JP2010278460A - 熱電変換ユニット - Google Patents

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尊彦 新藤
Hideyasu Ando
秀泰 安藤
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Yoshiyasu Ito
義康 伊藤
Takehisa Hino
武久 日野
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Abstract

【課題】繰り返し使用および長期間使用した場合においても、初回の発電時の発電効率を維持し、安価で安定した発電が可能な熱電変換ユニットを提供する。
【解決手段】熱電変換ユニット10は、p型及びn型の熱電変換素子11,12を各1つ以上有する熱電変換機構13と、各熱電変換素子11,12で生じた起電力を1つの電源として取り出すべく熱電変換素子11,12を電気的に接続する接続導体17と、接続導体17で接合された熱電変換機構13の両端の熱電変換素子11,12から起電力を取り出す電極19とを備え、接続導体17及び電極19と熱電変換素子13とを接合材料により接合して形成した熱電変換部14と、湿度を極少に保持するよう熱電変換部14を格納して密閉する密閉容器15を具備し、熱電変換機構13のp型及びn型の熱電変換素子11,12中の各気孔率は10%以上60%以下である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱から起電力を得る発電装置に係り、特にゼーベック効果を利用して熱から起電力を得る熱電変換素子を備えた熱電変換ユニットに関する。
熱電変換素子の利用形態は大別すると二つある。一つの利用形態は、熱電変換素子に流した直流電流により冷却または放熱を起こすペルチェ効果を利用した局部的な冷却システム用または加熱システム用への利用である。他方の利用形態は、熱電変換素子に温度差を与え、与えた温度差により起電力を発生するゼーベック効果による熱電変換を応用した発電装置としての利用である。
図12に熱電変換素子を用いて構成される熱電変換ユニットを示す。
図12に示される熱電変換ユニット1は、p型の半導体2およびn型の半導体3と、p型の半導体2の上下面の一方に接合されp型の半導体2から電気を取り出す電極部4aと、n型の半導体3の上下面の一方に接合され、n型の半導体3から電気を取り出す電極部4bと、p型の半導体2とn型の半導体3とにおいて電極部4aおよび4bと対向する上下面の他方で接続される接続電極5と、電極部4aおよび4bと接続電極5とを覆い保護する保護絶縁体6とを具備し、保護絶縁体6同士の隙間を樹脂7で塞いで形成される。
熱電変換ユニット1は、例えば、電気取り出し電極4aおよび4b側の面に低温熱源を、電極取り出し電極4aおよび4bが接合される面と対向する面に高温熱源を接触させて熱エネルギを供給することで、低温熱源と高温熱源との温度差に応じた起電力、すなわち、電気エネルギが得られる。熱電変換により得られた起電力は電極部4aおよび4bから取り出すことができる。
熱電変換ユニット1は、温度差を有する2つの熱源からの熱エネルギを電気エネルギに直接変換することが可能であり、環境への負荷が少ない低環境負荷型電源装置となり得る。このような熱電変換ユニット1は、例えば特開2001−102644号公報に記載されている(特許文献1参照)。
また、熱電変換ユニット1以外に次世代の低環境負荷型電源装置として注目されているのは、太陽電池を用いた太陽光発電システムや水素を利用した燃料電池システムがある。
特開2001−102644号公報
しかしながら、熱電変換ユニット1は、繰り返し使用および長期連続で使用した場合は、初回の発電時に比べて使用回数および使用日数を重ねる程、発電効率が低下するという問題があった。
また、その他の低環境負荷型電源装置である太陽光発電システムは、日照条件に左右されるので、太陽光発電システムの稼働率は一般に低く、発電量が変動する問題がある。太陽光発電システムは、安定した電力供給のために電源部を外部に設置する必要が生じる。一方、燃料電池については、発電の際に必要な燃料となる水素の価格が高いため発電コストが高くつくという問題があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、繰り返し使用および長期間使用した場合においても、初回の発電時の発電効率を維持可能な熱電変換ユニットを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、安定した発電により外部電源が無くても安定した電力供給が可能で、かつ、安価な発電コストでの電力供給を可能とする低環境負荷型電源装置としての熱電変換ユニットを提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は、電力使用量を削減または外部からの電力供給無しでも周囲の温度差を用いて発電を行ないながら動作し得る熱電変換ユニットを提供することにある。
