JP2004114542A - 塗布具 - Google Patents

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Isao Shimada
嶋田 勲
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Sailor Pen Co Ltd
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Sailor Pen Co Ltd
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Abstract

【課題】初筆時に塗布液がチップ先端からスムーズに吐出する塗布具を提供する。
【解決手段】球状塗布体21を回転自由に抱持したチップ20が継手30を介して嵌着された軸筒10と、軸筒内に配置され、内部に塗布液が充填されて先端開口が詰め栓42で封止され、尾栓部44が軸筒の尾端開口から突出した塗布液タンク40と、キャップ50で構成し、初筆時において、塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部を嵌合し、尾栓部とキャップの尾端部に形成された複数の凹部46と凸部52を嵌合させ、キャップを回動することにより、塗布液タンクが前進して継手の尾端部によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液タンク内の塗布液がチップに供給されるようにする。また、キャップの合口側外周に複数の滑り止め突起を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、修正液や化粧液など、顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填された塗布具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塗布体が球状の塗布具は、筆記具の軸筒に相当する塗布液タンク内に顔料が溶媒内に分散した粘度の高い塗布液が充填されており、この塗布液タンクの先端に直接あるいは先口を介してチップが取り付けられいる。そして、ボールペンと同様に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状態で球状塗布体が回転自由に抱持されている。この球状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗布体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体とチップの先端縁で弁構造を構成して塗布液が吐出しないようにしている。
【0003】
使用時において、球状塗布体を塗布面に押し付けると球状塗布体がスプリングの弾発力に抗して後退し、球状塗布体とチップの先端縁との間に隙間ができるので、球状塗布体のチップ内の部分に付着した塗布液が球状塗布体の回転に伴ってこの隙間を通ってチップの外側に出て塗布される。
【0004】
塗布液タンクに充填された造膜性の塗布液は、顔料が溶媒内に分散したものであるので、長時間放置しておくと、顔料が溶媒と分離して沈降する。このため、塗布液タンク内に球状や棒状の撹拌部材を配置し、使用に先だって、塗布具を振って上下動する撹拌部材で塗布液を撹拌し、分離した顔料を溶媒に分散させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
直径がφ1mm程度の球状塗布体を回転自由に抱持したチップは外径がφ3mm程度であり、このチップか軸筒や先口先端の中心孔の中腹部まで嵌着されている。従って、先口の中心孔の内径もφ3mm程度である。一方、塗布液タンクの内径はφ8mm程度であり、塗布液タンク内に配置された撹拌子の外径はφ6mm程度である。このため、塗布具を上下に振っても、撹拌子は先口の中心孔内に侵入しないので、先口の中心孔のチップが嵌着されていない部分に沈降した顔料を撹拌することができない。
【0006】
ところで、塗布具が製造されてからユーザーの手に渡るまでに長期間経過することがあり、この場合はチップ内において塗布液の顔料が沈降する可能性が高い。このように、チップ内において塗布液の顔料が沈降すると、ユーザーが最初に使用するとき(初筆時)に塗布液がチップ先端からスムーズに吐出しない不具合がある。
【0007】
