JP2002227521A - ウインドウガラスの挟持有無検出装置 - Google Patents

ウインドウガラスの挟持有無検出装置

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JP2002227521A JP2001029854A JP2001029854A JP2002227521A JP 2002227521 A JP2002227521 A JP 2002227521A JP 2001029854 A JP2001029854 A JP 2001029854A JP 2001029854 A JP2001029854 A JP 2001029854A JP 2002227521 A JP2002227521 A JP 2002227521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高感度な挟まれ検出を維持した状態で、挟まれ
の誤検出による不具合を防止できるウインドウガラスの
挟持有無検出装置を提供する。 【解決手段】ウインドウガラスを駆動する駆動モータ1
9の回転に対応したパルスのパルス周期と通常制御用閾
値とを比較することにより、コントローラ11の演算部
12は、挟まれの有無を仮判定し、挟まれが仮判定され
た際には、ウインドウガラスを微量に反転動作させるよ
うに、前記駆動モータ19を駆動制御する。微量の反転
動作の後には、ウインドウガラスを再び閉動作させ、パ
ルス周期と低速制御用閾値とを比較し、パルス周期が低
速制御用閾値を超えた場合は、挟まれを決定して反転所
定量ウインドウガラスを反転動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウインドウガラス
の挟持有無検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両には、ウインドウガラスをモ
ータ等の駆動力によって昇降させるパワーウインドウ装
置を備えたものがある。このパワーウインドウ装置で
は、各ドアに設けられたスイッチの操作によってモータ
を駆動し、ウインドウガラスを昇降させるようになって
いる。
【0003】ところで、このようなパワーウインドウ装
置は、挟まれ防止機能を備えているものが多い。詳述す
ると、この挟まれ防止機能は、ウインドウガラスが閉動
作を行っている途中において、該ガラスと窓枠の間に例
えば異物が挟まって、それ以上の閉動作が不能となった
とき、制御回路がその挟まりを検出する。そして、ウイ
ンドウガラスを逆方向たる開く方向に動作させて挟まっ
た異物を開放させるものである。
【0004】この異物が挟まったことの検出には、例え
ば、パルス検知方式がある。パルス検知方式は、ウイン
ドウガラスを開閉するモータの回転速度を検出し、その
検出速度に比例した周期のパルス信号を生成することに
よって行われる。このパルスの周期(モータの回転速
度)の変動を、閾値と比較することで制御回路では挟ま
れ検出が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来において、直流制御(D.C.制御)でモータを駆動
する際、特に、高電圧時においてはモータの回転速度が
上がるため、生成されるパルス周期が短くなり、挟まれ
が発生した際のパルス周期の変化は微量になる。この結
果、挟まれを判定するための閾値を低く設定して、敏感
に挟まれを検出させ、異物が挟まれてからウインドウガ
ラスが反転動作するまでに掛る荷重を大きくしないよう
にする必要性がある。
【0006】しかしながら、そのように閾値を低くし
て、高感度に挟まれ検出を行うと、車両が悪路を走行し
ていたり、ウインドウガラスへの摺動抵抗がその移動範
囲において異なっていた場合等に、その際の微量なパル
ス変化を検出し、ウインドウガラスを誤反転させ、開放
状態で停止させてしまうという問題が生じる。
【0007】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、高感度な挟まれ検出を維持した
状態で、挟まれの誤検出による不具合を防止できるウイ
ンドウガラスの挟持有無検出装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ウインドウガラスを駆
動するモータの回転に応じたパルスを生成するパルス生
成手段と、前記パルスのパルス周期と第1閾値とに基づ
いて閉動作時のウインドウガラスによる挟まれの有無を
仮判定する仮判定手段と、前記仮判定手段にて挟まれが
仮判定された際に、ウインドウガラスが第1所定量だけ
反転動作するように、前記モータを反転駆動制御する第
1反転駆動制御手段と、前記第1所定量の反転動作の後
に、ウインドウガラスを再び閉動作させるようにモータ
