JP2002227928A - 免震装置 - Google Patents

免震装置

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JP2002227928A
JP2002227928A JP2001024856A JP2001024856A JP2002227928A JP 2002227928 A JP2002227928 A JP 2002227928A JP 2001024856 A JP2001024856 A JP 2001024856A JP 2001024856 A JP2001024856 A JP 2001024856A JP 2002227928 A JP2002227928 A JP 2002227928A
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Japan
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seismic isolation
plate
cylindrical body
steel
horizontal
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JP2001024856A
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English (en)
Inventor
Atsuo Iso
敦夫 礒
Hiroshi Hirayama
浩 平山
Shigeru Fujimoto
滋 藤本
Toru Iijima
亨 飯島
Masakazu Jinbo
雅一 神保
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下免震部の環状ゴム板に加わるせん断変形に
よる恒久的応力を発生させない構造とすることにより、
環状ゴム板の健全性および信頼性を確保する。 【解決手段】基礎板1と、この基礎板上に載置されゴム
板2と鋼板3とを複数積層配置してなる水平免震部4
と、この水平免震部の上面に設けられた鋼板5と、この
鋼板に設けた内側円筒体の外周側に配置されゴム板6と
鋼板7とを複数環状に積層配置してなる上下免震部8
と、この上下免震部の外周側に設けた外側円筒体12
と、この外側円筒体の上面に設けた荷重支持板とを備え
る。荷重支持板と水平免震部上の鋼板との間に圧縮流体
が封入される閉空間10を形成する。閉空間10を構成
する上下免震部の環状に配置した各鋼板を鋼棒15によ
り連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等を地震動に
おける水平動成分および上下動成分の両成分から保護す
る免震装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】地震から建物や建物内に設置された各種
機械設備を防護するための手段としての免震装置は、こ
れまで地震動における水平成分(以下、水平地震とい
う)のみを対象とするものが大多数であった。しかし、
近年に発生した大地震を契機とし、水平地震のみなら
ず、時振動の上下振動成分(以下、上下地震という)に
対する配慮の必要性が大きな課題となってきた。
【0003】このような上下地震への設計対応の観点か
ら、例えば特開平9−144808号公報等に示される
ように、水平および上下免震を実現する装置として、積
層ゴムの水平免震部と環状の積層ゴムの上下免震部と圧
縮流体室を備えた免震装置が提案されている。このよう
な従来技術について、図19〜図22を用いて説明す
る。
【0004】図19は、建物の底部を支持する免震装置
を示したものであり、基本的に基礎板1の上に据え付け
られたゴム板2と薄板鋼板3との積層構造からなる水平
免震部4と、結合部材5を介して結合される環状ゴム板
6と環状鋼板7との積層構造からなる上下免震部8とを
備え、これらにより水平地震および上下地震を免震する
ようになっている。建物の荷重については、荷重支持板
9と結合部材5および上下免震部8によって構成される
閉空間10内に圧縮流体を封入し、この流体圧によって
形成される流体ばねで支えられる。上下免震部8は上下
には柔らかく、水平方向には剛にできることから、ねじ
り方向の剛性も高く、支持される建屋のねじり振動を防
止する性能が得られる構造となっている。
【0005】このような従来の積層ゴム板2による水平
免震部4と、環状積層ゴム板6による上下免震部8とを
備えた免震装置においては、環状積層ゴム自体が、重量
を支持するための流体ばね(閉空間10)の一部を構成
している。
【0006】図20は上下免震部8の上部を拡大して示
している。この図20に示すように、荷重支持板9を介
して建屋重量が付加されると、荷重支持板9が下方に移
