JPH06343593A - 食器洗浄装置 - Google Patents

食器洗浄装置

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JPH06343593A
JPH06343593A JP6067226A JP6722694A JPH06343593A JP H06343593 A JPH06343593 A JP H06343593A JP 6067226 A JP6067226 A JP 6067226A JP 6722694 A JP6722694 A JP 6722694A JP H06343593 A JPH06343593 A JP H06343593A
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国彦 河上
Takao Morizaki
隆雄 森崎
Akio Ogiso
明男 小木曽
Osamu Kadoma
修 門間
Masatoki Sato
誠時 佐藤
Hiroshi Tsuzuki
宏 都筑
Hideho Taguchi
秀穂 田口
Koji Ogawa
宏二 小川
Suketomo Katou
祐智 加藤
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    • A47L2601/02Pressurised cleaning liquid delivered by a pump

Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速で衛生的な洗浄処理及び、空気流での迅
速な乾燥処理が手軽にでき、使い易い食器洗浄装置を得
る。 【構成】 食器類を出し入れできる開口部21を有する
処理槽22を備えた本体23と、処理槽22内に保持さ
れる食器類に噴流水を当ててこれを洗浄する洗浄装置
と、処理槽22内に保持された食器類に送風機66によ
る空気流を吹出ノズル25により噴射して食器類に付着
した水分を吹き飛ばす乾燥装置とを備えるとともに、開
口部21が開放した状態のまま洗浄用ノズル24から水
流を噴射するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は食器類(椀等の汁器類
や皿、トレイ、カップ、スプーン類も含む呼称として使
用する)を洗浄し乾燥させる食器洗浄装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】使用後の食器類を洗浄処理するには、例
えば実公昭55ー34041号公報に開示されているよ
うな食器洗浄装置が使用されてきた。
【0003】上記公報に示されている食器洗浄装置は図
26により示すように、本体1に設けられた洗浄槽2内
に、噴流水を吹き出す洗浄装置を備えた構成である。洗
浄槽2内には棚段形式に食器類3を収納する二個の食器
篭4が横架状態に取り付けられ、洗浄槽2の上部には洗
浄槽2内に水を供給する給水弁5が配設されている。洗
浄装置は、ポンプ6と、噴射ノズル7を主体に構成さ
れ、ポンプ6は、洗浄槽2の下方に、噴射ノズル7は洗
浄槽2内の底部にそれぞれ取り付けられている。
【0004】ポンプ6の吸込口は、洗浄槽2の底部の一
部に形成された凹部8に吸込管9により連絡され、吐出
口は吐出管10により噴射ノズル7に接続されている。
洗浄槽2の凹部8には残菜フィルタ11が装着され、凹
部8の最底部には排水管12が接続されている。噴射ノ
ズル7は吐出管10に対してノズル軸受13により回転
できるように取り付けられ、下段の食器篭4の下方から
上向きにポンプ6から送られてくる水を吹き出す。また
噴射ノズル7の中央には上向きにタワーノズル14が延
び出していて、このタワーノズル14により上段の食器
篭4の下方から上向きにポンプ6から送られてくる水が
吹き出される。
【0005】上記構成の食器洗浄装置は、各食器篭4に
食器類3を収め、給水弁5から水を洗浄槽2内に注入
し、洗剤を投入した後にポンプ6を駆動させることによ
り食器類3を洗浄することができる。即ち、洗浄槽2に
溜った洗剤入りの水である洗浄水は、凹部8からポンプ
6に吸い込まれ、吐出管10から噴射ノズル7に圧送さ
れる。噴射ノズル7は洗浄水を噴射しながらその反動で
タワーノズル14ともども回転し、上下段の食器篭4に
収められた食器類3を洗浄する。この間洗浄水は循環使
用される。
【0006】洗浄が済むと、排水管12が開かれ凹部8
から洗浄後の汚水が排水管12から外部に排水される。
汚水に混ざり込んでいる残菜等は残菜フィルタ11によ
り捕集され、排水管12や吸込管9には流入しない。洗
浄水の排水が済むと新鮮な水が給水弁5から洗浄槽2内
に供給され、この水により洗浄動作と同様の動作により
食器類3の濯ぎ洗いが行なわれる。濯ぎ洗いが完了する
と、濯いだ水が排水され、その後に図示しない送風機に
よる送風により食器類3の乾燥が行なわれ、洗浄処理が
完了するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の食
器洗浄装置は、洗剤入りの洗浄水によるいわゆる水洗い
