JP2002233809A - 塗布具 - Google Patents

塗布具

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JP2002233809A
JP2002233809A JP2001031635A JP2001031635A JP2002233809A JP 2002233809 A JP2002233809 A JP 2002233809A JP 2001031635 A JP2001031635 A JP 2001031635A JP 2001031635 A JP2001031635 A JP 2001031635A JP 2002233809 A JP2002233809 A JP 2002233809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先口の中心孔内の塗布液も攪拌されてチップ
への塗布液の供給が阻害されることのない塗布具を提供
する。 【解決手段】 球状塗布体4がコイルスプリング5で弾
発されてチップ3の先端縁31に接触し、チップが塗布
液タンク1に接続された先口2の中心孔21の先端部に
嵌着された塗布具において、コイルスプリングを、球状
塗布体に当接する小径部51と、チップ内に配置される
中径部52と、チップから突出して先口の中心孔内に配
置される膨大部53と、先口の大内径部22に突出する
衝合部54とで構成し、塗布具を上下に振ると、攪拌部
材がコイルスプリングの衝合部に衝突し、膨大部が振動
して先口の中心孔内の塗布液を攪拌するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、修正液や化粧液な
ど、顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填さ
れた塗布具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗布体が球状の塗布具は、顔料が溶媒内
に分散した粘度の高い塗布液が充填された塗布液タンク
の先端に先口を介してチップが取り付けられており、ボ
ールペンと同様に、チップの先端からその一部が先端か
ら臨出した状態で球状塗布体が回転自由に抱持されてい
る。そして、球状塗布体をスプリングで弾発し、不使用
時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着さ
せ、球状塗布体とチップの先端縁で弁構造を構成して塗
布液が吐出しないようにしている。
【0003】使用時において、球状塗布体を塗布面に押
し付けると球状塗布体がスプリングの弾発力に抗して後
退し、球状塗布体とチップの先端縁との間に隙間ができ
るので、球状塗布体のチップ内の部分に付着した塗布液
が球状塗布体の回転に伴ってこの隙間を通ってチップの
外側に出て塗布される。
【0004】ところで、塗布液タンクに充填された粘度
の高い造膜性塗布液は、顔料が溶媒内に分散したもので
あるので、長時間放置しておくと、顔料が溶媒と分離し
て沈降する。このため、塗布液タンク内に球状や棒状の
撹拌部材を配置し、使用に先だって、塗布具を振って上
下動する撹拌部材で塗布液を撹拌し、顔料を溶媒に分散
させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】球状塗布体を回転可能
に抱持したチップは先口の中心孔の先端部に嵌着される
が、この先口の中心孔の内径はφ2mm程度である。塗
布液タンク内の塗布液はこの先口の中心孔の後方部を通
ってチップ内に供給されるが、不使用時には塗布液がこ
の先口の中心孔内にも滞留し、長時間放置すると先口の
中心孔内においても顔料が溶媒と分離して沈降する。従
って、使用に先だって、この先口の中心孔の塗布液も攪
拌する必要があるが、先口の中心孔の内径が小さいの
で、攪拌部材が先口の中心孔内に入り込むことができ
ず、この部分で沈降した顔料によって塗布液のチップへ
の供給が阻害される問題点がある。
【0006】そこで本発明は、使用に先だって塗布具を
上下に振ると、先口の中心孔内の塗布液も攪拌されてチ
ップへの塗布液の供給が阻害されることのない塗布具を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、球状塗布体がその一部がチップの先端
から臨出した状態で回転可能に抱持されるとともに、球
状塗布体がコイルスプリングで弾発されてチップの内向
きの先端縁に接触し、チップが塗布液タンクに接続され
た先口の中心孔の先端部に嵌着され、塗布液タンク内
に、粘度の高い造膜性塗布液が充填されるとともに、攪
拌部材が配置された塗布具において、コイルスプリング
を、球状塗布体に当接する小径部と、チップ内に配置さ
れる中径部と、チップから突出して先口の中心孔内に配
置される膨大部と、先口の大内径部に突出する衝合部と
で構成し、塗布具を上下に振ると、攪拌部材がコイルス
プリングの衝合部に衝突し、膨大部が振動して先口の中
心孔内の塗布液を攪拌するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1において、塗布液
タンク1は硬質合成樹脂で成形された有底筒状体であ
り、その先端開口に先口2が液密に螺着されている。そ
して、球状塗布体4を回転可能に抱持したチップ3が先
口2に保持されている。塗布液タンク1および先口2内
部からチップ3にかけて、例えば粘度が30〜40cp
sであって、溶媒に顔料が分散した造膜性の高い修正液
である塗布液(図示せず)が充填されている。また、球
状をした複数個の攪拌部材6が塗布液タンク1ないし先
口2内を移動可能に配置されている。
【0009】合成樹脂で成形された先口2は、図2に示
すように、チップ3が嵌め込まれる中心孔21および攪
拌部材6が移動可能な大内径部22を有する。そして、
中心孔21と大内径部22の境界のテーパー部には、図