動することに伴い、これに連結された外側円筒体12も
下降するので、閉空間10は上下方向に圧縮される。こ
の圧縮力が大きくなると、それに従って図20に矢印P
で示す圧力により、上下免震部8の上端が下方に押圧さ
れて環状ゴム板6、特にゴム厚さ方向中央位置に配置さ
れたものが、下方に変位して断面略U字状となる如く変
形する。これにより、環状ゴム板6は通常時において、
常にせん断変形した状態となる。
【0007】環状ゴム板6に常にせん断応力が発生した
状態となると、万一損傷が生じた場合に建物の荷重支持
機能が減退、喪失する等の可能性があり、また環状ゴム
板6の健全性、経年劣化に対する信頼性が低下する可能
性がある。
【0008】かかる事情に対しては、積層ゴム板2をも
つ水平免震部4と、環状の積層ゴム板6をもつ上下免震
部8とを有する免震装置に、流体ばね(閉空間10)に
よる圧力が積層ゴム板6に加わっても、ゴム材に過大な
変形を生じさせない水平免震および上下免震を実現し、
免震装置としての健全性確保と信頼性向上を図ることが
望ましい。
【0009】図21および図22は、水平地震による水
平免震部4の変形状態等を示したものである。図21に
示すように、積層したゴム板2をもつ水平免震部4と積
層した環状ゴム板6をもつ上下免震部8を備えた免震装
置においては、水平地震により水平免震部4の積層ゴム
板2が水平方向に変形した際に、積層ゴム板2の一方で
圧縮変形が生じるとともに他方で伸びの変形が生じ、わ
ずかに上下方向に変形する。
【0010】このような変形に、さらに上下免震部8に
よる上下方向の変形が加わる場合には、図22に示すよ
うに、支持される建屋にロッキング振動(回転角;Θ)
が発生する可能性がある。このロッキング振動が過大に
なると、地震応答は大きくなり、支持される建屋内の設
備の健全性、および免震装置の健全性に対する課題が残
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の免震装置においては、環状ゴム板6に常にせん断応力
が発生した状態となると、万一損傷が生じた場合に建物
の荷重支持機能が減退、喪失する等の可能性があり、ま
た環状ゴム板6の健全性、経年劣化に対する信頼性が低
下する可能性がある。
【0012】さらに、水平免震部4の変形に上下免震部
8による上下方向の変形が加わる場合には、支持される
建屋にロッキング振動が発生する可能性があり、このロ
ッキング振動が過大になると、地震応答は大きくなり、
支持される建屋内の設備の健全性、および免震装置の健
全性に対する課題が残る。
【0013】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたものであり、免震部のゴム板に加わるせん断変形
による恒久的応力の発生を防止でき、ゴム板の健全性を
確保することができる免震装置を提供することを目的と
する。
【0014】また、本発明は、従来の水平免震部で発生
するわずかな上下方向の変形による支持建物のロッキン
グ振動を防ぐことができ、免震装置の健全性確保と信頼
性向上を図ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、基礎板と、この基礎板上
に載置されゴム板と鋼板とを複数積層配置してなる水平
免震部と、この水平免震部の上面に設けられた鋼板と、
この鋼板に設けた内側円筒体の外周側に配置されゴム板
と鋼板とを複数環状に積層配置してなる上下免震部と、
この上下免震部の外周側に設けた外側円筒体と、この外
側円筒体の上面に設けた荷重支持板とを備え、前記荷重
支持板と前記水平免震部上の鋼板との間に圧縮流体が封
入される閉空間を形成した免震装置において、前記閉空
間を構成する上下免震部の環状に配置した各鋼板を鋼棒
により連結したことを特徴とする免震装置を提供する。
【0016】請求項2に係る発明では、基礎板と、この
基礎板上に載置されゴム板と鋼板とを複数積層配置して
なる水平免震部と、この水平免震部の上面に設けられた
鋼板と、この鋼板に設けた内側円筒体の外周側に配置さ
れゴム板と鋼板とを複数環状に積層配置してなる上下免
震部と、この上下免震部の外周側に設けた外側円筒体
と、この外側円筒体の上面に設けた荷重支持板とを備
え、前記荷重支持板と前記水平免震部上の鋼板との間に
圧縮流体が封入される閉空間を形成した免震装置におい
て、前記上下免震部は上下方向に沿って複数に分割した
構成とし、これら分割された上下配置の各上下免震部
と、前記内側円筒体と、前記外側円筒体との間を圧縮流
体が封入される閉空間としたことを特徴とする免震装置
を提供する。
【0017】請求項3に係る発明では、基礎板と、この
基礎板上に載置されゴム板と鋼板とを複数積層配置して
なる水平免震部と、この水平免震部の上面に設けられた
鋼板と、この鋼板に設けた内側円筒体の外周側に配置さ
