する円板体17の下側に近接し
て設けられた補助板であり、第1カバー18と繋がって
いる。補助板29は、カバーの開口部18aから噴出し
ない新鮮水を受けて円板体17の下側に供し、円板体1
7の回転力により新鮮水を開口部18aから排出させる
働きをする。
て設けられた補助板であり、第1カバー18と繋がって
いる。補助板29は、カバーの開口部18aから噴出し
ない新鮮水を受けて円板体17の下側に供し、円板体1
7の回転力により新鮮水を開口部18aから排出させる
働きをする。
【0076】34はキッチンシンク、35は水源16で
ある蛇口と水の経路25を接続するアダプターであり、
蛇口から出る新鮮水を水の経路25側に切り替える機能
を有している。図中、Aは洗浄液体の高速噴流液であ
る。
ある蛇口と水の経路25を接続するアダプターであり、
蛇口から出る新鮮水を水の経路25側に切り替える機能
を有している。図中、Aは洗浄液体の高速噴流液であ
る。
【0077】上記のように構成された食器洗浄機は、キ
ッチンシンク34の内部、またはキッチンシンク34周
囲の空きスペースに置かれる。この実施例では、使用者
の斜め前方の位置に配置し、使用者の前方で下方側に高
速噴流液が噴出するように開口部18aを設けている。
例えば、開口部18aはスリット状とし、このスリット
状開口部の長手方向が、ほぼ鉛直となるように洗浄機本
体が設置されている。即ち、図1,図3,図4は、装置
本体を上から見たものである。使用者は、食器類8を手
で保持して、図2に示すキッチンシンクで第1カバー1
8の開口部18aの前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄
する面を開口部18aに対向するように位置させる。
ッチンシンク34の内部、またはキッチンシンク34周
囲の空きスペースに置かれる。この実施例では、使用者
の斜め前方の位置に配置し、使用者の前方で下方側に高
速噴流液が噴出するように開口部18aを設けている。
例えば、開口部18aはスリット状とし、このスリット
状開口部の長手方向が、ほぼ鉛直となるように洗浄機本
体が設置されている。即ち、図1,図3,図4は、装置
本体を上から見たものである。使用者は、食器類8を手
で保持して、図2に示すキッチンシンクで第1カバー1
8の開口部18aの前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄
する面を開口部18aに対向するように位置させる。
【0078】以下、この食器洗浄機の動作について説明
する。モータ22のスイッチ(図示しない)を操作する
と、モータ22が駆動される。この操作は、食器類8を
洗浄空間に位置させる動作の前後に行う。モータ22が
駆動されることにより、円板体17が回転し、新鮮水
は、水源16から水の経路25を経て新鮮水注入部24
に注入され、新鮮水の吐出口24aより円板体17bの
中央の開口部17dに供給される。そして、羽根17
a,円板17b,円板17cから構成される放射状流路
の回転力を受けて、円板体17の回転する周方向及び外
周方向に加速され、第1カバー18の開口部18aから
開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出される。この
時、図3に示す水量可変バルブ26は、新鮮水を供給す
るために開いた状態であり、空気量可変バルブ28は閉
じた状態で、新鮮水注入部24に対して空気の流入を遮
断している。
する。モータ22のスイッチ(図示しない)を操作する
と、モータ22が駆動される。この操作は、食器類8を
洗浄空間に位置させる動作の前後に行う。モータ22が
駆動されることにより、円板体17が回転し、新鮮水
は、水源16から水の経路25を経て新鮮水注入部24
に注入され、新鮮水の吐出口24aより円板体17bの
中央の開口部17dに供給される。そして、羽根17
a,円板17b,円板17cから構成される放射状流路
の回転力を受けて、円板体17の回転する周方向及び外
周方向に加速され、第1カバー18の開口部18aから
開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出される。この
時、図3に示す水量可変バルブ26は、新鮮水を供給す
るために開いた状態であり、空気量可変バルブ28は閉
じた状態で、新鮮水注入部24に対して空気の流入を遮
断している。
【0079】開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出
した高速の噴流液は、食器類8に衝突し、その衝撃力と
水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付着した汚物
を剥離し、食器類8を洗浄する。
した高速の噴流液は、食器類8に衝突し、その衝撃力と
水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付着した汚物
を剥離し、食器類8を洗浄する。
【0080】食器類8に付着した汚れを落とし得る水勢
は、ほぼ2kgf/cm2 以上で20kgf/cm2
以下であり、この値は洗浄効果が十分に得られ、かつ噴
流液が手に当たっても痛みを感じさせない程度であり、
食器類1枚につき3〜5秒で洗浄を完了できる。また、
洗浄に必要な液量は、一般的に水道から供給可能な流量
(20リットル/分以下)である。洗浄に大流量を必要
とすると、流量を確保するために貯水タンクを必要と
し、食器洗浄機が大型になる。しかし上記流量であれ
ば、水道水からの供給量以内であるため流量による制限
が無く、連続洗浄が可能であるとともに貯水タンクも不
要である。
は、ほぼ2kgf/cm2 以上で20kgf/cm2
以下であり、この値は洗浄効果が十分に得られ、かつ噴
流液が手に当たっても痛みを感じさせない程度であり、
食器類1枚につき3〜5秒で洗浄を完了できる。また、
洗浄に必要な液量は、一般的に水道から供給可能な流量
(20リットル/分以下)である。洗浄に大流量を必要
とすると、流量を確保するために貯水タンクを必要と
し、食器洗浄機が大型になる。しかし上記流量であれ
ば、水道水からの供給量以内であるため流量による制限
が無く、連続洗浄が可能であるとともに貯水タンクも不
要である。
【0081】噴流液による食器類8の洗浄が完了した時
点で、水量可変バルブ26を閉じて新鮮水の供給を停止
し、この動作に連動して空気量可変バルブ28を開くこ
とにより、新鮮水注入部24および円板体17に対し
て、新鮮水の替わりに大気に開放された空気の経路の端
部27aから空気が供給される。供給された空気は、新
鮮水と同様に円板体17の回転力を受けて円板体17の
回転する周方向および径方向に加速され、第1カバー1
8の開口部18aから開口部18a前方の洗浄空間に向
けて吐出される。このとき、食器類8を乾燥させるのに
必要な風速は、例えば52m/sec程度であり、風量
は、例えば0.90m3 /min程度以上である。開口
部18a前方の洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器
類8に衝突し、食器類8に付着した水滴を食器類8に沿
ってその端部まで運ぶ。食器類8の端部での水の表面張
力よりも、吐出した空気の力が勝っているため、水滴は
飛散し結果として食器類8の水切りができる。また、水
滴の一部は、吐出空気が衝突したことだけで飛散する。
点で、水量可変バルブ26を閉じて新鮮水の供給を停止
し、この動作に連動して空気量可変バルブ28を開くこ
とにより、新鮮水注入部24および円板体17に対し
て、新鮮水の替わりに大気に開放された空気の経路の端
部27aから空気が供給される。供給された空気は、新
鮮水と同様に円板体17の回転力を受けて円板体17の
回転する周方向および径方向に加速され、第1カバー1
8の開口部18aから開口部18a前方の洗浄空間に向
けて吐出される。このとき、食器類8を乾燥させるのに
必要な風速は、例えば52m/sec程度であり、風量
は、例えば0.90m3 /min程度以上である。開口
部18a前方の洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器
類8に衝突し、食器類8に付着した水滴を食器類8に沿
ってその端部まで運ぶ。食器類8の端部での水の表面張
力よりも、吐出した空気の力が勝っているため、水滴は
飛散し結果として食器類8の水切りができる。また、水
滴の一部は、吐出空気が衝突したことだけで飛散する。
【0082】このようにこの実施例では、水源16から
連続的に供給される新鮮水が高速噴流噴射手段により加
速されて、開口部18a前方に配置された食器類8に噴
射されることにより、食器類8に付着した汚れは衛生的
な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落
下し短時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付着し
た汚れを衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の
流れによって落下させた後に、送風手段からの空気流を
食器類8に吹き付けることにより食器類8の水切りがで
きる。
連続的に供給される新鮮水が高速噴流噴射手段により加
速されて、開口部18a前方に配置された食器類8に噴
射されることにより、食器類8に付着した汚れは衛生的
な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落
下し短時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付着し
た汚れを衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の
流れによって落下させた後に、送風手段からの空気流を
食器類8に吹き付けることにより食器類8の水切りがで
きる。
【0083】さらに、高速噴流噴射手段と送風手段を兼
ねた構成にし、水量可変バルブ26と空気量可変バルブ
28で洗浄と乾燥を切り換えるように構成したので、コ
ンパクトな装置で食器類8に付着した汚れを衛生的な噴
流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落下さ
せた後に、送風手段からの空気流を食器類8に吹き付け
ることにより食器類8の水切りができる。
ねた構成にし、水量可変バルブ26と空気量可変バルブ
28で洗浄と乾燥を切り換えるように構成したので、コ
ンパクトな装置で食器類8に付着した汚れを衛生的な噴
流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落下さ
せた後に、送風手段からの空気流を食器類8に吹き付け
ることにより食器類8の水切りができる。
【0084】ここで、図4に示すように、新鮮水注入部
24の新鮮水の吐出口24aは、第1カバー18の開口
部18aの開口の向きに対し、ある設定された方向に設
けられている。即ち、放射状流路の新鮮水が回転によっ
て加速され、開口部18aから高速噴流液として所望の
洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に導入するよう
に新鮮水注入部24が設けられている。これは、円板体
17の中央部に供給された新鮮水が、流路壁となる羽根
17aの回転力を受けて加速され、円板体17および羽
根17aの外周部から噴出する際の、新鮮水の供給点と
噴出点の位置関係を鑑みたことによる。
24の新鮮水の吐出口24aは、第1カバー18の開口
部18aの開口の向きに対し、ある設定された方向に設
けられている。即ち、放射状流路の新鮮水が回転によっ
て加速され、開口部18aから高速噴流液として所望の
洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に導入するよう
に新鮮水注入部24が設けられている。これは、円板体
17の中央部に供給された新鮮水が、流路壁となる羽根
17aの回転力を受けて加速され、円板体17および羽
根17aの外周部から噴出する際の、新鮮水の供給点と
噴出点の位置関係を鑑みたことによる。
【0085】このことを図5によって説明する。図5に
は円板体17を円板面の上から見て、下側の円板17c
と放射状の羽根17aが示されている。説明の都合上、
図5には放射状の羽根17aを4枚有するものとしてい
る。図に示すように、円板17の直径が100mm、羽
根17aが円板半径20mmの位置から径方向に向けて
設けられており、回転方向が時計回りの場合に、点Bに
供給された新鮮水は、流路壁である羽根17a’が回転
して新鮮水と接触する時点から加速され、流路壁である
羽根17a’に沿って約90度回転し点B’から噴出す
る。同様に点Cに供給された新鮮水は、羽根17a’に
沿って約90度回転し点C’から噴出する。新鮮水の噴
出する方向は、新鮮水が噴出する点と円板体の中心を結
ぶ法線方向に対して約132.5度となる。以上の新鮮
水の供給点と噴出点の位置的関係ならびに新鮮水の噴出
方向は、円板径・流路壁である羽根17aの形状と新鮮
水の供給点位置から決められる。
は円板体17を円板面の上から見て、下側の円板17c
と放射状の羽根17aが示されている。説明の都合上、
図5には放射状の羽根17aを4枚有するものとしてい
る。図に示すように、円板17の直径が100mm、羽
根17aが円板半径20mmの位置から径方向に向けて
設けられており、回転方向が時計回りの場合に、点Bに
供給された新鮮水は、流路壁である羽根17a’が回転
して新鮮水と接触する時点から加速され、流路壁である
羽根17a’に沿って約90度回転し点B’から噴出す
る。同様に点Cに供給された新鮮水は、羽根17a’に
沿って約90度回転し点C’から噴出する。新鮮水の噴
出する方向は、新鮮水が噴出する点と円板体の中心を結
ぶ法線方向に対して約132.5度となる。以上の新鮮
水の供給点と噴出点の位置的関係ならびに新鮮水の噴出
方向は、円板径・流路壁である羽根17aの形状と新鮮
水の供給点位置から決められる。
【0086】一般的な、羽根付円板における質点の加速
度、速度、位置を表す式を以下に示す。 径方向位置 : r (t)= (ewt+e-wt )r0 /2 径方向速度 : vr (t)=ω(ewt−e-wt )r0 /2 周方向速度 : vt (t)=rω 合成速度 : v = (vr 2+vt 2)0.5 速度方向 : θ =ATAN(vr /vt ) 径方向加速度 : αr (t)=ω2 (ewt+e-wt )r0 /2 ただし、ωは角速度、r0 は径方向初期位置である。上
記式を用いて、円板体の半径位置に対する質点の速度と
速度方向が計算できる。さらに、これから噴出された新
鮮水の飛散する領域を特定できる。従って、逆に所望の
洗浄空間に噴射される部分の放射状流路が特定でき、そ
の放射状流路に導入するように新鮮水注入部24の吐出
口24aを設ける。
度、速度、位置を表す式を以下に示す。 径方向位置 : r (t)= (ewt+e-wt )r0 /2 径方向速度 : vr (t)=ω(ewt−e-wt )r0 /2 周方向速度 : vt (t)=rω 合成速度 : v = (vr 2+vt 2)0.5 速度方向 : θ =ATAN(vr /vt ) 径方向加速度 : αr (t)=ω2 (ewt+e-wt )r0 /2 ただし、ωは角速度、r0 は径方向初期位置である。上
記式を用いて、円板体の半径位置に対する質点の速度と
速度方向が計算できる。さらに、これから噴出された新
鮮水の飛散する領域を特定できる。従って、逆に所望の
洗浄空間に噴射される部分の放射状流路が特定でき、そ
の放射状流路に導入するように新鮮水注入部24の吐出
口24aを設ける。
【0087】実際には、図5に示す円板半径が20mm
の位置で、B〜Cの斜線部の範囲に新鮮水を供給するこ
とにより、新鮮水を円板外周B’〜C’の部分から噴出
させることができる。噴出した噴流液の方向は、円板体
の外側に直線で明示した。このように新鮮水を供給する
新鮮水注入部24と新鮮水の吐出口24aを設けること
で、所望の洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に新
鮮水を導入し、噴流液の形態即ち洗浄空間を適正に設定
することができる。この実施例の場合は、図5に示すよ
うに円板体17の端から100mmの位置で、家庭にお
いて食器類8を洗浄するために十分な、幅140mmの
洗浄空間を確保することができる。
の位置で、B〜Cの斜線部の範囲に新鮮水を供給するこ
とにより、新鮮水を円板外周B’〜C’の部分から噴出
させることができる。噴出した噴流液の方向は、円板体
の外側に直線で明示した。このように新鮮水を供給する
新鮮水注入部24と新鮮水の吐出口24aを設けること
で、所望の洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に新
鮮水を導入し、噴流液の形態即ち洗浄空間を適正に設定
することができる。この実施例の場合は、図5に示すよ
うに円板体17の端から100mmの位置で、家庭にお
いて食器類8を洗浄するために十分な、幅140mmの
洗浄空間を確保することができる。
【0088】なお、第1カバー18の開口部18aは、
噴流液が通過する範囲で、即ち円板外周B’〜C’の部
分に近接して設ければよい。また、この実施例のように
新鮮水を供給することにより、不適当な円板中央部の位
置に新鮮水を供給して、第1カバー18の開口部18a
から直接噴出しない無駄な水流の発生を防止することが
でき、新鮮水の有効利用が図れる。
噴流液が通過する範囲で、即ち円板外周B’〜C’の部
分に近接して設ければよい。また、この実施例のように
新鮮水を供給することにより、不適当な円板中央部の位
置に新鮮水を供給して、第1カバー18の開口部18a
から直接噴出しない無駄な水流の発生を防止することが
でき、新鮮水の有効利用が図れる。
【0089】また、吐出口24aは新鮮水注入部24に
設けられた単孔または多孔またはスリット状の孔で構成
し、図5のB〜Cに示すように、放射状流路の一部に新
鮮水を注入する。この新鮮水の吐出口24aは、円板体
17の中央部から径方向に新鮮水を注入しているため、
新鮮水を放射状流路にスムーズに注入できる。
設けられた単孔または多孔またはスリット状の孔で構成
し、図5のB〜Cに示すように、放射状流路の一部に新
鮮水を注入する。この新鮮水の吐出口24aは、円板体
17の中央部から径方向に新鮮水を注入しているため、
新鮮水を放射状流路にスムーズに注入できる。
【0090】また、図4に示すように、回転する円板体
17の下側に近接して補助板29を設けている。補助板
29によって、第1カバー18の開口部18aから直接
噴出しない無駄な水流を一旦受ける。この後、補助板2
9上の新鮮水は、回転する円板体17の下側で回転力を
受けて円板外周に向けて加速され、ついには開口部18
aから吐出される。このため、開口部18aを通過しな
い新鮮水は、カバー内壁と円板体外周に挟まれた部位に
溜り続けることなく、開口部18aより洗浄空間に吐出
される。
17の下側に近接して補助板29を設けている。補助板
29によって、第1カバー18の開口部18aから直接
噴出しない無駄な水流を一旦受ける。この後、補助板2
9上の新鮮水は、回転する円板体17の下側で回転力を
受けて円板外周に向けて加速され、ついには開口部18
aから吐出される。このため、開口部18aを通過しな
い新鮮水は、カバー内壁と円板体外周に挟まれた部位に
溜り続けることなく、開口部18aより洗浄空間に吐出
される。
【0091】図6(a)は、この実施例で用いた円板体
17を示す図であり、円板体17を円板面の上から見
て、羽根17aと下側の円板17cが示されている。図
7は、流路壁である羽根17aの、円板体の回転方向に
対する前傾傾斜角度θ(deg)に対する噴流液の速度
(m/s)と速度方向(deg)の関係を示すグラフで
ある。ここで、前傾傾斜角度θ(deg)とは、円板体
17の中心と羽根17aの端部を通る直線と羽根17a
との成す角度を意味している。図において、fa は羽根
方向速度vr 、fb は周方向速度vt 、fc は羽根方向
速度vr と周方向速度vt の合成速度(m/s)、fd
は速度方向を示す。図からわかるように、流路壁の前傾
傾斜角度を大きくすることにより噴流液の速度は高ま
る。前傾傾斜角度が0度の場合、即ち中心と周とを直線
で結ぶように流路壁を構成した場合でも、70m/sの
速度が得られるので、洗浄能力はあると考えられるが、
75度〜80度程度が望ましい。また、90度以上の放
射状流路を実現するのは、構成上難しい。
17を示す図であり、円板体17を円板面の上から見
て、羽根17aと下側の円板17cが示されている。図
7は、流路壁である羽根17aの、円板体の回転方向に
対する前傾傾斜角度θ(deg)に対する噴流液の速度
(m/s)と速度方向(deg)の関係を示すグラフで
ある。ここで、前傾傾斜角度θ(deg)とは、円板体
17の中心と羽根17aの端部を通る直線と羽根17a
との成す角度を意味している。図において、fa は羽根
方向速度vr 、fb は周方向速度vt 、fc は羽根方向
速度vr と周方向速度vt の合成速度(m/s)、fd
は速度方向を示す。図からわかるように、流路壁の前傾
傾斜角度を大きくすることにより噴流液の速度は高ま
る。前傾傾斜角度が0度の場合、即ち中心と周とを直線
で結ぶように流路壁を構成した場合でも、70m/sの
速度が得られるので、洗浄能力はあると考えられるが、
75度〜80度程度が望ましい。また、90度以上の放
射状流路を実現するのは、構成上難しい。
【0092】また、図6(b)では流路壁である複数の
羽根を円板中心に対して各々放射状、かつ各々の羽根を
回転方向に対して前傾して曲線状に設けている。このよ
うに構成すれば、放射状流路内で回転している新鮮水に
対し、常に前傾傾斜角度をある程度の値に保つことがで
きる。また、新鮮水の加速区間を長くすることができ
る。このため、噴流液の水勢を高めて食器類に与える衝
撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食器類を短時間に小
量の新鮮水で洗浄できる。言い換えると流路壁である羽
根を前傾させることにより、小型の円板体を用いて洗浄
に供し得る噴流液を形成することが可能である。
羽根を円板中心に対して各々放射状、かつ各々の羽根を
回転方向に対して前傾して曲線状に設けている。このよ
うに構成すれば、放射状流路内で回転している新鮮水に
対し、常に前傾傾斜角度をある程度の値に保つことがで
きる。また、新鮮水の加速区間を長くすることができ
る。このため、噴流液の水勢を高めて食器類に与える衝
撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食器類を短時間に小
量の新鮮水で洗浄できる。言い換えると流路壁である羽
根を前傾させることにより、小型の円板体を用いて洗浄
に供し得る噴流液を形成することが可能である。
【0093】一般工業上の回転する円板を用いた液体微
粒化機構は、文献「容器内流れ学」(辻正一著、日刊工
業新聞社刊)第134頁〜135頁にあるように、液体
の霧化を対象としており、空気と十分に混合された噴霧
が、円板の周囲から噴出されるものである。一般の回転
する円板を用いた液体微粒化機構では、回転する円板に
供給された水が円板面でスリップし、十分な回転力を受
けることなく速度が不十分な粒径の小さい噴霧となる。
このため、洗浄に必要な衝撃力を備えた噴流が得られな
いと考えられる。この実施例に係る円板体を用いた高速
噴流噴射手段では、複数の放射状流路を構成するために
流路壁を備えており、新鮮水はこの流路壁に当ってスリ
ップすることなく、高速の噴流が実現できる。また、こ
の実施例では、新鮮水を回転する放射状流路に供給する
ので、新鮮水の供給が断続的になり、噴出流が断続流に
なる。この断続流を構成する水の粒子は、上記の噴霧程
小さくないので、噴出後もそれほど失速することなく、
洗浄に充分な衝撃力のある噴流が得られる。さらに、連
続流よりも粒子で構成される断続流の方が洗浄効果は高
くなる。
粒化機構は、文献「容器内流れ学」(辻正一著、日刊工
業新聞社刊)第134頁〜135頁にあるように、液体
の霧化を対象としており、空気と十分に混合された噴霧
が、円板の周囲から噴出されるものである。一般の回転
する円板を用いた液体微粒化機構では、回転する円板に
供給された水が円板面でスリップし、十分な回転力を受
けることなく速度が不十分な粒径の小さい噴霧となる。
このため、洗浄に必要な衝撃力を備えた噴流が得られな
いと考えられる。この実施例に係る円板体を用いた高速
噴流噴射手段では、複数の放射状流路を構成するために
流路壁を備えており、新鮮水はこの流路壁に当ってスリ
ップすることなく、高速の噴流が実現できる。また、こ
の実施例では、新鮮水を回転する放射状流路に供給する
ので、新鮮水の供給が断続的になり、噴出流が断続流に
なる。この断続流を構成する水の粒子は、上記の噴霧程
小さくないので、噴出後もそれほど失速することなく、
洗浄に充分な衝撃力のある噴流が得られる。さらに、連
続流よりも粒子で構成される断続流の方が洗浄効果は高
くなる。
【0094】また、この実施例では、羽根17aの円板
面と垂直な方向の羽根高さは、円板の外周側によりも中
心側が高くなっている。即ち、放射状流路において円板
体の中央部における放射状流路に垂直な断面積を、円板
体の外周部における断面積よりも大きくしたので、円板
体17の放射状流路で加速されて噴流液を形成する際、
円板体の小型化を図る場合などに、洗浄に必要な水量を
円板体の開口部17dに、あふれ出すことなく供給する
ことができる。また、断面積大から小の方へ新鮮水を噴
出させることになるので、噴出速度を速くすることがで
