JP2002230119A - 宅配情報管理システム、宅配情報管理方法、宅配情報管理装置及び宅配ボックス - Google Patents

宅配情報管理システム、宅配情報管理方法、宅配情報管理装置及び宅配ボックス

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JP2002230119A
JP2002230119A JP2001030235A JP2001030235A JP2002230119A JP 2002230119 A JP2002230119 A JP 2002230119A JP 2001030235 A JP2001030235 A JP 2001030235A JP 2001030235 A JP2001030235 A JP 2001030235A JP 2002230119 A JP2002230119 A JP 2002230119A
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JP2001030235A
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English (en)
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Toshiyuki Hirata
俊之 平田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配達物の寸法や形状に対する厳しい制限を発
生させることなく宅配ボックスの利用効率を向上するこ
とができる宅配情報管理システム、宅配情報管理方法、
宅配情報管理装置、及び当該宅配ボックスを得る。 【解決手段】 宅配ボックス30により、当該宅配ボッ
クス30に配達物が収納された後に収納物の重量を計測
して当該重量を示す重量データをサーバ20に送信し、
サーバ20により、宅配ボックス30から送信された重
量データを受信し、受信した重量データをハードディス
ク26に記憶すると共に、当該受信した重量データが示
す重量とハードディスク26に前回記憶した重量データ
が示す重量との差に基づいてアクセス元の宅配ボックス
30の収納物が少なくなったか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宅配情報管理シス
テム、宅配情報管理方法、宅配情報管理装置及び宅配ボ
ックスに係り、より詳しくは、宅配ボックスの利用効率
を向上することができる宅配情報管理システム、宅配情
報管理方法、宅配情報管理装置、及び当該宅配ボックス
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、交通網の発達や、インターネットを利用した通信販
売(所謂ネット販売)等の通信販売業の拡大等により、
自宅配達(本明細書では「宅配」という。)による配達
物が急増している。一方、共働き世帯や一人暮し世帯の
増加や、休日の増加による外出の増加等に起因して、上
記配達物の配達先が留守となっている場合が多くなって
おり、配達先が留守となっている場合でも配達物の受渡
しを行うことができる宅配ボックスの需要が急増してい
る。
【0003】ところで、従来の宅配ボックスによる配達
物の受渡しでは、宅配ボックスに収納された収納物(配
達物)の盗難を防止するために、配達物が1回収納され
ると、配達物を収納するためのスペースが残っている場
合であっても、収納された配達物の取り出し操作が行わ
れるまで次の配達物を収納することができず、宅配ボッ
クスの利用効率が悪い、という問題点があった。
【0004】この問題点を解消するために、1つの収納
室を複数に分割し、各分割領域に1つずつ配達物を収納
することも考えられるが、この場合には、収納できる配
達物の寸法や形状に対する制限が厳しくなる、という新
たな問題点が発生する。
【0005】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、配達物の寸法や形状に対する厳しい制
限を発生させることなく宅配ボックスの利用効率を向上
することができる宅配情報管理システム、宅配情報管理
方法、及び宅配情報管理装置を提供すると共に、利用効
率を向上することができる宅配ボックスを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の宅配情報管理システムは、宅配ボッ
クスに配達物が収納された後に当該宅配ボックスに収納
されている収納物の重量を計測する重量計測手段、及び
前記重量計測手段によって計測した収納物の重量を示す
重量データを送信する送信手段を備えた宅配ボックス管
理装置と、前記送信手段によって送信された重量データ
を受信する受信手段、前記受信手段によって受信した重
量データを記憶する記憶手段、及び前記受信手段によっ
て受信した重量データが示す重量と前記記憶手段に前回
記憶した重量データが示す重量との差に基づいて宅配ボ
ックスの収納物が少なくなったか否かを判定する判定手
段を備えた宅配情報管理装置と、を含むものである。
【0007】請求項1記載の宅配情報管理システムによ
れば、宅配ボックス管理装置により、宅配ボックスに配
達物が収納された後に当該宅配ボックスに収納されてい
る収納物の重量が重量計測手段によって計測され、計測
された収納物の重量を示す重量データが送信手段によっ
て送信される。ここで、上記重量計測手段によって収納
物の重量を計測するタイミングは、宅配ボックスに配達
物が収納された時点から当該宅配ボックスに次に配達物
が収納されるまでの間であれば、如何なるタイミングで
あってもよい。なお、上記重量計測手段には、ロードセ
ル(ストレンゲージ)、圧電素子、加圧導伝シート、感
圧ポリマ、感圧ダイオード等の各圧力センサを利用した
重量計測装置を含めることができる。
【0008】一方、請求項1記載の発明では、宅配情報
管理装置により、上記送信手段によって送信された重量
データが受信手段によって受信され、当該受信された重
量データが記憶手段によって記憶され、更に上記受信さ
れた重量データが示す重量と上記記憶手段に前回記憶さ
れた重量データが示す重量との差に基づいて宅配ボック
スの収納物が少なくなったか否かが判定手段によって判
定される。
【0009】なお、上記記憶手段としては、RAM(Ra
ndom Access Memory)、EEPROM(Electrically E
rasable and Programmable Read Only Memory)、フラ
ッシュEEPROM(Flash EEPROM)等の記憶素
子、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Rec
ordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)、
光磁気ディスク、磁気テープ等の可搬記録媒体やハード
ディスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続
されたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装
置等を用いることができる。
【0010】すなわち、本発明に係る宅配情報管理シス
テムでは、宅配ボックスに配達物が収納された後に計測
された収納物の重量と、当該配達物の収納の前に計測さ
れた収納物の重量との差に基づいて収納物が少なくなっ
たか否かを判定しており、これによって収納物の盗難が
発生した可能性が高いか否かを判定することができる。
【0011】この判定を配達物が宅配ボックスに収納さ
れる毎に行うことによって、収納物の盗難を防止しつ
つ、1つの収納室に対する複数回の配達物の収納を可能
とすることができ、従って配達物の寸法や形状に対する
厳しい制限を発生させることなく宅配ボックスの利用効
率を向上することができる。
【0012】このように請求項1に記載の宅配情報管理
システムによれば、宅配ボックス管理装置により、宅配
ボックスに配達物が収納された後に当該宅配ボックスに
収納されている収納物の重量を計測して当該重量を示す
重量データを送信し、宅配情報管理装置により、上記宅
配ボックス管理装置によって送信された重量データを受
信し、受信した重量データを記憶手段に記憶すると共
に、当該受信した重量データが示す重量と上記記憶手段
に前回記憶した重量データが示す重量との差に基づいて
宅配ボックスの収納物が少なくなったか否かを判定して
いるので、配達物の寸法や形状に対する厳しい制限を発
生させることなく宅配ボックスの利用効率を向上するこ
とができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記宅配ボックス管理装置に、配達
物の配達人及び宅配ボックスに収納された収納物の少な
くとも一方を撮影するための撮影手段を更に備えると共
に、前記送信手段は、前記重量データと前記撮影手段に
よる撮影によって得られた画像データとを送信し、前記
受信手段は、前記重量データと前記画像データとを受信
し、前記記憶手段は、前記重量データと前記画像データ