れゴム板と鋼板とを複数環状に積層配置してなる上下免
震部と、この上下免震部の外周側に設けた外側円筒体
と、この外側円筒体の上面に設けた荷重支持板とを備
え、前記荷重支持板と前記水平免震部上の鋼板との間に
圧縮流体が封入される閉空間を形成した免震装置におい
て、前記内側円筒体と外側円筒体とを断面略U字形の伸
縮継手により連結し、この伸縮継手をシール構造とし
て、この伸縮継手と荷重支持板と水平免震部上の鋼板と
の間に形成される閉空間に圧縮流体を封入したことを特
徴とする免震装置を提供する。
【0018】請求項4に係る発明では、基礎板と、この
基礎板上に載置されゴム板と鋼板とを複数積層配置して
なる水平免震部と、この水平免震部の上面に設けられた
鋼板と、この鋼板に設けた内側円筒体の外周側に配置さ
れゴム板と鋼板とを複数環状に積層配置してなる上下免
震部と、この上下免震部の外周側に設けた外側円筒体
と、この外側円筒体の上面に設けた荷重支持板とを備
え、前記荷重支持板と前記水平免震部上の鋼板との間に
圧縮流体が封入される閉空間を形成した免震装置におい
て、前記圧縮流体は、前記閉空間に収納された複数の柔
軟性かつ弾性を有するチューブ内に封入されていること
を特徴とする免震装置を提供する。
【0019】請求項5に係る発明では、請求項4記載の
免震装置において、チューブはドーナツ状チューブ、球
状チューブまたはこれら両チューブを組合せたものであ
ることを特徴とする免震装置を提供する。
【0020】請求項6に係る発明では、請求項5記載の
チューブは、上下方向に複数積重ねて配置され、かつそ
の間に仕切板が設置されていることを特徴とする免震装
置を提供する。
【0021】請求項7に係る発明では、請求項1から6
までのいずれかに記載の免震装置を複数設置して建物を
支持する免震システムであって、前記免震装置とともに
荷重支持装置を設置し、この荷重支持装置は、基礎板上
に設けた下筒と、この下筒の上に重ねて設けられる上筒
と、これら下筒と上筒との間に設けられ、その内部に流
体を封入した柔軟性かつ弾性を有するドーナツ状または
球形状のチューブとを備えたものであることを特徴とす
る免震システムを提供する。
【0022】請求項8に係る発明では、請求項7記載の
チューブは、上下方向に複数積重ねて配置され、かつそ
の間に仕切板が設置されていることを特徴とする免震シ
ステムを提供する。
【0023】請求項9に係る発明では、隣接配置された
複数の基礎板と、これら各基礎板上にそれぞれ載置され
ゴム板と鋼板とを複数積層配置してなる水平免震部と、
前記各基礎板上の水平免震部の全ての上面に載置された
共通な一つの中間基礎板と、この中間基礎板上に前記水
平免震部と対応して隣接併置された複数の内側円筒体の
外周側にそれぞれ配置されゴム板と鋼板とを複数環状に
積層配置してなる上下免震部と、これらの上下免震部の
全ての上面に載置された一つの共通荷重支持板とを備え
たことを特徴とする免震装置を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る免震装置の実
施形態について、図1〜図18を参照して説明する。な
お、従来技術において説明した構成と同一または対応す
る構成部分には、図1〜図18に、図19〜図22と同
一の符号を使用して説明する。
【0025】第1実施形態(図1〜図3) 図1は本発明の第1実施形態による免震装置の上部を除
いた状態で一部断面として示す斜視図であり、図2およ
び図3は一部を拡大して示す断面図である。
【0026】図1に示すように、本実施形態の免震装置
においては、建物躯体の固定床に設置された円形の基礎
板1上に、これより若干小径な円形のゴム板2と薄板鋼
板3とが交互に複数枚積層され、これにより積層構造の
水平免震部4が載置されている。この水平免震部4の上
面にそれよりも大径な円形の水平な結合鋼板5が設けら
れ、この結合鋼板5の外周側に軸心が垂直な内側円筒体
11の例えば高さ方向中間部分が連結されている。
【0027】内側円筒体11の外周側には、これを取り
巻く形で、複数の環状ゴム板6と環状鋼板7とが交互に
配置して接着され、これにより環状に積層された構造の
上下免震部8が、結合鋼板5の外周方向に沿って設けら
れている。この上下免震部8の最外周側には外周側円筒
体12が設けられ、外周円筒体12の上端には図2に示
すように、荷重支持板9が設けられ、この荷重支持板9
は被免震部である建物などに接続されている。
【0028】そして、これらの結合鋼板5、上下免震部
8、外側円筒体12および荷重支持板9によりその内部
に閉空間10が構成され、この閉空間10に流体を封入
することにより圧縮流体室が形成され、その流体圧力に
より荷重支持板9を介して図示しない建物等の被免震部
の荷重が支持されるようになっている。
【0029】このような構成のもとで、本実施形態では