きる。また、羽根17aの高さを同じにし、放射状流路
の横方向の幅を円板体17の中央部と外周部で変化させ
ることにより、円板体の中央部における放射状流路に垂
直な断面積を、円板体の外周部における断面積よりも大
きくできる。
面と垂直な方向の羽根高さは、円板の外周側によりも中
心側が高くなっている。即ち、放射状流路において円板
体の中央部における放射状流路に垂直な断面積を、円板
体の外周部における断面積よりも大きくしたので、円板
体17の放射状流路で加速されて噴流液を形成する際、
円板体の小型化を図る場合などに、洗浄に必要な水量を
円板体の開口部17dに、あふれ出すことなく供給する
ことができる。また、断面積大から小の方へ新鮮水を噴
出させることになるので、噴出速度を速くすることがで
きる。また、羽根17aの高さを同じにし、放射状流路
の横方向の幅を円板体17の中央部と外周部で変化させ
ることにより、円板体の中央部における放射状流路に垂
直な断面積を、円板体の外周部における断面積よりも大
きくできる。
【0095】なお、上記実施例では、洗浄液体として新
鮮水を用いたが、これに限るものではなく、工業用水、
純水や、代替フロン系の洗浄液体を用いてもよい。非フ
ロン系洗浄液としては、例えばアルコール系洗浄液やテ
ルペン系洗浄液などがある。また、送風手段は、送風フ
ァンに限るものではなく、ポンプなどで加圧して空気を
吐出するようにしてもよい。また、空気に限らず他の気
体を吐出するように構成してもよい。また、乾燥させる
必要のない場合や、他の乾燥機を使用する場合には、送
風手段を備えずに洗浄するだけの構成にすればよい。複
数の放射状流路を有する円板体を回転することによって
高速噴流液を洗浄液体に噴射するように構成すれば、特
に洗剤を用いなくても衛生的な洗浄ができ、洗浄時間も
短縮でき、節水,省電力を図ることができ、コンパクト
な洗浄装置が得られる。また、高速噴流噴射手段は、複
数の放射状流路を有する円板体を回転することによって
高速噴流液を得るものに限るものではなく、例えばポン
プによって洗浄液体を加圧してもよい。
鮮水を用いたが、これに限るものではなく、工業用水、
純水や、代替フロン系の洗浄液体を用いてもよい。非フ
ロン系洗浄液としては、例えばアルコール系洗浄液やテ
ルペン系洗浄液などがある。また、送風手段は、送風フ
ァンに限るものではなく、ポンプなどで加圧して空気を
吐出するようにしてもよい。また、空気に限らず他の気
体を吐出するように構成してもよい。また、乾燥させる
必要のない場合や、他の乾燥機を使用する場合には、送
風手段を備えずに洗浄するだけの構成にすればよい。複
数の放射状流路を有する円板体を回転することによって
高速噴流液を洗浄液体に噴射するように構成すれば、特
に洗剤を用いなくても衛生的な洗浄ができ、洗浄時間も
短縮でき、節水,省電力を図ることができ、コンパクト
な洗浄装置が得られる。また、高速噴流噴射手段は、複
数の放射状流路を有する円板体を回転することによって
高速噴流液を得るものに限るものではなく、例えばポン
プによって洗浄液体を加圧してもよい。
【0096】また、噴流液を形成する際に、新鮮水を受
ける注入部を覆い、空気の混入を防止するようにすれ
ば、円板体17の回転力は新鮮水の加速にのみ用いら
れ、噴流液の水勢が高まるとともに、空気の振動に起因
する騒音が抑制される。また、円板体の回転数を調節す
れば、食器類の汚れの度合に応じて、噴流液の水勢を適
切に調節することができる。また、大きさがコンパクト
なので、キッチンシンクの空いたスペースに置いて使用
することができ、使い勝手がよい。
ける注入部を覆い、空気の混入を防止するようにすれ
ば、円板体17の回転力は新鮮水の加速にのみ用いら
れ、噴流液の水勢が高まるとともに、空気の振動に起因
する騒音が抑制される。また、円板体の回転数を調節す
れば、食器類の汚れの度合に応じて、噴流液の水勢を適
切に調節することができる。また、大きさがコンパクト
なので、キッチンシンクの空いたスペースに置いて使用
することができ、使い勝手がよい。
【0097】実施例2.図8は、この発明の実施例2に
係る食器洗浄機の要部を拡大して示す断面図である。図
において、36は放射状流路に供給する洗浄液量を調節
する調節手段で、例えば吐出口面積調節手段を備えたも
のである。吐出面積調節手段36は、単孔または多孔ま
たはスリット状の新鮮水の吐出口24aに設けられ、吐
出口24aを塞ぐ板部材36aと、この板部36aを図
中の矢印方向に移動させる棒部材36bから構成され
る。棒部材36bを円板体17に向けて押し込むことに
より放射状流路への新鮮水の供給量は低減し、棒部材3
6bを円板体17から引き出すことにより新鮮水の放射
状流路への供給量は増加する。
係る食器洗浄機の要部を拡大して示す断面図である。図
において、36は放射状流路に供給する洗浄液量を調節
する調節手段で、例えば吐出口面積調節手段を備えたも
のである。吐出面積調節手段36は、単孔または多孔ま
たはスリット状の新鮮水の吐出口24aに設けられ、吐
出口24aを塞ぐ板部材36aと、この板部36aを図
中の矢印方向に移動させる棒部材36bから構成され
る。棒部材36bを円板体17に向けて押し込むことに
より放射状流路への新鮮水の供給量は低減し、棒部材3
6bを円板体17から引き出すことにより新鮮水の放射
状流路への供給量は増加する。
【0098】洗浄する食器類8の汚れ度合が軽度の場合
は、棒部材36bを円板体17に向けて押し込んで新鮮
水の供給量を低減し、そうでない場合は、棒部材36b
を円板体17から引き出して、新鮮水の供給量を増加す
る。このように、新鮮水の放射状流路への供給量を調節
することにより、汚れ度合に応じて新鮮水の水量を適切
に調節することができ、節水が図れる。
は、棒部材36bを円板体17に向けて押し込んで新鮮
水の供給量を低減し、そうでない場合は、棒部材36b
を円板体17から引き出して、新鮮水の供給量を増加す
る。このように、新鮮水の放射状流路への供給量を調節
することにより、汚れ度合に応じて新鮮水の水量を適切
に調節することができ、節水が図れる。
【0099】実施例3.図9は、この発明の実施例3に
よる食器洗浄機を示す断面図である。図の上下方向が鉛
直方向に対応している。上記実施例と同様、この実施例
による食器洗浄機は、水源から連続的に供給される新鮮
水を、回転する円板体17の流路の回転力により加速し
て噴流液を形成する。図において、18bは第1カバー
18の全周囲にわたって1つ設けられた開口部である。
また、24bは、新鮮水注入部24に設けられた新鮮水
吐出口で、全ての放射状流路に対して新鮮水を供給し得
るように構成している。例えば、新鮮水注入部24の全
周囲に多孔またはスリット状の孔を設けている。
よる食器洗浄機を示す断面図である。図の上下方向が鉛
直方向に対応している。上記実施例と同様、この実施例
による食器洗浄機は、水源から連続的に供給される新鮮
水を、回転する円板体17の流路の回転力により加速し
て噴流液を形成する。図において、18bは第1カバー
18の全周囲にわたって1つ設けられた開口部である。
また、24bは、新鮮水注入部24に設けられた新鮮水
吐出口で、全ての放射状流路に対して新鮮水を供給し得
るように構成している。例えば、新鮮水注入部24の全
周囲に多孔またはスリット状の孔を設けている。
【0100】この実施例では、高速噴流液を第1カバー
18の全周囲から噴出するようにしており、開口部18
bの前方に複数の食器類8a,8bを配置し、これに高
速噴流液が噴射されることにより、食器類8a,8bに
付着した汚れは、衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離
し、新鮮水の流れによって落下し、短時間で洗浄でき
る。複数の食器類8を保持する保持具を用意することに
より、一度に多量の食器類を洗浄できるコンパクトな洗
浄装置を得ることが可能となる。
18の全周囲から噴出するようにしており、開口部18
bの前方に複数の食器類8a,8bを配置し、これに高
速噴流液が噴射されることにより、食器類8a,8bに
付着した汚れは、衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離
し、新鮮水の流れによって落下し、短時間で洗浄でき
る。複数の食器類8を保持する保持具を用意することに
より、一度に多量の食器類を洗浄できるコンパクトな洗
浄装置を得ることが可能となる。
【0101】なお、この実施例のように、第1カバー1
8の全周から高速噴出流を噴射するように構成して洗浄
空間を広くすれば、被洗浄物が大きいものや、円筒の内
部を洗浄する場合や、多数の被洗浄物を洗浄する場合に
も使用できる。また、この実施例では、開口部18bを
第1カバー18の全周囲に1つ設けた構成にしたが、こ
れに限るものではなく、被洗浄物の形状によって、開口
部を複数設けたり、第1カバー18の周囲で偏在して設
けてもよいし、均一に設けてもよい。
8の全周から高速噴出流を噴射するように構成して洗浄
空間を広くすれば、被洗浄物が大きいものや、円筒の内
部を洗浄する場合や、多数の被洗浄物を洗浄する場合に
も使用できる。また、この実施例では、開口部18bを
第1カバー18の全周囲に1つ設けた構成にしたが、こ
れに限るものではなく、被洗浄物の形状によって、開口
部を複数設けたり、第1カバー18の周囲で偏在して設
けてもよいし、均一に設けてもよい。
【0102】実施例4.図10は、この発明の実施例4
による食器洗浄機を示す構成図である。図の上下方向が
鉛直方向に対応している。上記実施例と同様、この実施
例による食器洗浄機は、水源から連続的に供給される新
鮮水を、回転する円板体17の流路の回転力により加速
して噴流液Aを形成する。図において、30は噴霧飛散
防止手段で、例えばプラスチックなどの透明の固体によ
る噴霧飛散防止カバーであり、開口部18aから食器類
8までの洗浄空間を覆うように構成されている。噴霧飛
散防止カバー30は可動自在または洗浄装置本体から取
り外し可能である。31は洗浄空間に位置した食器類8
を検知するセンサであり、この場合センサ31の検知信
号を受けて洗浄装置が駆動する。
による食器洗浄機を示す構成図である。図の上下方向が
鉛直方向に対応している。上記実施例と同様、この実施
例による食器洗浄機は、水源から連続的に供給される新
鮮水を、回転する円板体17の流路の回転力により加速
して噴流液Aを形成する。図において、30は噴霧飛散
防止手段で、例えばプラスチックなどの透明の固体によ
る噴霧飛散防止カバーであり、開口部18aから食器類
8までの洗浄空間を覆うように構成されている。噴霧飛
散防止カバー30は可動自在または洗浄装置本体から取
り外し可能である。31は洗浄空間に位置した食器類8
を検知するセンサであり、この場合センサ31の検知信
号を受けて洗浄装置が駆動する。
【0103】開口部18aから高速の噴流液Aを噴出し
て、食器類8に噴射するので、噴流液Aが食器類8に衝
突したとき噴霧が発生し、洗浄空間の周囲にある程度の
勢いで飛び散る。この実施例では、噴霧飛散防止カバー
30が設けられており、噴流液Aが食器類8に衝突する
ことにより発生する噴霧は、この噴霧飛散防止カバー3
0の洗浄空間側内壁でその飛散を抑制される。従って、
汚れを含む噴霧が飛散し、使用者を含め装置周囲を汚れ
た水で濡らすことが抑制され、不快感なく衛生的に洗浄
ができ、使い勝手がよい。
て、食器類8に噴射するので、噴流液Aが食器類8に衝
突したとき噴霧が発生し、洗浄空間の周囲にある程度の
勢いで飛び散る。この実施例では、噴霧飛散防止カバー
30が設けられており、噴流液Aが食器類8に衝突する
ことにより発生する噴霧は、この噴霧飛散防止カバー3
0の洗浄空間側内壁でその飛散を抑制される。従って、
汚れを含む噴霧が飛散し、使用者を含め装置周囲を汚れ
た水で濡らすことが抑制され、不快感なく衛生的に洗浄
ができ、使い勝手がよい。
【0104】実施例5.図11は、この発明の実施例5
による食器洗浄機を示す構成図である。実施例4と同
様、噴霧飛散防止カバー30を設け、開口部18aから
食器類8までの洗浄空間を覆うように構成されている。
さらに、32aはよごれ防止手段で例えば噴霧飛散防止
カバー30の内側に設けた新鮮水流出口、33aは新鮮
水流出口から流れ出る新鮮水を示している。
による食器洗浄機を示す構成図である。実施例4と同
様、噴霧飛散防止カバー30を設け、開口部18aから
食器類8までの洗浄空間を覆うように構成されている。
さらに、32aはよごれ防止手段で例えば噴霧飛散防止
カバー30の内側に設けた新鮮水流出口、33aは新鮮
水流出口から流れ出る新鮮水を示している。
【0105】この実施例において、例えば、水源から水
の経路25を通って導入した新鮮水の一部を受け、新鮮
水流出口32aから噴霧飛散防止カバー30の洗浄空間
側の内壁に向けて、新鮮水を供給する。開口部18aか
ら噴出された噴流液Aが食器類8に衝突することによ
り、噴霧が飛散する。この飛散する噴霧を噴霧飛散防止
カバー30の洗浄空間側内壁で受ける際に、内壁に新鮮
水が供給される。このため、汚れを含む噴霧が噴霧飛散
防止カバー30の洗浄空間側の内壁に付着することを防
ぐ。従って、不快感なく衛生的に洗浄ができるととも
に、噴霧飛散防止カバー30を定期的に洗浄する手間を
省くことができる。
の経路25を通って導入した新鮮水の一部を受け、新鮮
水流出口32aから噴霧飛散防止カバー30の洗浄空間
側の内壁に向けて、新鮮水を供給する。開口部18aか
ら噴出された噴流液Aが食器類8に衝突することによ
り、噴霧が飛散する。この飛散する噴霧を噴霧飛散防止
カバー30の洗浄空間側内壁で受ける際に、内壁に新鮮
水が供給される。このため、汚れを含む噴霧が噴霧飛散
防止カバー30の洗浄空間側の内壁に付着することを防
ぐ。従って、不快感なく衛生的に洗浄ができるととも
に、噴霧飛散防止カバー30を定期的に洗浄する手間を
省くことができる。
【0106】なお、このよごれ防止手段は、新鮮水流出
口32aから噴霧飛散防止カバー30の洗浄空間側の内
壁に向かって新鮮水を供給するものに限るものではな
い。例えば、周期的に噴霧飛散防止カバー30の洗浄空
間側の内壁を往復するワイパーの様な機構でも実現でき
る。
口32aから噴霧飛散防止カバー30の洗浄空間側の内
壁に向かって新鮮水を供給するものに限るものではな
い。例えば、周期的に噴霧飛散防止カバー30の洗浄空
間側の内壁を往復するワイパーの様な機構でも実現でき
る。
【0107】実施例6.図12は、この発明の実施例6
による食器洗浄機を示す構成図である。図の上下方向が
鉛直方向に対応している。この実施例においては、噴霧
飛散防止手段として洗浄空間を覆う流体、例えば水壁3
3bによって実現している。水源から水の経路25を通
って導入した新鮮水の一部を受け、新鮮水流出口32b
から新鮮水を放出する。この時、新鮮水は開口部18a
から食器類8までの洗浄空間を覆うように放出されて、
水壁33bを形成する。
による食器洗浄機を示す構成図である。図の上下方向が
鉛直方向に対応している。この実施例においては、噴霧
飛散防止手段として洗浄空間を覆う流体、例えば水壁3
3bによって実現している。水源から水の経路25を通
って導入した新鮮水の一部を受け、新鮮水流出口32b
から新鮮水を放出する。この時、新鮮水は開口部18a
から食器類8までの洗浄空間を覆うように放出されて、
水壁33bを形成する。
【0108】噴流液Aが食器類8に衝突することにより
飛散する噴霧は、新鮮水の水壁33bで受け止められ、
水流とともに下に落とされる。従って、実施例4と同
様、汚れを含む噴霧が飛散し、使用者を含め装置周囲を
汚れた水で濡らすことが抑制され、不快感なく衛生的に
洗浄ができる。また、この実施例では、実施例5に示す
ようなよごれ防止手段を設ける必要はなく、簡単な機構
によって噴霧飛散を防止できる。また、洗浄空間を覆う
流体は、液体に限るものではなく、例えば空気流などの
気体でもよい。
飛散する噴霧は、新鮮水の水壁33bで受け止められ、
水流とともに下に落とされる。従って、実施例4と同
様、汚れを含む噴霧が飛散し、使用者を含め装置周囲を
汚れた水で濡らすことが抑制され、不快感なく衛生的に
洗浄ができる。また、この実施例では、実施例5に示す
ようなよごれ防止手段を設ける必要はなく、簡単な機構
によって噴霧飛散を防止できる。また、洗浄空間を覆う
流体は、液体に限るものではなく、例えば空気流などの
気体でもよい。
【0109】実施例7.図13は、この発明の実施例7
による食器洗浄機を示す構成図である。図において、3
7は液体または粉末状の洗剤容器、38は洗剤吐出口で
ある。洗剤容器37と洗剤吐出口38とで、洗剤を新鮮
水に混入する洗剤混入手段を構成している。なお、39
は洗剤供給口、40は洗剤吐出口38から吐出する洗剤
である。
による食器洗浄機を示す構成図である。図において、3
7は液体または粉末状の洗剤容器、38は洗剤吐出口で
ある。洗剤容器37と洗剤吐出口38とで、洗剤を新鮮
水に混入する洗剤混入手段を構成している。なお、39
は洗剤供給口、40は洗剤吐出口38から吐出する洗剤
である。
【0110】このように構成された食器洗浄機では、開
口部18a付近で洗剤40が噴流液Aに混入される。こ
のため、噴流液Aの衝撃力による洗浄作用に加えて、洗
剤による洗浄作用を得ることができる。従って、洗浄す
る食器類8の汚れ度合が激しい場合でも、洗浄が可能と
なる。なお、洗剤を混入した噴流液Aによって、食器類
8を洗浄した後、洗剤の混入を止めて、さらに数秒洗剤
を混入しない新鮮水で洗浄してすすぎを行うとよい。
口部18a付近で洗剤40が噴流液Aに混入される。こ
のため、噴流液Aの衝撃力による洗浄作用に加えて、洗
剤による洗浄作用を得ることができる。従って、洗浄す
る食器類8の汚れ度合が激しい場合でも、洗浄が可能と
なる。なお、洗剤を混入した噴流液Aによって、食器類
8を洗浄した後、洗剤の混入を止めて、さらに数秒洗剤
を混入しない新鮮水で洗浄してすすぎを行うとよい。
【0111】実施例8.図14は、この発明の実施例8
による食器洗浄機を示す構成図である。実施例7と同
様、洗剤混入手段を備えたものである。この実施例にお
いては、液体または粉末状の洗剤容器37を備え、水の
経路25に液体または粉末状の洗剤を新鮮水に混入する
ために、洗剤の経路38’を備えている。39は、洗剤
容器37に設けられた洗剤供給口である。
による食器洗浄機を示す構成図である。実施例7と同
様、洗剤混入手段を備えたものである。この実施例にお
いては、液体または粉末状の洗剤容器37を備え、水の
経路25に液体または粉末状の洗剤を新鮮水に混入する
ために、洗剤の経路38’を備えている。39は、洗剤
容器37に設けられた洗剤供給口である。
【0112】この実施例では、新鮮水が水の経路25か
ら供給され、第1カバー18内に流入する前に洗剤の経
路38’から洗剤容器37の洗剤が混入される。そし
て、新鮮水と洗剤が第1カバー18内に流入し、円板体
17で加速されて開口部18aから食器類8に向かって
噴流液Aとして噴射される。このように、実施例7と同
様、洗剤が噴流液Aに混入されるために、噴流液の衝撃
力による洗浄作用に加え、洗剤による洗浄作用を得るこ
とができる。従って、洗浄する食器類8の汚れ度合が激
しい場合でも、洗浄が可能となる。この実施例でも、洗
剤を混入した噴流液Aによって食器類8を洗浄した後、
洗剤の経路38’からの洗剤の混入を止めて、さらに数
秒洗剤を混入しない新鮮水で洗浄した方がよい。
ら供給され、第1カバー18内に流入する前に洗剤の経
路38’から洗剤容器37の洗剤が混入される。そし
て、新鮮水と洗剤が第1カバー18内に流入し、円板体
17で加速されて開口部18aから食器類8に向かって
噴流液Aとして噴射される。このように、実施例7と同
様、洗剤が噴流液Aに混入されるために、噴流液の衝撃
力による洗浄作用に加え、洗剤による洗浄作用を得るこ
とができる。従って、洗浄する食器類8の汚れ度合が激
しい場合でも、洗浄が可能となる。この実施例でも、洗
剤を混入した噴流液Aによって食器類8を洗浄した後、
洗剤の経路38’からの洗剤の混入を止めて、さらに数
秒洗剤を混入しない新鮮水で洗浄した方がよい。
【0113】実施例9.図15は、この発明の実施例9
による食器洗浄機を示す断面図である。図において、4
0は送風手段で、例えば送風ファンであり、高速噴流噴
射手段である円板体17と並んで設けられている。41
は送風ファン40を覆う第2カバーである。第2カバー
41には、開口部41aが食器類8に対して設けられて
おり、この開口部41aから気体、例えば空気流が食器
類8に噴射される。送風ファン40は、食器類8に付着
している水滴を吹き飛ばし得る風速と風量の空気流を形
成し、食器類8に向け吐出する。
による食器洗浄機を示す断面図である。図において、4
0は送風手段で、例えば送風ファンであり、高速噴流噴
射手段である円板体17と並んで設けられている。41
は送風ファン40を覆う第2カバーである。第2カバー
41には、開口部41aが食器類8に対して設けられて
おり、この開口部41aから気体、例えば空気流が食器
類8に噴射される。送風ファン40は、食器類8に付着
している水滴を吹き飛ばし得る風速と風量の空気流を形
成し、食器類8に向け吐出する。
【0114】円板体17と送風ファン40は、一つの回
転軸19でモータ22の回転軸21を介して繋がれてい
る。また、送風ファン40を覆う第2カバー41は、送
風ファン40からの空気流が通過する開口部41aを有
する。そして、新鮮水を遮断する動作と連動して、送風
ファン40に空気を供給する空気の経路27を備えてい
る。この空気の経路27は、端部が大気に開放されてお
り、空気を導入または遮断できる空気量調節手段が設け
られている。
転軸19でモータ22の回転軸21を介して繋がれてい
る。また、送風ファン40を覆う第2カバー41は、送
風ファン40からの空気流が通過する開口部41aを有
する。そして、新鮮水を遮断する動作と連動して、送風
ファン40に空気を供給する空気の経路27を備えてい
る。この空気の経路27は、端部が大気に開放されてお
り、空気を導入または遮断できる空気量調節手段が設け
られている。
【0115】上記のように構成された食器洗浄機では、
実施例1の場合と同様に、第1カバー18の開口部18
aから開口部18a前方の洗浄空間に向けて高速噴流液
Aを噴出する。この高速噴流液Aは、食器類8に衝突
し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器類
8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗浄する。
実施例1の場合と同様に、第1カバー18の開口部18
aから開口部18a前方の洗浄空間に向けて高速噴流液
Aを噴出する。この高速噴流液Aは、食器類8に衝突
し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器類
8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗浄する。
【0116】この時、液量調節手段である水量可変バル
ブ(図示しない)は、新鮮水を供給するために開いた状
態であり、気体量調節手段である空気量可変バルブ(図
示しない)は閉じた状態で、送風ファン40に対して空
気の流入を遮断している。噴流液による食器類8の洗浄
が完了した時点で、水量可変バルブを閉じて新鮮水の供
給を停止し、この動作に連動して空気量可変バルブを開
くことにより、送風ファン40に対して大気に開放され
た空気の経路27から空気が供給される。
ブ(図示しない)は、新鮮水を供給するために開いた状
態であり、気体量調節手段である空気量可変バルブ(図
示しない)は閉じた状態で、送風ファン40に対して空
気の流入を遮断している。噴流液による食器類8の洗浄
が完了した時点で、水量可変バルブを閉じて新鮮水の供
給を停止し、この動作に連動して空気量可変バルブを開
くことにより、送風ファン40に対して大気に開放され
た空気の経路27から空気が供給される。
【0117】供給された空気は、第2カバー41の開口
部41aから開口部41a前方の洗浄空間に向けて噴出
される。洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器類8に
衝突し、食器類8に付着した水滴を食器類8に沿ってそ
の端部まで運ぶ。食器類8の端部での水の表面張力より
も、吐出した空気の力が勝っているため、水滴は飛散し
結果として食器類8の水切りができる。また、水滴の一
部は、吐出空気が衝突しただけで飛散する。
部41aから開口部41a前方の洗浄空間に向けて噴出
される。洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器類8に
衝突し、食器類8に付着した水滴を食器類8に沿ってそ
の端部まで運ぶ。食器類8の端部での水の表面張力より
も、吐出した空気の力が勝っているため、水滴は飛散し
結果として食器類8の水切りができる。また、水滴の一
部は、吐出空気が衝突しただけで飛散する。
【0118】このように、この実施例による食器洗浄機
では、食器類8に付着した汚れは衛生的な噴流液の衝撃
力によって剥離し、水の流れによって落下し短時間で洗
浄が行われる。この後、送風ファン40からの空気流を
食器類に吹き付けることにより食器類8の水切りができ
る。また、この実施例では、高速噴流噴射手段と、送風
ファンからなる送風手段と、両者を結合する軸を備えた
ので、円板体と送風ファンは同一の回転手段21,22
により回転する。このように、比較的構成が簡単で、小
型化が可能な洗浄装置が得られる。
では、食器類8に付着した汚れは衛生的な噴流液の衝撃
力によって剥離し、水の流れによって落下し短時間で洗
浄が行われる。この後、送風ファン40からの空気流を
食器類に吹き付けることにより食器類8の水切りができ