本発明に係る熱電変換ユニットは、上述した課題を解決するため、p型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子とを少なくともそれぞれ1個は有する熱電変換機構と、前記熱電変換機構が有する熱電変換素子で発生した起電力を1つの電源装置として取り出すべく前記複数の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体と、前記接続導体で接合された熱電変換機構の両端に位置する熱電変換素子から前記熱電変換機構で生じた起電力を取り出す電源端子を有する電極とを備え、前記接続導体および電極と前記熱電変換素子とを接合材料により接合して形成した熱電変換部と、湿度を極少に保持するよう前記熱電変換部を格納して密閉する密閉容器を具備し、前記熱電変換機構が有するp型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子中の気孔率は、10%以上60%以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る熱電変換ユニットは、上述した課題を解決するため、p型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子とを少なくともそれぞれ1個は有する熱電変換機構と、前記熱電変換機構が有する熱電変換素子で発生した起電力を1つの電源装置として取り出すべく前記複数の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体と、前記接続導体で接合された熱電変換機構の両端に位置する熱電変換素子から前記熱電変換機構で生じた起電力を取り出す電源端子を有する電極とを備え、前記接続導体および電極と前記熱電変換素子とを接合材料により接合して形成した熱電変換部と、湿度を極少に保持するよう前記熱電変換部を格納して密閉する密閉容器を具備し、前記熱電変換機構が有するp型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子は、無機材料を構造中に含有しており、前記無機材料の割合は、10vol%以上50vol%以下であることを特徴とする。
さらに、本発明に係る熱電変換ユニットは、上述した課題を解決するため、p型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子とを少なくともそれぞれ1個は有する熱電変換機構と、前記熱電変換機構が有する熱電変換素子で発生した起電力を1つの電源装置として取り出すべく前記複数の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体と、前記接続導体で接合された熱電変換機構の両端に位置する熱電変換素子から前記熱電変換機構で生じた起電力を取り出す電源端子を有する電極とを備え、前記接続導体および電極と前記熱電変換素子とを接合材料により接合して形成した熱電変換部と、湿度を極少に保持するよう前記熱電変換部を格納して密閉する密閉容器を具備し、前記密閉容器中の雰囲気は、減圧雰囲気、窒素(N2)雰囲気および不活性ガス雰囲気の少なくとも1つから選択されることを特徴とする。
本発明に係る熱電変換ユニットによれば、繰り返し使用および長期間使用した場合においても、ほとんど発電量が低下することなく、初回の発電時の発電量を維持することができる。
また、熱電変換ユニットは、熱エネルギを電気エネルギに直接変換する低環境負荷型電源装置であり、熱電変換ユニットの周囲の温度差を利用して安定した発電が可能である。そして、利用する熱エネルギは自然環境中に生じる温度差を利用できるので発電コストを抑えた電力供給が可能となる。
さらに、熱電変換ユニットに具備される熱電変換手段が周囲の温度差を利用して発電を行なうため、温度差を有し、電力を消費して動作する何らかの電気機器と、熱電変換ユニットとを備えた電気機器一体型熱電変換ユニットを形成すれば、熱電変換ユニット外部からの電力供給がほとんどなし、または電力供給が全く無しでも電気機器一体型熱電変換ユニットが備える電気機器を動作可能に構成できる。
