JP2003041824A - ロッカー - Google Patents

ロッカー

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JP2003041824A
JP2003041824A JP2001234278A JP2001234278A JP2003041824A JP 2003041824 A JP2003041824 A JP 2003041824A JP 2001234278 A JP2001234278 A JP 2001234278A JP 2001234278 A JP2001234278 A JP 2001234278A JP 2003041824 A JP2003041824 A JP 2003041824A
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JP2001234278A
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English (en)
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Kazuhiro Kayashima
一弘 萱嶋
Kazuhisa Watanabe
和久 渡邊
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロッカーなどを少数の人間でなく特定の権原を
有する複数の者に簡単な方法で共用させたい。また、ロ
ッカーに配達された荷物の内容を離れたところから知り
たい。また内容に応じて温度調節したい。 【解決手段】ロッカーが登録された携帯電話に音声デー
タを送信し、その音声データを携帯電話が音声としてロ
ッカーのマイクに近づけると音声に基づいて認証が行わ
れる。またロッカーに内容を知らせる送信部をもうけ、
温度調節も可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はロッカー等に関
し、特に、電子的に扉の開閉の認証などを行うロッカー
等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロッカーは鍵を利用することでそ
の安全性を確保している。例えば、駅構内などにあるロ
ッカーは一旦鍵をかけると鍵の所持者のみが扉を開くこ
とができる仕組みである。また金庫では、鍵でなく暗証
番号を知っているもののみが扉を開くことができる。上
述のかぎや、暗証番号は近年、電子的な制御に置き換え
られるものもある。例えば、鍵の代わりにICカードを
利用したり、暗証番号を機械的にではなくて電子的に処
理するものである。いずれにしても、扉を開けることが
できるのは鍵の機能を有する者や、暗証番号などを知っ
ている者のみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロッカーなどを少数の
人間でなく特定の権原を有する複数の者に共用させたい
場合がある。かかる場合には鍵を複数用意したり、暗証
番号を複数の者が共有する必要がある。しかし、共用す
る者の全てに鍵を渡すのは安全上問題がある。例えば、
その中の一部の者が共用する権利を失った場合に鍵の返
却がなされない場合がある。また、暗証番号を共有する
場合には一部の者が共用の権利を失うたびに暗証番号の
変更が必要である。
【0004】また、ロッカーなどを、例えば宅配物の収
納ロッカーと仮定すると、宅配業者に不便である。宅配
業者は非常に多くのロッカーの暗証番号や鍵を持たなけ
ればならず実用的でない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本件発明では、この問題
点を解決するためにロッカーと携帯端末との通信を利用
してロッカーの開け閉めをするシステムを提供する。携
帯端末は一般的に通信のためのアドレスとして一意に識
別されるアドレスを有している。このアドレスを予めロ
ッカーを共用することができる者のアドレスとしてロッ
カーに登録しておく。そうすると、ロッカーの開け閉め
に携帯端末とロッカーとの通信を利用してロッカーの共
用の権原の認証をすることができるからである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本件発明の実施の形態を説
明する。
【0007】<<実施形態1>>
【0008】図1から3を用いて本件発明の概念を説明
する。例えば、宅配業者が荷物を届けに来た場合を想定
する。
【0009】図1(a)にあるように、まずロッカーか
ら「番号を入力してください」との音声案内が出され
る。この番号は例えば、業者を識別するための識別番号
である。ここで、業者は自社の識別番号をロッカーに付
いているテンキーを用いて入力する。次に同図(b)に
あるようにロッカーからその宅配業者の所持している携
帯電話に電話がかかってくる。そして、その電話のスピ
ーカーからは、ロッカーから送られてきた音が発せられ
る。
【0010】図2(c)にあるように次に、ロッカーか
ら「電話をとってマイクに近づけてください。」との音
声案内がされる。宅配業者はその案内に従って携帯電話
をとり携帯電話のスピーカーから発せられる音をロッカ
ーのマイクに近づける。この音は例えば音楽である。同
図(d)にあるように携帯電話を通じた音により宅配ボ
ックス即ちロッカーと携帯電話の認証を行う。
【0011】図3(e)にあるように認証が終わると宅
配ボックスからの音は止む。そして、同図(f)にある
ように宅配ボックスであるロッカーから「認証が終了し
ました、宅配ボックスが開きます、荷物を入れてくださ
い」との音声案内がながれ、宅配ボックスであるロッカ
ーの扉を開くことができる。
【0012】図4は、前述の図1(b)から図2の
(d)までの処理の要部を説明するための図である。例
えば、認証のための音声が「ドレミ」の音である場合を
想定してみる。まずロッカーからは宅配業者の所持して
いる携帯電話に対して音声データ(A)である「ドレ
ミ」を送信する。「ドレミ」の音声データを受信した宅
配業者の携帯電話では着信後携帯電話のスピーカーから
「ドレミ」の音が発せられる。宅配業者はそのスピーカ
ーをロッカーのマイクに近づけることでロッカーに対し
て「ドレミ」の音を集音させる。集音された「ドレミ」
の音はロッカーによって「ドレミ」の音声データ(B)
として取得される。次に、この取得した音声データ
(B)と最初に携帯電話に対して送信した音声データ
(A)とを比較する。比較した結果音声データ(B)が
ロッカーから送信した音声データ(A)に基づくもので
あると判断されると、ロッカーは鍵を開いたり、自動的
に扉を開けたりする動作を実行する。もちろん、音声デ
ータ(A)と音声データ(B)とが不一致の場合にはロ
ッカーが開いたり、鍵が開けられることはない。
【0013】図5に示すのは、実施形態1のロッカーの
機能ブロックの一例を示す図である。実施形態1のロッ
カーは、音声入力を受け付け、認証するロッカーであ
る。このロッカー0500は、送信元識別子受付部05
01と、音声データ格納部0502と、音声データ取得
部0504と、通信部0503と、音声データ受付部0
505と、認証部0506と、動作部0507とからな
る。
【0014】この発明で、「ロッカー」とは、荷物、封
書、葉書、書類、金銭、証券などのものを格納するもの
をいう。従って、駅構内にあるコインロッカーのような
もの、マンションなどの集合住宅に設置されている集合
郵便受けのようなもの、事務所などに置かれている金庫
のようなもの、銀行などが提供する貸し金庫のようなも
の、また夜間金庫のようなものが該当する。
【0015】「送信元識別子受付部」0501は、送信
元識別子の入力を受け付ける。「送信元識別子」とは、
認証のためにロッカーから音声を送信し、送信した音声
をロッカーが取得する相手を識別するための情報をい
う。例えば、宅配業者を識別する識別子であったり、宅
配業者のなかの複数の宅配従事者の中から特定の宅配従
事者を識別するための識別子であったりする。例えば、
複数の文字や数字を羅列したものであってもよいし、そ
の宅配従事者の所持している携帯電話の電話番号であっ
てもよい。送信元識別子に基づいて識別される送信元に
対してロッカーから後述する音声データが送信される。
【0016】図6に示すのは、送信元識別子受付部が送
信元識別子を受け付ける様子を示す概念図である。この
図にあるように、例えば、宅配業者が自己に与えられて
いる送信元識別子である「001」を入力するとロッカ
ーにはその送信元識別子と、その宅配業者の所持してい
る携帯電話の携帯電話番号とを関連付けて保持している
登録データ手段がある。そして、登録データ手段にて送
信元識別子「001」と関連付けられている携帯電話番
号「090−12345−6789」を取得し、その携
帯電話番号を送信元(この段階では音声データの送信
先)として処理する。
【0017】図7に示すように、もし、「パナ運送」が
送信元識別子「001」としてロッカーに登録されてい
る者である場合に、パナ運送以外の悪意の者が「00
1」という送信元識別子をロッカーに入力しても、ロッ
