JPH10192071A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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Publication number
JPH10192071A
JPH10192071A JP9000918A JP91897A JPH10192071A JP H10192071 A JPH10192071 A JP H10192071A JP 9000918 A JP9000918 A JP 9000918A JP 91897 A JP91897 A JP 91897A JP H10192071 A JPH10192071 A JP H10192071A
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JP
Japan
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cleaning
washing
liquid
gas
jet
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Application number
JP9000918A
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English (en)
Inventor
Osamu Kadoma
修 門間
Keiji Kameishi
圭司 亀石
Hideho Taguchi
秀穂 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の洗浄処理も比較的小量の洗浄物のまと
め洗浄も行なうことができる構成の簡素な洗浄装置を得
る。 【解決手段】 洗浄物を出し入れする開口部12に連通
する洗浄空間13を備えた洗浄槽14内に、高速の気流
に洗浄液供給系2から供給される洗浄液の液滴が混在す
る気液混合噴流を気液混合噴流生成手段3により噴出し
て洗浄空間13内に保持した洗浄物に気液混合噴流を噴
射して洗浄物を洗浄する洗浄装置について、その洗浄槽
14に電動開閉弁17を有する排水管18と、洗浄空間
13において洗浄物を気液混合噴流の噴射を可能に保持
する洗浄物保持手段21とを設けるとともに、洗浄槽1
4に溜まる洗浄液を気液混合噴流生成手段3に供給し、
気液混合噴流の液滴成分を作る洗浄液供給系2とは別系
統の洗浄液循環系19を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば食器類や
食品並びに手などを洗浄するための洗浄装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】主として食器類の洗浄に供せられる洗浄
装置は、例えば実公昭55―34041号公報や特開平
1―148230号公報に示されているように洗浄槽内
にセットされた洗浄物に洗浄液を噴射することにより洗
浄を行なうものが多い。これらのものは、比較的沢山の
洗浄物を一度に洗浄処理するのに適している。これに対
して例えば、特開平7―265243号公報の洗浄装置
は、開口部を有する洗浄槽内に洗浄液を噴出させるよう
になっており、手に保持した洗浄物を噴出している洗浄
液に直接かざして洗浄を行なうもので、洗浄物を個々に
一つずつ洗浄処理するものである。
【0003】後者は洗浄液の高い運動エネルギーにより
洗浄物の汚れを剥離し洗い流すものであり、前者に比べ
洗浄処理が短時間で済み、一般の家庭の台所で生じる程
度の量の洗い物には適している。洗浄後の洗浄物の乾燥
処理は、殆どの洗浄装置が温風や高速の気流の洗浄物へ
の噴射により行なっている。乾燥のための送風系を別に
備えているものもあるが、特開平1―148230号公
報のものでは、送風系は洗浄機能と乾燥機能とを果たす
構成となっている。即ち、図8に示すように洗浄槽10
1内に配設された噴射装置102に空気圧縮機103に
より得られる高温高圧の空気を供給し、高温高圧の空気
の運動エネルギーにより洗浄槽101に貯えた洗浄液を
洗浄物に気流とともに噴射して洗浄を行なった後、洗浄
槽101の洗浄液を排水し、噴射装置102から高温高
圧の空気を噴射させることにより乾燥処理が行なわれる
構成である。このように洗浄機能と乾燥機能を単一の送
風系で果たすように構成する方が、洗浄装置としてはコ
ンパクトになり機能的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の洗浄装
置において、一度に沢山の洗浄処理のできるものは、洗
浄処理に時間が長くかかるばかりでなく、洗浄槽101
内に洗浄物を洗浄し易く収納しなければならず、洗浄物
の洗浄槽101内へのセットが面倒である。一方、個々
に洗浄処理するものでは、調理中の調理器具の洗浄など
洗浄物をその都度洗浄するような場合には処理時間も短
く使い易いものの洗浄物の量が多いときには洗浄処理を
反復しなければならないことから煩わしさもある。
【0005】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、洗浄
処理及び乾燥処理を短時間で行なうことができ、個々の
洗浄処理も比較的小量の洗浄物のまとめ洗浄も行なうこ
とができる構成の簡素な洗浄装置を得ることであり、そ