本発明に係る熱電変換ユニットの構成概要図。 本発明に係る熱電変換ユニットが具備する熱電変換手段の構成概要図。 本発明に係る熱電変換ユニットが備える密閉容器内の湿度を0%〜10%の範囲で変化させて熱電変換を行った場合における熱電変換ユニットでの発電回数と発電量比との関係を示す相関図。 本発明に係る熱電変換ユニットが備える熱電素子中の気孔の割合を変化させて熱電変換を行った場合における熱電素子中の気孔の割合と発電量比との関係を示す相関図。 本発明に係る熱電変換ユニットが備える熱電変換素子に含有される無機材料の種類を変化させて熱電変換した場合における無機材料の種類と発電量比との関係を説明する説明図。 本発明に係る熱電変換ユニットが備える熱電素子に含有されるアルミナ(無機材料)の含有量(vol%)を変化させて熱電変換した場合における無機材料の含有量と発電量比との関係を示す相関図。 本発明に係る熱電変換ユニットで熱電変換を100回行った場合における熱電変換ユニットが備える密閉容器内の雰囲気と発電量比との関係を説明した説明図。 本発明に係る熱電変換ユニットで熱電変換を行った場合において熱電変換ユニットが備える熱源部と電極、電極と絶縁体との接合面に低融点合金材料を使用した場合と接着剤を使用した場合とにおける発電量比の関係を説明した説明図。 本発明に係る熱電変換ユニットを水道配管に取り付け、水道メータへの電源供給源として適用した熱電変換ユニットの一実施例を示す装置構成図。 本発明に係る熱電変換ユニットをガス配管に取り付け、ガスメータへの電源供給源として適用した熱電変換ユニットの一実施例を示す装置構成図。 本発明に係る熱電変換ユニットを水道配管に取り付け、発生した電気をバッテリに蓄電し、このバッテリを水道メータへの電源供給源として適用した熱電変換ユニットの一実施例を示す装置構成図。 従来の熱電変換ユニットの概略図。
以下、本発明に係る熱電変換ユニットの実施形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1に熱電変換ユニットの第1の実施形態の一実施例を示した熱電変換ユニット10の構成概略図を示す。
図1に示される熱電変換ユニット10は、例えば、図12に示される熱電変換ユニット1と同様にp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12を少なくともそれぞれ1個ずつ有する熱電変換機構13で熱電変換を行い、生じた起電力を取り出し得るよう構成される熱電変換手段14と、この熱電変換手段14を格納して密閉する密閉容器15とを具備する。
図2に熱電変換手段14の詳細を示す構造概要図を示す。
図2に示される熱電変換手段14は、例えば、p型の熱電変換素子11を2個とn型の熱電変換素子12を2個とを有する熱電変換手段13と、個々の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体17と、電気的に接続されたp型の熱電変換素子11とn型の熱電変換素子12から起電力を取り出す取出口としての電源端子18を有する電極19と、接続導体17および電極19に直接触れないように周囲を覆い保護する表面保護絶縁体20とを備える。
熱電変換手段14が備えるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12はBi(ビスマス)−Te(テルル)を主成分とする組成から構成される熱電変換素子である。そして、熱電変換手段14が備える複数の熱電変換素子は、接続導体17と接合材料22によって接合されることで、電気的に直列に接続されて1つの電源供給装置として機能するよう構成される。
熱電変換手段14が備える熱電変換素子の末端、例えば、図2に示される熱電変換手段14で言えば、左端のp型の熱電変換素子11aと、右端のn型の熱電変換素子12bとには、それぞれ、起電力を取り出す電源端子18aおよび18bを有する電極19aおよび19bが接合される。そして、熱電変換手段14は、電極19aおよび19bに設けられた電源端子18aおよび18bから個々の熱電変換素子で生じた起電力を直列に取り出すことができる。また、熱電変換手段14が備える接続導体17および電極19は、電源端子18aおよび18bを除いた表面を直接手で触れることが無い様に絶縁し、かつ、外部衝撃から接続導体17、電極19および熱電変換機構13を保護するために表面保護絶縁体20で覆い、接合材料22で接合される。
図1に示される熱電変換ユニット10は、図2に示される熱電変換手段14を密閉容器15に格納し、電源端子18aおよび18bを密閉容器15外に出した状態で密閉する。そして、熱電変換手段14を格納した密閉容器15内部の湿度を極少に保持する。尚、密閉容器15内の湿度を極少に保持するとは、発電を繰り返した回数(以下、繰り返し回数とする)が80回程度の多数回の場合においても、初回発電量に対して、少なくとも90%以上の発電量を維持可能な密閉容器15内の湿度を保持することを言う。
また、密閉容器15は、非導電性材料であり、例えば、エポキシ、アクリル、ポリテトラフルオロエチレン等の有機材料およびアルミナ等の無機材料で形成される。
