JP2002230054A - 形状と物性を統合した実体データの記憶方法 - Google Patents

形状と物性を統合した実体データの記憶方法

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JP2002230054A JP2001025023A JP2001025023A JP2002230054A JP 2002230054 A JP2002230054 A JP 2002230054A JP 2001025023 A JP2001025023 A JP 2001025023A JP 2001025023 A JP2001025023 A JP 2001025023A JP 2002230054 A JP2002230054 A JP 2002230054A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状と物性を統合した実体データを小さい記
憶容量で記憶することができ、これにより、物体の形状
・構造・物性情報・履歴を一元的に管理し、設計から加
工、組立、試験、評価など一連の工程に関わるデータを
同じデータで管理することができ、CADとシミュレー
ションを一元化することできる実体データの記憶方法を
提供する。 【解決手段】 対象物1の境界データからなる外部デー
タ12を入力する外部データ入力ステップ(A)と、外
部データを八分木分割により境界平面が直交する立方体
のセル13に分割する八分木分割ステップ(B)と、各
セル毎に種々の物性値を記憶するセルデータ記憶ステッ
プ(C)とを備える。また八分木分割ステップ(B)に
おいて、分割された各セル13を対象物又は空間の内側
に位置する内部セル13aと境界面を含む境界セル13
bとに区分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状と物性を統合
した実体データを小さい記憶容量で記憶し、CADとシ
ミュレーションを一元化することできる実体データの記
憶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】先端的な研究開発・技術開発の現場で
は、その高度化・複雑化に伴い、膨大な試行錯誤が不可
欠となっており、開発途中でのリスクが高まっている。
科学技術立国を目指す我が国として、これらのリスクを
極力排し、開発過程の革新的な高度化・効率化を図るこ
とが極めて重要である。
【0003】現在、研究開発・技術開発の現場におい
て、CAD(Computer Aided Desi
gn)、CAM(Computer Aided Ma
nufacturing)、CAE(Computer
Aided Engineering)、CAT(C
omputer Aided Testing)など
が、それぞれ設計、加工、解析、試験のシミュレーショ
ン手段として用いられている。また、これらを発展させ
た、C−Simulation(Coorporati
ve Simulation)、A−CAM(Adva
nced CAM)、D−fabrication(D
eterministic fabrication)
なども、広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシミュ
レーション手段では、対象物を、CSG(Constr
uctive Solid Geometry)やB−
rep(Boundary Representati
on)でデータを記憶している。
【0005】しかし、CSGでは、対象物全体を微細な
ソリッドモデルの集合体として記憶するため、データが
重くシミュレーション手段(ソフトウェア等)を実装す
る場合、膨大なデータを扱うこととなり、大型コンピュ
ータを用いた場合でも解析に時間がかかる問題点があっ
た。
【0006】また、B−repでは、対象物を境界で表
現するため、データは軽く、データ量は小さくなるが、
境界面の内部は一様に扱うため、変形解析等には適さな
い問題点があった。
【0007】更に、これらの従来のデータ記憶手段で
は、熱・流体解析、固体の大変形解析、これらの連成解
析等でその都度、解析に適したメッシュ等に分割して、
有限要素法等を適用するため、その解析結果を表示等は
できるが、CADとシミュレーションを一元化すること
が困難であり、設計・解析・加工・組立・試験等の各工
程を同じデータで管理することができない問題点があっ
た。
【0008】言い換えれば、現状のSolid/Sur
face-CAD(略して、S−CAD)には、以下の
問題点があった。 (1)デ-タが渡らない、内部での変換操作に弱い(数
値誤差と処理手法の問題)。 (2)シミュレーションに直接使えない(内部情報をも
っていないのでメッシュを生成しなくてはいけない)。 (3)CAMによる加工の検討ができない(最終形状し
かもっていない)。
【0009】また加工においても以下の問題点があっ
た。 (1)加工プロセスの表現ができない(荒加工や工程設
計の支援が不十分)。 (2)レ-ザ-加工や超先端加工など新しい加工法に対応
できていない(切削しかない、数値精度が足りない)。 (3)加工法自体の選択ができない(複合体で内部に異
なる材料特性を有する)。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、形