を行なうものであるので、洗浄処理に手間と時間がかか
るといった課題を含んでいる。即ち、洗浄槽内に貯溜さ
せた洗浄水を循環使用して洗浄するため、洗浄水が酷く
汚れ洗浄効果が急激に低下してしまわないように、汚れ
の酷い食器類については予洗いしてから食器篭に収めな
くてはならないうえ、食器篭には食器類を一つずつ洗浄
され易い状態にセットしなければならない。
【0008】また、汚れの除去は洗剤の洗浄力と水の運
動エネルギとにより行なわれているが、水の運動エネル
ギに依存する度合いが、食器類への衝撃やぶつかり合い
による破損を招かないように比較的低く押さえられてい
ることと、洗浄、濯ぎといった排水処置を含む類似動作
を反復しなければならないことなどから処理時間がかか
る。
【0009】さらには、食器篭の収容量に満たない小数
の食器類の洗浄にあたっても、食器類の数量に関係なく
水及び洗剤の量並びに処理時間がかかってしまい、効率
が悪いうえ、使い勝手も良くないといった課題も含んで
いる。
【0010】この発明は上記した課題を解決するために
なされたもので、その目的は迅速で衛生的な洗浄処理及
び、小風量の空気流での迅速な乾燥処理が手軽にでき、
食器類を並べる手間や長い洗浄時間がなくなり、個別洗
いが簡易にできる食器洗浄装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このためにこのこの発明
は、食器類を出し入れできる開口部を有する本体と、こ
の本体内に保持される食器類に、噴流水を当てて洗浄す
る洗浄装置と、上記本体内に保持された上記食器類に、
送風機による空気流を吹出ノズルにより噴射して上記食
器類に付着した水分を吹き飛ばす乾燥装置とを備え、上
記洗浄装置は上水からの給水を貯える貯水タンクと、こ
の貯水タンクから新鮮水の供給を受け、この新鮮水を加
圧する加圧ポンプと、この加圧ポンプから加圧された新
鮮水を上記開口部が開放した状態において噴射する洗浄
用ノズルとを有するものである。
【0012】また、吹出ノズルはこの吹出ノズルの設置
位置よりも下方側に空気を吹き出すものである。
【0013】また、送風機の空気吸込口が本体内に設け
られ、この空気吸込口が食器等が保持されている側を指
向させたものである。
【0014】また、開口部は洗浄用ノズルよりも上方に
位置させたものである。
【0015】また、開口部は本体の前方側ほど下位に傾
斜して設けられているものである。
【0016】
【作用】この発明における食器洗浄装置においては、開
口部から処理槽内に汚れた食器類を保持して入れること
により、開口部が開放した状態において食器類に噴流水
が当たり、噴流水の運動エネルギによる衝撃と水の流れ
とにより汚れが食器類から剥ぎ取られ、洗い流され速や
かに洗浄処理される。その後は、乾燥装置により処理槽
内に形成される高速の風により食器類に付着した水滴が
吹き飛ばされ、これもまた速やかに乾燥処理されること
になる。食器類の洗浄,乾燥処理が終了し、あるいは処
理途中であっても、開口部は開放しているので、即座に
食器類を本体から抜き差し可能となる。
【0017】また、吹出ノズルはこの吹出ノズルの設置
位置よりも下方側に空気を吹き出すため、空気流は上方
に舞い上がり難く、開口部から外方に空気や水滴を飛散
させ難い。
【0018】また、送風機の空気吸込口が本体内に設け
られ、この空気吸込口が食器等が保持されている側を指
向させてあるので、空気流は本体内で循環し、特別な排
気のための構造を必要とせず、しかも開口部から空気流
が流出して使用者側に空気を飛散させることを防止す
る。
【0019】また、開口部は洗浄用ノズルよりも上方に
位置させているので、開口部から食器類を抜き差しする
際に使用者に無理な姿勢を強いることがなく、開口部よ
り下方に位置する洗浄用ノズルから出て食器等に衝突し
た水流が開口部外に飛散し難い。
【0020】また、開口部は本体の前方側ほど下位に傾
斜して設けられているため、開口部から食器類を抜き差
しする際に使用者に無理な姿勢を強いることがなく、食
器類の抜き差しが容易となる。
【実施例】
実施例1.初めにこの発明の一実施例としての食器洗浄
装置の基本的な構成について説明し、その後に順次細部
の構成について説明する。
【0021】図1と図2はこの発明の実施例としての食
器洗浄装置を示す全体の構成図で、図1に示したものは
横型であり、図2に示したものは縦型である。縦型も横
型も基本的な構成は同じである。即ち、上部に食器類2
0を出し入れできる開口部21を有する処理槽22を備
えた本体23と、この処理槽22内に洗浄用ノズル24
により噴流水を吹き出す洗浄装置と、処理槽22内に高
速の空気流を吹出ノズル25により噴射する乾燥装置と
を備えている。本体23にはその上部に、処理槽22の
開口部21を開閉する開閉蓋26がヒンジにより取り付
けられている。この開閉蓋26の内側には、食器ホルダ
27が形成されていて、開放状態において食器類20を
図3に示すように整理状態で保持させておくことができ
るようになっている。本体23には運転音や噴流水の衝
突音を低減するために、その内壁面全体に吸音材28が