の洗浄装置の使い勝手の向上や機能の向上を推進するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に請求項1の発明は、洗浄物を出し入れする開口部を有
し、この開口部に連通する洗浄空間を備えた洗浄槽内
に、高速の気流に洗浄液供給系から供給される洗浄液の
液滴が混在する気液混合噴流を気液混合噴流生成手段に
より噴出して洗浄空間内に保持した洗浄物に気液混合噴
流を噴射して洗浄物を洗浄する洗浄装置について、その
洗浄槽に開閉手段を有する排水構造と、洗浄空間におい
て洗浄物を気液混合噴流の噴射を可能に保持する洗浄物
保持手段とを設けるとともに、洗浄槽に溜まる洗浄液を
気液混合噴流生成手段に供給し、気液混合噴流の液滴成
分を作る洗浄液供給系とは別系統の洗浄液循環系を備え
る手段を採用する。
【0007】上記課題を達成するために請求項2の発明
は、洗浄物を出し入れする開口部を有し、この開口部に
連通する洗浄空間を備えた洗浄槽内に、高速の気流に洗
浄液供給系から供給される洗浄液の液滴が混在する気液
混合噴流を気液混合噴流生成手段により噴出して洗浄空
間内の洗浄物に気液混合噴流を噴射して洗浄物を洗浄す
る洗浄装置について、その洗浄槽に開閉手段を有する排
水構造を設けて洗浄空間に洗浄水を貯溜できるように構
成するとともに、洗浄槽内に貯溜した洗浄水を撹拌する
撹拌手段を設ける手段を採用する。
【0008】上記課題を達成するために請求項3の発明
は、洗浄物を出し入れする開口部を有し、この開口部に
連通する洗浄空間を備えた洗浄槽内に、高速の気流に洗
浄液供給系から供給される洗浄液の液滴が混在する気液
混合噴流を気液混合噴流生成手段により噴出して洗浄空
間内に保持した洗浄物に気液混合噴流を噴射して洗浄物
を洗浄する洗浄装置について、その気液混合噴流生成手
段に洗浄液供給系と、洗剤を含む洗剤入洗浄液供給系を
選択的に気液混合噴流生成手段に供給する洗剤入洗浄液
供給系とを併設し、洗剤入洗浄液供給系からの洗剤入洗
浄液と洗浄液供給系からの洗浄液とを選択的に気液混合
噴流生成手段に供給できるようにする手段を採用する。
【0009】上記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1に係る前記手段における洗浄槽の開口部を
正面に設け、この開口部には受口状の開閉蓋を開閉可能
に設け、洗浄空間の洗浄物保持手段を洗浄槽の上部に形
成した出入口から出し入れできるようにする手段を採用
する。
【0010】上記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項1に係る前記手段における洗浄槽の開口部を
正面に設け、この開口部には受口状の開閉蓋を開閉可能
に設け、洗浄空間の洗浄物保持手段を洗浄槽の上部に形
成した出入口から昇降手段によって出入り可能に構成す
る手段を採用する。
【0011】上記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記手段
における気液混合噴流生成手段を、送風機による気流を
噴出する気流噴出ノズルと、この気流噴出ノズルの噴出
口の近傍に配置した加速器とから構成し、その加速器は
洗浄液供給系から供給される洗浄液を、気流噴出ノズル
から噴出される高速の気流によって加速するものとする
手段を採用する。
【0012】上記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項1〜請求項5までのいずれかに係る前記手段
における気液混合噴流生成手段を、送風機による気流を
噴出する気流噴出ノズルと、この気流噴出ノズル内に洗
浄液を供給する洗浄液注入部とから構成する手段を採用
する。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,図2は実施の形態1の洗浄装置を
一部を破断して示した斜視図である。この洗浄装置は主
として調理用具や食器類などを洗浄する食器洗浄装置と
して構成したものである。この食器洗浄装置の洗浄機能
を果たす中核部分は、高速の気流を生成する送風系1
と、この送風系1による高速の気流に洗浄液を供給する
洗浄液供給系2と、高速の気流に洗浄液供給系2から供
給される洗浄液の液滴が混在する気液混合噴流を生成す
る気液混合噴流生成手段3により構成されている。気液
混合噴流生成手段3は送風系1からの気流を噴出する気
流噴出ノズル4と、この気流噴出ノズル4の近傍におい
て噴出直後の気流に洗浄液を供給し、気流により液滴を
形成し加速させる加速器5とから構成されている。
【0014】送風系1は、送風機6の送風を気体流路を
介して気流噴出ノズル4に送り、高速の気流を生成し外
部へ噴出するための構成であり、送風機6の吸込み側に
はフィルタが装着されている。気体流路は送風機6の吹
出側と気流噴出ノズル4間を連絡する送気管7で構成さ
れ、送気管7は伸縮性と可撓性を備えた例えばビニール
製の管で構成されている。洗浄液供給系2は、例えば水
道水等の洗浄液を気流噴出ノズル4の噴出口近傍に配設
された加速器5の供給部8に供給するための構成であ
り、水道管・蛇口等の水源と加速器5とを結ぶビニール
や金属製の管による流路として構成され、水道管・蛇口
等の水源と加速器5間の流路の途中には液量調節手段で
ある定流量弁9と電動弁10とが設けられている。
【0015】加速器5は、図1に示すように気流噴出ノ
ズル4から噴出される気流の進行方向に沿って気流の進