状と物性を統合した実体データを小さい記憶容量で記憶
することができ、これにより、物体の形状・構造・物性
情報・履歴を一元的に管理し、設計から加工、組立、試
験、評価など一連の工程に関わるデータを同じデータで
管理することができ、CADとシミュレーションを一元
化することできる実体データの記憶方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、対象物
(1)の境界データからなる外部データ(12)を入力
する外部データ入力ステップ(A)と、前記外部データ
を八分木分割により境界平面が直交する立方体のセル
(13)に分割する八分木分割ステップ(B)と、各セ
ル毎に種々の物性値を記憶するセルデータ記憶ステップ
(C)とを備える、ことを特徴とする形状と物性を統合
した実体データの記憶方法が提供される。
【0012】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
八分木分割ステップ(B)において、分割された各セル
を対象物又は空間の内側に位置する内部セル(13a)
と、境界面を含む境界セル(13b)とに区分する。
【0013】また、前記境界セル(13b)は、外部デ
ータに含まれる境界面を構成する境界形状要素が再構成
できる十分な切断点が得られるまで、八分木分割により
再分割する。
【0014】更に、前記内部セル(13a)は、属性と
して1種の物性値を持ち、境界セル(13b)は、対象
物の内側と外側の2種の物性値をもつ。
【0015】また、前記物性値は、シミュレーションに
より変化しない定数値と、シミュレーションの結果で変
化する変数値とからなる。
【0016】また、前記外部データ(12)は、多面体
を表すポリゴンデータ、有限要素法用の四面体又は六面
体要素、3次元CAD又はCGツール用の曲面データ、
或いはその他の立体の表面を部分的な平面や曲面で構成
された情報で表現するデータである。
【0017】上述した本発明の方法によれば、対象物
(1)の外部データ(12)を八分木分割により境界平
面が直交する立方体のセル(13)に分割したセルの階
層として小さい記憶容量で外部データ(12)を記憶す
ることができる。また、各セルがその属性として種々の
物性値を記憶しているので、物体の形状・構造・物性情
報・履歴を一元的に管理し、設計から加工、組立、試
験、評価など一連の工程に関わるデータを同じデータで
管理することができ、CADとシミュレーションを一元
化することできる。すなわち本発明では、もの(対象
物)を形だけでなく物理的な属性も含めて記憶し表現で
きるので、その階層データをプラットフォームとして、
高度シミュレーション技術、人とものとのインターフェ
ース技術などを構築することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実体デー
タ記憶方法のフロー図である。この図に示すように、本
発明の方法は、外部データ入力ステップ(A)、八分木
分割ステップ(B)、及びセルデータ記憶ステップ
(C)からなる。外部データ入力ステップ(A)では、
外部データ取得ステップS1で取得した対象物1の境界
データからなる外部データ12を本発明の方法を記憶し
たコンピュータ等に入力する。八分木分割ステップ
(B)では、外部データ12を八分木分割により境界平
面が直交する立方体のセル13に分割する。セルデータ
記憶ステップ(C)では、各セル毎に種々の物性値を記
憶する。なお、以下本発明の方法によるデータを「V−
CADデータ」と呼び、このデータを用いた設計やシミ
ュレーションを「ボリュームCAD」又は「V−CA
D」と呼ぶ。
【0019】図1に示すように、本発明の方法を構成す
るステップS2では、必要に応じて八分木分割ステップ
(B)を繰り返し行う。また、V−CADデータ14を
用いて、例えば、設計・解析・加工・組立・試験等のシ
ミュレーションをステップS3で順次行い、これを出力
ステップS4(例えばCAM)に出力するのがよい。
【0020】外部から入力する外部データ12は、多面
体を表すポリゴンデータ、有限要素法に用いる四面体又
は六面体要素、3次元CAD又はCGツールに用いる曲
面データ、或いはその他の立体の表面を部分的な平面や
曲面で構成された情報で表現するデータである。外部デ
ータ12は、このようなデータ(S−CADデータと呼
ぶ)のほかに、(1)V−CAD独自のインターフェー
ス(V−interface)により人間の入力により
直接作成されたデータと、(2)測定機やセンサ、デジ
タイザなどの表面のデジタイズデータや、(3)CTス
キャンやMRI、および一般的にVolumeレンダリ
ングに用いられているボクセルデータなどの内部情報も
もつVolumeデータであってもよい。
【0021】図2は、本発明の方法におけるデータ構造
の説明図である。上述した八分木分割ステップ(B)で
は、修正された八分木(オクトリー、Octree)に
よる空間分割を行う。オクトリー表現、すなわち八分木
による空間分割とは、目的の立体(対象物)を含む、基
準となる立方体13を8分割し(A)、それぞれの領域
の中に立体が完全に含まれるか、含まれなくなるまで再
帰的に8分割処理を(B)(C)(D)のように繰り返
す。この八分木分割によりボクセル表現よりも大幅にデ
ータ量を減らすことができる。
【0022】八分木による空間分割により分割された一
つの空間領域をセル13とよぶ。セルは境界平面が直交
