JP2002233710A - 濾過装置およびこれを用いたカラーフィルターの製造装置 - Google Patents

濾過装置およびこれを用いたカラーフィルターの製造装置

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JP2002233710A
JP2002233710A JP2001035054A JP2001035054A JP2002233710A JP 2002233710 A JP2002233710 A JP 2002233710A JP 2001035054 A JP2001035054 A JP 2001035054A JP 2001035054 A JP2001035054 A JP 2001035054A JP 2002233710 A JP2002233710 A JP 2002233710A
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filter medium
coating liquid
diameter
coating
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Kazuyuki Hashimoto
和幸 橋本
Hiroshi Kawatake
洋 川竹
Masaya Tsujii
正也 辻井
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濾過装置内で塗液が滞留して発生する異物の塗
布欠点を防止することができ、また濾過装置内からエア
ーを完全に排出して塗液の吐出応答性に優れる濾過装置
および濾過方法、並びにカラーフィルターの製造装置お
よび製造方法を提供する。 【解決手段】濾材を使用する濾過装置において、流路
が、流入口から濾材に向かって滑らかに拡大した形状、
および/または、濾材から流出口に向かって滑らかに縮
小した形状を有し、かつその拡大および/または縮小の
割合が式(1)および/または(2)を満たすことを特
徴とする濾過装置。0.025≦hIN/(dFLT
IN)≦0.3 (1) 0.1≦hOUT/(dFLT−dOUT)≦0.3
(2) dIN :流入口径[mm] dOUT:流出口径[mm] dFLT:濾材で実際に濾過に使用される径[mm] hIN :流入口から濾材までの距離[mm] hOUT:流出口から濾材までの距離[mm]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗液の濾過に適し
た濾過装置に関するものであり、特に、液晶用カラーフ
ィルター、光学フィルタ、プリント基板、半導体等の製
造分野に使用されるものであり、これらの分野に用いら
れるカラーフィルターの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶用カラーフィルターは、ガラス基板
上にRGB3原色の細かな格子模様を有している。この
ような格子模様はスピンコータ、バーコータ、ロールコ
ータあるいはダイコータ等の塗布装置を使用して、ガラ
ス基板全面に塗液を塗布、乾燥して、均一塗膜を得てか
ら所定格子状パターンのフォトマスクを用いて露光・現
像・剥離を行って、所定格子状パターンに塗膜を形成し
て得られる。
【0003】上記の塗布装置では、塗液をガラス基板に
塗布する前に塗液中に含まれる異物を濾過装置により除
去することが一般に行われる。異物の具体的な例として
は、塗液の製造工程で混入するパーティクル、塗液がポ
リマー溶液またはポリマ−前駆体溶液である場合はポリ
マーゲルやモノマー残渣不溶物、塗液がスラリーである
場合は粒子の凝集物やバインダー樹脂(ポリマーまたは
ポリマー前駆体、感光性バインダーを用いる場合はその
前駆体)起因の粒子、があげられる。
【0004】通常、これら異物の濾過は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、四フッ化エチレン等の樹脂材を織布
や不織布に加工してディスク状に成形した濾材や、ブリ
ーツ状または巻き物状に成形してカプセル内に収めた濾