路を妨げない壁面構造に構成され、その気流に面する加
速壁面の気流噴出ノズル4の噴出口寄りに洗浄液の供給
部8が一体に構成されている。加速壁面には気流噴出ノ
ズル4の噴出口に沿って気流の進行方向にほぼ直角の方
向に小孔11の列が形成され、この小孔11から加速壁
面に洗浄液が供給される。加速器5の加速壁面に供給さ
れる洗浄液は、加速壁面に沿って流れる気流噴出ノズル
4からの高速の気流により加速壁面に沿って拡散しなが
ら移動していき、加速壁面の終端から吹飛ばされて高速
の気流によって加速され気流に近い速度の液滴流とな
る。この液滴流は気流に混ざり気液混合噴流が生成され
る。この加速器5を経て生成される高速の気液混合噴流
を洗浄物に直接衝突させれば洗浄物に対する洗浄機能を
果たす。
【0016】食器洗浄装置としては、図1に示すように
洗浄物として例えば皿やフライパンなどを出し入れでき
る開口部12を上部に有する洗浄空間13を備えた洗浄
槽14を組付けたキャビネット本体15に、送風系1と
洗浄液供給系2と気液混合噴流生成手段3とが設けられ
て構成される。洗浄槽14は、底部に排水用の凹部16
があり、この凹部16の下端には電動開閉弁17を介し
て排水管18が下水道等への排水を可能に接続されてい
る。また、凹部16には残菜等の屑を瀘過するフィルタ
が着脱可能に上部に装着された取り外し可能の菊割れ蓋
の内側に装着されている。このフィルタより下側の凹部
16と加速器5の供給部8とは洗浄液循環系19により
連絡されている。洗浄液循環系19はポンプ20を備え
た管路として洗浄液供給系2とは別に構成され、フィル
タを経て凹部16に溜った洗浄液をポンプ20で汲み上
げ加速器5に供給するものである。洗浄槽14の洗浄空
間13内には複数の食器類を気液混合噴流の噴射を可能
に保持する上部が開放し、開口部12からの出し入れの
可能な洗浄篭等の洗浄物保持手段21が収め込まれてい
る。また、洗浄槽14の上部の開口部12にはまな板と
しても使用できる蓋22が設けられ、非使用時にはこの
蓋22により開口部12は閉蓋されている。
【0017】気流噴出ノズル4は略扇形に構成され、洗
浄槽14の一側上部寄りに矩形の噴出口が上下方向に長
くなるように洗浄空間13に向って斜め下向きに噴出口
が向くように配設されている。洗浄槽14内の気流噴出
ノズル4の下方には洗剤を投入する下部に洗剤流下孔を
備えた洗剤ポケット23が設けられている。また、洗浄
槽14の開口部12近くには洗浄物を手にして個々に洗
浄するときに洗浄物を検知する検知手段24,25が配
設され、洗浄物が洗浄空間13に位置したことを検知
し、制御部に対して洗浄開始検知信号として、第1検知
信号を送る。制御部はこの第1検知信号を受けて、送風
機6の駆動と洗浄液を遮断している電動弁10を開ける
動作を行なう。検知手段24,25としては例えば光電
センサや超音波センサなどが用いられている。
【0018】上記のように構成された食器洗浄装置は、
洗浄物の個別洗浄も複数のまとめ洗浄も選択的に行なう
ことができる。個別洗浄では図1に示すように洗浄物を
手で保持して、洗浄槽14の洗浄空間13に、開放させ
た開口部12から洗浄する面を気流噴出ノズル4に対向
させることにより洗浄動作が行なわれる。即ち、使用者
が手にした洗浄物を開口部12から洗浄空間13内に差
し出すと、検知手段24が洗浄物を検知し、制御部に対
して、洗浄開始検知信号である第1検知信号を送る。制
御部はこの第1検知信号を受けて、送風機6の駆動と洗
浄液を遮断している電動弁10を開動作させる。排水管
18の電動開閉弁17は動作せず開放状態に維持されて
いる。また、洗浄液循環系19のポンプ20も停止状態
に保持されている。
【0019】送風機6の駆動により、気体(空気)がフ
ィルタを経て送風機6に取込まれ、送気管7を通って気
流噴出ノズル4から高速の気流が噴射され、これに併行
して新鮮水である洗浄液が、水源から定流量弁9と電動
弁10を経て加速器5へ一定の流量で供給される。加速
器5に供給された洗浄液は、加速器5において気流噴出
ノズル4からの高速の気流により加速壁面に沿って加速
され吹き飛ばされて高速の液滴流となり、気流と混ざっ
た扁平な気液混合噴流となって洗浄空間13に保持され
た洗浄物に噴射されることになる。
【0020】洗浄空間13に向かって噴出した気液混合
噴流は洗浄物に衝突し、高速の液滴流の衝撃力と水の流
れ落ちる作用と、さらに高速の気流の衝突による払拭作
用を同時的に発揮する。これにより、洗浄物に付着して
いた汚れは、極短時間で剥離され押し流され吹飛ばされ
て除去される。汚れを含んだ液滴は洗浄物の表面に沿っ
てその端部まで気流により速やかに押しやられ、洗浄物
から剥離されて洗浄槽14の底側の凹部16に流下し
て、排水管18から下水道等に排水される。
【0021】洗浄物が食器類の場合では、加速器から噴
射するときの気液混合噴流の速度は、洗浄性能の観点か
らは40m/s程度以上が望ましいが、人体の皮膚への
衝突圧力を考慮し、40m/s程度以下として設定され
ている。この値は洗浄効果が十分に得られ、かつ気液混
合噴流が手に当たっても痛みを感じさせない程度であ
り、洗剤を使用することなく食器類1枚につき3〜10
秒で洗浄を完了できるものである。
【0022】なお、気液混合噴流の速度が35m/s程
度でも、汚れ具合が軽度の場合や、サラダ油やミートソ
ースなどの、バターなどに比べて比較的落ちやすい種類
