JP2006194434A - 燃料輸送用の樹脂チューブ - Google Patents

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知己 井上
Masayuki Sasagawa
雅之 笹川
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Abstract

【課題】直管形状に成形した樹脂チューブを車体への組付けの際に曲り形状に可撓変形させ、固定クランプにて車体に組付固定する場合において、樹脂チューブが捩れたまま取り付いてしまうのを防止して樹脂チューブに捩れによる歪みを発生させず、その歪みによって樹脂チューブの劣化が促進されてしまったり、或いはコネクタのシール部材に相手パイプが片当りしてシール性が低下してしまう問題を解決する。
【解決手段】直管形状に成形されて車体への組付けの際に曲り形状に可撓変形させられた上、固定クランプにて車体に組付固定され、エンジンと燃料タンクとの間に配管されて燃料を輸送する樹脂チューブ14に、直管形状の状態において外周面に且つ長手方向に直線配列状態にマーク66を全長に亘って施しておく。
【選択図】図4

Description

この発明はエンジンと燃料タンクとの間に配管されて燃料を輸送する樹脂チューブに関する。
従来、燃料輸送用として、例えば燃料タンク内の燃料をエンジン側に輸送するためのものとして樹脂チューブが用いられている。
この樹脂チューブは、車体側の相手パイプに接続されて燃料輸送用の配管系を構成する。
従来、この樹脂チューブと相手パイプとの接続用としてワンタッチで接続が行えるコネクタ(クイックコネクタ)が用いられている。
例えば下記特許文献1にこの種のコネクタが開示されている。図8,図9はこのコネクタの具体的な構成例を示している。
これらの図において200は樹脂チューブであり、202はその樹脂チューブ200を接続すべき相手パイプである。
相手パイプ202には、その外周面に環状に突出する係合凸部(パイプ側係合部)204が形成されている。
206はコネクタで、コネクタ本体(ここでは全体が樹脂製)208と、リテーナ210及びシール部材としてのOリング212,ブッシュ214とを有している。
コネクタ本体208は、軸方向の一方の側にリテーナ保持部216を有しており、また他方の側に圧入部218を有している。
圧入部218は、樹脂チューブ200の内部に軸方向に圧入される部分であって、その外周面に且つ軸方向の異なった複数箇所に、断面が鋸歯状の先端が鋭角をなす環状突起220が形成されている。
コネクタ本体208は、この圧入部218を樹脂チューブ200の内部に圧入することによって、かかる樹脂チューブ200と接続される。
このとき、圧入部218の外周面に形成された環状突起220が、圧入により膨出変形した樹脂チューブ200の端部内面に食い込んで樹脂チューブ200を抜止めする。
尚、圧入部218には環状溝が形成されていて、そこにOリング222が保持されており、このOリング222によって圧入部218と樹脂チューブ200との間が気密にシールされる。
上記リテーナ保持部216は、リテーナ210を内部に収容状態で保持する部分で、コネクタ本体208はこのリテーナ210を介して相手パイプ202と接続される。
このリテーナ保持部216には、その前端(図中左端)にリテーナ210との掛止用の掛止部(本体側掛止部)224が設けられている。
一方リテーナ210は、全体として略環状をなす樹脂製の部材であって径方向に弾性変形可能となしてある。
このリテーナ210には、相手パイプ202の係合凸部204を径方向内方から係合させる係合凹部又は係合スリット部(リテーナ側係合部)225と、コネクタ本体208側の上記掛止部224に対し、同じく径方向内方から嵌り合って軸方向に掛止する掛止溝(リテーナ側掛止部)226とが設けられている。
リテーナ210は、この掛止溝226をリテーナ保持部216の掛止部224に掛止させることで、かかるリテーナ保持部216により軸方向に固定状態に保持される。
このリテーナ210にはまた、内周面と外周面とにテーパ形状の内周カム面228と外周カム面230とが形成されている。
内周カム面228は、相手パイプ202をリテーナ210内部に軸方向に挿入したとき、係合凸部204と当接してその移動案内をなすとともに、係合凸部204の移動に伴ってリテーナ210をカム作用で全体的に且つ弾性的に拡開運動させ、係合凸部204の通過を許容する。
そして係合凸部204が係合凹部225の位置に到ったところでリテーナ210が全体的に元の形状に復形し、これと同時に係合凸部204が係合凹部225に嵌り合って、それらが軸方向に互いに固定状態となる。
他方外周カム面230は、リテーナ210をコネクタ本体208のリテーナ保持部216に軸方向に挿入する際、掛止部224との当接によってリテーナ210を全体的に且つ弾性的に縮径運動させ、その縮径運動を伴って掛止溝226を掛止部224に対し掛止させる。