材等を用いて行なう。
【0005】それらの中でも、ディスク状の濾材を用い
た濾過は少量の塗液の濾過に好ましく用いられており、
特開平5−208号公報には、ディスク状の濾材を上流
側と下流側の2つのハウジングで挟みこみ、ハウジング
間に一対の環状パッキンを配置した濾過装置が記載され
ている。この濾過装置は上流側ハウジングに塗液の流入
口を備えており、流入口から供給された塗液は前記濾材
で濾過されて、下流側ハウジングに備えられた流出口か
ら濾過装置外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな濾過装置は、上流側および下流側ハウジングの端部
で塗液が滞留しやすい。特に下流側ハウジング内で長時
間滞留すると、塗液が劣化し、劣化により発生した異物
が濾過した塗液とともに塗布装置に供給されて、基板に
塗布されることになるので、塗布面に欠点が生じてしま
うという問題があった。
【0007】また、枚葉塗布方式のダイコータを用いて
塗布すると、各基板毎に塗液を間欠的に供給・濾過する
ために、特に塗布開始・終了時に大きな圧力変動が生じ
る。塗液流路内にエアーが残留していると、各基板の塗
布ごとに生じる圧力変動によって、残留したエアーが膨
張・収縮することにより、塗布開始時および終了時の塗
液の吐出応答性が低下して、製品の膜厚不良領域が大き
くなる。それを防ぐためには、塗布前には、塗液供給タ
ンクからダイまでのエアーを完全に排出し、塗液で充満
する、いわゆるエアー抜き作業が必須となる。
【0008】しかしながら、実際には濾過装置内のエア
ーを完全に排出することは困難であり、特に粘度が10
0mPa・s以下の塗液では、濾材の上流側に多量のエ
アーが残留して、吐出開始時および終了時の膜厚が不安
定になることが実験より判明している。
【0009】濾過装置内に残留するエアーを除去する方
法としては、特開平11−28323号公報に記述され
ているように、濾過装置のハウジングにエアー抜き用の
排出口を設けるのが一般的である。しかしながら、濾過
装置に排出口を設けると、排出口付近で塗液が滞留し
て、劣化しやすい塗液では異物が発生してしまう。
【0010】本発明は係る課題を解決すべく開発された
もので、その目的とするところは、上述のように塗液の
滞留により発生する異物に起因する塗布欠点を防止し、
また濾過装置からエアーを完全に除去して、塗液の吐出
応答性を向上させ、膜厚均一性に優れる濾過装置および
濾過方法、並びにカラーフィルターの製造装置および製
造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は基本的に以下の構成を有する。即ち、濾
材を使用する濾過装置において、流路が、流入口から濾
材に向かって滑らかに拡大した形状、および/または、
濾材から流出口に向かって滑らかに縮小した形状を有
し、かつその拡大および/または縮小の割合が式(1)
および/または(2)を満たすことを特徴とする濾過装
置である。
【0012】 0.025≦hIN/(dFLT−dIN)≦0.3 (1) 0.1≦hOUT/(dFLT−dOUT)≦0.3 (2) dIN :流入口径[mm] dOUT:流出口径[mm] dFLT:濾材で実際に濾過に使用される径[mm] hIN :流入口から濾材までの距離[mm] hOUT:流出口から濾材までの距離[mm]
【0013】
【発明の実施の形態】まず、本発明の一実施形態を図面
を参照しながら説明するが、本発明はこれに何等限定さ
れるものではない。図1は流路が直線的である本発明の
濾過装置の一実施例を示す断面図、図2は流路が曲線的
である本発明の濾過装置の他の実施例を示す断面図、図
3は従来の濾過装置を示す断面図、図4は従来の濾過装
置のシール部を示す拡大断面図、図5は上流側スクリー
ンの一実施例を示す平面図、図6は下流側スクリーンの
一実施例を示す平面図、図7は本発明の濾過装置を備え
たダイコータ1の概略構成図である。
【0014】図1をみると、本発明になる濾過装置10
が示されている。濾過装置10は、塗液中の異物を捕捉
するディスク状の濾材13の周囲にデッドスペースを実
質上形成しない環状シール材17を配置して、上流側ス