を駆動制御する再閉駆動制御手段と、前記再閉駆動制御
手段の閉駆動中に再度パルス周期と第2閾値とを比較
し、パルス周期が第2閾値を超えた場合は、ウインドウ
ガラスを反転させるようにモータを駆動制御する第2反
転駆動制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記再閉駆動制御手段は、ウインドウガラスを閉駆
動させるモータに対して仮判定以前の閉作動時の速度よ
りも低速度にて速度制御を行うことを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記ウインドウガラスが第1所定量だけ反転動作し
た位置から、所定移動量の範囲内で、第2反転駆動制御
手段によるモータの反転駆動制御がなされなかった場合
は、前記再閉駆動制御手段による速度制御を解除する駆
動戻し制御手段を更に備えたことを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記所定移動量は、ウインドウガラスが第1所定量
だけ反転動作した位置から仮判定手段にて挟まれが仮判
定された位置までの距離以上であることを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1の発明によれば、パルス
周期が第1閾値を超え、仮判定手段にて挟まれが仮判定
された際には、ウインドウガラスは一旦第1所定量だけ
反転動作されてから再び閉動作を行う。そして、ウイン
ドウガラスの再閉駆動中にパルス周期が第2閾値を超え
た場合は、第2反転駆動制御手段がモータを駆動制御
し、ウインドウガラスを反転させるS。このため、ウイ
ンドウガラスに異物が挟まれた際は、一旦第1所定量反
転動作させることにより、正常な挟まれ防止機能は維持
される。その一方で、高感度に挟まれ検出を行い、仮判
定手段による挟まれ仮判定が誤判定であったとしても、
ウインドウガラスは第1所定量の反転動作後、再び閉動
作を行うため、誤反転による開放状態は回避される。
【0013】請求項2の発明によれば、挟まれが仮判定
された後においては、ウインドウガラスの閉動作に際し
て、モータは再閉駆動制御手段にて速度制御され、仮判
定以前の閉動作時の速度よりも低速度で回転する。この
ため、低速度のモータ回転がパルスに影響を及ぼし、高
精度に挟まれ検出を行うことが可能になる。
【0014】請求項3の発明によれば、ウインドウガラ
スが反転動作し終わった位置から、所定移動量の範囲内
で、第2反転駆動制御手段によるモータの反転駆動制御
がなされなかった場合は、駆動戻し制御手段にてモータ
の速度制御が解除される。このため、仮判定手段にて仮
判定された挟まれが誤判定であった場合に、モータの速
度制御が継続して行われることはない。
【0015】請求項4の発明によれば、ウインドウガラ
スが第1所定量だけ反転動作した位置から仮判定手段に
て挟まれが仮判定された位置までの距離以上移動した際
には、駆動戻し制御手段にてモータの速度制御が解除さ
れる。このため、少なくとも挟まれが仮判定された位置
までは、高精度に挟まれ判定が行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両のサイドドア
のパワーウインドウ装置に具体化した一実施形態を図1
及び図2に従って説明する。
【0017】図1はパワーウインドウ装置の電気的構成
を示すブロック図である。図1において、コントローラ
11は演算部12及び記憶部13を備えている。演算部
12は各種の演算を行うようにされている。記憶部13
は演算部12による演算結果等を記憶する書き換え可能
なメモリ部(RAM)と、各種制御プログラムを記憶す
る読み出し専用のメモリ部(ROM)とを備えている。
又、前記コントローラ11は駆動モータ19に対してデ
ューティ制御をするためのPWM出力部14、及びコン
トローラ11に入力されるパルスをカウントするカウン
タ24を備えている。なお、本実施形態では、コントロ
ーラ11が仮判定手段、第1反転駆動制御手段、再閉駆
動制御手段、第2反転駆動制御手段、及び駆動戻し制御
手段に相当する。
【0018】下降スイッチ、上昇スイッチ、自動操作ス
イッチ(オートスイッチ)からなるパワーウインドウス
イッチ15は、ドア(図示しない)の内側面に設けられ
ており、入力回路16を介してコントローラ11に接続
されている。
【0019】前記上昇スイッチはウインドウガラス(図
示しない)を閉まる方向(上方)に作動させるためのス
イッチであり、下降スイッチはウインドウガラスを開く
方向(下方)に作動させるためのスイッチである。両ス
イッチは、2段クリック式であり揺動型のパワーウイン
ドウスイッチ15を選択的に切換操作、即ち、一側側
(ダウン側)若しくは他側側(アップ側)を一段押圧す
