JP2002232022A - 熱電モジュール及びその製造方法 - Google Patents

熱電モジュール及びその製造方法

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JP2002232022A JP2001022565A JP2001022565A JP2002232022A JP 2002232022 A JP2002232022 A JP 2002232022A JP 2001022565 A JP2001022565 A JP 2001022565A JP 2001022565 A JP2001022565 A JP 2001022565A JP 2002232022 A JP2002232022 A JP 2002232022A
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heat
solder material
insulating substrate
semiconductor chip
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Hitoshi Tauchi
比登志 田内
Masato Itakura
正人 板倉
Hirotane Sugiura
裕胤 杉浦
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップ接合に例えば第2半田材として
95Sn5Sbのような半田材を使用しても、放熱側の
耐熱性を落とすことなく熱電モジュールを構成すること
ができる。また多種の半田材を使用することもなく、安
価な熱電モジュールの提供。 【解決手段】 ケース1と、放熱側絶縁基板4aと、吸
熱側絶縁基板4bと、前記放熱側絶縁基板と前記ケース
とを第1半田材により接合する第1半田層5aと、前記
放熱側絶縁基板と前記吸熱側絶縁基板との間にP型半導
体チップ4f及びN型半導体チップ4eを第2半田材に
より接合する第2半田層9a、9bとからなり、前記第
1半田層の第1半田材は前記第2半田層の第2半田材と
同一材料であることを特徴とする熱電モジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用半導体レ
ーザモジュール、半導体増幅器モジュール、外部変調器
モジュール、受信モジュール等の熱電モジュール及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体レーザモジュール等の設
置環境、即ちレーザモジュールのケースの外部雰囲気
は、各種電子部品のジュール熱等の発生により60〜7
0℃の温度に達する。高速光ファイバ通信の光源として
このレーザモジュールに広く用いられているレーザダイ
オードはその雰囲気温度が変化すると波長が変化するな
どの光特性が変わるため、レーザダイオードを搭載する
チップキャリアとモジュールケースとは熱的に遮断され
ている。この熱的な遮断とレーザダイオードの温度を一
定にするために従来より熱電モジュール(温度制御用熱
電モジュール)が用いられている。
【0003】この熱電モジュールは、電極が施された絶
縁体物と半導体チップを半田で接合することによって作
製される。この熱電モジュールを用いて加熱や冷却を行
う場合、特開平10−62659号公報のように、上記
絶縁体物の吸熱・放熱側をさらに半田によって接合する
構造が一般的である。
【0004】例えば冷却をおこなう場合、半田付けによ
って組みあがった熱電モジュールを冷却対象物や放熱の
ための構造物(ヒートシンク、筐体など)に半田付けす
る際に接合に使用する半田材は、熱電モジュールを作製
する際にチップを接合した半田材に比べて低い融点(固
相線、液相線)を持った半田が使用される。これは接合
の際の熱電モジュールの変形・破壊を防止するためであ
り、使用する半田材の選択は、チップ接合に使用した半
田材の融点(固相線、液相線)に対して、加熱工程時の
温度のオーバーシュートなどに対する安全率を見込んで
決められる。
【0005】また耐熱性を要求される用途の場合、「熱
電変換システム技術総覧リアライズ社(1995)24
頁〜25頁」に記載してあるように、半導体チップの接
合には半田材自身の耐熱性に加えて半導体チップの耐熱