クリーン14および下流側スクリーン15で挟みこんだ
ものを、環状パッキン16を介して上流側ハウジング1
1と下流側ハウジング12で挟みこんで構成されてい
る。ここで、上流側スクリーン14、および下流側スク
リーン15は濾材13を支持する役割を有し、さらに塗
液を自由に通過させねばならないので、図5に示すよう
な金属製円板に多数の孔を設けたものを通常使用する。
なお、図5は上流側スクリーンの一実施例を示す平面図
としたが、場合によっては、下流側スクリーンに用いて
も良い。逆に図6についても同様であり、即ち、図6に
示したスクリーンを下流側スクリーンに用いても良い。
開口率の条件を考慮すると、一般的には、図5、6に示
されたスクリーンをそれぞれ上流側、下流側に用いるこ
とが好ましい。また、図1において、塗液は上流側ハウ
ジング11に備えられた流入口18から供給され、濾材
13に向かって円錐形状に拡大する流路を通過して、濾
材13で濾過された後、下流側ハウジング12に備えら
れた流出口19に向かって、円錘形状に縮小する流路を
通過して排出される。そして、濾過装置10は図示しな
いブラケットによって、流出口19を上向きにして、塗
液が上向きに流れて濾過されるように固定されている。
【0015】図3をみると、従来の濾過装置30が示さ
れている。本発明になる濾過装置10とは、上流側ハウ
ジング31および下流側ハウジング32の内部流路が拡
大・縮小のない円筒形状である点、濾材13の周囲にデ
ッドスペースを実質上形成しない環状シール材17がな
く、下流側スクリーン15と下流側ハウジング32の間
を環状パッキン16のかわりに、Oリング37でシール
する点、上流側スクリーン14と下流側スクリーン15
が同じものである点、が異なる以外は同じである。図4
をみると、濾過装置30でのOリング37と環状パッキ
ン16で上流側スクリーン14、濾材13、下流側スク
リーン15を挟みこんで、シールを行っている状況がよ
り詳細に示されている。従来の濾過装置30では、その
構成上、濾材13の周辺にデッドスペースBが生じる
が、図示した本発明の1実施形態の濾過装置10では、
そのようなデッドスペースBは生じない。
【0016】本発明の濾過装置10は、従来の濾過装置
30に比べて、その構成により滞留を低減する効果を有
する。次にそれについて説明する。
【0017】まず図1(または2)に示した濾過装置1
0(または20)のように、本発明では、上流側ハウジ
ング11(または21)の内部に形成される塗液の流路
を流入口18(または28)から濾材13に向かって滑
らかに拡大させた形状および/または、下流側ハウジン
グ12(または22)の流路を濾材4から流出口19
(または29)に向かって滑らかに縮小させた形状を有
している。その拡大・縮小の割合は、式(1)および/
または(2)を満たすことが必要である。
【0018】 0.025≦hIN/(dFLT−dIN)≦0.3 (1) 0.1≦hOUT/(dFLT−dOUT)≦0.3 (2) dIN :流入口径[mm] dOUT:流出口径[mm] dFLT:濾材13で実際に濾過に使用される径[mm] hIN :流入口18から濾材13までの距離[mm] hOUT:流出口19から濾材13までの距離[mm] ここでいう、流路とは、処理流体(塗液、未濾過液、濾
過済液等)の流れを律する構造体、内壁、乃至は導管な
どを指す。この場合、ハウジングの内壁であると考えて
良い。なお、ここで、濾材13で実際に濾過に使用され
る径とは、濾過における濾材の有効面積の径に相当す
る。例えば、濾材自体の径が大きくとも、環状パッキン
や環状シール材で塗液の流路が阻まれていたらその分、
実際に濾過に使用される径は小さいなる。図1、2で
は、濾材の環状パッキンにより覆われていない部分の径
が実際に濾過に使用されている径となる。また、本発明
の濾過装置は、その垂直断面(上流−下流方向に対して
垂直の平面で切断した断面の意)は大凡円形(この場
合、前記の径とは前記円形の直径となる)であることが
好ましいが、場合によっては楕円その他の閉曲線形であ
っても良い。その場合、径(流入出口径、濾材で実際に
