JP2002227421A - ターンバックル型のワイヤ緊張装置 - Google Patents

ターンバックル型のワイヤ緊張装置

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JP2002227421A JP2001026860A JP2001026860A JP2002227421A JP 2002227421 A JP2002227421 A JP 2002227421A JP 2001026860 A JP2001026860 A JP 2001026860A JP 2001026860 A JP2001026860 A JP 2001026860A JP 2002227421 A JP2002227421 A JP 2002227421A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターンバックル型のワイヤ緊張装置におい
て、ワイヤ緊張具が支柱から大きく突出するのを解消す
る。いたずら等でワイヤに大きな外力が作用するような
場合にも、ターンバックルのねじ軸やねじ山が変形する
のを防ぐ。 【解決手段】 支柱1に固定される第1ボルト16と、
ワイヤ4の一端に固定される第2ボルト17と、両ボル
ト16・17に同時にねじ込まれるターンバックル本体
18とでワイヤ緊張具3を構成する。第2ボルト17
は、ワイヤ4の端部が固定されるかしめ部25とねじ軸
26とを有する。ターンバックル本体18の一端内面に
凹部30を設ける。ワイヤ4を緊張させた状態におい
て、第2ボルト17のかしめ部25が凹部30内に収容
され、さらに第1ボルト16に設けた逃げ凹部32に、
ねじ軸26の突端が入り込むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手すりや柵等の
支柱間にワイヤを張り渡し、あるいは天井と床との間
や、壁面に沿ってワイヤを張り渡す場合などに使用され
るワイヤ緊張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は特開平8−93167号
公報や、特開2000−297849公報等に公知であ
る。そこでは、ワイヤの一端をワイヤ固定具で受け止
め、ワイヤの他端をワイヤ緊張具で引き寄せて、支柱間
に張り渡したワイヤを緊張させている。ワイヤ緊張具
は、ケースと、ケース内に収容されるボールチャックな
どで構成されており、ケースを支柱の取付金具にねじ込
み操作することにより、ワイヤを引き寄せ操作できる。
ワイヤ固定具は、ケース内に圧縮コイル形のばねを備え
ており、このばねでワイヤのエンド金具を張り方向へ移
動付勢することにより、気温等によるワイヤの伸びを吸
収できる。実開平3−55761号公報には、ワイヤ緊
張具をターンバックルを介して取付金具に連結する形態
のワイヤ緊張装置が開示されている。
【0003】ボールチャックをクランプ要素とするワイ
ヤ緊張具は、ワイヤをボールチャックで直接的にクラン
プ固定するので、ワイヤの張り渡し長さが短くなるよう
な場合にも、ワイヤの不用部分を切断するだけでよく、
施工現場での仕様変更に柔軟に対応できる。しかし、ク
ランプ要素としてボールチャックを用いるので、全体コ
ストが高く付くのを避けられない。
【0004】全体コストを削減するために、ワイヤ緊張
具をターンバックル状に構成した、廉価版のワイヤ緊張
装置が流通している。そこでは、図7に示すように、支
柱41に固定される第1ボルト42と、ワイヤ43の端
部にかしめ固定される第2ボルト44と、両ボルト42
・44がねじ込まれるターンバックル本体45と、一対
のロックナット46などでワイヤ緊張具を構成してい
る。両ボルト42・44の一方は右ねじで形成し、他方
は左ねじで形成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ターンバックル型の上
記ワイヤ緊張具は、第1・第2の両ボルト42・44を
ターンバックル本体45の両端から対向する向きにねじ
込む形態を採るので、ワイヤ緊張具の全長寸法が大きく