性の制約などから、一般的に95Sn5Sb半田が使用
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、絶縁体物と放熱のための構造物との接合にはこ
れより低い融点(固相線、液相線)を持つ半田材を使用
しなければならない。このため厳しい耐熱性を要求され
る用途では、放熱のための構造物との接合部の耐熱性・
信頼性が落ちるという問題点があった。
【0007】さらにチップ接合に使用する95Sn5S
b半田に対して、放熱側絶縁体物との接合用の半田材を
選択する場合、95Sn5Sb半田より低い融点(固相
線、液相線)で、できるだけ耐熱性を持たせようとする
と、使用できる半田材はほとんど全て環境に悪影響があ
るPbを含んだ材料になるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決したもので、半
導体チップ接合に例えば95Sn5Sbのような半田材
を使用しても、放熱側の耐熱性を落とすことない熱電モ
ジュールを構成することができ、また多種の半田材を使
用することもなく、安価な熱電モジュールとなる熱電モ
ジュールを提供するものである。また多種の半田材を使
用することもなく、安価な熱電モジュールの製造方法を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るためになされた請求項1の発明は、ケースと、放熱側
絶縁基板と、吸熱側絶縁基板と、前記放熱側絶縁基板と
前記ケースとを第1半田材により接合する第1半田層
と、前記放熱側絶縁基板と前記吸熱側絶縁基板との間に
P型半導体チップ及びN型半導体チップを第2半田材に
より接合する第2半田層とからなり、前記第1半田層の
第1半田材は前記第2半田層の第2半田材と同一材料で
あることを特徴とする熱電モジュールである。
【0010】請求項1の発明により、半導体チップ接合
に例えば第2半田材として95Sn5Sbのような半田
材を使用しても、放熱側の耐熱性を落とすことなく熱電
モジュールを構成することができる。また多種の半田材
を使用することもなく、安価な熱電モジュールとなる。
【0011】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項2の発明は、ケースに放熱側絶縁基板を第1半田
材により接合して第1半田層を形成する工程と、吸熱側
絶縁基板とP型半導体チップ及びN型半導体チップを第
2半田材により接合して吸熱側の第2半田層を形成する
工程と、前記P型半導体チップ及びN型半導体チップと
前記放熱側絶縁基板とを第2半田材により放熱側の第2
半田層を形成する工程からなり、前記第1半田層の第1
半田材は前記第2半田層の第2半田材と同一材料である
ことを特徴とする熱電モジュールの製造方法である。
【0012】請求項2の発明により、半田付け時の熱電
モジュールの変形・破壊を防止できる。また多種の半田
材を使用することもなく、安価な熱電モジュールの製造
方法となる。
【0013】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項3の発明は、前記第1半田材及び前記第2半田材
は、95Sn5Sb、91Sn9Zn、96.5Sn
3.5Ag、97.5Sn2.5Ag、100Sn、6
5Sn25Ag10Sb、99Sn1Sb、90In1
0Ag、97Sn3Sb、95Sn5Ag、93Sn7
Sb、80Au20Sn、90Sn10Ag、97Sn
3Cuの内の少なくとも1つ選択されたことを特徴とす
る請求項1記載の熱電モジュールである。
【0014】請求項3の発明により、放熱側の耐熱性を
落とすことなく熱電モジュールを構成することができ
る。また半田材としてPbを含まないため、環境に影響
がないといった効果がある。
【0015】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項4の発明は、前記第1半田材及び前記第2半田材
は、95Sn5Sb、91Sn9Zn、96.5Sn
3.5Ag、97.5Sn2.5Ag、100Sn、6
5Sn25Ag10Sb、99Sn1Sb、90In1
0Ag、97Sn3Sb、95Sn5Ag、93Sn7
Sb、80Au20Sn、90Sn10Ag、97Sn
3Cuの内の少なくとも1つ選択されたことを特徴とす