使用される径等)は、当該垂直断面を等面積的に円に変
換したときの当該円の直径とする。なお、 位置a:流入口と上流ハウジングとの接合部分 位置b:濾材上流側の面 位置c:濾材下流側の面 位置d:下流ハウジングと流出口とハウジングとの接合
部分 とすると、hINとhOUTにおける距離とは、それぞれ、
濾過装置における流体の進行方向(濾過装置の長軸方向
や濾材厚さ方向でもよい)で測った、位置a−b間の距
離と位置c−d間の距離である。塗液の流路をこのよう
な形状に形成すると、従来の濾過装置30のハウジング
端部の滞留部Aのような殆ど流れが生じない箇所(滞留
箇所)がないので、濾過装置10内での滞留を大幅に低
減することができる。拡大・縮小の割合が0.3(好ま
しくは0.2以下)より大きいと、内部の流路容量が大
きくなるので、濾過装置10内の塗液を新たな塗液で完
全に置換するのに必要な時間が増大するので好ましくな
い。また、拡大・縮小の割合が上流側で0.025(好
ましくは0.1以上、より好ましくは0.15以上)、
下流側で0.1(好ましくは0.15以上)より小さい
と、塗液が流路で均一に流れにくくなるので好ましくな
い。この流路形状により滞留を低減させる効果は可視化
による流れの検証からも確認している。また、図2に示
す本発明の別の濾過装置20は、上流側ハウジング21
および下流側ハウジング22の流路が円錐形状ではな
く、円錘形とアール面を組み合わせた形状である以外は
濾過装置10と同じであるが、濾過装置10と同様に流
れが全く生じない部分が実質上なく、そのため滞留がほ
とんど生じないという特徴を有する。
【0019】なお、本発明において、滑らかであると
は、デッドスペースを実質上有しないことである。ここ
でいうデッドスペースとは気体や塗液が滞留し易いハウ
ジングの箇所である。具体的な例としては、図1、2の
断面((上流−下流方向に対して平行の平面で切断した
断面)において、1つの角(3mm以下のRを有するも
のも含む)を挟んだ2つの壁面により形成される形状で
ある。仮にかかるデッドスペースが有ったとしても、ハ
ウジング内部から計った2つの壁面の成す角度が150
〜180°(より好ましくは170〜180゜)または
2つの壁面に挟まれた角を起点とする壁面の長さの短い
方が1μm以下(より好ましくは0.1μm以下)であ
るならば、実質上デッドスペースが存在しないものと考
えても良い。
【0020】本発明においては、上流または下流の流路
の少なくとも一方が、上記の通り、滑らかな拡大した形
状または滑らかに縮小した形状を有していることが好ま
しい。勿論、上下流の流路とも前述のように滑らかな形
状であることが好ましい。しかし、一方のみでも効果が
あり、その場合、滞留して発生する異物を濾過できるこ
とを考慮すると、上流の流路のみが滑らかに拡大した形
状であるよりも、下流の流路のみが滑らかに縮小した形
状を有している方が好ましい。
【0021】また、本発明に用いられる濾材の形状につ
いては特に限定されるものではなく、多角形状、楕円形
状、またはその他の曲線形状等が挙げられるが、濾材全
面で均一に濾過を行なうという点でディスク形状である
ことが好ましい。なお、図1〜4では、既に示したとお
り、ディスク形状の濾材の例を挙げている。
【0022】さらに濾過装置10のディスク状濾材13
の下流側に隣接して配置される下流側スクリーン15の
開口率は60〜95%にすることが好ましく、より好ま
しくは85〜95%にする。開口率が上記範囲内にある
と、圧力が付加される濾材13を支持するための接触面
積が必要最小限となるので、濾材13と下流側スクリー
ン15の接触面での滞留発生を防止することができる。
開口率が60%より小さいと、接触面で塗液が滞留しや
すくなり、95%より大きいと濾材13を保持する耐圧
板としての機能を果たせない。開口率を大きくして接触
面積を小さくするには、図6に示すような幅1mm以下
の線状物で下流側スクリーン15を構成することが好ま
しい。
【0023】次に本発明の濾過装置10は、その構成か
ら従来の濾過装置30に比べて、容易にエアー抜きを行
ったり、外部からのエアー侵入を防止したりすることが
できるので、以下にその理由を説明する。