図3に熱電変換ユニット10による発電量と湿度が0,1,2,5,10%の発電量の比較を示す。
図3に示される発電量は、熱電変換ユニット10が具備する密閉容器15内の湿度を0%に保持し、熱電変換ユニット10に50℃の温度差を設けて生じた1回目の発電量を100として、密閉容器15内の湿度および繰り返し回数を変化させた場合の発電量を100に対する相対値で示している。
図3によれば、熱電変換ユニット10が具備する密閉容器15内の湿度を0%,1%に保持した場合に対して、湿度が1%より多い熱電変換ユニット10は、繰り返した回数が多くなるほど発電量の低下が見られる。また、発電量の低下の傾向は、湿度が多い熱電変換ユニット10ほど顕著な低下を示す。
繰り返し回数80回で比較すれば、初回発電量の90%以上の発電量が得られる湿度の範囲は0%〜2%であり、それ以上の湿度である5%および10%の場合では、発電量が初回発電量の90%未満となる。さらに、繰り返し回数120回で比較すれば、初回発電量の90%以上の発電量が得られる湿度は0%,1%であり、それ以上の湿度である2%,5%,10%の場合では、発電量が初回発電量の90%未満となる。そして、密閉容器15内の湿度が0%の場合の発電量は、初回発電量のほぼ100%であり、密閉容器15内の湿度が1%の場合の発電量は、初回発電量の約96%と発電量の低下はあまり見られない。
従って、密閉容器15内の湿度は、繰り返し回数80回でも初回発電量の90%以上の発電量が得られる0%〜2%の範囲内にするのが望ましい。また、密閉容器15内の湿度のより望ましい範囲は、繰り返し回数120回でも初回発電量の90%以上の発電量が得られる0%〜1%強であり、さらに望ましい範囲は繰り返し回数120回でも初回発電量の95%以上の発電量が得られる0%〜1%以内である。
図4に図1に示される熱電変換機構13が備える複数個の熱電変換素子、すなわち、図1に示されるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の個々の中に存在する気孔の割合(以下、気孔率とする)と熱電変換ユニット10の発電量の関係を示す。
図4に示される発電量は、熱電変換機構13が備えるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の気孔率が0%の場合に生じた発電量を100として、p型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の気孔率のみを変化させた場合の発電量を100に対する相対値で示している。
図4によれば、熱電変換素子中の気孔率が大きくなるほど発電量は大きくなる傾向を示す。しかし、熱電変換素子中の気孔率が多くなるほど、加工性はより悪くなり熱電変換素子製造時にチッピング等が起こりやすくなる。つまり、熱電変換素子中の気孔率が多くなるほど、歩留まりが低下する。従って、熱電変換素子中の気孔率は、加工性の悪化が歩留まりの著しい低下を招かない範囲、かつ、気孔率0%時の発電量に対して発電量増加が5%以上認められる範囲である10%以上60%以下の範囲が望ましい。また、熱電変換素子中の気孔率のより望ましい範囲は、10%以上50%未満であり、さらに望ましくは、10%以上45%以下である。
図5に図1に示される熱電変換機構13が備えるp型の熱電変換素子11とn型の熱電変換素子12の構造中に無機材料であるアルミナ、ムライト、チタニア、ジルコニアを含有させた熱電変換素子を用いた熱電変換ユニット10と、例えば、図12に示される熱電変換ユニット1等の従来の熱電変換ユニット(以下、従来品とする)との比較を示す。
図5に示される発電量は、従来品における発電量を100として、図1に示されるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の構造中に無機材料であるアルミナ、ムライト、チタニア、ジルコニアを、例えば、20%vol等のある一定割合で含有させた場合における発電量を100に対する相対値で示している。
図5によれば、p型の熱電変換素子11とn型の熱電変換素子12の構造中に無機材料である、アルミナ、ムライト、チタニア、ジルコニアを含有させた場合は、アルミナで約107%、ムライトで約122%、チタニアで約112%、ジルコニアで約116%と、何れも従来品の発電量と比較して約7%〜22%発電量が高くなる。
尚、図5には示されていないが、無機材料に石英を使用しても図5に示される無機材料と同様に発電量の増加が認められる。
図6に図1に示される熱電変換機構13が備えるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の熱電変換素子の構造中に、例えば、アルミナ等の無機材料を含有させて無機材料の含有量(vol%)を変化させた場合における無機材料の含有量と発電量の関係を示す。