カーは音声データを「001」に関連付けられているパ
ナ運送の携帯電話に送信するので、悪意の不正者が音声
データを取得することはない。従って、このロッカーが
悪意の者などに不正に開かれることを防止することがで
きる。
【0018】「音声データ格納部」は、送信元に対して
送信する音声データを格納している。音声データの格納
は一つでもよいし、複数であってもよい。例えば、音声
データを送信元に関連付けて格納していてもよい。音声
データを送信元に関連付けて格納している場合には、複
数の送信元のそれぞれに対して異なる音声データを関連
付けておけば音声データが何らかの手段でコピーされた
としても、送信元識別子と合致しない限り認証されない
ので、成りすますことが困難になるというメリットがあ
る。
【0019】「音声データ」とは、音声を生成するため
のデータをいう。各種のデータがあり、アナログ信号化
された音声データや、デジタル信号化された音声データ
がある。音声を生成するためのデータを音声データと呼
ぶので、そのデータそのものでは音声にならなくても一
定の変換をすることで音声になるものも含む。「変換」
とは圧縮されている音声信号の復号などの処理の他、暗
号化されている音声信号の復号や、音声信号に関連付け
られている音声データまたは音声への変換も含む趣旨で
ある。また、音声データは携帯電話のスピーカーを通じ
て発せられるので関係ない第三者に簡単に盗まれない音
声であるとなお良い。
【0020】図8は、音声データ格納部の音声データが
送信元識別子と関連付けて格納されている様子を示すも
のである。例えば、送信元識別子「001」に対して
は、音声データは「ドレミ」が関連付けて格納され、送
信元識別子「002」に対しては、音声データは「ドシ
ラ」が関連付けて格納されている。従って、送信元識別
子として、「001」が送信元識別子受付部に受け付け
られた際には音声データ取得部が取得する音声データは
「ドレミ」となる。
【0021】音声データは、単なる信号音を生成するた
めのデータであってもよいし、単なる信号音でなく音楽
を生成するためのデータであってもよい。音声データは
送信元のスピーカーとロッカーのマイクを介して取得、
即ち回収し、送信された音声データとの比較を行う必要
があるためスピーカーやマイクを介しても比較の際の雑
音による誤った判断を回避できるものであることが好ま
しい。
【0022】「音声データ取得部」は、前記音声データ
格納部に格納されている音声データを取得する。例え
ば、音声データが送信元に関連付けて格納されている場
合には、送信元に応じた音声データを選択して前記音声
データ格納部から取得する。また取得の仕方はこれに限
られるものでなく、音声データが一つしかない場合には
常に同じ音声データを取得するし、音声データが複数あ
る場合には前述のほか、乱数などに基づいて毎回異なる
音声データを取得するようにしてもよい。乱数などに基
づいて音声を取得することで成りすましなどによるロッ
カー鍵の解除を防止することができる。また、音声デー
タの取得は音声データ格納部に格納されている音声デー
タをそのまま取得するのでなく、音声データ格納部に格
納されている音声データを複数組み合わせる形で一つの
音声データをしてこれを取得することも可能である。ま
た音声データ格納部には音声データが最初から格納され
ているのでなくて、必要に応じて音声データを生成する
場合もある。その場合には生成された音声データを取得
する。
【0023】「通信部」は、前記送信元識別子受付部で
受け付けた送信元識別子で識別される送信元に発呼し、
前記音声データ取得部で取得した音声データを送信す
る。送信は、電話回線を通じるか、インターネットなど
の回線を通じるかを問わない。前述のように、音声デー
タは、アナログ信号で送信するか、デジタル信号で送信
するか問わない。ただし、送信した音声データを受信す
る送信元において音声に変換できる形態の信号で送信す
ることを要する。従って、送信元に応じて送信する音声
データのデータ形式を変えて送信することもできる。例
えば、送信元がMP3形式のデータを音声に変換するこ
とができる場合にはMP3の形式の音声データを送信
し、送信元がアナログ音声データしか音声に変換できな
い場合にはアナログデータにて送信元に送信する。な
お、送信元にディスプレイを有する場合などには音声デ
ータとともに映像データを送信し送信したデータの内容
を送信元において表示させることも考えられる。もちろ
ん、認証に音声データとともに、または、音声データと
は別個に映像データを利用することも可能である。
【0024】「音声データ受付部」は、前記送信元識別
子で識別される送信元から音声データの入力を受け付け
る。前述のように、ロッカーが送信した音声データを送
信元において音声に変換した結果を受け取る部分であ
る。従って、音声データ受付部は、マイクからの信号を
処理できる機能を有する。「音声データ受付部」という
名称であるが実際には、音声を受け付け、その後その音
声を音声データに変換する機能を有している。音声をマ
イクから受け付けるからである。なお、音声データ受付
部にはマイクを含んでもよいし、含まなくてもよい。マ
イクからアナログの音声データを受け付けるものであっ
てもよい。また、マイクでなく、入力端子に対する有線
の音声データの受付であってもよい。例えば、送信元で
ある携帯電話のイヤホーン端子からアナログの音声デー
タを受け付ける入力端子を備えるものであってもよい。
【0025】「認証部」は、前記音声データ受付部で受
け付けた音声データと前記音声データ格納部に格納され
ている音声データとを比較し、両データが一定の関係に
あるか否かを判断する。音声データ格納部に格納されて
いる音声データを音声に変換した結果受け付けたデータ
が前記音声データ受付部にて受け付けた音声データであ
ればよい。したがって、「一定の関係」とは、例えば音
声データをスピーカーから発し、マイクから取得する過
程にて必ず含まれる雑音を考慮して音声データが一致す
ると判断できるような関係をいう。即ち、音声データ格
納部に格納されている音声が「ドレミ」であれば、音声
データ受付部にて受け付けた音声データがこれに雑音が
混ざって「ドデビ」というものであってもよい。いわゆ
る類似の関係にある場合である。また、これにかぎられ
ず、音声データ格納部に格納されている音声データに対
して送信元から取得できる音声データが一定の関係にあ
る音声データであればよい。従って、音声データ格納部
にて格納されている音声データが「ドレミ」であり、こ
れに受信した送信元が返す音声が「ファソラ」であると
予め決められている場合には、「ドレミ」に対して「フ
ァソラ」は一定の関係にある音声データであるといえ
る。ここで音声データ格納部に格納されている音声デー
タは、音声データ格納部に生成される音声データも含
む。認証部にて認証の際に音声データ格納部で再度音声
データを生成してもよいし、音声データ格納部から音声
データ取得部に音声データが渡される際に、認証部にも
音声データが渡されるようにしてもよい。そうすれば、
音声データ受付部にて音声データを受け付けた際に音声
データ格納部に音声データが存在しなくても音声データ
の認証が可能となる。
【0026】「動作部」は、前記認証部の判断結果に基
づいて動作を行う。ここで、「動作」には、ロッカーの
鍵を開けること、ロッカーの扉を開けることなどが含ま
れる。また「動作」には、認証の結果が不正、即ち音声
データ格納部で格納されている音声データと音声データ
受付部で受け付けた音声データとが一定の関係にないと
判断される場合の不動作も含む。なお、「動作」には、
ロッカーを不正に開けようとしたものの写真の撮影や、
不正者の警察に対する通報、不正者の存在の警備会社な
どへの通報も考えられる。
【0027】この図5を利用して再度音声データの処理
を概観する。音声データ格納部には、音声データ(A)
が格納されている。その音声データ(A)は音声データ
取得部にて取得され、通信部によって送信元識別子で識
別される送信元に対して送信される。送信された音声デ
ータ(A)は、送信元に受信されて送信元のスピーカー
から音声として発せられる。そのスピーカーから発せら
れた音声は、ロッカーのマイクにより取得され、音声デ
ータ受付部にて音声データ(B)として取得される。取
得された音声データ(B)と音声データ格納部に格納さ
れている音声データ(A)とが認証部にて比較される、
認証の結果音声データ(A)と音声データ(B)とが一
定の関係にあると判断されると動作部が動作し、一定の
関係に無いと判断されると動作部は動作しない。
【0028】図9は、この実施形態におけるロッカーと
例えば送信元である携帯電話との間で音声データがどの
ように処理されるかを示すものである。ロッカーが発す
る音声データ(A)は、通信回線を通じて携帯電話に達
する。携帯電話に達した音声データは同図(1)にある
ように、そのまま音声に変換されて携帯電話のスピーカ
ーから発せられ、ロッカーのマイクに取得されて音声デ
ータ(B)とされる場合がある。その他に同図(2)に
あるように、ロッカーから通信回線を通じて携帯電話に
達した音声データ(A)は、携帯電話の処理回路により
変換音声データとされて、その後音声とされ、携帯電話
