JP2002227418A - 外壁パネル用天井搬送装置 - Google Patents
外壁パネル用天井搬送装置Info
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Abstract
料のロスを最低限に抑えることができる外壁パネル用天
井搬送装置を低コストで提供する。 【解決手段】 プレハブ住宅用の外壁パネル1を立てた
状態で塗装工程に搬送する外壁パネル用天井搬送装置で
あって、上記外壁パネル1の幅に応じて伸縮する一対の
伸縮アーム12の先端に下方に延出して上記外壁パネル
1の端面を係止する係止アーム16を設けてなる天井搬
送台車8と、上記外壁パネル1の搬送軌道上部に設けら
れ上記天井搬送台車8を変速して走行させる駆動手段2
6を有する搬送レール9とを設けた。
Description
外壁パネルを立てた状態で搬送する外壁パネル用天井搬
送装置に関するものである。
工程は、フレーム組立て工程、面材貼付け工程、パネル
塗装工程及びパネル整列梱包工程とに大きく分けられ
る。
で搬送する搬送装置が求められている。
インに沿って地上にローラコンベヤが設けられており、
そのローラコンベヤ上にパネルを立てた状態で直接載置
して搬送するようになっていた。パネルの表面及び裏面
には、ガイドレールまたはガイドローラが所定の間隔を
隔てて設けられており、パネルの倒れを防止するように
なっていた。
壁パネルを吊り下げて搬送する天井搬送装置があった。
この天井搬送装置は、搬送軌道に沿って天井に設けられ
た搬送レールと、自走装置が設けられ搬送レールに沿っ
て走行する搬送台車とを備えており、外壁パネルを吊り
下げて自走するようになっていた。
地上のローラコンベヤを備えたパネル搬送装置では、パ
ネルの表面及び裏面に、ガイドレールまたはガイドロー
ラが接触するため、その接触部分に傷が発生してしまう
ことがあるといった問題があった。また、塗装工程内で
は、ローラコンベヤにも塗料が付着してしまい、メンテ
ナンスが大変であった。
ル間の距離が大きいと、吹き付けられる塗料のロスが大
きくなってしまうが、ローラコンベヤ上での搬送では、
コンベヤに速度差が発生し、外壁パネルに傷がつくた
め、外壁パネルの間隔を調整するのが困難であり、塗料
のロスが増大してしまうといった問題もあった。
上に設けられる搬送台車はかなり多数であるため、各搬
送台車に自走装置を設けたのでは、製造及びメンテナン
スコストが非常に多くなってしまうといった問題があっ
た。
に案出されたものであって、その目的は、外壁パネルの
表面に傷を付けることなく、塗料のロスを最低限に抑え
ることができる外壁パネル用天井搬送装置を低コストで
提供することにある。
に本発明は、プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状態
で搬送する外壁パネル用天井搬送装置であって、上記外
壁パネルの幅に応じて伸縮する一対の伸縮アームの先端
に下方に延出して上記外壁パネルの端面を係止する係止
アームを設けてなる天井搬送台車と、上記外壁パネルの
搬送軌道上部に設けられ上記天井搬送台車を変速して走
行させる駆動手段を有する搬送レールとを設けたもので
ある。
ネルの端面を係止するようにしたので、外壁パネルの表
面に傷を付けることなく、また、搬送レール側に天井搬
送台車を変速して走行させる駆動手段を設けたことによ
って、駆動装置のコストを低く抑えることができると共
に、走行する外壁パネルの間隔を所定の長さに調節で
き、塗料のロスを最低限に抑えることができる。
に沿って設けられたローラコンベヤと、そのローラコン
ベヤを回転させるモータとからなるものが好ましい。
工場の組立てラインから送られた外壁パネルを受け取る
パネル受取部から、上記外壁パネルに吹付け塗装を行う
パネル塗装部、上記外壁パネルを次工程に流すパネル払
出部に渡って設けられ、上記ローラコンベヤが、上記パ
ネル塗装部では低速で回転し、上記パネル塗装部への導
入部では高速で回転してパネル塗装部内での外壁パネル
間距離を調整するものが好ましい。
を添付図面に基づいて詳述する。
装置の天井搬送台車を示した平面図及び側面図、図2は
本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井搬送台車
を示した正面図、図3は外壁パネルを示した斜視図、図
4は本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の搬送レー
ルを示した平面図及び側面図、図5は順送り装置を示し