とを記憶するものである。
【0014】請求項2記載の発明によれば、宅配ボック
ス管理装置に備えられた撮影手段により配達物の配達人
及び宅配ボックスに収納された収納物の少なくとも一方
が撮影され、送信手段により上記重量データと上記撮影
手段による撮影によって得られた画像データが送信され
る。
【0015】また、請求項2記載の発明では、宅配情報
管理装置に備えられた受信手段により上記重量データと
上記画像データとが受信されて記憶手段によって記憶さ
れる。
【0016】このように、請求項2記載の宅配情報管理
システムによれば、請求項1記載の発明と同様の効果を
奏することができると共に、配達物の配達人及び宅配ボ
ックスに収納された収納物の少なくとも一方を撮影し、
該撮影によって得られた画像データを記憶手段に記憶し
ているので、配達人を撮影する場合には当該画像データ
が示す画像を参照することによって盗難が発生した際に
配達物を配達した配達人を確認することができ、収納物
を撮影する場合には当該画像データが示す画像を参照す
ることによって収納物の盗難発生の有無を確実に判断す
ることができ、これらの結果として収納物盗難の防止効
果を向上することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記宅配ボックス管理装置に、前記
撮影手段による撮影によって得られた画像データを、現
時点から遡って所定期間分だけ記憶する画像記憶手段を
更に備えると共に、前記送信手段は、前記画像データと
して前記画像記憶手段に記憶されている画像データを送
信するものである。
【0018】請求項3記載の発明によれば、宅配ボック
ス管理装置に備えられた画像記憶手段により、上記撮影
手段による撮影によって得られた画像データが現時点か
ら遡って所定期間分だけ記憶され、送信手段によって上
記画像データとして上記画像記憶手段に記憶されている
画像データが送信される。
【0019】このように、請求項3記載の宅配情報管理
システムによれば、請求項2記載の発明と同様の効果を
奏することができると共に、宅配ボックス管理装置によ
り、撮影によって得られた画像データを現時点から遡っ
て所定期間分だけ画像記憶手段に記憶しておき、当該画
像記憶手段に記憶されている画像データを送信している
ので、宅配情報管理装置に備えられた記憶手段には、現
時点から遡って所定期間分の画像データが記憶されるた
め、この画像データが示す画像を参照することによって
盗難が発生する以前からの状況を把握することができ、
この結果として収納物盗難の防止効果を、より向上する
ことができる。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記宅配
ボックス管理装置に、配達物の配達人を確認するための
確認データを入力する入力手段を更に備えると共に、前
記判定手段は、宅配ボックスの収納物が少なくなったか
否かを判定すると共に、前記入力手段によって入力され
た確認データに基づいて前記配達人が所定配達人である
か否かを判定するものである。
【0021】請求項4記載の発明によれば、宅配ボック
ス管理装置に備えられた入力手段によって配達物の配達
人を確認するための確認データが入力され、宅配情報管
理装置に備えられた判定手段によって宅配ボックスの収
納物が少なくなったか否かが判定されると共に、上記入
力手段によって入力された確認データに基づいて上記配
達人が所定配達人であるか否かが判定される。なお、上
記確認データには、予め設定された暗証番号、各配達人
毎に予め付与されたID番号(IdentificationNumber)
等を適用することができる。
【0022】このように、請求項4記載の宅配情報管理
システムによれば、請求項1乃至請求項3の何れか1項
記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、
配達物の配達人を確認するための確認データを入力し、
当該確認データに基づいて配達人が所定配達人であるか
否かを判定しているので、所定配達人ではないと判定さ
れた場合に宅配ボックスを解錠しないようにしたり、警
報を発したりすることによって、収納物盗難の防止効果
を、より向上することができる。
【0023】なお、請求項5記載の発明のように、本発
明における前記判定手段は、前記宅配ボックスの施錠の
後に前記受信手段によって受信した重量データが示す重
量と前記記憶手段に前回記憶した重量データが示す重量
との差に基づいて宅配ボックスの収納物が少なくなった
か否かを判定することが好ましい。これによって、宅配
ボックスに収納された収納物の当該宅配ボックス外への
取り出しができない状態で収納物が少なくなったか否か
を判定することができ、収納物盗難の防止効果を、より
向上することができる。
【0024】一方、上記目的を達成するために、請求項
6記載の宅配情報管理方法は、宅配ボックス管理装置に
より、宅配ボックスに配達物が収納された後に当該宅配
ボックスに収納されている収納物の重量を計測して当該
重量を示す重量データを送信し、宅配情報管理装置によ
り、前記宅配ボックス管理装置によって送信された重量
データを受信し、受信した重量データを記憶手段に記憶
すると共に、当該受信した重量データが示す重量と前記
記憶手段に前回記憶した重量データが示す重量との差に
基づいて宅配ボックスの収納物が少なくなったか否かを
判定するものである。ここで、収納物の重量を計測する
タイミングは、宅配ボックスに配達物が収納された時点
から当該宅配ボックスに次に配達物が収納されるまでの
間であれば、如何なるタイミングであってもよい。
【0025】なお、上記記憶手段としては、RAM、E
EPROM、フラッシュEEPROM等の記憶素子、フ
ロッピィディスク、CD−R、CD−RW、光磁気ディ
スク、磁気テープ等の可搬記録媒体やハードディスク等
の固定記録媒体、或いはネットワークに接続されたサー
バ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置等を用い
ることができる。
【0026】すなわち、本発明に係る宅配情報管理方法
では、請求項1に記載の宅配情報管理システムと同様
に、宅配ボックスに配達物が収納された後に計測された
収納物の重量と、当該配達物の収納の前に計測された収
納物の重量との差に基づいて収納物が少なくなったか否
かを判定しており、これによって収納物の盗難が発生し
た可能性が高いか否かを判定することができる。
【0027】この判定を配達物が宅配ボックスに収納さ
れる毎に行うことによって、収納物の盗難を防止しつ
つ、1つの収納室に対する複数回の配達物の収納を可能
とすることができ、従って配達物の寸法や形状に対する
厳しい制限を発生させることなく宅配ボックスの利用効
率を向上することができる。
【0028】このように、請求項6に記載の情報処理方
法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するの
で、請求項1記載の発明と同様に、配達物の寸法や形状
に対する厳しい制限を発生させることなく宅配ボックス
の利用効率を向上することができる。
【0029】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の発明において、前記宅配ボックス管理装置により、
配達物の配達人及び宅配ボックスに収納された収納物の
少なくとも一方を撮影して、これによって得られた画像
データを送信し、前記宅配情報管理装置により、前記画
像データを受信して前記記憶手段に記憶するものであ
る。
【0030】従って、請求項7記載の宅配情報管理方法
によれば、請求項6記載の発明と同様の効果を奏するこ
とができると共に、請求項2記載の発明と同様に作用す
るので、請求項2記載の発明と同様に、配達人を撮影す
る場合には当該画像データが示す画像を参照することに
よって盗難が発生した際に配達物を配達した配達人を確
認することができ、収納物を撮影する場合には当該画像
データが示す画像を参照することによって収納物の盗難
発生の有無を確実に判断することができ、これらの結果
として収納物盗難の防止効果を向上することができる。
【0031】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明において、前記宅配ボックス管理装置により、
前記撮影によって得られた画像データを現時点から遡っ
て所定期間分だけ画像記憶手段に記憶しておき、前記画
像記憶手段に記憶されている画像データを送信するもの
である。
【0032】従って、請求項8記載の宅配情報管理方法
によれば、請求項7記載の発明と同様の効果を奏するこ
とができると共に、請求項3記載の発明と同様に作用す
るので、請求項3記載の発明と同様に、宅配情報管理装
置に備えられた記憶手段には、現時点から遡って所定期
間分の画像データが記憶されるため、この画像データが
示す画像を参照することによって盗難が発生する以前か
らの状況を把握することができ、この結果として収納物
盗難の防止効果を、より向上することができる。
【0033】また、請求項9記載の発明は、請求項6乃