内張りされている。
【0022】〈処理槽に関する説明〉図1に示す横型の
ものは、処理槽22が洗浄側槽29と乾燥側槽30とに
区分状態で並列した横型容器に形成され、図2に示す縦
型のものは、処理槽22が単一構成の縦形容器に形成さ
れ、開口部21は本体の前方側ほど下位に傾斜して設け
られ、食器類の抜き差しを容易にしてある。
【0023】横型の処理槽22は、前側の乾燥側槽30
と後ろ側の洗浄側槽29とに区分構成されている。乾燥
側槽30と洗浄側槽29とは左右の側壁にそれぞれ縦方
向に一体形成された内側に張り出す障壁31により区分
されている。障壁31自体の張り出し量は少なく障壁3
1同士の間は十分な間口で開放している。乾燥側槽30
の底面は、洗浄側槽29の底面より高位にあり、洗浄側
槽29の底面に向かって下傾する勾配が付けられてい
る。乾燥側槽30内の上部側の左右の側壁中央には、対
向状態に吹出ノズル25がそれぞれ取り付けられる。洗
浄側槽29は、図4に示すように上部側と下部側とで投
影平面積が異なる段付き構造に形成されている。
【0024】洗浄側槽29の上部側は、角筒形に形成さ
れ、下部側はその左右の側壁が上部側より左右へ膨出し
ている。下部側の左右の側壁と底面とは凹状円弧面32
で連続している。上部側の左右の側壁の中間部には、そ
れぞれ内側にほぼ水平か若干下傾して突き出した第1の
防水壁33が横向きに設けられ、左右の側壁の下端に
は、下部側に垂下状態に延出した第2の防水壁34が縦
向きに設けられている。洗浄側槽29の底面は中央に向
かって集中する勾配が付けられ、中央には着脱可能で取
っ手付きの篭形フィルタ35を収めた排水構造が形成さ
れ、この排水構造の下端に設けられた排水口に下水道等
の外部排水設備に連絡する排水管36が接続される。そ
して、この洗浄側槽29の第1の防水壁33の上方にお
ける左右の側壁に対して、その中央の対向位置にそれぞ
れ洗浄用ノズル24が取り付けられる。
【0025】この処理槽22では、洗浄用ノズル24か
ら噴出する噴流水が、凹状円弧面32にあたり霧状の噴
霧流となり、上方へ壁面に沿って吹き上がることになる
が、上部側より下部側の方が膨出しているうえ、第2の
防水壁34が垂下しているので図4において一点鎖線の
矢印で示すように下方へ戻され、循環噴霧流路を形成
し、噴霧流が流路を循環するにあたり、噴霧中の水分は
壁面へ付着するため減少してゆき、上部へは殆ど至らな
い。更に、第1の防水壁33により上部へ吹き上がった
わずかな噴霧流を下方へ押し戻すことができる。噴流水
は凹状円弧面32にあたることになるので、直面等にあ
たるより衝撃も少なく、衝撃音も小さくなる。
【0026】縦型の処理槽22は、図2に示すように単
一構成の縦形容器に形成され、食器類20を出し入れす
る上部の開口部21は前下がりの傾斜が付けられてい
る。この処理槽22の底面は、中央に向かって集中する
勾配が付けられ、中央には着脱可能の篭形フィルタ35
を収めた排水構造が形成され、この排水構造の下端に設
けられた排水口に下水道等の外部排水設備に連絡する排
水管36が接続される。
【0027】〈洗浄装置に関する説明〉洗浄装置は縦型
と横型では基本的な構成は同じであるが、細部について
は若干異なる構成を採っている。基本的には、加圧ポン
プ37と、これに新鮮な水(上水)を供給する給水系
と、加圧ポンプ37から圧送されてくる水を処理槽22
内に噴流水として吹き出す洗浄用ノズル24とを主体と
して構成されている。給水系は、水道管等の新鮮水供給
源に接続された給水管38と、本体23の上部に組込ま
れた貯水タンク39と、貯水タンク39と加圧ポンプ3
7の吸込口とを連絡する送水管40とからなる一連の水
路として構成されている。そして、洗浄ノズル24は常
に開口部21の下方に設置して、開口部21から水滴が
飛散するのを防止している。貯水タンク39内に臨んで
いる給水管38の給水口にはボールタップ41が取り付
けられ、これにより貯水タンク39の水位が一定になる
ように給水がおこなわれる。加圧ポンプ37の吸込口近
傍の送水管40には水を加温する温度設定可能の洗浄水
加温装置42が設けられ、洗浄に使う水を必要に応じて
加温することができる。
【0028】貯水タンク39には、必要に応じて洗剤を
投入できる洗剤投入装置も付設されている。洗剤投入装
置は、貯水タンク39の上方に設けられた洗剤容器43
と、この洗剤容器43と貯水タンク39とを連絡する導
管44とからなり、導管44の途中に設けた開閉弁45
の開放により洗剤を貯水タンク39に投入することがで
きる。
【0029】加圧ポンプ37は、停止中でも水で満たさ
れ、空気の混入によるキャビテーションが発生しないよ
うに、貯水タンク39より下位の本体23の底部に組込
まれ、防振装置46により保持された噴流水用モータ4
7により駆動される。この加圧ポンプ37の吐出口には
途中において分岐した高圧送水管48が接続され、この
高圧送水管48により各洗浄用ノズル24にそれぞれ高
圧の水が送られる。縦形のものでは高圧送水管48の分
岐部分における上下方向配管部に、伸縮により長さ調整