閉空間10を構成する上下免震部8の環状に配置した各
環状鋼板7が鋼棒からなる連結棒15によって連結され
ている。
【0030】図1および図2(a)には、その連結棒1
5による連結構造の一例を示してある。この例では上下
免震部8の上端、すなわち閉空間10に面する部位にお
いて、例えば内側円筒体11の上端、環状鋼板7の上端
および外側円筒体12の内面が連結棒15によって一体
的に連結されている。この連結棒15は放射状配置で、
複数本設けられ、各連結棒15はそれぞれ内側円筒体1
1の上端、環状鋼板7の上端および外側円筒体12の内
面に水平な軸11a,7a,12aを介してヒンジ結合
され、これにより一体的に上下方向に回動できるリンク
構造となっている。すなわち、上下免震部8を構成する
複数の環状ゴム板6と環状鋼板7とが上下方向に連動し
て作動できるようなっている。
【0031】図2(b)には、他の例が示してある。す
なわち、この図2(b)に示した構成では、上下免震部
8の上端だけでなく、下端側にも連結棒15が上記同様
に設けてある。
【0032】このような構成によると、図2(a),
(b)に矢印Pでそれぞれ示すように、通常時に閉空間
10内の圧力が高い状態であっても、環状ゴム板6が連
結棒15を介して内側円筒体11、環状鋼板7および外
側円筒体12に連結されて一体的に作動するため、環状
ゴム板6がせん断変形が発生しない構造となり、図20
に示した従来例のような変形の防止が図れるようにな
る。
【0033】図3は、例えば地震が発生して、上下免震
部8が上下方向に動いた場合の様子を示している。この
図3に示すように、連結棒15と、これに連結された内
側円筒体11、環状鋼板7および外側円筒体12等の構
造とは、接続部のリンク構造により滑らかに作動するこ
とができる。
【0034】したがって、本実施形態によれば、環状ゴ
ム板6を挟む環状鋼板6、内側円筒体11および外側円
筒体12間を複数の連結棒15で連結してリンク機構と
したことにより、上下方向に連動して作動可能となり、
従来の免震装置において閉空間に流体を封入した圧縮流
体室によって上下免震部の環状ゴム板に流体圧力により
通常時にせん断変形が生じる可能性を、確実に回避する
ことができる。
【0035】第2実施形態(図4) 図4は本発明の第2実施形態による免震装置の要部を示
す拡大断面図である。
【0036】なお、全体構成については第1実施形態と
同様であるから、説明を省略する。
【0037】図4に示すように、本実施形態では閉空間
10における圧縮流体が、その閉空間10に収納された
柔軟性チューブ16内に封入されている。この柔軟性チ
チューブ6は例えば閉空間10の全体を覆う状態で設け
られている。
【0038】このような構成によると、第1実施形態と
同様の効果に加えて、閉空間10におけるシール効果が
高まり、機密性確保が図れるようになる。したがって、
閉空間10内に作用する流体圧力もより効率良く高まる
ので、従来構造のままでは環状ゴム板6のせんだん変形
が生じやすい構成となるところ、これを確実に防止する
ことができる。
【0039】第3実施形態(図5) 図5は、本発明の第3実施形態による免震装置の構成を
示す図である。
【0040】この図5に示すように、本実施形態は、上
下免震部8を構成する環状ゴム板6と環状鋼板7とを上
下方向に沿って複数に分割した構成とし、これら分割し
た上下配置の各上下免震部8と、内側円筒体11と、外
側円筒体12との間を圧縮流体が封入される閉空間10
としたものである。他の構成については第1実施形態と
同様であるから、説明を省略する。
【0041】例えば図5の例では、結合鋼板5、内側円
筒体11、環状ゴム板6、環状鋼板7、外側円筒体12
および荷重支持板9により、上下3つの閉空間10が形
成されている。これらの空間10内は、流体の封入によ
り圧縮流体室として機能する。ここで、3つの閉空間1
0の圧縮流体室内圧力を順次変えて上側から例えば、
P、2/3P、および1/3Pと設定することにより、
環状ゴム板6に加わる差圧を1/3Pと低く抑えること
が可能であり、これにより環状ゴム板6の通常時の流体
圧によるせん断変形を低減することが可能となる。
【0042】さらに流体を封入した複数のドーナツ状お
よび/または球状の柔軟性かつ弾性を有するチューブを
免震装置の内部または外部に設けることにより、上下方
向の荷重を支持し、流体圧が環状ゴムに加わらないよう
にすることができる。
【0043】第4実施形態(図6、図7、図8) 図6は、本発明の第4実施形態による免震装置の構成を
示す図である。
【0044】本実施形態では、内側円筒体11と外側円
筒体12とを断面略U字形の伸縮継手17により連結
し、この伸縮継手17をシール構造として、この伸縮継
手17と荷重支持板9と結合鋼板との間に形成される閉
空間10に圧縮流体を封入する構成としたものである。