そこで本発明は、初筆時に塗布液がチップ先端からスムーズに吐出する塗布具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の塗布具は、先端の中心孔に球状塗布体を回転自由に抱持したチップが継手を介して嵌着された軸筒と、軸筒内に配置され、内部に塗布液が充填されて先端開口が詰め栓で封止され、尾栓部が軸筒の尾端開口から突出した塗布液タンクと、非使用時に軸筒の先端部に装着されるキャップで構成し、塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部が嵌合可能とするとともに、嵌合時において、尾栓部とキャップの尾端部にそれぞれ形成された複数の凹部と凸部が嵌合し、初筆時において、塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部を嵌合し、キャップを回動することにより、塗布液タンクが前進して該継手の尾端部によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液タンク内の塗布液がチップに供給されるようにする。また、キャップの合口側外周に複数の滑り止め突起を形成するのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1は塗布具が出荷される前の状態を示す断面図であるが、図1において、軸筒10は、合成樹脂、例えばナイロンやPBTなどで成形されたものである。軸筒10の先端部には筆記具の先口に相当する小径部11が一体に成形されているが、小径部11に代わる先口を別部品して軸筒10の先端に固定してもよい。
【0010】
軸筒10の尾端側には、図2および図3に示すように、2本の斜溝14が穿設されている。そして、斜溝14の後端位置14aは、軸筒10の尾端縁から縦方向に形成された導入溝15に接続さている。そして、小径部11の中心孔12に継手30が嵌着されており、継手30の中心孔にチップ20が嵌着されている。また、非使用時には、軸筒10の先端部にキャップ50が嵌着される。
【0011】
チップ20は、ステンレスにて砲弾型に形成されており、チップ20先端のボールハウスに、直径が例えばφ1.0mmの超硬ボールからなる球状塗布体21がその一部をチップ20の先端から臨出した状態で回転自由に抱持されたボールペンタイプである。なお、チップ20は金属パイプからなるものであってもよい。そして、チップ20内には、質量の小さなスプリング22が配置されており、このスプリング22が球状塗布体21を弾発してチップ20の内向きの先端縁に圧接している。つまり、球状塗布体21とチップ20の先端縁とで弁機構を構成し、不使用時に塗布液がチップ20の先端から吐出しないようになっている。
【0012】
塗布液タンク40は、軸筒10と同じく、合成樹脂、例えばナイロンやPBTなどで有底筒状に成形されたものである。塗布液タンク40の先端部には先端開口部材41が嵌着されており、金属球からなり、攪拌子を兼ねる詰め栓42が先端開口部材41に圧入されている。つまり、塗布液タンク40の先端開口は詰め栓42によって封止されている。塗布液タンク40の尾端側には尾栓部44が一体に形成されている。そして、塗布液タンク40内には、例えば粘度が30〜40cpsであって、溶媒に顔料が分散した造膜性の高い修正液である塗布液(図示せず)が充填されている。塗布液タンク40の尾端側の外周面には2個の突起43が対向して形成されている。そして、塗布液タンク40を軸筒10内に挿入する過程で突起43は導入溝15に沿って圧入状態で前進し、図1に示すように、斜溝14の後端位置14aに係止する。塗布液タンク40の挿入が完了したとき、尾栓部44は軸筒10の尾端開口13から突出している。
【0013】
ここで、尾栓部44は、中空部45を有する円筒体であり、尾端縁から4本の切り割り溝46が等間隔で形成されている。本実施例では、この切り割り溝46が凹部である。一方、キャップ50は、図1および図4に示すように、尾端側の小径部51と合口側の大径部53からなる。そして、小径部51の外周面には4本の縦リブ52が等間隔で形成されており、縦リブ52の幅は切り割り溝46の幅に対応している。なお、本実施例では、この縦リブ52が凸部である。また、大径部53の外周面に4本の滑り止め突起54が形成されている。
【0014】
合成樹脂で成形された継手30の尾端側が塗布液タンク40の先端開口部材41が嵌着される嵌着部31であるが、突起43が斜溝14の後端位置14aに係止しているときは、図1に示すように、塗布液タンク40の先端開口部材41は継手30の嵌着部31に接触せず、嵌着されていない。そして、継手30の尾端縁は詰め栓42と対面状態になっている。つまり、塗布液タンク40は詰め栓42によって封止されており、かかる状態で出荷される。
【0015】