できる上下調整装置49が設けられている。加圧ポンプ
37に近接した送水管40と高圧送水管48とには加圧
ポンプ37を跨ぐバイパス50が構成され、このバイパ
ス50には手動または電動による圧力調整弁51が組付
けられ、噴流水強弱調整装置が構成されている。
【0030】洗浄装置における噴流水の圧力は、食器類
20の汚れを落すに足ることと、必要以上の衝撃力が加
わらないことの条件を満たす値として、2キログラム平
方センチから20キログラム平方センチ程度に設定され
ている。この圧力の噴流水を汚れの付着した食器類20
に当てると、3秒から5秒程で汚れは完全に除去され
る。また、噴流水の流量は水道からの新鮮水の供給を前
提として、最小限の容積の貯水タンク39で連続的な噴
流水の形成が可能となる20l/minを越えない範囲
で設定されている。なお、一般的な水道からの供給可能
水量は、20l/min以下となっている。従来の一般
的な食器洗浄装置はほぼ密閉された空間内で洗浄される
が、本実施例のものでは、加圧された新鮮水が、開口部
21が開放した状態のままで噴射されるようにしてあ
る。
【0031】〈洗浄用ノズルに関する説明〉洗浄用ノズ
ル24は、処理槽22内の開口部21近くの左右の側壁
に対向状に配設されている。縦型のものでは図2に示す
ようにノズル管として一端の閉塞した直管状に形成さ
れ、外周の一部に一個ないし2個の、噴出形状が横方向
に広がる扇形になる噴流ノズル穴52が設けられ、分岐
した高圧送水管48の各端部にそれぞれ回動調節機構5
3により回動調節可能に接続されている。この直管状の
洗浄用ノズル24は、開口部21の勾配に平行に、開口
部21の近くの処理槽22内の左右の側壁に沿って噴流
ノズル穴52が斜め下方に向くように取り付けられてい
る。
【0032】回動調節機構53は、図5に示すように高
圧送水管48の端部にねじ嵌合されたフランジナット5
4と、洗浄用ノズル24の接続端に形成された大径部に
嵌められたOリング55と、各接続端間に挟み込まれた
パッキン56とからなる。洗浄用ノズル24はこのフラ
ンジナット54を緩めることにより、軸回りに回動させ
ることができ、フランジナット54を締め付けることに
より、回動させた位置で固定させることができる。即
ち、噴流水の噴出角度が回動調節機構53により調節で
き、噴出位置が高圧送水管48に設けられた上下調整装
置49により上下方向に調節できるようになっていて、
処理する食器類20の大きさや形状に応じて噴流水の噴
出角度と上下方向の位置を適切なものに調整することが
できる。
【0033】横型のものの洗浄用ノズル24は、図1に
示すように先端に、噴出形状が横方向に広がる概ね扇形
になる噴流ノズル穴52を持つもので、分岐した高圧送
水管48の各端部にそれぞれねじ嵌合等の手段で接続さ
れている。この横型のものの洗浄用ノズル24は、洗浄
側槽29の開口部21近くの左右の側壁中央において先
端の噴流ノズル穴52が斜め下方に向くようにそれぞれ
取り付けられている。
【0034】〈モータの防振装置に関する説明〉噴流水
用モータ47を保持している防振装置46は図6に示す
ような構成である。即ち、四方に突き出したモータ側の
取付足57には、それぞれ上下方向に保持用の孔58が
開けられ、これらの孔58に本体23の底部に設けた取
付ベース59に突出させた円柱状の支柱60がそれぞれ
遊嵌されている。各支柱60にはコイルバネ61が挿通
され、このコイルバネ61により噴流水用モータ47が
懸架されている。支柱60の先端側外周面には摺動音防
止加工62が施され、取付足57の孔縁との摺れ合いを
滑らかにして音の発生を防止している。取付足57の各
孔58の下部側の孔縁部には筒状の立ち上り63が形成
され、各支柱60の基部にはコイルバネ61の内径にほ
ぼ等しい大径部64が、加えて支柱60より太く大径部
64より細い大径部64より立ち上がった中径部100
がそれぞれ形成されていて、これらに対してコイルバネ
61の自由端側がそれぞれ嵌合装着されている。コイル
バネ61は噴流水用モータ47の取付足57を支柱60
の先端より少し低い位置で支持する位のバネ定数を持っ
ていて、取付足57の上部に突き出した各支柱60の上
端にはコイルバネ61より大径のワッシャ65が装着さ
れている。
【0035】この防振装置46では、輸送時等に激しい
上下振動が加わりコイルバネ61が収縮しても、取付足
57の立ち上り63の下端と支柱60の中径部100の
上端とが当たり、それ以上の収縮は規制されるのでコイ
ルバネ61の座屈が防止されるうえ、コイルバネ61の
伸縮時に支柱60との接触も防止されているので、摺れ
合いによる摩耗も防ぐことができる。また、ワッシャ6
5があるので、輸送時の振動等でコイルバネ61が抜け
落ちるような不都合もなくなる。
【0036】防振装置46の他の実施例としては、図7
に示すようなものもある。この防振装置46は、前述の
防振装置46の各支柱60に、その上部にも大径部64
及び中径部100を構成し、取付足57にも各孔58の
上縁と下縁との双方に立ち上り63を設け、上下二つの
コイルバネ61で取付足57を挟み込んで中間支持させ