の汚れが付着している食器類では、洗剤無しの洗浄液で
の洗浄が可能である。また、食器類を擦ったり、洗剤を
併用したりすれば、さらに低速の気液混合噴流でも洗浄
することができる。洗浄液供給系2から供給される洗浄
液の流量は、一般的に水道から供給可能な流量(10リ
ットル/分以下)である。この実施の形態1では、1立
方m/分程度の空気と5リットル/分程度の洗浄液によ
って、流速40m/s程度以下の気液混合噴流が生成さ
れ噴出される。
【0023】気液混合噴流による洗浄物の洗浄が完了し
た時点で、手にした洗浄物を一旦洗浄空間13から待避
させる。この待避動作によって検知手段24からの検知
信号が遮断され、制御部が使用者の洗浄の終了の意志を
認識する。即ち、検知手段24からの検知信号が遮断さ
れたことを受けて、電動弁10を閉じて洗浄液の供給の
停止と送風機6の駆動を停止する。
【0024】この後、使用者が洗浄物を洗浄空間13に
再度差し出すことにより、検知手段25が洗浄物が洗浄
空間13に位置したことを検知し、制御部に対して水切
り開始検知信号としての第2検知信号を送る。制御部は
この第2検知信号を受けて、送風機6のみを駆動させ
る。これにより高速の気流が気流噴出ノズル4から洗浄
空間13に向けて噴出され、洗浄物に付着した液滴を、
飛散させ押しやって洗浄物から払拭し、洗浄物を水切り
する。洗浄物の端部での液滴の表面張力よりも、気流が
液滴に与える力の方が勝っているため、液滴は洗浄物か
ら引き剥され水切りされ乾燥処理されることになる。
【0025】洗浄物が食器類の場合には、これを水切り
により乾燥させるのに必要な風速は、例えば80m/s
ec程度であるが、その風量は、例えば1立方m/mi
n程度あれば良い。水切りが終了した時点で、使用者が
洗浄物を洗浄空間13から取り出すと、制御部は検知手
段25からの第2検知信号が遮断されたことを受けて送
風機6を停止する。なお、この個別洗浄時には洗浄物保
持手段21は必要でないので、洗浄槽14から取り出し
ておいてもよいが、洗浄槽14内に残置させておいても
支障はきたさない。
【0026】複数の食器類をまとめて洗浄する場合に
は、図示しない操作パネルにおいて運転モードを切換え
る。この運転モードでは洗浄液供給系2からの洗浄液の
供給は時限的に行なわれ、検知手段24,25による自
動運転は行なわれない。即ち、まず洗剤ポケット23に
洗剤を投入し、図2に示すように洗浄空間13内の洗浄
物保持手段21に複数の洗浄物を並べて保持させ開口部
12に蓋22をした後、まとめ洗いの運転モードのスイ
ッチをONにする。これにより、洗浄液を遮断している
電動弁10が開動作し、排水管18の電動開閉弁17が
閉止動作する。洗浄空間13に洗浄液がある程度溜る一
定の時間が経過すると、電動弁10は閉止され洗浄液の
供給が停止される。この間、洗剤ポケット23に投入し
た洗剤が洗浄液に混入し洗浄空間13には洗剤入りの洗
浄液が貯溜される。
【0027】続いて、送風機6とポンプ20が駆動さ
れ、送風機6により気流噴出ノズル4から高速の気流が
噴射され、これに併行して洗浄液循環系19により洗浄
空間13に貯溜されている洗剤入りの洗浄液が、ポンプ
20を経て加速器5へ一定の流量で供給される。洗浄液
循環系19により供給される洗浄液はフィルタを通過す
るため異物は混入していない。加速器5に供給された洗
剤入りの洗浄液は、加速器5において気流噴出ノズル4
からの高速の気流により加速壁面に沿って加速され吹き
飛ばされて高速の液滴流となり、気流と混ざった扁平な
気液混合噴流となって洗浄空間13の洗浄物保持手段2
1に収められ保持された複数の洗浄物に噴射されること
になる。
【0028】洗浄空間13に向かって噴出した気液混合
噴流は複数の洗浄物に衝突し、高速の液滴流の衝撃力と
水の流れ落ちる作用と、洗剤による汚れを浮き上がらせ
る作用と、高速の気流の衝突による払拭作用を同時的に
発揮する。これにより、洗浄物に付着していた汚れは、
短時間で剥離され押し流され吹飛ばされて除去される。
汚れを含んだ液滴は洗浄物の表面に沿ってその端部まで
気流により速やかに押しやられ、洗浄物から剥離されて
洗浄槽14の底側に溜り、洗浄液循環系19により循環
利用される。
【0029】こうして洗浄が完了する一定時間が経過す
ると、送風機6とポンプ20が停止され、排水管18の
電動開閉弁17が開放され、洗浄槽14内の汚れた洗浄
水が排水され、すすぎ処理に移行する。即ち、新鮮な洗
浄液を遮断している電動弁10が開動作され、排水管1
8の電動開閉弁17が閉止動作される。こうして洗浄空
間13に新鮮な洗浄液がある程度溜る一定の時間が経過
すると、電動弁10は閉止され洗浄液の供給が停止され
る。
【0030】続いて、送風機6とポンプ20が駆動さ
れ、送風機6により気流噴出ノズル4から高速の気流が
噴射され、これに併行して洗浄液循環系19により洗浄
空間13に貯溜された新鮮な洗浄液が、ポンプ20を経
て加速器5へ一定の流量で供給される。加速器5に供給
された洗浄液は、加速器5において気流噴出ノズル4か
らの高速の気流により加速壁面に沿って加速され吹き飛
ばされて高速の液滴流となり、気流と混ざった扁平な気
液混合噴流となって洗浄空間13の洗浄物保持手段21
に収められ保持された複数の洗浄物に噴射され、洗浄物
に付着していた洗剤の成分を洗い落しすすぎを行なう。
【0031】すすぎが済むと、送風機6とポンプ20が
停止され、排水管18の電動開閉弁17が開放されて洗