尚リテーナ210の先端部(図中左端部)には操作つまみ231が設けられており、この操作つまみ231に力を加えることによって、リテーナ210を縮径運動させることもできる。
このコネクタ206では、リテーナ210をコネクタ本体208のリテーナ保持部216に保持させておき、その状態で相手パイプ202をリテーナ210内部に軸方向に挿入する。
このとき、リテーナ210は相手パイプ202の係合凸部204によって拡開方向に弾性的に押し拡げられ、そして係合凸部204が係合凹部225に到ったところで縮径運動するとともに、係合凸部204が係合凹部225に係合した状態となる。
尚、リテーナ210を予め相手パイプ202に装着しておいて、その状態で相手パイプ202をリテーナ210ごとコネクタ本体208に挿入するようにしても良い。
このとき、リテーナ210は一旦縮径運動した後、掛止溝226が掛止部224の位置に到ったところで拡開運動し、掛止溝226が掛止部224に掛止した状態となる。
上記シール部材としてのOリング212及びブッシュ214は、リテーナ保持部216よりも奥側(図中右側)においてコネクタ本体208内部に装着保持されており、コネクタ本体208内に相手パイプ202が挿入された時点で、これらOリング212及びブッシュ214が相手パイプ202の挿入端部232、即ち係合凸部204よりも先端側の挿入端部232の外周面に気密に接触して、かかる相手パイプ202とコネクタ本体208との間を気密にシールする。
尚、図8(A)ではOリング212を2つ用いているが、(B)に示しているようにコンパクト化のためにOリング212を1つだけ用いる場合もある。
以上から分るように、このようなコネクタ206を用いた接続では、樹脂チューブ200をワンタッチで簡単に相手パイプ202に接続することができる。
なお、樹脂チューブ200の端部に装着されるコネクタとして、特許文献2に記載されたようなコネクタを用いることができる。このコネクタ300は、図10及び図12に示すように、比較的薄肉状のリテーナ302を、リテーナ保持部304に軸直角方向に取り付ける型のものである。
コネクタ300は、全体として筒状を成すコネクタ本体(ここでは全体が樹脂製)306と、リテーナ302及びシール部材としてのOリング308、ブッシュ310とを有している(図10(A)参照)。
上記コネクタ本体306は、軸方向の一方の側に短い筒形のリテーナ保持部304を有しており、また他方の側に、例えば樹脂チューブ200との接続部312を有している。
リテーナ302は、一対の係合部(リテーナ側係合部、リテーナ側掛止部)314の両側をそれぞれ、V字状体316で一体的に連結して構成された環状体の形態を有し(図10(B)参照)、細く変形させた状態で、リテーナ保持部304に設けられた開口部318から、リテーナ保持部304内に差し込まれ、元の形に広がった状態でリテーナ保持部304内に一体化して配置される。
リテーナ302内に相手パイプ202(図8に示す相手パイプ202とは若干形状が異なる)を挿入すると、係合部314の傾斜案内面又は傾斜案内カム面320に係合凸部204が当接し、係合凸部204は、傾斜案内カム面320を径方向外側に押し退け、リテーナ302を広げながら進行する。係合凸部204が係合部314を越えるとすぐに、リテーナ302は細くなるように若干変形し、係合部314は係合凸部204と軸方向に係合する(図11参照)。係合部314は、リテーナ保持部304の切欠き(本体側掛止部)322内に入り込んでリテーナ保持部304と軸方向に係合している。このようにして、相手パイプ202とリテーナ302、あるいはコネクタ本体306とが軸方向に固定状態となる。そして、リテーナ302の押圧部324を径方向両側から押圧し、係合部314を押し広げることにより、相手パイプ202を抜き出すことができる。なお、図12に示すように、押圧部324が外側に突出しないように、開口部318に囲い部326を突出形成しておく場合もある。
また、特許文献3に記載されているようなコネクタを用いることもできる。このコネクタ400は、図13及び14に示すように、コ字状のリテーナ402をリテーナ保持部404に軸直角方向に取り付ける型のものであり、さらに相手パイプ202の接続を確認するチェッカー部材406を備えている。
コネクタ400は、全体として筒状を成すコネクタ本体(ここでは全体が樹脂製)408と、リテーナ402及びシール部材としてのOリング410、ブッシュ412とを有し、さらにチェッカー部材406を有している(図13及び14(B)参照)。
上記コネクタ本体408は、軸方向の一方の側に短い筒形のリテーナ保持部404を有しており、また、他方の側に、例えば樹脂チューブ200との接続部414を有している。
チェッカー部材406は、一対の弾性アーム416の端部に掛止溝418を有する箱型のものであり、その掛止溝418が底面部420と係合するように、リテーナ保持部404の外周に、軸直角方向に取り付けられ、このリテーナ保持部404に配置される。