至請求項8の何れか1項記載の発明において、前記宅配
ボックス管理装置により、配達物の配達人を確認するた
めの確認データを入力し、前記宅配情報管理装置によ
り、前記確認データに基づいて前記配達人が所定配達人
であるか否かを判定するものである。
【0034】従って、請求項9記載の宅配情報管理方法
によれば、請求項6乃至請求項8の何れか1項記載の発
明と同様の効果を奏することができると共に、請求項4
記載の発明と同様に作用するので、請求項4記載の発明
と同様に、所定配達人ではないと判定された場合に宅配
ボックスを解錠しないようにしたり、警報を発したりす
ることによって、収納物盗難の防止効果を、より向上す
ることができる。
【0035】なお、請求項10記載の発明のように、本
発明における前記宅配情報管理装置は、前記宅配ボック
スの施錠の後に受信した重量データが示す重量と前記記
憶手段に前回記憶した重量データが示す重量との差に基
づいて宅配ボックスの収納物が少なくなったか否かを判
定することが好ましい。これによって、宅配ボックスに
収納された収納物の当該宅配ボックス外への取り出しが
できない状態で収納物が少なくなったか否かを判定する
ことができ、収納物盗難の防止効果を、より向上するこ
とができる。
【0036】一方、上記目的を達成するために、請求項
11記載の宅配情報管理装置は、宅配ボックスに配達物
が収納された後に計測された当該宅配ボックスに収納さ
れている収納物の重量を示す重量データを受信する受信
手段と、前記受信手段によって受信した重量データを記
憶する記憶手段と、前記受信手段によって受信した重量
データが示す重量と前記記憶手段に前回記憶した重量デ
ータが示す重量との差に基づいて宅配ボックスの収納物
が少なくなったか否かを判定する判定手段と、を備えて
いる。
【0037】請求項11記載の宅配情報管理装置によれ
ば、宅配ボックスに配達物が収納された後に計測された
当該宅配ボックスに収納されている収納物の重量を示す
重量データが受信手段によって受信され、当該受信され
た重量データが記憶手段によって記憶される。なお、上
記記憶手段としては、RAM、EEPROM、フラッシ
ュEEPROM等の記憶素子、フロッピィディスク、C
D−R、CD−RW、光磁気ディスク、磁気テープ等の
可搬記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或い
はネットワークに接続されたサーバ・コンピュータ等に
設けられた外部記憶装置等を用いることができる。
【0038】一方、請求項11記載の宅配情報管理装置
では、判定手段により、受信手段によって受信された重
量データが示す重量と上記記憶手段に前回記憶された重
量データが示す重量との差に基づいて宅配ボックスの収
納物が少なくなったか否かが判定される。
【0039】すなわち、本発明に係る宅配情報管理装置
では、宅配ボックスに配達物が収納された後に計測され
た収納物の重量と、当該配達物の収納の前に計測された
収納物の重量との差に基づいて収納物が少なくなったか
否かを判定しており、これによって収納物の盗難が発生
した可能性が高いか否かを判定することができる。
【0040】この判定を配達物が宅配ボックスに収納さ
れる毎に行うことによって、収納物の盗難を防止しつ
つ、1つの収納室に対する複数回の配達物の収納を可能
とすることができ、従って配達物の寸法や形状に対する
厳しい制限を発生させることなく宅配ボックスの利用効
率を向上することができる。
【0041】このように請求項11に記載の宅配情報管
理装置によれば、宅配ボックスに配達物が収納された後
に計測された当該宅配ボックスに収納されている収納物
の重量を示す重量データを受信し、受信した重量データ
を記憶手段に記憶すると共に、当該受信した重量データ
が示す重量と上記記憶手段に前回記憶した重量データが
示す重量との差に基づいて宅配ボックスの収納物が少な
くなったか否かを判定しているので、配達物の寸法や形
状に対する厳しい制限を発生させることなく宅配ボック
スの利用効率を向上することができる。
【0042】また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の発明において、前記受信手段は、前記重量デー
タと、配達物の配達人及び宅配ボックスに収納された収
納物の少なくとも一方の撮影によって得られた画像デー
タとを受信し、前記記憶手段は、前記重量データと前記
画像データとを記憶するものである。
【0043】請求項12記載の発明によれば、本発明に
おける受信手段によって上記重量データと、配達物の配
達人及び宅配ボックスに収納された収納物の少なくとも
一方の撮影によって得られた画像データとが受信され、
上記重量データと上記画像データとが上記記憶手段に記
憶される。
【0044】このように、請求項12記載の宅配情報管
理装置によれば、請求項11記載の発明と同様の効果を
奏することができると共に、配達物の配達人及び宅配ボ
ックスに収納された収納物の少なくとも一方の撮影によ
って得られた画像データを記憶手段に記憶しているの
で、配達人を撮影する場合には当該画像データが示す画
像を参照することによって盗難が発生した際に配達物を
配達した配達人を確認することができ、収納物を撮影す
る場合には当該画像データが示す画像を参照することに
よって収納物の盗難発生の有無を確実に判断することが
でき、これらの結果として収納物盗難の防止効果を向上
することができる。
【0045】なお、請求項13記載の発明のように、本
発明における前記判定手段は、前記宅配ボックスの施錠
の後に前記受信手段によって受信した重量データが示す
重量と前記記憶手段に前回記憶した重量データが示す重
量との差に基づいて宅配ボックスの収納物が少なくなっ
たか否かを判定することが好ましい。これによって、宅
配ボックスに収納された収納物の当該宅配ボックス外へ
の取り出しができない状態で収納物が少なくなったか否
かを判定することができ、収納物盗難の防止効果を、よ
り向上することができる。
【0046】一方、上記目的を達成するために、請求項
14記載の宅配ボックスは、配達物が収納された後に収
納されている収納物の重量を計測する重量計測手段と、
前記重量計測手段によって計測した収納物の重量を示す
重量データを記憶する記憶手段と、前記重量データが示
す重量と前記記憶手段に前回記憶した重量データが示す
重量との差に基づいて収納物が少なくなったか否かを判
定する判定手段と、を備えている。
【0047】請求項14記載の宅配ボックスによれば、
当該宅配ボックスに配達物が収納された後に収納されて
いる収納物の重量が重量計測手段によって計測され、計
測された収納物の重量を示す重量データが記憶手段によ
って記憶される。なお、上記記憶手段としては、RA
M、EEPROM、フラッシュEEPROM等の記憶素
子、フロッピィディスク、CD−R、CD−RW、光磁
気ディスク、磁気テープ等の可搬記録媒体やハードディ
スク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続され
たサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置等
を用いることができる。
【0048】一方、請求項14記載の宅配ボックスで
は、上記重量データが示す重量と上記記憶手段に前回記
憶した重量データが示す重量との差に基づいて収納物が
少なくなったか否かが判定手段によって判定される。
【0049】すなわち、本発明に係る宅配ボックスで
は、当該宅配ボックスに配達物が収納された後に計測さ
れた収納物の重量と、当該配達物の収納の前に計測され
た収納物の重量との差に基づいて収納物が少なくなった
か否かを判定しており、これによって収納物の盗難が発
生した可能性が高いか否かを判定することができる。
【0050】この判定を配達物が宅配ボックスに収納さ
れる毎に行うことによって、収納物の盗難を防止しつ
つ、1つの収納室に対する複数回の配達物の収納を可能
とすることができ、従って配達物の寸法や形状に対する
厳しい制限を発生させることなく宅配ボックスの利用効
率を向上することができる。
【0051】このように請求項14に記載の宅配ボック
スによれば、配達物が収納された後に収納されている収
納物の重量を計測し、計測した収納物の重量を示す重量
データを記憶手段に記憶すると共に、当該重量データが
示す重量と上記記憶手段に前回記憶した重量データが示
す重量との差に基づいて収納物が少なくなったか否かを
判定しているので、配達物の寸法や形状に対する厳しい
制限を発生させることなく宅配ボックスの利用効率を向
上することができる。
【0052】また、請求項15記載の発明は、請求項1
4記載の発明において、配達物の配達人及び収納された
収納物の少なくとも一方を撮影するための撮影手段を更
に備えると共に、前記記憶手段は、前記重量データと、
前記撮影手段による撮影によって得られた画像データと
を記憶するものである。
【0053】請求項15記載の発明によれば、撮影手段
によって配達物の配達人及び収納された収納物の少なく
とも一方が撮影され、上記重量データと、上記撮影によ
って得られた画像データとが上記記憶手段によって記憶