たものである。この防振装置46も前述のものと同様の
機能が得られるが、特にバネ定数の小さいコイルバネ6
1により構成できる利点がある。なお、前例の防振装置
46と同一の構成については図に共通の符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0037】〈乾燥装置に関する説明〉乾燥装置は基本
的には、吸込口が処理槽22内又は乾燥側槽30内に臨
まされた送風機66と、これを駆動させる空気流用モー
タ67と、送風機66から圧送される空気流を処理槽2
2内に噴出する吹出ノズル25とから構成され、処理槽
22に40m/secから80m/sec程度の速度の
空気流を形成するよう設定されている。送風機66の空
気吸込口には着脱可能なフィルタ68が公知の態様で設
けられ、また、この空気吸込口は食器類が保持されてい
る側を指向して設けられており、処理槽22内の雰囲気
に含まれる浮遊物の吸い込みを防止し、使用者側に空気
が飛散することを吸気作用により防止し、更に空気を容
易に取り入れることにより送風機66の負担を軽くし、
空気の循環を行うようにしてある。空気流用モータ67
は、外殻全体が吸音材69により被覆され運転音の低減
が計られている。特に図2に示された食器洗浄機では、
洗浄用ノズル24の上方に吹出ノズル70が位置し、洗
浄水が食器に当たって開口部21外へ飛散するのを防止
すると共に、送風機66の空気吸込口がこれらの下方で
空気を吸い込んでいるため、更に水滴の開口21外への
飛散を防止し易いものとなる。
【0038】吹出ノズル25は、縦型のものでは外周の
一部にスリット状の吹出ノズル孔70を持つ直管状に構
成され、先端側が二股に分岐した送風管71の先にそれ
ぞれ、洗浄用ノズル24と同様の回動調節機構72によ
り回動調節可能に接続されている。この直管状の吹出ノ
ズル25は、洗浄用ノズル24と同様に処理槽22の開
口部21の勾配に平行に、開口部21の近くの処理槽2
2内の左右の側壁に沿って吹出ノズル孔70が斜め下方
に向くように、即ち、吹出ノズル70の設置位置よりも
下方側に空気を吹き出すようにしてあり、洗浄用ノズル
24よりも上位に取り付けられている。この吹出ノズル
25の各吹出ノズル孔70の近傍には、吹出ノズル孔7
0の下方において吹き出し方向に沿う方向に回動できる
軽量な平板状の振子板73がそれぞれ垂下状に取り付け
られている。
【0039】横型のものの吹出ノズル25は、先端に単
孔の吹出ノズル孔70を有し、乾燥側槽30の開口部2
1近くの左右の内壁に配管された送風管71に、吹出ノ
ズル孔70が若干下向きになるよう交換可能にねじ嵌め
接続されている。この吹出ノズル25の各吹出ノズル孔
70の近傍にも、吹出ノズル孔70の下方において吹き
出し方向に沿う方向に回動できる軽量な平板状の振子板
73がそれぞれ垂下状に取り付けられている。吹出ノズ
ル25は、皿状の食器類20の場合には図8,9に示す
ような吹き出し側が扇形に広がったものに交換し、コッ
プ状のものの場合には図10,11に示すような先細り
の筒状のものに自由に交換することができ、対象の形状
に応じ効果的な乾燥処理が実施できるようになってい
る。
【0040】この乾燥装置は、食器類20の表面に付着
している水滴を、水滴と食器類20との間に働いている
表面張力に打ち勝って吹き飛ばすことができる風速を得
るものである。例えば、陶器製の皿面の水滴を吹き飛ば
して、最大で0.1mmの直径の水滴しか残さないよう
にするには、皿面に沿って40m/secから80m/
secの空気流を当てなければならないことが図12に
示すように実験によっても確かめられている。そして、
一般的には、食器類20の全面に40m/secから8
0m/secの空気流を供給するには、圧力もさること
ながら大きな風量を供給できる送風機66が必要であ
る。
【0041】この実施例の乾燥装置では、乾燥処理時に
吹出ノズル25の吹出ノズル孔70の近傍に設けられた
振子板73の食器類20側が空気流により負圧になり、
食器類20側に吸い寄せられて回動し、食器類20の表
面との間に狭隘な通風路を形成することになるので、空
気流が拡散せず食器類20のプロフィルに沿って高速の
まま流れることになるので、小風量でも水滴を十分に吹
き飛ばしうる空気流の速度が得られる。
【0042】なお、図における74は本体23の適所に
配設された操作パネルで、洗浄スイッチや乾燥スイッチ
等の各種の運転用スイッチが設けられている。また、7
5は本体23の下部に設けられた、噴流水の圧力や空気
流の圧力を変化させることのできる足踏み式の強弱調整
機構である。
【0043】上述したような構成の食器洗浄装置におい
ては、汚れの付着した食器類20を手で保持し、処理槽
22の開口部21から処理槽22内に噴出している噴流
水に3秒から5秒程度かざし、続いて処理槽22内に吹
き出されている高速の空気流に3秒から5秒程度かざせ
ば当該食器類20の洗浄及び乾燥処理が完了する。
【0044】即ち、洗浄装置により必要に応じて設定温
度に加温された新鮮な洗浄水が加圧ポンプ37により加
圧され、洗浄用ノズル24から処理槽22内に連続的に