なるのを避けられず、体裁に問題がある。ターンバック
ル本体45や両ボルト42・44の長さを短くすること
は容易であるが、そうすると、ターンバックルの調整可
能範囲が狭まるので、支柱41の間隔のばらつきに柔軟
に対応できなくなる。この種のワイヤ緊張装置では、支
柱41の間隔寸法に応じて、ワイヤ43の両端に第2ボ
ルト44とエンド金具(図示していない)を予めかしめ
固定しており、ワイヤ43の長さを施工現場で調整でき
ないからである。
【0006】ワイヤ43を支柱間に張り渡した状態にお
いては、両ボルト42・44と、ターンバックル本体4
5の全てが支柱41の一側に大きく突出する。そのた
め、例えばワイヤ43に乗り上がって、あるいはワイヤ
端に固定した第2ボルト44を足掛かりにして、ワイヤ
緊張具が上下に揺さぶられるようないたずらを受けると
き、各ボルト42・44とターンバックル本体45との
連結端に大きな曲げモーメントを生じ、最悪の場合には
ねじ軸が曲がったり、ねじ山が変形して、以後はワイヤ
の緩みを矯正できなくなってしまうことがある。因み
に、支柱の間隔やワイヤ直径にもよるが、冬期と夏期の
温度差によって、ワイヤの単位長さ当りの伸び量(緩み
量)が相当量にも達するので、ワイヤの伸縮変形をワイ
ヤ固定具側のばねだけで吸収するのは難しい。
【0007】この発明の目的は、ワイヤを支柱間に張り
渡した状態におけるワイヤ緊張具の支柱からの突出寸法
を小さくでき、従ってワイヤ緊張装置の体裁を向上しな
がら、ワイヤの伸縮調整代を十分に確保できるターンバ
ックル型のワイヤ緊張装置を提供することにある。この
発明の目的は、いたずら等によってワイヤ緊張具に強い
外力が作用するような場合にも、ねじ軸やねじ山の変形
をよく防止でき、従って施工後であっても必要に応じて
ワイヤの張力調整を支障なく行えるワイヤ緊張装置を提
供することにある。この発明の目的は、温度差によるワ
イヤの緩みをワイヤ固定具で吸収でき、従ってワイヤ緊
張具によるワイヤの張力調整と相俟って、ワイヤの張力
を過不足なく常に適正化できるワイヤ緊張装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のワイヤ緊張装
置は、隣接する支柱1・1の一方に固定されるワイヤ緊
張具3と、他方に固定されるワイヤ固定具2と、これら
両者2・3の間に張り渡されるワイヤ4とからなる。ワ
イヤ緊張具3は、支柱1に固定される第1ボルト16
と、ワイヤ4の一端にかしめ固定される第2ボルト17
と、両ボルト16・17に同時にねじ込まれて第2ボル
ト17を第1ボルト16の側へ引き寄せ操作するターン
バックル本体18とからなる。第2ボルト17は、ワイ
ヤ4の端部がかしめ固定されるかしめ部25と、ターン
バックル本体18にねじ込まれるねじ軸26とを一体に
備えている。ターンバックル本体18のワイヤ連結端側
の内面に、ワイヤ4を緊張した状態において、第2ボル
ト17のかしめ部25を収容する凹部30が形成されて
いる。
【0009】第1ボルト16のねじ径Dは、第2ボルト
17のねじ軸26のねじ径dより大きく設定する。ワイ
ヤ4を緊張した状態において、第2ボルト17のねじ軸
26の入り込みを許す逃げ凹部32が、第1ボルト16
の第2ボルト17との対向端に形成されている。
【0010】ワイヤ固定具2は、支柱1に固定される連
結具8と、連結具8にねじ込み固定される筒状のケース
9と、ケース9内に収容したワイヤ4のエンド金具5と
ケース9の内突端との間に配置した伸び吸収用の圧縮コ
イル形のばね10とを含むものとすることができる。
【0011】第1ボルト16の内部に、支柱1に挿通し
たボルト23にねじ込まれる雌ねじ20と、第1ボルト
16ボルト23にねじ込み操作する断面非円形の操作部
21とを設け、操作部21は先に説明した逃げ凹部32
を兼ねているものとすることができる。
【0012】
【発明の作用効果】ターンバックル本体18に凹部30
を設け、ワイヤ4を支柱間に張り渡した状態において、
第2ボルト17のかしめ部25を凹部30内に収容する
ので、第2ボルト17がターンバックル本体18の内部
に入り込んだ寸法分だけ、ワイヤ緊張具3の支柱1から