のスピーカーから発せられ、ロッカーのマイクに取得さ
れて逆変換音声データ即ち、音声データ(B)となる場
合もある。(2)の場合には(1)の場合に比べてさら
になりすましによるロッカーの不正な扉を開く行為を排
除できる。なお、音声データ(A)を変換音声データに
する場合には、ロッカーも音声データ(A)に対応する
正当な変換音声データである音声データ(B)を認識で
きる必要がある。
【0029】図10は、この実施形態の処理の流れを示
す図である。この処理はコンピュータプログラムとして
実施することも、これを記録した記録媒体として実施す
ることも可能である。以下に本明細書にて言及する処理
はすべて同様であるのでこれを繰り返さない。この図に
あるように、まず、送信元識別子の入力を受け付ける
(ステップS1001)。ついで、送信元識別子で識別
される送信元に対して音声データを送信する(ステップ
S1002)。ついで、送信元識別子で識別される送信
元から音声データの入力を受け付ける(ステップS10
03)。もちろん、ここで音声データの入力は通信回線
を通じて行われないので実際には送信元識別子で識別さ
れる送信元からの音声データの入力であるかを直接的に
判断することはできない。前記ステップで送信した音声
データと入力を受け付けた音声データを比較した結果両
データが一定の関係にあるか判断する(ステップS10
04)。判断の結果一定の関係にある場合にはロッカー
の動作を行い、一定の関係に無い場合には処理を終了す
る(ステップS1005)。
【0030】図11に示すのは、実施形態1の変形例で
ある。この変形例ではロッカーから音声がまず送信元で
ある例えば携帯電話にスピーカーを通じて送られる。そ
の音声をマイクを通じて受け取った携帯電話が通信回線
を通じて音声データをロッカーに送信し、ロッカーで、
スピーカーから携帯電話に渡した音声の元となった音声
データ(A)と比較する。即ち、前述の実施形態のもの
と音声データの送信される方向が逆である。前述の例で
はまず音声データ(A)がロッカーから携帯電話に渡さ
れ、これを受け取った携帯電話が音声データ(A)を音
声でロッカーにわたし、ロッカーで音声データ(B)と
して音声データ(A)と比較するものであったが、この
変形例では、ロッカー内に格納されている音声データ
(A)をスピーカーから発し、これを受けた携帯電話が
これを音声データ(B)として通信回線を通じてロッカ
ーに渡すのである。
【0031】図12は、この実施形態1の変形例の音声
データの流れを示すものである。同図(3)にあるよう
にロッカーから送信元である例えば、携帯電話に音声を
スピーカーなどを通じてわたし、携帯電話にてマイクに
より取得したその音声を音声データ(B)に変換してロ
ッカーに通信回線を通じて渡す。この際、携帯電話で
は、音声を音声データ(B)として通信回線を通じてロ
ッカーに渡してもよいし、音声を一旦別の音声のデータ
に変換してから通信回線によりロッカーに渡してもよ
い。別の音声データとは、「ドレミ」に対する「ファシ
ド」のような変換などを言う。
【0032】本実施形態の説明においては、構成要素は
ロッカーにあるとして説明したが、ロッカーは必ずしも
構成要素が一個所に固まって配置されている必要はな
い。例えば、送信元識別子受付部と、音声データ格納部
と、音声データ取得部と、通信部と、音声データ受付部
と、認証部は、物理的には荷物収納場所と離れた場所に
設置されている場合も含む趣旨である。例えば、ロッカ
ーの動作を集中的に管理する管理センターのようなとこ
ろにこれらの機能を集中させてロッカーの管理の効率化
を図ることができる。この場合には認証の結果がロッカ
ーの動作をつかさどる動作部に送られることとなるであ
ろう。もちろん、送信元識別子受付部と、音声データ格
納部と、音声データ取得部と、通信部と、音声データ受
付部と、認証部の一部を荷物収納場所と別に配置し、ま
たは複数の場所に分散して配置する場合も含まれる。
【0033】<<実施形態2>>
【0034】次に実施形態2について説明する。実施形
態2は、認証の結果がロッカーを開く正当な相手である
と判断された場合に、ロッカーの扉が開く機能を有する
ロッカーである。基本的な構成は実施形態1のロッカー
と共通である。
【0035】図13に示すのはこのロッカーの機能ブロ
ックの一例を示す図である。共通の構成として、この実
施形態のロッカー1300も送信元識別子受付部130
1と、音声データ格納部1302と、音声データ取得部
1304と、通信部1303と、音声データ受付部13
05と、認証部1306と、動作部1307とを有す
る。これらの構成要素は基本的に実施形態1のロッカー
と同様であるので繰り返して説明するのを省略する。
【0036】この実施形態のロッカー1300の特徴点
は、前記認証部1306での認証結果が一定の関係にあ
るとの判断結果である場合に、前記動作部1307がロ
ッカー1300の扉を開く動作を行うことである。
【0037】従って、このロッカー1300は、動作部
1307に開錠手段と、開扉手段とを有する。認証の結
果音声データ(A)と音声データ(B)とが一定の関係
に無いと判断される場合にはこのロッカーは開錠したり
開扉することはない。
【0038】図14に示すのは、この実施形態の処理の
流れを示す図である。まず、送信元識別子の入力を受け
付ける(ステップS1401)。ついで、送信元識別子
で識別される送信元に対して音声データを送信する(ス
テップS1402)。ついで、送信元識別子で識別され
る送信元から音声データの入力を受け付ける(ステップ
S1403)。前記ステップで送信した音声データと入
力を受け付けた音声データを比較した結果両データが一
定の関係にあるか判断する(ステップS1404)。判
断の結果一定の関係にある場合にはロッカーの開錠を
し、また場合により開扉の動作を行う(ステップS14
05)。一定の関係に無い場合には処理を終了する。
【0039】<<実施形態3>>
【0040】次に、実施形態3について説明する。実施
形態3は、実施形態1または2に記載の実施形態を基本
としてさらに音声データ格納部に音声データを蓄積する
音声データ蓄積部を有する点を特徴とする。
【0041】図15は、実施形態3の概念を示すための
図である。例えば、マンション(Aマンション)の宅配
用のロッカーに運送業者(パナ運輸)が荷物を配達する
場合を考える。ロッカーに登録される音声データは各宅
配業者毎に識別されるものとする。そうすると、各宅配
業者が全てのロッカーの音声データ格納部に音声データ
を蓄積しなければならない。しかし、これは困難であ
る。一つの宅配業者が管轄するマンションは通常、複数
あり、また各マンションには多くの宅配ロッカーがある
からである。
【0042】そこで例えば、集中的に各マンションや住
宅や事務所などの宅配ロッカーを管理するロッカー管理
センターなるものを利用する。ロッカー管理センターの
主要な仕事の一つは各ロッカーの音声データ格納部に音
声データを蓄積することである。従って、例えばパナ運
輸がAマンションに音声データを格納して宅配ロッカー
を利用できるようにしようとする場合にはまず、ロッカ
ー管理センターに登録申請をする。登録申請の内容は、
宅配業者として信頼できる業者であることなどの他、ロ
ッカーに格納する音声データの申請である。
【0043】そして、音声データをパナ運輸から受け取
ったロッカー管理センターは通信を用いて各ロッカーに
音声データを格納する。例えばパナ運輸という宅配業者
の場合には「パナ運輸」という音声データである。この
音声データは、ロッカー管理会社からロッカーの音声デ
ータ蓄積部に通信で渡される。音声データ蓄積部は受信
した音声データを音声データ格納部に格納(蓄積)す
る。
【0044】図16は、実施形態3の機能ブロックの一
例を示すものである。基本的な構成は実施形態1、2の
構成と共通している。即ち、このロッカー1600は、
送信元識別子受付部1601と、音声データ格納部16
03と、音声データ取得部1605と、通信部1604
と、音声データ受付部1606と、認証部1607と、
動作部1608とからなる。本実施形態の特徴点とし
て、さらに音声データ蓄積部1602を有する。
【0045】「音声データ蓄積部1602」は、前述の
ように音声データ格納部1603に対して音声データを
蓄積する役割を果たす。音声データ蓄積部1602は、
このロッカー1600の外部から音声データを受け付
け、受け付けた音声データを音声データ格納部1603
に蓄積する。音声データ蓄積部1602がロッカー16
00の外部から音声データを受け付ける方法は、通信に
よる方法の他に、記録媒体を介して受け付ける方法があ
る。記録媒体とは、ICカード、フロッピィディスク、
CD、MD、DVD、テープなどである。またその他に
ロッカーに備えられているマイクなどを通じて受け付け
る場合もある。
【0046】本実施形態の処理の流れも基本的に実施形
態1、2と同様である。送信元識別子の入力を受け付け
る。ついで、送信元識別子で識別される送信元に対して
音声データを送信する。ついで、送信元識別子で識別さ
れる送信元から音声データの入力を受け付ける。前記ス
テップで送信した音声データと入力を受け付けた音声デ