【0024】まず、ディスク状濾材13に隣接して配置
される上流側スクリーン14の開口率は10〜50%に
することが好ましく、より好ましくは15〜30%にす
る。開口率が上記範囲内にあると、濾材13の上流側に
残留するエアーが濾材13を通過する濾圧を高くするこ
とができるので、エアーを濾材13を容易に通過させ
て、流出口19から排出することができる。また、上流
側スクリーン14としては、図5に示すように円板形状
の板材に多数の孔を設けたものを用いるのが好ましく、
穴の直径はφ3mm以下、より好ましくはφ0.5〜1
mmにするが、開口率を満足するなら、図6のような線
状物で任意の形状に構成してもよい。
【0025】さらに濾過装置10では、濾材13の周囲
にデッドスペースを実質上形成しない環状シール材17
を配置しているので、図4に示すような従来の濾過装置
30にあるエアー残留箇所であるデッドスペースBがな
く、デッドスペースBのエアーが濾材13に侵入するこ
とを皆無にできる。また、濾材13として燒結金属濾材
を用いる場合は、デッドスペースを実質上形成しない環
状シール材17をなくして、濾材13の周縁をプレスし
て空隙をなくすことで、その代替としてもよい。ここで
デッドスペースを実質上形成しない環状シール材とは、
前記環状シール材とそれに接する他の部材(ハウジン
グ、スクリーン、濾材)とぴったりと密着して、隙間を
形成しないものである。その為には、前記環状シール材
は、それがはめ込まれる空間形状に適合した形状を有
し、かつ、適度の弾力を有する必要がある。特に径方向
に濾材の大きさの誤差を吸収する為に弾力を有すること
は重要である。また、径方向には、前記環状シール材の
内径側面は環状パッキンの内壁側面よりも2〜5mm外
周側にあることが好ましい。前記数値範囲を下回ると、
上流からの流体の一部が濾材を通らず素通り恐れがあ
り、前記数値範囲を上回ると環状シール材の外周部にエ
アーが残留して好ましくないことがあるからである。
【0026】また、濾過装置10は、下流側ハウジング
12の流路が濾材13から流出口19に向かって上向き
で滑らかに縮小される形状であるので、濾材13を通過
したエアーは、その浮力によって流出口19に集まり、
容易に濾過装置10外に排出することができる。
【0027】以上の構成によって、エアーを容易に排出
し、さらに外部からのエアーの侵入もないことから、濾
過装置内に全くエアーが残らないため、圧力変動の大き
い塗布開始時および終了時の吐出応答性が残留エアーに
妨げられず、良好となり、膜厚が均一で高品位の膜面を
得ることができる。
【0028】なお、上流側スクリーン14および下流側
スクリーン15の材質は、剛性と防錆の点からステンレ
スとすることが好ましい。ただし、濾材13として焼結
金属濾材のような剛性の高いものを使用する場合は、下
流側スクリーン15はなくてもよい。
【0029】デッドスペースを実質上形成しない環状シ
ール材17の形状としては、ハウジングへの密着性の点
から、断面が方形であることが好適であり、材料として
は、耐薬品性に優れ、膨潤しにくい赤シリコン、テフロ
ン(登録商標)等が好ましい。
【0030】濾材13として使用可能なものとして、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、四フッ化エチレン、グラ
スファイバー等の織布・不織布、多孔質セラミック、焼
結金属等があるが、濾過性能を満たすなら、これら以外
のものを使用してもよい。アルカリ金属溶出がないこ
と、特に入手容易で、かつ低コストという点から焼結金
属が好ましく、防錆の点でさらにステンレス製とするこ
とが好ましい。焼結金属濾材としては、繊維状金属を焼
結したものとパウダー状金属を焼結したものがあるが、
そのいずれでも好ましく用いることができる。
【0031】また、濾材13の濾過精度は特に制限はな
いが0.05〜100μmが好ましく、0.05〜5μ
mであることがより好ましい。
【0032】本発明の濾過装置に適する塗液は、塗液中
に粒子を含まないポリマー溶液またはポリマー前駆体溶
液、および塗液中に粒子を含むスラリーのいずれでも構