浄空間13のすすぎに使われた洗浄水を排水してから、
送風機6のみが運転され高速の気流による乾燥処理が行
なわれ、一連の洗浄処理が完了する。このようにこの実
施の形態1の食器洗浄装置では、調理中の調理器具の洗
浄など洗浄物をその都度個々に洗浄処理することも、複
数の洗浄物をまとめて洗浄処理することも利用者の都合
に応じて実施することができ、処理時間も短く使い易い
ものとなる。そして、洗浄処理に使う送風系1で乾燥処
理も行なうため構成が簡素であり、実用性も高い。
【0032】実施の形態2.図3はこの実施の形態2の
食器洗浄装置を一部を破断して示した斜視図である。図
3からも分るとおり、この食器洗浄装置もその基本的な
構成は実施の形態1で示したものと同じである。従っ
て、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形
態1のものと同一の符号を用いそれらについての説明は
省略する。
【0033】この実施の形態2の食器洗浄装置は、送風
機6からの気流を気流噴出ノズル4か撹拌用風路26か
のいずれかに風路切換手段27により送風できるように
構成されている。撹拌用風路26は洗浄槽14の底部に
構成された気流噴出部28に連絡している。気流噴出部
28は洗浄槽14の凹部16を除く底面に二重底状に構
成され、その上面には気流噴出用の小孔29が多数設け
られている。風路切換手段27は、通常においては気流
噴出ノズル4側を開放し、撹拌用風路26側については
これを閉止している。これ以外の構成は実施の形態1で
示したものと同じである。ただし、実施の形態1で示し
た洗浄物保持手段21と洗浄液循環系19はこの実施の
形態2の食器洗浄装置には備えられていない。
【0034】この食器洗浄装置も、洗浄物の個別洗浄も
複数のまとめ洗浄も選択的に行なうことができる。個別
洗浄についての動作は実施の形態1のものと同様である
のでその説明は省略する。複数の食器類をまとめて洗浄
する場合には、図示しない操作パネルにおいて運転モー
ドを切換える。この運転モードでは洗浄液供給系2から
の洗浄液の供給は時限的に行なわれ、検知手段24,2
5による自動運転は行なわれない。即ち、まず洗剤ポケ
ット23に洗剤を投入し、洗浄空間13内に複数の洗浄
物を収めた後、まとめ洗いの運転モードのスイッチをO
Nにする。これにより、洗浄液を遮断している電動弁1
0が開動作し、排水管18の電動開閉弁17が閉止動作
し、風路切換手段27が動作して気流噴出ノズル4側を
閉止し撹拌用風路26側を開放する。
【0035】洗浄空間13に洗浄液がある程度溜る一定
の時間が経過すると、電動弁10は閉止され洗浄液の供
給が停止される。この間、洗剤ポケット23に投入した
洗剤が洗浄液に混入し洗浄空間13には洗剤入りの洗浄
液が貯溜され、収め込まれた複数の洗浄物は洗剤入りの
洗浄液に浸漬される。続いて送風機6が駆動され、送風
機6による気流が風路切換手段27を経て撹拌用風路2
6から洗浄槽14の底部に構成された気流噴出部28に
導入され、撹拌用の小孔29から洗浄槽14内に貯溜さ
れている洗浄液中に気泡となって勢いよく噴出する。こ
れにより、洗浄槽14に貯溜された洗剤入りの洗浄液は
煮沸時に似た沸騰類似状態を呈し、各洗浄物を揺さぶり
ながら洗浄物の表面に対する流動を繰り返し、洗浄物に
付着した汚れを洗い流す。
【0036】こうして洗浄が完了する一定時間が経過す
ると送風機6が停止され、排水管18の電動開閉弁17
が開放され、洗浄槽14内の汚れた洗浄水が排水され、
すすぎ処理に移行する。即ち、新鮮な洗浄液を遮断して
いる電動弁10が開動作され、排水管18の電動開閉弁
17が閉止動作される。こうして洗浄空間13に新鮮な
洗浄液がある程度溜る一定の時間が経過すると、電動弁
10は閉止され洗浄液の供給が停止される。
【0037】続いて送風機6が駆動され、送風機6によ
る気流が風路切換手段27を経て撹拌用風路26から洗
浄槽14の底部に構成された気流噴出部28に導入さ
れ、撹拌用の小孔29から洗浄槽14内に貯溜されてい
る洗浄液中に気泡となって勢いよく噴出する。気泡は洗
浄槽14内の新鮮な洗浄液を洗浄時と同様に撹拌し流動
させて洗浄槽14内に収められた複数の洗浄物に付着し
ていた洗剤の成分を洗い落しすすぎを行なう。
【0038】こうしてすすぎが済むと、送風機6が停止
され排水管18の電動開閉弁17が開放されて洗浄空間
13のすすぎに使われた洗浄水を排水してから、風路切
換手段27により気流噴出ノズル4側を開放し、送風機
6が運転され気流噴出ノズル4から噴出する高速の気流
によりすすぎの済んだ洗浄物に対する乾燥処理が行なわ
れ、一連の洗浄処理が完了する。このようにこの実施の
形態2の食器洗浄装置では、調理中の調理器具の洗浄な
ど洗浄物をその都度個々に洗浄処理することも、複数の
洗浄物をまとめて洗浄処理することも利用者の都合に応
じて実施することができ、処理時間も短く使い易いもの
となる。そして、洗浄処理に使う送風系1で乾燥処理も
行なうため構成が簡素であり、実用性も高い。
【0039】なお、この実施の形態2では洗浄槽14に
貯溜させた洗浄水を気流の吹出しにより撹拌させている
が、洗浄水の撹拌手段としては超音波発生器や水流循環
パルセーターを適用することもできる。
【0040】実施の形態3.図4はこの実施の形態3の
食器洗浄装置を一部を破断して示した斜視図である。図
4からも分るとおり、この食器洗浄装置もその基本的な