ータを比較した結果両データが一定の関係にあるか判断
する。判断の結果一定の関係にある場合にはロッカーの
開錠をし、また場合により開扉の動作を行う。ここで送
信する音声データは、音声データ蓄積部1602を介し
て予め音声データ格納部1603に格納されている音声
データである。この音声データは送信元識別子と関連付
けられて蓄積される。
【0047】<<実施形態4>>
【0048】次に実施形態4について説明する。
【0049】実施形態4は、実施形態1から3のものと
基本的な構成は共通するが、音声データを暗号化して送
信する点に特徴を有するものである。
【0050】図17は、実施形態4のロッカーの機能ブ
ロックの一例を示す図である。基本的な構成は実施形態
1から3と共通である。即ち、このロッカー1700
は、送信元識別子受付部1701と、音声データ格納部
1702と、音声データ取得部1704と、通信部17
03と、音声データ受付部1705と、認証部1706
と、動作部1707とからなる。この実施形態の特徴点
としては、さらに暗号化部1708を有する点である。
【0051】「暗号化部1708」は、音声データ取得
部1704から取得した音声データを一旦暗号化して通
信部1703に渡し、通信部1703はその暗号化され
た音声データである暗号化音声データ(A)を送信元識
別子で識別される送信元に対して送信する。「暗号化」
は、音声データが送信元に対して通信回線を通じて送信
される際に盗まれ悪用されるのを防止するために行われ
る。また、音声データは比較的データ量が大きいので暗
号化することでデータ量を小さくするためにも用いられ
る。暗号化の方式は共通カギを用いる方法でも、公開カ
ギを用いる方法でもよい。
【0052】音声データの盗まれることの弊害を防止す
る方法としては、前述のようにロッカーから通信回線を
通じて送られた音声データに基づいて携帯電話などの送
信元において一定の変換を行い変換音声データとする方
法が考えられた。携帯電話などの送信元において変換音
声データとすれば、たとえ途中でロッカーから送信され
る音声データが盗まれてもその変換のしかたを知らなけ
れば正しい音声をロッカーのマイクに対して発すること
が出来ないからである。
【0053】図18から図20は、暗号化することによ
る効果を説明するための概念図である。
【0054】図18(a)では、音声データがロッカー
から携帯電話に通信回線、例えば公衆回線(ネットワー
ク)を利用して送信され、携帯電話である送信元におい
て音声に変換され、再びロッカーにマイクを通じて戻さ
れる処理をする場合を説明している。この場合に、ネッ
トワーク上で音声データが盗まれるとその音声データを
盗んだ者は音声データに基づいて容易に音声を生成でき
るので悪意でロッカーを不正に開く行為が行われる可能
性が高くなる。
【0055】同図(b)の場合には、音声データは携帯
電話にて一旦変換音声データに変換されるのでその変換
の仕方を知らない限りネットワーク上での盗まれたデー
タを用いて音声を生成することは困難である。ただし、
変換の仕方を何らかの形で知られてしまうと不正な行為
が行われる可能性がある。変換の仕方は例えば、ネット
ワーク上にて音声データを盗み、かつ、その音声データ
から生成される音声をロッカー付近に設置した隠しマイ
クなどを通じて盗むような場合に可能となる。
【0056】図19は音声データを送信元である携帯電
話に送るのでなく、音声データをまず音声としてロッカ
ーのスピーカーを通じて携帯電話などに渡す場合であ
る。
【0057】図19(c)の場合には携帯電話から音声
データをロッカーに送信する際にネットワーク上にて音
声データが盗まれる可能性がある。そうして盗まれたデ
ータはロッカーを不正に開けようとする者によって通信
回線を通じてロッカーに送信されることでロッカーの誤
った開扉動作を実行させることが可能となる。
【0058】同図(d)の場合には携帯電話にて音声デ
ータを一旦変換音声データとして、ネットワークを通じ
てロッカーに渡す場合である。この場合にも変換音声デ
ータをネットワーク上で不正に盗まれるとそれをロッカ
ーに渡すことで不正なロッカーの開扉が可能となる。
【0059】以上の盗みのケースは、ロッカーに対して
他人の識別符号を入力し、自分の携帯電話にロッカーか
ら着信が無いにもかかわらずロッカーのマイクに対して
不正な音声を発したり、ロッカーからの着信が無いにも
かかわらずロッカーに対して不正な音声データを送信す
ることで実行される。ただし、図19(c)(d)の場
合には、ロッカーから着信が無いにもかかわらずロッカ
ーに対して音声データを送信する作業が不正の実行のた
めに必要であり、その点で図18に示した事例よりは不
正行為の実行が困難であるといえる。
【0060】図20に示すのは、実施形態4の概念を説
明するための図である。この図にあるように、音声デー
タはロッカーから暗号化されて携帯電話などの送信元に
送信される。従って、公衆回線などのネットワーク上で
盗まれたとしても、暗号化された状態であるので、その
復号が可能でなければ音声データを音声に変換すること
ができない。従って、不正行為を容易に排除することが
可能となる。
【0061】図21に示すのは、この実施形態の処理の
流れを示すものである。基本的な処理の流れは実施形態
1から3のものと共通である。即ち、送信元識別子の入
力を受け付ける(ステップS2101)。ついで、(送
信元識別子で識別される送信元に関連付けられた)音声
データを取得する(ステップS2102)。さらに、取
得した音声データを暗号化する(ステップS210
3)。そして、送信元識別子で識別される送信元に対し
て音声データを送信する(ステップS2104)。つい
で、送信元識別子で識別される送信元から音声データの
入力を受け付ける(ステップS2105)。前記ステッ
プで送信した音声データと入力を受け付けた音声データ
を比較した結果両データが一定の関係にあるか判断する
(ステップS2106)。判断の結果一定の関係にある
場合にはロッカーの開錠をし、また場合により開扉など
の動作を行う(ステップS2107)。
【0062】なお、音声データ格納部に格納されている
音声データ自体が最初から暗号化されているものであっ
てもよい。この場合には音声データの一致、不一致の認
証をする際に暗号化されて格納されている音声データを
復号してから判断するか、携帯電話などから取得した音
声データを暗号化して暗号化した状態で比較するか、す
ればよい。
【0063】<<実施形態5>>
【0064】次に実施形態5について説明する。
【0065】実施形態5は、ロッカーに既に格納されて
いる音声データを携帯電話などの送信元に送信すること
をしない形態である。この形態の場合にはロッカーは携
帯電話などから音声データが送信されるのを待つだけ
で、格納されている音声データを携帯電話に送信するこ
とはしない。
【0066】図22は、この実施形態の概念を示すため
の図である。この図にあるようにロッカーから携帯電話
に対して音声データを送信することはない。音声データ
は携帯電話から受信した音声データが予め定められたも
のであるか判断するためだけにロッカーに蓄積されてい
る。
【0067】ロッカーは送信元識別子の入力を受け付け
その受け付けた送信元識別子に対応する送信元に対して
発呼する。発呼した相手から音声データを受け付け、受
け付けた音声データが予めその送信元識別子で識別され
る送信元から送信されるべき音声データであるか照合
し、そのロッカーを開扉するかなどを判断する。従っ
て、図にあるようにデータの流れは携帯電話からロッカ
ーに対して音声データが流れるだけである。
【0068】図に即してさらに具体的に説明する。まず
パナ運輸の荷物配達者がロッカーに対して送信元識別子
を入力する。送信元識別子の入力を受け付けたロッカー
はその送信元識別子で識別される送信元である携帯電話
に対して発呼する。それに応じてロッカーから着信を受
けたパナ運輸の荷物配達人の有する携帯電話に荷物配達
人が例えば「パナ運輸」と話し掛ける。この音声は音声
データとしてロッカーに送信される。送信された音声デ
ータは、ロッカーに送信元識別子に関連付けて格納され
ている音声データ「パナ運輸」と比較する。比較の結果
両者が一定の関係にあると判断された場合には一定の動
作が行われる。
【0069】図23は、この実施形態の機能ブロックの
一例を示す図である。この図にあるように、この機器2
300の基本的な構成は、音声データ格納部2301
と、送信元識別子受付部2302と、通信部2304
と、音声データ受付部2306と、認証部2303と、
動作部2305とからなる。
【0070】「音声データ格納部2301」は、音声デ
ータを一以上格納する。この音声データは、通信や記録
媒体を通じて取得しても良いし、マイクなどを通じて取
得するものであってもよい。また「格納」は、ハードデ
ィスクドライブや、ROM、CD、DVD、MD、テー
プなどに記録する固定的なものや、キャッシュメモリや
RAMなどに記録する一時的蓄積も含む。
【0071】「送信元識別子受付部2302」は、音声
データの送信元を識別する送信元識別子の入力を受け付
ける。送信元とは、例えば、運送会社の荷物配達員が所