4に示すように、複数枚の縦リブ23が放射状に形成さ
れている。
【0010】チップ3は、ステンレスにて砲弾型に成形
されたものであり、その先端のボールハウス内に、外径
が例えばφ1.0mmの超硬ボールからなる球状塗布体
4がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転可
能に抱持されている。なお、チップ3は金属パイプから
なるものであってもよい。このチップ3が先口2の中心
孔21の先端部分に嵌着されて固定されている。従っ
て、先口2の中心孔21の後方部分にはチップ3は存在
しない。球状塗布体4は次に説明するコイルスプリング
5で前方に弾発されており、不使用時にはチップ3の内
向きの先端縁31に圧接しており、塗布液が不意に吐出
しないようになっている。そして、塗布時には球状塗布
体4が後退して先端縁31との間に隙間ができ、この隙
間を通って塗布液が吐出される。つまり、球状塗布体4
とチップ3の内向きの先端縁31とで弁機構を構成して
いる。
【0011】コイルスプリング5は、図3に示すよう
に、先端の小径部51、小径部51に連設された中径部
52、テーパーを介して中径部52に連設された膨大部
53、尾端側テーパー部55を介して連設された衝合部
54からなる。因みに、中径部52の外径はφ0.90
mmであって、チップ3の内径よりも小さく、膨大部5
3の外径はφ1.54mmであって、チップ3の内径よ
りも大きく、かつ先口3の中心孔21の内径よりも小さ
い。
【0012】コイルスプリング5の中径部52は、図2
に示すように、チップ3内に配置され、小径部51の先
端が球状塗布体4に当接して前方に弾発している。外径
がチップ3の内径よりも大きく先口3の中心孔21の内
径よりも小さな膨大部53はチップ3から突出して先口
3の中心孔21内に位置している。また、衝合部54は
先口3の大内径部22に突出している。そして、尾端側
テーパー部55が先口3の縦リブ23に当接してコイル
スプリング5が尾端側に抜けないようになっている。
【0013】しかして、使用に先だって塗布具を上下に
振ると、塗布液タンク1内の塗布液は上下動する攪拌部
材6によって攪拌され、溶媒と分離した顔料は再び溶媒
内に分散する。このとき、攪拌部材6はコイルスプリン
グ5の衝合部54に衝突し、コイルスプリング5が上下
に振動する。つまり、先口3の中心孔21内において膨
大部53が上下に振動するので、従来は攪拌することが
できなかった先口3の中心孔21内の塗布液も攪拌さ
れ、溶媒と分離した顔料は再び溶媒内に分散する。これ
により、塗布具内の全ての塗布液が攪拌され、チップ3
への塗布液の供給をスムーズに行うことかできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、球状塗
布体がその一部がチップの先端から臨出した状態で回転
可能に抱持されるとともに、球状塗布体がコイルスプリ
ングで弾発されてチップの内向きの先端縁に接触し、チ
ップが塗布液タンクに接続された先口の中心孔の先端部
に嵌着され、塗布液タンク内に、粘度の高い造膜性塗布
液が充填されるとともに、攪拌部材が配置された塗布具
において、コイルスプリングを、球状塗布体に当接する
小径部と、チップ内に配置される中径部と、チップから
突出して先口の中心孔内に配置される膨大部と、先口の
大内径部に突出する衝合部とで構成し、塗布具を上下に
振ると、攪拌部材がコイルスプリングの衝合部に衝突
し、膨大部が振動して先口の中心孔内の塗布液を攪拌す
るので、先口の中心孔内の塗布液も攪拌されてチップへ
の塗布液の供給が阻害されることのない塗布具とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】同じく要部の断面図である。
【図3】コイルスプリングの正面図である。
【図4】図2のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
1 塗布液タンク 2 先口 21 中心孔 22 大内径部 23 縦リブ 3 チップ 31 チップの先端縁 4 球状塗布体 5 コイルスプリング 51 小径部 52 中径部 53 膨大部 54 衝合部 55 テーパー部 6 攪拌部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状塗布体がその一部がチップの先端か
    ら臨出した状態で回転可能に抱持されるとともに、該球
    状塗布体がコイルスプリングで弾発されてチップの内向
    きの先端縁に接触し、該チップが塗布液タンクに接続さ
    れた先口の中心孔の先端部に嵌着され、該塗布液タンク
    内に、粘度の高い造膜性塗布液が充填されるとともに、
    攪拌部材が配置された塗布具において、 前記コイルスプリングは、球状塗布体に当接する小径部
    と、チップ内に配置される中径部と、チップから突出し
    て先口の中心孔内に配置される膨大部と、先口の大内径
    部に突出する衝合部からなり、 塗布具を上下に振ると、該攪拌部材がコイルスプリング
    の衝合部に衝突し、該膨大部が振動して先口の中心孔内
    の塗布液を攪拌することを特徴とする塗布具。
  2. 【請求項2】 前記先口内にリブが形成され、該コイル
    スプリングの膨大部の尾端側のテーパー部が該リブに係
    止したことを特徴とする請求項1記載の塗布具。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08142569A (ja) * 1994-11-18 1996-06-04 Arco:Kk 筆記具
JPH10235274A (ja) * 1997-02-28 1998-09-08 Sailor Pen Co Ltd:The 塗布具

Patent Citations (2)

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