構成は実施の形態1で示したものと同じである。従っ
て、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形
態1のものと同一の符号を用いそれらについての説明は
省略する。
【0041】この実施の形態3の食器洗浄装置は、気液
混合噴流生成手段3を構成している加速器5に洗浄液供
給系2からの洗浄液と、洗剤を含む洗剤入洗浄液供給系
30からの洗剤入洗浄液とを選択的に供給できるように
構成したものである。洗剤入洗浄液供給系30は、洗剤
液貯溜タンク31と、この洗剤液貯溜タンク31を加速
器5の供給部8近傍の洗浄液供給系2の管路に連絡する
洗剤液供給管32とから構成され、洗剤液供給管32の
一部には通常においては管路を閉止している電動弁34
が設けられている。これ以外の基本的な構成は実施の形
態1で示したものと同じである。ただし、実施の形態1
で示した洗浄液循環系19と排水管18の電動開閉弁1
7と洗剤ポケット23はこの実施の形態3の食器洗浄装
置には備えられていない。
【0042】この食器洗浄装置も、洗浄物の個別洗浄も
複数のまとめ洗浄も選択的に行なうことができる。洗剤
液を使わない個別洗浄についての動作は実施の形態1の
ものと同じであるのでその説明は省略する。洗剤液を使
う個別洗浄では、洗剤液貯溜タンク31の洗剤液が電動
弁34の開放動作により洗浄液供給系2からの洗浄液に
加速器5の手前において混入され、洗剤入洗浄液の液滴
流と気流とによる気液混合噴流による洗浄が行なわれ
る。複数の食器類をまとめて洗浄する場合には、図示し
ない操作パネルにおいて運転モードを切換える。この運
転モードでは検知手段24,25による自動運転は行な
われない。まず、洗浄空間13内の洗浄物保持手段21
に複数の洗浄物を収めて開口部12を蓋22で閉蓋した
後、まとめ洗いの運転モードのスイッチをONにする。
これにより、洗浄液を遮断している電動弁10と、洗剤
入洗浄液供給系30の電動弁34が開弁動作する。
【0043】続いて送風機6が駆動され、送風機6によ
り気流噴出ノズル4から高速の気流が噴射され、これに
併行して洗浄液供給系2からの洗浄液に洗剤液貯溜タン
ク31の洗剤液が混入した洗剤入洗浄液が、加速器5へ
一定の流量で供給される。加速器5に供給された洗剤入
洗浄液は、加速器5において気流噴出ノズル4からの高
速の気流により加速壁面に沿って加速され吹き飛ばされ
て高速の液滴流となり、気流と混ざった扁平な気液混合
噴流となって洗浄空間13の洗浄物保持手段21に収め
られ保持された複数の洗浄物に噴射されることになる。
【0044】洗浄空間13に向かって噴出した気液混合
噴流は、複数の洗浄物に衝突し、高速の液滴流の衝撃力
と水の流れ落ちる作用と、洗剤液による汚れを浮き上が
らせる作用と、高速の気流の衝突による払拭作用を同時
的に発揮する。これにより、洗浄物に付着していた汚れ
は、短時間で剥離され押し流され吹飛ばされて除去され
る。汚れを含んだ液滴は洗浄物の表面に沿ってその端部
まで気流により速やかに押しやられ、洗浄物から剥離さ
れて洗浄槽14の底から排水管18により排水される。
【0045】こうして洗浄が完了する一定時間が経過す
ると、電動弁34の閉弁動作により洗剤液の供給が停止
され、新鮮な洗浄液による気液混合噴流の噴出によるす
すぎが行なわれる。新鮮な洗浄液による気液混合噴流で
洗浄物の表面に付着していた洗剤液の成分を洗い流しす
すぎを行なう。すすぎが済むと、送風機6のみが運転さ
れ高速の気流による乾燥処理が行なわれ、一連の洗浄処
理が完了する。このようにこの実施の形態3の食器洗浄
装置では、調理中の調理器具の洗浄など洗浄物をその都
度個々に洗浄処理することも、複数の洗浄物をまとめて
洗浄処理することも利用者の都合に応じて実施すること
ができ、処理時間も短く使い易いもとなる。そして、洗
浄処理に使う送風系1で乾燥処理も行なうため構成が簡
素であり、実用性も高い。
【0046】実施の形態4.図5はこの実施の形態4の
食器洗浄装置を示した斜視図であり、図6は同じく側断
面図である。図5,6からも分るとおり、この食器洗浄
装置もその基本的な構成は実施の形態1で示したものと
同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分に
ついては実施の形態1のものと同一の符号を用いそれら
についての説明は省略する。
【0047】この実施の形態4の食器洗浄装置は、キャ
ビネット本体15の正面に洗浄槽14の開口部12を開
口させ、この開口部12には下端部において枢支させた
受口状の開閉蓋35を開閉可能に設けたものである。開
閉蓋35は把っ手36を引くことにより受け口状態に開
き、把っ手36を押すことによりキャビネット本体15
の正面と面一となって開口部12を閉止する。洗浄槽1
4にはキャビネット本体15の上面に出入口37が設け
られ、この出入口37から洗浄空間13に収めた洗浄物
保持手段21を出し入れできるように構成されている。
この実施の形態4では、洗浄物保持手段21は、図6に
示すように昇降装置38により電動でエレベーター式に
昇降動する。洗浄物保持手段21は食器を整理しておく
食器ラックとしても使うことができる棚構造の篭で、上
部には開閉可能な蓋39を備えている。
【0048】昇降装置38はモーター40とその回転軸
に装着されたピニオン41とからなり、洗浄物保持手段
21の外側に装着されたラック42にピニオン41が噛