リテーナ402は、一対の検知片422の端部(自由端部)に、径方向内側に突出する検知突起424を有していて、この検知突起424が、相手パイプ202の係合凸部204の移動路内に突出するように、リテーナ保持部404の外周に、軸直角方向に取り付けられ、このリテーナ保持部404に配置される(図14(A)参照)。
相手パイプ202が、コネクタ本体408に挿入され、係合凸部204がブッシュ412に当接した状態(相手パイプ202の正常な接続状態)では、リテーナ402の検知突起424は、傾斜案内面又は傾斜案内カム面425を径方向外側に押し退けながら進行した係合凸部204によって押され、径方向外側に移動し、検知突起424と受入孔428の凹部430との係合が解除されていて、リテーナ402をさらに軸直角方向に押し込むことが可能となっている。リテーナ402が軸直角方向に押し込まれると、リテーナ402の係合部(リテーナ側係合部)431が相手パイプ202の係合凸部204と係合するとともに、リテーナ402のガイド片432にチェッカー部材406の弾性アーム416が押されて、弾性アーム416の掛止溝418が径方向外側に移動し、掛止溝418と底面部420との係合が解除される。このようにして、相手パイプ202とコネクタ本体408とが軸方向に固定状態となり、この固定状態では、チェッカー部材406とコネクタ本体408とが分離可能となっている。すなわち、相手パイプ202が正常に接続されている場合に限り、チェッカー部材406をコネクタ本体408から外すことができる。なお、リテーナ402は、規制フランジ(本体側掛止部)434、436、438と、前端面、中間溝部及び後端面(リテーナ側掛止部)で軸方向に係合する。
上記のような従来の樹脂チューブ200は、例えば内径が6mm、外径が8mm程度の太さのものが用いられて、図15に示しているような配管系統で使用されている。
この配管系統では、燃料タンク234内の燃料を燃料ポンプ236により一定圧力の下で供給路238を通じて供給し、これをインジェクタ240からエンジンのシリンダ242に向けて噴射し、そして余剰の燃料を返送路244を通じて燃料タンク234へと返送する。
ところで燃料輸送用の樹脂チューブを車体に配管し組み付けるに際して、その配管のレイアウトは予め定められており、そこで従来にあっては、下記特許文献4に示すように直管形状の樹脂チューブを拘束型に嵌め込んで形状拘束した上、樹脂チューブ全体を加熱オーブン中に入れて、例えば150〜160℃で20〜30分間加熱して曲げ形状を付与し、しかる後にこれらをオーブンから取り出して冷却した上、樹脂チューブを拘束型から外すといった手順で製造するなど樹脂チューブ全体を成形段階で予め所要の曲り形状に成形しておき、これを組付けの現場に持ち来して車体への組付けを行っていた。
しかしながら成形形状が曲り形状をなす樹脂チューブは、製造のための工程数が多くなってコスト高となり、また車種が異なるごとに、厳密には配管レイアウトが異なるごとに別種の専用の樹脂チューブが必要となって、これもまたコストを高める要因となっていた。
これに対して近年、燃料タンク234から余剰の燃料を供給せずに必要な量だけ即ち消費分だけをエンジン側に供給し、図15の配管系統(いわゆるフューエルリターンシステム)のように余剰の燃料を燃料タンク234に戻すといったことを行わない配管系統、いわゆるフューエルリターンレスシステムが用いられるようになって来ている。
このフューエルリターンレスシステムでは必要な量の燃料のみを供給するので、図15で示す配管系統と同じ径の樹脂チューブを用いると燃料が滞留し易く、エンジンルーム内の雰囲気により滞留状態の燃料が配管内で気化し、エンジン回転数が不安定になり易くなる。
この場合の樹脂チューブとしては、例えば外径6mm以下の細径樹脂チューブを用い、燃料の滞留を起さないようにすることが好ましい。
特に排気量の小さい軽自動車や自動二輪車,自動三輪車,ATV(All Terrain Vehicle)等のいわゆる小型車両において、燃料輸送用の樹脂チューブとしてこのような細径チューブの使用が検討されている。
ところでこのような細径の樹脂チューブは、大径の樹脂チューブに比べて可撓性が高く、そこで本発明者等は樹脂チューブを予め曲り形状に成形しておかないで直管形状に成形しておき、車体への組付けの際にこれを曲り形状に可撓変形させた上、固定クランプにて車体に組付固定する組付構造を案出した。
このようにすれば、樹脂チューブに要するコストを低減でき、また共通の樹脂チューブを様々な車種や配管レイアウトに対して汎用的に使用することが可能となる。
しかしながら、このように樹脂チューブを直管形状に成形しておいて、車体への組付けに際して曲り形状に可撓変形させ、固定クランプにて車体に留め付けて行くようになした場合、この可撓性を有する樹脂チューブはその柔軟性により捩れが生じ易く、この場合樹脂チューブに捩れが生じたとしてもその判別が難しく、捩れを生じたまま車体に組み付けられてしまう恐れがある。