される。
【0054】このように、請求項15記載の宅配ボック
スによれば、請求項14記載の発明と同様の効果を奏す
ることができると共に、配達物の配達人及び当該宅配ボ
ックスに収納された収納物の少なくとも一方を撮影し、
該撮影によって得られた画像データを記憶手段に記憶し
ているので、配達人を撮影する場合には当該画像データ
が示す画像を参照することによって盗難が発生した際に
配達物を配達した配達人を確認することができ、収納物
を撮影する場合には当該画像データが示す画像を参照す
ることによって収納物の盗難発生の有無を確実に判断す
ることができ、これらの結果として収納物盗難の防止効
果を向上することができる。
【0055】なお、請求項16記載の発明のように、本
発明における前記判定手段は、施錠の後に前記重量計測
手段によって計測した重量と前記記憶手段に前回記憶し
た重量データが示す重量との差に基づいて収納物が少な
くなったか否かを判定することが好ましい。これによっ
て、宅配ボックスに収納された収納物の当該宅配ボック
ス外への取り出しができない状態で収納物が少なくなっ
たか否かを判定することができ、収納物盗難の防止効果
を、より向上することができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照
して、本実施の形態に係る宅配管理システム10の構成
を説明する。
【0057】同図に示すように、本実施の形態に係る宅
配管理システム10は、宅配管理システム10を運営す
る宅配業者が所有するサーバ20と、宅配管理システム
10を構築すべく上記宅配業者によって用意された宅配
ボックス30が設置された住宅の各々に設けられた端末
装置50と、宅配管理システム10が取扱い対象とする
警備会社に設けられた端末装置60と、が各々モデム、
ルータ、TA(Terminal Adapter:ターミナル・アダプ
タ)等の接続装置70を介してネットワーク12に接続
されると共に、宅配管理システム10を構築すべく上記
宅配業者によって設置された宅配ボックス30を含んで
構成されている。
【0058】サーバ20、端末装置50、及び端末装置
60は、ネットワーク12を介して、相互通信により各
種情報の授受が可能である。
【0059】なお、以下の説明では、ネットワーク12
としてインターネットを適用した場合について説明す
る。この場合、サーバ20はWWW(World Wide Web)
サーバとして機能し、端末装置50及び端末装置60は
WWWクライアントとして機能する。
【0060】すなわち、端末装置50及び端末装置60
の各々には、WWWブラウザがインストールされてお
り、このWWWブラウザを起動することにより、ネット
ワーク12を介してサーバ20に任意にアクセスするこ
とができる。このとき、アクセス位置はURL(Unifor
m Resource Locator)で指定される。
【0061】なお、各端末装置50及び端末装置60の
識別には、IP(Internet Protocol)アドレスが用い
られるが、URL等の他の位置指定のコードを用いても
よい。
【0062】サーバ20、端末装置50及び端末装置6
0の各々には、各種情報を入力するためのキーボード、
マウス等の入力装置、各種メニュー画面や処理結果等を
表示するためのディスプレイ、及び各種情報を印刷する
プリンタが備えられている。なお、このハードウェア構
成は、一般的なものであるので、ここでの詳細な説明は
省略する。
【0063】一方、ネットワーク12には、各国又は各
地域の電話会社が構築・提供する公衆電話網14がゲー
トウェイ・システム80によって相互接続されている。
なお、公衆電話網14には、例えば、PSTN(Public
Switched Telephone Network)やISDN(Integrate
d Service Digital Network)が含まれる。
【0064】また、電話網として、さらに、PDC(Pe
rsonal Digital Cellular)やPHS(Personal Handyp
hone System)など各種形式の無線電話網14A、14
Bを含んでいる。なお、無線電話網14A、14Bは、
不図示の携帯電話器や、宅配ボックス30に対するデー
タの送受信機能、発信番号の認証機能等の機能サービス
を提供できる。すなわち、本実施の形態に係る宅配ボッ
クス30は、携帯電話器と同様の通信プロトコルで無線
電話網を介してのデータ通信が可能なように構成されて
おり、各宅配ボックス30毎に固有の電話番号が予め付
与されている。
【0065】図2には、サーバ20における本発明に特
に関係する部分の電気系の構成が示されている。同図に
示すように、サーバ20は、サーバ20の動作を司る制
御部22と、ネットワーク12を介して外部との各種情
報の授受を行う入出力ポート24と、各種データベース
やプログラム等を記憶するためのハードディスク26
と、を含んで構成されている。
【0066】図3には、サーバ20に備えられたハード
ディスク26の記憶内容が模式的に示されている。同図
に示すように、ハードディスク26には、各種データベ
ースを記憶するためのデータベース領域DBと、宅配ボ
ックス30に設けられた後述するデジタルビデオカメラ
(以下、単に「カメラ」という。)33による撮影によ
って得られた画像データを記憶するための画像データ領
域GDと、各種プログラムを記憶するためのプログラム
領域PGと、が設けられている。
【0067】また、データベース領域DBには、宅配業
者によって雇用されている配達人に関する情報を記憶す
るための配達人管理データベースDB1、宅配業者によ
って設置された宅配ボックス30に関する情報を記憶す
るための宅配ボックス管理データベースDB2等の各種
データベースが含まれる。以下、各データベースの構成
について詳細に説明する。
【0068】図4に示すように、本実施の形態に係る配
達人管理データベースDB1は、配達人の名前(配達人
名)、配達人コード、及びパスワードが、配達人毎に記
憶されるように構成されている。なお、上記配達人コー
ドは、宅配業者によって雇用される際に各配達人毎に異
なるデータ(本実施の形態では、数値データ)として付
与されるものであり、宅配業者によって、雇用の際に当
該配達人の配達人名に対応付けられて記憶される。ま
た、上記パスワードは、宅配業者によって各配達人毎に
異なるランダムなデータ(本実施の形態では、数値デー
タ)として付与されるものであり、宅配業者によって定
期的に更新されると共に、更新される毎に更新後のパス
ワードが当該配達人に通達される。このように、パスワ
ードをランダムなデータとすると共に、定期的に更新す
ることによって、所謂なりすまし等による不正行為を防
止することができる。
【0069】また、図5に示すように、本実施の形態に
係る宅配ボックス管理データベースDB2は、宅配業者
が設置した宅配ボックス30の所有者(宅配ボックス3
0が設置された住宅の居住者)の名前(所有者名)、所
有者が保有する端末装置50のメールアドレス(電子メ
ールのアドレス)、当該宅配ボックス30の電話番号、
当該宅配ボックス30の収納室に収納された収納物の重
量、及び画像データ先頭アドレスの各情報が、宅配ボッ
クス30の所有者毎に記憶されるように構成されてい
る。なお、上記所有者名及びメールアドレスの各情報
は、各住宅に宅配ボックス30が設置された際に、各住
宅の居住者から提供された情報が宅配業者によって記憶
される。また、上記電話番号は、各宅配ボックス30毎
に予め付与されている番号が宅配業者によって予め記憶
される。更に、上記収納物の重量は、デフォルト値とし
て0(零)が予め記憶される。
【0070】なお、本宅配管理システム10では、各配
達人に対し、サーバ20へのアクセスを行う際に用いら
れるURLと、当該配達人の配達人コードと、が記憶さ
れた磁気カード(図示省略)が予め配布されている。
【0071】一方、図6には本実施の形態に係る宅配ボ
ックス30の構成が示されている。同図に示すように、
宅配ボックス30には、各種情報を表示するためのディ
スプレイ31、暗証番号、パスワード等を入力するため
のスイッチ部32、宅配ボックス30の前面周囲を撮影
するカメラ33、各配達人に予め配布された磁気カード
の記憶内容を読み取る磁気カードリーダ34、警報音を
発するためのブザー48、及びこれらの各部を制御する
制御部40が備えられている。
【0072】なお、宅配ボックス30の前面下部には、
配達物を収納する収納室の扉35が設けられており、配
達人は扉35に設けられた把手36を把持して扉35を
開閉する。また、本実施の形態に係る宅配管理システム
10では、配達物を宅配ボックス30に収納する際に配
達人は、自らが所有する上記磁気カードを磁気カードリ
ーダ34の磁気カード挿入口に挿入すると共に、予め定
められたパスワード(本実施の形態では、数値データ)
をスイッチ部32の操作によって入力することが義務付
けられている。
【0073】図7には、制御部40における本発明に特
に関係する部分の構成が示されている。同図に示すよう
に、制御部40は、制御部40全体の動作を司るCPU