る。また、この実施例では、高速噴流噴射手段と、送風
ファンからなる送風手段と、両者を結合する軸を備えた
ので、円板体と送風ファンは同一の回転手段21,22
により回転する。このように、比較的構成が簡単で、小
型化が可能な洗浄装置が得られる。
【0119】実施例10.図16は、この発明の実施例
10による食器洗浄機を示す断面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。実施例1と同様、新鮮水注入部24は、円板体
の開口部17dに近接して設けられており、円板体の開
口部17dに新鮮水を供給する際に、不要な空気が進入
することを防止している。また、新鮮水注入部24の吐
出口24aは、実施例1においては、円板体17の中央
部近傍に設けたが、この実施例では円板体17の側部近
傍に設けて、放射状流路の流れに垂直な方向から新鮮水
を注入するように構成している。
10による食器洗浄機を示す断面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。実施例1と同様、新鮮水注入部24は、円板体
の開口部17dに近接して設けられており、円板体の開
口部17dに新鮮水を供給する際に、不要な空気が進入
することを防止している。また、新鮮水注入部24の吐
出口24aは、実施例1においては、円板体17の中央
部近傍に設けたが、この実施例では円板体17の側部近
傍に設けて、放射状流路の流れに垂直な方向から新鮮水
を注入するように構成している。
【0120】この実施例においても、洗浄時の動作は、
実施例1と同様である。即ち、モータ22のスイッチ
(図示しない)を操作すると、モータ22が駆動され
る。この操作は、食器類8を洗浄空間に位置させる動作
の前後に行う。モータ22が駆動されることにより、円
板体17が回転し、水源から水の経路25を経て新鮮水
注入部24の新鮮水の吐出口24aより円板体17bの
中央の開口部17dに供給される新鮮水は、羽根17
a、円板17bおよび円板17cから構成される流路の
回転力を受ける。そして、円板体17の回転する周方向
および径方向に加速され、第1カバー18の開口部18
aから開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出され
る。第1カバー18の開口部18aから洗浄空間に向け
て噴出した高速の噴流液Aは、食器類8に衝突し、その
衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付着
した汚物を剥離し、食器類8を洗浄する。
実施例1と同様である。即ち、モータ22のスイッチ
(図示しない)を操作すると、モータ22が駆動され
る。この操作は、食器類8を洗浄空間に位置させる動作
の前後に行う。モータ22が駆動されることにより、円
板体17が回転し、水源から水の経路25を経て新鮮水
注入部24の新鮮水の吐出口24aより円板体17bの
中央の開口部17dに供給される新鮮水は、羽根17
a、円板17bおよび円板17cから構成される流路の
回転力を受ける。そして、円板体17の回転する周方向
および径方向に加速され、第1カバー18の開口部18
aから開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出され
る。第1カバー18の開口部18aから洗浄空間に向け
て噴出した高速の噴流液Aは、食器類8に衝突し、その
衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付着
した汚物を剥離し、食器類8を洗浄する。
【0121】この実施例のように新鮮水注入部24を構
成することにより、放射状流路を円板体17の中心に近
い部分から構成でき、新鮮水の加速区間を長くできるの
で、開口部18aから噴出する噴流液Aの勢いを強くす
ることができる。また、回転機構の都合によって円板体
17の中心部分に構造物などを形成する必要のある場合
は、新鮮水注入部24を円板体17の側部近傍に設け
て、放射状流路の流れに垂直な方向から新鮮水を注入す
るように構成すれば、限られた空間を有効に使って、洗
浄に必要な強さの噴流液Aを得ることができる。
成することにより、放射状流路を円板体17の中心に近
い部分から構成でき、新鮮水の加速区間を長くできるの
で、開口部18aから噴出する噴流液Aの勢いを強くす
ることができる。また、回転機構の都合によって円板体
17の中心部分に構造物などを形成する必要のある場合
は、新鮮水注入部24を円板体17の側部近傍に設け
て、放射状流路の流れに垂直な方向から新鮮水を注入す
るように構成すれば、限られた空間を有効に使って、洗
浄に必要な強さの噴流液Aを得ることができる。
【0122】実施例11.図17は、この発明の実施例
11に係る円板体17を示す説明図であり、円板体17
を円板面の上から見て、羽根17aと下側の円板17c
が示されている。この実施例では、流路壁である複数の
羽根17aを円板体17の中心から各々放射状、かつ各
々の羽根17aを回転方向に対して前傾して設けてい
る。図中、矢印は円板体17の回転方向を示している。
実施例1と同様、流路壁を構成する羽根17aを前傾し
て設けることにより、噴流液の水勢を高めて食器に与え
る衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食器類を短時間
で洗浄する。また、羽根17aを前傾させることによ
り、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得る噴流液を
形成することが可能となる。
11に係る円板体17を示す説明図であり、円板体17
を円板面の上から見て、羽根17aと下側の円板17c
が示されている。この実施例では、流路壁である複数の
羽根17aを円板体17の中心から各々放射状、かつ各
々の羽根17aを回転方向に対して前傾して設けてい
る。図中、矢印は円板体17の回転方向を示している。
実施例1と同様、流路壁を構成する羽根17aを前傾し
て設けることにより、噴流液の水勢を高めて食器に与え
る衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食器類を短時間
で洗浄する。また、羽根17aを前傾させることによ
り、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得る噴流液を
形成することが可能となる。
【0123】また、この実施例では、円板体17の中心
部分から放射状流路を構成しているので、新鮮水の加速
区間を長くでき、開口部18aから噴出する噴流液の勢
いを強くすることができる。なお、この実施例で用いる
新鮮水注入部は、実施例10のように放射状流路の流れ
方向に垂直な方向から注入した方が、吐出口からの新鮮
水が放射状流路にスムーズに注入できる。
部分から放射状流路を構成しているので、新鮮水の加速
区間を長くでき、開口部18aから噴出する噴流液の勢
いを強くすることができる。なお、この実施例で用いる
新鮮水注入部は、実施例10のように放射状流路の流れ
方向に垂直な方向から注入した方が、吐出口からの新鮮
水が放射状流路にスムーズに注入できる。
【0124】実施例12.図18は、この発明の実施例
12に係る円板体17を示す説明図であり、円板体17
を円板面の上から見て、羽根17aと下側の円板17c
が示されている。この実施例では、流路壁である複数の
羽根17aを円板体17の中心から各々放射状、かつ各
々の羽根17aを回転方向に対して前傾して設けてい
る。さらに、主流路となる羽根17aaと、副流路とな
る羽根17abを設けている。図中、矢印は円板体17
の回転方向を示している。
12に係る円板体17を示す説明図であり、円板体17
を円板面の上から見て、羽根17aと下側の円板17c
が示されている。この実施例では、流路壁である複数の
羽根17aを円板体17の中心から各々放射状、かつ各
々の羽根17aを回転方向に対して前傾して設けてい
る。さらに、主流路となる羽根17aaと、副流路とな
る羽根17abを設けている。図中、矢印は円板体17
の回転方向を示している。
【0125】実施例1と同様、流路壁を構成する羽根1
7aを前傾して設けることにより、噴流液の水勢を高め
て食器に与える衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食
器類を短時間で洗浄する。また、羽根17aを前傾させ
ることにより、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得
る噴流液を形成することが可能となる。さらに、この実
施例では、中央部分では主流路を構成し、外周部分では
さらに多くの副流路で放射状流路を構成しており、外周
部分の流路数は多くかつ中央部付近の流路壁の数は少な
いので、新鮮水をスムーズに注入することができ、有効
に噴流液を形成できる。
7aを前傾して設けることにより、噴流液の水勢を高め
て食器に与える衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食
器類を短時間で洗浄する。また、羽根17aを前傾させ
ることにより、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得
る噴流液を形成することが可能となる。さらに、この実
施例では、中央部分では主流路を構成し、外周部分では
さらに多くの副流路で放射状流路を構成しており、外周
部分の流路数は多くかつ中央部付近の流路壁の数は少な
いので、新鮮水をスムーズに注入することができ、有効
に噴流液を形成できる。
【0126】実施例13.図19は、この発明の実施例
13に係る円板体17を示す説明図であり、円板体17
を円板面の上から見て、羽根17aと下側の円板17c
が示されている。この実施例では、流路壁である複数の
羽根17aを円板体17の中心から各々放射状、かつ各
々の羽根17aを回転方向に対して、曲率を有して前傾
して設けている。図中、矢印は円板体17の回転方向を
示している。
13に係る円板体17を示す説明図であり、円板体17
を円板面の上から見て、羽根17aと下側の円板17c
が示されている。この実施例では、流路壁である複数の
羽根17aを円板体17の中心から各々放射状、かつ各
々の羽根17aを回転方向に対して、曲率を有して前傾
して設けている。図中、矢印は円板体17の回転方向を
示している。
【0127】実施例1と同様、流路壁を構成する羽根1
7aを前傾して設けることにより、噴流液の水勢を高め
て食器に与える衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食
器類を短時間で洗浄する。また、羽根17aを前傾させ
ることにより、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得
る噴流液を形成することが可能となる。流路内の新鮮水
を考えた場合、実施例1のような直線状に前傾している
流路では、円板体17の中央部ではある程度の前傾角度
があるが、円周に近づくに従って次第に前傾角度が減少
する。これに対し、この実施例の放射状流路は、曲率を
有して前傾しているので、放射状流路を流れる新鮮水に
対して、常に一定の前傾角度を保っている。このため、
新鮮水は、円板体の回転につれて流路を進むうちに、円
板体17の回転による周方向の速度と流路による加速で
得られた径方向の速度の合成速度となり、効率よく噴流
液を形成できる。なお、この実施例で用いる新鮮水注入
部は、実施例10のように放射状流路の流れ方向に垂直
な方向から注入した方が、吐出口からの新鮮水が放射状
流路にスムーズに注入できる。
7aを前傾して設けることにより、噴流液の水勢を高め
て食器に与える衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食
器類を短時間で洗浄する。また、羽根17aを前傾させ
ることにより、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得
る噴流液を形成することが可能となる。流路内の新鮮水
を考えた場合、実施例1のような直線状に前傾している
流路では、円板体17の中央部ではある程度の前傾角度
があるが、円周に近づくに従って次第に前傾角度が減少
する。これに対し、この実施例の放射状流路は、曲率を
有して前傾しているので、放射状流路を流れる新鮮水に
対して、常に一定の前傾角度を保っている。このため、
新鮮水は、円板体の回転につれて流路を進むうちに、円
板体17の回転による周方向の速度と流路による加速で
得られた径方向の速度の合成速度となり、効率よく噴流
液を形成できる。なお、この実施例で用いる新鮮水注入
部は、実施例10のように放射状流路の流れ方向に垂直
な方向から注入した方が、吐出口からの新鮮水が放射状
流路にスムーズに注入できる。
【0128】実施例14.図20は、この発明の実施例
14に係る円板体17を示す説明図であり、図20
(a)は円板体17を円板面の上から見て、羽根17a
と下側の円板17cを示すものであり、図20(b)は
円板体17の一部を斜め方向から見たものである。この
実施例では、流路壁である複数の羽根17aを円板体1
7の中心から各々放射状に、回転方向に前傾して設けて
いる。図中、矢印は円板体17の回転方向を示してい
る。
14に係る円板体17を示す説明図であり、図20
(a)は円板体17を円板面の上から見て、羽根17a
と下側の円板17cを示すものであり、図20(b)は
円板体17の一部を斜め方向から見たものである。この
実施例では、流路壁である複数の羽根17aを円板体1
7の中心から各々放射状に、回転方向に前傾して設けて
いる。図中、矢印は円板体17の回転方向を示してい
る。
【0129】実施例1と同様、流路壁を構成する羽根1
7aを前傾して設けることにより、噴流液の水勢を高め
て食器に与える衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食
器類を短時間で洗浄する。また、羽根17aを前傾させ
ることにより、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得
る噴流液を形成することが可能となる。この実施例で用
いる新鮮水注入部は、実施例10のように放射状流路の
流れ方向に垂直な方向から注入し、中央部分は軸を取り
付けることができる。
7aを前傾して設けることにより、噴流液の水勢を高め
て食器に与える衝撃力を強くでき、汚れ度合の激しい食
器類を短時間で洗浄する。また、羽根17aを前傾させ
ることにより、小型の円板体を用いても、洗浄に供し得
る噴流液を形成することが可能となる。この実施例で用
いる新鮮水注入部は、実施例10のように放射状流路の
流れ方向に垂直な方向から注入し、中央部分は軸を取り
付けることができる。
【0130】実施例15.図21は、この発明の実施例
15による食器洗浄機を示す断面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。この実施例では高速噴流噴射手段として、複数
の放射状流路を有する円板体17を回転軸の方向に例え
ば2個並設している。そして、その2つの円板体17の
放射状流路にそれぞれ吐出口24aを設け、新鮮水供給
手段25からの新鮮水を新鮮水注入部24を介して注入
している。
15による食器洗浄機を示す断面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。この実施例では高速噴流噴射手段として、複数
の放射状流路を有する円板体17を回転軸の方向に例え
ば2個並設している。そして、その2つの円板体17の
放射状流路にそれぞれ吐出口24aを設け、新鮮水供給
手段25からの新鮮水を新鮮水注入部24を介して注入
している。
【0131】この実施例においても、実施例1と同様に
動作するが、円板体17が複数設けられているために、
2つの開口部18aから広範囲で多量の高速噴流液が得
られ、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器
類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を短時間に洗浄
する。このため、大きな被洗浄物でも洗浄できる。
動作するが、円板体17が複数設けられているために、
2つの開口部18aから広範囲で多量の高速噴流液が得
られ、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器
類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を短時間に洗浄
する。このため、大きな被洗浄物でも洗浄できる。
【0132】なお、上記実施例では、新鮮水供給手段2
5を2つ設け、2つの円板体17の放射状流路にそれぞ
れ新鮮水供給手段25からの新鮮水を供給しているが、
1つの新鮮水供給手段25によって、2つの円板体17
の放射状流路に新鮮水を供給するように構成してもよ
い。例えば、上記実施例では、第1カバー18によって
2つの円板体17を隔てているが、貫通口を設け、上段
の円板体17から下段の円板体17に供給するように構
成すれば、洗浄液体である新鮮水を有効に利用できる。
また、円板体17の個数は2個に限るものではない。
5を2つ設け、2つの円板体17の放射状流路にそれぞ
れ新鮮水供給手段25からの新鮮水を供給しているが、
1つの新鮮水供給手段25によって、2つの円板体17
の放射状流路に新鮮水を供給するように構成してもよ
い。例えば、上記実施例では、第1カバー18によって
2つの円板体17を隔てているが、貫通口を設け、上段
の円板体17から下段の円板体17に供給するように構
成すれば、洗浄液体である新鮮水を有効に利用できる。
また、円板体17の個数は2個に限るものではない。
【0133】実施例16.図22は、この発明の実施例
16による食器洗浄機を示す上面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。この実施例では高速噴流噴射手段として、複数
の放射状流路を有する円板体17を径方向に例えば2個
並設している。そして、その2つの円板体17の放射状
流路にそれぞれ吐出口24aを設け、新鮮水供給手段2
5からの新鮮水を新鮮水注入部24を介して注入してい
る。
16による食器洗浄機を示す上面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。この実施例では高速噴流噴射手段として、複数
の放射状流路を有する円板体17を径方向に例えば2個
並設している。そして、その2つの円板体17の放射状
流路にそれぞれ吐出口24aを設け、新鮮水供給手段2
5からの新鮮水を新鮮水注入部24を介して注入してい
る。
【0134】この実施例においても、実施例1と同様に
動作するが、円板体17が複数設けられているために、
2つの開口部18aから多量の高速噴流液が得られ、そ
の衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付
着した汚物を剥離し、食器類8を短時間に洗浄する。ま
た、このように構成すれば、広範囲の洗浄領域を得るこ
とができ、大きな被洗浄物でも洗浄できる。なお、円板
体17の個数は2個に限るものではない。
動作するが、円板体17が複数設けられているために、
2つの開口部18aから多量の高速噴流液が得られ、そ
の衝撃力と水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付
着した汚物を剥離し、食器類8を短時間に洗浄する。ま
た、このように構成すれば、広範囲の洗浄領域を得るこ
とができ、大きな被洗浄物でも洗浄できる。なお、円板
体17の個数は2個に限るものではない。
【0135】実施例17.図23は、この発明の実施例
17による食器洗浄機を示す断面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。また、40は気体を送風する送風手段で、例え
ば空気を送風する送風ファン、41は送風ファン40の
第2カバー、41aは第2カバー41に設けられ、送風
ファン40からの空気流が通過する開口部、42は食器
類8に噴射される新鮮水を加熱する洗浄液体加熱手段
で、例えばヒータ、43は食器類8に吐出される気体を
加熱する気体加熱手段で、例えばヒータである。
17による食器洗浄機を示す断面図である。図におい
て、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示し
ている。また、40は気体を送風する送風手段で、例え
ば空気を送風する送風ファン、41は送風ファン40の
第2カバー、41aは第2カバー41に設けられ、送風
ファン40からの空気流が通過する開口部、42は食器
類8に噴射される新鮮水を加熱する洗浄液体加熱手段
で、例えばヒータ、43は食器類8に吐出される気体を
加熱する気体加熱手段で、例えばヒータである。
【0136】食器類8に付着した高速噴流噴射手段から
の水滴を吹き飛ばし得る風速と風量の空気流を形成し、
食器類8に向けて吐出する送風ファン40が、円板体1
7と並んで設けられている。円板体17と送風ファン4
0は、一つの回転軸19でモータ22と繋がれている。
また、空気量調節手段(図示せず)を備え、送風ファン
40に空気を導入または遮断し得るように構成してい
る。この空気の導入,遮断は、新鮮水を円板体17に遮
断,導入する動作と連動して動作する。気体供給手段で
ある空気の経路27は端部が大気に開放されており、ヒ
ータ43は空気の経路27を包みこむように構成され、
内部を通過する空気を加熱し、これによって開口部41
aから温風を吐出する。同様にして、ヒータ42は水の
経路25を包みこむように構成され、これによって開口
部18aから温水を噴出する。
の水滴を吹き飛ばし得る風速と風量の空気流を形成し、
食器類8に向けて吐出する送風ファン40が、円板体1
7と並んで設けられている。円板体17と送風ファン4
0は、一つの回転軸19でモータ22と繋がれている。
また、空気量調節手段(図示せず)を備え、送風ファン
40に空気を導入または遮断し得るように構成してい
る。この空気の導入,遮断は、新鮮水を円板体17に遮
断,導入する動作と連動して動作する。気体供給手段で
ある空気の経路27は端部が大気に開放されており、ヒ
ータ43は空気の経路27を包みこむように構成され、
内部を通過する空気を加熱し、これによって開口部41
aから温風を吐出する。同様にして、ヒータ42は水の
経路25を包みこむように構成され、これによって開口
部18aから温水を噴出する。
【0137】上記のように構成された食器洗浄機では、
実施例1の場合と同様、円板体17によって開口部18
aから洗浄空間に向けて噴出した高速の噴流液Aは、食
器類8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によ
って、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗
浄する。この時、ヒータ42により、新鮮水を加熱し温
水とすることで、噴流液の衝撃力による洗浄作用に加え
て、熱エネルギーによる洗浄作用を得ることができ、汚
れの激しい食器類8の洗浄が可能となる。洗浄完了後、
送風ファン40によって開口部41aから洗浄空間に向
けて吐出した高速の空気は、食器類8に衝突し、この空
気の作用で、食器類8の水切りができる。特にこの実施
例では温風を食器類8に吹き付けることにより、乾燥効
果が高まり食器類8の水切りが短時間にできる。
実施例1の場合と同様、円板体17によって開口部18
aから洗浄空間に向けて噴出した高速の噴流液Aは、食
器類8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によ
って、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗
浄する。この時、ヒータ42により、新鮮水を加熱し温
水とすることで、噴流液の衝撃力による洗浄作用に加え
て、熱エネルギーによる洗浄作用を得ることができ、汚
れの激しい食器類8の洗浄が可能となる。洗浄完了後、
送風ファン40によって開口部41aから洗浄空間に向
けて吐出した高速の空気は、食器類8に衝突し、この空
気の作用で、食器類8の水切りができる。特にこの実施
例では温風を食器類8に吹き付けることにより、乾燥効
果が高まり食器類8の水切りが短時間にできる。
【0138】なお、この実施例では、水及び空気の経路
25,27にそれぞれヒータ42,43を設けたが、こ
れに限るものではなく、どちらか一方に設けてもよい。
また、図3のような途中で2つの経路が一致するような
構成の場合、1つのヒータで新鮮水と空気をあたためる
ことができる。また、新鮮水または空気を供給する経路
で加熱する構成に限るものではなく、開口部18a,4
1aから噴出するまでの新鮮水または空気を加熱するよ
うに構成すればよい。
25,27にそれぞれヒータ42,43を設けたが、こ
れに限るものではなく、どちらか一方に設けてもよい。
また、図3のような途中で2つの経路が一致するような
構成の場合、1つのヒータで新鮮水と空気をあたためる
ことができる。また、新鮮水または空気を供給する経路
で加熱する構成に限るものではなく、開口部18a,4
1aから噴出するまでの新鮮水または空気を加熱するよ
うに構成すればよい。
【0139】実施例18.図24はこの発明の実施例1
8による食器洗浄機を示す断面図、図25は分解斜視図
である。図において、実施例1と同一符号は同一、また
は相当部分を示している。この実施例では、高速噴流噴
射手段である円板体17と共に、送風手段として、送風
ファン40が設けられている。この送風ファン40は、