わない。粘度は特に制限はないが、10,000mPa
・s以下であることが好ましく、100mPa・s以下
であることがより好ましい。一方、粘度の下限値につい
ては特に限定はないが、1mPa・s以上であることが
好ましく、3mPa・s以上であることがより好まし
い。これらの数値範囲の上限値を上回ると作業時の圧力
が高くなり、容器の耐圧性能要求が高くなるので余り好
ましくない。一方、下限値を下回っても、特に不都合は
ないが、前記スラリーにおいて、そのように粘度の低い
ものは実質上あり得ない。
【0033】次に、本発明の濾過装置10を備えた液晶
用カラーフィルターの製造装置について説明する。図7
を参照すると、カラーフィルターの製造に適用される塗
液供給装置40と塗布器であるスリットダイ70からな
るダイコータ1が概略的に示されている。塗液供給装置
40は、塗液タンク50、シリンジポンプ60、濾過装
置10から構成される。
【0034】塗液タンク50は、ポンプ吸引ホース41
でシリンジポンプ60に接続されている。
【0035】シリンジポンプ60はポンプ吸引ホース4
1と接続する吸引用弁61、ポンプ供給ホース42と接
続する吐出用弁62からなるバルブ部と、外筒であるシ
リンダ63、シリンダ63の内面に接触するピストン6
4からなるポンプ部より構成されている。ピストン64
は、図示していない駆動機構に連結されており、所定の
速度で上下方向に自在に往復動させることで、塗液タン
ク50内の塗液をシリンダ63内に充填した後、ポンプ
供給ホース42、濾過装置10、口金供給ホース43を
通じてスリットダイ70へ供給することができる。
【0036】スリットダイ70は、長尺なブロック形状
のリアリップ71とフロントリップ72の間に図示しな
いシムを挟みこみ、図示しない複数の連結ボルトで相互
に一体的に結合して構成されている。スリットダイ70
の内部では、その中央部分にマニホールド73が形成さ
れており、マニホールド73は口金供給ホース43に内
部通路(図示しない)を介して常時接続されている。そ
して、マニホールド73は、リアリップ71、フロント
リップ72の間に挟みこんだシムと同じ厚さを持つスリ
ット74とつながっている。このスリット74の下端
は、吐出面75にて開口して、塗液を吐出する吐出口7
6になっている。そして塗液が吐出口76から吐出され
ると、吐出面75と基板Dとの間にビードCが形成され
る。基板Dはステージ80に吸着保持され、任意の速度
で往復動させることができる。
【0037】次に、このダイコータ1を用いた塗布に基
づくカラーフィルターの製造方法を具体的に説明する。
【0038】まず、スリットダイ70を上向きにした状
態でシリンジポンプ60を駆動して、塗液タンク50〜
スリットダイ70まで塗液で充満し、塗液供給装置40
とスリットダイ70中のエアーを排出する。濾過装置1
0内のエアーは前述の構成により容易に排出される。
【0039】次に、シリンジポンプ60の吸引用弁61
を開、吐出用弁62を閉にした状態でピストン64を所
定位置まで下降させて、シリンダ63内に塗液タンク5
0からの塗液を充填した後、吸引用弁61を閉、吐出用
弁62を開の状態にして、ピストン64を上昇させて塗
液を濾過装置10で濾過した後、スリットダイ70に送
り込む。
【0040】濾過装置1では、捕捉したい粒子径に応じ
て適切に濾過精度を選択した濾材4によって、塗液中に
含まれる塗布欠点となる粒子径以上の異物は捕捉され、
クリーンな塗液をスリットダイ70に供給することがで
きる。そして、スリットダイ70に供給された塗液はス
リット74を通って開口した吐出口76から、所定の速
度でステージ80とともに移動する基板D上に塗布さ
れ、塗膜を形成する。塗膜を乾燥後、その上面にレジス
ト膜を塗布し、所定格子状パターンのフォトマスクを用
いてレジスト膜を露光して、前記格子状パターンでレジ
スト膜を硬化させる。以降、現像、剥離工程をへて、最
終的に所定格子状パターンに塗膜を残す。これをRGB
画素膜に各々適用することで、カラーフィルターを製造
することができる。
【0041】なお、本発明ではダイコータ1を例として
説明したが、本発明の濾過装置は、スピンコータ、バー