た平面図、図6は順送り装置を示した側面図、図7は外
壁パネル製造工場の塗装工程部を示した平面図である。
ついて説明する。
ラインから送られた外壁パネル1を受け取るパネル受取
部2と、その外壁パネル1に吹付け塗装を行うパネル塗
装部3と、外壁パネル1を次工程に流すパネル払出部4
とを備えている。
搬送されてきた外壁パネル1を、起立させて後述する天
井搬送台車8に吊り下げるためのパネル起立装置5が設
けられている。
パネル払出部4に渡って、本発明に係る外壁パネル用天
井搬送装置7が設けられている。
パネル1を吊り下げて立てた状態で支持する天井搬送台
車8と、この天井搬送台車8を走行させる搬送レール9
とを備えている。
うに、搬送レール9に吊り下げられた本体フレーム11
に、外壁パネル1の幅に応じて伸縮する一対の伸縮アー
ム12が設けられている。
字状に屈曲して上端で接続された係止部材25が設けら
れており、この係止部材25が、後述する搬送レール9
のローラコンベヤ27を覆って、係止部材の屈曲した上
端接続部がローラコンベヤ27の上に載置されるように
なっている。
さ方向両側にそれぞれ設けられており、側面から見て互
いに重合するようになっている。伸縮アーム12は、直
動ガイド14を有する。
が掛け渡されており、その無端ベルト15の対角線上部
分が、各伸縮アーム12に固定されている。
を加えると、各伸縮アーム12との固定部分が互いに逆
方向に移動して、各伸縮アーム12が同期して外側或い
は内側へと伸縮するようになっている。
て外壁パネル1の端面を係止する係止アーム16が設け
られている。係止アーム16は、各伸縮アーム12か
ら、搬送レール9の幅方向中心側にオフセットして配置
されており、両側の係止アーム16が同一面上に位置す
るようになっている。
うに、鉄骨(例えば角パイプ)をパネルの外形に合わせ
て組み立ててなるフレーム17と、そのフレーム17の
表裏面に貼り付けられた面材18とから構成されてい
る。フレーム17の外周面には、建付時の固定用のボル
トが挿入されるボルト穴19が所定ピッチで形成されて
いる。また、フレーム17の端面には、縦方向に延びて
みぞ型鋼21が固定されており、その上端にはプレート
22が固定されている。このプレート22にもボルト穴
19が形成されている。
クランプ23が設けられており、クランプ23を外壁パ
ネル1の両端に位置させた後に、伸縮アーム12を縮退
させてクランプ23で、プレート22を挟み込んで外壁
パネル1を吊り下げるようになっている。
て上下に出没するクランプピン20が設けられている。
このクランプピン20は、外壁パネル1を挟み込む前は
上昇しており、外壁パネル1を挟み込んだ際には下降し
てクランプ23から突出してプレート22のボルト穴1
9に挿入され、外壁パネル1を確実に支持するようにな
っている。
を防止するための補強ブレースを示している。
パネル1の搬送軌道に沿ってその上部に設けられ、天井
搬送台車8を変速して走行させる駆動手段26を有して
いる。駆動手段26は、搬送レール9に沿って設けられ
たローラコンベヤ27と、そのローラコンベヤ27を回
転させるモータ28とから構成されている。
体を形成するH型鋼29のウェブ31を貫通してその幅
方向両側に延びて設けられたローラ32を、駆動ベルト
33で連結して構成されている。駆動力を伝達する駆動
ベルト33は、隣接する各ローラ32間で、ウェブ31
の表裏に交互に設けられている。
されてブロック化されており、そのブロックが複数並べ
られて、駆動手段26全体を構成している。そして、そ
のブロック毎で、ローラコンベヤ27の回転速度を変更
することによって、天井搬送台車8の走行速度を変速さ
せるようになっている。
料の乗りをよくするために外壁パネル1を加熱するプレ
ヒートブース(図7参照)35、外壁パネル1に塗料を
吹き付ける塗装ブース36及び外壁パネル1に吹き付け
られた塗料を乾燥させる乾燥ブース37上に設けられた
搬送レール9のローラコンベヤ27の走行速度を、低速
(例えば、2.0m/min)とし、塗装工程への導入
部等、上記ブース35,36,37以外の搬送レール9
の走行速度を、高速(例えば、30m/min)となる
ように設定されている。
面に係止アーム16が通過するスリット39と、側面に
外壁パネル1が通過するスリット(図示せず)とが形成
された箱状の壁体41を有している。この壁体41の内
側には、外壁パネル1に塗料を吹き付ける吹付け駆動ノ
ズル43が設けられている。
は、搬送レール9を横行させると共に、外壁パネル1と
天井搬送台車8とを一体で一時的にストックする順送り
装置44が設けられている。