食器類8に付着した高速噴流噴射手段からの水滴を吹き
飛ばし得る風速と風量の空気流を形成し、食器類8に向
けて吐出する。複数の放射状流路を有する円板体17と
送風ファン40は、一つの円板体の片側の面と他方の面
に設けられて、一つの回転軸19でモータ22と繋がれ
ている。
8による食器洗浄機を示す断面図、図25は分解斜視図
である。図において、実施例1と同一符号は同一、また
は相当部分を示している。この実施例では、高速噴流噴
射手段である円板体17と共に、送風手段として、送風
ファン40が設けられている。この送風ファン40は、
食器類8に付着した高速噴流噴射手段からの水滴を吹き
飛ばし得る風速と風量の空気流を形成し、食器類8に向
けて吐出する。複数の放射状流路を有する円板体17と
送風ファン40は、一つの円板体の片側の面と他方の面
に設けられて、一つの回転軸19でモータ22と繋がれ
ている。
【0140】図24において、44は、円板体17及び
送風ファン40及びモータの回転軸19の回転数を検知
する回転数検出手段である。例えば、44aは回転軸1
9に取付けられた回転体で、側面部の光の反射率を一部
変化させている。この回転体44aに対向して光電式回
転検出器44bを設け、回転体44aの反射光の変化を
検出し、回転数を計測している。また他の回転数検出手
段44として、回転体44aを磁性体の検出歯車、これ
に対向する44bを電磁式回転検出器としてもよい。
送風ファン40及びモータの回転軸19の回転数を検知
する回転数検出手段である。例えば、44aは回転軸1
9に取付けられた回転体で、側面部の光の反射率を一部
変化させている。この回転体44aに対向して光電式回
転検出器44bを設け、回転体44aの反射光の変化を
検出し、回転数を計測している。また他の回転数検出手
段44として、回転体44aを磁性体の検出歯車、これ
に対向する44bを電磁式回転検出器としてもよい。
【0141】上記のように構成された食器洗浄機では、
実施例1の場合と同様に、第1カバー18の開口部18
aから洗浄空間に向けて噴出した高速噴流液は、食器類
8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によっ
て、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗浄
する。この時、液量調節手段である水量可変バルブ(図
示しない)は、新鮮水を供給するために開いた状態であ
り、気体量調節手段である空気量可変バルブ(図示しな
い)は閉じた状態で、送風ファン40に対して空気の流
入を遮断している。また、回転数検出手段44によっ
て、噴流液噴射時の円板体17及びモータの回転軸19
の回転数を検出し、噴流液噴射に適した回転数にモータ
の回転を制御することが可能である。例えば、この実施
例では、10000rpm前後の回転数になるように制
御している。
実施例1の場合と同様に、第1カバー18の開口部18
aから洗浄空間に向けて噴出した高速噴流液は、食器類
8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によっ
て、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗浄
する。この時、液量調節手段である水量可変バルブ(図
示しない)は、新鮮水を供給するために開いた状態であ
り、気体量調節手段である空気量可変バルブ(図示しな
い)は閉じた状態で、送風ファン40に対して空気の流
入を遮断している。また、回転数検出手段44によっ
て、噴流液噴射時の円板体17及びモータの回転軸19
の回転数を検出し、噴流液噴射に適した回転数にモータ
の回転を制御することが可能である。例えば、この実施
例では、10000rpm前後の回転数になるように制
御している。
【0142】噴流液による食器類8の洗浄が完了した時
点で、水量可変バルブを閉じて新鮮水の供給を停止し、
この動作に連動して空気量可変バルブを開くことによ
り、大気に開放された空気の経路27から送風ファン4
0に空気が供給される。供給された空気は、第2カバー
41の開口部41aから洗浄空間に向けて吐出される。
洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器類8に衝突し、
食器類8に付着した水滴を食器類8に沿ってその端部ま
で運ぶ。食器類8の端部での水の表面張力よりも、吐出
した空気の力が勝っているため、水滴は飛散し、この結
果として食器類8の水切りができる。また、水滴の一部
は、吐出空気が衝突したことだけで飛散する。また、回
転数検出手段44によって、送風時の送風ファン40及
びモータの回転軸19の回転数を検出し、送風に適した
回転数にモータの回転を制御することが可能である。例
えば、この実施例では、30000rpm以下の回転数
になるように制御している。
点で、水量可変バルブを閉じて新鮮水の供給を停止し、
この動作に連動して空気量可変バルブを開くことによ
り、大気に開放された空気の経路27から送風ファン4
0に空気が供給される。供給された空気は、第2カバー
41の開口部41aから洗浄空間に向けて吐出される。
洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器類8に衝突し、
食器類8に付着した水滴を食器類8に沿ってその端部ま
で運ぶ。食器類8の端部での水の表面張力よりも、吐出
した空気の力が勝っているため、水滴は飛散し、この結
果として食器類8の水切りができる。また、水滴の一部
は、吐出空気が衝突したことだけで飛散する。また、回
転数検出手段44によって、送風時の送風ファン40及
びモータの回転軸19の回転数を検出し、送風に適した
回転数にモータの回転を制御することが可能である。例
えば、この実施例では、30000rpm以下の回転数
になるように制御している。
【0143】このように、食器類8に付着した汚れは衛
生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによっ
て落下し短時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付
着した汚れを衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、
水の流れによって落下させた後に、送風手段からの空気
流を食器類8に吹き付けることにより食器類8の水切り
ができる。
生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによっ
て落下し短時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付
着した汚れを衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、
水の流れによって落下させた後に、送風手段からの空気
流を食器類8に吹き付けることにより食器類8の水切り
ができる。
【0144】また、この実施例では、円板体17及び送
風ファン40及びモータの回転軸21の回転数を検知す
る回転数検出手段44を備えており、噴流液噴射時の回
転体17と送風時の送風ファン40の回転数をそれぞれ
検知することができるため、噴流液噴射と送風に適した
回転数にモータの回転を制御することが可能である。さ
らに、送風ファン40の回転軸と円板体17の回転軸を
1つにし、モータ22の回転軸21に連結しているの
で、別々のモータを備えたり、別々の回転軸を備えたり
するよりも構成が簡単でコンパクトな装置にでき、部品
点数を少なくできる。
風ファン40及びモータの回転軸21の回転数を検知す
る回転数検出手段44を備えており、噴流液噴射時の回
転体17と送風時の送風ファン40の回転数をそれぞれ
検知することができるため、噴流液噴射と送風に適した
回転数にモータの回転を制御することが可能である。さ
らに、送風ファン40の回転軸と円板体17の回転軸を
1つにし、モータ22の回転軸21に連結しているの
で、別々のモータを備えたり、別々の回転軸を備えたり
するよりも構成が簡単でコンパクトな装置にでき、部品
点数を少なくできる。
【0145】実施例19.図26はこの発明の実施例1
9による食器洗浄機を示す断面図である。図において、
実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示してい
る。また、45はクラッチであり、送風ファン40の回
転軸と円板体17の回転軸を着脱自在にするものであ
る。
9による食器洗浄機を示す断面図である。図において、
実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示してい
る。また、45はクラッチであり、送風ファン40の回
転軸と円板体17の回転軸を着脱自在にするものであ
る。
【0146】上記のように構成された食器洗浄機では、
実施例18の場合と同様に、第1カバー18の開口部1
8aから洗浄空間に向けて噴出した高速の噴流液は、食
器類8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によ
って、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗
浄する。この時、水量可変バルブ(図示しない)は、新
鮮水を供給するために開いた状態であり、空気量可変バ
ルブ(図示しない)は閉じた状態で、送風ファン40に
対して空気の流入を遮断している。このとき、送風ファ
ン40の回転軸と円板体17の回転軸は、クラッチ45
によって連結されている。
実施例18の場合と同様に、第1カバー18の開口部1
8aから洗浄空間に向けて噴出した高速の噴流液は、食
器類8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作用によ
って、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類8を洗
浄する。この時、水量可変バルブ(図示しない)は、新
鮮水を供給するために開いた状態であり、空気量可変バ
ルブ(図示しない)は閉じた状態で、送風ファン40に
対して空気の流入を遮断している。このとき、送風ファ
ン40の回転軸と円板体17の回転軸は、クラッチ45
によって連結されている。
【0147】噴流液による食器類8の洗浄が完了した時
点で、送風ファン40の回転軸と円板体17の回転軸
を、クラッチ45によって切り放し、モータ22の回転
軸21には送風ファン40の回転軸のみを連結する。こ
れと同時に、水量可変バルブを閉じて新鮮水の供給を停
止し、この動作に連動して空気量可変バルブを開くこと
により、大気に開放された空気の経路27から送風ファ
ン40に空気が供給される。供給された空気は、第2カ
バー41の開口部41aから洗浄空間に向けて吐出され
る。洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器類8に衝突
し、食器類8に付着した水滴を食器類8に沿ってその端
部まで運ぶ。食器類8の端部での水の表面張力よりも、
吐出した空気の力が勝っているため、水滴は飛散し、こ
の結果として食器類8の水切りができる。また、水滴の
一部は、吐出空気が衝突したことだけで飛散する。
点で、送風ファン40の回転軸と円板体17の回転軸
を、クラッチ45によって切り放し、モータ22の回転
軸21には送風ファン40の回転軸のみを連結する。こ
れと同時に、水量可変バルブを閉じて新鮮水の供給を停
止し、この動作に連動して空気量可変バルブを開くこと
により、大気に開放された空気の経路27から送風ファ
ン40に空気が供給される。供給された空気は、第2カ
バー41の開口部41aから洗浄空間に向けて吐出され
る。洗浄空間に向けて噴出した空気は、食器類8に衝突
し、食器類8に付着した水滴を食器類8に沿ってその端
部まで運ぶ。食器類8の端部での水の表面張力よりも、
吐出した空気の力が勝っているため、水滴は飛散し、こ
の結果として食器類8の水切りができる。また、水滴の
一部は、吐出空気が衝突したことだけで飛散する。
【0148】このように、食器類8に付着した汚れは衛
生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによっ
て落下し短時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付
着した汚れを衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、
水の流れによって落下させた後に、送風手段からの空気
流を食器類8に吹き付けることにより食器類8の水切り
ができる。
生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによっ
て落下し短時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付
着した汚れを衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、
水の流れによって落下させた後に、送風手段からの空気
流を食器類8に吹き付けることにより食器類8の水切り
ができる。
【0149】実施例18では、送風ファン40の回転軸
と円板体17の回転軸を1つにし、モータ22の回転軸
21に連結しているので、洗浄時及び乾燥時共に送風フ
ァン40と円板体17が回転し、空気と新鮮水の供給を
制御していた。これに対し、この実施例では、送風ファ
ン40の回転軸と円板体17の回転軸をクラッチ45に
よって着脱自在に構成し、洗浄時には送風ファン40と
円板体17が回転し、乾燥時には送風ファン40のみが
回転する。一般に、洗浄時は10000rpm前後の回
転数が必要であり、乾燥時は30000rpm以下の回
転数が必要であるので、乾燥時に円板体17を切り放す
と、モータ22への負荷が減り、効率よく回転できる。
と円板体17の回転軸を1つにし、モータ22の回転軸
21に連結しているので、洗浄時及び乾燥時共に送風フ
ァン40と円板体17が回転し、空気と新鮮水の供給を
制御していた。これに対し、この実施例では、送風ファ
ン40の回転軸と円板体17の回転軸をクラッチ45に
よって着脱自在に構成し、洗浄時には送風ファン40と
円板体17が回転し、乾燥時には送風ファン40のみが
回転する。一般に、洗浄時は10000rpm前後の回
転数が必要であり、乾燥時は30000rpm以下の回
転数が必要であるので、乾燥時に円板体17を切り放す
と、モータ22への負荷が減り、効率よく回転できる。
【0150】なお、クラッチ45は、回転軸を着脱自在
にするものであればどのような構成のものでもよく、例
えば連結と切り離しの動作を電磁力により行う電磁クラ
ッチとしてよい。また、モータ22の回転軸21と送風
ファン40の回転軸を着脱自在に構成すると共に、モー
タ22の回転軸21と円板体17の回転軸を着脱自在に
構成し、送風ファン40と円板体17が必要なときにど
ちらかの回転軸と連結して、回転させるようにしてもよ
い。このように構成すれば、洗浄時のモータ22にかか
る負荷も減らすことができる。
にするものであればどのような構成のものでもよく、例
えば連結と切り離しの動作を電磁力により行う電磁クラ
ッチとしてよい。また、モータ22の回転軸21と送風
ファン40の回転軸を着脱自在に構成すると共に、モー
タ22の回転軸21と円板体17の回転軸を着脱自在に
構成し、送風ファン40と円板体17が必要なときにど
ちらかの回転軸と連結して、回転させるようにしてもよ
い。このように構成すれば、洗浄時のモータ22にかか
る負荷も減らすことができる。
【0151】実施例20.図27はこの発明の実施例2
0に係る円板体17の動作を説明する説明図である。図
において、実施例1と同一符号は同一、または相当部分
を示している。この図は、円板体17を円板面の上から
見て、下側の円板17cと放射状の羽根17aが示され
ている。円板体17の直径が100mm、羽根17aが
円板半径20mmの位置から径方向に向けて設けられて
いる。羽根17aは、下側の円板17cの全周に設けら
れおり、図27ではその一部のみ示している。
0に係る円板体17の動作を説明する説明図である。図
において、実施例1と同一符号は同一、または相当部分
を示している。この図は、円板体17を円板面の上から
見て、下側の円板17cと放射状の羽根17aが示され
ている。円板体17の直径が100mm、羽根17aが
円板半径20mmの位置から径方向に向けて設けられて
いる。羽根17aは、下側の円板17cの全周に設けら
れおり、図27ではその一部のみ示している。
【0152】回転方向が時計回りの場合に、点Bに供給
された新鮮水は、流路壁である羽根17a’が回転して
新鮮水と接触する時点から加速され、流路壁である羽根
17a’に沿って約90度回転し点B’から噴出する。
新鮮水の噴出する方向は、図27に示すように、新鮮水
が噴出する点と円板体17の中心を結ぶ法線方向に対し
て約132.5度となる。この新鮮水の供給点Bと噴出
点B’の位置的関係及び新鮮水の噴出方向は、円板径・
流路壁である羽根の形状と新鮮水の供給点位置から実施
例1で述べた計算式に基いて決めることができる。
された新鮮水は、流路壁である羽根17a’が回転して
新鮮水と接触する時点から加速され、流路壁である羽根
17a’に沿って約90度回転し点B’から噴出する。
新鮮水の噴出する方向は、図27に示すように、新鮮水
が噴出する点と円板体17の中心を結ぶ法線方向に対し
て約132.5度となる。この新鮮水の供給点Bと噴出
点B’の位置的関係及び新鮮水の噴出方向は、円板径・
流路壁である羽根の形状と新鮮水の供給点位置から実施
例1で述べた計算式に基いて決めることができる。
【0153】この実施例では、円板半径が20mmの位
置で、点Bに限定して新鮮水を供給することにより、新
鮮水を円板外周の限られた一部B’の部分から噴出させ
ている。噴出した噴流液Aは、広がり角度の狭い扇状と
なり、コップのような深さを有する食器類8に対して、
コップ内側の底部を洗浄し易い噴流液の形態となってい
る。なお、第1カバー18の開口部18aは、噴流液が
通過する範囲、即ち円板外周B’の部分に近接して設け
ればよい。
置で、点Bに限定して新鮮水を供給することにより、新
鮮水を円板外周の限られた一部B’の部分から噴出させ
ている。噴出した噴流液Aは、広がり角度の狭い扇状と
なり、コップのような深さを有する食器類8に対して、
コップ内側の底部を洗浄し易い噴流液の形態となってい
る。なお、第1カバー18の開口部18aは、噴流液が
通過する範囲、即ち円板外周B’の部分に近接して設け
ればよい。
【0154】実施例21.図28はこの発明の実施例2
1による食器洗浄機を示す断面図である。図において、
実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示してい
る。また、46は噴出流変化手段で、開口部18aから
噴出する流体が被洗浄物である食器類8に衝突する領域
を変化させる。この実施例では、噴出流変化手段46
は、洗浄装置本体から噴出する高速噴流液と空気流が揺
動し得るように設けた噴出流揺動手段によって構成して
いる。この噴出流揺動手段46は、装置本体を載置して
上下のD方向に首振り運動を行う。
1による食器洗浄機を示す断面図である。図において、
実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示してい
る。また、46は噴出流変化手段で、開口部18aから
噴出する流体が被洗浄物である食器類8に衝突する領域
を変化させる。この実施例では、噴出流変化手段46
は、洗浄装置本体から噴出する高速噴流液と空気流が揺
動し得るように設けた噴出流揺動手段によって構成して
いる。この噴出流揺動手段46は、装置本体を載置して
上下のD方向に首振り運動を行う。
【0155】このように、噴出流揺動手段46によって
D方向(上下方向)に洗浄装置本体を搖動させながら洗
浄することにより洗浄空間の領域が広がる。この揺動の
振幅は、例えば8cm程度とすると、直径14cm程度
の皿を洗浄できる。このため、食器類8に付着した汚れ
は衛生的な広範囲にわたる噴流液の衝撃力によって剥離
し、水の流れによって落下し短時間で洗浄が行われる。
また、食器類8に付着した汚れを衛生的な噴流液の衝撃
力によって剥離し、水の流れによって落下させた後に、
吐出流振幅手段46によってD方向に洗浄装置本体を搖
動させながら乾燥する。これにより広範囲にわたって送
風手段からの空気流を食器に吹き付けることができ、食
器類8の水切りが短時間にできる。さらに、使用者が保
持した食器類を噴流液及び空気流にまんべんなく当てる
ための動作が省略できるので作業が軽減でき、使い勝手
がよいものとなる。
D方向(上下方向)に洗浄装置本体を搖動させながら洗
浄することにより洗浄空間の領域が広がる。この揺動の
振幅は、例えば8cm程度とすると、直径14cm程度
の皿を洗浄できる。このため、食器類8に付着した汚れ
は衛生的な広範囲にわたる噴流液の衝撃力によって剥離
し、水の流れによって落下し短時間で洗浄が行われる。
また、食器類8に付着した汚れを衛生的な噴流液の衝撃
力によって剥離し、水の流れによって落下させた後に、
吐出流振幅手段46によってD方向に洗浄装置本体を搖
動させながら乾燥する。これにより広範囲にわたって送
風手段からの空気流を食器に吹き付けることができ、食
器類8の水切りが短時間にできる。さらに、使用者が保
持した食器類を噴流液及び空気流にまんべんなく当てる
ための動作が省略できるので作業が軽減でき、使い勝手
がよいものとなる。
【0156】実施例22.図29はこの発明の実施例2
2による食器洗浄機を示す上面図である。図において、
実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示してい
る。また、噴出流変化手段46は、洗浄装置本体から噴
出する高速噴流液と空気流がD方向に揺動し得るように
構成され、例えば、洗浄装置本体を載せて水平に回転往
復運動を行う機構である。
2による食器洗浄機を示す上面図である。図において、
実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示してい
る。また、噴出流変化手段46は、洗浄装置本体から噴
出する高速噴流液と空気流がD方向に揺動し得るように
構成され、例えば、洗浄装置本体を載せて水平に回転往
復運動を行う機構である。
【0157】このように、噴出流揺動手段46によって
D方向(水平方向)に洗浄装置本体を搖動させながら洗
浄することにより洗浄空間の領域が広がる。このため、
食器類8に付着した汚れは衛生的な広範囲にわたる噴流
液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落下し短
時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付着した汚れ
を衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れに
よって落下させた後に、噴出流揺動手段46によってD
方向に洗浄装置本体を搖動させながら乾燥する。これに
より広範囲にわたって送風手段からの空気流を食器類8
に吹き付けることができ、食器類8の水切りが短時間に
できる。さらに、使用者が保持した食器類を噴流液及び
空気流にまんべんなく当てるための動作が省略できるの
で作業が軽減でき、使い勝手がよいものとなる。
D方向(水平方向)に洗浄装置本体を搖動させながら洗
浄することにより洗浄空間の領域が広がる。このため、
食器類8に付着した汚れは衛生的な広範囲にわたる噴流
液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落下し短
時間で洗浄が行われる。また、食器類8に付着した汚れ
を衛生的な噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れに
よって落下させた後に、噴出流揺動手段46によってD
方向に洗浄装置本体を搖動させながら乾燥する。これに
より広範囲にわたって送風手段からの空気流を食器類8
に吹き付けることができ、食器類8の水切りが短時間に
できる。さらに、使用者が保持した食器類を噴流液及び
空気流にまんべんなく当てるための動作が省略できるの
で作業が軽減でき、使い勝手がよいものとなる。
【0158】なお、実施例21と実施例22を組み合わ
せれば、さらに噴流液と空気流を広範囲に吐出させるこ
とが可能である。
せれば、さらに噴流液と空気流を広範囲に吐出させるこ
とが可能である。
【0159】実施例23.図30は、この発明の実施例
23による食器洗浄機に係る円板体の動作を示す説明図
である。この実施例は、洗浄装置本体から噴出する高速
噴流液と空気流がD方向に揺動し得るように構成した他
の例を示す。この実施例における噴出流変化手段は、円
板体17の放射状流路に新鮮水を供給するときの注入箇
所を変化させることにより、開口部から噴出する新鮮水
が食器類に衝突する領域の変化を実現している。図にお
いて、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示
している。また、この図は円板体17を円板面の上から
見て、下側の円板17cと放射状の羽根17aが示され
ている。例えば、円板17cの直径が100mm、羽根
17aが円板半径20mmの位置から径方向に向けて設
けられている。羽根17aは、下側の円板17cの全周
に設けられおり、図ではその一部のみ示している。
23による食器洗浄機に係る円板体の動作を示す説明図
である。この実施例は、洗浄装置本体から噴出する高速
噴流液と空気流がD方向に揺動し得るように構成した他