コータ、ロールコータ等すべての塗布装置にも好ましく
適用することができる。
【0042】また、基板Dとしてはガラス基板の他にア
ルミ等の金属板、セラミック板、シリコンウエハー等を
用いても良い。
【0043】
【実施例】実施例1 360×465mmで厚さ0.7mmの無アルカリガラ
ス基板上に、基板の幅方向にピッチが456μm、基板
の長手方向にピッチが152μm、線幅が30μm、R
GB画素数が1920(基板長手方向)×480(基板
幅方向)、全体の対角の長さが14.4インチ(基板幅
方向に219mm、基板長手方向に292mm)となる
格子形状で、厚さが1μmのブラックマトリックス膜を
形成した。ブラックマトリックス膜は、チタン酸窒化物
を遮光材、ポリアミック酸をバインダーとして用いたも
のであった。
【0044】次いで、上流側スクリーン14として開口
率40%で、開口部がφ0.5mmの多数の孔で形成さ
れた厚みもの、下流側スクリーン15として開口率90
%で、幅0.8mmの線状物で図6に示すようにスコー
プ形状に形成された厚みもの、濾材13として孔径4μ
mで直径90mmの燒結金属濾材を用い、さらに内部流
路形状を流入口19から濾材13に向かって0.07の
割合で拡大し、濾材13から流出口19に向かって0.
22の割合で縮小する円鐘形状にした図1に示す濾過装
置10を用意した。この濾過装置10を備えた図7に示
すダイコータ1で、ポリアミック酸をバインダーとし
て、γ−ブチロラクトン、N−メチル−2−ピロリドン
および3−メチル−3−メトキシブタノールの混合物を
溶媒として、さらに、ピグメントレッド177を顔料に
して固形分濃度10%で混合し、さらに粘度を50cP
sに調整したRペーストを塗液タンク40に充填し、シ
リンジポンプ60で吐出速度8000μl/s、吐出時
間3s、吸引速度3000μl/s、吸引時間8sの送
液条件で塗液タンク50からスリットダイ70までエア
ーを排出しつつ、塗液の充填を行った。本条件では、エ
アーを完全に排出するには10分間を要した。ここで、
スリットダイ70にはスリット間隙100μm、スリッ
ト幅220mmのものを用いて、ウェット洗浄によって
パーティクルを除去した基板D上に、基板Dとの間隙を
100μmに設定して、塗布厚み20μm、塗布速度3
m/分にて全面均一に塗布した。塗布された基板Dはホ
ットプレートを使用した乾燥装置で100℃で20分乾
燥した。続いて、固形分濃度10%、粘度8%のレジス
ト液を10μm塗布後、90℃のホットプレートで10
分乾燥後、フォトマスクを用いて露光・現像・剥離をし
て、R画素部のみに塗膜を残し、260℃のホットプレ
ートで30分加熱して、キュアを行った。
【0045】同様の色塗膜の形成をG、B色について
も、R色と同様にダイコータを用いて、全面に均一な塗
膜を形成後、所定格子状パターンに加工を行って色塗膜
を形成した。ここでG色の塗布液には、R色の塗布液で
顔料をピグメントグリーン36にして固形分濃度10%
で粘度を40cPsに調整したもの、B色の塗布液に
は、R色の塗布液で顔料をピグメントブルー15にして
固形分濃度10%で粘度を50cPsに調整したものを
用いた。
【0046】そして最後にITOをスパッタリングで付
着させ、カラーフィルターを作成した。作成したカラー
フィルターの膜厚と異物発生数を測定した結果、塗布開
始部および終了部の膜厚不良領域は平均9.5mmであ
った。また、粒子径4μm以上の異物発生数は平均3個
/枚であった。
【0047】比較例1 次に、濾濾過装置として従来の過装置30を用いた以外
は上記実施例と全く同じ条件でカラーフィルターを作成
した。同様に作成したカラーフィルターの膜厚と異物発
生数を測定した結果、塗布開始部および終了部の膜厚不
良領域は平均18mm、粒子径4μm以上の異物発生数
は平均7個/枚であった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、流入口
から濾材に向かって滑らかに拡大した形状、または、濾
材から流出口に向かって滑らかに縮小した形状の流路を
有しているので、濾過装置内の滞留箇所を皆無にして、