する立方体である。セルによる階層構造、分割数もしく
は分解能によって空間中に占める領域を表現する。これ
により空間全体の中で対象は大きさの異なるセルを積み
重ねたものとして表現される。すなわち、八分木分割ス
テップ(B)では、外部データ12から境界と内部の物
性を以下の実体データ14(V−CADデータ)に変換
する。境界データは、厳密に(たとえば、平面であれば
含まれる3点で厳密に再構成できる)、もしくは指定し
た許容差(位置、接線、法線、曲率およびそれらの隣接
部分との接続性に対して指定された閾値)内に平面又は
2次曲面などを用いて近似する。
【0023】図3は、補間曲面の例である。補間曲面の
特別な場合がMarching Cube法によってえられた平面で
ある。本発明では、必ず稜線上の切断点で表現できるま
で、法線や主曲率および連続性を満たすまで再分割す
る。また、2次曲面までを厳密表現、自由曲面は平面も
しくは2次曲面によるセル内曲面で近似、これにより幾
何固有量のみを保存する。
【0024】図4は、本発明による分割方法を二次元で
示す模式図である。本発明では、上述した八分木分割ス
テップ(B)において、分割された各セル13を対象物
又は空間の内側に位置する内部セル13aと、境界面を
含む境界セル13bとに区分する。すなわち本発明では
境界セルを13b表現するために修正された八分木を使
い、完全に内部に含まれるものはその最大の大きさをも
つ内部セル13a(立方体)により構成され、外部デー
タ12からの境界情報を含むセルは境界セル13bとし
て構成している。各境界セル13bは3次元では12
本、2次元では4本の稜線上の切断点15(図中に白丸
で示す)により厳密に、もしくは近似的に置き換えられ
る。
【0025】外部データ12に含まれる境界を構成する
境界形状要素(平面、2次曲面などの解析曲面にたいし
ては厳密に、その他の自由曲面や離散点群で表現される
境界形状要素については近似的に)が再構成できる十分
な切断点15が得られるまで、境界セル13bは八分木
分割される。例えば一つの線分ならばその上にある2点
がセルの稜線上の切断点15となるまで、平面であれば
3点が切断点となるまで、2次曲線であれば3点が、2
次曲面であれば4点、以下多項式曲面、有理式曲面のそ
れぞれに対し、外部データの表現式が既知の場合は必要
十分の点とセルの稜線がその定義されている範囲の間で
見つかるまで空間を階層的に八分割してゆく。すなわ
ち、再分割する箇所は、境界(表面)部分で指定分解能
を満たすまで、或いは各セルが持つ解析結果の値(応
力、ひずみ、圧力、流速など)の変化率が指定閾値を超
えなくなるまで行う。
【0026】また、複数の境界形状要素を含む境界セル
13bの角点16(図中に黒丸で示す)についてはその
内部の境界を、隣接する境界セル(再構成に十分な切断
点を有し、完全に境界要素が横断するまで分割されてい
る)が保有する切断点15で表現される境界の交線とし
て間接的に表現できるので必要以上に分割しない。
【0027】従って、V−CADデータ14は、セル内
部に蓄えられる形状に関する情報として、セルの位置を
表す指標、階層における詳細度をあらわす分割数または
分解能、隣接セルを表すポインタ、切断点の数と座標値
など、および用途に応じて、法線や曲率等となる。ま
た、V−CADとしては最下層ではEuler的に節点
情報や結果の値を保持する。再分割の際の最小分解能が
なるべく大きくなるように、境界の位置、法線、接線の
連続性および曲率のそれぞれ連続性に関する閾値(許容
差)の決め方を定義する。
【0028】図5は、本発明の各セルの属性を示す模式
図である。上述した内部セル13aは、属性として1種
の物性値を持ち、境界セル13bは、対象物の内側と外
側の2種の物性値をもつ。すなわち各セルは、内部セル
13a、境界セル13bに区分されるが、さらにそれぞ
れに関して空間セル(流体用、Euler)と移動変形
セル(固体用、Lagrange)の2種類がある。V
−CADでは境界セル13bだけ属性値を2重に持つ。
【0029】初期状態としては全ての空間(世界)内に
固定された空間流体セル(Eulerメッシュ)だが、
固体に対してはC−Simulationの各シミュレ
ーション内で自由に移動変形する移動変形セル(Lag
rangeメッシュ)となる。ひとつのシミュレーショ
ンの結果をV−CAD内に呼び戻して、静止世界に取り
込む。その際に境界情報は分解能などを再設定できるよ
うにする。変形後の対象セルを再分割/間引きするため
に、座標系に依存しない対象セルのために直交パラメー
タ空間から変形した六面体への双方向マッピングを用意
し、階層の上下移動はパラメータ空間(直交8分木空
間)でおこない、再マップする。また読み込み時に空間
セルへの対応付け(空間におけるindexing)を
する必要がある。従ってEulerのなかにLagra
ngeがある2重構造となる。
【0030】また、各セルの物性値には大きく分けて最
初に与えて値の変わらない定数値と、シミュレーション
の結果で値の変わる変数値の2種類がある。
【0031】定数値の例としては、材料特性(弾性係数
(ヤング率、降伏値)、N値(塑性変形の際の伸びの次
数)、引っ張り強度、ポアソン比(剪断硬さ)、温度、
加工速度)、摩擦特性(潤滑材の特性として、粘度、せ
ん断摩擦係数、クーロン摩擦)、加工(境界)条件(工
具の移動ベクトル、冷却速さ)が挙げられる。
【0032】変数値の例としては、セルごとに応力(対
称テンソル量(6変数))とひずみ(対称テンソル(6
変数))など、および流速や圧力、温度などがある。シ
ミュレーションの過程で隣接する内部セル間で予め指定
していた許容値を超えた変数値の差が生じたときには、
その差が許容値以内に納まるまで上述した八分木に従っ
た再分割を自動で行なう。
【0033】(分解能の自動決定方法)分解能の自動決
定については、既に述べた形状からの制約や物性値の隣
接セル間の格差による方法のほかに、メモリや計算時間
から決まる制約、および予め指定した絶対精度(たとえ
ばセルの幅が1μmになったら分割を止める)による制
約があり、これら全ての制約の一つでも満たされたら空
間の八分割をやめる。これにより必要最小限の分解能
(詳細度)をもつ表現となり、実装をより現実的なもの
とすることができる。
【0034】(V−CADデータの活用方法)図6は、
本発明によるV−CAD及びV−CADデータと、V−
interface,S−CAD,A−CAM,D−f
avricvation,C−simulationと
の関係を模式的に示したものである。
【0035】本発明による形状と物性を統合した実体デ
ータの記憶方法は、S−CAD等の設計における形状定
義、変更、表示、保持、検討、評価に加え、C−sim
ulation等における固体の構造解析、大変形解析
(剛塑性および弾塑性解析)、熱・流体解析、流動解析
などの解析/シミュレーションの入力、出力および途中
におけるデータ表現として用いられる。また、更に、A
−CAM,D−favricvationにおける除去
加工、付加加工、変形加工のためのデータの生成、解
析、可視化、比較評価、さらに表面や内部の測定、計測
のためのデータ作成、結果の保持、表示、各種解析や加
工データとの比較評価に用いることができる。表示方法
としては、サーフェスレンダリングとボリュームレンダ
リングの2種類がある。
【0036】表1は、S−CADと本発明によるV-C
ADを比較した表である。この表から本発明のV-CA
Dが多くの点でS−CADより優れているのがわかる。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の形状と物性を統合した実体デー
タの記憶方法、すなわちV−CADとV−CADデータ
によって、設計のための道具としてCADとシミュレー
ションの一体化が達成できる。また加工のための道具で
あるCAMとの一体化も可能である。さらに、より一般
的に現実世界の対象を計算機内に表現するモデリング手
法としての有用性、新規性は従来別々になっていた形と
物性を統合化し、「もの」を「もの(実体データ)」と
して表現でき、人工物と自然物との統合へと繋がる発展
性を有する。
【0039】上述したように、設計のためのツールとし
てソリッドCADが主流になりつつあるが、ボリューム
CADは次の世代の設計基盤となるものである。ボリュ
ームCADにより、CADとシミュレーションが完全に
一元化され、設計・解析・加工・組立・試験等の各工程
を同じデータで管理することが可能となる。また、設計
・解析に、人工物だけでなく、人体のような自然物も取
り込み、自然物をそのまま扱うことができる。
【0040】従って、本発明の形状と物性を統合した実
体データの記憶方法は、形状と物性を統合した実体デー
タを小さい記憶容量で記憶することができ、これによ
り、物体の形状・構造・物性情報・履歴を一元的に管理
し、設計から加工、組立、試験、評価など一連の工程に
関わるデータを同じデータで管理することができ、CA
Dとシミュレーションを一元化することできる等の優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実体データ記憶方法のフロー図であ
る。
【図2】本発明の方法におけるデータ構造の説明図であ
る。
【図3】補間曲面を示す図である。
【図4】本発明による分割方法を二次元で示す模式図で
ある。
【図5】本発明の各セルの属性を示す模式図である。
【図6】本発明によるV−CAD及びV−CADデータ
とその他のシミュレーション手段との関係を模式的に示
したものである。
【符号の説明】
12 外部データ、13 セル、13a 内部セル、1
3b 境界セル、14 V−CADデータ、15 切断
点、16 角点
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月26日(2001.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 形状と物性を統合した実体データの
記憶方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状と物性を統合
した実体データを小さい記憶容量で記憶し、CADとシ
ミュレーションを一元化することできる実体データの記
憶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】先端的な研究開発・技術開発の現場で
は、その高度化・複雑化に伴い、膨大な試行錯誤が不可
欠となっており、開発途中でのリスクが高まっている。
科学技術立国を目指す我が国として、これらのリスクを
極力排し、開発過程の革新的な高度化・効率化を図るこ
とが極めて重要である。
【0003】現在、研究開発・技術開発の現場におい
て、CAD(Computer Aided Desi
gn)、CAM(Computer Aided Ma
nufacturing)、CAE(Computer
Aided Engineering)、CAT(C
omputer Aided Testing)など
が、それぞれ設計、加工、解析、試験のシミュレーショ
ン手段として用いられている。また、本発明によって、
連続的なシミュレーションであるC−Simulati
on(Coorporative Simulatio
n)、加工プロセスも考慮したA−CAM(Advan
ced CAM)、究極の精度が出せるD−fabri
cation(Deterministic fabr
ication)なども、これから広く普及するはずで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシミュ
レーション手段では、対象物を、CSG(Constr
uctive Solid Geometry)やB−
rep(Boundary Representati
on)でデータを記憶している。
【0005】しかし、CSGでは、対象物全体を微細な
ソリッドモデルの集合体として記憶するため、データが
重くシミュレーション手段(ソフトウェア等)を実装す
る場合、膨大なデータを扱うこととなり、大型コンピュ
ータを用いた場合でも解析に時間がかかる問題点があっ
た。
【0006】また、B−repでは、対象物を境界で表
現するため、データは軽く、データ量は小さくなるが、
境界面の内部は一様に扱うため、変形解析等には適さな
い問題点があった。
【0007】更に、これらの従来のデータ記憶手段で
は、熱・流体解析、固体の大変形解析、これらの連成解
析等でその都度、解析に適したメッシュ等に分割して、
有限要素法等を適用するため、その解析結果を表示等は
できるが、CADとシミュレーションを一元化すること
が困難であり、設計・解析・加工・組立・試験等の各工
程を同じデータで管理することができない問題点があっ
た。
【0008】言い換えれば、現状のSolid/Sur
face-CAD(以下S-CADと呼ぶ)には、以下の
問題点があった。 (1)デ-タが渡らない、内部での変換操作に弱い(数
値誤差と処理手法の問題)。 (2)シミュレーションに直接使えない(内部情報をも
っていないのでメッシュを生成しなくてはいけない)。 (3)CAMによる加工の検討ができない(最終形状し
かもっていない)。
【0009】また加工においても以下の問題点があっ
た。 (1)加工プロセスの表現ができない(荒加工や工程設
計の支援が不十分)。 (2)レ-ザ-加工や超先端加工など新しい加工法に対応
できていない(切削しかない、数値精度が足りない)。 (3)加工法自体の選択ができない(複合体で内部に異
なる材料特性を有する)。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、形
状と物性を統合した実体データを小さい記憶容量で記憶
することができ、これにより、物体の形状・構造・物性
情報・履歴を一元的に管理し、設計から加工、組立、試
験、評価など一連の工程に関わるデータを同じデータで
管理することができ、CADとシミュレーションを一元
化することできる実体データの記憶方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、対象物
(1)の境界データからなる外部データ(12)を入力
する外部データ入力ステップ(A)と、前記外部データ
を八分木分割により境界平面が直交する立方体のセル
(13)に分割する八分木分割ステップ(B)と、各セ
ル毎に種々の物性値を記憶するセルデータ記憶ステップ
(C)とを備える、ことを特徴とする形状と物性を統合
した実体データの記憶方法が提供される。
【0012】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
八分木分割ステップ(B)において、分割された各セル
を対象物の内側に位置する内部セル(13a)と境界面
を含む境界セル(13b)とに区分する。
【0013】また、前記境界セル(13b)は、外部デ
ータに含まれる境界面を構成する境界形状要素が再構成
できる十分な切断点が得られるまで、八分木分割により
再分割する。
【0014】更に、前記内部セル(13a)は、属性と
して1種の物性値を持ち、境界セル(13b)は、対象
物の内側と外側の2種の物性値をもつ。
【0015】また、前記物性値は、シミュレーションに
より変化しない定数値と、シミュレーションの結果で変
化する変数値とからなる。
【0016】また、前記外部データ(12)は、多面体
を表すポリゴンデータ、有限要素法用の四面体又は六面
体要素、3次元CAD又はCGツール用の曲面データ、
或いはその他の立体の表面を部分的な平面や曲面で構成
された情報で表現するデータである。
【0017】上述した本発明の方法によれば、対象物
(1)の外部データ(12)を八分木分割により境界平
面が直交する立方体のセル(13)に分割したセルの階
層として小さい記憶容量で外部データ(12)を記憶す
ることができる。また、各セルがその属性として種々の
物性値を記憶しているので、物体の形状・構造・物性情
報・履歴を一元的に管理し、設計から加工、組立、試
験、評価など一連の工程に関わるデータを同じデータで
管理することができ、CADとシミュレーションを一元
化することできる。すなわち本発明では、もの(対象
物)を形だけでなく物理的な属性も含めて記憶し表現で
きるので、その階層データをプラットフォームとして、
高度シミュレーション技術、人とものとのインターフェ
ース技術などを構築することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実体デー
タ記憶方法のフロー図である。この図に示すように、本
発明の方法は、外部データ入力ステップ(A)、八分木
分割ステップ(B)、及びセルデータ記憶ステップ
(C)からなる。外部データ入力ステップ(A)では、
外部データ取得ステップS1で取得した対象物1の境界
データからなる外部データ12を本発明の方法を記憶し
たコンピュータ等に入力する。八分木分割ステップ
(B)では、外部データ12を八分木分割により境界平
面が直交する立方体のセル13に分割する。セルデータ
記憶ステップ(C)では、各セル毎に種々の物性値を記
憶する。なお、以下本発明の方法によるデータを「V−
CADデータ」と呼び、このデータを用いた設計やシミ
ュレーションを「ボリュームCAD」又は「V−CA
D」と呼ぶ。
【0019】図1に示すように、本発明の方法を構成す
るステップS2では、必要に応じて八分木分割ステップ
(B)を繰り返し行う。また、V−CADデータ14を
用いて、例えば、設計・解析・加工・組立・試験等のシ
ミュレーションをステップS3で順次行い、これを出力
ステップS4(例えばCAMやポリゴンデータとして
に出力するのがよい。
【0020】外部から入力する外部データ12は、多面
体を表すポリゴンデータ、有限要素法に用いる四面体又
は六面体要素、3次元CAD又はCGツールに用いる曲
面データ、或いはその他の立体の表面を部分的な平面や
曲面で構成された情報で表現するデータである。外部デ
ータ12は、このようなデータ(S−CADデータと呼
ぶ)のほかに、(1)V−CAD独自のインターフェー
ス(V−interface)により人間の入力により
直接作成されたデータと、(2)測定機やセンサ、デジ
タイザなどの表面のデジタイズデータや、(3)CTス
キャンやMRI、および一般的にVolumeレンダリ
ングに用いられているボクセルデータなどの内部情報も
もつVolumeデータであってもよい。
【0021】図2は、本発明の方法におけるデータ構造
の説明図である。上述した八分木分割ステップ(B)で
は、修正された八分木(オクトリー、Octree)に
よる空間分割を行う。オクトリー表現、すなわち八分木
による空間分割とは、目的の立体(対象物)を含む、基
準となる立方体13を8分割し(A)、それぞれの領域
の中に立体が完全に含まれるか、含まれなくなるまで再
帰的に8分割処理を(B)(C)(D)のように繰り返
す。この八分木分割によりボクセル表現よりも大幅にデ
ータ量を減らすことができる。
【0022】八分木による空間分割により分割された一
つの空間領域をセル13とよぶ。セルは境界平面が直交
する立方体である。セルによる階層構造、分割数もしく
は分解能によって空間中に占める領域を表現する。これ
により空間全体の中で対象は大きさの異なるセルを積み
重ねたものとして表現される。すなわち、八分木分割ス
テップ(B)では、外部データ12から境界と内部の物
性を以下の実体データ14(V−CADデータ)に変換
する。境界データは、厳密に(たとえば、平面であれば
含まれる3点で厳密に再構成できる)、もしくは指定し
た許容差(位置、接線、法線、曲率およびそれらの隣接
部分との接続性に対して指定された閾値)内に近似す
る。
【0023】図3は、補間曲面の例である。補間曲面の
特別な場合がMarching Cubeである。本発明では、必ず
稜線上の切断点で表現できるまで、法線や主曲率および
連続性を満たすまで再分割する。また、2次曲面までを
厳密表現、自由曲面は平面もしくは2次曲面によるセル
内曲面で近似、これにより幾何固有量のみを保存する。
【0024】図4は、本発明による分割方法を二次元で
示す模式図である。本発明では、上述した八分木分割ス
テップ(B)において、分割された各セル13を対象物
の内側に位置する内部セル13aと、境界面を含む境界
セル13bとに区分する。すなわち本発明では境界セル
13bを表現するために修正された八分木を使い、完全
に内部に含まれるものはその最大の大きさをもつ内部セ
ル13a(立方体)により構成され、外部データ12か
らの境界情報を含むセルは境界セル13bとして構成し
ている。各境界セル13bは3次元では12本、2次元
では4本の稜線上の切断点15(図中に白丸で示す)に
より厳密に、もしくは近似的に置き換えられる。
【0025】外部データ12に含まれる境界を構成する
境界形状要素(平面、2次曲面などの解析曲面にたいし
ては厳密に、その他の自由曲面や離散点群で表現される
境界形状要素については近似的に)が再構成できる十分
な切断点15が得られるまで、境界セル13bは八分木
分割される。例えば一つの線分ならばその上にある2点
がセルの稜線上の切断点15となるまで、平面であれば
3点が切断点となるまで、2次曲線であれば3点が、2
次曲面であれば4点、以下多項式曲面、有理式曲面のそ
れぞれに対し、外部データの表現式が既知の場合は必要
十分の点とセルの稜線がその定義されている範囲の間で
見つかるまで空間を階層的に八分割してゆく。すなわ
ち、再分割する箇所は、境界(表面)部分で指定分解能
を満たすまで、或いは各セルが持つ解析結果の値(応
力、ひずみ、圧力、流速など)の変化率が指定閾値を超
えなくなるまで行う。
【0026】また、複数の境界形状要素を含む境界セル
13bの角点16(図中に黒丸で示す)についてはその
内部の境界を、隣接する境界セル(再構成に十分な切断
点を有し、完全に境界要素が横断するまで分割されてい
る)が保有する切断点15で表現される境界の交線とし
て間接的に表現できるので必要以上に分割しない。
【0027】従って、V−CADデータ14は、セル内
部に蓄えられる形状に関する情報として、セルの位置を
表す指標、階層における詳細度をあらわす分割数または
分解能、隣接セルを表すポインタ、切断点の数と座標値
など、および用途に応じて、法線や曲率等となる。ま
た、V−CADとしては最下層ではEuler的に節点
情報や結果の値を保持する。再分割の際の最小分解能が
なるべく大きくなるように、境界の位置、法線、接線の
連続性および曲率のそれぞれ連続性に関する閾値(許容
差)の決め方を定義する。
【0028】図5は、本発明の各セルの属性を示す模式
図である。上述した内部セル13aは、属性として1種
の物性値を持ち、境界セル13bは、対象物の内側と外
側の2種の物性値をもつ。すなわち各セルは、内部セル
13a、境界セル13bに区分されるが、さらにそれぞ
れに関して空間セル(流体用、Euler)と移動変形
セル(固体用、Lagrange)の2種類がある。V
−CADでは境界セル13bだけ属性値を2重に持つ。
【0029】初期状態としては全ての空間(世界)内に
固定された空間流体セル(Eulerメッシュ)だが、
固体に対してはC−Simulationの各シミュレ
ーション内で自由に移動変形する移動変形セル(Lag
rangeメッシュ)となる。ひとつのシミュレーショ
ンの結果をV−CAD内に呼び戻して、静止世界に取り
込む。その際に境界情報は分解能などを再設定できるよ
うにする。変形後の対象セルを再分割/間引きするため
に、座標系に依存しない対象セルのために直交パラメー
タ空間から変形した六面体への双方向マッピングを用意
し、階層の上下移動はパラメータ空間(直交8分木空
間)でおこない、再マップする。また読み込み時に空間
セルへの対応付け(空間におけるindexing)を
する必要がある。従ってEulerのなかにLagra
ngeがある2重構造となる。
【0030】また、各セルの物性値には大きく分けて最
初に与えて値の変わらない定数値と、シミュレーション
の結果で値の変わる変数値の2種類がある。
【0031】定数値の例としては、材料特性(弾性係数
(ヤング率、降伏値)、N値(塑性変形の際の伸びの次
数)、引っ張り強度、ポアソン比(剪断硬さ)、温度、
加工速度)、摩擦特性(潤滑材の特性として、粘度、せ
ん断摩擦係数、クーロン摩擦)、加工(境界)条件(工
具の移動ベクトル、冷却速さ)が挙げられる。
【0032】変数値の例としては、セルごとに応力(対
称テンソル量(6変数))とひずみ(対称テンソル(6
変数))など、および流速や圧力、温度などがある。シ
ミュレーションの過程で隣接する内部セル間で予め指定
していた許容値を超えた変数値の差が生じたときには、
その差が許容値以内に納まるまで上述した八分木に従っ
た再分割を自動で行なう。
【0033】(分解能の自動決定方法)分解能の自動決
定については、既に述べた形状からの制約や物性値の隣
接セル間の格差による方法のほかに、メモリや計算時間
から決まる制約、および予め指定した絶対精度(たとえ
ばセルの幅が1μmになったら分割を止める)による制
約があり、これら全ての制約の一つでも満たされたら空
間の八分割をやめる。これにより必要最小限の分解能
(詳細度)をもつ表現となり、実装をより現実的なもの
とすることができる。
【0034】(V−CADデータの活用方法)図6は、
本発明によるV−CAD及びV−CADデータと、V−
interface,S−CAD,A−CAM,D−f
avricvation,C−simulationと
の関係を模式的に示したものである。
【0035】本発明による形状と物性を統合した実体デ
ータの記憶方法は、S−CAD等の設計における形状定
義、変更、表示、保持、検討、評価に加え、C−sim
ulation等における固体の構造解析、大変形解析
(剛塑性および弾塑性解析)、熱・流体解析、流動解析
などの解析/シミュレーションの入力、出力および途中
におけるデータ表現として用いられる。また、更に、A
−CAM,D−favricvationにおける除去
加工、付加加工、変形加工のためのデータの生成、解
析、可視化、比較評価、さらに表面や内部の測定、計測
のためのデータ作成、結果の保持、表示、各種解析や加
工データとの比較評価に用いることができる。表示方法
としては、サーフェスレンダリングとボリュームレンダ
リングの2種類がある。
【0036】表1は、S−CADと本発明によるV-C
ADを比較した表である。この表から本発明のV-CA
Dが多くの点でS−CADより優れているのがわかる。
【0037】
【表1】
【0038】図7は、本発明による分割方法(修正され
た八分木)を従来の八分木と比較して示す図4と同様の
二次元模式図である。この図において、(A)は通常の
八分木(Octree)、(B)は本発明による修正八
分木の例である。この例では、Octreeのような空
間分割法にとって苦手な薄い板(散点部分)を分割した
場合を示している。この図5から、本発明の修正八分木
(B)では、切断点による表面の再構築を用いているた
め、通常の八分木(A)に比較して少ない分割ですんで
しまうことがわかる。
【0039】
【発明の効果】本発明の形状と物性を統合した実体デー
タの記憶方法、すなわちV−CADとV−CADデータ
によって、設計のための道具としてCADとシミュレー
ションの一体化が達成できる。また加工のための道具で
あるCAMとの一体化も可能である。さらに、より一般
的に現実世界の対象を計算機内に表現するモデリング手
法としての有用性、新規性は従来別々になっていた形と
物性を統合化し、「もの」を「もの(実体データ)」と
して表現でき、人工物と自然物との統合へと繋がる発展
性を有する。
【0040】上述したように、設計のためのツールとし
てソリッドCADが主流になりつつあるが、ボリューム
CADは次の世代の設計基盤となるものである。ボリュ
ームCADにより、CADとシミュレーションが完全に
一元化され、設計・解析・加工・組立・試験等の各工程
を同じデータで管理することが可能となる。また、設計
・解析に、人工物だけでなく、人体のような自然物も取
り込み、自然物をそのまま扱うことができる。
【0041】従って、本発明の形状と物性を統合した実
体データの記憶方法は、形状と物性を統合した実体デー
タを小さい記憶容量で記憶することができ、これによ
り、物体の形状・構造・物性情報・履歴を一元的に管理
し、設計から加工、組立、試験、評価など一連の工程に
関わるデータを同じデータで管理することができ、CA
Dとシミュレーションを一元化することできる等の優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実体データ記憶方法のフロー図であ
る。
【図2】本発明の方法におけるデータ構造の説明図であ
る。
【図3】補間曲面を示す図である。
【図4】本発明による分割方法を二次元で示す模式図で
ある。
【図5】本発明の各セルの属性を示す模式図である。
【図6】本発明によるV−CAD及びV−CADデータ
とその他のシミュレーション手段との関係を模式的に示
したものである。
【図7】従来の八分木(A)と本発明による分割方法
(B)(修正された八分木)を比較した模式図である。
【符号の説明】 12 外部データ、13 セル、13a 内部セル、1
3b 境界セル、14 V−CADデータ、15 切断
点、16 角点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姫野 龍太郎 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内 (72)発明者 牧野内 昭武 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内 Fターム(参考) 5B046 FA06 JA07 KA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物(1)の境界データからなる外部
    データ(12)を入力する外部データ入力ステップ
    (A)と、前記外部データを八分木分割により境界平面
    が直交する立方体のセル(13)に分割する八分木分割
    ステップ(B)と、各セル毎に種々の物性値を記憶する
    セルデータ記憶ステップ(C)とを備える、ことを特徴
    とする形状と物性を統合した実体データの記憶方法。
  2. 【請求項2】 前記八分木分割ステップ(B)におい
    て、分割された各セルを対象物又は空間の内側に位置す
    る内部セル(13a)と境界面を含む境界セル(13
    b)とに区分する、ことを特徴とする請求項1に記載の
    形状と物性を統合した実体データの記憶方法。
  3. 【請求項3】 前記境界セル(13b)は、外部データ
    に含まれる境界面を構成する境界形状要素が再構成でき
    る十分な切断点が得られるまで、八分木分割により再分
    割する、ことを特徴とする請求項2に記載の形状と物性
    を統合した実体データの記憶方法。
  4. 【請求項4】 前記内部セル(13a)は、属性として
    1種の物性値を持ち、境界セル(13b)は、対象物の
    内側と外側の2種の物性値をもつ、ことを特徴とする請
    求項2に記載の形状と物性を統合した実体データの記憶
    方法。
  5. 【請求項5】 前記物性値は、シミュレーションにより
    変化しない定数値と、シミュレーションの結果で変化す
    る変数値とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載
    の形状と物性を統合した実体データの記憶方法。
  6. 【請求項6】 前記外部データ(12)は、多面体を表
    すポリゴンデータ、有限要素法用の四面体又は六面体要
    素、3次元CAD又はCGツール用の曲面データ、或い
    はその他の立体の表面を部分的な平面や曲面で構成され
    た情報で表現するデータである、ことを特徴とする請求
    項1に記載の形状と物性を統合した実体データの記憶方
    法。
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