持している携帯電話のようなものや、PDA、ノートパ
ソコンのようなものも含む。識別は例えば、携帯電話番
号や、インターネットアドレスなどである。もちろん文
字や数字からなる一般的な識別符号も含む。
【0072】「通信部2304」は、前記送信元識別子
受付部2302で受け付けた送信元識別子で識別される
送信元に発呼する。発呼するのであるから通信を開始す
るのがロッカーである。しかし、送信元の識別を確実に
できるのであれば、発呼を送信元からする構成も考えら
れる。これは、実施形態1から4に関してもいえること
である。この実施形態で発呼をロッカーからすることと
している理由は、ロッカーからすることで確実に送信元
識別子で識別される送信元と通信を行っていることを担
保できるからである。
【0073】「音声データ受付部2306」は、前記送
信元識別子で識別される送信元から音声データの入力を
通信を介して受け付ける。ロッカーのマイクを通じて受
け付けるものではない。送信元から送られてきた音声デ
ータであることを担保するためである。
【0074】「認証部2303」は前記音声データ受付
部2306で受け付けた音声データと前記音声データ格
納部2301で格納されている一以上の音声データから
認証を行う。「認証」とは、受け付けた音声データが予
め格納されているデータと一致するか、または、一定の
関係(たとえば類似)にあるかを判断するものである。
【0075】「動作部2305」は、前記認証部230
3における認証結果に基づいて動作を行う。動作の中に
は何ら動作を行わない場合も含む。
【0076】図24は、この実施形態の処理の流れを示
す図である。この図にあるように、まず送信元識別子の
入力を受け付けるなどした後に、送信元識別子で識別さ
れる送信元に対して発呼する(ステップS2401)。
上記ステップにて発呼した送信元識別子で識別される送
信元から音声データ(B)を取得する(ステップS24
02)。そして、予め蓄積されている音声データ(A)
と、入力を受け付けた音声データ(B)とを比較して認
証を行う(ステップS2403)。即ち、結果両データ
が一定の関係にあるか判断する。上記ステップでの認証
の結果に基づいてロッカーの開錠をし、また場合により
開扉の動作を行ったり、何ら動作を行わない(ステップ
S2404)。もちろんこの動作はロッカーの開錠など
に限定されるものでなく、例えば特定のメンバーしか入
室することができない室内に入るための自動ドアを開け
たり、特定の認証を必要とする機械、例えばミサイルの
発射装置に利用したりすることが可能となる。
【0077】なお、本実施形態5の説明はロッカーを例
示に用いて行ったが、この発明はロッカーに限定される
ものでなく、ロッカー以外の電子機器に利用できる。
【0078】<<実施形態6>>
【0079】次に実施形態6について説明する。実施形
態6は、実施形態5の機器が自動販売機である実施形態
である。即ち、実施形態5の機器は認証に基づいて動作
を行うが、この実施形態では、認証に基づいて自動販売
機から商品を購入することが可能となる。この実施形態
の処理の流れを示すのが図25である。基本的な処理の
流れは実施形態5と同様である。まず、送信元識別子の
入力を受け付けるなどした後に、送信元識別子で識別さ
れる送信元に対して発呼する(ステップS2501)。
上記ステップにて発呼した送信元識別子で識別される送
信元から音声データ(B)を取得する(ステップS25
02)。次に予め蓄積されている音声データ(A)を取
得する(ステップS2503)。そして、予め蓄積され
ている音声データ(A)と、入力を受け付けた音声デー
タ(B)とを比較して認証を行う。即ち、両データが一
定の関係にあるか判断する(ステップS2504)。上
記ステップでの認証の結果に基づいて自動販売機はジュ
ースを販売したり、お金の両替をしたり、切符や入場券
を発行したりする。すなわち、送信元に対して製品の販
売をする(ステップS2505)。なお、課金は、携帯
電話の通話料の決済を利用して通話料と一括して決済す
ると便利である。
【0080】<<実施形態7>>
【0081】前述のように、実施形態5の機器は一般的
に認証を必要とする機器に利用される。もちろん、実施
形態5で説明したようにロッカーに対してこれを応用す
ることも可能である。
【0082】機器がロッカーである場合の処理の流れを
示すのが図26である。まず送信元識別子の入力を受け
付けるなどした後に、送信元識別子で識別される送信元
に対して発呼する(ステップS2601)。上記ステッ
プにて発呼した送信元識別子で識別される送信元から音
声データ(B)を取得する(ステップS2602)。次
に予め蓄積されている音声データ(A)を取得する(ス
テップS2603)。そして、予め蓄積されている音声
データ(A)と、入力を受け付けた音声データ(B)と
を比較して認証を行う。即ち、結果両データが一定の関
係にあるか判断する(ステップS2604)。上記ステ
ップでの認証の結果に基づいてロッカーの開錠をし、ま
た場合によりロッカーの扉を開ける動作を行ったり(ス
テップS2605)、何ら動作を行わない(ステップS
2606)。
【0083】<<実施形態8>>
【0084】次に実施形態8について説明する。
【0085】実施形態8は、物品を格納するロッカーで
あって、ロッカー内部の映像を取得する映像取得部と、
前記映像取得部で取得した映像を蓄積する蓄積部を具備
するロッカーである。
【0086】図27は、実施形態8の概念を示す図であ
る。この図にあるように例えば、ロッカーの中に生花が
宅配業者によって配達されるとすると、その生花の映像
がロッカーの内部に配置されているカメラによって取得
され、映像蓄積部であるビデオなどの映像記録装置に記
録される。カメラとしては、デジタルカメラのようなも
のや、デジタルビデオのようなものが考えられる。ま
た、映像記録装置としては、ビデオ、DVDシステムな
どが考えられる。この映像蓄積部はもちろんその蓄積さ
れた映像を視聴することが可能となっている。従って、
自宅の宅配ロッカーなどに配達されている配達物を映像
蓄積部に蓄積されている映像によって確認することが可
能となる。なお、宅配ロッカーの内部は、映像を鮮明に
するために照明されているとよい。この照明は省電力の
ためにカメラによって映像を取得する際にのみ照明がさ
れる仕組みとするとなお良い。
【0087】図28は、実施形態8の機能ブロック図の
一例を示す図である。この図にあるように、このロッカ
ー2800は、映像取得部2801と、映像蓄積部28
02とからなる。映像取得部2801は、このロッカー
2800の物品格納場所の映像を取得し、映像蓄積部2
802に渡す。映像蓄積部2802は映像取得部280
1から受け取った映像を蓄積し、要求に応じてその映像
を外部にわたし、視聴可能とする。
【0088】図29は、この実施形態の処理の流れを示
す図である。同図(a)はまず、ロッカー内部の映像を
取得し(ステップS2901)、ついで、上記ステップ
にて取得した映像を蓄積する(ステップS2902)。
同図(b)は、ロッカー内に新しい荷物が入れられたこ
とに応じて映像を取得するものの処理の流れである。ま
ず、ロッカー内に新しい荷物があるか判断する(ステッ
プS2903)。新しい荷物があると判断されると上記
と同様に、ロッカー内部の映像を取得し(ステップS2
904)、ついで、上記ステップにて取得した映像を蓄
積する(ステップS2905)。新しい荷物が入れられ
たかどうかは、認証が行われたかどうかによって判断し
てもよいし、ロッカーの内部に荷物を入れる動作が検知
されたことに応じて行ってもよい。
【0089】<<実施形態9>>
【0090】次に実施形態9について説明する。実施形
態9は物品を格納するロッカーであって、
【0091】ロッカー内部の映像を取得する映像取得部
と、前記映像取得部で取得した映像を送信する送信部を
具備するロッカーである。
【0092】図30は、この実施形態の概念を示す概念
図である。この概念図にあるように例えば、マンション
などの集合住宅の集合宅配ロッカーなどに宅配業者が宅
配物を届けたとする。このような構成を採用するマンシ
ョンはある。例えば、マンションに部外者を入れないた
めにロック機構を採用しているマンションなどでは、で
きるだけ部外者のマンション敷地内への立ち入りを排除
するために荷物や郵便物を受けるロッカーやポストなど
がマンションの誰でも立ち入れる場所に設置されてい
て、わざわざマンションの住人にロックを解除してもら
わなくとも配達ができる。
【0093】この場合には、マンションの住人はどのよ
うなものが配達されたのかわざわざ集合ロッカーなどに
出向かないで確認したい。この実施形態では、ロッカー
に映像取得部を有するとともに、送信部を有しており、
ロッカー内部の映像を例えば各自宅のモニタで確認でき
る。
【0094】図31は、この実施形態の機能ブロック図
の一例である。この図にあるように、このロッカー31
00は、物品格納場所から映像を取得する映像取得部3
101と、その映像取得部3101で取得した映像を各
マンションの個室のモニタなどに送信するための映像送
信部3102とからなる。映像送信部は具体的にはモデ