図6に示される発電量は、熱電変換機構13が備えるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の構造中にアルミナの含有量が0vol%、すなわち、p型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の構造中にアルミナを含有しない場合に生じた発電量を100として、p型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12の構造中に含有されるアルミナ含有量のみを変化させた場合の発電量を100に対する相対値で示している。
図6によれば、アルミナの含有量が大きくなるほど発電量は大きくなる傾向を示す。しかし、アルミナの含有量が多くなると加工性が悪くなり、チッピング等が発生しやすくなるため歩留まりが低下する。従って、熱電変換素子中のアルミナの含有量は、加工性の悪化が歩留まりの著しい低下を招かない範囲、かつ、アルミナ含有量0vol%時の発電量に対して発電量増加が5%以上認められる10vol%以上50vol%以下が望ましい。また、アルミナ含有量のより望ましい範囲は10vol%以上45vol%以下であり、さらに望ましい範囲は10vol%以上40%以下である。
図6に示される傾向は、石英、ムライト、チタニア、ジルコニア等、アルミナ以外の無機材料を含有させた熱電変換素子を用いて構成される熱電変換ユニット10でも同様の傾向を示す。
図7に熱電変換ユニット10が具備する密閉容器15中の雰囲気が、大気雰囲気、減圧雰囲気、窒素(以下、Nとする)雰囲気、不活性ガス雰囲気の場合の発電量の比較を示す。
図7に示される発電量は、図1に示される密閉容器15内の雰囲気を大気雰囲気、すなわち、大気中と同じ気圧、湿度にして、繰り返し回数100回の場合に生じた発電量を100として、密閉容器15内の雰囲気のみを、減圧雰囲気と、N雰囲気と、不活性ガス雰囲気とに変化させた場合の発電量を100に対する相対値で示している。
図7によれば、大気雰囲気に対して、減圧雰囲気、N雰囲気、不活性ガス雰囲気の場合は、発電回数を100回繰り返しても発電量の低下がほとんど見られないため、いずれも発電量比が100%以上であり、約110%〜120%となっている。従って、密閉容器15内は、減圧雰囲気、N雰囲気、不活性ガス雰囲気の何れかから選択される雰囲気が望ましい。
また、減圧雰囲気における密閉容器中の圧力は、9kPa〜100kPaが望ましい。そして、減圧雰囲気における密閉容器中の圧力のより望ましい範囲は、9kPa〜80kPaであり、さらに望ましくは、9kPa〜60kPaである。一方、N雰囲気、不活性ガス雰囲気における密閉容器中の圧力は、9kPa〜110kPaが望ましい。そして、N雰囲気、不活性ガス雰囲気における密閉容器中の圧力のより望ましい範囲は、30kPa〜110kPaであり、さらに望ましくは、50kPa〜110kPaである。
図8に熱電ユニット10が具備する熱電変換手段14において、p型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12と接続導体17および電極19を接合する接合材料22に従来と同様の接着剤を使用して接合した場合(以下、従来接合方法とする)と、接合材料22に例えば、スズ・アンチモン系材料である低融点接合材料をハンダによって接合した場合の発電量を示す。尚、低融点接合材料とは、スズ単体が固体の状態で溶融する材料、すなわち、スズの融点(232℃)よりも融点が低い材料を言う。
図8に示される発電量は、接合材料22に低融点接合材料を使用した場合の発電量を従来接合方法での発電量を100とした相対値で示している。図8によれば、接合材料22に低融点材料を使用した場合の発電量比は約170%であり、従来接合方法により接合した熱電変換ユニット(図8においては従来品と記す)の約1.7倍になることがわかる。従って、図1に示される熱電変換ユニット10に用いられる接合材料22は、従来使用される接着剤よりも、低融点接合材料を使用する方が発電量増加の観点から見て望ましい。
また、接合材料22として用いられる低融点接合材料は、スズ(Sn)・アンチモン(Sb)系材料の他にアルミニウム(Al)系材料、銅(Cu)・鉛(Pb)合金系材料、カドミウム(Cd)系材料、銅(Cu)・カドミウム(Cd)系材料、アルカリ硬化鉛系材料、亜鉛(Zn)系材料、焼結含油系材料から選択される少なくとも1種類を有して構成されていれば同様の効果が得られる。