る請求項1記載の熱電モジュールの製造方法である。
【0016】請求項4の発明により、半田付け時の熱電
モジュールの変形・破壊を防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施について図面
を参照して説明する。本発明の半導体レーザモジュール
は、図1に示すように、箱型のケース1とケース1を覆
うカバー2からなる気密パッケージ3を有し、パッケー
ジ3の内部には乾燥窒素ガスが充填される。ケース1の
底壁1aの内面にはペルチェ素子からなる熱電温度制御
用の熱電モジュール4の絶縁性基板(放熱側絶縁基板)
4aが第2下部電極4gを介して第1半田層(ケース−
放熱側絶縁基板接合半田層)5aにより固着される。
【0018】熱電モジュール4はAl3又はAlN
からなる相対向する一対の絶縁性基板、つまり放熱側絶
縁基板4a,吸熱側絶縁基板4bのそれぞれの対向面に
複数の第1下部電極4c,第2上部電極4dが形成され
る。これらの第1下部電極4c,第2上部電極4dによ
り複数のN型半導体チップ4eと複数のP型半導体チッ
プ4fとがN,P,N,Pの順に電気的に直列に接続さ
れる。更に端部のN型半導体チップ及びP型半導体チッ
プを接合した第1下部電極4c又は第2下部4dにそれ
ぞれ図示しないリード線を接続して構成される。
【0019】なお放熱側絶縁性基板4aの上面、下面に
はそれぞれ第1下部電極4c、第2下部電極4gが形成
されており、吸熱側絶縁基板4bの上面、下面にはそれ
ぞれ第1上部電極4h、第2上部電極4dが形成されて
いる。
【0020】この熱電モジュール4の上面にはチップキ
ャリア6が第1上部電極6aを介して第3半田層(チッ
プキャリア−吸熱側絶縁基板接合半田層)6bにより固
着される。このチップキャリア6の上面にはレーザダイ
オード7が設けられ、レーザダイオード7の近傍にはボ
ールレンズホルダ8で保持されたボールレンズ9が設け
られる。ケース1の一方の側壁1bにはガラス板10、
ロッドレンズ11及び光ファイバ12が設けられる、ロ
ッドレンズ11はロッドレンズホルダ13に保持され、
光ファイバ12は光ファイバホルダ14に保持される。
なおケース1の外底面には放熱用フィンが配設されても
よい。
【0021】図1に示した半導体レーザモジュールで
は、ケース1はガラス板10や熱電モジュール4の絶縁
性セラミック基板の熱膨張率と大差のない熱膨張率を有
する、フェルニコ系のFe54%,Ni29%,Co1
7%の合金、又はFe58%,Ni42%の合金などで
構成され、熱電モジュール4はこのケース1内面に半田
付けされる。
【0022】また、放熱側絶縁基板4a、吸熱側絶縁基
板4bとN型半導体チップ4eとP型半導体チップ4f
との間には、第1下部電極4c、第2下部電極4dを介
して第2半田層(吸熱側第2半田層15a、放熱側第2
半田層15b)が形成される。
【0023】ここで、筐体状のケース1と放熱側絶縁基
板4aとは第1半田材により接合された第1半田層5a
から構成される。放熱側絶縁基板4aと吸熱側絶縁基板
4bとの間には、P型半導体チップ4f及びN型半導体
チップ4eが第2半田材95Sn5Sb(融点232
℃:固相線)により接合された第2半田層15a、15
bが形成される。また第1半田層5aの第1半田材は第
2半田層15a、15bの第2半田材と同一の材料であ
る。
【0024】次に本発明の熱電モジュールの製造方法を
図2、図3に示す。図2に示すように、ケース1の底壁
1aと放熱側絶縁基板4aの接合材としての第1半田材
95Sn5Sb(融点232℃:固相線)を使用する。
さらに一定の雰囲気温度280℃迄上げ、第1半田材に
よりケース1と放熱側絶縁基板4aを接合して第1半田
層5aを形成する。
【0025】次に吸熱側絶縁基板4bと半導体チップ
(P型半導体チップ4f及びN型半導体チップ4e)の
接合材としての第2半田材95Sn5Sb(融点232
℃:固相線)を使用する。さらに一定の雰囲気温度28
0℃迄上げ、第2半田材により吸熱側絶縁基板と半導体
チップ4f、4eを接合して吸熱側第2半田層15aを
形成する。
【0026】図3に示すように、上記によって予め作成
された部材を下方に下げて、P型半導体チップ4f及び
N型半導体チップ4eと放熱側絶縁基板4aを第2半田
材により放熱側第2半田層15bを形成する。