の突出寸法が小さくなる。とくに、図1に示すようにタ
ーンバックル本体18を第1ボルト16に対して殆どね
じ込んだ状態において、かしめ部25の殆どが凹部30
内に入り込むように、各部の長さを設定しておくと、ワ
イヤ4を緊張した状態における、ワイヤ緊張具3の支柱
1からの突出寸法をターンバックル本体18の長さにほ
ぼ一致させて最小限化でき、両ボルト16・17がター
ンバックル本体18の両側方に突出するのを解消して、
外観上の体裁を向上できる。
【0013】凹部30内に入り込んだかしめ部25は、
図6に示すように、ごく小さな余裕隙間を介して凹部3
0の内周面と対向している。従って、いたずら等によっ
てワイヤ4上に人が乗り上がる場合には、かしめ部25
の周面が凹部30に接して、ワイヤ4に作用する外力を
ターンバックル本体18と第2ボルト17とで協同して
受け止めることができる。また、ワイヤ緊張具3に人が
乗り上がる場合には、ターンバックル本体18と第1ボ
ルト16とが協同して外力を受け止めることができる。
従って、いたずら等によってワイヤ4やワイヤ緊張具3
に大きな外力が作用するような場合にも、各ボルト16
・17のねじ軸やねじ山が変形するのを防止でき、手す
りや柵等を構築した後でも、必要に応じてワイヤ4の張
力調整を支障なく行える、いたずらに対して効果的に耐
性を発揮できる、構造強度に優れたワイヤ緊張装置が得
られる。
【0014】ワイヤ4を緊張した状態において、第2ボ
ルト17のねじ軸26の端部を第1ボルト16の逃げ凹
部32内に入り込ませるようにしたワイヤ緊張具3によ
れば、第2ボルト17の有効ねじ部長さを大きくでき、
その分だけワイヤ緊張時の調整代2を拡大できるにもか
かわらず、ワイヤ緊張具3の支柱1からの突出寸法を小
さくできる。
【0015】ワイヤ固定具2にワイヤ4の伸びを吸収す
る圧縮コイル形のばね10を設けたワイヤ緊張装置によ
れば、温度差に基づくワイヤ4の伸び変形を先のばね1
0で吸収して、ワイヤ4が支柱間で弛むのを防止でき、
この発明のワイヤ緊張装置で構築した手すりや柵等の体
裁を長期にわたって良好な状態に維持し続けることがで
きる。
【0016】第1ボルト16を支柱1に挿通した別のボ
ルト23で締結固定するようにし、第1ボルト16に設
けられるねじ込み操作用の操作部21を逃げ部32とし
て利用すると、第1ボルト16に別途逃げ部32を形成
する必要がないので、その分だけワイヤ緊張具3の製造
に要するコストを削減して、ターンバックル型のワイヤ
緊張装置の全体コストをさらに減らすことができる。
【0017】
【実施例】図1ないし図6はこの発明に係るワイヤ緊張
装置の実施例を示す。図3において、符号1は隣接配置
した支柱、2・3は各支柱1に対向状に固定したワイヤ
固定具とワイヤ緊張具、4はワイヤ固定具2およびワイ
ヤ緊張具3で張られたステンレス製のワイヤであり、そ
の一端には断面六角形のエンド金具5がかしめ固定さ
れ、他端には第2ボルト17がかしめ固定してある。
【0018】図2および図4においてワイヤ固定具2
は、支柱1にボルト7で締結固定される連結具8と、連
結具8にねじ込み固定されるケース9と、ケース9内に
収容した先のエンド金具5とケース9の内奥端との間に
配置した圧縮コイル形のばね10とからなる。連結具8
は、六角穴付ボルト状に構成されており、その内部にボ
ルト7用の雌ねじ11と、断面六角形の操作部12とを
有し、外周面にケース9をねじ込むための雄ねじ13が
形成してある。ケース9は一端が開口する有底筒体から
なり、その開口端の側の内面に雄ねじ13に対応する雌
ねじ14を形成し、ケース内奥壁にワイヤ4を通す挿通
口15を開口してなる。連結具8およびケース9はそれ
ぞれステンレス鋼材で形成する。ワイヤ固定具2は、ケ
ース9内にばね10を収容した後、ワイヤ4の端部にエ
ンド金具5をかしめ固定するので、ケース9とばね10
とエンド金具5、さらにワイヤ他端にかしめ固定した第
2ボルト17とは一組の部材として取り扱うことにな
る。
【0019】図1および図4においてワイヤ緊張具3
は、支柱1に固定される第1ボルト16と、ワイヤ4に
