JP3054495U - 手摺連結部材 - Google Patents
手摺連結部材Info
- Publication number
- JP3054495U JP3054495U JP1998004845U JP484598U JP3054495U JP 3054495 U JP3054495 U JP 3054495U JP 1998004845 U JP1998004845 U JP 1998004845U JP 484598 U JP484598 U JP 484598U JP 3054495 U JP3054495 U JP 3054495U
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- JP
- Japan
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- wire
- handrail
- hole
- center
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- Expired - Lifetime
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現場で所定の角度にして手摺棒を連結し設置
することができる手摺連結部材を提供する。 【解決手段】 中継ぎ手11は、両端を半球状に形成し
全体がやや弓状に湾曲したものとし、中央に貫通穴21
をあけている。半球状にへこむ座面4・9を一端側にそ
れぞれ形成した第1継ぎ手1・第2継ぎ手6を用意し、
座面4・9を中継ぎ手11の両端に密着させ、中継ぎ手
11の両側に第1継ぎ手1・第2継ぎ手6を配置する。
第1継ぎ手1に一端を取り付けたワイヤー18を中継ぎ
手11の貫通穴21に通し、ワイヤー18の他端を第2
継ぎ手6内で緊張させ固定する。第1継ぎ手1・第2継
ぎ手6に手摺棒をそれぞれ連結する。中継ぎ手11に対
する第1継ぎ手1・第2継ぎ手6の角度は調節できる。
角度調節をすることで、手摺棒を所定の角度にして連結
する。
することができる手摺連結部材を提供する。 【解決手段】 中継ぎ手11は、両端を半球状に形成し
全体がやや弓状に湾曲したものとし、中央に貫通穴21
をあけている。半球状にへこむ座面4・9を一端側にそ
れぞれ形成した第1継ぎ手1・第2継ぎ手6を用意し、
座面4・9を中継ぎ手11の両端に密着させ、中継ぎ手
11の両側に第1継ぎ手1・第2継ぎ手6を配置する。
第1継ぎ手1に一端を取り付けたワイヤー18を中継ぎ
手11の貫通穴21に通し、ワイヤー18の他端を第2
継ぎ手6内で緊張させ固定する。第1継ぎ手1・第2継
ぎ手6に手摺棒をそれぞれ連結する。中継ぎ手11に対
する第1継ぎ手1・第2継ぎ手6の角度は調節できる。
角度調節をすることで、手摺棒を所定の角度にして連結
する。
Description
【0001】
本考案は、角度を付けて手摺棒を連結する場合に使用する手摺連結部材に関す るものである。
【0002】
手摺は病院・デパート・駅等で広く設置されている。ところで、手摺を設置す る場合、垂直方向又は水平方向に曲げて設置しなければならない箇所では、その 箇所に合わせた角度に曲げた手摺を製作して取り付けていた。
【0003】
従来のやり方による場合、作業が大変面倒で、時間が掛かってコストも大きく なってしまった。なぜなら、設置する場所場所で手摺を曲げる角度がまちまちな ため、まちまちな角度に合わせた手摺をわざわざ製作して設置していくしかなか ったからである。
【0004】 本考案が解決しようとする課題は、設置箇所に合った角度の手摺をあらかじめ 製作することなく、現場で任意の角度にして手摺棒を連結し設置することができ る手摺連結部材を提供する点にある。
【0005】
本考案に係る手摺連結部材は、角度を付けて手摺棒を連結する箇所に使用する 。すなわち、第2継ぎ手6に設けた、ワイヤー18を緊張して固定する手段でワ イヤー18をやや緩めた状態にし、中継ぎ手11に対し第1継ぎ手1と第2継ぎ 手6とを回し設置箇所に応じた最適な角度にした後にワイヤー18の緊張固定手 段でワイヤー18を緊張させ固定する。そして、第1継ぎ手1・第2継ぎ手6に 手摺棒を連結していく。第1継ぎ手1・第2継ぎ手6に手摺棒を連結する手段と しては、ねじ込み式等の任意のものが採用できる。
【0006】
請求項1に係る手摺連結部材は、中継ぎ手11、第1継ぎ手1及び第2継ぎ手 6とからなるものである。中継ぎ手11は、両端を半球状に形成して全体をやや 弓状に湾曲した形状とし、一端側中央から他端側中央へと貫通する貫通穴21を あけたものである。第1継ぎ手1は、中継ぎ手11の一端側の半球状形状に合致 する形状の座面4を一端側に形成して座面4の中央から細長いワイヤー18を伸 ばしたものである。第2継ぎ手6は、中継ぎ手11の他端側の半球状形状に合致 する形状の座面9を一端側に形成して座面9の中央位置にワイヤー18の先端側 を緊張して固定する手段を設けものである。