ムなどであり、場合によりルーターなどを含む概念であ
る。
【0095】基本的な処理の流れは、図29と同様であ
る。異なる点は同図中、「蓄積」の文言を「送信」とす
る点である。同図(a)のようにまず、ロッカー内部の
映像を取得し、ついで、上記ステップにて取得した映像
を送信する。同図(b)は、ロッカー内に新しい荷物が
入れられたことに応じて映像を取得するものの処理の流
れである。まず、ロッカー内に新しい荷物があるか判断
する。新しい荷物があると判断されると上記と同様に、
ロッカー内部の映像を取得し、ついで、上記ステップに
て取得した映像を送信する。新しい荷物が入れられたか
どうかは、認証が行われたかどうかによって判断しても
よいし、ロッカーの内部に荷物を入れる動作が検知され
たことに応じて行ってもよい。また、新たなバーコード
の情報が検知された場合に新しい荷物があると判断して
も良い。また送信先は各自宅に配置されているモニタな
どであり、場合によりテレビに映し出されてもよい。ま
た映像の送信があること、またはあったことを知らせる
アラームなどを各モニタで流すようにしてもよい。ま
た、映像がバーコードなどのコード情報である場合に
は、各自宅に配置されている住宅情報盤などにその映像
情報(バーコードなどのコード情報)を送信して該当す
る荷物の内容を示す情報に変換して表示しても良い。ま
た、その映像情報(バーコードなどのコード情報)をロ
ッカーの情報管理などをしているセンターの計算機に送
信して、センターの計算機にて解釈を行い、その結果を
各家庭に配置されている住宅情報盤などに送信しても良
い。
【0096】<<実施形態10>>
【0097】次に実施形態10について説明する。実施
形態10は、ロッカー内部に配達された荷物のバーコー
ドを読み取り、情報に変換して送信するロッカーであ
る。
【0098】図32は、実施形態10の概念を示す図で
ある。実施形態9では、ロッカーの映像取得部が取得し
た映像はそのまま各マンションの個室のモニタなどに送
信された。しかし、本実施形態では、荷物に伏されてい
るバーコードをロッカーの映像取得装置が読み取り、そ
の読み取った内容を情報に変換してモニタに送信するの
である。例えば、荷物を格納する物品格納場所に生花が
その生花を示すバーコードを付した状態で配達され格納
されたとする。そうすると、このロッカーの映像取得部
がそのバーコードの映像を取得し、そのバーコードに対
応して予め定められている情報に情報変換部で情報を変
換し、送信部から送信する。すると自宅のモニタには
「生花が配達されました」と表示されるので、住人はそ
の生花を枯らさないようにすぐにロッカーに生花を取り
にいって、自宅で花瓶に入れるであろう。この場合には
配達されたものが生花なのか、造花なのか単に映像を見
るだけでは区別できないが、バーコードから変換された
情報に基づいて生花であるとの情報が得られるので便利
である。もちろん、配達される荷物は大部分が箱や袋に
入れられて包装の外部からは内部の荷物を窺い知ること
が難しいので、この実施形態は有効である。
【0099】図33は、この実施形態の機能ブロック図
の一例を示す。この図にあるように、この実施形態のロ
ッカー3300は、物品格納場所からバーコードなどの
映像を取得する映像取得部3301と、取得したバーコ
ードの映像を、例えば荷物の内容を示す情報などの表示
情報に変換する情報変換部3303と、情報変換部33
03にて変換された表示情報を例えばマンションの個室
のモニタなどに送信する送信部3302とを有する。
【0100】ここで、映像取得部3301が取得する映
像はバーコードに限定されるものでなく、バーコードに
類似のコード、例えば二次元的な情報を有するカラムコ
ード、なども含む。これらのコード情報は、コードと、
その内容とを関連付けて予めロッカーの情報変換部33
03に蓄積されている。従って、バーコードなどの映像
情報を表示情報に変換することが可能となる。なお、こ
こで映像取得部3301に変えて、物品格納場所の荷物
に付された非接触ICタグからの情報を読み取る非接触
ICタグ情報読取装置を配置し、荷物に非接触ICタグ
を利用することも考えられる。そうするとタグからの情
報は電磁波によって選られるので荷物の配置に依存せず
に情報を取得できるというメリットもある。
【0101】図34は、実施形態10の処理の流れの一
例を示す図である。この図にあるように、ロッカー内部
に格納された物品の映像を取得し(ステップS340
1)、ついで、上記ステップにて取得したバーコード情
報を表示情報に変換する(ステップS3402)。そし
て、変換された表示情報を送信する(ステップS340
3)。
【0102】<<実施形態11>>
【0103】次に実施形態11について説明する。
【0104】実施形態11は、ロッカーが物品格納場所
から取得した映像に基づいてロッカーの温度調節をおこ
なうものである。例えば、冷蔵などへの切り替えであ
る。
【0105】図35は、この実施形態の機能ブロックの
一例を示す図である。この図にあるように、この実施形
態のロッカー3500は、物品格納場所からの映像を取
得する映像取得部3501と、その映像を送信する映像
送信部3502の他に、映像から荷物の内容を判断する
判断部3503、判断された荷物に最適な温度をテーブ
ルとして保持している最適温度蓄積部3505、さらに
判断の結果最適温度にロッカーを調整するロッカー内温
度調整部3504からなる。なお、上記映像取得部35
01で取得した映像に基づいて、これを表示情報に変換
する情報変換部を有し、この情報変換部で変換された表
示情報を送信する送信部を有していてもよい。なお、映
像送信部は必須でない。
【0106】この実施形態の特徴点は、荷物に応じた温
度の調節機能をロッカーが有している点である。例え
ば、映像取得部から取得した映像に基づいてこの荷物が
「花」であると判断されたとする。そうすると、判断部
はさらに「花」に対する最適温度が最適温度蓄積部から
得る。最適温度蓄積部においては荷物に応じて最適温度
を関連付けたテーブルを有しており、そのテーブルに基
づいて最適温度が選択される。例えば、「花」に対して
「22℃」が最適温度であると判断部にて判断される
と、その判断結果をロッカー内温度調整部に渡す。ロッ
カー内温度調整部は、ロッカー内部の温度「22℃」に
維持するように温度調整を行う。
【0107】図36は、この実施形態の処理の流れを示
すものである。この図にあるように、まずロッカーに格
納された物品の映像を取得する(ステップS360
1)。さらに、上記ステップにて取得された映像に関連
付けられた保管温度を取得する(ステップS360
2)。さらに、上記ステップにて取得した保管温度にロ
ッカー内の温度を維持する(ステップS3603)。
【0108】こうすれば、たとえ留守が続く場合でも
「なまもの」などをロッカーに入れたままにしていても
腐ることが少なくなる。
【0109】<<実施形態12>>
【0110】実施形態12は、温度調整機能がバーコー
ドなどに基づいて選られる変換情報に基づいて行われる
ものである。既に、実施形態11の説明において触れた
が、荷物の内容は必ずしも包装の外観から把握できると
は限らないのでバーコードなどから内容の情報を取得
し、その情報をロッカーの温度調節の情報として利用す
るというものである。
【0111】図37は、この実施形態のロッカーの機能
ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、
このロッカー3700は、物品格納場所からのバーコー
ドなどの映像を取得する映像取得部3701と、映像取
得部3701で取得したバーコードなどの映像を表示情
報に変換する情報変換部3703、さらに変換した表示
情報を送信する送信部3702の他に、表示情報から荷
物の内容を判断する判断部3705、判断された荷物に
最適な温度をテーブルとして保持している最適温度蓄積
部3706、さらに判断の結果最適温度にロッカーを調
整するロッカー内温度調整部3704からなる。なお、
送信部は必須でない。
【0112】ここでバーコードなどの情報には前述のよ
うに各種の形態のものがある。この図37での処理の様
子を説明する。まず物品格納場所に生花が配達されたと
すると、そのバーコードの映像が映像取得部によって取
得される。そして、そのバーコードの映像を情報に変換
する。例えば、「010100」という具合である。ま
たさらに、「010100」をそのバーコード情報に対
応する「生花」という情報に変換する。そして、生花と
いう表示情報が判断部に渡され、判断部ではその「生
花」という表示情報と関連付けられた「22℃」とう調
節目標となる温度を取得する。22℃という調節目標と
なる温度情報はロッカー内温度調整部に渡されロッカー
内部の温度が22℃に維持されるようにコントロールさ
れる。なお、22℃に調節すべき荷物が入った状態で、
例えば生魚などの0℃近くに調節すべき荷物が入る場合
には、その荷物を入れることを中止させる信号をロッカ
ーが発したり、別のロッカーを利用するように指示を出
すことが考えられる。
【0113】図38は、この実施形態のロッカー380
0の他の機能ブロックを示す図である。この図では、バ