かしめ固定した第2ボルト17と、両ボルト16・17
に同時にねじ込まれるターンバックル本体18とからな
る。第1ボルト16は、先の連結具8と同様に六角穴付
きボルト状に構成されており、その内部に雌ねじ20と
断面六角形の操作部21を有し、外周面にターンバック
ル本体18をねじ込むための雄ねじ22が形成してあ
る。この雄ねじ22は右ねじで形成する。支柱1に挿通
したボルト23を雌ねじ20にねじ込むことにより、第
1ボルト16が支柱1に固定される。第1ボルト16
は、その操作部21の深さが連結具8の操作部21の深
さより大きい点で連結具8と異なっており、これは後述
するように操作部21で逃げ凹部32を兼ねるようにし
て、構造の簡素化を図り、さらにワイヤ緊張時の調整代
を大きくするためである。
【0020】第2ボルト17は、ワイヤ4の端部がかし
め固定されるかしめ部25と、ターンバックル本体18
にねじ込まれるねじ軸26とを一体に備えている。かし
め部25の周面は断面六角形に形成してあり(図6参
照)、その周面にスパナやレンチを係合できる。これ
は、ターンバックル本体18をねじ込んでワイヤ4を緊
張させるとき、第2ボルト17がターンバックル本体1
8と同行回転するのを防ぎ、さらにワイヤ4がねじ込み
方向へ回転されて撚り形態が変わるのを防ぐためであ
る。ねじ軸26は左ねじで形成し、図4に示すようにそ
のねじ径dを先の第1ボルト16の雄ねじ22のねじ径
Dより小さく寸法設定している。この実施例では、ねじ
軸26のねじ径dを、雄ねじ22のねじ径Dの2分の1
に設定した。第1・第2の両ボルト16・17は、それ
ぞれステンレス鋼材で形成する。
【0021】ターンバックル本体18は丸棒状の施削加
工品あるいは型鍛造品からなり、その内面に第1ボルト
16の雄ねじ22とかみ合う雌ねじ28と、第2ボルト
17のねじ軸26とかみ合う雌ねじ29と、ワイヤ4を
緊張した状態において第2ボルト17のかしめ部25を
収容する凹部30とが形成してある。本体周面の対向2
個所には、スパナやレンチを係合するための操作溝31
が形成してある。図6に示すように、先の凹部30は断
面円形の穴として形成してあり、その直径値がかしめ部
25の対頂寸法より僅かに大きく設定してある。また、
凹部30の奥行寸法は、かしめ部25の全長と同じか、
これより僅かに大きく設定する。
【0022】次に、ワイヤ4の張り渡し手順を説明す
る。まず、連結具8と第1ボルト16とは、それぞれボ
ルト7およびボルト23で支柱1・1に固定する。次に
ワイヤ固定具2のケース9の雌ねじ14の全体を連結具
8にねじ込んで、ワイヤ4の張り基準とする。ワイヤ4
の他端に固定した第2ボルト17のねじ軸26を、図4
に示すようにターンバックル本体18の雌ねじ28にね
じ込む。さらに、ターンバックル本体18の他端側の雌
ねじ28を第1ボルト16にねじ込み、第1・第2の両
ボルト16・17とターンバックル本体18の三者を仮
り組みする。最後に、かしめ部25をスパナ等で回転不
能に係合保持した状態で、操作溝31に係合したスパナ
等でターンバックル本体18を締め込むことにより、第
2ボルト17を第1ボルト16側へ引き寄せて、ワイヤ
4を緊張させる。多くの場合には、図1に示すようにタ
ーンバックル本体18の殆どを第1ボルト16にねじ込
んだ状態において、図2に示すようにワイヤ固定具2の
ばね10が全圧縮されるか、その直前の状態にまで圧縮
されるように、各部の長さを設定しておく。
【0023】上記のように、ワイヤ4を完全に張り終え
た状態では、第1ボルト16の全体がターンバックル本
体18内へ入り込み、さらに第2ボルト17のかしめ部
25の殆どが凹部30内へ入り込む。また、第2ボルト
17のねじ軸26の先端は、第1ボルト16の操作部2
1内に入り込んで、第1ボルト16との干渉を避けてい
る。従って、ワイヤ緊張具3の支柱1からの突出寸法を
小さくできる。操作部21は第2ボルト17の逃げ凹部
32を兼ねていて、その深さ寸法分だけワイヤ緊張具3
の調整代を拡大できる。
【0024】いたずら等によって、ワイヤ4上に人が乗
り上がる場合に、かしめ部25は下向きにたわみ変形し