勢いよく噴出されていて、これに汚れの付着した食器類
20を手で保持してかざせば、食器類20の汚れは水の
運動エネルギによる衝撃作用と、水の流れ落ちる洗い流
し作用とにより、即座に剥ぎ取られ、水とともに処理槽
22の底に洗い落される。処理に使われ、汚れた水は処
理槽22の底面の勾配に沿って滞ることなく排水口から
排水管36に排水される。剥ぎ取られた汚れのうちの固
形物などは、篭形フィルタ35に溜るので、適宜篭形フ
ィルタ35を取り出し処分すればよい。汚れが酷く温水
によるだけでは落ちないような場合には、開閉弁45を
開いて貯水タンク39に洗剤を投入し、洗剤の洗浄力も
働かせて洗浄処理を行なうこともできるが、殆どの通常
の汚れは温水によるだけで十分に洗浄することができ
る。
【0045】洗浄され、水で濡れた食器類20を吹出ノ
ズル25から処理槽22内に連続的に勢いよく噴出され
ている高速の空気流にかざすと、空気流が食器類20に
ぶつかり、食器類20のプロフィルに沿って流れて水滴
をはじき飛ばす。水滴の一部は空気流の衝突だけではじ
き飛ばされることになり、食器類20は即座に乾燥処理
されることになる。特にこの乾燥処理時には、食器類2
0を空気流に介在させることにより、吹出ノズル25の
吹出ノズル孔70の近傍に設けられた振子板73の食器
類20側が空気流により負圧になるため、振子板73が
図13に示すように食器類20側に吸い寄せられて回動
し、食器類20の表面との間に狭隘な通風路を形成する
ことになる。従って、空気流が処理槽22内で拡散せず
食器類20のプロフィルに沿って高速のまま流れること
になり、小風量での乾燥処理が実現する。
【0046】処理槽22内の空気は、フィルタ68によ
り水滴等が瀘過されて送風機66に吸い込まれ再び乾燥
処理用の空気流として処理槽22内に吹き出される。従
って、処理槽22内は負圧傾向になっているので、吹き
飛ばされ或いは衝突により霧状になった水も処理槽22
の外に吹き出すことはない。洗浄時も乾燥時も食器類2
0には左右から均等に噴流による力がかかるので、手で
容易に保持していることができる。但し、片側だけの噴
出によっても簡易な食器洗浄機を構成することは可能で
ある。
【0047】即ち、この実施例の食器洗浄装置によれ
ば、迅速で衛生的な洗浄処理及び、小風量の空気流での
迅速な乾燥処理が手軽にできる。また予洗いや溜め置き
洗いをしなくて済み、必要な時に必要量を処理できるの
で使い易い食器洗浄装置である。
【0048】実施例2.この実施例のものは、図14に
より示すように、実施例1の振子板73を平板でなく湾
曲した湾曲振子板76に構成したもので、その他の構成
は実施例1のものと同じである。この湾曲振子板76に
よれば、椀や丼など椀形プロフィルの食器類20に対し
て、そのプロフィルに倣った狭隘な通風路を形成でき、
効果的な乾燥処理が可能になる。
【0049】実施例3.この実施例のものは、図15,
図16により示すように、実施例1の平板の振子板73
を一方の吹出ノズル25に、湾曲振子板76を他方の吹
出ノズル25に設けたもので、その他の構成は実施例1
のものと同じである。この実施例によれば、湾曲振子板
76と平板による振子板73により、図示のように椀形
プロフィルの食器類20に対しても平皿のような平面プ
ロフィルの食器類20に対しても、それらのプロフィル
に倣った狭隘な通風路を形成でき、図15,16により
示すように適用性が増す。なお、振子板73,湾曲振子
板76は、片方の吹出ノズル25に対して設けても、相
応の効果は得られるものである。
【0050】実施例4.この実施例のものは、図17に
より示すように、実施例1のものの吹出ノズル25を、
回転機構77により回転するようにしたものである。回
転機構77は、図17に示すように駆動モータ78によ
る電動式でも、図18に示すように吹出し空気の反力を
利用する構造式でもよい。電動式では1秒間に1回転す
る程度に歯車列等の手段により回転が制御される。構造
式では、軸受79により支持された吹出ノズル25には
半径方向に吹き出す回転用の吹口80が形成されてい
る。
【0051】この実施例では吹出ノズル25は交換可能
で、筒状の基部に対して偏心位置に吹出ノズル孔70を
一個又は二個程度設けた図19,20や図21,22に
示すようなものや、吹出ノズル孔が先側に拡開したスリ
ット状の図8に示すようなものが適用される。
【0052】上記構成の食器洗浄装置によれば、吹出ノ
ズル25が回転し、回転により円錐形や円柱状の風域が
できるので、食器類20の全面に一度に当たる空気流を
形成する乾燥装置より風量が少なくても十分な乾燥処理
が実施できる。また、結果的には食器類20の表面に対
して空気流が強弱をもって当たることになるので、付着
している水滴が揺さぶられ吹き飛ばされ易くなり、乾燥
処理が円滑に進むことになる。図21に示した二個の吹
出ノズル孔70を反対方向に形成したものでは、回転に
より内向きや外向きの空気流が形成されるので、図22
に示すように底に高台81のある食器類20に対して
も、空気流が高台81で遮られにくくなり、円滑な乾燥
処理が実現する。これ以外の作用効果は実施例1のもの