一方、図8に示される特性を導出する際に、熱電変換ユニット10の接合材料22としての低融点接合材料をハンダで接合した熱電変換ユニット10を使用したが、接合材料22の接合手法は、ハンダ以外にも、肉盛り、溶接、ロウ付けで接合しても同様の効果が得られる。さらに、低融点接合材料の厚さは、図8に示される発電量増大の傾向に大きな影響を及ぼさないが、経済性の観点からすれば、2mm以下であることが望ましい。
本実施形態の熱電ユニットによれば、熱電変換ユニット10が具備する密閉容器15内の湿度を0%〜1%に保持することで、繰り返し回数100回以上でも初回発電量の95%以上の発電量を維持することが可能である。
また、熱電変換ユニット10が具備する熱電変換手段14に用いられるp型の熱電変換素子11およびn型の熱電変換素子12に含有される気孔の割合や無機材料の種類および割合や密閉容器15内の雰囲気を適切に選択することで発電量を増大させることができる。さらに、熱電変換手段14が備える接合導体17および電極19と熱電変換機構13および保護絶縁体20とを接合する接合材料22を低融点接合材料とすることで発電量を増大させることができる。
尚、本実施形態では、密閉容器15内に保護絶縁体20で覆われた熱電変換手段14を格納しているが、熱電変換手段14が保護絶縁体20を備えていない状態で熱電変換手段14を密閉容器15内に格納していても良い。また、密閉容器15に用いられる非導電性材料は、金属表面に絶縁コーティング等の非導電性処理を施した金属材料でも構わない。
[第2の実施形態]
図9〜図11に第2の実施形態を示す熱電変換ユニットの一例を示す。
図9〜図11に示される熱電変換ユニット10A〜10Cは、熱供給源25と、図1に示される熱電変換ユニット10と同様の機構を備えた電力供給部26とを備えた熱電変換ユニットであり、熱電変換ユニットの第1実施形態として図1に示される熱電変換ユニット10とは熱電変換を行う熱供給源25を備える点が異なっている。熱電変換ユニット10Aは、熱供給源25を備える点以外は本質的には異ならないので、第1の実施形態を示す熱電変換ユニット10と本質的に異ならない個所には同じ符号を付して説明を省略する。
図9に熱供給源25に水道配管を用いた熱電変換ユニット10Aの一例を示す。
図9に示される熱電変換ユニット10Aには、熱供給源25として例えば、電源供給の必要な水道メータ等の電力を消費して動作する装置(以下、電気機器とする)29を有する水道配管を用い、電力供給部26と、電力供給部26から電気機器29へ電力を供給する電力供給媒体30とを具備する。
熱電変換ユニット10Aは、電気機器29として水道メータを有する水道配管周囲の温度差を熱供給源25として熱エネルギを取り出す。そして、熱供給源25からの熱エネルギを利用して、電力供給部26で熱電変換を行うことで発電を行う熱供給源25と電力供給部26とが一体となった熱電変換ユニットである。図9に示される熱電変換ユニット10Aは、水道配管を通して得られる水温、地温、大気温からの温度差を熱供給源25として利用して、取り出した熱エネルギを図1に示される熱電変換ユニット10と同様の機構を備える電力供給部26で熱電変換を行う。熱電変換ユニット10Aに備えられる電力供給部26が熱電変換することで生じた起電力は、電気機器29としての水道メータの電源として利用可能に構成される。
また、第2の実施形態におけるその他の実施例としての熱電変換ユニット10Bの一例を図10に示す。
図10に示される熱電変換ユニット10Bは、電気機器29としてガス流量計を有するガス配管と、電力供給部26と、電力供給媒体30とを具備する。熱電変換ユニット10Bは、ガス配管を通して得られるガス温、大気温からの温度差を熱供給源25として電力供給部26で熱電変換を行うことで発電を行う。図10に示される熱電変換ユニット10Bが具備する電力供給部26で発電された電力は、電力供給媒体30により電気機器29としてのガス流量計に供給され、ガス流量計が駆動する。
さらに、第2の実施形態におけるその他の実施例としての熱電変換ユニット10Cの一例を図11に示す。
図11に示される熱電変換ユニット10Cは、図9に示される熱電変換ユニット10Aと、電力供給を制御可能な電力供給制御手段を備えたバッテリ35とを具備している。
熱電変換ユニット10Cは、熱電変換して得た起電力を一度バッテリ35に蓄電して、バッテリ35を介して電気機器29を稼動させる。バッテリ35を具備する熱電変換ユニット10Cは、熱供給源25付近の温度が変化して発電量が変動して不安定であっても、電気機器29としての水道メータには一定の電力量を供給することができる。また、バッテリ35が電力供給制御手段を備えることで、発電された電気を必要な時に電気機器29としての水道メータに供給することができる。
本実施形態の熱電ユニットによれば、熱供給源25と熱電変換を行う電力供給部26とを具備する熱電ユニットであるため、例えば、水道メータを有する水道配管等の電気機器29を有する装置を熱供給源25とした熱電変換ユニット10Aの場合は、水道配管の周囲の温度差を熱エネルギとして取り出して、電力供給部26で熱電変換を行い発電した電力で電気機器29を動作させることができので、電気機器29を動作させるための外部電源が不要となる。