この場合燃料輸送に障害を生じるといったことも起り得、またその捩れによって樹脂チューブに大きな応力が発生して、その応力発生箇所で樹脂チューブが劣化を生じ易いといった問題も生ずる。
また発生した応力によりコネクタ内に装着されているOリング等のシール部材に対し相手パイプが片当り状態となって、シール性が低下する恐れも生ずる。
以上細径チューブを例として説明したが、こうした問題は樹脂チューブを直管形状に成形しておいて車体への組付けに際し、これを曲り形状に可撓変形させ、固定クランプにて車体に留め付けて行く場合において共通に生じ得る問題である。
特開平11−201355号公報 特許第2641683号公報 特開2004−251319号公報 特開平6−190913号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、樹脂チューブを直管形状に成形しておいて、これを車体への組付けの際に曲り形状に可撓変形させ、固定クランプにて車体に組付固定する場合において、樹脂チューブが捩れたまま取り付いてしまうのを防止し得て、樹脂チューブに無理な歪みがかからず、その歪みによって樹脂チューブの劣化が促進されてしまったり、或いはまたコネクタのシール部材に対し相手パイプが片当りして(樹脂チューブの捩れに起因して)シール性が低下してしまう問題を解決することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、直管形状に成形されて車体への組付けの際に曲り形状に可撓変形させられた上、固定クランプにて車体に組付固定され、エンジンと燃料タンクとの間に配管されて燃料を輸送する樹脂チューブであって、前記直管形状の状態において外周面に且つ長手方向に直線配列状態にマークが全長に亘って施されていることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、外径が6mm以下の細径チューブであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、相手パイプに対して回転可能且つOリング等環状のシール部材を介して該相手パイプとの間でシールされるコネクタを介して該相手パイプに接続されるものであることを特徴とする。
以上のように本発明は、直管形状に成形されて車体への組付けの際に曲り形状に可撓変形させられ、固定クランプにて車体に組付固定される樹脂チューブに対し、直管形状の状態において外周面に且つ長手方向に直線配列状態にマークを全長に亘って施すようになしたもので、本発明によれば、車体への組付けの際に樹脂チューブに捩れが生じた場合、その樹脂チューブの捩れとともに直線配列状態に施されたマークがともに捩れを生じるため、そのマークによって樹脂チューブに捩れが生じたことを目視で簡単に確認することができる。
つまり本発明によれば、そのマークが直線配列状態を維持するように樹脂チューブを配管組付けして行くことで、樹脂チューブに捩れを生ぜしめることなくこれを配管組付けすることができる。
従って本発明によれば、捩れの箇所において樹脂チューブに大きな応力が発生して、その応力によって樹脂チューブの劣化が促進されるといったことを防止でき、更にまたその捩れに基づいてコネクタにおけるシール部材が相手パイプに片当りしてシール性が低下するのを防止することができる。
上記の説明から明らかなように本発明は、特に外径が6mm以下の細径チューブに適用して効果的なものである(請求項2)。
また相手パイプに対して回転可能且つOリング等環状のシール部材を介して相手パイプとの間でシールされるコネクタを介して相手パイプに接続される樹脂チューブに適用して効果の大なるものである(請求項3)。
次に本発明を小型車両のエンジンと燃料タンクとの間に配管されて燃料輸送する樹脂チューブに適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
ここで小型車両とは軽自動車、特に自動二輪車,自動三輪車,ATV(All Terrain Vehicle)等を意味する。
図2及び図3において、10は車体に固定されたエンジンや燃料タンク等の機器に一体に形成された相手パイプで、外周面に環状に突出する係合凸部(パイプ側係合部)12が形成されている。
図4は、エンジンと燃料タンクとの間に配管されて燃料輸送用に用いられるコネクタ付き樹脂チューブを車体への組付前の状態で表したもので、図中14は樹脂チューブを、16はその両端部に装着されたコネクタ(クイックコネクタ)を示している。なお、相手パイプ10等の相手部材に一方端部を直接圧入等で接続する場合には、コネクタ16は、樹脂チューブ14の他方端部(片方端部)のみに装着される。
ここで樹脂チューブ14は、組付前の状態で直管形状を成している。即ち樹脂チューブ14は直管形状に成形されている。
このコネクタ16付き樹脂チューブ14は、余剰のガソリンを燃料タンクに戻すシステム(フューエルリターンシステム)であっても用い得るが、特に燃料を燃料タンクに戻さないフューエルリターンレスシステムに好適に用い得る。