み合わされている。昇降装置38による洗浄物保持手段
21の昇降は緩やかに行なわれ、下降端位置ではその蓋
39が出入口37を閉蓋し、上昇端位置では洗浄空間1
3の外に出る。気液混合噴流生成手段3は、洗浄槽14
の開口部12近くに噴出方向を調節できるように配設さ
れている。
【0049】この実施の形態4の食器洗浄装置も洗浄や
すすぎ及び乾燥に係る機能は実施の形態1のものと同じ
であるが、個別洗浄は開閉蓋35を開け受け口状態にし
て正面側において行なわれる。この時、洗浄槽14内に
洗浄物保持手段21が有る場合には昇降装置38により
上昇させ洗浄空間13から退避させる。これにより洗浄
物保持手段21に清潔な食器が保管されているような場
合、清潔な食器を退避させることができる。まとめ洗浄
では開口部12の開閉蓋35を閉じ、昇降装置38で洗
浄物保持手段21を下降端位置にして実施の形態1と同
様の仕方で行なう。なお、この構成は、実施の形態2,
3に対しても適用することができる。
【0050】この実施の形態4の食器洗浄装置によれ
ば、まとめ洗いをした食器を洗浄物保持手段21から片
付けなくても、個別洗浄を行なうことができるようにな
り、使い易く便利であり、キャビネット本体15のスペ
ースを有効に利用することができる。これ以外の基本的
な機能は実施の形態1のものと同じである。
【0051】実施の形態5.図7はこの実施の形態5の
食器洗浄装置に適用する気液混合噴流を生成する気液混
合噴流生成手段3を示したものである。前述の実施の形
態1,2,3,4の各食器洗浄装置の気液混合噴流生成
手段3が加速器5を有するのに対して、この気液混合噴
流生成手段3は、図7に示すように気流噴出ノズル4内
の噴出口近傍に洗浄液供給系2からの洗浄液を供給する
注入部43を設け、加速器5なしで気液混合噴流を生成
するものである。この気液混合噴流生成手段3を実施の
形態1,2,3,4で示した食器洗浄装置の気液混合噴
流生成手段3として適用することにより、気液混合噴流
生成手段3の構成の簡素化が実現できる効果が得られる
とともに、洗浄物保持手段21のあるものではその出し
入れに邪魔になり勝ちの加速器5を無くすことができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上、実施の形態による説明でも明らか
なように請求項1の発明によれば、洗浄処理及び乾燥処
理を短時間で行なうことができ、個々の洗浄処理も比較
的小量の洗浄物をまとめて洗浄することもできる構成の
簡素な使い易い洗浄装置が得られる。
【0053】請求項2の発明によれば、洗浄処理及び乾
燥処理を短時間で行なうことができ、個々の洗浄処理も
比較的小量の洗浄物をまとめて洗浄することもできる構
成の簡素な使い易い洗浄装置が得られる。
【0054】請求項3の発明によれば、洗浄処理及び乾
燥処理を短時間で行なうことができ、個々の洗浄処理も
比較的小量の洗浄物をまとめて洗浄することもできる構
成の簡素な使い易い洗浄装置が得られる。
【0055】請求項4の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに使い勝手の向上とスペースの利用性能
が向上する。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに使い勝手の向上とスペースの利用性能
が向上する。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項1〜請求
項5までのいずれかに係る前記効果とともに洗浄性能が
向上する。
【0058】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求
項5までのいずれかに係る前記効果とともに洗浄性能が
向上し、気液混合噴流生成手段の構成も簡素になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の食器洗浄装置を示す一部を破
断した斜視図である。
【図2】 実施の形態1の食器洗浄装置のまとめ洗浄の
状態を示す一部を破断した斜視図である。
【図3】 実施の形態2の食器洗浄装置を示す一部を破
断した斜視図である。
【図4】 実施の形態3の食器洗浄装置を示す一部を破
断した斜視図である。
【図5】 実施の形態4の食器洗浄装置を示す斜視図で
ある。
【図6】 実施の形態4の食器洗浄装置を示す側断面図
である。
【図7】 実施の形態5の食器洗浄装置に適用する気液
混合噴流生成手段の斜視図である。
【図8】 従来の食器洗浄装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 送風系、 2 洗浄液供給系、 3 気液混合噴流
生成手段、 4 気流噴出ノズル、 5 加速器、 6
送風機、 12 開口部、 13 洗浄空間、 14
洗浄槽、 17 電動開閉弁、 18 排水管、 1
9 洗浄液循環系、 21 洗浄物保持手段、 22
蓋、 26 撹拌用風路、 27 風路切換手段、 3
0 洗剤入洗浄液供給系、 34電動弁、 35 開閉
蓋、 37出入口、 38 昇降装置、 43 注入
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄物を出し入れする開口部を有し、こ
    の開口部に連通する洗浄空間を備えた洗浄槽内に、高速
    の気流に洗浄液供給系から供給される洗浄液の液滴が混