また、他の実施例として、電力供給制御手段を備えるバッテリ35を具備する熱電変換ユニット10Cは、熱供給源25付近の温度が変化して発電量が不安定であっても、一定の電力量を供給することができる。さらに、電力供給制御手段が電力供給を制御することで、熱電変換ユニット10Cで発電した電力を通常使用する電気機器29としての水道メータ以外の電気機器29に供給することも可能となる。
尚、熱電変換ユニット10Cが具備するバッテリ35は、電力供給制御手段を備えているとしたが、電力供給制御手段を備えていなくても電気機器29に一定の電力量を供給することは可能である。
10…熱電変換ユニット、11…p型の熱電変換素子、12…n型の熱電変換素子、13…熱電変換機構、14…熱電変換手段、15…密閉容器、17…接続導体、18a,18b…電源端子、19a,19b…電極、20…表面保護絶縁体、25…熱供給源、26…電力供給部、29…電気機器、30,30a,30b…電力供給媒体、35…バッテリ。

Claims (5)

  1. p型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子とを少なくともそれぞれ1個は有する熱電変換機構と、前記熱電変換機構が有する熱電変換素子で発生した起電力を1つの電源装置として取り出すべく前記複数の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体と、前記接続導体で接合された熱電変換機構の両端に位置する熱電変換素子から前記熱電変換機構で生じた起電力を取り出す電源端子を有する電極とを備え、前記接続導体および電極と前記熱電変換素子とを接合材料により接合して形成した熱電変換部と、
    湿度を極少に保持するよう前記熱電変換部を格納して密閉する密閉容器を具備し、
    前記熱電変換機構が有するp型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子中の気孔率は、10%以上60%以下であることを特徴とする熱電変換ユニット。
  2. p型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子とを少なくともそれぞれ1個は有する熱電変換機構と、前記熱電変換機構が有する熱電変換素子で発生した起電力を1つの電源装置として取り出すべく前記複数の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体と、前記接続導体で接合された熱電変換機構の両端に位置する熱電変換素子から前記熱電変換機構で生じた起電力を取り出す電源端子を有する電極とを備え、前記接続導体および電極と前記熱電変換素子とを接合材料により接合して形成した熱電変換部と、
    湿度を極少に保持するよう前記熱電変換部を格納して密閉する密閉容器を具備し、
    前記熱電変換機構が有するp型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子は、無機材料を構造中に含有しており、前記無機材料の割合は、10vol%以上50vol%以下であることを特徴とする熱電変換ユニット。
  3. 前記熱電変換機構が有するp型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子は、無機材料を構造中に含有しており、前記無機材料は、石英、アルミナ、ムライト、チタニア、ジルコニアであることを特徴とする請求項2記載の熱電変換ユニット。
  4. p型の熱電変換素子およびn型の熱電変換素子とを少なくともそれぞれ1個は有する熱電変換機構と、前記熱電変換機構が有する熱電変換素子で発生した起電力を1つの電源装置として取り出すべく前記複数の熱電変換素子を電気的に接続する接続導体と、前記接続導体で接合された熱電変換機構の両端に位置する熱電変換素子から前記熱電変換機構で生じた起電力を取り出す電源端子を有する電極とを備え、前記接続導体および電極と前記熱電変換素子とを接合材料により接合して形成した熱電変換部と、
    湿度を極少に保持するよう前記熱電変換部を格納して密閉する密閉容器を具備し、
    前記密閉容器中の雰囲気は、減圧雰囲気、窒素(N2)雰囲気および不活性ガス雰囲気の少なくとも1つから選択されることを特徴とする熱電変換ユニット。
  5. 前記密閉容器中の圧力は、9kPa〜110kPaであることを特徴とする請求項4記載の熱電変換ユニット。
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