エアーを完全に排出することができる。さらに、濾材の
下流側に開口率60〜95%のスクリーン、上流側に開
口率10〜50%のスクリーンを隣接して配置し、さら
に濾材の周囲にデッドスペースを実質上形成しない環状
シール材を接して配置する構成を有していることによ
り、一層その効果を高めることができる。したがって、
滞留による異物欠点がなく、残留エアーによって塗布開
始・終了時の吐出応答性が妨げられないために塗布開始
部および終了部の膜厚精度が高く、膜厚均一性に優れた
高品質なカラーフィルターを高い生産性で製造すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の濾過装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の濾過装置の他の実施例を示す断面図で
ある。
【図3】従来の濾過装置を示す断面図である。
【図4】図3の従来の濾過装置のシール部の拡大断面図
である。
【図5】上流側スクリーンの一実施例を示す平面図であ
る。
【図6】下流側スクリーンの一実施例を示す平面図であ
る。
【図7】本発明の濾過装置を備えたダイコータの概略構
成図である。
【符号の説明】
1:ダイコータ 10:濾過装置 11:上流側ハウジング 12:下流側ハウジング 13:濾材 14:上流側スクリーン 15:下流側スクリーン 16:環状パッキン 17:デッドスペースを実質上形成しない環状シール材 18:流入口 19:流出口 20:濾過装置 21:上流側ハウジング 22:下流側ハウジング 28:流入口 29:流出口 30:従来の濾過装置 31:上流側ハウジング 32:下流側ハウジング 37:Oリング 38:流入口 39:流出口 40:塗液供給装置 41:ポンプ吸引ホース 42:ポンプ供給ホース 43:ダイ供給ホース 50:塗液タンク 60:シリンジポンプ 61:吸引用弁 62:供給用弁 63:シリンダ 64:ピストン 70:スリットダイ 71:リアリップ 72:フロントリップ 73:マニホールド 74:スリット 75:吐出面 76:吐出口 80:ステージ A:滞留部 B:デッドスペース C:ビード D:基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/04 530A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾材を使用する濾過装置において、流路
    が、流入口から濾材に向かって滑らかに拡大した形状、
    および/または、濾材から流出口に向かって滑らかに縮
    小した形状を有し、かつその拡大および/または縮小の
    割合が式(1)および/または(2)を満たすことを特
    徴とする濾過装置。 0.025≦hIN/(dFLT−dIN)≦0.3 (1) 0.1≦hOUT/(dFLT−dOUT)≦0.3 (2) dIN :流入口径[mm] dOUT:流出口径[mm] dFLT:濾材で実際に濾過に使用される径[mm] hIN :流入口から濾材までの距離[mm] hOUT:流出口から濾材までの距離[mm]
  2. 【請求項2】前記濾材の下流側に開口率60〜95%の
    スクリーンを隣接して配置するものである請求項1に記
    載の濾過装置。
  3. 【請求項3】前記濾材の上流側に開口率10〜50%の
    スクリーンを隣接して配置するものである請求項1また
    は2に記載の濾過装置。
  4. 【請求項4】前記濾材の周囲にデッドスペースを実質上
    形成しない環状シール材を接して配置するものである請
    求項1〜3のいずれかに記載の濾過装置。
  5. 【請求項5】前記濾材に燒結金属濾材を用いるものであ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の濾過装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の濾過装置
    を備えたものであるカラーフィルターの製造装置。
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