樹脂チューブ14は、図4(B)に示しているようにETFEから成る内層14Aと、PA12から成る外層14Bとの積層構造を成しており、その外周面上に、後述の固定クランプ48(図1,図5及び図6)によるクランプ箇所において樹脂チューブ14を保護し、傷付き防止するゴム(ここではEPDM)から成る保護層15が全長に亘り被覆状態に積層されている。
本実施形態において、この樹脂チューブ14は内径又は内層14Aの内径dがφ2.5mm,外層14Bの外径dがφ4mmの細径のものである。
ここで内層14Aは肉厚が0.2mmであり、また外層14Bは肉厚が0.55mm、更に保護層15は肉厚が1.0mmである。すなわち、内層14A及び外層14Bの肉厚tは0.75mmである。
また樹脂チューブ14は、その全長Lが200〜1500mmとされている。
但しこれらの積層構造,材質,肉厚や長さ等の寸法はあくまで一例であって、それらを様々に変更することができることは言うまでもない。
図2,図3に示しているようにコネクタ16は、全体として筒状を成すコネクタ本体(ここでは全体が樹脂製)18と、リテーナ20及びシール部材としてのOリング22,ブッシュ24とを有している(例えば、Oリング22はシール部材として機能し、ブッシュ24はシール部材ではなく軸振れ防止部材として機能する)。
本実施形態において、コネクタ16(シール部材を除く)はポリアミドにて構成されている。
但しその材質は耐熱性,耐燃料透過性,耐ガソリン性(ガソリンに接しても膨潤し難い)やコストの点から適宜選択可能である。
具体的にはポリアミド系(PA11,PA12,P6,PA66,PPA等)やPPS等は耐熱性が優れ、ポリエステル系(PBT,PET,PEN等)は耐燃料透過性,耐ガソリン性に優れる。
またPOMは耐熱性と耐燃料透過性,耐ガソリン性を確保しながら、比較的安価である。
また上記材料に強度向上のためガラス繊維を配合したり、耐燃料透過性向上のためクレー等のナノコンポジット材を配合して用いることもできる。
これらの材料は樹脂チューブ14の材料としても好適なものであり、また樹脂チューブ14の材料としてはそれらの樹脂材料にエラストマーをアロイ化したものを用いることもでき、この場合樹脂そのものが有する耐熱性,耐燃料透過性に加え、樹脂チューブ14に可撓性を付加することができる。
上記コネクタ本体18は、図2に示しているように軸方向の一方の側にソケット状のリテーナ保持部26を有しており、また他方の側に樹脂チューブ14との接続部としての圧入部(ニップル部)28を有している。
リテーナ保持部26は、リテーナ20を内部に収容状態で保持する部分で、コネクタ本体18はこのリテーナ20を介して相手パイプ10と接続される。
このリテーナ保持部26には、開口窓30とリテーナ20との掛止用の前端(図中左端)の掛止部(本体側掛止部)32とが設けられている。開口窓30は、径方向対称位置に一対設けられている。
一方リテーナ20は、全体として略環状(ここでは断面C字状)をなす樹脂製の部材であって、径方向に弾性変形可能となしてある。
このリテーナ20には、相手パイプ10の係合凸部12を径方向内方から係合させてこれを軸方向に固定する係合凹部又は係合スリット部(リテーナ側係合部)34と、コネクタ本体18側の上記掛止部32に対し、同じく径方向内方から嵌り合って軸方向に掛止する掛止溝(リテーナ側掛止部)36とが設けられている。
リテーナ20は、この掛止溝36をリテーナ保持部26の掛止部32に掛止させることで、かかるリテーナ保持部26により軸方向に固定状態に保持される。
このリテーナ20にはまた、内周面と外周面とにテーパ形状の内周カム面(内周ガイド面又は内周当接面)38と外周カム面(外周ガイド面又は外周当接面)40とが形成されている。
内周カム面38は、相手パイプ10をリテーナ20内部に軸方向に挿入したとき、係合凸部12と当接してその移動案内をなすとともに、係合凸部12の移動に伴ってリテーナ20をカム作用で全体的に且つ弾性的に拡開運動させ、係合凸部12の通過を許容する。
そして係合凸部12が係合凹部34の位置に到ったところでリテーナ20が全体的に元の形状に復形し、これと同時に係合凸部12が係合凹部34に嵌り合って、それらが軸方向に互いに固定状態となる。
他方外周カム面40は、リテーナ20をコネクタ本体18のリテーナ保持部26に軸方向に挿入する際、掛止部32との当接によってリテーナ20を全体的に且つ弾性的に縮径運動させ、その縮径運動を伴って掛止溝36を掛止部32に対し掛止させる。
尚リテーナ20の先端部(図中左端部)には操作つまみ42が設けられており、この操作つまみ42に力を加えることによってリテーナ20を縮径運動させることもできる。
このコネクタ16では、リテーナ20をコネクタ本体18のリテーナ保持部26に保持させておき、その状態で相手パイプ10をリテーナ20内部に軸方向に挿入する。