と同じである。
【0053】実施例5.この実施例のものは、吹出ノズ
ル25に図23や図24並びに図25に示すように、空
気流を振動状態にして吹き出させる構成を設けたもので
ある。図25に示したものは、フルイデック発振を利用
したもので、空気流により上下振動を繰り返す振動部材
82が吹出ノズル25内に組込まれている。また、図2
4に示すものは吹出ノズル25の吹出ノズル孔70の先
方にモータ83により回転する斜板84が斜めに設けら
れている。斜板84は一回転することにより傾斜方向が
正反対になり、旋回流に似た空気流が形成される。さら
に、図25に示したものは、吹出ノズル25がかま首状
に構成されていて、自噴により振動状態になるようにし
たものである。即ち、首部分85は可撓の蛇腹構造とさ
れ、横向きに突き出す吹出ノズル孔70部分が、処理槽
22の側壁に形成された狭隘な筒形ガイド部86に自由
状態で臨まされている。
【0054】この実施例では吹出ノズル25からの空気
流は、方向が小刻みに変る振動状態で吹き出され、食器
類20の表面に対して空気流が強弱をもって当たること
になるので、付着している水滴が揺さぶられ吹き飛ばさ
れ易くなり、乾燥処理が円滑に進むうえ、風量も少なく
て済む。空気流の振動は、フルイデック発振を利用した
ものと、吹出し空気が筒形ガイド部86に当たる反作用
で吹出ノズル25自体が揺動する構成のもののほうが斜
板84を回転させるものより速くすることができる。
【0055】なお、図17により想像線で示すように、
処理槽22の正面側内面にも吹出ノズル25を配設して
もよく、これにより食器類20の周辺部にも空気流があ
たることになり、乾燥性能の向上をはかることもでき
る。また、実施例2,3,4,5のいずれも横型縦型の
区別なく適用できるものである。そして、少ない風量で
十分な乾燥処理用の空気流が形成できることは、消費電
力の低減と騒音の低下を推進でき、完成度の高い装置と
なる。
【0056】
【発明の効果】この発明における食器洗浄装置によれ
ば、開口部から処理槽内に汚れた食器類を保持して入れ
ることにより、開口部が開放した状態において食器類に
噴流水が当たり、噴流水の運動エネルギによる衝撃と水
の流れとにより汚れが食器類から剥ぎ取られ、洗い流さ
れ迅速に洗浄処理できる。また、乾燥装置により処理槽
内に形成される風により食器類に付着した水滴が吹き飛
ばされ、速やかに乾燥処理でき、さらに食器類の洗浄,
乾燥処理が終了し、あるいは処理途中であっても、開口
部は開放しているので、即座に食器類を本体から抜き差
しできる効果を有する。従って、食器類を並べる手間や
長い洗浄時間がなくなり、個別洗いが簡易にできる、初
期の目的を達成できると共に、食器類の洗浄,乾燥処理
がきわめて簡易に行い得る効果を有する。
【0057】また、吹出ノズルはこの吹出ノズルの設置
位置よりも下方側に空気を吹き出すため、空気流は上方
に舞い上がり難く、開口部から外方に空気や水滴を飛散
させ難くなり、使用者に空気流が舞い上がって不快感を
与えることを防止できる効果がある。
【0058】また、送風機の空気吸込口が本体内に設け
られ、この空気吸込口が食器等が保持されている側を指
向させてあるので、空気流は本体内で循環し、特別な排
気のための構造を必要とせず、しかも開口部から空気流
が流出して使用者側に空気を飛散させることを防止し、
吹出ノズルから吹き出された空気を容易に吸込易くでき
る効果を有する。
【0059】また、開口部は洗浄用ノズルよりも上方に
位置させているので、開口部から食器類を抜き差しする
際に使用者に無理な姿勢を強いることがなく、開口部よ
り下方に位置する洗浄用ノズルから出て食器等に衝突し
た水流が開口部外に飛散し難くなり、使用者の身体に水
滴がつくことを防止し易くできる効果を有する。
【0060】また、開口部は本体の前方側ほど下位に傾
斜して設けられているため、開口部から食器類を抜き差
しする際に使用者に無理な姿勢を強いることがなく、食
器類の抜き差しが容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の横型の食器洗浄装置の全
体を一部を破断して示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例の縦型の食器洗浄装置の全
体を示す透視斜視図である。
【図3】この発明の一実施例の縦型の食器洗浄装置の外
観図である。
【図4】この発明の一実施例の横型の食器洗浄装置の処
理槽の一部を断面にして示す斜視図である。
【図5】この発明の一実施例の食器洗浄装置の回動調節
機構の断面図である。
【図6】この発明の一実施例の食器洗浄装置の防振装置
の拡大断面図である。
【図7】この発明の一実施例の食器洗浄装置の他の防振
装置を示す拡大断面図である。
【図8】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノズ
ルの一例を示す斜視図である。
【図9】図8の吹出ノズルの機能を示す説明図である。
【図10】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの一例を示す斜視図である。