【0007】 請求項2のものは、請求項1のものにおいて、中継ぎ手11を二つ割りにした ものである。二つ割りのものを合わせたとき、両端が半球状になって全体がやや 弓状に湾曲した形状となり、しかも一端側中央から他端側中央へと貫通する貫通 穴21があけられたものとなるなら、どのようなものでもよい。
【0008】 請求項3のものは、請求項1又は2のものにおいて、座面9の中央位置にワイ ヤー18の先端側を緊張して固定する手段として、第2継ぎ手6に貫通穴8をあ けてワイヤー18の先端に取り付けたねじ棒19を貫通穴8にはめ、ねじ棒19 にナット20をねじ込んだものを採用したものである。
【0009】
【実施例】実施例1 実施例1を図1〜3に基づいて説明する。図1は実施例1を示す縦断面図、図 2及び図3は図1のものの各別の使用態様を示す縦断面図である。1は円柱状の 第1継ぎ手を示している。第1継ぎ手1の中央には一端側から円形のくぼみ2を 設け、くぼみ2より小さい円形の貫通穴3をくぼみ2の奥中央から他端へと設け ている。その他端の端面は、半球状にくぼむ座面4としている。くぼみ2内の入 り口側には鬼目ナット5をはめている。
【0010】 第1継ぎ手1とほぼ同じ大きさ・構造のものとした第2継ぎ手6も用意してい る。第2継ぎ手6の一端側から円形のくぼみ7を設け、くぼみ7より小さい円形 の貫通穴8をくぼみ7の奥中央から他端へと設けている。その他端の端面は、第 1継ぎ手1の座面4と同じ半球状にくぼむ座面9としている。くぼみ7内の入り 口側には鬼目ナット10をはめている。
【0011】 第1継ぎ手1の座面4及び第2継ぎ手6の座面9にちょうどはまる球面に両端 を形成した中継ぎ手11を用意している。中継ぎ手11は断面円形のものを中央 で二分割した二部材を合わせて使用するものとし、二部材を合わせた状態で第1 継ぎ手1や第2継ぎ手6と一致する外径とし、しかもやや湾曲するものとしてい る。そして、各中継ぎ手11の平面側中央に、中継ぎ手11の湾曲に沿って湾曲 する半円状の溝12をそれぞれ設けている。両中継ぎ手11を合わせた時に両溝 12が合わさって円形の貫通穴21を形成する。その貫通穴21は、第1継ぎ手 1の貫通穴3や第2継ぎ手6の貫通穴8と一致するものとしている。
【0012】 第1継ぎ手1のくぼみ2の奥にはめるスプリングワッシャー13及びストッパ ー14を用意している。スプリングワッシャー13・ストッパー14はくぼみ2 内にちょうどはまる大きさのものとしている。ストッパー14には外方端からく ぼみ15を設け、くぼみ15の奥から内方端へと貫通する小さな貫通穴16もあ けている。
【0013】 ストッパー14のくぼみ15にちょうどはまる大きさとした球17を一端に取 り付け、ストッパー14の貫通穴16にちょうどはまる外径としたワイヤー18 を用意している。(なお、球17に穴をあけて穴にワイヤー18の一端をはめ、 球17をかしめることでワイヤー18に球17を取り付けている。)また、内部 にワイヤー18の他端を取り付け、第2継ぎ手6の貫通穴8にちょうどはまる外 径として外周に雄ねじを切ったねじ棒19も用意している。(なお、ねじ棒19 の先端側に穴をあけて穴にワイヤー18の他端をはめ、ねじ棒19をかしめるこ とでワイヤー18にねじ棒19を取り付けている。)そして、ねじ棒19にねじ 込むナット20も用意している。
【0014】 以上の各部材を使用して手摺を設置していくには、次のようにする。まず、第 1継ぎ手1のくぼみ2の奥にスプリングワッシャー13をはめ、ストッパー14 もはめる。つぎに、ストッパー14の貫通穴16から第1継ぎ手1の貫通穴3に ワイヤー18を通して引き出しながら、ストッパー14のくぼみ15内に球17 をはめる。そして、片方の中継ぎ手11の溝12にワイヤー18をはめて他方の 中継ぎ手11を合わせ、両中継ぎ手11の一端側の半球面を第1継ぎ手1の座面 4に密着させる。それから、ワイヤー18の先端をねじ棒19の穴に通し、ねじ 棒19をかしめてワイヤー18の先端にねじ棒19を取り付ける。中継ぎ手11 の他端側の半球面に第2継ぎ手6の座面9を密着させながら、第2継ぎ手6の貫 通穴8にねじ棒19を通す。ねじ棒19の外周にナット20をねじ込んで締め付 けると、ワイヤー18が緊張して第1継ぎ手1・中継ぎ手11・第2継ぎ手6の 三者を互いに密着させしっかり固定した状態になる。接着剤等を使用しなくても 、三者はしっかり固定できる。
【0015】 第1継ぎ手1と第2継ぎ手6の角度は調節できる。図1に示した状態より緩い 角度にするには、ナット20をやや緩めて中継ぎ手11に対して第1継ぎ手1及 び第2継ぎ手6がやや動ける状態にし、望みの角度にして再びナット20を絞め 付けると、例えば図2に示す角度になる。逆にもっと急な角度にするには、ナッ ト20を緩めて両者を急角度にした後にナット20を絞めれば、例えば図3に示 す角度になる。