他の構成については第1実施形態と同様であるから、説
明を省略する。
【0045】すなわち、図6に示すように、上下免震部
8を構成する結合鋼板5と環状ゴム板6の上端は、内側
円筒体11の上端よりも低い高さに配置され、それによ
り形成された空間部分において、内側円筒体11と外側
円筒体12とに対し、U字状断面を有するゴム製の伸縮
継手17の両端が連結されている。結合鋼板5、内側円
筒体11、伸縮継手17、外側円筒体12および荷重支
持板9により構成される閉空間10内には、流体が封入
されて圧縮流体室が形成される。
【0046】このような伸縮継手17を設けることによ
り、閉空間10からの流体圧力は伸縮継手17で受け止
められ、環状ゴム板6には直接、流体による圧力は加わ
らない。このため、通常時のせん断変形が生じることは
なく、恒久的な応力の発生がなく、環状ゴム板6の構造
健全性を確保することができる。
【0047】図7および図8(a),(b),(c)
は、地震時の作用を示している。地震時には、図示しな
い建物等の被免震部が上下方向に動き、これに連動して
図7に示すように外側円筒対2も上方に移動したり、下
方に移動する。図8(a)は通常時における伸縮継手1
7の状態を示し、同図(b)は外側円筒体12が上昇し
た状態を示し、同図(c)は外側円筒体12が下降した
状態を示している。
【0048】これらの図に示すように、外側円筒体12
が上下方向に動いた場合、U字状伸縮継手17は吊下げ
状態となっているため、各端部の支持高さ位置が変化す
るだけであり、伸縮継手17の湾曲部における容積は変
化しない。したがって、圧力Pは、どの動作位置でも変
化することがなく、これにより閉空間10の圧縮流体室
を保つことができる。
【0049】よって、本実施形態によれば、上下方向に
伸縮し、かつ閉空間10の圧縮流体室を構成する伸縮継
手17を設けることにより、流体圧力が直接環状ゴム板
6に加わることがなく、健全性維持が有効に図れるもの
となる。
【0050】第5実施形態(図9、図10および図1
1) 図9は、本発明の第5実施形態による免震装置の構成を
一部断面にして示す斜視図であり、図10はその縦断面
図である。
【0051】本実施形態の免震装置は、閉空間10内に
おける圧縮流体を、閉空間10に収納された複数の柔軟
性かつ弾性を有するチューブ18内に封入したものであ
る。
【0052】すなわち、結合鋼板5、内側円筒体11、
環状ゴム板6、環状鋼板7、外側円筒体12および荷重
支持板9により構成される閉空間10内には、流体を封
入したドーナツ状のチューブ18が複数本、上下方向に
重ねて配置されている。なお、他の構成については第1
実施形態と同様であるから、説明を省略する。
【0053】これらのドーナツ状チューブ18により、
建物等の被免震部の荷重が支持され、閉空間10は流体
封入による圧縮流体室としない。これにより、環状ゴム
板6には流体による圧力が加わらず、環状ゴム板6の構
造健全性を確保することができる。
【0054】また、ドーナツ状チューブ18の種類を各
種組合せることにより、容易にばね定数の設定が可能と
なる。さらに、ドーナツ状チューブ18の内部に粘性流
体や、粘弾性体等を封入することにより、適宜の減衰能
力を得ることができる。
【0055】図11は、ドーナツ状チューブ18を複数
本、例えば2本同軸的な配置にして上下に積層状態で閉
空間10内に配設した構成を示している。このような構
成により、さらに荷重支持板9に対する支持力を向上さ
せることができる。
【0056】第6実施形態(図12) 図12は、本発明の第6実施形態による免震装置の構成
を示す図である。
【0057】本実施形態の免震装置では、第5実施形態
におけるドーナツ状チューブ18に加えて球状チューブ
19も閉空間10内に配置したものである。すなわち、
閉空間10内にはドーナツ状チューブ18とともに複数
の球状チューブ19が上下に配置されている。そして、
上下の各チューブ18,19の間には仕切板20を複数
段設けてあり、これらの仕切板20を上下方向にはさみ
込む状態で、球状チューブ19が複数、上下方向に配置
されている。なお、図12において、球状チューブ19
の種々の断面が示してあるが、球状チューブ19の配列
がランダムであるため、太線で示した切断端面は種々の
径として表れている。
【0058】このような構成の本実施形態によっても、
前記第5実施形態と略同様に、環状ゴム板6の構造健全
性を確保することができる等の効果が奏される。
【0059】第7実施形態(図13、14および15) 本実施形態は、第1実施形態〜第6実施形態までに示し
た免震装置を複数設置して建物を支持する免震システム
であり、その免震装置とともに下記の荷重支持装置を設
置するものである。
【0060】図13は、本実施形態による荷重支持装置