【図11】図10の吹出ノズルの機能を示す説明図であ
る。
【図12】空気流の速度と乾燥時間との関係を示す説明
図である。
【図13】この発明の一実施例の食器洗浄装置の振子板
の機能を示す説明図である。
【図14】この発明の一実施例の食器洗浄装置の湾曲振
子板の機能を示す説明図である。
【図15】この発明の一実施例の食器洗浄装置の他の振
子板の機能を示す説明図である。
【図16】この発明の一実施例の食器洗浄装置の他の振
子板の機能を示す説明図である。
【図17】この発明の一実施例の横型の食器洗浄装置の
全体を一部を破断して示す斜視図である。
【図18】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの構成を示す断面図である。
【図19】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの構成を示す斜視図である。
【図20】図19の吹出ノズルの機能説明図である。
【図21】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの構成を示す斜視図である。
【図22】図21の吹出ノズルの機能説明図である。
【図23】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの構成を示す断面図である。
【図24】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの構成を示す断面図である。
【図25】この発明の一実施例の食器洗浄装置の吹出ノ
ズルの構成を示す断面図である。
【図26】従来の食器洗浄装置の全体を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 食器類 21 開口部 23 本体 24 洗浄用ノズル 25 吹出ノズル 37 加圧ポンプ 39 貯水タンク 66 送風機 70 吹出ノズル孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門間 修 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 佐藤 誠時 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 都筑 宏 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 田口 秀穂 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 小川 宏二 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 加藤 祐智 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を出し入れできる開口部を有する
    本体と、この本体内に保持される食器類に、噴流水を当
    てて洗浄する洗浄装置と、上記本体内に保持された上記
    食器類に、送風機による空気流を吹出ノズルにより噴射
    して上記食器類に付着した水分を吹き飛ばす乾燥装置と
    を備え、上記洗浄装置は上水からの給水を貯える貯水タ
    ンクと、この貯水タンクから新鮮水の供給を受け、この
    新鮮水を加圧する加圧ポンプと、この加圧ポンプから加
    圧された新鮮水を上記開口部が開放した状態において噴
    射する洗浄用ノズルとを有することを特徴とする食器洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 吹出ノズルはこの吹出ノズルの設置位置
    よりも下方側に空気を吹き出すことを特徴とする請求項
    1記載の食器洗浄装置。
  3. 【請求項3】 送風機の空気吸込口が本体内に設けら
    れ、この空気吸込口が食器等が保持されている側を指向
    していることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 開口部は洗浄用ノズルよりも上方に位置
    していることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 開口部は本体の前方側ほど下位に傾斜し
    て設けられていることを特徴とする請求項4記載の食器
    洗浄装置。
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JP5-88686 1993-04-15
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KR20210050816A (ko) * 2019-10-29 2021-05-10 (주)자숨 수세식 식판 세정장치, 이를 포함하여 구성된 식판 헹굼 세정시스템

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