ることにより、オン・オフ操作される。
【0020】また、前記オートスイッチは、パワーウイ
ンドウスイッチ15のダウン側若しくはアップ側を2段
押圧する操作に基づいてウインドウガラスを全開・全閉
状態に作動させるためのスイッチである。
【0021】一方、ウインドウガラスを上昇又は下降さ
せるためのモータとしての駆動モータ19は、駆動・切
換回路20を介して前記コントローラ11に接続されて
いる。前記駆動・切換回路20は、前記上昇・下降スイ
ッチの操作信号たるアップ若しくはダウン信号に基づく
コントローラ11からの制御信号に基づいて、駆動モー
タ19に対して駆動電源の供給又は停止を行うと共に正
転又は反転を行うための回路を切り換える。この駆動・
切換回路20の切換えにより、ウインドウガラスを上昇
又は下降させるようになっている。
【0022】ここで前記駆動・切換回路20について詳
述すると、コントローラ11に接続された第1リレーR
1のコイル33及び第2リレーR2のコイル43は、共
にバッテリ電源Bに接続されている。各コイル33,4
3の両端子には、保護用のダイオード35,45がそれ
ぞれ接続されている。
【0023】前記第1リレーR1のリレー接点34は、
トランスファ接点とされており、可動接点34a、第1
固定接点34b、及び第2固定接点34cとから構成さ
れている。前記可動接点34aは、駆動モータ19の一
方の端子に接続されている。また、第1固定接点34b
は、バッテリ電源Bに接続されており、第2固定接点3
4cはパワートランジスタ21を介してグラウンドGN
Dに接続されている。そして、通常時であるコイル33
の消磁時には可動接点34aはグラウンドGND側の第
2固定接点34cに接続されている。又、前記可動接点
34aは、前記コイル33が励磁されると、バッテリ電
源B側の第1固定接点34bに接続される。
【0024】一方、前記第2リレーR2のリレー接点4
4は、トランスファ接点とされており、可動接点44
a、第3固定接点44b、及び第4固定接点44cとか
ら構成されている。前記可動接点44aは、駆動モータ
19の他方の端子に接続されている。また、第3固定接
点44bは、バッテリ電源Bに接続されており、第4固
定接点44cはパワートランジスタ21を介してグラウ
ンドGNDに接続されている。そして、通常時であるコ
イル43の消磁時には可動接点44aはグラウンドGN
D側の第4固定接点44cに接続されている。又、前記
可動接点44aは前記コイル43が励磁されると、バッ
テリ電源B側の第3固定接点44bに接続される。ま
た、前記第1固定接点34b(第3固定接点44b)が
接続されたラインと、第2固定接点34c(第4固定接
点44c)が接続されたラインは駆動モータ19に対す
る保護用のダイオード36を介して接続されている。
【0025】この結果、下降スイッチ(又はオートスイ
ッチ)がオン操作されると、第1リレーR1のコイル3
3が励磁され、リレー接点34の可動接点34aが第1
固定接点34bに接続される。すると、駆動モータMは
正転され、同駆動モータMによりウインドウガラスが下
降する。一方、上昇スイッチ(又はオートスイッチ)が
オン操作されると、第2リレーR2のコイル43が励磁
され、リレー接点44の可動接点44aが第3固定接点
44bに接続される。すると、駆動モータMは逆転さ
れ、同駆動モータMによりウインドウガラスが上昇す
る。
【0026】第2及び第4固定接点34c,44cの下
流側に接続されたパワートランジスタ21は、FET
(電界効果トランジスタ)から構成されている。そし
て、コントローラ11のPWM出力部14から出力され
た所定のデューティ比を持つ電圧信号(以下、「デュー
ティ信号」という。)に基づいてオン・オフを繰り返
す。この結果、バッテリ電源Bからの直流電流は駆動モ
ータ19へパルス電流として通電され、駆動モータ19
は、そのデューティ信号に基づいた所定の回転速度で回
転する。従って、前記パワートランジスタ21にて前記
駆動モータ19の速度制御が可能になる。
【0027】そして、前記駆動モータ19を速度制御す
るか否かは、判定フラグにてコントローラ11の演算部
12に判定されるようになっている。判定フラグが
「0」のときは、コントローラ11のPWM出力部14
からデューティ比が100%となるように、パワートラ
ンジスタ21をオン制御し、直流でモータ19を駆動制
御する(以下、この制御を「通常制御」という)。一
方、判定フラグが「1」のときは、所定のデューティ比
で速度制御を行う。即ち、PWM出力部14から所定デ
ューティ比(デューティ比が例えば、50%)のデュー
ティ信号をパワートランジスタ21に印加する。そし
て、パワートランジスタ21をそのデューティ信号に基
づいてオン・オフ作動させ、駆動モータ19を前記デュ
ーティ比に応じて遅い回転速度で駆動制御する(以下、