41と、各種制御プログラムやパラメータ等を記憶した
ROM42と、各種制御プログラムの実行時におけるワ
ークエリア等として用いられるRAM43と、無線電話
網を介してサーバ20との間で各種データの送受信を行
うデータ通信(本実施の形態ではパケット交換による通
信)の通信プロトコルに対応した通信制御を行う通信制
御部44と、外部装置との接続を行うためのインタフェ
ース部(以下、「I/F部」という。)47と、がバス
Bus2によって相互に接続されて構成されている。
【0074】なお、通信制御部44には、通信制御部4
4の制御下で送信用のパケットデータによって搬送波を
変調し、これを無線信号としてアンテナより送信する一
方、アンテナより受信された無線信号を復調してパケッ
トデータを復元する送受信器45が接続されている。
【0075】また、I/F部47には、前述のディスプ
レイ31、スイッチ部32、カメラ33、磁気カードリ
ーダ34、及びブザー48と、当該宅配ボックス30の
収納室内の収納物の重量を検出するためのロードセルに
よって構成された重量センサ37と、扉35の開閉状態
を検知するための扉開閉センサ38と、が接続されてお
り、CPU41はディスプレイ31への各種情報の表示
及びブザー48の鳴動による警報音の発生を制御するこ
とができると共に、スイッチ部32の各スイッチの押圧
操作を示す情報、カメラ33の撮影によって得られた画
像データ、磁気カードリーダ34によって読み取られた
情報、重量センサ37によって得られた重量を示す重量
データ、及び扉開閉センサ38によって得られた扉35
の開閉状態を示す信号の各々を入力することができる。
【0076】また、I/F部47には、扉35の施錠を
行うための錠39が接続されており、CPU41は扉3
5の施錠及び解錠を電気的に行うことができる。
【0077】更に、I/F部47には、当該宅配ボック
ス30が設置された住宅の内部に設置されている録画機
90も接続されており、CPU41は、カメラ33の撮
影によって得られた画像データの録画機90への記録、
及び録画機90に記録された画像データの読み出しを行
うことができる。なお、本実施の形態では、カメラ33
の撮影によって得られた画像データが、現時点から遡っ
て所定期間(本実施の形態では、1分〜10分)分だけ
記録されるようにCPU41によって常時制御されてい
る。これによって、録画機90による最大録画時間を上
記所定期間とすることができ、録画媒体のコストを抑え
ることができる。ここで、本実施の形態では、録画機9
0はI/F部47によりIEEE(Institute of Elect
rical and Electronics Engineers)1394によって
接続されている。
【0078】なお、CPU41は、配達人によって自ら
が所有する上記磁気カードが磁気カードリーダ34の磁
気カード挿入口に挿入されると共に、スイッチ部32に
よってパスワードが入力されると、挿入された磁気カー
ドに記録されているURL及び配達人コードを磁気カー
ドリーダ34から取得し、取得したURLを用いてサー
バ20にアクセスした後に、取得した配達人コード及び
入力されたパスワードの各々を示す情報をサーバ20に
対して送信するように制御する。
【0079】また、CPU41は、扉開閉センサ38に
よって扉35が開状態となったことが検知された場合
に、サーバ20に対し、扉35が開状態となった旨を示
すデータ(以下、「扉開データ」という。)を送信した
後に、その時点で録画機90に記録されている全ての画
像データを送信し、かつそれ以降にカメラ33の撮影に
よって得られる画像データの録画機90への記録及び当
該記録した画像データのサーバ20への送信を所定時間
(本実施の形態では5秒)毎に交互に繰り返すように制
御する。また、CPU41は、扉開閉センサ38によっ
て扉35が閉状態となったことが検知された場合に、サ
ーバ20に対し、扉35が閉状態となった旨を示すデー
タ(以下、「扉閉データ」という。)を送信するように
制御する。
【0080】なお、CPU41によって扉開データを送
信するにあたり、当該宅配ボックス30がサーバ20に
アクセスしていない場合、すなわち、配達人による磁気
カードの磁気カードリーダ34の挿入口への挿入及びス
イッチ部32によるパスワードの入力の少なくとも一方
が為されない状態で扉35が開けられた場合には、CP
U41は、ROM42に予め記憶されたURLに基づい
てサーバ20にアクセスした後に、扉開データを送信す
る。
【0081】重量センサ37が本発明の重量計測手段
に、送受信器45が本発明の送信手段に、カメラ33が
本発明の撮影手段に、録画機90が本発明の画像記憶手
段に、磁気カードリーダ34が本発明の入力手段に、入
出力ポート24が本発明の受信手段に、ハードディスク
26が本発明の記憶手段に、制御部22が本発明の判定
手段に、各々相当する。
【0082】次に、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10の作用を説明する。まず、図8を参照して、サー
バ20によって実行される画像収集処理について説明す
る。なお、図8は、何れかの宅配ボックス30から扉開
データが受信された際に割込み処理としてサーバ20の
制御部22により実行される画像収集処理プログラムの
流れを示すフローチャートであり、該プログラムは予め
ハードディスク26のプログラム領域PGに記憶されて
いる。
【0083】同図のステップ100では、上記扉開デー
タに引き続いて受信される画像データ、すなわち、上記
所定期間だけ遡った時点からこの時点までのカメラ33
の撮影によって得られた画像データを所定圧縮形式(本
実施の形態では、MPEG(Moving Picture Coding Ex
perts Group)形式)で圧縮した後にハードディスク2
6の画像データ領域GDにおける未記憶領域に記憶し、
次のステップ102で、上記ステップ100で画像デー
タを記憶した領域における画像データ領域GD上の先頭
アドレスを、宅配ボックス管理データベースDB2のア
クセス元の宅配ボックス30に予め付与された電話番号
に対応する「画像データ先頭アドレス」欄に記憶する。
なお、本実施の形態において、アクセス元の宅配ボック
ス30の電話番号の特定は、無線電話網14A又は14
Bによって提供される宅配ボックス30の発信番号の認
証機能を利用して行われる。
【0084】次のステップ104では、上記ステップ1
00において記憶した画像データに引き続いて受信され
る画像データ、すなわち、この時点からカメラ33の撮
影によって得られた画像データの画像データ領域GDへ
の記憶を開始する。なお、この際の画像データも、当該
画像データを所定時間分毎に上記所定圧縮形式にて圧縮
処理を施した後に画像データ領域GDに記憶する。ま
た、この際の画像データは、上記ステップ100によっ
て記憶した画像データの記憶領域における末尾に連続す
るように画像データ領域GDに記憶する。
【0085】次のステップ106では、アクセス元の宅
配ボックス30からの扉閉データの受信待ちを行い、当
該扉閉データが受信されると配達人によって配達物がア
クセス元の宅配ボックス30の収納室に収納されて扉3
5が閉じられたものとみなしてステップ108へ移行
し、当該宅配ボックス30から受信される画像データの
画像データ領域GDへの記憶を終了した後に本画像収集
処理プログラムを終了する。
【0086】本画像収集処理によって、宅配ボックス3
0の扉35が開けられた時点から上記所定期間(本実施
の形態では、1分〜10分)遡った時点から、当該宅配
ボックス30の扉35が閉じられた時点までのカメラ3
3の撮影によって得られた画像データがハードディスク
26の画像データ領域GDに圧縮された状態で記憶され
ると共に、記憶された画像データの画像データ領域GD
における記憶領域の先頭アドレスが宅配ボックス管理デ
ータベースDB2のアクセス元の宅配ボックス30に対
応する「画像データ先頭アドレス」欄に、宅配ボックス
30毎に記憶される。
【0087】次に、図9を参照して、サーバ20によっ
て実行される宅配管理処理について説明する。なお、図
9は、何れかの配達人により、何れかの宅配ボックス3
0の磁気カードリーダ34の挿入口に磁気カードが挿入
され、かつ当該宅配ボックス30のスイッチ部32の押
圧操作によりパスワードが入力されることによって、当
該宅配ボックス30から配達人コード及びパスワードの
各情報が受信された際に、サーバ20の制御部22によ
り割込み処理として実行される宅配管理処理プログラム
の流れを示すフローチャートであり、該プログラムも予
めハードディスク26のプログラム領域PGに記憶され
ている。
【0088】同図のステップ200では、受信したパス
ワードが配達人管理データベースDB1における当該パ
スワードと共に受信した配達人コードに対応するパスワ
ードに一致するか否かを判定し、一致しない場合(否定
判定の場合)は本宅配管理処理プログラムを終了し、一
致した場合(肯定判定の場合)にはステップ202へ移
行する。
【0089】ステップ202では、アクセス元の宅配ボ
ックス30のCPU41に対して錠39の解錠を指示す