このとき、リテーナ20は相手パイプ10の係合凸部12によって拡開方向に弾性的に押し拡げられ、そして係合凸部12が係合凹部34に到ったところで縮径運動するとともに、係合凸部12が係合凹部34に係合した状態となる。
尚、リテーナ20を予め相手パイプ10に装着しておいて、その状態で相手パイプ10をリテーナ20ごとコネクタ本体18に挿入するようにしても良い。
このとき、リテーナ20は一旦縮径運動した後、掛止溝36が掛止部32の位置に到ったところで拡開運動し、掛止溝36が掛止部32に掛止した状態となる。
上記シール部材としてのOリング22及びブッシュ24は、リテーナ保持部26よりも奥側(図中右側)においてコネクタ本体18内部に装着保持されており、コネクタ本体18内に相手パイプ10が挿入された時点で、Oリング22又はこれらOリング22及びブッシュ24が、相手パイプ10の挿入端部44、即ち係合凸部12よりも先端側の挿入端部44の外周面に気密に接触して、かかる相手パイプ10とコネクタ本体18との間を気密にシールする。
上記圧入部28は、樹脂チューブ14の内部に軸方向に圧入される部分であって、その外周面に且つ軸方向の異なった複数箇所(ここでは2箇所)に、断面が鋸歯状の先端が鋭角をなす環状突起46が形成されている。
コネクタ本体18は、この圧入部28を樹脂チューブ14の一端からその内部に圧入することによって、かかる樹脂チューブ14に抜止状態に接続される。
尚、コネクタ本体18と樹脂チューブ14は圧入以外の、例えば溶着,オーバーモールド等によっても接続することができる。
図1は上記コネクタ16付き樹脂チューブ14の車体への組付状態を示している。
図示のようにここでは樹脂チューブ14が、その可撓性に基づいて長手方向の複数箇所(ここでは3箇所)で円弧形状に曲げられており、そしてそれら複数箇所の曲げ部50-1,50-2,50-3のそれぞれの両側の部位が、固定クランプ48にて保持され、車体に留め付けられている。
これによりコネクタ16付き樹脂チューブ14全体に予定された曲り形状が付与され、その状態で樹脂チューブ14がコネクタ16において相手パイプ10と接続状態に車体に組み付けられている。
即ち直管形状に成形された樹脂チューブ14が、固定クランプ48による保持拘束作用によって、所望の曲り形状で車体に配管され、組み付けられている。
図5及び図6に固定クランプ48の好適な一例が示してある。ここで図5は固定前の状態を、図6は固定後の状態をそれぞれ表している。
図5において固定クランプ48は弾性を有する樹脂製のもので、全体として環状を成し、周方向所定個所に開口52を有する略C字状を成す保持部54と、固定部56とを有している。保持部54は、開口52の両側に、外側に突出する一対のガイド用くちばし部53を有している。
また固定部56は、車体側のパネルの固定孔57への挿入部59と、パネルを内外両側から挟持する一対の挟持部61A,61Bを有している。挟持部61Aは、固定部56あるいは挿入部59の外端部(保持部54側の端部)から横方向両側(図5中左右両側)に延びるように一体的に形成され、挟持部61Bは、固定部56あるいは挿入部59の内端部(保持部54と反対側の端部)から横方向両側に延びるように一体的に形成されている。挟持部61Bは、横方向それぞれの側で、保持部54側に傾斜しながら横方向外側に延びる基部61B−1と、基部61B−1の横方向外端から保持部54側に傾斜しながら横方向内側に延びる折り返し部61B−2と、を一体的に有している。挟持部61Aの横方向外端間の距離は、固定孔57の幅よりも十分大きく、挟持部61Bの横方向外端間の距離(基部61B−1の横方向外端間の距離)は、固定孔57の幅よりも若干大きい。
この固定クランプ48では、図6に示しているように保持部54を弾性拡開させながら樹脂チューブ14を開口部52を通じて保持部54内に軸直角方向に挿入して保持部54により保持させる。
また固定クランプ48を固定孔57において車体に留め付けることで、樹脂チューブ14を車体に固定状態とする。固定クランプ48の留め付けは、例えば、挟持部61Bが横方向内側に変形しながらパネルの固定孔57内に押し込まれ、そして、固定孔57からパネルの裏側に通り抜けた状態となるまで、挿入部59を固定孔57に挿入することにより、行われる。取り付けられた状態では、挟持部61Aの横方向外端部がパネル表面と係合し、挟持部61Bの折り返し部61B−2が、固定孔57の縁又は内端縁と係合している。したがって、例えば、固定クランプ48は、パネルに安定して取り付けられているが、固定クランプ48の固定孔57への挿入はスムーズに行われ、また、固定クランプ48を固定孔57から引き抜くことも可能である。
前述したように図4は樹脂チューブ14を車体への組付前の状態で示したもので、図示のように樹脂チューブ14は、この状態において直管形状をなしている。即ち樹脂チューブ14は押出成形等によって直管形状に成形されている。
そして車体への組付前においてその両端部にコネクタ16が装着され、そのコネクタ16付きの状態で車体への組付けがなされる。