この制御を「低速制御」という)。尚、判定フラグと通
常制御及び低速制御の関係は上記したものに限らず、判
定フラグが「1」のときに通常制御、「0」のときに低
速制御をすることも可能である。
【0028】前記駆動モータ19の近傍には、パルス生
成手段としてのパルスセンサ22が配設されている。こ
のパルスセンサ22はパルス入力回路23を介してコン
トローラ11に接続されており、駆動モータ19の回転
に応じてパルス信号(以下、単に「パルス」という)を
コントローラ11へ出力するようになっている。そし
て、駆動モータ19の回転速度に比例したパルス周期の
長短に基づいて、コントローラ11ではウインドウガラ
スの挟まれを検出する。また、コントローラ11のカウ
ンタ24では、入力されたパルスをカウントしている。
尚、本実施形態では、ウインドウガラスの下降(開動
作)でカウントアップ、上昇(閉動作)でカウントダウ
ンさせている。
【0029】一方、前記記憶部13のROMには、予め
ウインドウガラスの全閉及び全開位置に対応するパルス
数が記憶されている。コントローラ11は、前記パルス
センサ22からのパルスのカウント数と、前記ROMに
記憶された全閉又は全開のパルス数とを比較することに
より、ウインドウガラスが全閉又は全開位置であること
を判別可能としている。そして、前記コントローラ11
は、この結果に応じて駆動モータ19の駆動を制御す
る。
【0030】次に、上記のように構成されたパワーウイ
ンドウ装置において、挟まれ検出処理が行われる制御態
様を図2に示すフローチャートに従って説明する。な
お、このフローチャートは演算部12が実行する処理を
示したものである。
【0031】このフローチャートは、アップ信号を入力
すると起動する。即ち、パワーウインドウスイッチ15
からコントローラ11に操作信号たるアップ信号が入力
されると、演算部12は判定フラグが「0」か否かを判
定する(ステップ(以下、「S」と略す。)101)。
前記判定フラグは、このフローチャートが起動される毎
にリセットして「0」にされている(S101がYE
S)。
【0032】そして、前記アップ信号に基づいて、コン
トローラ11は駆動・切換回路20へ制御信号を出力す
る。すると、駆動・切換回路20内では、その信号に基
づいて第2リレーR2のコイル43が励磁される。そし
て、リレー接点44の可動接点44aが第3固定接点4
4bに接続され、ウインドウガラスが閉じる方向へ上昇
される。このとき、コントローラ11のPWM出力部1
4にてデューティ比が100%となるように、パワート
ランジスタ21がオン制御され、モータ19は通常制御
で駆動制御される(S102)。
【0033】一方、駆動モータ19の回転駆動に基づい
て、パルスセンサ22はその回転速度に比例した周期の
パルスを生成し、コントローラ11へ出力する。この結
果、コントローラ11では、パルス周期の取得を開始す
る。
【0034】そして、S103において、挟まれ検出の
処理を行い、挟まれが発生したか否かを判定する。ここ
で、S103における挟まれ検出の処理について詳説す
る。
【0035】本実施形態では、挟まれ検出処理としてパ
ルス検知方式をとっており、パルスセンサ22にて生成
され、駆動モータ19の回転速度に比例した周期のパル
ス信号に基づいている。一般に、モータ19の回転速度
が速いとパルス周期は短く、反対に遅いとパルス周期は
長くなり、このパルス周期の変動を利用している。
【0036】すなわち、駆動モータ19が一定の回転速
度でウインドウガラスを閉める方向に閉動作させている
とき、その時々に出力されるパルス周期は一定となる。
そして、今出力された実パルスのパルス周期T0 と、そ
の今出力されたパルスより数えてN−1個前までの各パ
ルスのパルス周期T1 〜TN-1 とを合計し、その合計値
をNで割る。即ち、平均パルス周期P0 (=[T0 +T
1 +・・・+TN-1 ]/N)を求める。すると、パルス
周期が常に一定ならば、平均パルス周期P0 も一定とな
る。
【0037】そして、その時々で求めた平均パルス周期
P0 に対して、予め定めた閾値係数Aを掛けた値を閾値
P0S(=A*P0 )として求める。この閾値P0Sは、そ
の時々における挟まれの有無を決定するための基準値と
なるものである。
【0038】なお、前記閾値P0Sに係る閾値係数Aに関
しては、通常制御用閾値係数A1が予め記憶部13のR
OMに格納されている。以下、通常制御用閾値係数A1
を用いた閾値P0Sを通常制御用閾値P0S1という。本実
施形態では、前記通常制御用閾値P0S1が「第1閾値」
に相当する。
【0039】そして、そのときに求められたパルス周期
T0 と、前記制御用閾値P0S1とを比較する。その結
果、実パルス周期T0 が前記閾値P0S1よりも大きいと