ようとするが、上記のようにかしめ部25を凹部30内
に収容すると、かしめ部25がたわみ変形し始めるのと
同時に、その周面が凹部30で受け止められるので、タ
ーンバックル本体18と第2ボルト17との両者で外力
に対抗でき、従って先のようないたずらを受ける場合に
も、ねじ軸26やそのねじれが変形するのをよく防止で
きる。ターンバックル本体18上に人が乗り上がる場合
にも、第1ボルト16とターンバックル本体18が協同
して外力に対抗するので、同様にねじ部の変形を避ける
ことができる。
【0025】上記の実施例以外に、連結具8および第1
ボルト16は、それぞれ支柱1に対して溶接で固定でき
る。ワイヤ固定具2のばね10とケース9との間に、張
設時におけるワイヤ4の回転を吸収するスラストベアリ
ング、若しくは同種のブッシュを介装することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ緊張具の縦断正面図である。
【図2】ワイヤ固定具の縦断正面図である。
【図3】ワイヤの張設例を示す正面図である。
【図4】ワイヤ緊張装置の緊張前の状態の縦断面図であ
る。
【図5】図1におけるA−A線断面図である。
【図6】図1におけるB−B線断面図である。
【図7】従来のワイヤ緊張装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 支柱 3 ワイヤ緊張具 4 ワイヤ 16 第1ボルト 17 第2ボルト 18 ターンバックル本体 25 かしめ部 26 ねじ軸 30 凹部 32 逃げ凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する支柱1・1の一方に固定される
    ワイヤ緊張具3と、他方に固定されるワイヤ固定具2
    と、これら両者2・3の間に張り渡されるワイヤ4とか
    らなり、 ワイヤ緊張具3は、支柱1に固定される第1ボルト16
    と、ワイヤ4の一端にかしめ固定される第2ボルト17
    と、両ボルト16・17に同時にねじ込まれて第2ボル
    ト17を第1ボルト16の側へ引き寄せ操作するターン
    バックル本体18とからなり、 第2ボルト17は、ワイヤ4の端部がかしめ固定される
    かしめ部25と、ターンバックル本体18にねじ込まれ
    るねじ軸26とを一体に備えており、 ターンバックル本体18のワイヤ連結端側の内面に、ワ
    イヤ4を緊張した状態において、第2ボルト17のかし
    め部25を収容する凹部30が形成してあることを特徴
    とするターンバックル型のワイヤ緊張装置。
  2. 【請求項2】 第1ボルト16のねじ径Dが、第2ボル
    ト17のねじ軸26のねじ径dより大きく設定されてお
    り、 ワイヤ4を緊張した状態において、第2ボルト17のね
    じ軸26の入り込みを許す逃げ凹部32が、第1ボルト
    16の第2ボルト17との対向端に形成してある請求項
    1記載のターンバックル型のワイヤ緊張装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤ固定具2が、支柱1に固定される
    連結具8と、連結具8にねじ込み固定される筒状のケー
    ス9と、ケース9内に収容したワイヤ4のエンド金具5
    とケース9の内突端との間に配置した伸び吸収用の圧縮
    コイル形のばね10とを含む請求項1または2記載のタ
    ーンバックル型のワイヤ緊張装置。
  4. 【請求項4】 第1ボルト16の内部に、支柱1に挿通
    したボルト23にねじ込まれる雌ねじ20と、第1ボル
    ト16をボルト23にねじ込み操作する断面非円形の操
    作部21とが設けられて、 操作部21が逃げ凹部32を兼ねている請求項2または
    3記載のターンバックル型のワイヤ緊張装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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