の例を示す。この実施例における噴出流変化手段は、円
板体17の放射状流路に新鮮水を供給するときの注入箇
所を変化させることにより、開口部から噴出する新鮮水
が食器類に衝突する領域の変化を実現している。図にお
いて、実施例1と同一符号は同一、または相当部分を示
している。また、この図は円板体17を円板面の上から
見て、下側の円板17cと放射状の羽根17aが示され
ている。例えば、円板17cの直径が100mm、羽根
17aが円板半径20mmの位置から径方向に向けて設
けられている。羽根17aは、下側の円板17cの全周
に設けられおり、図ではその一部のみ示している。
【0160】回転方向が時計回りの場合に、点Eに注入
された新鮮水は、流路壁である羽根17a’が回転して
新鮮水と接触する時点から加速され、流路壁である羽根
17a’に沿って約90度回転して点E’から噴出す
る。新鮮水の噴出する方向は、図30に示すように、新
鮮水が噴出する点と円板体の中心を結ぶ法線方向に対し
て約132.5度となる。以上の新鮮水の注入点と噴出
点の位置的関係及び新鮮水の噴出方向は、円板17cの
径や、流路壁である羽根17aの形状と新鮮水の注入点
位置から決められる。従って、この実施例では、円板1
7cの中心から20mmの位置で、Eの範囲に限定して
新鮮水を供給することにより、新鮮水を円板外周の限ら
れた一部E’の部分から噴出させることができる。
された新鮮水は、流路壁である羽根17a’が回転して
新鮮水と接触する時点から加速され、流路壁である羽根
17a’に沿って約90度回転して点E’から噴出す
る。新鮮水の噴出する方向は、図30に示すように、新
鮮水が噴出する点と円板体の中心を結ぶ法線方向に対し
て約132.5度となる。以上の新鮮水の注入点と噴出
点の位置的関係及び新鮮水の噴出方向は、円板17cの
径や、流路壁である羽根17aの形状と新鮮水の注入点
位置から決められる。従って、この実施例では、円板1
7cの中心から20mmの位置で、Eの範囲に限定して
新鮮水を供給することにより、新鮮水を円板外周の限ら
れた一部E’の部分から噴出させることができる。
【0161】この場合、新鮮水の注入箇所を点Eから点
Fに変えると、新鮮水の噴出箇所は点E’から点F’に
移る。従って、新鮮水の注入箇所を点Eから点Fの間で
往復運動して変化させることにより、洗浄装置本体から
吐出する高速噴流液は噴出箇所が点E’から点F’の間
で揺動する。このように、新鮮水の注入箇所を変化させ
るという噴出流変化手段によってD方向に噴流液を揺動
させることができ、洗浄空間の領域が広がる。よって食
器類8に付着した汚れは衛生的な広範囲にわたる噴流液
の衝撃力によって剥離し、新鮮水の流れによって落下し
短時間で洗浄が行われる。
Fに変えると、新鮮水の噴出箇所は点E’から点F’に
移る。従って、新鮮水の注入箇所を点Eから点Fの間で
往復運動して変化させることにより、洗浄装置本体から
吐出する高速噴流液は噴出箇所が点E’から点F’の間
で揺動する。このように、新鮮水の注入箇所を変化させ
るという噴出流変化手段によってD方向に噴流液を揺動
させることができ、洗浄空間の領域が広がる。よって食
器類8に付着した汚れは衛生的な広範囲にわたる噴流液
の衝撃力によって剥離し、新鮮水の流れによって落下し
短時間で洗浄が行われる。
【0162】また、食器類8に付着した汚れを衛生的な
噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落下
させた後に、同様にして空気流をD方向に搖動させなが
ら乾燥する。これにより広範囲にわたって送風手段から
の空気流を食器類8に吹き付けることができ、食器類8
の水切りが短時間にできる。さらに、使用者が保持した
食器類を噴流液及び空気流にまんべんなく当てるための
動作が省略できるので作業が軽減でき、使い勝手がよい
ものとなる。
噴流液の衝撃力によって剥離し、水の流れによって落下
させた後に、同様にして空気流をD方向に搖動させなが
ら乾燥する。これにより広範囲にわたって送風手段から
の空気流を食器類8に吹き付けることができ、食器類8
の水切りが短時間にできる。さらに、使用者が保持した
食器類を噴流液及び空気流にまんべんなく当てるための
動作が省略できるので作業が軽減でき、使い勝手がよい
ものとなる。
【0163】なお、実施例21または実施例22を組み
合わせれば、さらに噴流液と空気流を広範囲に吐出させ
ることが可能である。また、実施例21〜実施例23に
おいて、実施例20のようにコップのようなものを洗浄
できるように洗浄装置を調整しておき、大きなものを洗
浄するときは噴出を揺動させて広範囲に洗浄空間を得る
ようにしてもよい。
合わせれば、さらに噴流液と空気流を広範囲に吐出させ
ることが可能である。また、実施例21〜実施例23に
おいて、実施例20のようにコップのようなものを洗浄
できるように洗浄装置を調整しておき、大きなものを洗
浄するときは噴出を揺動させて広範囲に洗浄空間を得る
ようにしてもよい。
【0164】実施例24.図31(a)は、この発明の
実施例24による食器洗浄機に係る円板体の動作を示す
説明図である。この実施例は、新鮮水注入部24の吐出
口24aを多孔またはスリット状とし、洗浄液体を供給
する放射状流路の個数を調節する調節手段36を備えた
ものである。調節手段36は、吐出口24aを塞ぐ板部
材36aとこの板部36aを矢印H方向に移動させる棒
部材36bから構成される。また、複数の放射状流路と
吐出口24aとの位置関係を図31(b)に示す。この
ように、吐出口24aは放射状流路の複数にまたがって
配置されている。
実施例24による食器洗浄機に係る円板体の動作を示す
説明図である。この実施例は、新鮮水注入部24の吐出
口24aを多孔またはスリット状とし、洗浄液体を供給
する放射状流路の個数を調節する調節手段36を備えた
ものである。調節手段36は、吐出口24aを塞ぐ板部
材36aとこの板部36aを矢印H方向に移動させる棒
部材36bから構成される。また、複数の放射状流路と
吐出口24aとの位置関係を図31(b)に示す。この
ように、吐出口24aは放射状流路の複数にまたがって
配置されている。
【0165】以下、動作を述べる。棒部材36bを押し
込むことにより、板部材36aが吐出口24aの一部を
塞いで新鮮水が供給される放射状流路は少なくなる。一
方、棒部材36aを引き出すことにより、板部材36a
が吐出口24aの一部を解放して新鮮水が供給される放
射状流路は多くなる。即ち、調節手段36によって、新
鮮水の供給箇所が変化しており、この結果、新鮮水の噴
出範囲は角度Gの間で可変となる。
込むことにより、板部材36aが吐出口24aの一部を
塞いで新鮮水が供給される放射状流路は少なくなる。一
方、棒部材36aを引き出すことにより、板部材36a
が吐出口24aの一部を解放して新鮮水が供給される放
射状流路は多くなる。即ち、調節手段36によって、新
鮮水の供給箇所が変化しており、この結果、新鮮水の噴
出範囲は角度Gの間で可変となる。
【0166】このように調節手段36を用いて、洗浄液
体を供給する放射状流路の個数を調節することにより、
噴流液を広がり角度の狭い扇状として、コップのような
深さを有する食器に対しては、コップ内側の底部を洗浄
し易い噴流液の形態に構成できる。また、噴流液を広が
り角度の広い扇状として、皿のように浅いが広い面積を
有する食器に対しては、広い面積を洗浄し易い噴流液の
形態とすることができる。
体を供給する放射状流路の個数を調節することにより、
噴流液を広がり角度の狭い扇状として、コップのような
深さを有する食器に対しては、コップ内側の底部を洗浄
し易い噴流液の形態に構成できる。また、噴流液を広が
り角度の広い扇状として、皿のように浅いが広い面積を
有する食器に対しては、広い面積を洗浄し易い噴流液の
形態とすることができる。
【0167】実施例25.図32はこの発明の実施例2
5に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図、図33は食器洗浄機をキッチンに設置した状態を
示す斜視図、図34は食器洗浄機の使用状態を示す説明
図である。洗浄機本体は、図32,図33に示すように
キッチンシンク34周囲の空きスペースに、使用者に対
向する位置に置かれる。開口部18aはスリット状に設
けており、高速噴流液Aが使用者の前方で斜め下方に噴
出し、噴出領域は上下に扇状に広がるように洗浄機本体
が設置されている。
5に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図、図33は食器洗浄機をキッチンに設置した状態を
示す斜視図、図34は食器洗浄機の使用状態を示す説明
図である。洗浄機本体は、図32,図33に示すように
キッチンシンク34周囲の空きスペースに、使用者に対
向する位置に置かれる。開口部18aはスリット状に設
けており、高速噴流液Aが使用者の前方で斜め下方に噴
出し、噴出領域は上下に扇状に広がるように洗浄機本体
が設置されている。
【0168】使用時は図34に示すように、使用者は食
器類8を手で保持して、第1カバー18の開口部18a
の前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部1
8aに対向するように位置させる。そして、I方向、即
ち左右に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄さ
れる。
器類8を手で保持して、第1カバー18の開口部18a
の前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部1
8aに対向するように位置させる。そして、I方向、即
ち左右に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄さ
れる。
【0169】このようにキッチンシンク34周囲の空き
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は上下に扇状に広がっているため、高速噴流液
Aが食器類8に噴射されたとき、洗浄空間に発生する噴
霧の大部分は、扇状の面に対して垂直方向に飛散する。
これは使用者の左右方向に相当し、使用者側に飛散する
割合は少ない。
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は上下に扇状に広がっているため、高速噴流液
Aが食器類8に噴射されたとき、洗浄空間に発生する噴
霧の大部分は、扇状の面に対して垂直方向に飛散する。
これは使用者の左右方向に相当し、使用者側に飛散する
割合は少ない。
【0170】実施例26.図35はこの発明の実施例2
6に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図である。この実施例では、洗浄機本体はキッチンシ
ンク34の内部に、使用者に対向する位置に置かれる。
この実施例では、開口部18aはスリット状に設けてお
り、噴流液が使用者の前方前後で広がるように洗浄機本
体が設置されている。
6に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図である。この実施例では、洗浄機本体はキッチンシ
ンク34の内部に、使用者に対向する位置に置かれる。
この実施例では、開口部18aはスリット状に設けてお
り、噴流液が使用者の前方前後で広がるように洗浄機本
体が設置されている。
【0171】使用時は実施例25同様、使用者は食器類
8を手で保持して、第1カバー18の開口部18aの前
方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部18a
に対向するように位置させる。そして、I方向、即ち左
右に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄され
る。
8を手で保持して、第1カバー18の開口部18aの前
方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部18a
に対向するように位置させる。そして、I方向、即ち左
右に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄され
る。
【0172】この実施例は、実施例25の効果に加え、
キッチンシンク34周囲に空きスペースがない場合で
も、キッチンシンク34内に設置して高速噴流液を利用
すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り
除くことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいに
でき、効率よく水を使うことができる。
キッチンシンク34周囲に空きスペースがない場合で
も、キッチンシンク34内に設置して高速噴流液を利用
すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り
除くことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいに
でき、効率よく水を使うことができる。
【0173】実施例27.図36はこの発明の実施例2
7に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図、図37は食器洗浄機をキッチンに設置した状態を
示す斜視図、図38は食器洗浄機の使用状態を示す説明
図である。洗浄機本体は、図36,図37に示すように
キッチンシンク34周囲の空きスペースに、使用者に対
向する位置に置かれる。開口部18aはスリット状に設
けており、高速噴流液Aが使用者の前方で下方側に噴出
し、噴出領域は左右に扇状に広がるように洗浄機本体が
設置されている。
7に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図、図37は食器洗浄機をキッチンに設置した状態を
示す斜視図、図38は食器洗浄機の使用状態を示す説明
図である。洗浄機本体は、図36,図37に示すように
キッチンシンク34周囲の空きスペースに、使用者に対
向する位置に置かれる。開口部18aはスリット状に設
けており、高速噴流液Aが使用者の前方で下方側に噴出
し、噴出領域は左右に扇状に広がるように洗浄機本体が
設置されている。
【0174】使用時は図38に示すように、使用者は食
器類8を手で保持して、第1カバー18の開口部18a
の前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部1
8aに対向するように位置させる。そして、I方向、即
ち前後に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄さ
れる。
器類8を手で保持して、第1カバー18の開口部18a
の前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部1
8aに対向するように位置させる。そして、I方向、即
ち前後に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄さ
れる。
【0175】このようにキッチンシンク34周囲の空き
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は左右に扇状に広がっているため、高速噴流液
Aが食器類8に噴射されたとき、洗浄空間に発生する噴
霧の大部分は、扇状の面に対して垂直方向に飛散する。
これは使用者の前後方向に相当し、使用者側に飛散する
可能性があるので、噴霧飛散防止手段としてカバー30
を備えている。
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は左右に扇状に広がっているため、高速噴流液
Aが食器類8に噴射されたとき、洗浄空間に発生する噴
霧の大部分は、扇状の面に対して垂直方向に飛散する。
これは使用者の前後方向に相当し、使用者側に飛散する
可能性があるので、噴霧飛散防止手段としてカバー30
を備えている。
【0176】実施例28.図39はこの発明の実施例2
8に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図、図40は食器洗浄機をキッチンに設置した状態を
示す斜視図、図41は食器洗浄機の使用状態を示す説明
図である。洗浄機本体は、図39,図40に示すように
キッチンシンク34周囲の空きスペースに、使用者の斜
め前方の位置に置かれる。開口部18aはスリット状に
設けており、高速噴流液Aが使用者の前方で下方側に噴
出し、噴出領域は左右に扇状に広がるように洗浄機本体
が設置されている。
8に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図、図40は食器洗浄機をキッチンに設置した状態を
示す斜視図、図41は食器洗浄機の使用状態を示す説明
図である。洗浄機本体は、図39,図40に示すように
キッチンシンク34周囲の空きスペースに、使用者の斜
め前方の位置に置かれる。開口部18aはスリット状に
設けており、高速噴流液Aが使用者の前方で下方側に噴
出し、噴出領域は左右に扇状に広がるように洗浄機本体
が設置されている。
【0177】使用時は図41に示すように、使用者は食
器類8を手で保持して、第1カバー18の開口部18a
の前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部1
8aに対向するように位置させる。そして、I方向、即
ち前後に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄さ
れる。
器類8を手で保持して、第1カバー18の開口部18a
の前方の洗浄空間に、食器類8の洗浄する面を開口部1
8aに対向するように位置させる。そして、I方向、即
ち前後に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が洗浄さ
れる。
【0178】このようにキッチンシンク34周囲の空き
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は左右に扇状に広がっているため、高速噴流液
Aが食器類8に噴射されたとき、洗浄空間に発生する噴
霧の大部分は、扇状の面に対して垂直方向に飛散する。
これは使用者の前後方向に相当し、使用者側に飛散する
可能性があるが、ある程度食器類の洗浄面の向きで防止
できる。この実施例では、大半の使用者の利き腕である
右手で食器を持つことになり、食器類が持ちやすく、洗
浄面のコントロールがつけやすくなる。
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は左右に扇状に広がっているため、高速噴流液
Aが食器類8に噴射されたとき、洗浄空間に発生する噴
霧の大部分は、扇状の面に対して垂直方向に飛散する。
これは使用者の前後方向に相当し、使用者側に飛散する
可能性があるが、ある程度食器類の洗浄面の向きで防止
できる。この実施例では、大半の使用者の利き腕である
右手で食器を持つことになり、食器類が持ちやすく、洗
浄面のコントロールがつけやすくなる。
【0179】実施例29.図42はこの発明の実施例2
9に係る食器洗浄機の使用状態を示す説明図である。図
において、食器洗浄機本体のカバーを取り除いて示す。
洗浄機本体はキッチンシンク34周囲の外側スペース
に、使用者の斜め前方の位置に設置される。このキッチ
ンシンク34の深さは、洗浄空間を形成するだけの深さ
が必要であり、この実施例では、食器洗浄機を設置した
部分の周辺のキッチンシンク34を深く構成し、他の部
分は通常の深さにしている。開口部18aはキッチンシ
ンク34の側面にスリット状に設けており、高速噴流液
Aが使用者の前方で下方側に噴出し、噴出領域は上下に
扇状に広がるように洗浄機本体が設置されている。
9に係る食器洗浄機の使用状態を示す説明図である。図
において、食器洗浄機本体のカバーを取り除いて示す。
洗浄機本体はキッチンシンク34周囲の外側スペース
に、使用者の斜め前方の位置に設置される。このキッチ
ンシンク34の深さは、洗浄空間を形成するだけの深さ
が必要であり、この実施例では、食器洗浄機を設置した
部分の周辺のキッチンシンク34を深く構成し、他の部
分は通常の深さにしている。開口部18aはキッチンシ
ンク34の側面にスリット状に設けており、高速噴流液
Aが使用者の前方で下方側に噴出し、噴出領域は上下に
扇状に広がるように洗浄機本体が設置されている。
【0180】使用時に使用者は食器類8を手で保持し
て、第1カバー18の開口部18aの前方の洗浄空間
に、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向するよ
うに位置させる。そして、前後に食器類8を揺らせば、
食器類8の全面が洗浄される。
て、第1カバー18の開口部18aの前方の洗浄空間
に、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向するよ
うに位置させる。そして、前後に食器類8を揺らせば、
食器類8の全面が洗浄される。
【0181】このようにキッチンシンク34の側面に食
器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流液を利用すれ
ば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り除く
ことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいにで
き、効率よく水を使うことができる。また、この実施例
ではキッチンシンク34の階段状の壁で高速噴流液を受
けるので、回りに広く噴霧が飛び散るのを防ぐことがで
きる。また、このような構成にすれば、システムキッチ
ンにもコンパクトに組み込むことができる。なお、キッ
チンシンク34の形状はこの実施例に限るものではな
く、例えば全体を深くしてもよい。
器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流液を利用すれ
ば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り除く
ことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいにで
き、効率よく水を使うことができる。また、この実施例
ではキッチンシンク34の階段状の壁で高速噴流液を受
けるので、回りに広く噴霧が飛び散るのを防ぐことがで
きる。また、このような構成にすれば、システムキッチ
ンにもコンパクトに組み込むことができる。なお、キッ
チンシンク34の形状はこの実施例に限るものではな
く、例えば全体を深くしてもよい。
【0182】実施例30.図43はこの発明の実施例3
0に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図である。洗浄機本体は、キッチンシンク34周囲の
空きスペースに、使用者の斜め前方の位置に置かれる。
開口部18aはスリット状に設けており、高速噴流液A
が使用者の前方で下方側に噴出し、噴出領域は前後に扇
状に広がるように洗浄機本体が設置されている。
0に係る食器洗浄機とキッチンシンクとの関係を示す斜
視図である。洗浄機本体は、キッチンシンク34周囲の
空きスペースに、使用者の斜め前方の位置に置かれる。
開口部18aはスリット状に設けており、高速噴流液A
が使用者の前方で下方側に噴出し、噴出領域は前後に扇
状に広がるように洗浄機本体が設置されている。
【0183】使用時は使用者は食器類8を手で保持し
て、第1カバー18の開口部18aの前方の洗浄空間
に、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向するよ
うに位置させる。そして、I方向、即ち左右に食器類8
を揺らせば、食器類8の全面が洗浄される。
て、第1カバー18の開口部18aの前方の洗浄空間
に、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向するよ
うに位置させる。そして、I方向、即ち左右に食器類8
を揺らせば、食器類8の全面が洗浄される。
【0184】このようにキッチンシンク34周囲の空き
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は前後に扇状に広がっているため、使用者側に
飛散するのをある程度防ぐことができる。さらに、大半
の使用者の利き腕である右手で食器を持つことになり、
食器類が持ちやすく、洗浄面のコントロールがつけやす
くなる。
スペースに食器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流
液を利用すれば、食器類に付着した汚れを短時間できれ
いに取り除くことができ、特別に洗剤を使用しなくても
きれいにでき、効率よく水を使うことができる。また、
噴出領域は前後に扇状に広がっているため、使用者側に
飛散するのをある程度防ぐことができる。さらに、大半
の使用者の利き腕である右手で食器を持つことになり、
食器類が持ちやすく、洗浄面のコントロールがつけやす
くなる。
【0185】実施例31.図44はこの発明の実施例3
1に係る食器洗浄機の使用状態を示す説明図である。図
において、食器洗浄機本体のカバーを取り除いて示す。
洗浄機本体はキッチンシンク34周囲の外側スペース
に、使用者の斜め前方の位置に設置される。このキッチ
ンシンク34の深さは、洗浄空間を形成するだけの深さ
が必要であり、この実施例では、食器洗浄機を設置した
部分の周辺のキッチンシンク34を深く構成し、他の部
分は通常の深さにしている。開口部18aはキッチンシ