【0027】なお上記のように、第1半田材と第2半田
材は同一の材料であるので、第1半田層5aの第1半田
材の融点と前記第2半田層15a、15bの半田材の融
点と同一であることはいうまでもない。
【0028】なお本実施例では第1半田材及び第2半田
材を95Sn5Sbにて説明したが、表1に示す95S
n5Sb、91Sn9Zn、96.5Sn3.5Ag、
97.5Sn2.5Ag、100Sn、65Sn25A
g10Sb、99Sn1Sb、90In10Ag、97
Sn3Sb、95Sn5Ag、93Sn7Sb、80A
u20Sn、90Sn10Ag、97Sn3Cuの内の
少なくとも1つ選択された材料でもよい。なお、上記半
田材合金の組成比の数字は全てWt%である。
【0029】
【表1】
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0031】<実施例1>図1は本発明を使用して作製
した半導体レーザレーザ用熱電モジュールの外観図であ
る。
【0032】図2、図3に示すように製造方法は、あら
かじめメッキによって表面に電極を施した吸熱側絶縁基
板4b(吸熱側アルミナ基板)にPNの半導体チップ4
f、4eを95Sn5Sbからなる半田材(半田層15
a)を用いて接合する。上記と同様にあらかじめメッキ
によって表面に電極を施した放熱側絶縁基板4a(放熱
側アルミナ基板)を95Sn5Sbからなる半田材(半
田層5a)を用いてケース1(筐体)に接合する。
【0033】次に上記半導体チップ4f、4eと吸熱側
絶縁基板4b、と放熱側絶縁基板4aとを95Sn5S
bからなる半田材(半田層15b)を用いて、半導体チ
ップ4f、4e部分で接合する。
【0034】吸熱側絶縁基板4bとキャリア6との接合
は58Bi42Sn半田材(半田層6b)を用いてお
り、熱電モジュール全体でPbレス構造になっている。
【0035】上記半導体レザーモジュールに、放熱側絶
縁基板4aの温度が表2の温度になるように熱電モジュ
ールに通電することによって耐熱性試験を実施した。耐
熱性の評価は、通電によってケース1(筐体)との接合
部および半導体チップ4f、4eと放熱側絶縁基板4a
基板の接合部の半田の再溶融の有無を確認し、再溶融が
起こらない場合を合格とした。
【0036】<比較例1>比較例1は半田材だけ相違
し、構成的には実施例1と同じであるので、実施例1と
同一の図面を使用して説明する。
【0037】比較例1は、あらかじめメッキによって表
面に電極を施した吸熱側絶縁基板4b(吸熱側アルミナ
基板)にPNの半導体チップ4f、4eを95Sn5S
bからなる半田材(半田層15a)を用いて接合する。
【0038】次に上記半導体チップ4f、4e付吸熱側
絶縁基板4b、と放熱側絶縁基板4aを95Sn5Sb
からなる半田材(半田層15b)を用いて、半導体チッ
プ4f、4e部分で接合する。その後放熱側基板4aを
37Pb63Sn材料を用いて、第1半田層5a、ケー
ス1に接合する。その他の構成は上記実施例1と同様な
構成、工程である実施例1と同様の方法で耐熱性の試験
を実施した。
【0039】
【表2】 表2からわかるように、95Sn5Sb半田材の特性値
(液相線240℃固相線232℃)に対して製造工程上
安全率を見込んだ構成(半田材の選択)にしなければな
らない制約条件によって、比較例1では放熱側の基板温
度が200℃になると放熱側絶縁基板とケースの接合部
の半田が再溶融してしまう。これに対して実施例1は、
あらかじめメッキによって表面に電極を施した放熱側絶
縁基板4a(放熱側アルミナ基板)とケース1(筐体)
との接合にも半導体チップと同一材料の95Sn5Sb
からなる半田材(半田層5a)を用いることにより、2
00℃以上の耐熱性を持たせることができる。また環境
に悪影響のあるPbレスの構造にすることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ケース
と、放熱側絶縁基板と、吸熱側絶縁基板と、前記放熱側
絶縁基板と前記ケースとを第1半田材により接合する第
1半田層と、前記放熱側絶縁基板と前記吸熱側絶縁基板
との間にP型半導体チップ及びN型半導体チップを第2
半田材により接合する第2半田層とからなり、前記第1
半田層の第1半田材は前記第2半田層の第2半田材と同
一材料であることを特徴とする熱電モジュールであるの