    在する気液混合噴流を気液混合噴流生成手段により噴出
    して上記洗浄空間内に保持した洗浄物に気液混合噴流を
    噴射して洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、上記洗浄
    槽に開閉手段を有する排水構造と、洗浄空間において洗
    浄物を気液混合噴流の噴射を可能に保持する洗浄物保持
    手段とを設けるとともに、上記洗浄槽に溜まる洗浄液を
    上記気液混合噴流生成手段に供給し、気液混合噴流の液
    滴成分を作る上記洗浄液供給系とは別系統の洗浄液循環
    系を備えた洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄物を出し入れする開口部を有し、こ
    の開口部に連通する洗浄空間を備えた洗浄槽内に、高速
    の気流に洗浄液供給系から供給される洗浄液の液滴が混
    在する気液混合噴流を気液混合噴流生成手段により噴出
    して上記洗浄空間内の洗浄物に気液混合噴流を噴射して
    洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、上記洗浄槽に開閉
    手段を有する排水構造を設けて洗浄空間に洗浄水を貯溜
    できるように構成するとともに、上記洗浄槽内にこの洗
    浄槽に貯溜した洗浄水を撹拌する撹拌手段を設けた洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 洗浄物を出し入れする開口部を有し、こ
    の開口部に連通する洗浄空間を備えた洗浄槽内に、高速
    の気流に洗浄液供給系から供給される洗浄液の液滴が混
    在する気液混合噴流を気液混合噴流生成手段により噴出
    して上記洗浄空間内に保持した洗浄物に気液混合噴流を
    噴射して洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、上記気液
    混合噴流生成手段に上記洗浄液供給系と、洗剤を含む洗
    剤入洗浄液供給系を選択的に上記気液混合噴流生成手段
    に供給する洗剤入洗浄液供給系とを併設し、上記洗剤入
    洗浄液供給系からの洗剤入洗浄液と洗浄液供給系からの
    洗浄液とを選択的に上記気液混合噴流生成手段に供給で
    きるようにした洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の洗浄装置であって、洗
    浄槽の開口部を正面に設け、この開口部には受口状の開
    閉蓋を開閉可能に設け、洗浄空間の洗浄物保持手段を上
    記洗浄槽の上部に形成した出入口から出し入れできるよ
    うにしたことを特徴とする洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の洗浄装置であって、洗
    浄槽の開口部を正面に設け、この開口部には受口状の開
    閉蓋を開閉可能に設け、洗浄空間の洗浄物保持手段を上
    記洗浄槽の上部に形成した出入口から昇降手段によって
    出入り可能に構成したことを特徴とする洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5までのいずれかに記
    載の洗浄装置であって、気液混合噴流生成手段を、送風
    機による気流を噴出する気流噴出ノズルと、この気流噴
    出ノズルの噴出口の近傍に配置した加速器とから構成
    し、その加速器は洗浄液供給系から供給される洗浄液
    を、上記気流噴出ノズルから噴出される高速の気流によ
    って加速する構成であることを特徴とする洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5までのいずれかに記
    載の洗浄装置であって、気液混合噴流生成手段を、送風
    機による気流を噴出する気流噴出ノズルと、この気流噴
    出ノズル内に洗浄液を供給する洗浄液注入部とから構成
    したことを特徴とする洗浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103764894A (zh) * 2011-06-30 2014-04-30 伊莱克斯家用产品股份有限公司 洗衣机
JP2018033517A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 三菱電機株式会社 食器洗浄装置

Cited By (3)

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CN103764894A (zh) * 2011-06-30 2014-04-30 伊莱克斯家用产品股份有限公司 洗衣机
US9637857B2 (en) 2011-06-30 2017-05-02 Electrolux Home Products Corporation N.V. Laundry washing machine
JP2018033517A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 三菱電機株式会社 食器洗浄装置

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