しかして、最初の使用に際して、ユーザーは、図5に示すように、塗布液タンク40の尾栓部44にキャップ50の小径部51を差し込み、縦リブ52を切り割溝46に嵌合させる。そして、大径部53を指先で握ってキャップ50を回動する。これにより塗布液タンク40が回動し、突起43を斜溝14の後端位置14aから前端位置14bに斜行させる。従って、塗布液タンク40は前進して継手30の尾端縁が詰め栓42に衝合し、図6に示すように、詰め栓42を塗布液タンク40内に押しやり、塗布液タンク40の先端開口は開封されるとともに、塗布液タンク40の先端開口部材41は継手30の嵌着部31に嵌着される。つまり、塗布液タンク40の先端開口部材41を継手30の嵌着部31に嵌着することにより、塗布液タンク40内の容積が減少して内部が加圧され、塗布液は継手30の中心孔を通ってチップ20内に供給され、初筆時において、塗布液がチップ20の先端からスムーズに吐出する。
【0016】
キャップ50を使用せずに指先で尾栓部44を回動することは必ずしも不可能ではないが、塗布液タンク40の詰め栓42は、塗布液が洩れないように、先端開口部材41に強固に圧入されているので、詰め栓42を塗布液タンク40内に押しやり、塗布液タンク40の先端開口を開封するのに強い力を要する。従って、塗布液タンク40を大きなトルクで回動する必要があるが、キャップ50の大径部53が尾栓部44より大径であり、また、滑り止め突起54を設けるので、キャップ50を利用することにより大きなトルクを発生させることかでき、容易に塗布液タンク40を回動することができる。
なお、尾栓部44とキャップ50にそれぞれ形成される凹部と凸部は切り割溝46と縦リブ52に限られるものではなく、要するに、尾栓部44とキャップ50を嵌合したときにトルクを伝達できるものであればよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の塗布具は、先端の中心孔に球状塗布体を回転自由に抱持したチップが継手を介して嵌着された軸筒と、軸筒内に配置され、内部に塗布液が充填されて先端開口が詰め栓で封止され、尾栓部が軸筒の尾端開口から突出した塗布液タンクと、非使用時に軸筒の先端部に装着されるキャップで構成し、塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部が嵌合可能とするとともに、嵌合時において、尾栓部とキャップの尾端部にそれぞれ形成された複数の凹部と凸部が嵌合し、初筆時において、塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部を嵌合し、キャップを回動することにより、塗布液タンクが前進して継手の尾端部によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液タンク内の塗布液がチップに供給されるようにし、また、キャップの合口側外周に複数の滑り止め突起を形成するので、塗布液タンクを容易に回動することが可能であり、初筆時に塗布液がチップ先端からスムーズに吐出する塗布具とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の出荷時の状態を示す断面図である。
【図2】(A)は軸筒尾端の平面図、(B)は軸筒尾端側の正面図である。
【図3】軸筒尾端側の展開図である。
【図4】キャップの平面図である。
【図5】塗布液タンクの尾栓部を回動させる状態の説明図である。
【図6】本発明実施例の使用可能時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10  軸筒
11  小径部
12  小径部の中心孔
13  軸筒の尾端開口
14  斜溝
14a 斜溝の後端位置
14b 斜溝の前端位置
15  導入溝
20  チップ
21  球状塗布体
22  スプリング
30  継手
31  嵌着部
40  塗布液タンク
41  先端開口部材
42  詰め栓
43  突起
44  尾栓部
45  中空部
46  切り割り溝(凹部)
50  キャップ
51  小径部
52  縦リブ(凸部)
53  大径部
54  滑り止め突起

Claims (2)

  1. 先端の中心孔に球状塗布体を回転自由に抱持したチップが継手を介して嵌着された軸筒と、軸筒内に配置され、内部に塗布液が充填されて先端開口が詰め栓で封止され、尾栓部が軸筒の尾端開口から突出した塗布液タンクと、非使用時に軸筒の先端部に装着されるキャップからなり、
    前記塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部が嵌合可能であるとともに、嵌合時において、尾栓部とキャップの尾端部にそれぞれ形成された複数の凹部と凸部が嵌合し、
    初筆時において、塗布液タンクの尾栓部とキャップの尾端部を嵌合し、キャップを回動することにより、塗布液タンクが前進して該継手の尾端部によって塗布液タンクの詰め栓が後退して先端開口の封止が解除され、塗布液タンク内の塗布液がチップに供給されることを特徴とする塗布具。
  2. 前記キャップの合口側外周に複数の滑り止め突起が形成されたことを特徴とする請求項1記載の塗布具。
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