の構成を一部断面として示す斜視図である。この荷重支
持装置は、基礎板21上に設けた下筒22と、この下筒
22の上に重ねて設けられる上筒23とを備えている。
下筒22は円筒状のもので基礎板21と一体構成とされ
ており、上筒23は開口部が下向となった円筒状のもの
である。上筒23の上端に位置する低板部が荷重支持板
24となっている。
【0061】そして、これら下筒22と上筒23との
間、すなわち基礎板21、下筒22、上筒23および荷
重支持板24により構成される閉空間10内に、流体を
封入した柔軟性かつ弾性を有するドーナツ状チューブ1
8が設けられている。ドーナツ状チューブ18は、同一
径のものを上下に複数積層して構成してあり、基礎板2
1上において、チューブ内流体圧により荷重支持板24
およびその上の建物等の荷重を支持するようになってい
る。これにより、荷重支持装置25が構成されている。
【0062】図14(a),(b),(c)は、荷重支
持装置25の各種構成例を示している。図14(a)
は、図13に対応するもので、閉空間10内に、ドーナ
ツ状チューブ18を一体ずつ上下に積層した構成を示
し、図14(b)は、径の異なるドーナツ状チューブ1
8を内外周二重状態で配置し、それを積層した構成を示
している。図14(c)は、ドーナツ状チューブ18に
加えて球状チューブ19も閉空間10内に配置したもの
である。すなわち、閉空間10内にはドーナツ状チュー
ブ18とともに複数の球状チューブ19が上下に配置さ
れている。そして、上下の各チューブ18,19の間に
は仕切板20を複数段設けてあり、これらの仕切板20
を上下方向にはさみ込む状態で、球状チューブ19が複
数、上下方向に配置されている。
【0063】図15は、本実施形態を適用して建物を支
持した状体を示している。この図15に示すように、建
物基礎マット14上に、被免震部である建物13が、建
物本実施形態による複数の荷重支持装置25と、第1実
施形態〜第6実施形態の複数の免震装置28とを交互に
配置して、建物13の底部を支持する構成となってい
る。
【0064】このように、本実施形態によれば、免震装
置28に併設して荷重支持装置25を配置し、被免震部
である建物13の荷重を、荷重支持装置25により支持
することができる。これにより、免震装置28の閉空間
10には直接流体を封入した圧縮流体室を設ける必要は
なく、免震装置28の環状ゴム板6の構造健全性を確保
することができる。また、ドーナツ状チューブ18、球
状チューブ19等の組合せにより、容易にばね定数の設
定が可能となる。さらに、内部に粘性流体、粘弾性体を
封入することにより、減衰能力を得ることができる。さ
らに、流体を封入した複数のドーナツ状および球状の柔
軟性かつ弾性を有するチューブ18,19を免震装置2
8の内外に設けることにより、上下方向の荷重を支持
し、流体圧が環状ゴム板2に加わらないようにすること
ができる。
【0065】第8実施形態(図16、図17および図1
8) 図16は、本発明の第8実施形態による免震装置の構成
を示す構成図である。
【0066】この図16に示すように、本実施形態の免
震装置29は基本的に、隣接配置された複数の基礎板1
と、これら各基礎板1上にそれぞれ載置されゴム板2と
鋼板3とを複数積層配置してなる水平免震部4と、各基
礎板1上の水平免震部4の全ての上面に載置された共通
な一つの中間基礎板26と、この中間基礎板26上に水
平免震部4と対応して隣接併置された複数の内側円筒体
11の外周側にそれぞれ配置され環状ゴム板6と環状鋼
板7とを複数環状に積層配置してなる上下免震部8と、
これらの上下免震部8の全ての上面に載置された一つの
共通荷重支持板27とを備えて構成される。
【0067】図17は、水平免震部の配置構成を示す平
面図である。この図17に示すように、本実施形態にお
いては、水平免震部4が例えば4体併置される。これら
4体の水平免震部4に、図16で示した共通な1枚の中
間基礎板26が載置される。なお、中間基礎板26は鋼
製またはコンクリート製である。
【0068】図18は、このように構成した免震装置2
9を複数配置して、被免震部である建物13の荷重を支
持する状態を示している。
【0069】本実施形態によれば、複数の水平免震部4
の上に、共通した中間基礎板26を設けることにより、
地震時に水平免震部4が水平方向に可動した際の上下方
向の変形を防ぐことができ、支持される建物13のロッ
キング振動による応答増幅を防ぐことができる。
【0070】また、従来の水平免震部と上下免震部が一
対で連結した免震装置が配置された場合には、水平免震
部でのわずかな上下方向の変形と、これに上下免震部の
上下方向変形が加わり、支持される建屋にロッキング振
動による応答増幅が発生する可能性があったところ、本
実施形態によれば、これを回避することができる。すな
わち、複数の水平免震装置の上に共通の中間基礎板を設