【0016】 以上の手摺連結部材は角度を付けて手摺棒を連結する場合に使用する。角度を 付ける箇所で連結するには、第1継ぎ手1と第2継ぎ手6とを設置箇所に応じた 最適な角度にして固定する。そして、第1継ぎ手1や第2継ぎ手6には、鬼目ナ ット5・10を利用して手摺棒を連結していく。すなわち、手摺棒の両端にも同 じ鬼目ナットをはめ、第1継ぎ手1・第2継ぎ手6の鬼目ナット5・10にボル トをねじ込み、ボルトの他側に手摺棒の鬼目ナットをねじ込むことで次次と連結 していくのである。
【0017】実施例2 実施例2を図4に基づいて説明する。実施例2のものにおいては、中継ぎ手1 1を二つ割りのものとせず一本のものとしている。そして、中継ぎ手11の両端 から直線状の穴を中央へ向けてあけ、それらの穴は中央で連結して貫通穴21と している。また、貫通穴21の両端には鳩目金具22をそれぞれはめている。そ の他の構成は実施例1と同じである。
【0018】
本考案に係る手摺連結部材を使用して手摺棒を連結するときは、設置箇所に合 った角度の手摺を製作することなく、現場で所定の角度にして手摺を設置してい くことができる。
【図1】実施例1を示す縦断面図である。
【図2】実施例1の1使用態様を示す縦断面図である。
【図3】実施例1の別の使用態様を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】実施例2を示す縦断面図である。
1 第1継ぎ手 6 第2継ぎ手 11 中継
ぎ手 18 ワイヤー 19 ねじ棒 20 ナ
ット
ぎ手 18 ワイヤー 19 ねじ棒 20 ナ
ット
Claims (3)
- 【請求項1】 両端が半球状に形成されて全体がやや弓
状に湾曲した形状とされ、一端側中央から他端側中央へ
と貫通する貫通穴(21)があけられた中継ぎ手(1
1)と、中継ぎ手(11)の一端側の半球状形状に合致
する形状の座面(4)が一端側に形成されて座面(4)
の中央から細長いワイヤー(18)が伸びた第1継ぎ手
(1)と、中継ぎ手(11)の他端側の半球状形状に合
致する形状の座面(9)が一端側に形成され、そして座
面(9)の中央位置にワイヤー(18)の先端側を緊張
して固定する手段が設けられた第2継ぎ手(6)とから
なる手摺連結部材。 - 【請求項2】 中継ぎ手(11)が、二つ割りになった
ものであることを特徴とする、請求項1に記載の手摺連
結部材。 - 【請求項3】 座面(9)の中央位置にワイヤー(1
8)の先端側を緊張して固定する手段が、第2継ぎ手
(6)に貫通穴(8)があけられてワイヤー(18)の
先端に取り付けられたねじ棒(19)が貫通穴(8)に
はまり、ねじ棒(19)にナット(20)がねじ込まれ
たものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載
の手摺連結部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998004845U JP3054495U (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 手摺連結部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998004845U JP3054495U (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 手摺連結部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3054495U true JP3054495U (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=43188539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998004845U Expired - Lifetime JP3054495U (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 手摺連結部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054495U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102362409B1 (ko) * | 2020-10-08 | 2022-02-15 | (주)코스텍 | 천정 무대장치 설치작업용 발판유닛 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP1998004845U patent/JP3054495U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102362409B1 (ko) * | 2020-10-08 | 2022-02-15 | (주)코스텍 | 천정 무대장치 설치작업용 발판유닛 |
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