延びてきた搬送レール9aと、この搬送レール9aと平
行に配置されパネル塗装部3へと延びる搬送レール9b
との間で天井搬送台車8を横行させる。
a,9bの端部間に掛け渡すように配置されている。順
送り装置38は、四角柱状に組まれたフレーム44を有
している。このフレーム44には、搬送レール9a,9
bの直交方向に延びる一対のローラコンベヤ45が搬送
レール9a,9bの長手方向前後にそれぞれ設けられて
いる。これらのローラコンベヤ45間に、搬送レール9
a,9b間を横行する横行レール46が掛け渡されてい
る。
H型鋼29にローラコンベヤ27とモータ28が設けら
れている。H型鋼29の上部には、ローラコンベヤ45
上に位置する係止部材47を軸支するブラケット48が
取り付けられている。ローラコンベヤ45の取付高さ
は、横行レール46が各搬送レール9a,9bと同じ高
さになるように設定されている。
ル9aから受け入れた天井搬送台車8を搬送レール9b
へと送り出した後の横行レール46を搬送レール9a側
へ戻すための一対の復路用ローラコンベヤ49が設けら
れている。
ヤ49の両端には、横行レール46をローラコンベヤ4
5と復路用ローラコンベヤ49との間で昇降させる昇降
装置51が設けられている各搬送レール9a,9b間に
は、一時ストック用のストックレーン52が複数列(本
実施の形態では3列)設けられている。
ブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース37を備え
たパネル塗装部3は、直列で二箇所設けられ、二工程に
分けられている。パネル塗装部3の第一及び第二工程の
下流側にはパネルのストックレーン53と、そのストッ
クレーン53に外壁パネル1を移動するためのトラバー
サ54とが設けられている。
は、外壁パネル1を次工程に送るパネル渡し装置55
と、天井搬送台車8をパネル受取部2まで戻すための搬
送レール56とが設けられている。
記構成の外壁パネル用天井搬送装置の作用を説明する。
セットした後、組立てラインから送られた外壁パネル1
をパネル起立装置5で起立させて、天井搬送台車8で受
け取る。
のモータ28をフリーにしておき、天井搬送台車8を外
壁パネル1の幅方向に移動自在にすると共に、伸縮アー
ム12を外壁パネル1の幅よりも若干広げておく。そし
て、外壁パネル1が起立したなら、その幅方向両側か
ら、伸縮アーム12を縮退させて係止アーム16で、外
壁パネル1をその両側から挟み込んで吊り下げると共
に、クランプピン20を下降させて支持する。
台車8が、上述のようにその走行方向にフリーな状態と
なっているので、外壁パネル1の位置に応じて移動し、
外壁パネル1の中心と天井搬送台車8の中心とが一致す
るようになっている。
アーム12の伸縮によって、様々な幅の複数種の外壁パ
ネル1を、容易に且つ確実に吊り下げることが可能とな
る。
ーラコンベヤ27を回転させて、外壁パネル1を吊り下
げた天井搬送台車8を搬送する。この天井搬送台車8
は、旋回装置57にて、その向きを変えられた後、順送
り装置38まで搬送される。
台数ストックされる。このとき、横行レール46は、天
井搬送台車8と共に下側のローラコンベヤ45に沿って
横行し、天井搬送台車8を送り出した後は、上側の復路
用ローラコンベヤ49に沿って横行するので、横行・順
送りが効率的に行われる。
なら、順次、天井搬送台車8をパネル塗装部3へと送り
出す。このとき、搬送レール9のローラコンベヤ27
は、所定長さ毎に連結されてブロック化されており、プ
レヒートブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース3
7の上部では、その走行速度を低速(例えば、2.0m
/min)とし、上記各ブース35,36,37部分以
外では、走行速度を高速(例えば、30m/min)と
なるように設定しているので、先に送られた外壁パネル
1が、次に送られてくる外壁パネル1を低速走行で待ち
受けることとなり、隣接する外壁パネル1間の間隔が広
がり過ぎることがなく、所定の間隔で並べることができ
る。
ヒートブース35で加熱して塗料を付着しやすくし、、
塗装ブース36で塗料を吹き付け、乾燥ブース37で再
度加熱して塗料を乾燥させる。
43で塗料を吹き付けるが、上述のように、隣接する外
壁パネル1の間隔が適宜調整されているので、その間隔
が広すぎて発生する塗料のロスの増加を防止することが
できる。
は、外壁パネル1の他には天井搬送台車8の係止アーム
16の下端部だけであるので、従来のようにローラコン
ベヤに塗料が付着することがなく、メンテナンスが非常