置し、この上に上下免震装置を設置することにより、水
平免震装置による上下方向の変形が生じない構造とする
ことができる。これにより、免震装置の健全性確保と信
頼性向上を図ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の免震装置
においては、上下免震部の環状ゴム板に加わるせん断変
形による恒久的応力を発生させない構造とすることによ
り、環状ゴム板の健全性および信頼性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による免震装置を一部断
面として示す斜視図。
【図2】(a),(b)は、本発明の第1実施形態によ
る免震装置の作用説明図。
【図3】本発明の第1実施形態による免震装置の作用説
明図。
【図4】本発明の第2実施形態による免震装置を示す要
部断面図。
【図5】本発明の第3実施形態による免震装置を示す要
部断面図。
【図6】本発明の第4実施形態による免震装置を示す要
部断面図。
【図7】本発明の第4実施形態による免震装置の作用説
明図。
【図8】(a),(b),(c)は、本発明の第4実施
形態による免震装置の作用説明図。
【図9】本発明の第5実施形態による免震装置を一部断
面として示す斜視図。
【図10】本発明の第5実施形態による免震装置の縦断
面図。
【図11】本発明の第5実施形態による免震装置の他の
構成例を示す断面図。
【図12】本発明の第6実施形態による免震装置の別の
構成例を示す断面図。
【図13】本発明の第7実施形態による免震装置の荷重
支持装置を一部断面として示す斜視図。
【図14】(a),(b),(c)は、本発明の第7実
施形態による免震装置の異なる構成例を示す断面図。
【図15】本発明の第7実施形態による免震装置の据付
状態を示す図。
【図16】本発明の第8実施形態による免震装置を示す
断面図。
【図17】本発明の第8実施形態による免震装置を示す
平面図。
【図18】本発明の第8実施形態による免震装置の据付
状態を示す図。
【図19】従来の免震装置を一部断面として示す斜視
図。
【図20】従来の免震装置を示す要部断面図。
【図21】従来の免震装置を示す作用説明図。
【図22】従来の免震装置の据付状態を示す図。
【符号の説明】
1 基礎板 2 ゴム板 3 薄板鋼板 4 水平免震部 5 結合鋼板 6 環状ゴム板 7 環状鋼板 8 上下免震部 9 荷重支持板 10 閉空間 11 内側円筒体 12 外側円筒体 13 建物 14 建物基礎マット 15 連結棒 16 柔軟性チューブ 17 U字形伸縮継手 18 ドーナッツ状チューブ 19 球状チューブ 20 仕切板 21 基礎板 22 下筒 23 上筒 24 荷重支持板 25 荷重支持装置 26 中間基礎板 27 共通荷重支持板 28 免震装置 29 免震装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 滋 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 飯島 亨 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 神保 雅一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3J048 AA02 BA08 BA18 BD05 BE03 CB01 DA03 EA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎板と、この基礎板上に載置されゴム
    板と鋼板とを複数積層配置してなる水平免震部と、この
    水平免震部の上面に設けられた鋼板と、この鋼板に設け
    た内側円筒体の外周側に配置されゴム板と鋼板とを複数
    環状に積層配置してなる上下免震部と、この上下免震部
    の外周側に設けた外側円筒体と、この外側円筒体の上面
    に設けた荷重支持板とを備え、前記荷重支持板と前記水
    平免震部上の鋼板との間に圧縮流体が封入される閉空間
    を形成した免震装置において、前記閉空間を構成する上
    下免震部の環状に配置した各鋼板を鋼棒により連結した
    ことを特徴とする免震装置。
  2. 【請求項2】 基礎板と、この基礎板上に載置されゴム
    板と鋼板とを複数積層配置してなる水平免震部と、この
    水平免震部の上面に設けられた鋼板と、この鋼板に設け
    た内側円筒体の外周側に配置されゴム板と鋼板とを複数
    環状に積層配置してなる上下免震部と、この上下免震部
    の外周側に設けた外側円筒体と、この外側円筒体の上面
    に設けた荷重支持板とを備え、前記荷重支持板と前記水
    平免震部上の鋼板との間に圧縮流体が封入される閉空間