ンク34の側面にスリット状に設けており、高速噴流液
Aが使用者の前方で下方側に噴出し、噴出領域は前後に
扇状に広がるように洗浄機本体が設置されている。
1に係る食器洗浄機の使用状態を示す説明図である。図
において、食器洗浄機本体のカバーを取り除いて示す。
洗浄機本体はキッチンシンク34周囲の外側スペース
に、使用者の斜め前方の位置に設置される。このキッチ
ンシンク34の深さは、洗浄空間を形成するだけの深さ
が必要であり、この実施例では、食器洗浄機を設置した
部分の周辺のキッチンシンク34を深く構成し、他の部
分は通常の深さにしている。開口部18aはキッチンシ
ンク34の側面にスリット状に設けており、高速噴流液
Aが使用者の前方で下方側に噴出し、噴出領域は前後に
扇状に広がるように洗浄機本体が設置されている。
【0186】使用時に使用者は食器類8を手で保持し
て、第1カバー18の開口部18aの前方の洗浄空間
に、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向するよ
うに位置させる。そして、上下に食器類8を揺らせば、
食器類8の全面が洗浄される。
て、第1カバー18の開口部18aの前方の洗浄空間
に、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向するよ
うに位置させる。そして、上下に食器類8を揺らせば、
食器類8の全面が洗浄される。
【0187】このようにキッチンシンク34の側面に食
器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流液を利用すれ
ば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り除く
ことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいにで
き、効率よく水を使うことができる。また、この実施例
ではキッチンシンク34の階段状の壁で高速噴流液を受
けるので、回りに広く噴霧が飛び散るのを防ぐことがで
きる。また、このような構成にすれば、システムキッチ
ンにもコンパクトに組み込むことができる。なお、キッ
チンシンク34の形状はこの実施例に限るものではな
く、例えば全体を深くしてもよい。
器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流液を利用すれ
ば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り除く
ことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいにで
き、効率よく水を使うことができる。また、この実施例
ではキッチンシンク34の階段状の壁で高速噴流液を受
けるので、回りに広く噴霧が飛び散るのを防ぐことがで
きる。また、このような構成にすれば、システムキッチ
ンにもコンパクトに組み込むことができる。なお、キッ
チンシンク34の形状はこの実施例に限るものではな
く、例えば全体を深くしてもよい。
【0188】なお、実施例25〜実施例31では、食器
類を洗浄する場合について述べたが、乾燥機能を有する
場合、上記と同様、開口部18aから使用者の前方で斜
め下方に空気流を吐出すれば、作業性よく食器類を乾燥
できる。また、実施例25〜実施例31では、食器洗浄
機をいろいろな箇所に設置した例について述べたが、こ
れに限るものではなく、装置全体をコンパクトにできる
ので、使用者の必要性に合わせて適用することができ
る。
類を洗浄する場合について述べたが、乾燥機能を有する
場合、上記と同様、開口部18aから使用者の前方で斜
め下方に空気流を吐出すれば、作業性よく食器類を乾燥
できる。また、実施例25〜実施例31では、食器洗浄
機をいろいろな箇所に設置した例について述べたが、こ
れに限るものではなく、装置全体をコンパクトにできる
ので、使用者の必要性に合わせて適用することができ
る。
【0189】実施例32.図45はこの発明の実施例3
2に係る食器洗浄機の使用状態を示す説明図である。図
において、食器洗浄機本体のカバーを通して中が見える
ようにして示す。この実施例では、噴霧飛散防止手段と
して、固体カバー30と液体カバー33bを有し、この
2種類のカバーによって第1カバー18の開口部18a
から食器類8までの洗浄空間を覆っている。例えば図面
に向かって手前側に使用者がいるとし、矢印J方向に食
器類8を移動して洗浄空間に出し入れする場合、この出
入部分の噴霧飛散防止手段を液体カバー33bとする。
他の側面部分はプラスチックなどの固体カバー30で構
成する。32bは液体カバー33bを形成するための水
供給手段で、例えば水道に連結された管であり、液体カ
バー33bを形成する部分にスリットを設けている。
2に係る食器洗浄機の使用状態を示す説明図である。図
において、食器洗浄機本体のカバーを通して中が見える
ようにして示す。この実施例では、噴霧飛散防止手段と
して、固体カバー30と液体カバー33bを有し、この
2種類のカバーによって第1カバー18の開口部18a
から食器類8までの洗浄空間を覆っている。例えば図面
に向かって手前側に使用者がいるとし、矢印J方向に食
器類8を移動して洗浄空間に出し入れする場合、この出
入部分の噴霧飛散防止手段を液体カバー33bとする。
他の側面部分はプラスチックなどの固体カバー30で構
成する。32bは液体カバー33bを形成するための水
供給手段で、例えば水道に連結された管であり、液体カ
バー33bを形成する部分にスリットを設けている。
【0190】使用時に使用者は食器類8を出入部分から
J方向に洗浄空間に挿入する。水供給手段32bから水
を供給し、液体カバー33bを形成する。この時必要な
水量は、2〜3リットル/分程度である。高速噴流噴射
手段を作動させ、開口部18aから高速噴流液Aを噴射
させる。この時の水量は5〜6リットル/分程度であ
り、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向して位
置し、高速噴流液Aで噴射されるように手で保持する。
そして、前後に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が
洗浄される。
J方向に洗浄空間に挿入する。水供給手段32bから水
を供給し、液体カバー33bを形成する。この時必要な
水量は、2〜3リットル/分程度である。高速噴流噴射
手段を作動させ、開口部18aから高速噴流液Aを噴射
させる。この時の水量は5〜6リットル/分程度であ
り、食器類8の洗浄する面を開口部18aに対向して位
置し、高速噴流液Aで噴射されるように手で保持する。
そして、前後に食器類8を揺らせば、食器類8の全面が
洗浄される。
【0191】噴霧飛散防止手段として、側面部分に固体
カバー30,手前部分に液体カバー33bを設け、高速
噴流液Aが食器類8に衝突することにより発生し飛散す
る噴霧を受け止めて、水壁の水流とともにまたは固体壁
に沿って下に落とす。従って汚れを含む噴霧が飛散し、
使用者を含め装置周囲を汚れた水で濡らすことが抑制さ
れるために、不快感なく衛生的に洗浄ができる。
カバー30,手前部分に液体カバー33bを設け、高速
噴流液Aが食器類8に衝突することにより発生し飛散す
る噴霧を受け止めて、水壁の水流とともにまたは固体壁
に沿って下に落とす。従って汚れを含む噴霧が飛散し、
使用者を含め装置周囲を汚れた水で濡らすことが抑制さ
れるために、不快感なく衛生的に洗浄ができる。
【0192】使用者の手前側は液体カバー33bによる
水壁であり、食器類8の洗浄空間への出し入れの際、す
でに液体カバー33bが形成されている状態でも、抵抗
なくスムーズに出し入れできる。また、出し入れに共な
う無駄な動作を必要としないので、効率よく洗浄動作を
行うことができる。また、固体カバー30を食器洗浄機
本体に着脱可能に設ければ、固体カバー30が汚れた場
合に洗浄でき、常に清潔に食器洗浄機を保つことができ
る。また、この食器洗浄機に乾燥機能を付加した場合、
乾燥時は水供給手段32bでの供給を停止し、液体カバ
ー33bを形成しない状態で空気流を吐出する。
水壁であり、食器類8の洗浄空間への出し入れの際、す
でに液体カバー33bが形成されている状態でも、抵抗
なくスムーズに出し入れできる。また、出し入れに共な
う無駄な動作を必要としないので、効率よく洗浄動作を
行うことができる。また、固体カバー30を食器洗浄機
本体に着脱可能に設ければ、固体カバー30が汚れた場
合に洗浄でき、常に清潔に食器洗浄機を保つことができ
る。また、この食器洗浄機に乾燥機能を付加した場合、
乾燥時は水供給手段32bでの供給を停止し、液体カバ
ー33bを形成しない状態で空気流を吐出する。
【0193】このようにキッチンシンク34の側面に食
器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流液を利用すれ
ば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り除く
ことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいにで
き、効率よく水を使うことができる。
器洗浄機を配置し、食器洗浄時に高速噴流液を利用すれ
ば、食器類に付着した汚れを短時間できれいに取り除く
ことができ、特別に洗剤を使用しなくてもきれいにで
き、効率よく水を使うことができる。
【0194】実施例33.図46は、この発明の実施例
33に係る円板体の動作を説明する説明図である。重力
方向は図中に矢印で示した。この図は円板体17を円板
面に垂直な方向から見て、下側の円板17cと放射状の
羽根17aが示されている。実施例1と同一符号は同
一、または相当部分を示し、詳しい説明は省略する。こ
の円板体17の直径は100mm、羽根17aが円板半
径20mmの位置から径方向に向けて設けられている。
羽根17aは、下側の円板17cの全周に設けられお
り、図ではその一部のみ示している。また、47は高速
噴水流を分岐する分岐手段で、例えば開口部18aの回
転方向手前側に設けた仕切板であり、洗浄空間に対して
スムーズに噴出される分岐流路を構成する。48は開口
部18aの回転方向手前側に設けられた開口部で、分岐
手段47で分岐された液体を噴射する流路を形成する。
49は円板体17の周壁に沿って流れる洗浄液体を示し
ている。
33に係る円板体の動作を説明する説明図である。重力
方向は図中に矢印で示した。この図は円板体17を円板
面に垂直な方向から見て、下側の円板17cと放射状の
羽根17aが示されている。実施例1と同一符号は同
一、または相当部分を示し、詳しい説明は省略する。こ
の円板体17の直径は100mm、羽根17aが円板半
径20mmの位置から径方向に向けて設けられている。
羽根17aは、下側の円板17cの全周に設けられお
り、図ではその一部のみ示している。また、47は高速
噴水流を分岐する分岐手段で、例えば開口部18aの回
転方向手前側に設けた仕切板であり、洗浄空間に対して
スムーズに噴出される分岐流路を構成する。48は開口
部18aの回転方向手前側に設けられた開口部で、分岐
手段47で分岐された液体を噴射する流路を形成する。
49は円板体17の周壁に沿って流れる洗浄液体を示し
ている。
【0195】また、241a,242aは、新鮮水注入
部の吐出口であり、2カ所の放射状流路に新鮮水を注入
する構成である。吐出口241aは、実施例1と同様、
高速噴流液を開口部18aから噴出するように、開口部
18aから回転方向と逆方向に所定角度に位置する放射
状流路に新鮮水を注入する。この実施例では、所定角度
を90度程度とし、その注入量は、5〜6リットル/分
程度としている。一方、吐出口242aは、開口部18
aの回転方向の後部辺りの放射状流路に注入する。この
注入量は1リットル/分程度としている。
部の吐出口であり、2カ所の放射状流路に新鮮水を注入
する構成である。吐出口241aは、実施例1と同様、
高速噴流液を開口部18aから噴出するように、開口部
18aから回転方向と逆方向に所定角度に位置する放射
状流路に新鮮水を注入する。この実施例では、所定角度
を90度程度とし、その注入量は、5〜6リットル/分
程度としている。一方、吐出口242aは、開口部18
aの回転方向の後部辺りの放射状流路に注入する。この
注入量は1リットル/分程度としている。
【0196】回転方向が時計回りの場合に、吐出口24
1aから供給された新鮮水は、流路壁である羽根17a
が回転して新鮮水と接触する時点から加速される。そし
て、流路壁である羽根17aに沿って約90度回転し、
図中に示す第1カバー18の開口部18a即ちL1部か
ら噴出する。L1部から噴出した噴流液は高速で、食器
類8の洗浄に供される。
1aから供給された新鮮水は、流路壁である羽根17a
が回転して新鮮水と接触する時点から加速される。そし
て、流路壁である羽根17aに沿って約90度回転し、
図中に示す第1カバー18の開口部18a即ちL1部か
ら噴出する。L1部から噴出した噴流液は高速で、食器
類8の洗浄に供される。
【0197】また、吐出口242aから供給された新鮮
水は同様に、流路壁である羽根17aが回転して新鮮水
と接触する時点から加速され、流路壁である羽根17a
に沿って約90度回転し、図中に示すL2部から第1カ
バー18の内壁に向かい噴出する。L2部から噴出した
噴流液は、第1カバー18の内壁に沿って図中の矢印4
9の方向に流れ、ある程度減速する。そして、円板体1
7に近接して設けられた仕切板47に沿って、開口部1
8aとは分岐して設けられた開口部48から噴出され
る。この噴流液は、注入量も少なく、第1カバー18の
内壁に衝突して減速するため低速噴流液Kとなって、高
速噴流液Aの回転方向手前側に噴出する。この図に示す
重力方向になるように食器洗浄機を設置すると、高速噴
流液Aの上に低速噴流液Kが覆うように構成される。
水は同様に、流路壁である羽根17aが回転して新鮮水
と接触する時点から加速され、流路壁である羽根17a
に沿って約90度回転し、図中に示すL2部から第1カ
バー18の内壁に向かい噴出する。L2部から噴出した
噴流液は、第1カバー18の内壁に沿って図中の矢印4
9の方向に流れ、ある程度減速する。そして、円板体1
7に近接して設けられた仕切板47に沿って、開口部1
8aとは分岐して設けられた開口部48から噴出され
る。この噴流液は、注入量も少なく、第1カバー18の
内壁に衝突して減速するため低速噴流液Kとなって、高
速噴流液Aの回転方向手前側に噴出する。この図に示す
重力方向になるように食器洗浄機を設置すると、高速噴
流液Aの上に低速噴流液Kが覆うように構成される。
【0198】このように、多量の高速噴流液Aと少量の
低速噴流液Kが同時に第1カバー18の開口部18a,
48より吐出される。この際、高速噴流液Aが食器に衝
突することにより発生し飛散する噴霧を、洗浄空間の上
側を覆うように形成された低速噴流液Kの水壁で受け止
め、水流とともに下に落とす。このため、汚れを含む噴
霧が洗浄空間の周辺に飛散して、使用者を含め装置周囲
を汚れた水で濡らすことが抑制されるので、不快感なく
衛生的に洗浄ができる。
低速噴流液Kが同時に第1カバー18の開口部18a,
48より吐出される。この際、高速噴流液Aが食器に衝
突することにより発生し飛散する噴霧を、洗浄空間の上
側を覆うように形成された低速噴流液Kの水壁で受け止
め、水流とともに下に落とす。このため、汚れを含む噴
霧が洗浄空間の周辺に飛散して、使用者を含め装置周囲
を汚れた水で濡らすことが抑制されるので、不快感なく
衛生的に洗浄ができる。
【0199】なお、分岐手段である仕切板47を設けず
に開口部18aから高速噴流液Aと低速噴流液Kとが混
ざった状態で、速度分布を有する噴流液を噴出させるよ
うに構成してもよい。この場合は、食器類8の位置を変
えることで、食器類8の汚れの程度に応じた噴出速度の
噴流液で洗浄面を洗浄できる。また、低速噴流液用の吐
出口242aを設けずに、仕切板47を開口部18aの
回転方向手前側に設けると、吐出口241aより注入さ
れ開口部18aから噴出しなかった新鮮水が、第1カバ
ー18の内壁に沿って矢印49方向にながれ、開口部4
8より噴出する。この噴流液を他の用途に利用すること
もできる。
に開口部18aから高速噴流液Aと低速噴流液Kとが混
ざった状態で、速度分布を有する噴流液を噴出させるよ
うに構成してもよい。この場合は、食器類8の位置を変
えることで、食器類8の汚れの程度に応じた噴出速度の
噴流液で洗浄面を洗浄できる。また、低速噴流液用の吐
出口242aを設けずに、仕切板47を開口部18aの
回転方向手前側に設けると、吐出口241aより注入さ
れ開口部18aから噴出しなかった新鮮水が、第1カバ
ー18の内壁に沿って矢印49方向にながれ、開口部4
8より噴出する。この噴流液を他の用途に利用すること
もできる。
【0200】実施例34.図47は、この発明の実施例
34による洗浄装置として食器洗浄機を示す断面図であ
る。図において、実施例1と同一符号は同一、または相
当部分を示す。また、171は回転する回転体、例えば
円筒体で、この実施例では複数の放射状流路は複数の羽
根171aと、羽根171aを挟み込む2枚の円板17
1b、171cから構成されている。上側に位置する一
方の円板171bには、新鮮水を受けるための開口部1
71dを設ける。18は回転する円筒体171を覆うカ
バーであり、噴射する新鮮水が通過するための開口部1
8aが、第1カバー18の周囲の一部に設けられてい
る。第1カバー18の開口部18aの前方が洗浄空間と
なる。
34による洗浄装置として食器洗浄機を示す断面図であ
る。図において、実施例1と同一符号は同一、または相
当部分を示す。また、171は回転する回転体、例えば
円筒体で、この実施例では複数の放射状流路は複数の羽
根171aと、羽根171aを挟み込む2枚の円板17
1b、171cから構成されている。上側に位置する一
方の円板171bには、新鮮水を受けるための開口部1
71dを設ける。18は回転する円筒体171を覆うカ
バーであり、噴射する新鮮水が通過するための開口部1
8aが、第1カバー18の周囲の一部に設けられてい
る。第1カバー18の開口部18aの前方が洗浄空間と
なる。
【0201】19は回転する円筒体171に繋がる円筒
体回転軸、20はカップリング、21はモータの回転
軸、22はモータである。回転手段であるモータ22の
回転力は、モータの回転軸21、カップリング20を経
て円筒体回転軸19に伝達され、円筒体171が回転す
る。23はカップリング20、モータの回転軸21、モ
ータ22を覆う下側カバーである。
体回転軸、20はカップリング、21はモータの回転
軸、22はモータである。回転手段であるモータ22の
回転力は、モータの回転軸21、カップリング20を経
て円筒体回転軸19に伝達され、円筒体171が回転す
る。23はカップリング20、モータの回転軸21、モ
ータ22を覆う下側カバーである。
【0202】24は円筒体の開口部171dに対して洗
浄液体、例えば新鮮水を供給する新鮮水供給部である。
新鮮水供給部24は、円筒体の開口部171dに近接し
て設けられており、円筒体の開口部171dに新鮮水を
供給する際に、不要な空気が進入することを防止してい
る。また、新鮮水供給部24には、新鮮水の吐出口24
aが設けられている。この回転体は円筒体であり、その
高さは例えば15cm程度としている。実施例1におけ
る円板体17の高さは1cm以下程度である。
浄液体、例えば新鮮水を供給する新鮮水供給部である。
新鮮水供給部24は、円筒体の開口部171dに近接し
て設けられており、円筒体の開口部171dに新鮮水を
供給する際に、不要な空気が進入することを防止してい
る。また、新鮮水供給部24には、新鮮水の吐出口24
aが設けられている。この回転体は円筒体であり、その
高さは例えば15cm程度としている。実施例1におけ
る円板体17の高さは1cm以下程度である。
【0203】以下、このような構成の食器洗浄機の動作
について説明する。モータ22のスイッチ(図示しな
い)を操作すると、モータ22が駆動される。この操作
は、食器類8を洗浄空間に位置させる動作の前後に行
う。モータ22が駆動されることにより、円筒体171
が回転し、水源16から水の経路25を経て新鮮水供給
部24の新鮮水の吐出口24aより円板171bの中央
の開口部171dに供給される新鮮水は、羽根171
a、円板171b及び円板171cから構成される流路
の回転力を受けて、円筒体171の回転する周方向及び
径方向に加速され、第1カバー18の開口部18aから
開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出される。
について説明する。モータ22のスイッチ(図示しな
い)を操作すると、モータ22が駆動される。この操作
は、食器類8を洗浄空間に位置させる動作の前後に行
う。モータ22が駆動されることにより、円筒体171
が回転し、水源16から水の経路25を経て新鮮水供給
部24の新鮮水の吐出口24aより円板171bの中央
の開口部171dに供給される新鮮水は、羽根171
a、円板171b及び円板171cから構成される流路
の回転力を受けて、円筒体171の回転する周方向及び
径方向に加速され、第1カバー18の開口部18aから
開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出される。
【0204】開口部18a前方の洗浄空間に向けて噴出
した高速の噴流液は、食器類8に衝突し、その衝撃力と
水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付着した汚物
を剥離し、食器類8を洗浄する。
した高速の噴流液は、食器類8に衝突し、その衝撃力と
水の流れ落ちる作用によって、食器類8に付着した汚物
を剥離し、食器類8を洗浄する。
【0205】この実施例では実施例1に比べ、高速噴流
液の噴出幅を大きくできる。このため、食器類8に広範
囲にわたる噴流液が噴射されることにより、食器類8の
広い範囲に付着した汚れを、衛生的な噴流液の衝撃力に
よって剥離し、水の流れによって落下させ、短時間で洗
浄できる。また、回転体171の高さはこの実施例に限
るものではなく、被洗浄物の大きさによってどのように
構成してもよい。回転体を適当な高さに構成することに
より、所望の幅の高速噴流液が得られ、食器類に限らず
他のもっと大きなものやもっと繊細なものを被洗浄物と
することもできる。
液の噴出幅を大きくできる。このため、食器類8に広範
囲にわたる噴流液が噴射されることにより、食器類8の
広い範囲に付着した汚れを、衛生的な噴流液の衝撃力に
よって剥離し、水の流れによって落下させ、短時間で洗
浄できる。また、回転体171の高さはこの実施例に限
るものではなく、被洗浄物の大きさによってどのように
構成してもよい。回転体を適当な高さに構成することに
より、所望の幅の高速噴流液が得られ、食器類に限らず
他のもっと大きなものやもっと繊細なものを被洗浄物と
することもできる。
【0206】実施例35.図48はこの発明の実施例3
5による食器洗浄機を示す断面図である。これは乾燥機
能も備えた食器洗浄機であり、食器類に付着した水滴を
吹き飛ばし得る風速と風量の空気流を形成して食器類に
向けて吐出する送風手段を有する。具体的には、送風フ
ァン40が、高速噴流噴射手段である円板体17と並ん
で設けられている。円板体17と送風ファン40は、一
つの回転軸19でモータ22と繋がれている。また送風
手段からの空気流が通過する開口部41aを有した第2
カバー41と、送風手段に空気を導入または遮断できる
空気量可変バルブ28を有する空気の経路27を備えて
いる。この空気の経路27は端部が大気に開放されてい
る。また、新鮮水を遮断しうる水量可変バルブ26と、
食器類8が洗浄空間に位置したことを検知する検知手段
50を備えている。
5による食器洗浄機を示す断面図である。これは乾燥機
能も備えた食器洗浄機であり、食器類に付着した水滴を
吹き飛ばし得る風速と風量の空気流を形成して食器類に
向けて吐出する送風手段を有する。具体的には、送風フ
ァン40が、高速噴流噴射手段である円板体17と並ん
で設けられている。円板体17と送風ファン40は、一
つの回転軸19でモータ22と繋がれている。また送風
手段からの空気流が通過する開口部41aを有した第2
カバー41と、送風手段に空気を導入または遮断できる
空気量可変バルブ28を有する空気の経路27を備えて
いる。この空気の経路27は端部が大気に開放されてい
る。また、新鮮水を遮断しうる水量可変バルブ26と、
食器類8が洗浄空間に位置したことを検知する検知手段
50を備えている。
【0207】上記のように構成された食器洗浄機では、
第1カバー18の開口部18a前方の洗浄空間に、使用
者が食器類8を差し出すと、検知手段50が食器類8が
洗浄空間に位置したことを検知し、洗浄機の制御部(図
示しない)に対して、洗浄開始検知信号として、第1検
知信号を送る。制御部はこの第1検知信号を受けて、モ
ータ22の駆動と新鮮水を遮断していた水量可変バルブ
26を開ける動作を同時に行う。検知手段としては例え
ば光電センサや超音波センサなどが用いられる。
第1カバー18の開口部18a前方の洗浄空間に、使用
者が食器類8を差し出すと、検知手段50が食器類8が
洗浄空間に位置したことを検知し、洗浄機の制御部(図
示しない)に対して、洗浄開始検知信号として、第1検
知信号を送る。制御部はこの第1検知信号を受けて、モ
ータ22の駆動と新鮮水を遮断していた水量可変バルブ
26を開ける動作を同時に行う。検知手段としては例え
ば光電センサや超音波センサなどが用いられる。
【0208】第1カバー18の開口部18aから開口部
18a前方の洗浄空間に向けて噴出した高速の噴流液
は、食器類8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作