ーコードの映像を生花に変換しないで「010100」
のまま取り扱っている。表示情報として、この「010
100」を利用して最適温度蓄積部3805から最適温
度を取得し、温度調節するようにしている。基本的な構
成は図37と同じである。即ち、この物品格納場所から
のバーコードなどの映像を取得する映像取得部3801
と、映像取得部3801で取得したバーコードなどの映
像を表示情報に変換する情報変換部、さらに変換した表
示情報を送信する送信部3802の他に、表示情報から
荷物の内容を判断する判断部3803、判断された荷物
に最適な温度をテーブルとして保持している最適温度蓄
積部3805、さらに判断の結果最適温度にロッカーを
調整するロッカー内温度調整部3804からなる。従っ
て、この実施形態においては、表示情報が「生花」であ
るか「010100」のような数値情報であるかは問わ
ない。なお、送信部は必須でない。
【0114】図39に示すのは、この実施形態の処理の
流れを示す図である。この図にあるように、まずロッカ
ーに格納された物品の映像であるバーコード映像を取得
する(ステップS3901)。ついで、前記ステップに
て取得したバーコード情報を表示情報に変換する(ステ
ップS3902)。そして、表示情報に基づいてロッカ
ー内の温度調整を行う(ステップS3903)。
【0115】なお温度調整とは、温度調整機能をONと
したりOFFとすることも含む。
【0116】<<実施形態13>>
【0117】次に、実施形態13について説明する。ロ
ッカーからの荷物の映像情報などを住宅に設置されてい
る情報処理装置に含まれるモニタなどに送信する。ここ
で住人が外出中で住宅に誰もいない場合にはさらにその
情報を住人の所持している携帯電話に送信するというも
のである。住人が外出中で住宅に誰もいない状態、すな
わち留守の状態であるか、は家庭内の家電の利用状況を
取得して、利用が一定時間まったくない場合に留守であ
ると判断しても良いし、玄関のドアが外部から施錠され
た場合に留守であると判断しても良い。また、家庭情報
盤に情報確認ボタンを設置して、その情報確認ボタンが
一定時間押されない場合に留守であると判断しても良
い。なお、情報を送信する携帯電話は必ずしもひとつで
ある必要はなく、複数の携帯電話に送信することもでき
る。
【0118】図40は、この実施形態の概念を示す図で
ある。この図にあるように、まず、宅配業者が生花であ
るばらを宅配ロッカーに届けたとする。そうすると、そ
の「ばら」の映像が自宅内に設置された情報処理装置例
えば、住宅情報盤のようなものに送られる。しかし、住
宅が留守の場合にはその住宅情報盤からロッカーに配達
された「ばら」の情報を取得することができない。住宅
情報盤には、自動的に乃至は設定により住人が外出する
ことを入力する部分があり、住宅情報盤が住人が外出中
であると判断した場合にはその住人の予め住宅情報盤に
登録されている携帯電話番号に対して発呼し、その映像
情報を送信する。そうすると外出中であってもその住人
は自宅に配達された荷物の映像を見ることができる。
【0119】図41は、この実施形態の機能ブロック図
の一例である。この図にあるようにこの実施形態の情報
処理装置4100は、いわゆる住宅情報盤などと呼ばれ
るものである。情報受信部4101と、転送先識別子格
納部4102と、転送指示情報格納部4104と、転送
判断部4105と、情報送信部4103とを具備する。
【0120】この情報処理装置4100は、実施形態9
から実施形態12いずれか記載のロッカーから送信され
た情報を転送する情報処理装置である。情報受信部41
01は、前記ロッカーから送信された情報を受信する。
「転送先識別子格納部4102」は、情報転送先を示す
転送先識別子を格納する。この転送先識別子は複数格納
されていても良い。例えば住人の携帯電話番号や、カー
ナビゲーションの通信アドレスなどである。「転送指示
情報格納部4104」は、情報を転送するか否かを示す
情報である転送指示情報を格納する。転送指示情報は例
えば、その住宅の住人が外出する際に押す外出ボタンに
よって転送することを決定するとの指示が格納されてい
る。また、住宅内の動体感知センサーが昼間の時間帯に
動体を感知しないことで自動的に転送をすることの指示
が格納されている。「転送判断部4105」は、前記転
送指示情報格納部4104に格納されている転送先指示
情報に基づいて情報を転送するかを判断する。例えば、
動体感知センサーから一定時間動体反応が得られない場
合には前記転送指示情報格納部4104に格納されてい
る指示に基づいて転送をするとの判断がなされる。
【0121】「情報送信部4103」は、前記転送判断
部4105での判断が転送するとの判断である場合に、
前記転送先識別子格納部4102に格納されている転送
先識別子で識別される転送先に前記情報受信部4101
で受信した情報を送信する。例えば荷物の映像であった
り、前述の表示情報であったりする。
【0122】図42は、この実施形態により情報が転送
された場合に転送先でどのように表示されるかの一例を
示すものである。例えば、同図(a)のように携帯電話
が転送先である場合には「MAIL」と表示されてまず
宅配物が届いたメールを着信したことを知らせる。そし
て、同図(b)のように、さらに詳細な情報が表示され
る。例えば、「宅配ボックスに荷物が届いています。内
容:冷凍マグロ1匹、送り主:松下太郎、宛先:田中小
太郎 宅配ボックス内にて冷蔵保管してあります。問合
わせ先:パナ運輸 03−****−4235」といっ
た具合である。
【0123】そうすると例えば、今日の夕食の材料を買
おうとしていたが、冷凍マグロを利用することに変更し
たり、送り主に対して贈り物のお礼をいち早く述べたり
することが可能となる。
【0124】図43は、このシステムをロッカー430
0、情報処理装置4303、携帯電話などとともに図示
したものである。情報処理装置4303に送信される情
報はロッカー4300の送信部4302から送信され
る。この映像などは、ロッカーの物品格納場所から映像
取得部4301が取得した映像である。情報処理装置4
303においては、情報受信部4304にてその情報を
受信し、転送先識別子格納部4305にて格納されてい
る転送先識別子で識別される転送先に転送される。この
転送は、転送指示情報格納部4307に格納されている
転送指示情報に基づいて転送判断部4308により判断
されて情報送信部4306により実行される。転送され
る情報は例えば携帯端末にて受信され、そのディスプレ
イ、例えば携帯電話の液晶画面に映し出される。
【0125】図44は、この実施形態の処理の流れの一
例を説明するための図である。まず、この図にあるよう
に、ロッカーから情報を受信するまで待機する(ステッ
プS4401)。そして、ロッカーから情報を受信する
と転送指示情報を取得する(ステップS4402)。転
送指示情報に基づいて転送すべきか判断し(ステップS
4403)、判断の結果、転送すべきであると判断され
た場合には転送先識別子を取得し(ステップS440
4)、上記ステップにて取得した転送先識別子にて識別
される転送先に対して情報を転送する(ステップS44
05)。
【0126】
【発明の効果】本発明は、各実施態様に応じて以下のよ
うな効果を持つ。ロッカーなどを少数の人間でなく特定
の権原を有する複数の者に共用させたい場合に、鍵を複
数用意したり、暗証番号を複数の者が共有することなく
安全にロッカーの共用が可能となる。
【0127】また、ロッカーに配達された荷物の内容を
自宅の住宅情報盤に表示したり、外出先に転送して確認
することができる。また配達された荷物の内容に応じて
最適な温度調節をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の概念を示す概念図
【図2】実施形態1の概念を示す概念図
【図3】実施形態1の概念を示す概念図
【図4】実施形態1の音声データの処理の概念を示す概
念図
【図5】実施形態1の機能ブロックの一例を示す概念図
【図6】実施形態1の概念を示す概念図
【図7】実施形態1の概念を示す概念図
【図8】実施形態1の音声データ格納の概念を示す概念
【図9】実施形態1の音声データ処理の概念を示す概念
【図10】実施形態1の処理の流れを示す図
【図11】実施形態1の音声データ処理の概念を示す概
念図
【図12】実施形態1の音声データ処理の概念を示す概
念図
【図13】実施形態2の機能ブロックの一例を示す図
【図14】実施形態2の処理の流れを示す図
【図15】実施形態3の概念を示す図
【図16】実施形態3の機能ブロックの一例を示す図
【図17】実施形態4の機能ブロックの一例を示す図
【図18】実施形態4の音声データ処理の概念を説明す
るための概念図
【図19】実施形態4の音声データ処理の概念を説明す
るための概念図
【図20】実施形態4の音声データ処理の概念を示す概
念図
【図21】実施形態4の処理の流れを示す図
【図22】実施形態5の音声データ処理の概念を示す概
念図
【図23】実施形態5の機能ブロックの一例を示す図
【図24】実施形態5の処理の流れを示す図
【図25】実施形態6の処理の流れを示す図
【図26】実施形態7の処理の流れを示す図