る旨の指示データを送信することによりアクセス元の宅
配ボックス30の扉35のロックを解除する。アクセス
元の宅配ボックス30の扉35のロックが解除される
と、配達人は、当該宅配ボックス30の扉35を開け、
収納室に配達物を収納した後、扉35を閉じる。この配
達人の一連の動作によって、サーバ20には扉開データ
及び扉閉データが1回ずつ送信される。
【0090】そこで、次のステップ204では、アクセ
ス元の宅配ボックス30からの扉閉データの受信待ちを
行うことによって当該宅配ボックス30の扉35が閉じ
られるのを待ち、扉35が閉じられた時点(肯定判定と
なった時点)でステップ206へ移行する。
【0091】ステップ206では、アクセス元の宅配ボ
ックス30のCPU41に対して錠39の施錠を指示す
る旨の指示データを送信することによりアクセス元の宅
配ボックス30の扉35をロックする。アクセス元の宅
配ボックス30の扉35が施錠されると、当該宅配ボッ
クス30のCPU41によって、重量センサ37により
得られた重量、すなわち、この時点で当該宅配ボックス
30の収納室に収納されている収納物の重量を示す重量
データがサーバ20に対して送信される。
【0092】そこで、次のステップ208では、上記重
量データの受信待ちを行い、次のステップ210で、次
の(1)式により重量差Sを演算する。
【0093】 S=W1−W2 ・・・(1) 但し、W1は上記ステップ208において受信した重量
データによって示される重量であり、W2は宅配ボック
ス管理データベースDB2のアクセス元の宅配ボックス
30に対応する「重量」欄に前回記録した重量データ、
すなわち、この時点で当該「重量」欄に記憶されている
重量データによって示される重量である。
【0094】次のステップ212では、上記ステップ2
12で演算された重量差Sが0(零)以上であるか否か
を判定し、0以上である場合(肯定判定の場合)はステ
ップ214へ移行して上記ステップ208において受信
した重量データを、宅配ボックス管理データベースDB
2のアクセス元の宅配ボックス30に対応する「重量」
欄に記憶(更新)し、その後に本宅配管理処理プログラ
ムを終了する。
【0095】一方、上記ステップ212において重量差
Sが0以上でないと判定された場合(否定判定された場
合)にはアクセス元の宅配ボックス30の収納物が盗難
にあった可能性が高いものとみなしステップ216へ移
行して盗難処理を実行する。
【0096】以下、図10を参照して、本実施の形態に
係る盗難処理について説明する。なお、図10は、本実
施の形態に係る盗難処理プログラムの流れを示すフロー
チャートであり、該プログラムも予めハードディスク2
6のプログラム領域PGに記憶されている。
【0097】同図のステップ300では、アクセス元の
宅配ボックス30のCPU41に対してブザー48の鳴
動を指示する旨の指示データを送信することによりアク
セス元の宅配ボックス30のブザー48を鳴動させて警
報を発生させ、次のステップ302及びステップ304
で、予めハードディスク26の所定領域に記憶されてい
る端末装置60のeメールアドレスに対する電子メール
により警備会社に対して、宅配ボックス30の収納物が
盗まれた可能性が高い旨を示すメールと、前述の画像収
集処理によってハードディスク26の画像データ領域G
Dに記憶した画像データ、すなわち、この時点の直前に
アクセス元の宅配ボックス30の扉35を開けた人物
の、扉35を開けた時点から上記所定期間(本実施の形
態では、1分〜10分)遡った時点から扉35を閉じた
時点までの行動が記録された画像の画像データとを端末
装置60に送信する。
【0098】警備会社では、サーバ20から受信した画
像データを上記所定圧縮形式に対応した伸張形式で伸張
することによって元の画像データ(デジタル画像デー
タ)を復元し、これによって得られた画像データを再生
することによって、再生された画像に映っている人物
を、宅配ボックス30の収納物が盗まれていた場合の被
疑者として特定することができる。
【0099】次のステップ306では、アクセス元の宅
配ボックス30の所有者が所有する端末装置50のメー
ルアドレスを宅配ボックス管理データベースDB2から
取得し、取得したメールアドレスに対する電子メールに
より、アクセス元の宅配ボックス30の所有者に対して
宅配ボックス30の収納物が盗まれた可能性が高い旨を
示すメールを送信し、その後に本盗難処理プログラムを
終了し、宅配管理処理プログラム(図9参照)を終了す
る。
【0100】すなわち、本実施の形態では、以上のよう
な宅配管理処理によって、アクセス元の宅配ボックス3
0における扉35の施錠後の収納物の重量が、それまで
の重量より軽くなっている場合には収納物が盗まれた可
能性が高いものとみなして盗難処理を実行している。
【0101】なお、宅配ボックス30に収容された配達
物の受取人は、当該宅配ボックス30に対して最後の配
達人により設定された暗証番号をスイッチ部32の操作
によって入力することにより錠39を解錠するか、又は
予め宅配業者から配布された鍵によって錠39を解錠す
ることによって、当該宅配ボックス30の収容物を取り
出すことになるが、このように解錠された場合には、サ
ーバ20では、宅配ボックス管理データベースDB2の
アクセス元の宅配ボックス30に対応する「重量」欄に
0(零)を記憶するようにしている。
【0102】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係る宅配管理システム10では、制御部40により、
宅配ボックス30に配達物が収納された後に当該宅配ボ
ックス30に収納されている収納物の重量を計測して当
該重量を示す重量データを送信し、サーバ20により、
制御部40によって送信された重量データを受信し、受
信した重量データをハードディスク26に記憶すると共
に、当該受信した重量データが示す重量とハードディス
ク26に前回記憶した重量データが示す重量との差に基
づいて宅配ボックス30の収納物が少なくなったか否か
の判定を、配達物が宅配ボックスに収納される毎に行っ
ているので、収納物の盗難を防止しつつ、宅配ボックス
30の1つの収納室に対する複数回の配達物の収納を可
能とすることができ、この結果として配達物の寸法や形
状に対する厳しい制限を発生させることなく宅配ボック
ス30の利用効率を向上することができる。
【0103】また、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10では、配達物の配達人を撮影し、該撮影によって
得られた画像データをハードディスク26に記憶してい
るので、当該画像データが示す画像を参照することによ
って盗難が発生した際に配達物を配達した配達人を確認
することができ、この結果として収納物盗難の防止効果
を向上することができる。
【0104】また、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10では、制御部40により、撮影によって得られた
画像データを現時点から遡って所定期間分だけ録画機9
0に記憶しておき、当該録画機90に記憶されている画
像データをサーバ20に送信することによって、ハード
ディスク26に、現時点から遡って所定期間分の画像デ
ータも含めて記憶しているので、この画像データが示す
画像を参照することによって盗難が発生する以前からの
状況を把握することができ、この結果として収納物盗難
の防止効果を、より向上することができる。
【0105】また、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10では、配達物の配達人を確認するための配達人コ
ード及びパスワードの各データを入力し、当該データに
基づいて配達人が所定配達人であるか否かを判定し、所
定配達人ではないと判定した場合に宅配ボックスの錠3
9を解錠しないようにしているので、収納物盗難の防止
効果を、より向上することができる。
【0106】また、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10では、宅配ボックス30の施錠の後に計測された
重量データが示す重量とハードディスク26に前回記憶
した重量データが示す重量との差に基づいて宅配ボック
ス30の収納物が少なくなったか否かを判定しているの
で、宅配ボックス30に収納された収納物の当該宅配ボ
ックス30外への取り出しができない状態で収納物が少
なくなったか否かを判定することができ、収納物盗難の
防止効果を、より向上することができる。
【0107】また、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10では、録画機90を宅配ボックス30が設置され
た住宅の内部に設置しているので、録画機90に記録さ
れた画像データの盗難を防止することができる。
【0108】更に、本実施の形態に係る宅配管理システ
ム10では、カメラ33の撮影によって得られた画像デ
ータをサーバ20に備えられたハードディスク26に記
憶しているので、当該画像データの盗難を防止すること