用によって、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類
8を洗浄する。この時、水量可変バルブ26は、新鮮水
を供給するために開いた状態であり、空気量可変バルブ
28は閉じた状態で、ファン40に対して空気の流入を
遮断している。噴流液による食器類8の洗浄が完了した
時点で、使用者は食器類8を一旦洗浄空間から待避させ
る。この待避によって検知手段50からの検知信号が遮
断されるので、制御部は洗浄の終了を認識できる。従っ
て制御部は検知手段50からの検知信号が遮断されたこ
とを受けて、水量可変バルブ26を閉じて新鮮水の供給
を停止し、この動作に連動して空気量可変バルブ28を
開くことにより、送風ファン40に対して大気に開放さ
れた空気の経路27から空気が供給される。供給された
空気は、第2カバー41の開口部41aから開口部18
a前方の洗浄空間に向けて噴出される。
18a前方の洗浄空間に向けて噴出した高速の噴流液
は、食器類8に衝突し、その衝撃力と水の流れ落ちる作
用によって、食器類8に付着した汚物を剥離し、食器類
8を洗浄する。この時、水量可変バルブ26は、新鮮水
を供給するために開いた状態であり、空気量可変バルブ
28は閉じた状態で、ファン40に対して空気の流入を
遮断している。噴流液による食器類8の洗浄が完了した
時点で、使用者は食器類8を一旦洗浄空間から待避させ
る。この待避によって検知手段50からの検知信号が遮
断されるので、制御部は洗浄の終了を認識できる。従っ
て制御部は検知手段50からの検知信号が遮断されたこ
とを受けて、水量可変バルブ26を閉じて新鮮水の供給
を停止し、この動作に連動して空気量可変バルブ28を
開くことにより、送風ファン40に対して大気に開放さ
れた空気の経路27から空気が供給される。供給された
空気は、第2カバー41の開口部41aから開口部18
a前方の洗浄空間に向けて噴出される。
【0209】この時に使用者が食器類8を洗浄空間に再
度差し出すことにより、洗浄空間に向けて噴出した空気
は、食器類8に衝突し、食器類8に付着した水滴を食器
類8に沿ってその端部まで運ぶ。食器類8の端部での水
の表面張力よりも、吐出した空気の力が勝っているた
め、水滴は飛散し結果として食器類8の水切りができ
る。また、水滴の一部は、吐出空気が衝突したことだけ
で飛散する。なお、この時、検知手段50は食器類8が
洗浄空間に位置したことを検知し、洗浄機の制御部(図
示しない)に対して第2検知信号を送っている。水切り
が終了した時点で、使用者は食器類8を洗浄空間から待
避させる。制御部は検知手段50からの第2検知信号が
遮断されたことを受けて、空気量可変バルブ28を閉
じ、またモータ22の駆動を停止する。
度差し出すことにより、洗浄空間に向けて噴出した空気
は、食器類8に衝突し、食器類8に付着した水滴を食器
類8に沿ってその端部まで運ぶ。食器類8の端部での水
の表面張力よりも、吐出した空気の力が勝っているた
め、水滴は飛散し結果として食器類8の水切りができ
る。また、水滴の一部は、吐出空気が衝突したことだけ
で飛散する。なお、この時、検知手段50は食器類8が
洗浄空間に位置したことを検知し、洗浄機の制御部(図
示しない)に対して第2検知信号を送っている。水切り
が終了した時点で、使用者は食器類8を洗浄空間から待
避させる。制御部は検知手段50からの第2検知信号が
遮断されたことを受けて、空気量可変バルブ28を閉
じ、またモータ22の駆動を停止する。
【0210】この実施例では、検知手段50によって一
連の洗浄と水切り作業が円滑に行われる。また、洗浄時
間と送風時間で自動的に制御することもできるが、食器
類8などは汚れの程度がさまざまであり、使用者が洗浄
完了を判断するので、効率よく作業できる。従って使用
者の差し出す食器類8を検知するように構成したこの実
施例は、使い勝手がよく、個々の食器類8の汚れに対応
して洗浄及び乾燥できる。なお、この実施例では、検知
手段50の出力信号によって洗浄開始の検知及び洗浄終
了の検知が可能であるが、これに限らず別々のセンサに
よって検知してもよい。また、第1検知信号が洗浄開始
検知信号となり、第1検知信号が遮断されたことが洗浄
終了検知信号となっているが、これに限るものではな
い。また、送風手段を備えていないものでは、洗浄開
始,終了に応じて高速噴流噴射手段を駆動及び停止させ
るように構成すれば、個々の食器類8の汚れに対応して
洗浄できる。
連の洗浄と水切り作業が円滑に行われる。また、洗浄時
間と送風時間で自動的に制御することもできるが、食器
類8などは汚れの程度がさまざまであり、使用者が洗浄
完了を判断するので、効率よく作業できる。従って使用
者の差し出す食器類8を検知するように構成したこの実
施例は、使い勝手がよく、個々の食器類8の汚れに対応
して洗浄及び乾燥できる。なお、この実施例では、検知
手段50の出力信号によって洗浄開始の検知及び洗浄終
了の検知が可能であるが、これに限らず別々のセンサに
よって検知してもよい。また、第1検知信号が洗浄開始
検知信号となり、第1検知信号が遮断されたことが洗浄
終了検知信号となっているが、これに限るものではな
い。また、送風手段を備えていないものでは、洗浄開
始,終了に応じて高速噴流噴射手段を駆動及び停止させ
るように構成すれば、個々の食器類8の汚れに対応して
洗浄できる。
【0211】また、上記では食器洗浄機についての実施
例について述べたが、これに限るものではなく、衣類を
洗浄する洗濯機や人や動物などを洗浄する洗浄装置とし
て用いることもできる。例えば風呂などに設けた場合、
高速噴流液によるマッサージ効果も奏することができ
る。また、被洗浄物として、住居や車両などを洗浄する
こともできる。また、小さいものでは、電子部品や電子
材料の洗浄に適用することもできる。
例について述べたが、これに限るものではなく、衣類を
洗浄する洗濯機や人や動物などを洗浄する洗浄装置とし
て用いることもできる。例えば風呂などに設けた場合、
高速噴流液によるマッサージ効果も奏することができ
る。また、被洗浄物として、住居や車両などを洗浄する
こともできる。また、小さいものでは、電子部品や電子
材料の洗浄に適用することもできる。
【0212】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に噴射す
る高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少なくと
も1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う第1カ
バー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気体を通過
させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバー、及び
洗浄液体を高速噴流噴射手段に供給する洗浄液体供給手
段を備えたことにより、短時間で衛生的な洗浄と乾燥が
でき、洗浄液体と電力の省エネルギー化を図ることので
きるコンパクトな洗浄装置が得られる効果がある。
よれば、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に噴射す
る高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少なくと
も1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う第1カ
バー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気体を通過
させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバー、及び
洗浄液体を高速噴流噴射手段に供給する洗浄液体供給手
段を備えたことにより、短時間で衛生的な洗浄と乾燥が
でき、洗浄液体と電力の省エネルギー化を図ることので
きるコンパクトな洗浄装置が得られる効果がある。
【0213】また、請求項2に記載の発明によれば、中
心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転体と、
洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体注入部
とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に噴射
する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少なく
とも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う第1
カバー、回転体を回転させる回転手段、及び洗浄液体を
液体注入部に供給する洗浄液体供給手段を備えたことに
より、短時間で衛生的な洗浄ができ、洗浄液体と電力の
省エネルギー化を図ることのできるコンパクトな洗浄装
置が得られる効果がある。
心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転体と、
洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体注入部
とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に噴射
する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少なく
とも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う第1
カバー、回転体を回転させる回転手段、及び洗浄液体を
液体注入部に供給する洗浄液体供給手段を備えたことに
より、短時間で衛生的な洗浄ができ、洗浄液体と電力の
省エネルギー化を図ることのできるコンパクトな洗浄装
置が得られる効果がある。
【0214】また、請求項3に記載の発明によれば、中
心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転体と、
洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体注入部
とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に噴射
する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少なく
とも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う第1
カバー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気体を通
過させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバー、回
転体を回転させる回転手段、洗浄液体を液体注入部に供
給する洗浄液体供給手段、洗浄液体の供給量を調節する
液量調節手段、送風手段への気体の供給量を調節する気
体量調節手段を備えたことにより、短時間で衛生的な洗
浄と乾燥ができ、洗浄液体と電力の省エネルギー化を図
ることのできる洗浄装置が得られる効果がある。
心部から周に向かう放射状流路を複数有する回転体と、
洗浄液体を放射状流路の中心部側に注入する液体注入部
とを有し、洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に噴射
する高速噴流噴射手段、高速噴流液を通過させる少なく
とも1つの開口部を有し、高速噴流噴射手段を覆う第1
カバー、被洗浄物に気体を吐出する送風手段、気体を通
過させる開口部を有し、送風手段を覆う第2カバー、回
転体を回転させる回転手段、洗浄液体を液体注入部に供
給する洗浄液体供給手段、洗浄液体の供給量を調節する
液量調節手段、送風手段への気体の供給量を調節する気
体量調節手段を備えたことにより、短時間で衛生的な洗
浄と乾燥ができ、洗浄液体と電力の省エネルギー化を図
ることのできる洗浄装置が得られる効果がある。
【0215】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1ないし請求3のいずれかに記載の発明に加え、高
速噴流液が被洗浄物に噴射されたときに洗浄空間に発生
する噴霧の飛散を防止する噴霧飛散防止手段を備えたこ
とにより、噴霧の飛散を防止して使用者に使い勝手のよ
い洗浄装置が得られる効果がある。
求項1ないし請求3のいずれかに記載の発明に加え、高
速噴流液が被洗浄物に噴射されたときに洗浄空間に発生
する噴霧の飛散を防止する噴霧飛散防止手段を備えたこ
とにより、噴霧の飛散を防止して使用者に使い勝手のよ
い洗浄装置が得られる効果がある。
【0216】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項2または請求項3記載の発明に加え、液体注入部
を、複数の放射状流路のうち、その放射状流路の洗浄液
体が回転によって加速され、開口部から高速噴流液とし
て所望の洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に洗浄
液体を導入するように構成したことにより、高速噴流液
を回転体の周囲の一部から方向性を有して噴出させるこ
とができ、被洗浄物に付着した汚れを短時間に清潔に洗
浄できる洗浄装置が得られる効果がある。
求項2または請求項3記載の発明に加え、液体注入部
を、複数の放射状流路のうち、その放射状流路の洗浄液
体が回転によって加速され、開口部から高速噴流液とし
て所望の洗浄空間に噴射される部分の放射状流路に洗浄
液体を導入するように構成したことにより、高速噴流液
を回転体の周囲の一部から方向性を有して噴出させるこ
とができ、被洗浄物に付着した汚れを短時間に清潔に洗
浄できる洗浄装置が得られる効果がある。
【0217】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項2または請求項3記載の発明に加え、放射状流路
を、中心部から周に向かって回転方向に対して前傾する
ように設けたことにより、洗浄液体の加速区間を長くで
き、高速噴流液の勢いを高めて被洗浄物に与える衝撃力
を強くすることにより、汚れ度合の激しい被洗浄物を短
時間に洗浄することができ、洗浄液体と電力を有効に使
うことができる洗浄装置が得られる効果がある。
求項2または請求項3記載の発明に加え、放射状流路
を、中心部から周に向かって回転方向に対して前傾する
ように設けたことにより、洗浄液体の加速区間を長くで
き、高速噴流液の勢いを高めて被洗浄物に与える衝撃力
を強くすることにより、汚れ度合の激しい被洗浄物を短
時間に洗浄することができ、洗浄液体と電力を有効に使
うことができる洗浄装置が得られる効果がある。
【0218】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項2または請求項3記載の発明に加え、放射状流路
を、中心部における流路に垂直な断面の断面積が周にお
ける断面積よりも大きくなるように構成したことによ
り、回転体の小型化を図る場合などに、洗浄に必要な洗
浄液体の量を回転体の開口部に、あふれ出すことなく供
給できる洗浄装置が得られる効果がある。
求項2または請求項3記載の発明に加え、放射状流路
を、中心部における流路に垂直な断面の断面積が周にお
ける断面積よりも大きくなるように構成したことによ
り、回転体の小型化を図る場合などに、洗浄に必要な洗
浄液体の量を回転体の開口部に、あふれ出すことなく供
給できる洗浄装置が得られる効果がある。
【0219】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項2または請求項3記載の発明に加え、液体注入部
を、放射状流路へ供給する洗浄液量を調節する調節手段
を有することにより、被洗浄物の汚れの度合に応じて、
高速噴流液の量を適切に調節することができる洗浄装置
が得られる効果がある。
求項2または請求項3記載の発明に加え、液体注入部
を、放射状流路へ供給する洗浄液量を調節する調節手段
を有することにより、被洗浄物の汚れの度合に応じて、
高速噴流液の量を適切に調節することができる洗浄装置
が得られる効果がある。
【0220】また、請求項9に記載の発明によれば、請
求項2または請求項3記載の発明に加え、回転体の下側
に設けられ、第1カバーの開口部から噴出しない洗浄液
体を受ける補助板を備えたことにより、回転体から噴射
して第1カバーの開口部を通過しない洗浄液体を受けて
第1カバーの開口部より洗浄空間に吐出させることがで
き、洗浄液体を有効に使うことができる洗浄装置が得ら
れる効果がある。
求項2または請求項3記載の発明に加え、回転体の下側
に設けられ、第1カバーの開口部から噴出しない洗浄液
体を受ける補助板を備えたことにより、回転体から噴射
して第1カバーの開口部を通過しない洗浄液体を受けて
第1カバーの開口部より洗浄空間に吐出させることがで
き、洗浄液体を有効に使うことができる洗浄装置が得ら
れる効果がある。
【0221】また、請求項10に記載の発明によれば、
請求項2または請求項3記載の発明に加え、第1カバー
の開口部の回転方向手前側に設けた分岐手段を備えたこ
とにより、量や速度、噴出方向の異なる複数の噴流液を
得ることができ、多様な使い方のできる洗浄装置が得ら
れる効果がある。
請求項2または請求項3記載の発明に加え、第1カバー
の開口部の回転方向手前側に設けた分岐手段を備えたこ
とにより、量や速度、噴出方向の異なる複数の噴流液を
得ることができ、多様な使い方のできる洗浄装置が得ら
れる効果がある。
【0222】また、請求項11に記載の発明によれば、
請求項2または請求項3記載の発明に加え、放射状流路
の一部の中心部側に液体を注入する第2液体注入部を備
えたことにより、速度分布のある噴流液を形成すること
ができ、多様な使い方のできる洗浄装置が得られる効果
がある。
請求項2または請求項3記載の発明に加え、放射状流路
の一部の中心部側に液体を注入する第2液体注入部を備
えたことにより、速度分布のある噴流液を形成すること
ができ、多様な使い方のできる洗浄装置が得られる効果
がある。
【0223】また、請求項12に記載の発明によれば、
請求項2または請求項3記載の発明に加え、高速噴流噴
射手段を、複数の回転体を回転軸の方向に並設し、回転
体それぞれの放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄
液体を注入する液体注入部を有するものとし、回転体そ
れぞれを回転させる少なくとも1つの回転手段を設けた
ことにより、広範囲にわたる高速噴流液が得られ、被洗
浄物が大きなものでも短時間できれいに洗浄できる洗浄
装置が得られる効果がある。
請求項2または請求項3記載の発明に加え、高速噴流噴
射手段を、複数の回転体を回転軸の方向に並設し、回転
体それぞれの放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄
液体を注入する液体注入部を有するものとし、回転体そ
れぞれを回転させる少なくとも1つの回転手段を設けた
ことにより、広範囲にわたる高速噴流液が得られ、被洗
浄物が大きなものでも短時間できれいに洗浄できる洗浄
装置が得られる効果がある。
【0224】また、請求項13に記載の発明によれば、
請求項2または請求項3記載の発明に加え、高速噴流噴
射手段を、複数の回転体を径方向に並設し、回転体それ
ぞれの放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体を
注入する液体注入部を有するものとし、回転手段を、少
なくとも1つ設けられ、回転体それぞれを回転させる少
なくとも1つの回転手段を設けたことにより、広範囲に
わたる高速噴流液が得られ、被洗浄物が大きなものでも
短時間できれいに洗浄できる洗浄装置が得られる効果が
ある。
請求項2または請求項3記載の発明に加え、高速噴流噴
射手段を、複数の回転体を径方向に並設し、回転体それ
ぞれの放射状流路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体を
注入する液体注入部を有するものとし、回転手段を、少
なくとも1つ設けられ、回転体それぞれを回転させる少
なくとも1つの回転手段を設けたことにより、広範囲に
わたる高速噴流液が得られ、被洗浄物が大きなものでも
短時間できれいに洗浄できる洗浄装置が得られる効果が
ある。
【0225】また、請求項14に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、洗浄空間に被洗浄物が位置することを検出して洗浄
開始信号を出力する洗浄開始検知手段、洗浄の終了を検
出して洗浄終了信号を出力する洗浄終了検知手段、及び
洗浄開始信号を受けて高速噴流噴射手段を駆動し、洗浄
終了検知信号を受けて高速噴流噴射手段の駆動を停止す
る噴流噴射制御手段を備えたことにより、使用者が被洗
浄物を洗浄空間を差し出すだけで、無駄な動作を必要と
せず、被洗浄物の汚れの程度に応じた洗浄を行うことの
できる洗浄装置が得られる効果がある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、洗浄空間に被洗浄物が位置することを検出して洗浄
開始信号を出力する洗浄開始検知手段、洗浄の終了を検
出して洗浄終了信号を出力する洗浄終了検知手段、及び
洗浄開始信号を受けて高速噴流噴射手段を駆動し、洗浄
終了検知信号を受けて高速噴流噴射手段の駆動を停止す
る噴流噴射制御手段を備えたことにより、使用者が被洗
浄物を洗浄空間を差し出すだけで、無駄な動作を必要と
せず、被洗浄物の汚れの程度に応じた洗浄を行うことの
できる洗浄装置が得られる効果がある。
【0226】また、請求項15に記載の発明によれば、
請求項3記載の発明に加え、高速噴流噴射手段と送風手
段を兼ね備え、気体量調節手段を、洗浄液体供給手段か
ら高速噴流噴射手段への洗浄液体の供給を遮断した状態
で、高速噴流噴射手段への気体の供給量を調節して供給
するように構成したことにより、コンパクトな装置で被
洗浄物に付着した汚れを高速噴流液の衝撃力によって剥
離し落下させた後に、送風手段によって乾燥できる洗浄
装置が得られる効果がある。
請求項3記載の発明に加え、高速噴流噴射手段と送風手
段を兼ね備え、気体量調節手段を、洗浄液体供給手段か
ら高速噴流噴射手段への洗浄液体の供給を遮断した状態
で、高速噴流噴射手段への気体の供給量を調節して供給
するように構成したことにより、コンパクトな装置で被
洗浄物に付着した汚れを高速噴流液の衝撃力によって剥
離し落下させた後に、送風手段によって乾燥できる洗浄
装置が得られる効果がある。
【0227】また、請求項16に記載の発明によれば、
請求項4記載の発明に加え、噴霧飛散防止手段を、第1
カバーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆うよう
に構成し、高速噴流液が被洗浄物に衝突することにより
発生する噴霧が、周囲に飛散するのを防止できる洗浄装
置が得られる効果がある。
請求項4記載の発明に加え、噴霧飛散防止手段を、第1
カバーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆うよう
に構成し、高速噴流液が被洗浄物に衝突することにより
発生する噴霧が、周囲に飛散するのを防止できる洗浄装
置が得られる効果がある。
【0228】また、請求項17に記載の発明によれば、
請求項4記載の発明に加え、噴霧飛散防止手段の洗浄空
間側の面のよごれを防止するよごれ防止手段を備えたこ
とにより、噴霧飛散防止手段で高速噴流液が被洗浄物に
衝突によって飛散する噴霧を防止でき、さらに噴霧飛散
防止手段の洗浄空間側内壁が、洗浄時に飛散する汚れを
含む噴霧によって汚れるのを防止でき、衛生的な洗浄装
置が得られる効果がある。
請求項4記載の発明に加え、噴霧飛散防止手段の洗浄空
間側の面のよごれを防止するよごれ防止手段を備えたこ
とにより、噴霧飛散防止手段で高速噴流液が被洗浄物に
衝突によって飛散する噴霧を防止でき、さらに噴霧飛散
防止手段の洗浄空間側内壁が、洗浄時に飛散する汚れを
含む噴霧によって汚れるのを防止でき、衛生的な洗浄装
置が得られる効果がある。
【0229】また、請求項18に記載の発明によれば、
請求項16記載の発明に加え、噴霧飛散防止手段を第1
カバーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う流体
で構成したことにより、高速噴流液が被洗浄物に衝突す
ることにより発生し飛散する噴霧を、洗浄空間の上側を
覆うように供給された洗浄液体の壁で受け止めるので、
汚れを気にすることなく衛生的な洗浄装置が得られる効
果がある。
請求項16記載の発明に加え、噴霧飛散防止手段を第1
カバーの開口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う流体
で構成したことにより、高速噴流液が被洗浄物に衝突す
ることにより発生し飛散する噴霧を、洗浄空間の上側を
覆うように供給された洗浄液体の壁で受け止めるので、
汚れを気にすることなく衛生的な洗浄装置が得られる効
果がある。
【0230】また、請求項19に記載の発明によれば、
請求項16記載の発明に加え、第1カバーの開口部から
被洗浄物までの洗浄空間を覆う噴霧飛散防止手段のう
ち、洗浄空間への被洗浄物の出入部分を流体で構成し、
他の部分を固体で構成したことにより、高速噴流液が被
洗浄物に衝突することにより発生し飛散する噴霧が、周
囲に飛散するのを防止でき、使い勝手のよい洗浄装置が
得られる効果がある。
請求項16記載の発明に加え、第1カバーの開口部から