【図27】実施形態8の概念を示す図
【図28】実施形態8の機能ブロックの一例を示す図
【図29】実施形態8の処理の流れを示す図
【図30】実施形態9の概念を示す図
【図31】実施形態9の機能ブロックの一例を示す図
【図32】実施形態10の概念を示す図
【図33】実施形態10の機能ブロックの一例を示す図
【図34】実施形態10の処理の流れを示す図
【図35】実施形態11の機能ブロックの一例を示す図
【図36】実施形態11の処理の流れを示す図
【図37】実施形態12の機能ブロックの一例を示す図
【図38】実施形態12の機能ブロックの一例を示す図
【図39】実施形態12の処理の流れを示す図
【図40】実施形態13の概念を示す図
【図41】実施形態13の機能ブロックの一例を示す図
【図42】実施形態13の情報処理装置からの送信結果
を示す図
【図43】実施形態13のシステムの機能ブロックの一
例を示す図
【図44】実施形態13の処理の流れを示す図
【符号の説明】
0500 ロッカー 0501 送信元識別子受付部 0502 音声データ格納部 0503 通信部 0504 音声データ取得部 0505 音声データ受付部 0506 認証部 0507 動作部
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA17 AA18 BB05 BB08 BB59 BB65 CC12 DD01 DD06 EE03 EE04 FF06 FF13 FF25 FF27 FF34 FF39 GG06 GG15 3K100 CA45 CA48 CC05 CD03 5B058 CA15 CA17 CA40 KA01 KA06 KA13 KA33 YA18 YA20

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信元識別子の入力を受け付ける送信元識
    別子受付部と、送信する音声データを格納する音声デー
    タ格納部と、前記音声データ格納部に格納されている音
    声データを取得する音声データ取得部と、前記送信元識
    別子受付部で受け付けた送信元識別子で識別される送信
    元に発呼し、前記音声データ取得部で取得した音声デー
    タを送信する通信部と、前記送信元識別子で識別される
    送信元から音声データの入力を受け付ける音声データ受
    付部と、前記音声データ受付部で受け付けた音声データ
    と前記音声データ格納部に格納されている音声データと
    を比較し、両データが一定の関係にあるか否かを判断す
    る認証部と、前記認証部の判断結果に基づいて動作を行
    う動作部とを具備するロッカー。
  2. 【請求項2】 前記認証部での認証結果が一定の関係に
    あるとの判断結果である場合に、前記動作部がロッカー
    の扉を開く動作を行うことを特徴とする請求項1記載の
    ロッカー。
  3. 【請求項3】 音声データを外部から取得して前記音声
    データ格納部に蓄積する音声データ蓄積部をさらに具備
    する請求項1または請求項2いずれか記載のロッカー。
  4. 【請求項4】 前記音声データ格納部で格納されている
    音声データを一定の方法に基づいて暗号化する暗号化部
    をさらに具備し、前記通信部は前記暗号化部で暗号化さ
    れた音声データを前記送信元に送信し、前記認証部は前
    記音声データ受付部で受け付けた暗号化された音声デー
    タと前記暗号化部に格納されている暗号化された音声デ
    ータとを比較し、両データが一定の関係にあるか否かを
    判断することを特徴とする請求項1から請求項3いずれ
    か記載のロッカー。
  5. 【請求項5】音声データを一以上格納する音声データ格
    納部と、音声データの送信元を識別する送信元識別子の
    入力を受け付ける送信元識別子受付部と、前記送信元識
    別子受付部で受け付けた送信元識別子で識別される送信
    元に発呼する通信部と、前記送信元識別子で識別される
    送信元から音声データの入力を受け付ける音声データ受
    付部と、前記音声データ受付部で受け付けた音声データ
    と前記音声データ格納部で格納されている一以上の音声
    データから認証を行う認証部と、前記認証部における認
    証結果に基づいて動作を行う動作部とを具備する機器。
  6. 【請求項6】 前記機器が自動販売機であることを特徴
    とする請求項5記載の機器。
  7. 【請求項7】 前記機器がロッカーであり、前記認証部
    の認証結果により扉が開いたり、開かなかったりするこ
    とを特徴とする請求項5記載の機器。
  8. 【請求項8】 物品を格納するロッカーであって、ロッ
    カー内部の映像を取得する映像取得部と、前記映像取得
    部で取得した映像を蓄積する映像蓄積部とを具備するロ
    ッカー。
  9. 【請求項9】 物品を格納するロッカーであって、ロッ
    カー内部の映像を取得する映像取得部と、前記映像取得
    部で取得した映像を送信する送信部を具備するロッカ
    ー。
  10. 【請求項10】 前記映像取得部が取得する映像が物品
    に添付されたコード情報であり、前記映像取得部が取得
    したコード情報を表示する情報である表示情報に変換す
    る情報変換部をさらに具備し、前記送信部は前記情報変
    換部が変換した表示情報を送信することを特徴とする請
    求項9記載のロッカー。
  11. 【請求項11】 温度調整機能を有し、前記映像取得部
    で取得した映像に基づいて、ロッカー内の温度調整を行
    うことを特徴とする請求項8記または請求項9いずれか
    記載のロッカー。
  12. 【請求項12】 温度調整機能を有し、前記情報変換部
    で変換した表示情報に基づいて、ロッカー内の温度調整
    を行うことを特徴とする請求項10記載のロッカー。
  13. 【請求項13】請求項9から請求項12いずれか記載の
    ロッカーから送信された情報を転送する情報処理装置で
    あって、情報を受信する情報受信部と、情報転送先を示
    す転送先識別子を格納している転送先識別子格納部と、
    情報を転送するか否かを示す情報である転送指示情報を
    格納している転送指示情報格納部と、前記転送指示情報
    格納部に格納されている転送先指示情報に基づいて情報
    を転送するかを判断する転送判断部と、前記転送判断部
    での判断が転送するとの判断である場合に、前記転送先
    識別子格納部に格納されている転送先識別子で識別され
    る転送先に前記情報受信部で受信した情報を送信する情
    報送信部とを具備する情報処理装置。
  14. 【請求項14】 送信元識別子の入力を受け付ける送信
    元識別子受付ステップと、送信元識別子で識別される送
    信元に対して音声データを送信する音声データ送信ステ
    ップと、送信元識別子で識別される送信元から音声デー
    タの入力を受け付ける音声データ受付ステップと、前記
    ステップで送信した音声データと入力を受け付けた音声
    データを比較した結果両データが一定の関係にあるか判
    断する判断ステップと、判断の結果一定の関係にある場
    合にはロッカーの開錠をする開錠ステップと、からなる
    ロッカー制御方法。
  15. 【請求項15】 前記映像は、物品に添付されたコード
    情報である請求項8または9に記載のロッカー。
  16. 【請求項16】 物品を格納するロッカーであって、ロ
    ッカー内部の情報を取得する情報取得部と、前記情報取
    得部で取得した情報を蓄積する情報蓄積部とを具備する
    ロッカー。
  17. 【請求項17】 前記情報は、ロッカーに入れられた荷
    物に付された非接触ICタグに基づいて得られる荷物に
    関するコード情報である請求項16に記載のロッカー。
  18. 【請求項18】 非接触ICタグを付した荷物。
  19. 【請求項19】 請求項17記載のロッカーに配達され
    るための非接触ICタグを付した荷物。
  20. 【請求項20】 ロッカーに入れるべき一の荷物のため
    の温度と、他の荷物のための温度とが異なる温度である
    場合に警告を発するための警告部をさらに有する請求項
    11に記載のロッカー。
  21. 【請求項21】 ロッカーに入れるべき一の荷物のため
    の温度と、他の荷物のための温度とが異なる温度である
    場合に警告を発するための警告部をさらに有する請求項
    10に記載のロッカー。
  22. 【請求項22】 前記情報に基づいてロッカー内の温度
    調整を行うことを特徴とする請求項16または、17記
    載のロッカー。
  23. 【請求項23】 ロッカーに入れるべき一の荷物のため
    の温度と、他の荷物のための温度とが異なる温度である
    場合に警告を発するための警告部をさらに有する請求項
    22に記載のロッカー。
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