ができる。
【0109】なお、本実施の形態では、本発明に係る宅
配情報管理システム、宅配情報管理方法、及び宅配情報
管理装置の形態例、すなわち、サーバ20によって宅配
情報の管理を行う場合の形態例について説明したが、こ
の形態例を応用して、本発明に係る宅配ボックスを実現
することもできる。
【0110】この場合、宅配ボックス30に備えられた
CPU41によって本実施の形態に係る画像収集処理及
び宅配管理処理を実行する。なお、この場合の本発明に
係る宅配ボックスの記憶手段としてはRAM43を適用
することができる。この場合、CPU41が本発明に係
る宅配ボックスの判定手段に相当することになる。
【0111】この形態では、サーバ20を必要としない
ので、本実施の形態に係る宅配管理システム10に比較
して低コスト化に本実施の形態と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0112】また、本実施の形態では、本発明の撮影手
段として、配達物の配達人を撮影するカメラ33を適用
した場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば、宅配ボックス30の収納室内
に同様のカメラを設置することにより、宅配ボックス3
0に収納された収納物を撮影するカメラを本発明の撮影
手段として適用する形態とすることもできる。この場合
は、収納室内の収容物を示す画像の画像データを得るこ
とができるので、当該画像データによる画像を参照する
ことによって、収納物の盗難発生の有無を確実に判断す
ることができ、この結果として収納物盗難の防止効果を
向上することができる。
【0113】また、本実施の形態では、配達人コード等
を簡易に入力するための媒体として磁気カードを適用し
た場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、メモリカード、IC(Integrat
ed Circuit)カード、IDチップ等を適用する形態とす
ることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効
果を奏することができる。
【0114】また、本実施の形態では、宅配ボックス3
0とサーバ20との間を、無線電話網14A又は14B
と、ネットワーク12とを介して接続する場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、ネットワーク12を介することなく無線電話網
14A又は14Bのみを介して接続する形態とすること
もできる。この場合の形態としては、配達者に予め配布
された磁気カードにサーバのURLを記憶するのではな
く、サーバの接続先電話番号を記憶しておき、当該接続
先電話番号を用いてサーバにアクセスする形態を例示す
ることができる。
【0115】また、本実施の形態では、配達人の特定に
配達人コードを用いると共に、配達人の認証にパスワー
ドを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、上記配達人コード及びパスワー
ドに代えて、例えば、配達人の指紋や、虹彩等を適用す
る形態とすることもできる。この場合は、指紋や虹彩を
検出するための検出装置を必要とするため、システムの
コストが上昇してしまうが、配達人の特定率ないし認証
率を格段に向上することができる。
【0116】また、本実施の形態では、宅配業者によっ
て宅配管理システム10を運営する場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、宅配業者以外の業者が運営する形態とすることもで
きる。この場合は、宅配業者から、宅配管理システム1
0の利用料金、宅配ボックス30のメンテナンス料金、
リース料金、販売料金等を徴収することが可能となる。
【0117】また、本実施の形態では、宅配管理システ
ム10を利用する宅配業者を、当該宅配管理システム1
0を運営する宅配業者1社のみとした場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、宅配
管理システム10を運営しない他の宅配業者も宅配管理
システム10を利用する形態とすることもできる。この
場合は、上記他の宅配業者から、宅配管理システム10
の利用料金、宅配ボックス30のメンテナンス料金、リ
ース料金、販売料金等を徴収することが可能となる。
【0118】また、本実施の形態では、重量差Sが0
(零)以上か否かを判定することによって盗難発生の有
無を判定する場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、重量差Sが0以外で
かつ0近傍の所定値以上か否かを判定することによって
盗難発生の有無を判定する形態とすることもできる。こ
れにより、重量センサ37による重量の計測誤差の許容
範囲を広くすることができる。
【0119】また、本実施の形態では、宅配ボックス3
0の施錠直後の収納物の重量と、前回記憶した宅配ボッ
クス30の施錠直後の収納物の重量との差に基づいて盗
難発生の有無を判定する場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、宅配ボックス30
の施錠後の収納物の重量と、宅配ボックス30の解錠前
の収納物の重量との差に基づいて盗難発生の有無を判定
する形態とすることもできる。この場合は、施錠されて
から次に解錠されるまでの間に、収納物の化学変化の発
生等の何らかの原因で宅配ボックス30の収納物の重量
が変化した場合であっても、盗難発生の有無を高精度に
判定することができる。
【0120】また、本実施の形態で示した図4及び図5
の各データベースの構成は一例であり、これらのデータ
ベースに対し必要に応じて各種パラメータを追加した
り、一部のパラメータを削除することができることは言
うまでもない。
【0121】また、本実施の形態において図8〜図10
に示した各処理プログラムの流れも一例であり、本発明
の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である
ことは言うまでもない。
【0122】
【発明の効果】本発明に係る宅配情報管理システム及び
宅配情報管理方法によれば、宅配ボックス管理装置によ
り、宅配ボックスに配達物が収納された後に当該宅配ボ
ックスに収納されている収納物の重量を計測して当該重
量を示す重量データを送信し、宅配情報管理装置によ
り、上記宅配ボックス管理装置によって送信された重量
データを受信し、受信した重量データを記憶手段に記憶
すると共に、当該受信した重量データが示す重量と上記
記憶手段に前回記憶した重量データが示す重量との差に
基づいて宅配ボックスの収納物が少なくなったか否かを
判定しているので、この判定を配達物が宅配ボックスに
収納される毎に行うことによって、収納物の盗難を防止
しつつ、1つの収納室に対する複数回の配達物の収納を
可能とすることができ、この結果として配達物の寸法や
形状に対する厳しい制限を発生させることなく宅配ボッ
クスの利用効率を向上することができる、という効果が
得られる。
【0123】また、本実施の形態に係る宅配情報管理装
置によれば、宅配ボックスに配達物が収納された後に計
測された当該宅配ボックスに収納されている収納物の重
量を示す重量データを受信し、受信した重量データを記
憶手段に記憶すると共に、当該受信した重量データが示
す重量と上記記憶手段に前回記憶した重量データが示す
重量との差に基づいて宅配ボックスの収納物が少なくな
ったか否かを判定しているので、この判定を配達物が宅
配ボックスに収納される毎に行うことによって、収納物
の盗難を防止しつつ、1つの収納室に対する複数回の配
達物の収納を可能とすることができ、この結果として配
達物の寸法や形状に対する厳しい制限を発生させること
なく宅配ボックスの利用効率を向上することができる、
という効果が得られる。
【0124】更に、本発明に係る宅配ボックスによれ
ば、配達物が収納された後に収納されている収納物の重
量を計測し、計測した収納物の重量を示す重量データを
記憶手段に記憶すると共に、当該重量データが示す重量
と上記記憶手段に前回記憶した重量データが示す重量と
の差に基づいて収納物が少なくなったか否かを判定して
いるので、この判定を配達物が収納される毎に行うこと
によって、収納物の盗難を防止しつつ、1つの収納室に
対する複数回の配達物の収納を可能とすることができ、
この結果として配達物の寸法や形状に対する厳しい制限
を発生させることなく宅配ボックスの利用効率を向上す
ることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る宅配管理システム10の構成
を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る宅配管理システム10におけ
るサーバ20の電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係るサーバ20に備えられたハー
ドディスク26の記憶内容を示す模式図である。