きは(T0 >P0S1)、演算部12は何かが挟まったと
判断する。
【0040】そして、S103において、パルス周期T
0 が通常制御用閾値P0S1を超えていなかった場合は
(T0 ≦P0S1、S103がNO)、S104に移行す
る。その後、S104において、演算部12は、現在の
パルスのカウント数が予め記憶部13のROMに記憶さ
れた全閉位置に対応するパルス数と一致するか否かを判
定する。そして、全閉位置に対応するパルス数とカウン
タ24のカウント数とが一致した場合は(S104がY
ES)、このルーチンを終了する。また、全閉位置に対
応するパルス数とカウンタ24のカウント数とが一致し
ていない場合は、S101に戻り、モータ駆動を続行し
ウインドウガラスを閉動作させ続ける。
【0041】前記S103において、前記パルス周期T
0 が通常制御用閾値P0S1を超え、挟まれが検出(仮判
定)された場合は(P0S1<T0 、S103がYE
S)、S105に進み、判定フラグを「1」にセットす
る。このとき、カウンタ24にてカウントされていた挟
まれが仮判定された際のパルスのカウント数nを記憶部
13のRAMに記憶する。その後、S106において、
ウインドウガラスを反転動作(開く方向への動作)をす
るように駆動・切換回路20を切り替える制御信号を出
力する。
【0042】すると、駆動・切換回路20内では、その
信号に基づいて、第1リレーR1のコイル33が励磁さ
れ、リレー接点34の可動接点34aが第1固定接点3
4bに接続される。その一方で、第2リレーR2のコイ
ル43が消磁され、リレー接点44の可動接点44aが
第4固定接点44cに接続される。そして、コントロー
ラ11は、カウンタ24が所定の数だけカウントする
間、駆動モータ19を反転駆動させ、ウインドウガラス
を開く方向へ微量に反転させる。このとき、パワートラ
ンジスタ21は、PWM出力部14からデューティ比が
100%となるようにオン制御されたままである。
【0043】ここで、微量とは、少なくとも後述する挟
まれが決定された際の反転量である反転所定量よりも小
さい量である。そして、この微量の反転量が第1所定量
に相当する。
【0044】ウインドウガラスが微量に開く方向へ動作
した後、S107において、駆動・切換回路20を再び
切り替えるように制御信号を出力し、リレー接点44の
可動接点44aを第3固定接点44bに接続させる一方
で、リレー接点34の可動接点34aを第2固定接点3
4cに接続させる。そして、再度ウインドウガラスを閉
じる方向へ移動(上昇)開始させ、S101に戻る。な
お、このときウインドウガラスが所定のカウント数分だ
け開方向に下降したため、パルスのカウント数は、カウ
ンタ24にてカウントアップされ、n+αとされる。
【0045】前記S101において、判定フラグが
「1」であった場合は(S101がNO)、S108に
進む。これは、ウインドウガラスの閉動作の間に、前記
S103において、挟まれが仮判定され、ウインドウガ
ラスが微量に反転した後に、再上昇している場合であ
る。
【0046】そして、S108において、PWM出力部
14から所定デューティ比(デューティ比が例えば、5
0%)のデューティ信号をパワートランジスタ21に印
加し、低速制御を行う。すると、駆動モータ19は前記
デューティ比に応じて遅い回転速度で回転するようにな
りウインドウガラスの上昇速度は低下される。ところ
で、前記所定デューティ比は、パルスセンサ22から入
力されるパルス周期に基づいたその時のウインドウガラ
スの上昇速度と、予め記憶部13のROMに記憶された
目標速度との差を出し、その差に基づいて算出されたも
のである。
【0047】次いで、S109において、低速制御にて
ウインドウガラスが閉動作される中で、挟まれ検出の処
理を行い、挟まれが発生したか否かを判定する。ここ
で、S109における挟まれ検出の処理について詳説す
る。このS109の処理は、既に説明したS103にお
ける挟まれ検出の処理と閾値係数Aに関すること以外は
同様の処理を行うため、その重複説明を省略し、異なる
箇所のみ説明する。
【0048】閾値P0Sに係る閾値係数Aとして、低速制
御用閾値係数A2が予め記憶部13のROMに格納され
ている。以下、低速制御用閾値係数A2を用いた閾値P
0Sを低速制御用閾値P0S2という。そして、演算部12
は低速制御用閾値係数A2と平均パルス周期P0 とを掛
けることにより低速制御用閾値P0S2(A2*P0 )を
算出し、パルス周期T0 との大小関係の比較により挟ま
れ判定を行う。なお、本実施形態では、前記低速制御用
閾値P0S2が「第2閾値」に相当する。
【0049】そして、パルス周期T0 が低速制御用閾値
P0S2を超えていた場合は(P0S2<T0 、S109が
YES)、挟まれを検出し、S110に進む。このと