で、半導体チップ接合に例えば第2半田材として95S
n5Sbのような半田材を使用しても、放熱側の耐熱性
を落とすことなく熱電モジュールを構成することができ
る。また多種の半田材を使用することもなく、安価な熱
電モジュールとなる。
【0041】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項2の発明は、ケースに放熱側絶縁基板を第1半田
材により接合して第1半田層を形成する工程と、吸熱側
絶縁基板とP型半導体チップ及びN型半導体チップを第
2半田材により接合して吸熱側の第2半田層を形成する
工程と、前記P型半導体チップ及びN型半導体チップと
前記放熱側絶縁基板とを第2半田材により放熱側の第2
半田層を形成する工程からなり、前記第1半田層の第1
半田材は前記第2半田層の第2半田材と同一材料である
ことを特徴とする熱電モジュールの製造方法であるの
で、半田付け時の熱電モジュールの変形・破壊を防止で
きる。また多種の半田材を使用することもなく、安価な
熱電モジュールの製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱電モジュールの断面図。
【図2】本発明の熱電モジュールの製造方法を示す断面
図。
【図3】本発明の熱電モジュールの次の工程の製造方法
を示す断面図。
【符号の説明】
1…ケース 4a…放熱側絶縁基板 4b…吸熱側絶縁基板 4f…P型半導体チップ 4e…N型半導体チップ 5a…第1半田層 15a…吸熱側第2半田層 15b…放熱側第2半田層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 13/02 C22C 13/02 H01L 23/38 H01L 23/38 35/32 35/32 A H01S 5/024 H01S 5/024

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、放熱側絶縁基板と、吸熱側絶
    縁基板と、前記放熱側絶縁基板と前記ケースとを第1半
    田材により接合する第1半田層と、前記放熱側絶縁基板
    と前記吸熱側絶縁基板との間にP型半導体チップ及びN
    型半導体チップを第2半田材により接合する第2半田層
    とからなり、前記第1半田層の第1半田材は前記第2半
    田層の第2半田材と同一材料であることを特徴とする熱
    電モジュール。
  2. 【請求項2】 ケースに放熱側絶縁基板を第1半田材に
    より接合して第1半田層を形成する工程と、吸熱側絶縁
    基板とP型半導体チップ及びN型半導体チップを第2半
    田材により接合して吸熱側の第2半田層を形成する工程
    と、前記P型半導体チップ及びN型半導体チップと前記
    放熱側絶縁基板とを第2半田材により放熱側の第2半田
    層を形成する工程からなり、前記第1半田層の第1半田
    材は前記第2半田層の第2半田材と同一材料であること
    を特徴とする熱電モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1半田材及び前記第2半田材は、
    95Sn5Sb、91Sn9Zn、96.5Sn3.5
    Ag、97.5Sn2.5Ag、100Sn、65Sn
    25Ag10Sb、99Sn1Sb、90In10A
    g、97Sn3Sb、95Sn5Ag、93Sn7S
    b、80Au20Sn、90Sn10Ag、97Sn3
    Cuの内の少なくとも1つ選択されたことを特徴とする
    請求項1記載の熱電モジュール。
  4. 【請求項4】 前記第1半田材及び前記第2半田材は、
    95Sn5Sb、91Sn9Zn、96.5Sn3.5
    Ag、97.5Sn2.5Ag、100Sn、65Sn
    25Ag10Sb、99Sn1Sb、90In10A
    g、97Sn3Sb、95Sn5Ag、93Sn7S
    b、80Au20Sn、90Sn10Ag、97Sn3
    Cuの内の少なくとも1つ選択されたことを特徴とする
    請求項2記載の熱電モジュールの製造方法。
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