【図4】実施の形態に係る配達人管理データベースDB
1の構成を示す模式図である。
【図5】実施の形態に係る宅配ボックス管理データベー
スDB2の構成を示す模式図である。
【図6】実施の形態に係る宅配ボックス30の外観及び
構成を示す斜視図である。
【図7】実施の形態に係る宅配ボックス30に備えられ
た制御部40及びその周辺の電気系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】実施の形態に係る画像収集処理プログラムの流
れを示すフローチャートである。
【図9】実施の形態に係る宅配管理処理プログラムの流
れを示すフローチャートである。
【図10】実施の形態に係る盗難処理プログラムの流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 宅配管理システム 12 ネットワーク 14 公衆電話網 14A、14B 無線電話網 20 サーバ 22 制御部(判定手段) 24 入出力ポート(受信手段) 26 ハードディスク(記憶手段) 30 宅配ボックス 32 スイッチ部 33 カメラ(撮影手段) 34 磁気カードリーダ(入力手段) 37 重量センサ(重量計測手段) 40 制御部 41 CPU 45 送受信器(送信手段) 48 ブザー 50 端末装置 60 端末装置 90 録画機(画像記憶手段) DB1 配達人管理データベース DB2 宅配ボックス管理データベース

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配ボックスに配達物が収納された後に
    当該宅配ボックスに収納されている収納物の重量を計測
    する重量計測手段、及び前記重量計測手段によって計測
    した収納物の重量を示す重量データを送信する送信手段
    を備えた宅配ボックス管理装置と、 前記送信手段によって送信された重量データを受信する
    受信手段、前記受信手段によって受信した重量データを
    記憶する記憶手段、及び前記受信手段によって受信した
    重量データが示す重量と前記記憶手段に前回記憶した重
    量データが示す重量との差に基づいて宅配ボックスの収
    納物が少なくなったか否かを判定する判定手段を備えた
    宅配情報管理装置と、 を含む宅配情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記宅配ボックス管理装置に、配達物の
    配達人及び宅配ボックスに収納された収納物の少なくと
    も一方を撮影するための撮影手段を更に備えると共に、
    前記送信手段は、前記重量データと前記撮影手段による
    撮影によって得られた画像データとを送信し、 前記受信手段は、前記重量データと前記画像データとを
    受信し、前記記憶手段は、前記重量データと前記画像デ
    ータとを記憶する請求項1記載の宅配情報管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記宅配ボックス管理装置に、前記撮影
    手段による撮影によって得られた画像データを、現時点
    から遡って所定期間分だけ記憶する画像記憶手段を更に
    備えると共に、 前記送信手段は、前記画像データとして前記画像記憶手
    段に記憶されている画像データを送信する請求項2記載
    の宅配情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記宅配ボックス管理装置に、配達物の
    配達人を確認するための確認データを入力する入力手段
    を更に備えると共に、 前記判定手段は、宅配ボックスの収納物が少なくなった
    か否かを判定すると共に、前記入力手段によって入力さ
    れた確認データに基づいて前記配達人が所定配達人であ
    るか否かを判定する請求項1乃至請求項3の何れか1項
    記載の宅配情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記宅配ボックスの施
    錠の後に前記受信手段によって受信した重量データが示
    す重量と前記記憶手段に前回記憶した重量データが示す
    重量との差に基づいて宅配ボックスの収納物が少なくな
    ったか否かを判定する請求項1乃至請求項4の何れか1
    項記載の宅配情報管理システム。
  6. 【請求項6】 宅配ボックス管理装置により、宅配ボッ
    クスに配達物が収納された後に当該宅配ボックスに収納
    されている収納物の重量を計測して当該重量を示す重量
    データを送信し、 宅配情報管理装置により、前記宅配ボックス管理装置に
    よって送信された重量データを受信し、受信した重量デ
    ータを記憶手段に記憶すると共に、当該受信した重量デ
    ータが示す重量と前記記憶手段に前回記憶した重量デー
    タが示す重量との差に基づいて宅配ボックスの収納物が
    少なくなったか否かを判定する宅配情報管理方法。
  7. 【請求項7】 前記宅配ボックス管理装置により、配達
    物の配達人及び宅配ボックスに収納された収納物の少な
    くとも一方を撮影して、これによって得られた画像デー
    タを送信し、 前記宅配情報管理装置により、前記画像データを受信し
    て前記記憶手段に記憶する請求項6記載の宅配情報管理
    方法。
  8. 【請求項8】 前記宅配ボックス管理装置により、前記
    撮影によって得られた画像データを現時点から遡って所
    定期間分だけ画像記憶手段に記憶しておき、前記画像記
    憶手段に記憶されている画像データを送信する請求項7
    記載の宅配情報管理方法。
  9. 【請求項9】 前記宅配ボックス管理装置により、配達
    物の配達人を確認するための確認データを入力し、 前記宅配情報管理装置により、前記確認データに基づい
    て前記配達人が所定配達人であるか否かを判定する請求
    項6乃至請求項8の何れか1項記載の宅配情報管理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記宅配情報管理装置は、前記宅配ボ
    ックスの施錠の後に受信した重量データが示す重量と前
    記記憶手段に前回記憶した重量データが示す重量との差
    に基づいて宅配ボックスの収納物が少なくなったか否か
    を判定する請求項6乃至請求項9の何れか1項記載の宅
    配情報管理方法。
  11. 【請求項11】 宅配ボックスに配達物が収納された後
    に計測された当該宅配ボックスに収納されている収納物
    の重量を示す重量データを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信した重量データを記憶する記
    憶手段と、 前記受信手段によって受信した重量データが示す重量と
    前記記憶手段に前回記憶した重量データが示す重量との
    差に基づいて宅配ボックスの収納物が少なくなったか否
    かを判定する判定手段と、 を備えた宅配情報管理装置。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、前記重量データと、
    配達物の配達人及び宅配ボックスに収納された収納物の
    少なくとも一方の撮影によって得られた画像データとを
    受信し、 前記記憶手段は、前記重量データと前記画像データとを
    記憶する請求項11記載の宅配情報管理装置。
  13. 【請求項13】 前記判定手段は、前記宅配ボックスの
    施錠の後に前記受信手段によって受信した重量データが
    示す重量と前記記憶手段に前回記憶した重量データが示
    す重量との差に基づいて宅配ボックスの収納物が少なく
    なったか否かを判定する請求項11又は請求項12記載
    の宅配情報管理装置。
  14. 【請求項14】 配達物が収納された後に収納されてい
    る収納物の重量を計測する重量計測手段と、 前記重量計測手段によって計測した収納物の重量を示す
    重量データを記憶する記憶手段と、 前記重量データが示す重量と前記記憶手段に前回記憶し
    た重量データが示す重量との差に基づいて収納物が少な
    くなったか否かを判定する判定手段と、 を備えた宅配ボックス。
  15. 【請求項15】 配達物の配達人及び収納された収納物
    の少なくとも一方を撮影するための撮影手段を更に備え
    ると共に、 前記記憶手段は、前記重量データと、前記撮影手段によ
    る撮影によって得られた画像データとを記憶する請求項
    14記載の宅配ボックス。
  16. 【請求項16】 前記判定手段は、施錠の後に前記重量
    計測手段によって計測した重量と前記記憶手段に前回記
    憶した重量データが示す重量との差に基づいて収納物が
    少なくなったか否かを判定する請求項14又は請求項1
    5記載の宅配ボックス。
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