    を形成した免震装置において、前記上下免震部は上下方
    向に沿って複数に分割した構成とし、これら分割された
    上下配置の各上下免震部と、前記内側円筒体と、前記外
    側円筒体との間を圧縮流体が封入される閉空間としたこ
    とを特徴とする免震装置。
  3. 【請求項3】 基礎板と、この基礎板上に載置されゴム
    板と鋼板とを複数積層配置してなる水平免震部と、この
    水平免震部の上面に設けられた鋼板と、この鋼板に設け
    た内側円筒体の外周側に配置されゴム板と鋼板とを複数
    環状に積層配置してなる上下免震部と、この上下免震部
    の外周側に設けた外側円筒体と、この外側円筒体の上面
    に設けた荷重支持板とを備え、前記荷重支持板と前記水
    平免震部上の鋼板との間に圧縮流体が封入される閉空間
    を形成した免震装置において、前記内側円筒体と外側円
    筒体とを断面略U字形の伸縮継手により連結し、この伸
    縮継手をシール構造として、この伸縮継手と荷重支持板
    と水平免震部上の鋼板との間に形成される閉空間に圧縮
    流体を封入したことを特徴とする免震装置。
  4. 【請求項4】 基礎板と、この基礎板上に載置されゴム
    板と鋼板とを複数積層配置してなる水平免震部と、この
    水平免震部の上面に設けられた鋼板と、この鋼板に設け
    た内側円筒体の外周側に配置されゴム板と鋼板とを複数
    環状に積層配置してなる上下免震部と、この上下免震部
    の外周側に設けた外側円筒体と、この外側円筒体の上面
    に設けた荷重支持板とを備え、前記荷重支持板と前記水
    平免震部上の鋼板との間に圧縮流体が封入される閉空間
    を形成した免震装置において、前記圧縮流体は、前記閉
    空間に収納された複数の柔軟性かつ弾性を有するチュー
    ブ内に封入されていることを特徴とする免震装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の免震装置において、チュ
    ーブはドーナツ状チューブ、球状チューブまたはこれら
    両チューブを組合せたものであることを特徴とする免震
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のチューブは、上下方向に
    複数積重ねて配置され、かつその間に仕切板が設置され
    ていることを特徴とする免震装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    免震装置を複数設置して建物を支持する免震システムで
    あって、前記免震装置とともに荷重支持装置を設置し、
    この荷重支持装置は、基礎板上に設けた下筒と、この下
    筒の上に重ねて設けられる上筒と、これら下筒と上筒と
    の間に設けられ、その内部に流体を封入した柔軟性かつ
    弾性を有するドーナツ状または球形状のチューブとを備
    えたものであることを特徴とする免震システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のチューブは、上下方向に
    複数積重ねて配置され、かつその間に仕切板が設置され
    ていることを特徴とする免震システム。
  9. 【請求項9】 隣接配置された複数の基礎板と、これら
    各基礎板上にそれぞれ載置されゴム板と鋼板とを複数積
    層配置してなる水平免震部と、前記各基礎板上の水平免
    震部の全ての上面に載置された共通な一つの中間基礎板
    と、この中間基礎板上に前記水平免震部と対応して隣接
    併置された複数の内側円筒体の外周側にそれぞれ配置さ
    れゴム板と鋼板とを複数環状に積層配置してなる上下免
    震部と、これらの上下免震部の全ての上面に載置された
    一つの共通荷重支持板とを備えたことを特徴とする免震
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270625A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Shimizu Corp 免震装置
JP2012042016A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Shimizu Corp 3次元免震装置
JP2019018208A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 株式会社三共製作所 転積装置
JPWO2022038690A1 (ja) * 2020-08-18 2022-02-24

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