き、駆動モータ19の回転速度は低速制御により、低下
されており、1パルス毎のパルス周期は長くなる。この
結果、通常制御の場合と比較して、挟まれ検出される際
のパルスの変化量は大きくなる。従って、S103での
挟まれの仮判定の場合と異なり、確実に挟まれが発生し
ている際のみに、S109ではパルス周期T0 が低速制
御用閾値P0S2を超え、挟まれは検出されるようにな
る。このため、たとえS103における挟まれ検出(仮
判定)が誤判定であった場合、S109において、挟ま
れが誤検出されることはない。
【0050】S110において、演算部12は挟まれを
決定して、駆動・切換回路20を切り替える制御信号を
出力し、可動接点34aを第1固定接点34bに接続さ
せ、可動接点44aを第4固定接点44cに接続させ
る。そして、ウインドウガラスを反転所定量だけ反転動
作(開く方向への動作)させる。このとき、PWM出力
部14からデューティ比が100%となるようにパワー
トランジスタ21がオン制御され、駆動モータ19は高
速度で反転駆動される。なお、この挟まれ決定に基づく
ウインドウガラスの反転量である反転所定量は、S10
9にて挟まれ検出された位置から、このフローチャート
が起動される際にコントローラ11にアップ信号が入力
され、ウインドウガラスが閉じ始められた位置までの距
離をいう。
【0051】一方、S109において、パルス周期T0
が低速制御用閾値P0S2を超えていなかった場合は(P
0S2≧T0 、S109がNO)、S111に進む。そし
て、入力されるパルスのカウント数がS105において
RAMに記憶されたパルスのカウント数nより大きいか
否かの判定を行い、S107にてウインドウガラスが再
上昇した位置から所定移動量より上昇(閉動作)したか
否かを判定する。ウインドウガラスが再上昇を開始する
際のカウント数はn+αであった。このため、そのカウ
ント数n+αからカウントダウンされたパルスのカウン
ト数n+α−γがRAMに格納されたカウント数nより
小さければ(n+α−γ<n)、ウインドウガラスは挟
まれが仮判定された位置より上に上昇(閉動作)したこ
とを示す。なお、本実施形態では、前記所定移動量は、
ウインドウガラスが再上昇し始める位置から挟まれが仮
判定された位置までをいう。
【0052】前記S111において、入力されたパルス
のカウント数n+α−γがRAMに格納されたカウント
数nより小さい場合は(n+α−γ<n、S111がY
ES)、S103で挟まれ検出(仮判定)された位置ま
での間に再び挟まれが検出されなかったことになる。従
って、演算部12はS103で仮判定された挟まれは誤
判定であったと判断する。そして、駆動モータ19の回
転速度を低下させて高精度に挟まれ判定をする必要がな
いため、判定フラグを「0」にクリアし(S112)、
S104に進む。
【0053】このとき、まだウインドウガラスが全閉状
態ではなく(S104がNO)、S101に戻った場合
は以下の様になる。即ち、その位置からのウインドウガ
ラスの閉動作に関しては、コントローラ11のPWM出
力部14からデューティ比が100%となるように、パ
ワートランジスタ21がオン制御され、通常制御でモー
タ19が駆動制御される(S101がYES→S10
2)。
【0054】一方、S111において、入力されたパル
スのカウント数n+α−γがRAMに格納されたカウン
ト数n以上の場合は(n+α−γ≧n、S111がN
O)、S104に移行する。
【0055】この場合は、S104において、ウインド
ウガラスが全閉されていない場合には、S101に戻
り、反対にウインドウガラスが全閉されていれば、この
ルーチンを終了する。
【0056】従って、上記実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)上記実施形態では、パルス周期が通常制御用閾値
P0S1を超え、挟まれが仮判定された際には、ウインド
ウガラスは一旦、微量に反転動作されてから再び閉動作
を行う。従って、ウインドウガラスに異物が挟まれた際
は、一度ウインドウガラスが微量反転動作するため、異
物を取り外すことが可能となり、正常な挟まれ防止機能
を果たすことができる。
【0057】その一方で、高感度に挟まれ検出を行うた
めに、通常制御用閾値P0S1が小さくなるよう通常制御
用閾値係数A1を設定したとしても、挟まれ検出され、
ウインドウガラスが反転開放した状態で停止してしまう
場合と異なり、微量反転動作後に再び閉動作を行うた
め、挟まれの誤検出によるウインドウガラス開放状態を
回避できる。
【0058】(2)上記実施形態では、挟まれが仮判定
された後にウインドウガラスが再び閉動作する際は、駆
動モータ19をデューティ制御(低速制御)し、所定の
デューティ比に応じて通常制御の場合よりも遅い回転速