本実施形態において樹脂チューブ14の外周面、詳しくは保護層15の外周面には、図4に示す直管形状の状態において長手方向に直線配列状態にマーク66が全長に亘って施されている。
この実施形態では、マーク66は文字と数字と横線とで構成されているが、勿論他の文字や数字その他の記号を直線状に配列してマークを構成することもできる。マーク66は、例えば、樹脂チューブ14の外周面に、20分の1周以上5分の1周以下(例えば、14分の1周以上10分の1周以下)の幅を有して設けられる。例えば、樹脂チューブ14の外径を6mmとすると、マーク66の高さは、約0.9mm以上約3.8mm以下(例えば約1.3mm以上約1.9mm以下)としておくことができる。ここでは、例えば、マーク66の高さは1.5mmに設定されている。マーク66は、全長に亘って20分の1周以上5分の1周以下(例えば、14分の1周以上10分の1周以下)の幅を有する必要はなく、多くの部分で又は長さ方向の多くの部分でこの幅を有していればよい。このように構成することにより、マーク66の幅が適切なものとなり、捩れ防止効果を高めることができる。
図4に示す直管形状の樹脂チューブ14は、図1に示しているように車体への組付状態で全体が所定の曲り形状となる。
このとき樹脂チューブ14は、マーク66が樹脂チューブ14の軸心周りに捩れを生じないようにして曲り形状に可撓変形させられ、固定クランプ48にて車体に留め付けられる。
以上のような本実施形態では、車体への組付けの際に樹脂チューブ14に捩れが生じた場合、その樹脂チューブ14の捩れとともに直線配列状態に施されたマーク66がともに捩れを生じるため、そのマーク66によって樹脂チューブ14に捩れが生じたことを目視で簡単に確認することができる。
従って本実施形態によれば、そのマーク66が直線配列状態を維持するように樹脂チューブ14を配管組付けして行くことで、樹脂チューブ14に捩れを生ぜしめることなく、これを配管組付けすることができる。
それ故捩れの箇所において樹脂チューブ14に大きな応力が発生して、その応力によって樹脂チューブ14の劣化が促進されるといったことを防止でき、更にまたその捩れに基づいてコネクタ16におけるOリング22等のシール部材が相手パイプ10に片当りしてシール性が低下するのを防止することができる。
なお、例えば、本発明の実施の形態として、コネクタ300(リテーナ保持部304内にリテーナ302が組み込まれて一体化した形態のもの)を用いる場合は、マーク66を、一方の押圧部324又は他方の押圧部324と対応させて、あるいは周方向位置を概ね一致させて設けることが好ましい。すなわち、操作部(押圧部324)が、コネクタ本体306内に収まったりしていて(図12参照)、機器が密集している場所では、直接目視しにくい場合に、操作部と対応させてマーク66を設けることにより、マーク66を手がかりにして操作部を探し当てることができる。
ここに記載された技術は、次の発明を構成する。
直線状に延ばされた状態において外周面上に且つ長手方向に直線配列状態にマークが全長に亘って施されている燃料輸送用の樹脂チューブを有し、この樹脂チューブの端部に、相手パイプとの接続用のコネクタが取り付けられ、このコネクタには、相手パイプと係合するリテーナが設けられ、このリテーナは、前記コネクタから径方向に突出しない操作部を有し、この操作部を操作することにより、前記コネクタ又は前記リテーナと前記相手パイプとの係合を解除できるように構成されていて、前記マークの周方向位置は、前記操作部の周方向位置又は操作向きに対応、一致又は概ね一致している接続構造体。
さらに、コネクタ16を用いる場合では、図7に示すように、接続確認用のチェッカー部材68をリテーナ保持部26に取り付けておくことができる。チェッカー部材68は、弾性アーム70の掛止爪72がリテーナ保持部26の開口窓30に入り込み、この開口窓30の縁部74に係合するように、リテーナ保持部26に取り付けられるが(取り付け状態では、掛止爪72はリテーナ20の係合凹部34内に入り込んでいる)、相手パイプ10がリテーナ20内に差し込まれ、コネクタ本体18に正常に挿入接続されると、係合凸部12により掛止爪72が径方向外側に押され、掛止爪72と開口窓30との係合が解除され、矢印方向(リテーナ保持部26の開口窓30間の平面部76と直交する方向)に引っ張れば取り外すことができるように構成されている。このチェッカー部材68の取り外しにより、相手パイプ10の接続確認を行うことができる。この場合には、チェッカー部材68の取り外し方向と対応するように、あるいは取り外し側に(図示の場合)、マーク66を設けることができる。すなわち、開口窓30間に位置するように、あるいは、開口窓30間又は平面部76と周方向位置が概ね一致するように、かつ、チェッカー部材68が取り付けられている側に位置するように、マーク66を樹脂チューブ14に設けることができる。