に容易となる。
の送り出し間隔は、送り出される外壁パネル1の幅及び
順序に応じて、予め図示しない制御装置に設定されてお
り、自動で送り出されるようになっている。
8は、トラバーサ54を介して外壁パネル1と共に第二
の塗装工程へと送り出される。このとき、第一の塗装工
程の下流側の搬送レール9は、そのローラコンベヤ27
の走行速度が、高速(例えば、30m/min)となっ
ており、接近している天井搬送台車8から切り離すこと
ができる。
サ54によって、下流側の工程で、何らかの不具合が生
じて、外壁パネル1の搬送が停止してしまった場合に、
ストックレーン53に、外壁パネル1をストックするこ
とができるので、プレヒートブース35、塗装ブース3
6及び乾燥ブース37内で、外壁パネル1が停止するこ
とはない。従って、塗装ブース36での塗料の過剰な付
着や、乾燥ブース37内での外壁パネル1の焼付き等を
防止することができる。
8は、第二の塗装工程へと送り出されるが、上述の第一
の塗装工程と同様の作用を得ることができる。
外壁パネル1は、順次パネル払出部4へと送られ、塗装
の状態が良好な外壁パネル1は、天井搬送台車8から放
され、パネル渡し装置55で次工程に送られる。天井搬
送台車8は、搬送レール56を介してパネル受取部2へ
と戻される。
送台車8から放されずに吊り下げられたまま搬送レール
56を介して、塗装前の搬送レール9へと戻される。
ば、天井搬送台車8で外壁パネル1のフレーム17の端
面を係止するようにしたので、外壁パネル1の表面に傷
を付けることがない。
走行させる駆動手段26を設けたことによって、従来の
ように各天井搬送台車にそれぞれ駆動手段を設けたもの
と比較して、製造コストを大幅に軽減させることができ
る。
塗装工程で適用された一例を挙げて説明したが、これに
限られるものではない。
台車で外壁パネルの端面を係止するようにしたので、外
壁パネルの表面に傷を付けることなく、また、搬送レー
ル側に天井搬送台車を変速して走行させる駆動手段を設
けたことによって、駆動装置のコストを低く抑えること
ができると共に、走行する外壁パネルの間隔を所定の長
さに調節でき、塗料のロスを最低限に抑えることができ
るという優れた効果を発揮する。
搬送台車を示した(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
搬送台車を示した正面図である。
レールを示した(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状
態で搬送する外壁パネル用天井搬送装置であって、上記
外壁パネルの幅に応じて伸縮する一対の伸縮アームの先
端に下方に延出して上記外壁パネルの端面を係止する係
止アームを設けてなる天井搬送台車と、上記外壁パネル
の搬送軌道上部に設けられ上記天井搬送台車を変速して
走行させる駆動手段を有する搬送レールとを設けたこと
を特徴とする外壁パネル用天井搬送装置。 - 【請求項2】 上記駆動手段が、上記搬送レールに沿っ
て設けられたローラコンベヤと、そのローラコンベヤを
回転させるモータとからなる請求項1記載の外壁パネル
用天井搬送装置。 - 【請求項3】 上記搬送レールが、外壁パネル製造工場
の組立てラインから送られた外壁パネルを受け取るパネ
ル受取部から、上記外壁パネルに吹付け塗装を行うパネ
ル塗装部、上記外壁パネルを次工程に流すパネル払出部
に渡って設けられ、上記ローラコンベヤが、上記パネル
塗装部では低速で回転し、上記パネル塗装部への導入部
では高速で回転してパネル塗装部内での外壁パネル間距
離を調整する請求項2記載の外壁パネル用天井搬送装
置。
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JP2001024259A JP4501283B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 外壁パネル用天井搬送装置 |
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Cited By (1)
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2001
- 2001-01-31 JP JP2001024259A patent/JP4501283B2/ja not_active Expired - Fee Related
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