度で回転させ、ウインドウガラスの上昇速度を低下させ
る。このとき、もし、挟まれが発生している場合は、パ
ルス周期T0 の変化が、通常制御の場合と比してより大
きく現れるため、これを利用して高精度に挟まれ検出を
行うことができる。また、高精度に挟まれ検出ができる
ことにより、たとえS103で挟まれが誤判定された場
合でも、再びS109で挟まれが誤判定されることはな
い。
【0059】(3)上記実施形態では、挟まれが仮判定
された後、ウインドウガラスが再上昇する際において、
微量反転動作し終わった位置(再上昇し始める位置)か
ら、所定移動量の範囲内で挟まれ決定がなされなかった
場合は、駆動モータ19に対する所定のデューティ比で
のデューティ制御(低速制御)が解除され、再び通常制
御を行う。このため、S103で仮判定された挟まれが
誤判定であったとしても、速度が低下された状態でのウ
インドウガラスの上昇が継続されることはなく、搭乗者
に違和感を与えない。
【0060】(4)また、前記駆動モータ19に対する
低速制御は、ウインドウガラスが再上昇する中で、ウイ
ンドウガラスが再上昇し始める位置から挟まれが仮判定
された位置以内で行われる。通常、挟まれの仮判定がさ
れた位置までがS109において再び挟まれ検出され易
い範囲であるため、効果的に高精度な挟まれ判定を実現
できる。
【0061】(5)上記実施形態では、ウインドウガラ
スの閉動作する速度を遅らせるための駆動モータ19の
速度制御は、デューティ制御にて容易に実現できる。 (6)上記実施形態では、低速制御用閾値係数A2を通
常制御用閾値係数A1より大きくし、低速制御用閾値P
0S2が通常制御用閾値P0S1より大きくなるようにし
た。従って、駆動モータ19を低速制御する際における
高精度な挟まれ検出を容易に実現できる。
【0062】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・上記実施形態では、挟まれが決定された際にウインド
ウガラスを反転させる反転所定量を、挟まれが決定され
た位置からコントローラ11にアップ信号が入力されて
ウインドウガラスが閉じ始められた位置までとしたが、
以下のように変更してもよい。即ち、挟まれが決定され
た位置から125mm以上多く反転させた量としたり、全
閉位置から約200mm離れた位置まで反転させた量にす
るのである。
【0063】・上記実施形態では、S103の挟まれ仮
判定で用いる通常制御用閾値係数A1と、S109の挟
まれ判定で用いる低速制御用閾値係数A2を異なる値
(A2>A1)としたが、両値を同じにして共通閾値係
数A3とし、各挟まれ判定で用いてもよい。このように
した場合、前記共通閾値係数A3を用いた閾値P0Sが第
1閾値及び第2閾値の双方に相当する。
【0064】・上記実施形態では、挟まれが仮判定され
た際にRAMに格納されるパルスのカウント数は、前記
挟まれ仮判定時におけるウインドウガラスの位置を示す
カウント数nであったが、RAMに格納するカウント数
をn−βとして、挟まれが仮判定された位置よりも上
(閉側)にしてもよい。このようにした場合、低速制御
が行われる範囲も前記カウント数n−βに対応した位置
までとなり、この位置までが所定移動量となる。
【0065】・上記実施形態では、駆動モータ19の駆
動は、ウインドウガラスが微量反転動作した後、再び挟
まれの仮判定された位置より上まで挟まれが決定される
ことなく閉動作した場合は、駆動モータ19の駆動制御
を低速制御から通常制御に戻したが、通常制御に戻すこ
となく低速制御のまま全閉位置までウインドウガラスを
移動させてもよい。
【0066】・上記実施形態では、演算部12にて挟ま
れが仮判定された場合は、駆動モータ19を所定デュー
ティ比でデューティ制御(低速制御)して、ウインドウ
ガラスの移動速度を遅くしたが、通常制御のままで、微
量反転後のウインドウガラスの閉動作を行ってもよい。
【0067】・上記実施形態では、パルスのカウント数
は、ウインドウガラスの下降でカウントアップ、上昇で
カウントダウンさせていたが、ウインドウガラスの上昇
でカウントアップ、ウインドウガラスの下降でカウント
ダウンさせてもよい。
【0068】・上記実施形態では、本発明を車両のサイ
ドドアのパワーウインドウ装置に具体化したが、車両の
天井面に設けられる電動のスライドルーフを含むスライ
ドルーフ装置に具体化してもよい。このようにしても、
本発明は、異物の挟持が有り得るスライドルーフに対し
て効果的に用いられる。尚、このようにした場合は前記
スライドルーフがウインドウガラスに相当する。
【0069】次に、上記実施形態及び各別例から把握で
きる技術的思想について、それらの効果と共に以下に記
載する。 (1)請求項2乃至請求項4のうち何れか1項に記載の
ウインドウガラス挟持有無検出装置において、前記速度