被洗浄物までの洗浄空間を覆う噴霧飛散防止手段のう
ち、洗浄空間への被洗浄物の出入部分を流体で構成し、
他の部分を固体で構成したことにより、高速噴流液が被
洗浄物に衝突することにより発生し飛散する噴霧が、周
囲に飛散するのを防止でき、使い勝手のよい洗浄装置が
得られる効果がある。
【0231】また、請求項20に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、使用者に対向した位置に洗浄装置本体を設置し、高
速噴流水が使用者の前方で、下方側に噴出するように、
第1カバーの開口部を配置したことにより、使用者の手
元に高速噴流液が噴出され、使い勝手のよい洗浄装置が
得られる効果がある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、使用者に対向した位置に洗浄装置本体を設置し、高
速噴流水が使用者の前方で、下方側に噴出するように、
第1カバーの開口部を配置したことにより、使用者の手
元に高速噴流液が噴出され、使い勝手のよい洗浄装置が
得られる効果がある。
【0232】また、請求項21に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、使用者の斜め前方の位置に洗浄装置本体を設置し、
高速噴流水が使用者の前方で、下方側に噴出するよう
に、第1カバーの開口部を配置したことにより、使用者
の手元に高速噴流液が噴出され、使い勝手のよい洗浄装
置が得られる効果がある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、使用者の斜め前方の位置に洗浄装置本体を設置し、
高速噴流水が使用者の前方で、下方側に噴出するよう
に、第1カバーの開口部を配置したことにより、使用者
の手元に高速噴流液が噴出され、使い勝手のよい洗浄装
置が得られる効果がある。
【0233】また、請求項22に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、開口部から噴出する流体が被洗浄物に衝突する領域
を変化させる噴出流変化手段を備えたことにより、高速
噴流液の噴出領域が変わるので、被洗浄物の広範囲にわ
たって付着した汚れを短時間で洗浄でき、使い勝手のよ
い洗浄装置が得られる効果がある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、開口部から噴出する流体が被洗浄物に衝突する領域
を変化させる噴出流変化手段を備えたことにより、高速
噴流液の噴出領域が変わるので、被洗浄物の広範囲にわ
たって付着した汚れを短時間で洗浄でき、使い勝手のよ
い洗浄装置が得られる効果がある。
【0234】また、請求項23に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、洗剤を洗浄液体に混入する洗剤混入手段を備えたこ
とにより、高速噴流液の衝撃力による洗浄作用に加え
て、洗剤による洗浄作用を得ることができる洗浄装置が
得られる効果がある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、洗剤を洗浄液体に混入する洗剤混入手段を備えたこ
とにより、高速噴流液の衝撃力による洗浄作用に加え
て、洗剤による洗浄作用を得ることができる洗浄装置が
得られる効果がある。
【0235】また、請求項24に記載の発明によれば、
請求項3に記載の発明に加え、送風手段を、軸が高速噴
流噴射手段の回転体の回転軸に結合された送風ファンを
有するものとし、その回転によって被洗浄物に気体を吐
出することにより、簡単でコンパクトな構成で、被洗浄
物に付着した汚れを短時間で洗浄でき、さらに送風手段
からの気体流を吹き付けて被洗浄物を乾燥できる洗浄装
置が得られる効果がある。
請求項3に記載の発明に加え、送風手段を、軸が高速噴
流噴射手段の回転体の回転軸に結合された送風ファンを
有するものとし、その回転によって被洗浄物に気体を吐
出することにより、簡単でコンパクトな構成で、被洗浄
物に付着した汚れを短時間で洗浄でき、さらに送風手段
からの気体流を吹き付けて被洗浄物を乾燥できる洗浄装
置が得られる効果がある。
【0236】また、請求項25に記載の発明によれば、
請求項3記載の発明に加え、送風手段を、回転によって
気体を送風する送風ファンで構成し、送風ファンの回転
軸と回転手段の回転軸、及び回転体の回転軸と回転手段
の回転軸の少なくともいずれか1つを着脱自在に構成し
たことにより、回転手段を効率よく動作でき、被洗浄物
に付着した汚れを短時間で洗浄でき、さらに送風手段か
らの気体流を吹き付けて被洗浄物を乾燥できる洗浄装置
が得られる効果がある。
請求項3記載の発明に加え、送風手段を、回転によって
気体を送風する送風ファンで構成し、送風ファンの回転
軸と回転手段の回転軸、及び回転体の回転軸と回転手段
の回転軸の少なくともいずれか1つを着脱自在に構成し
たことにより、回転手段を効率よく動作でき、被洗浄物
に付着した汚れを短時間で洗浄でき、さらに送風手段か
らの気体流を吹き付けて被洗浄物を乾燥できる洗浄装置
が得られる効果がある。
【0237】また、請求項26に記載の発明によれば、
請求項3記載の発明に加え、回転体の一方側に第1カバ
ーを配置して高速噴流噴射手段を構成し、回転体の他方
側に送風ファンを設けて送風手段を構成したことによ
り、簡単でコンパクトな構成で、被洗浄物に付着した汚
れを短時間で洗浄でき、さらに送風手段からの気体流を
吹き付けて被洗浄物を乾燥できる洗浄装置が得られる効
果がある。
請求項3記載の発明に加え、回転体の一方側に第1カバ
ーを配置して高速噴流噴射手段を構成し、回転体の他方
側に送風ファンを設けて送風手段を構成したことによ
り、簡単でコンパクトな構成で、被洗浄物に付着した汚
れを短時間で洗浄でき、さらに送風手段からの気体流を
吹き付けて被洗浄物を乾燥できる洗浄装置が得られる効
果がある。
【0238】また、請求項27に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、被洗浄物に噴射される洗浄液体を加熱する洗浄液体
加熱手段を備えたことにより、被洗浄物に付着した激し
い汚れを温水の衝撃力・熱エネルギーにより剥離し、短
時間で洗浄できる洗浄装置が得られる効果がある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、被洗浄物に噴射される洗浄液体を加熱する洗浄液体
加熱手段を備えたことにより、被洗浄物に付着した激し
い汚れを温水の衝撃力・熱エネルギーにより剥離し、短
時間で洗浄できる洗浄装置が得られる効果がある。
【0239】また、請求項28に記載の発明によれば、
請求項1または請求項3記載の発明に加え、被洗浄物に
吐出される気体を加熱する気体加熱手段を備えたことに
より、乾燥時に送風手段からの温風を被洗浄物に吹き付
けて短時間に水切りできる洗浄装置が得られる効果があ
る。
請求項1または請求項3記載の発明に加え、被洗浄物に
吐出される気体を加熱する気体加熱手段を備えたことに
より、乾燥時に送風手段からの温風を被洗浄物に吹き付
けて短時間に水切りできる洗浄装置が得られる効果があ
る。
【0240】また、請求項29に記載の発明によれば、
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、開口部を回転体の全周に設けたことにより、高速噴
流液が第1のカバーの全周囲から噴出して、円筒形の被
洗浄物や複数の被洗浄物を高速噴流液の衝撃力によって
剥離して短時間で洗浄できる洗浄装置が得られる効果が
ある。
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明に加
え、開口部を回転体の全周に設けたことにより、高速噴
流液が第1のカバーの全周囲から噴出して、円筒形の被
洗浄物や複数の被洗浄物を高速噴流液の衝撃力によって
剥離して短時間で洗浄できる洗浄装置が得られる効果が
ある。
【図1】 この発明の実施例1による洗浄装置を示す上
面図である。
面図である。
【図2】 実施例1に係る食器洗浄機をキッチンシンク
に設置して使用する様子を示す斜視図である。
に設置して使用する様子を示す斜視図である。
【図3】 実施例1に係る食器洗浄機の構成を示す断面
図である。
図である。
【図4】 実施例1に係る食器洗浄機の要部を拡大して
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】 実施例1に係る円板体の動作を説明する説明
図である。
図である。
【図6】 実施例1に係る円板体を示す構成図である。
【図7】 実施例1に係り、流路壁である羽根17a
の、円板体の回転方向に対する前傾傾斜角度θ(de
g)に対する噴流水の速度(m/s)と速度方向(de
g)の関係を示すグラフである。
の、円板体の回転方向に対する前傾傾斜角度θ(de
g)に対する噴流水の速度(m/s)と速度方向(de
g)の関係を示すグラフである。
【図8】 この発明の実施例2に係る食器洗浄機の要部
を拡大して示す断面図である。
を拡大して示す断面図である。
【図9】 この発明の実施例3に係る食器洗浄機を示す
断面図である。
断面図である。
【図10】 この発明の実施例4に係る食器洗浄機を示
す構成図である。
す構成図である。
【図11】 この発明の実施例5に係る食器洗浄機を示
す構成図である。
す構成図である。
【図12】 この発明の実施例6に係る食器洗浄機を示
す構成図である。
す構成図である。
【図13】 この発明の実施例7に係る食器洗浄機を示
す構成図である。
す構成図である。
【図14】 この発明の実施例8に係る食器洗浄機を示
す構成図である。
す構成図である。
【図15】 この発明の実施例9に係る食器洗浄機を示
す断面図である。
す断面図である。
【図16】 この発明の実施例10に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図17】 この発明の実施例11に係る円板体を示す
説明図である。
説明図である。
【図18】 この発明の実施例12に係る円板体を示す
説明図である。
説明図である。
【図19】 この発明の実施例13に係る円板体を示す
説明図である。
説明図である。
【図20】 この発明の実施例14に係る円板体を示す
説明図である。
説明図である。
【図21】 この発明の実施例15に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図22】 この発明の実施例16に係る食器洗浄機を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図23】 この発明の実施例17に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図24】 この発明の実施例18に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図25】 実施例18に係る食器洗浄機を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図26】 この発明の実施例19に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図27】 この発明の実施例20に係る円板体の動作
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図28】 この発明の実施例21に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図29】 この発明の実施例22に係る食器洗浄機を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図30】 この発明の実施例23に係る円板体の動作
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図31】 この発明の実施例24に係る円板体の動作
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図32】 この発明の実施例25に係る食器洗浄機と
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
【図33】 実施例25に係る食器洗浄機をキッチンに
設置した状態を示す斜視図である。
設置した状態を示す斜視図である。
【図34】 実施例25に係る食器洗浄機の使用状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図35】 この発明の実施例26に係る食器洗浄機と
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
【図36】 この発明の実施例27に係る食器洗浄機と
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
【図37】 実施例27に係る食器洗浄機をキッチンに
設置した状態を示す斜視図である。
設置した状態を示す斜視図である。
【図38】 実施例27に係る食器洗浄機の使用状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図39】 この発明の実施例28に係る食器洗浄機と
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
【図40】 実施例28に係る食器洗浄機をキッチンに
設置した状態を示す斜視図である。
設置した状態を示す斜視図である。
【図41】 実施例28に係る食器洗浄機の使用状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図42】 この発明の実施例29に係る食器洗浄機の
使用状態を示す説明図である。
使用状態を示す説明図である。
【図43】 この発明の実施例30に係る食器洗浄機と
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
キッチンシンクとの関係を示す斜視図である。
【図44】 この発明の実施例31に係る食器洗浄機の
使用状態を示す説明図である。
使用状態を示す説明図である。
【図45】 この発明の実施例32に係る食器洗浄機の
使用状態を示す説明図である。
使用状態を示す説明図である。
【図46】 この発明の実施例33に係る円板体の動作
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図47】 この発明の実施例34に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図48】 この発明の実施例35に係る食器洗浄機を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図49】 従来の洗浄装置を示す断面図である。
8 被洗浄物、17 回転体、18 第1カバー、22
回転手段、24 液体注入部、25 洗浄液体供給手
段、26 液量調節手段、28 気体量調節手段、30
噴霧飛散防止手段、32a よごれ防止手段、33b
噴霧飛散防止手段、36 調節手段、37 洗剤容
器、38 洗剤吐出口、38’ 洗剤の経路、40 送
風手段、41 第2カバー、42 洗浄液体加熱手段、
43 気体加熱手段、44 回転数検出手段、45 ク
ラッチ、46 噴出流変化手段、47 分岐手段、48
開口部、50 検知手段。
回転手段、24 液体注入部、25 洗浄液体供給手
段、26 液量調節手段、28 気体量調節手段、30
噴霧飛散防止手段、32a よごれ防止手段、33b
噴霧飛散防止手段、36 調節手段、37 洗剤容
器、38 洗剤吐出口、38’ 洗剤の経路、40 送
風手段、41 第2カバー、42 洗浄液体加熱手段、
43 気体加熱手段、44 回転数検出手段、45 ク
ラッチ、46 噴出流変化手段、47 分岐手段、48
開口部、50 検知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 秀穂 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式会 社中津川制作所内 (72)発明者 森崎 隆雄 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式会 社中津川制作所内 (72)発明者 倉橋 安則 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式会 社中津川制作所内 (72)発明者 梅本 貴祐 中津川市駒場町1番3号 三菱電機株式会 社中津川制作所内 (72)発明者 井上 隆之 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内 (72)発明者 田中 ふさ子 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内
Claims (29)
- 【請求項1】 洗浄液体を高速噴流液にして被洗浄物に
噴射する高速噴流噴射手段、上記高速噴流液を通過させ
る少なくとも1つの開口部を有し、上記高速噴流噴射手
段を覆う第1カバー、上記被洗浄物に気体を吐出する送
風手段、上記気体を通過させる開口部を有し、上記送風
手段を覆う第2カバー、及び上記洗浄液体を上記高速噴
流噴射手段に供給する洗浄液体供給手段を備えた洗浄装
置。 - 【請求項2】 中心部から周に向かう放射状流路を複数
有する回転体と、洗浄液体を上記放射状流路の中心部側
に注入する液体注入部とを有し、上記洗浄液体を高速噴
流液にして被洗浄物に噴射する高速噴流噴射手段、上記
高速噴流液を通過させる少なくとも1つの開口部を有
し、上記高速噴流噴射手段を覆う第1カバー、上記回転
体を回転させる回転手段、及び上記洗浄液体を上記液体
注入部に供給する洗浄液体供給手段を備えた洗浄装置。 - 【請求項3】 中心部から周に向かう放射状流路を複数
有する回転体と、洗浄液体を上記放射状流路の中心部側
に注入する液体注入部とを有し、上記洗浄液体を高速噴
流液にして被洗浄物に噴射する高速噴流噴射手段、上記
高速噴流液を通過させる少なくとも1つの開口部を有
し、上記高速噴流噴射手段を覆う第1カバー、上記被洗
浄物に気体を吐出する送風手段、上記気体を通過させる
開口部を有し、上記送風手段を覆う第2カバー、上記回
転体を回転させる回転手段、上記洗浄液体を上記液体注
入部に供給する洗浄液体供給手段、上記洗浄液体の供給
量を調節する液量調節手段、上記送風手段への上記気体
の供給量を調節する気体量調節手段を備えた洗浄装置。 - 【請求項4】 高速噴流液が被洗浄物に噴射されたとき
に洗浄空間に発生する噴霧の飛散を防止する噴霧飛散防
止手段を備えた請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の洗浄装置。 - 【請求項5】 液体注入部は、複数の放射状流路のう
ち、その放射状流路の洗浄液体が回転によって加速さ
れ、開口部から高速噴流液として所望の洗浄空間に噴射
される部分の上記放射状流路に上記洗浄液体を導入する
ように構成したことを特徴とする請求項2または請求項
3記載の洗浄装置。 - 【請求項6】 放射状流路は、中心部から周に向かって
回転方向に対して前傾するように設けたことを特徴とす
る請求項2または請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項7】 放射状流路は、中心部における流路に垂
直な断面の断面積が周における断面積よりも大きくなる
ように構成したことを特徴とする請求項2または請求項
3記載の洗浄装置。 - 【請求項8】 液体注入部は、放射状流路へ供給する洗
浄液量を調節する調節手段を有することを特徴とする請
求項2または請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項9】 回転体の下側に設けられ、第1カバーの
開口部から噴出しない洗浄液体を受ける補助板を備えた
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の洗浄
装置。 - 【請求項10】 第1カバーの開口部の回転方向手前側
に設けた分岐手段を備えたことを特徴とする請求項2ま
たは請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項11】 放射状流路の一部の中心部側に液体を
注入する第2液体注入部を備えたことを特徴とする請求
項2または請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項12】 高速噴流噴射手段は、複数の回転体を
回転軸の方向に並設し、上記回転体それぞれの放射状流
路に洗浄液体供給手段からの洗浄液体を注入する液体注
入部を有するものとし、回転手段は、少なくとも1つ設
けられ、上記回転体それぞれを回転させるものであるこ
とを特徴とする請求項2または請求項3に記載の洗浄装
置。 - 【請求項13】 高速噴流噴射手段は、複数の回転体を
径方向に並設し、上記回転体それぞれの放射状流路に洗
浄液体供給手段からの洗浄液体を注入する液体注入部を
有するものとし、回転手段は、少なくとも1つ設けら
れ、上記回転体それぞれを回転させるものであることを
特徴とする請求項2または請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項14】 洗浄空間に被洗浄物が位置することを
検出して洗浄開始信号を出力する洗浄開始検知手段、洗
浄の終了を検出して洗浄終了信号を出力する洗浄終了検
知手段、及び上記洗浄開始信号を受けて高速噴流噴射手
段を駆動し、上記洗浄終了検知信号を受けて上記高速噴
流噴射手段の駆動を停止する噴流噴射制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載の洗浄装置。 - 【請求項15】 高速噴流噴射手段は送風手段を兼ね備
えたものとし、気体量調節手段は、洗浄液体供給手段か
ら上記高速噴流噴射手段への洗浄液体の供給を遮断した
状態で、上記高速噴流噴射手段への気体の供給量を調節
して供給することを特徴とする請求項3記載の洗浄装
置。 - 【請求項16】 噴霧飛散防止手段は、第1カバーの開
口部から被洗浄物までの洗浄空間を覆うように構成した
ことを特徴とする請求項4記載の洗浄装置。 - 【請求項17】 噴霧飛散防止手段の洗浄空間側の面の
よごれを防止するよごれ防止手段を備えたことを特徴と
する請求項4記載の洗浄装置。 - 【請求項18】 噴霧飛散防止手段を第1カバーの開口
部から被洗浄物までの洗浄空間を覆う流体で構成したこ
とを特徴とする請求項16記載の洗浄装置。 - 【請求項19】 第1カバーの開口部から被洗浄物まで
の洗浄空間を覆う噴霧飛散防止手段のうち、上記洗浄空
間への上記被洗浄物の出入部分を流体で構成し、他の部
分を固体で構成したことを特徴とする請求項16記載の
洗浄装置。 - 【請求項20】 使用者に対向した位置に洗浄装置本体
を設置し、高速噴流水が上記使用者の前方で、下方側に
噴出するように、第1カバーの開口部を配置したことを
特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
洗浄装置。 - 【請求項21】 使用者の斜め前方の位置に洗浄装置本
体を設置し、高速噴流水が上記使用者の前方で、下方側
に噴出するように、第1カバーの開口部を配置したこと
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の洗浄装置。 - 【請求項22】 開口部から噴出する流体が被洗浄物に
衝突する領域を変化させる噴出流変化手段を備えたこと
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の洗浄装置。 - 【請求項23】 洗剤を洗浄液体に混入する洗剤混入手
段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の洗浄装置。 - 【請求項24】 送風手段は、軸が高速噴流噴射手段の
回転体の回転軸に結合された送風ファンを有し、その回
転によって被洗浄物に気体を吐出することを特徴とする
請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項25】 送風手段を、回転によって気体を送風
する送風ファンで構成し、上記送風ファンの回転軸と回
転手段の回転軸、及び回転体の回転軸と上記回転手段の
回転軸の少なくともいずれか1つを着脱自在に構成した
ことを特徴とする請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項26】 回転体の一方側に第1カバーを配置し
て高速噴流噴射手段を構成し、回転体の他方側に送風フ
ァンを設けて送風手段を構成したこと特徴とする請求項
3記載の洗浄装置。 - 【請求項27】 被洗浄物に噴射される洗浄液体を加熱
する洗浄液体加熱手段を備えたこと特徴とする請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の洗浄装置。 - 【請求項28】 被洗浄物に吐出される気体を加熱する
気体加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1または
請求項3記載の洗浄装置。 - 【請求項29】 開口部を回転体の全周に設けたことを
特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
洗浄装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |