JP2002228066A - 燃料輸送用ホース装置 - Google Patents

燃料輸送用ホース装置

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JP2002228066A JP2001025946A JP2001025946A JP2002228066A JP 2002228066 A JP2002228066 A JP 2002228066A JP 2001025946 A JP2001025946 A JP 2001025946A JP 2001025946 A JP2001025946 A JP 2001025946A JP 2002228066 A JP2002228066 A JP 2002228066A
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    • Y10S285/00Pipe joints or couplings
    • Y10S285/918O-ring

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】燃料としてメタノールを用いた場合のメタノー
ル耐透過性、耐メタノール性、メタノール無抽出性、耐
水性、耐熱性、耐圧性等に優れた燃料輸送用ホース装置
を提供する。 【解決手段】メタノール耐透過性樹脂からなる最内層1
と中間層2と最外層3の三層構造からなるホース本体4
と、このホース本体4の端部に取り付けられるクイック
コネクタ5とを備えた燃料輸送用ホース装置である。そ
して、上記クイックコネクタ5は、ハウジング部8と2
個一組のOリングとからなり、上記ハウジング部8は、
メタノール耐透過性材料で構成されている。また、2個
一組のOリングのうち第1のOリング9はフッ素ゴムお
よびエチレン−プロピレンゴムの少なくとも一方で構成
されて上記収容部7内のホース挿入部6側内周面に取り
付けられ、上記2個一組のOリングのうち第2のOリン
グ10はブチルゴムで構成されて上記収容部7内の出口
側内周面に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料輸送用ホース装
置に関するものであり、詳しくはメタノール燃料の輸送
用に用いられるホースとコネクタとからなる燃料輸送用
ホース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題や石油の枯渇問題によ
り、次世代車両として燃料電池自動車の開発が盛んに進
められている。その燃料電池自動車の最終燃料には水素
ガスが用いられるが、気体でありハンドリングの問題、
インフラの整備上の問題より、液体燃料を車載上で水素
ガスに改質し、水素ガスを発生するシステムが検討され
ている。その液体燃料として水素ガスに改質が比較的容
易なメタノールが主に検討されている。上記メタノール
を燃料として使用するシステムは、例えば、図4に示す
ように、メタノール貯蔵用タンク15から燃料ホース1
6を通じてメタノールは改質器17に送られ、この改質
器17によって改質された水素ガスが燃料電池スタック
18に送られ発電に供せられるというシステムである。
また、排ガスがよりクリーンなガソリンの代替燃料とし
ても上記メタノールが検討され、一部実用化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
ガソリン用の燃料輸送用ホースをメタノール燃料に使用
すると、メタノールはガソリンに比べて透過性が高くホ
ースからのメタノールの透過が著しく大きくなる。現
在、環境問題より米国のカリフォルニア州では自動車か
らのHC(Hydro Carbon:炭化水素ガス)の排出規制が
あり、今後さらに厳しくなる状況にある。また、国内、
欧州においても同様のHC排出の規制が実施され始めて
おり、ホースからのメタノールの透過は大きな問題とな
り、その透過量を抑える必要がある。さらに、メタノー
ルの透過問題は燃料輸送用ホースのみにとどまらず、メ
タノール貯蔵用タンクとホースとの結合部分やホースと
改質器との結合部分に対しても上記のようなメタノール
の透過に起因した問題が懸念されている。
【0004】さらに、このようなメタノール耐透過性の
要求に加えて、つぎのような特性が要求されている。す
なわち、ガソリンとメタノールとではその極性の違いか
らメタノールはホースに対して膨潤が大きく、ホースの
劣化が促進されるようになる。また、ホース形成材料か
らの抽出が著しくなり抽出物による目詰まり等の不具合
や、抽出物がメタノールとともに改質器に送られ抽出物
の被毒をうけ改質器の性能の低下を引き起こす等の問題
が懸念されており、優れた耐メタノール性およびメタノ
ール無抽出性が要求される。また、メタノールは親水性
を示すために、水の混入量が大幅に増加する可能性が大
きく、ホースの耐水性が要求されている。そして、上記
のようにメタノールを燃料とする場合燃料輸送用ホース
は改質器に連結されることになるが、改質器周辺が非常
に高温となるため、耐熱性が要求されるようになる。さ
らに、ガソリンと比較してエネルギー密度が若干低いた
め、流量を稼ぐことからメタノールの供給圧を上げる可
能性を有しており、このことからホースの耐圧性が要求
されるようになる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、燃料としてメタノールを用いた場合のメタノー
ル耐透過性、耐メタノール性、メタノール無抽出性、耐
水性、耐熱性、耐圧性等に優れた燃料輸送用ホース装置
の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の燃料輸送用ホース装置は、少なくとも最
内層がメタノール耐透過性樹脂からなるホース本体と、
このホース本体の少なくとも一方の端部に取り付けられ
るクイックコネクタとを備えた燃料輸送用ホース装置で
あって、上記クイックコネクタは、略筒状のハウジング
部と2個一組のOリングとからなり、上記ハウジング部
は、その一端側が上記ホース本体内部に挿入される挿入
部に形成されているとともに、他端側が締結対象部材を
内部に収容する収容部に形成されていてメタノール耐透
過性材料で構成されており、上記2個一組のOリングの
うち第1のOリングはフッ素ゴムおよびエチレン−プロ
ピレンゴムの少なくとも一方で構成されて上記収容部内
のホース挿入部側内周面に取り付けられ、上記2個一組
のOリングのうち第2のOリングはブチルゴムで構成さ
れて上記収容部内の出口側内周面に取り付けられている
という構成をとる。
【0007】すなわち、本発明者は、メタノールを燃料
として用いた場合における、メタノール耐透過性、耐メ
タノール性、耐メタノール無抽出性、耐水性、耐熱性お
よび耐圧性に優れた燃料輸送用ホースについて検討を重
ねるとともに、このようなホースに取り付けられ各機関
に接続するコネクタ自身についても鋭意検討を重ねた。
その結果、少なくとも最内層がメタノール耐透過性樹脂
からなるホース本体とし、このホース本体端部の少なく
とも一方に取り付けられるクイックコネクタが、ハウジ
ング部をメタノール耐透過性材料で形成するとともに、
上記クイックコネクタの収容部内のホース挿入部側内周
面にフッ素ゴムおよびエチレン−プロピレンゴムの少な
くとも一方からなる第1のOリングを、また上記収容部
内の出口側内周面にブチルゴムからなる第2のOリング
をそれぞれ取り付けた構成とすると、ホース本体および
クイックコネクタの双方とも優れたメタノール耐透過
性、耐メタノール性、耐メタノール無抽出性、耐水性を
示し、またクイックコネクタの収容部内に互いに異なる
材質の2個のOリングを設けることからホースとクイッ
クコネクタ接続部分においてもメタノールに対する耐性
を有し、しかも高い気密性を有するようになることを見
出し本発明に到達した。
【0008】そして、上記ハウジング部を構成するメタ
ノール耐透過性材料が、ステンレス鋼であると、メタノ
ール耐透過性が一層向上するようになる。
【0009】また、上記第1のOリングが、酸化亜鉛を
用いない過酸化物加硫によるエチレン−プロピレンゴム
によって形成されたものであると、メタノールによる亜
鉛の抽出が生起せず、改質器が抽出物による被毒を被り
性能が低下するような問題の発生を抑制することができ
る。
【0010】そして、上記第1のOリングが、フッ素含
有率69重量%以上の3元系フッ素ゴムによって形成さ
れたものであると、フッ素ゴム(FKM)のメタノール
による膨潤が抑制され、優れたシール性を安定的に確保
することができるとともに、FKMの持つ優れた抽出性
により改質器の被毒を抑制することができる。
【0011】また、上記ホース本体を構成するメタノー
ル耐透過性樹脂が、フッ素樹脂であると、メタノール耐
透過性等の性能バランスが一層向上するようになる。
【0012】さらに、上記ホース本体が、最内層が導電
性エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体からな
り、中間層が非導電性エチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体からなり、かつ、最外層がポリアミドからな
る3層構造のホースであると、メタノールが流動する際
に発生する静電気によって引き起こされる懸念のある問
題をすみやかに回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0014】本発明の燃料輸送用ホース装置は、例え
ば、図1に示すように、最内層1と中間層2と最外層3
からなる3層構造のホース本体4と、このホース本体4
の少なくとも一方の端部に取り付けられるクイックコネ
クタ5とを備えた構成からなる。
【0015】上記ホース本体4としては、最内層1がメ
タノール耐透過性樹脂によって形成されていれば形状お
よび層構造として特に限定するものではなく直線形状は
もちろん、曲がり形状や蛇腹形状であってもよく、また
単層構造であっても2層以上の多層構造であってもよ
い。このようなホース本体4の一例として、図1および
図2に示すように、最内層1,中間層2および最外層3
からなる3層構造のホースがあげられる。
【0016】上記最内層形成材料としては、メタノール
耐透過性を有するものであれば特に限定するものではな
く各種高分子材料が用いられる。具体的には、エチレン
−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリ
フッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)、クロロトリフルオロエチレン(C
TFE)等の各種フッ素樹脂、ポリブチレンナフタレー
ト(PBN)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン
(PE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)等があ
げられる。なかでも、導電性ETFEが好ましく用いら
れる。上記導電性ETFEは、ETFEに導電材料を配
合することにより得られる。
【0017】上記導電材料としては、例えば、カーボン
ブラック、グラファイト等があげられる。
【0018】上記のような導電性ETFEにより形成さ
れた最内層の電気特性としては、表面固有抵抗が106
Ω以下に設定されることが好ましい。
【0019】上記中間層形成材料としては、特に限定す
るものではなく各種高分子材料が用いられる。具体的に
は、上記最内層形成材料と同様、ETFE、PVDF、
PTFE、CTFE等の各種フッ素樹脂、PBN、P
P、PE、PPS等があげられる。なかでも、最内層が
導電性ETFEの場合は、ETFEが好ましく用いられ
る。
【0020】上記中間層形成材料である非導電性のET
FEは、上記最内層形成材料で用いられるETFEと同
様のものであり、導電材料が配合されていないものであ
る。
【0021】上記最外層形成材料としては、特に限定す
るものではなく各種高分子材料が用いられる。具体的に
は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、
ナイロン11(PA11)、ナイロン12(PA1
2)、ナイロン6(PA6)、ナイロン612(PA6
12)等があげられる。なかでも、ホース強度、コスト
面、柔軟性等を考慮してPA12を用いることが好まし
い。
【0022】本発明の燃料輸送用ホース装置におけるホ
ース本体は、例えば、つぎのようにして作製することが
できる。すなわち、最内層形成材料の導電性ETFE
と、中間層形成材料のETFEを同時に押し出し、適宜
に接着処理を施した後、最外層形成材料のPAを押し出
すことにより、目的とする3層構造のホース本体を作製
することができる。
【0023】なお、上記ホース本体は、先に述べたよう
に、3層構造に限定されるものではなく、少なくとも最
内層がメタノール耐透過性樹脂から形成されていればよ
く、例えば、上記メタノール耐透過性樹脂で構成された
単層構造であってもよいし、2層構造あるいは4層以上
の多層構造または各層間に接着層を設けた構造であって
も差し支えない。
【0024】上記ホース本体の内径は、燃料輸送用ホー
スとしての用途を考慮すると、通常、4〜50mmに設
定される。従って外径も内径を考慮した場合、通常、5
〜60mmに設定される。また、最内層は0.1mm以
上の厚みに設定することが好ましい。
【0025】つぎに、上記ホース本体の少なくとも一方
の端部に挿入し取り付けられるクイックコネクタ5は、
図1に示すように、上記ホース本体4内部に挿入される
挿入部6と締結対象部材を内部に収容する収容部7が形
成されたメタノール耐透過性材料製のハウジング部8
と、上記収容部7内のホース挿入部6側内周面に取り付
けられた第1のOリング9と、上記収容部7内の出口側
内周面に取り付けられた第2のOリング10とからな
る。図1において、11は上記第1のOリング9と第2
のOリング10との間に設けられたスペーサーである。
【0026】上記クイックコネクタ5のハウジング部8
は、耐蝕性およびメタノール耐透過性を備えた材料で形
成されるものであり、ステンレス鋼を用いて形成される
ことが好ましい。
【0027】上記ステンレス鋼としては、特に限定する
ものではないが各種SUS材、例えば、SUS304
材、SUS316材がより好ましく用いられる。
【0028】上記収容部7内のホース挿入部6側内周面
に取り付けられる第1のOリング9形成材料としては、
フッ素ゴム(FKM)、エチレン−プレピレンゴム(E
PM)が用いられる。上記EPMにはエチレン−プロピ
レン−ジエンゴム(EPDM)が含まれる。特に好まし
いのは、酸化亜鉛を用いない過酸化物加硫によるEPD
M(EPM)で、あるいはフッ素含有率69重量%以上
の3元系フッ素ゴム(FKM)で第1のOリング9が形
成されていることである。
【0029】また、上記収容部7内の出口側内周面に取
り付けられる第2のOリング10形成材料としては、塩
化ブチルゴム(Cl−IIR)、臭素化ブチルゴム(B
r−IIR)等のブチルゴム(IIR)があげられる。
【0030】なお、上記第1および第2のOリング9,
10形成材料となるゴム材料には、抽出性を悪化させな
いものに限り、補強剤、加硫剤、加硫助剤等を必要に応
じて適宜配合しても差し支えない。
【0031】上記補強剤としては、例えば、カーボンブ
ラック、ホワイトカーボン等があげられる。
【0032】上記加硫剤としては、有機過酸化物等があ
げられる。なお、先に述べたように、第1のOリング形
成材料には、メタノール無抽出性という観点から、金属
イオンが析出しないことが好ましく、酸化亜鉛を用いな
い過酸化物による加硫方法が好ましい。このような過酸
化物加硫に用いられる過酸化物としては、具体的には、
ジアルキルパーオキサイド系があげられ、例えば、ジク
ミルパーオキサイド等があげられる。
【0033】本発明の燃料輸送用ホース装置におけるク
イックコネクタは、例えば、つぎのようにして作製する
ことができる。すなわち、ハウジング部形成材料がSU
Sのようなステンレス綱の場合は、SUS管の拡管製法
によりハウジング部が作製される。また、第1および第
2のOリングを上記各形成材料を用い従来公知の方法に
より作製する。
【0034】上記ハウジング部の大きさは、挿入部に挿
入し取り付けられるホース本体の内径および収容部に収
容されるパイプの外径等により適宜設定される。
【0035】つぎに、上記のようにして作製されたハウ
ジング部の収容部内のホース挿入部側内周面に第1のO
リングを、またハウジング部の収容部出口側内周面に第
2のOリングをそれぞれ取り付けることによりクイック
コネクタが得られる(図1参照)。
【0036】そして、本発明の燃料輸送用ホース装置
は、前記のようにして得られたホース本体の少なくとも
一端部に、クイックコネクタのホース挿入部を挿入し取
り付けることにより得られる(図1参照)。
【0037】上記ホース本体とクイックコネクタとの挿
入締結方法としては、上記ホースの緊迫力を用いた圧入
作業により行われる。さらに、必要に応じてホース本体
とクイックコネクタとの間にOリング、弾性コーティン
グ材を用いることもできる。
【0038】上記Oリング形成材料としては、先に述べ
た第1のOリング形成材料と同様のものを用いることが
好ましい。
【0039】上記弾性コーティング材としては、第1の
Oリング形成材料であるゴム材料が可溶な溶剤を用いて
作製したゴムのりを用いることが好ましい。
【0040】上記燃料輸送用ホース装置では、ホース本
体の一端にクイックコネクタが取り付けられているが、
本発明でホース本体の少なくとも一端にクイックコネク
タが取り付けられていればよく、ホース本体の両端にそ
れぞれクイックコネクタが取り付けられていてもよい。
そして、メタノール耐透過性および低コスト化を考慮し
た場合、ホース本体の一端にクイックコネクタが取り付
けられ、他端は締結対象部材のパイプに直接圧入して接
続することもできる。ホース本体を直接パイプに圧入す
る際には、上記ホース本体にクイックコネクタを取り付
ける場合と同様、ホース本体とパイプとの間にOリン
グ、弾性コーティング材を用いることもできる。上記O
リング、弾性コーティング材の各材料としては、上記と
同様のものが用いられる。
【0041】そして、このような燃料輸送用ホース装置
は、つぎのような態様にて用いられる。すなわち、図3
に示すように、上記燃料輸送用ホース装置の収容部7内
にパイプ20が挿入され、ホース本体4とパイプ20と
がクイックコネクタ5を介して接続される。図3におい
て、21はパイプ20に設けられたブッシュであり、ハ
ウジング部8の収容部7内の内径の絞り口部分に接触さ
せてパイプ20の挿入完了の目安となる。また、パイプ
20端部の外周に設けられたリテーナー22によりパイ
プ20がハウジング部8の収容部7内に挿入固定され
る。
【0042】このようにして得られる本発明の燃料輸送
用ホース装置は、例えば、ガソリンの代替燃料として検
討されているメタノールを燃料とする燃料電池自動車の
燃料輸送用ホースとして、メタノール貯蔵用タンクと改
質器との接続に好適に用いられる。
【0043】より具体的には、燃料供給ライン、リター
ンライン、ベーパーライン、給油口接続ライン等の温
度、圧力、液あるいは蒸気の異なるそれぞれのラインで
の連結用途に用いられる。
【0044】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0045】
【実施例1】〔ホース本体の作製〕最内層形成材料の導
電性ETFE(旭硝子社製、アフロン COP CB)
および中間層形成材料のETFE(旭硝子社製、アフロ
ン COP C)を準備し、これらを2層同時押出し
し、その中間層表面を接着処理を施した。さらに、この
中間層上に最外層形成材料であるPA12(宇部興産社
製、ウベスタ)を押出しして3層構造のホース本体(内
径6mm、厚み1mm)を作製した。
【0046】上記最内層および中間層の各形成材料を共
押出成形機により押し出し、最内層(内径6mm、厚み
0.1mm)および中間層(厚み0.1mm)を形成し
た。つぎに、上記最外層形成材料を上記と同様にして押
し出し、最内層、中間層および最外層(厚み0.8m
m)からなる3層構造のホース本体(図2参照)(外径
8mm)を作製した。
【0047】〔クイックコネクタの作製〕SUS304
材の管を用い拡管によりハウジング部を作製した。一
方、三元系FKM(ダイキン工業社製、ダイエルG90
1)を用い第1のOリングをプレス加工により作製する
とともに、IIR(JSR社製、ブチル365)を用い
第2のOリングを作製した。そして、上記ハウジング部
の収容部内のホース挿入部側内周面に第1のOリング
(内径7.65mm)を、また上記収容部内の出口側内
周面に第2のOリング(内径7.65mm)を取り付け
ることにより図1に示すクイックコネクタを作製した。
【0048】〔燃料輸送用ホース装置の作製〕上記ホー
ス本体の両端内部に上記クイックコネクタのホース挿入
部をそれぞれ挿入しクイックコネクタを各々取り付ける
ことにより燃料輸送用ホース装置を作製した。
【0049】
【実施例2】〔ホース本体の作製〕上記実施例1と同様
のホース本体を作製した。
【0050】〔クイックコネクタの作製〕SUS304
材の管を用い拡管によりハウジング部を作製した。一
方、EPDM(住友化学社製、エスプレン553)を用
い第1のOリングをプレス加工により作製するととも
に、ブチルゴムを用い第2のOリングを作製した。そし
て、上記ハウジング部の収容部内のホース挿入部側内周
面に第1のOリング(内径7.65mm)を、また上記
収容部内の出口側内周面に第2のOリング(内径7.6
5mm)を取り付けることにより図1に示すクイックコ
ネクタを作製した。
【0051】〔燃料輸送用ホース装置の作製〕弾性コー
ティング材を用いた上記ホース本体の両端内部に上記ク
イックコネクタのホース挿入部を挿入し取り付けること
により燃料輸送用ホース装置を作製した。
【0052】
【実施例3】〔ホース本体の作製〕PBN(東洋紡社
製、ペルプレンPB510)を準備し、このPBNを押
出成形機により押し出し一層構造のホース本体(内径6
mm、厚み1mm)を作製した。
【0053】〔クイックコネクタの作製〕SUS304
材の管を用い拡管によりハウジング部を作製した。一
方、三元系FKMを用い第1のOリングをプレス加工に
より作製するとともに、ブチルゴムを用い第2のOリン
グを作製した。そして、上記ハウジング部の収容部内の
ホース挿入部側内周面に第1のOリング(内径7.65
mm)を、また上記収容部内の出口側内周面に第2のO
リング(内径7.65mm)を取り付けることにより図
1に示すクイックコネクタを作製した。
【0054】〔燃料輸送用ホース装置の作製〕弾性コー
ティング材を用いた上記ホース本体の両端内部に上記ク
イックコネクタのホース挿入部を挿入し取り付けること
により燃料輸送用ホース装置を作製した。
【0055】
【比較例1】〔ホース本体の作製〕上記実施例1と同様
のホース本体を作製した。
【0056】〔クイックコネクタの作製〕PA12(ヒ
ュルス社製、VESTAMIDL1833)を用いイン
ジェクション成形によりハウジング部を作製した。一
方、二元系FKM(ダイキン工業社製、ダイエルDC2
270)を用い第1のOリングをプレス製法により作製
するとともに、フッ素含有シリコン系ゴム(FVMQ)
(信越化学社製、FE251K−u)を用い第2のOリ
ングを作製した。そして、上記ハウジング部の収容部内
のホース挿入部側内周面に第1のOリング(内径7.6
5mm)を、また上記収容部内の出口側内周面に第2の
Oリング(内径7.65mm)を取り付けることにより
図1に示すクイックコネクタを作製した。
【0057】〔燃料輸送用ホース装置の作製〕上記ホー
ス本体を用い、このホース本体の両端内部に上記クイッ
クコネクタのホース挿入部をそれぞれ挿入しクイックコ
ネクタを各々取り付けることにより燃料輸送用ホース装
置を作製した。
【0058】
【比較例2】PA11(アトフィナ・ジャパン社製、B
ESN BLACK P20TL)を準備し、このPA
11を押出成形機により押し出し一層構造のホース本体
(内径6mm、厚み1mm)を作製した。
【0059】〔燃料輸送用ホース装置の作製〕上記ホー
ス本体の両端内部に比較例1で作製したクイックコネク
タのホース挿入部をそれぞれ挿入しクイックコネクタを
各々取り付けることにより燃料輸送用ホース装置を作製
した。
【0060】
【比較例3】〔ホース本体の作製〕まず、3元系FKM
およびアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を
準備し押出成形機により2層同時押し出しにより、最内
層(内径7.5mm、厚み0.5mm)と中間層(厚み
1.0mm)を形成した。ついで、中間層の外周にポリ
エチレンテレフタレート(PET)製補強糸を巻回した
後、さらにヒドリンゴム(GECO)を用いて押出成形
機により最外層(厚み1.3mm)を形成した。つぎ
に、全体を加熱(160℃×60分)することにより最
内層、中間層、補強糸層および最外層からなるホース本
体(外径13.5mm)を作製した。
【0061】そして、上記ホース本体の両端内部にそれ
ぞれパイプ(外径8mm)を挿入し金具により加締めて
連結した。
【0062】このようにして得られた実施例および比較
例について、柔軟性、メタノール耐透過性、耐メタノー
ル性、耐水性、メタノール無抽出性、耐圧性、耐熱性の
各特性について下記の方法に従って測定し評価した。こ
れらの結果を後記の表1〜表2に併せて示す。
【0063】〔柔軟性〕直径200mmの管状の筒(マ
ンドル)に得られた各ホースを巻きつけ、その巻きつけ
度合いによりつぎのような評価を行った。すなわち、全
く問題が無かったものを◎、やや抵抗はあるが問題が無
かったものを○、抵抗はあるがキンク(屈折)しなかっ
たものを△、キンク(屈折)したものを×とした。
【0064】〔メタノール耐透過性〕SHED DBL
パターン(米国カリフォルニア州ガソリン透過規制)に
より100%メタノールを封入し、ホース本体およびク
イックコネクタを透過するメタノールの量をそれぞれ測
定した。そして、1本当たり〔ホース部分1m(液接触
長さ)とホース両端の締結部分〕のメタノール透過量が
10mg/本/day以下を目標とし、ホース本体およ
びクイックコネクタそれぞれ10mg/本/day以下
を○、10mg/本/dayを超えると×として評価し
た。
【0065】〔耐メタノール性〕メタノールを封入し4
0℃で240時間放置した。そして、ホース本体および
コネクタに硬化や軟化劣化等の著しい物性の低下および
外観異常を目視により確認した。その結果、異常が無か
ったものを○、異常が確認されたものを×として評価し
た。
【0066】〔耐水性〕純水を封入し120℃で168
時間放置した。そして、ホース本体およびコネクタに硬
化や軟化劣化等の著しい物性の低下を目視により確認し
た。その結果、異常が無かったものを○、異常が確認さ
れたものを×として評価した。
【0067】〔メタノール無抽出性〕純水を封入し12
0℃で168時間放置した。そして、放置後封入した水
をサンプリングして各種分析機器(イオンクロマトグラ
フィ,蛍光X線,ガスクロマトグラフィ)により分析を
行った。その結果、抽出物量が1重量%以下で、かつ抽
出物(金属イオン、硫黄化合物等の不純物)が1ppm
以下のものを○、抽出物量が1重量%を超え、抽出物
(金属イオン、硫黄化合物等の不純物)が1ppmを超
えたものを×として評価した。
【0068】〔耐圧性〕装置内に水を圧力3MPaにて
流した。その結果、水の洩れや破裂が生じなかったもの
を○、水の洩れや破裂が生じたものを×として評価し
た。
【0069】〔耐熱性〕装置を120℃で360時間放
置した後、これに水を圧力3MPaにて流した。その結
果、水の洩れや破裂が生じなかったものを○、水の洩れ
や破裂が生じたものを×として評価した。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】上記表1および表2の結果、実施例品は良
好な柔軟性を示し、ホース本体およびクイックコネクタ
の双方ともメタノール耐透過性に優れ、耐メタノール
性、メタノール無抽出性に関しても優れた結果が得られ
たことがわかる。さらに耐水性、耐圧性、耐熱性に関し
ても優れた結果が得られた。
【0073】これに対して、比較例1品はクイックコネ
クタがメタノール耐透過性材料ではないPA12から形
成されているため、クイックコネクタがメタノール耐透
過性に劣る結果となった。また、比較例2品はホース本
体およびクイックコネクタの双方ともメタノール耐透過
性材料ではないPA11から形成されているため、ホー
ス本体およびクイックコネクタがメタノール耐透過性に
劣る結果となった。さらに、耐水性、メタノール無抽出
性に関しても劣る結果となった。そして、比較例3品は
ホース本体がメタノール耐透過性材料ではない形成材料
により形成されているため、ホース本体がメタノール耐
透過性に劣る結果となった。また、耐水性,メタノール
無抽出性に関して劣る結果となった。
【0074】つぎに、上記実施例品および比較例のホー
ス本体の最内層部分に関して、下記の方法に従って体積
固有抵抗を測定した。その結果、最内層形成材料として
導電剤を配合した実施例1,2品および比較例1品に関
しては良好な結果が得られた。これに対して、導電剤を
配合しなかった実施例3,4品および比較例2,3品に
関しては劣る結果となった。
【0075】〔体積固有抵抗〕ホース本体の最内層部分
の体積固有抵抗をJIS K 6911に準じて、印加
電圧100Vで測定した。その結果、体積固有抵抗が1
6 Ω・cm以下のものを良好であると、また106 Ω
・cmを超えたものを劣るものであると評価した。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明の燃料輸送用ホー
ス装置は、少なくとも最内層がメタノール耐透過性樹脂
からなるホース本体と、このホース本体の少なくとも一
方の端部に取り付けられる略筒状のクイックコネクタを
備えている。そして、上記クイックコネクタは、ハウジ
ング部をメタノール耐透過性材料で形成するとともに、
ハウジング部の締結対象部材収容部内のホース挿入部側
内周面にフッ素ゴムおよびエチレン−プロピレンゴムの
少なくとも一方からなる第1のOリングが、また上記収
容部内の出口側内周面にブチルゴムからなる第2のOリ
ングがそれぞれ取り付けられている。このため、ホース
本体およびクイックコネクタの双方とも優れたメタノー
ル耐透過性、耐メタノール性、メタノール無抽出性、耐
水性を示し、しかもクイックコネクタの収容部内に2種
類のOリングを設けることからホースとクイックコネク
タ接続部分においてもメタノールに対する耐性を有し、
しかも高い気密性を有するようになり所期の目的が達成
されることを見出し本発明に到達した。
【0077】そして、上記ハウジング部を構成するメタ
ノール耐透過性材料が、ステンレス鋼であると、メタノ
ール耐透過性が一層向上するようになる。
【0078】また、上記第1のOリングが、酸化亜鉛を
用いない過酸化物加硫によるエチレン−プロピレンゴム
によって形成されたものであると、メタノールによる亜
鉛の抽出が生起せず、改質器が抽出物による被毒を被り
性能が低下するような問題の発生を抑制することができ
る。
【0079】そして、上記第1のOリングが、フッ素含
有率69重量%以上の3元系フッ素ゴムによって形成さ
れたものであると、フッ素ゴム(FKM)のメタノール
による膨潤が抑制され、優れたシール性を安定的に確保
することができるとともに、FKMの持つ優れた抽出性
により改質器の被毒を抑制することができる。
【0080】また、上記ホース本体を構成するメタノー
ル耐透過性樹脂が、フッ素樹脂であると、メタノール耐
透過性が一層向上するようになる。
【0081】さらに、上記ホース本体が、最内層が導電
性エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体からな
り、中間層が非導電性エチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体からなり、かつ、最外層がポリアミドからな
る3層構造のホースであると、メタノールが流動する際
に発生する静電気によって引き起こされる懸念のある問
題をすみやかに回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料輸送用ホース装置の一例を示す模
式図(一部断面)である。
【図2】本発明の燃料輸送用ホース装置のホース本体の
一例を示す断面斜視図である。
【図3】本発明の燃料輸送用ホース装置にパイプを連結
した状態を示す模式図(一部断面)である。
【図4】メタノールを燃料とする燃料電池自動車のメタ
ノール供給システムを示す模式図である。
【符号の説明】
1 最内層 2 中間層 3 最外層 4 ホース本体 5 クイックコネクタ 6 挿入部 7 収容部 8 ハウジング部 9 第1のOリング 10 第2のOリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 和孝 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 3H015 BA04 BB03 BC02 BC07 3H017 BA01 3H111 AA02 BA15 CA53 CB04 DA07 DA11 DA26 DB08 EA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも最内層がメタノール耐透過性
    樹脂からなるホース本体と、このホース本体の少なくと
    も一方の端部に取り付けられるクイックコネクタとを備
    えた燃料輸送用ホース装置であって、上記クイックコネ
    クタは、略筒状のハウジング部と2個一組のOリングと
    からなり、上記ハウジング部は、その一端側が上記ホー
    ス本体内部に挿入される挿入部に形成されているととも
    に、他端側が締結対象部材を内部に収容する収容部に形
    成されていてメタノール耐透過性材料で構成されてお
    り、上記2個一組のOリングのうち第1のOリングはフ
    ッ素ゴムおよびエチレン−プロピレンゴムの少なくとも
    一方で構成されて上記収容部内のホース挿入部側内周面
    に取り付けられ、上記2個一組のOリングのうち第2の
    Oリングはブチルゴムで構成されて上記収容部内の出口
    側内周面に取り付けられていることを特徴とする燃料輸
    送用ホース装置。
  2. 【請求項2】 上記ハウジング部を構成するメタノール
    耐透過性材料が、ステンレス鋼である請求項1記載の燃
    料輸送用ホース装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のOリングが、酸化亜鉛を用い
    ない過酸化物加硫によるエチレン−プロピレンゴムから
    なる請求項1または2記載の燃料輸送用ホース装置。
  4. 【請求項4】 上記第1のOリングが、フッ素含有率6
    9重量%以上の3元系フッ素ゴムからなる請求項1また
    は2記載の燃料輸送用ホース装置。
  5. 【請求項5】 上記ホース本体を構成するメタノール耐
    透過性樹脂が、フッ素樹脂である請求項1〜4のいずれ
    か一項に記載の燃料輸送用ホース装置。
  6. 【請求項6】 上記ホース本体が3層構造であって、最
    内層が導電性エチレン−テトラフルオロエチレン共重合
    体からなり、中間層が非導電性エチレン−テトラフルオ
    ロエチレン共重合体からなり、かつ、最外層がポリアミ
    ドからなる請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料輸
    送用ホース装置。
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