制御は、デューティ制御であるウインドウガラス挟持有
無検出装置。このようにすれば、モータの速度制御はデ
ューティ制御にて容易に実現できる。
【0070】(2)請求項1乃至請求項4及び前記技術
的思想(1)のうちいずれか1項に記載のウインドウガ
ラスの挟持有無検出装置において、前記第2閾値は、第
1閾値以上の値であるウインドウガラスの挟持有無検出
装置。このようにすれば、再閉駆動制御手段の閉駆動中
における高精度な挟まれ検出を容易に実現できる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、高感度な挟まれ検出を維持した状態で、挟まれ
の誤検出による不具合を防止できる。
【0072】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、速度制御されているときはモータの回
転速度は遅くなるため、第2反転駆動制御手段によるモ
ータの反転駆動制御を高精度にできる。
【0073】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、仮判定手段にて仮判定された挟まれが
誤判定であったとしても、モータの速度制御が継続して
行われることはなく、搭乗者に違和感を与えない。
【0074】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、少なくとも挟まれが仮判定された位置
までは、モータの速度制御が行われながら挟まれ判定が
行われるため、効果的に高精度な挟まれ判定を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるパワーウインドウ装置の電
気的構成を示すブロック図。
【図2】同じく挟まれ検出処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…コントローラ(仮判定手段、第1反転駆動制御手
段、再閉駆動制御手段、第2反転駆動制御手段、駆動戻
し制御手段)、19…駆動モータ(モータ)、22…パ
ルスセンサ(パルス生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA07 CA06 DA02 DB02 EA14 EB01 EC01 GA10 GB06 GC10 GD09 HA01 KA01 3D127 AA02 BB01 CB05 DF04 DF34 DF35 DF36 FF05 FF06 FF09 FF11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドウガラスを駆動するモータの回
    転に応じたパルスを生成するパルス生成手段と、 前記パルスのパルス周期と第1閾値とに基づいて閉動作
    時のウインドウガラスによる挟まれの有無を仮判定する
    仮判定手段と、 前記仮判定手段にて挟まれが仮判定された際に、ウイン
    ドウガラスが第1所定量だけ反転動作するように、前記
    モータを反転駆動制御する第1反転駆動制御手段と、 前記第1所定量の反転動作の後に、ウインドウガラスを
    再び閉動作させるようにモータを駆動制御する再閉駆動
    制御手段と、 前記再閉駆動制御手段の閉駆動中に再度パルス周期と第
    2閾値とを比較し、パルス周期が第2閾値を超えた場合
    は、ウインドウガラスを反転させるようにモータを駆動
    制御する第2反転駆動制御手段とを備えたことを特徴と
    するウインドウガラスの挟持有無検出装置。
  2. 【請求項2】 前記再閉駆動制御手段は、ウインドウガ
    ラスを閉駆動させるモータに対して仮判定以前の閉作動
    時の速度よりも低速度にて速度制御を行うことを特徴と
    する請求項1に記載のウインドウガラスの挟持有無検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ウインドウガラスが第1所定量だけ
    反転動作した位置から、所定移動量の範囲内で、第2反
    転駆動制御手段によるモータの反転駆動制御がなされな
    かった場合は、前記再閉駆動制御手段による速度制御を
    解除する駆動戻し制御手段を更に備えたことを特徴とす
    る請求項2に記載のウインドウガラスの挟持有無検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記所定移動量は、ウインドウガラスが
    第1所定量だけ反転動作した位置から仮判定手段にて挟
    まれが仮判定された位置までの距離以上である請求項3
    に記載のウインドウガラスの挟持有無検出装置。
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