あるいは、チェッカー部材68の取り外し方向と径方向で対称となるように(図示の位置と180°反対側に)、マーク66を設けることができる。このようにしておけば、チェッカー部材68の取り外しが可能なスペース位置で、チェッカー部材68が配置されるように、マーク66を確認しながら配管することができる。また、例えば、本発明の実施の形態として、コネクタ400(相手パイプ202を完全に挿入したときに、リテーナ402がリテーナ保持部404に対して押し込むことができるようになる形態もの)を用いる場合にも、チェッカー406の取り外し方向を基準にして、同様にマーク66を樹脂チューブ14に設けることができる。例えば、便宜上図14(B)を利用して説明すると、チェッカー406は矢印で示す方向に取り外されるが、この取り外し方向と対応するように(符号442が示す周方向位置参照)、樹脂チューブ440にマーク66を設けることができる。なお、符号442で示す周方向位置と180°反対側の周方向位置(図の下側位置)が取り外し方向と反対側の位置である。
ここに記載された技術は、次の発明を構成する。
直線状に延ばされた状態において外周面上に且つ長手方向に直線配列状態にマークが全長に亘って施されている燃料輸送用の樹脂チューブを有し、この樹脂チューブの端部に、相手パイプとの接続用のコネクタが取り付けられ、このコネクタには、相手パイプとの接続を確認するチェッカー部材が設けられていて、前記マークの周方向位置は、前記チェッカー部材の着脱方向又は着脱側と対応、一致又は概ね一致している、あるいは、着脱方向又は着脱側と径方向対向側又は径方向反対側である接続構造体。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記マーク66は上例以外の他の様々な形態となすことができるし、また本発明は場合によって外径が6mmより大きい樹脂チューブに適用するといったことも可能である。さらに、径方向に弾性変形可能なリテーナを有するものであれば、リテーナがコネクタ本体と別体であっても一体的に形成されていても、樹脂チューブ14の両端部又は片方端部に装着されるコネクタとして用いることができる。本発明の実施の形態で用いられるコネクタのリテーナは、相手パイプ10がコネクタ本体内に挿入されると、相手パイプ10の係合凸部12 に押されて、一旦径方向に変形(例えば径方向に広がる変形)してから弾性復帰し、相手パイプ10の係合凸部12と係合してコネクタ本体を軸方向に固定するものである。なお、コネクタ300やコネクタ400を用いる場合には、接続部312や接続部414を、樹脂チューブ14と適切に接続できる樹脂チューブ接続部(例えば、圧入部)として構成する。このように、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である樹脂チューブを車体への組付状態で表した図である。 (A)同実施形態におけるコネクタを一部分解して示す断面図である。(B)同コネクタを用いて樹脂チューブを相手パイプに接続した状態を示す断面図である。 同コネクタを一部分解して相手パイプ等とともに示す斜視図である。 同実施形態における樹脂チューブを組付前の状態で示す図である。 同実施形態における固定クランプを示す図である。 同実施形態における固定クランプで樹脂チューブを留めた状態を表す斜視図及び断面図である。 コネクタにチェッカーを取り付ける場合を示す図である。 コネクタを用いた樹脂チューブの従来の接続例を示す図である。 図8におけるコネクタの要部を樹脂チューブとともに示す図である。 別のコネクタを示す図である。 別のコネクタと相手パイプとの接続状態を示す図である。 別のコネクタの変形例を示す図である。 さらに別のコネクタを示す分解斜視図である。 さらに別のコネクタを示す断面図である。 フューエルリターンシステムの概念図である。
符号の説明
10 相手パイプ
14 樹脂チューブ
16 コネクタ
22 Oリング(シール部材)
24 ブッシュ(シール部材)
48 固定クランプ
66 マーク

Claims (3)

  1. 直管形状に成形されて車体への組付けの際に曲り形状に可撓変形させられた上、固定クランプにて車体に組付固定され、エンジンと燃料タンクとの間に配管されて燃料を輸送する樹脂チューブであって、
    前記直管形状の状態において外周面に且つ長手方向に直線配列状態にマークが全長に亘って施されていることを特徴とする燃料輸送用の樹脂チューブ。
  2. 外径が6mm以下の細径チューブであることを特徴とする請求項1に記載の燃料輸送用の樹脂チューブ。
  3. 相手パイプに対して回転可能且つOリング等環状のシール部材を介して該相手パイプとの間でシールされるコネクタを介して該相手パイプに接続されるものであることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の燃料輸送用の樹脂チューブ。
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