JP2002227418A - 外壁パネル用天井搬送装置 - Google Patents

外壁パネル用天井搬送装置

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JP2002227418A
JP2002227418A JP2001024259A JP2001024259A JP2002227418A JP 2002227418 A JP2002227418 A JP 2002227418A JP 2001024259 A JP2001024259 A JP 2001024259A JP 2001024259 A JP2001024259 A JP 2001024259A JP 2002227418 A JP2002227418 A JP 2002227418A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁パネルの表面に傷を付けることなく、塗
料のロスを最低限に抑えることができる外壁パネル用天
井搬送装置を低コストで提供する。 【解決手段】 プレハブ住宅用の外壁パネル1を立てた
状態で塗装工程に搬送する外壁パネル用天井搬送装置で
あって、上記外壁パネル1の幅に応じて伸縮する一対の
伸縮アーム12の先端に下方に延出して上記外壁パネル
1の端面を係止する係止アーム16を設けてなる天井搬
送台車8と、上記外壁パネル1の搬送軌道上部に設けら
れ上記天井搬送台車8を変速して走行させる駆動手段2
6を有する搬送レール9とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレハブ住宅用の
外壁パネルを立てた状態で搬送する外壁パネル用天井搬
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレハブ住宅用パネルを生産するための
工程は、フレーム組立て工程、面材貼付け工程、パネル
塗装工程及びパネル整列梱包工程とに大きく分けられ
る。
【0003】パネル塗装工程では、パネルを立てた状態
で搬送する搬送装置が求められている。
【0004】従来のパネル搬送装置は、パネルの搬送ラ
インに沿って地上にローラコンベヤが設けられており、
そのローラコンベヤ上にパネルを立てた状態で直接載置
して搬送するようになっていた。パネルの表面及び裏面
には、ガイドレールまたはガイドローラが所定の間隔を
隔てて設けられており、パネルの倒れを防止するように
なっていた。
【0005】上記パネル搬送装置の他には、天井から外
壁パネルを吊り下げて搬送する天井搬送装置があった。
この天井搬送装置は、搬送軌道に沿って天井に設けられ
た搬送レールと、自走装置が設けられ搬送レールに沿っ
て走行する搬送台車とを備えており、外壁パネルを吊り
下げて自走するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
地上のローラコンベヤを備えたパネル搬送装置では、パ
ネルの表面及び裏面に、ガイドレールまたはガイドロー
ラが接触するため、その接触部分に傷が発生してしまう
ことがあるといった問題があった。また、塗装工程内で
は、ローラコンベヤにも塗料が付着してしまい、メンテ
ナンスが大変であった。
【0007】さらに、塗装工程では、隣接する外壁パネ
ル間の距離が大きいと、吹き付けられる塗料のロスが大
きくなってしまうが、ローラコンベヤ上での搬送では、
コンベヤに速度差が発生し、外壁パネルに傷がつくた
め、外壁パネルの間隔を調整するのが困難であり、塗料
のロスが増大してしまうといった問題もあった。
【0008】一方、上述の天井搬送台車では、搬送軌道
上に設けられる搬送台車はかなり多数であるため、各搬
送台車に自走装置を設けたのでは、製造及びメンテナン
スコストが非常に多くなってしまうといった問題があっ
た。
【0009】そこで、本発明は上記問題を解決するため
に案出されたものであって、その目的は、外壁パネルの
表面に傷を付けることなく、塗料のロスを最低限に抑え
ることができる外壁パネル用天井搬送装置を低コストで
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状態
で搬送する外壁パネル用天井搬送装置であって、上記外
壁パネルの幅に応じて伸縮する一対の伸縮アームの先端
に下方に延出して上記外壁パネルの端面を係止する係止
アームを設けてなる天井搬送台車と、上記外壁パネルの
搬送軌道上部に設けられ上記天井搬送台車を変速して走
行させる駆動手段を有する搬送レールとを設けたもので
ある。
【0011】上記構成によれば、天井搬送台車で外壁パ
ネルの端面を係止するようにしたので、外壁パネルの表
面に傷を付けることなく、また、搬送レール側に天井搬
送台車を変速して走行させる駆動手段を設けたことによ
って、駆動装置のコストを低く抑えることができると共
に、走行する外壁パネルの間隔を所定の長さに調節で
き、塗料のロスを最低限に抑えることができる。
【0012】そして、上記駆動手段が、上記搬送レール
に沿って設けられたローラコンベヤと、そのローラコン
ベヤを回転させるモータとからなるものが好ましい。
【0013】また、上記搬送レールが、外壁パネル製造
工場の組立てラインから送られた外壁パネルを受け取る
パネル受取部から、上記外壁パネルに吹付け塗装を行う
パネル塗装部、上記外壁パネルを次工程に流すパネル払
出部に渡って設けられ、上記ローラコンベヤが、上記パ
ネル塗装部では低速で回転し、上記パネル塗装部への導
入部では高速で回転してパネル塗装部内での外壁パネル
間距離を調整するものが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】図1は本発明に係る外壁パネル用天井搬送
装置の天井搬送台車を示した平面図及び側面図、図2は
本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井搬送台車
を示した正面図、図3は外壁パネルを示した斜視図、図
4は本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の搬送レー
ルを示した平面図及び側面図、図5は順送り装置を示し
た平面図、図6は順送り装置を示した側面図、図7は外
壁パネル製造工場の塗装工程部を示した平面図である。
【0016】まず、外壁パネル製造工場の塗装工程部に
ついて説明する。
【0017】図7に示すように、塗装工程部は、組立て
ラインから送られた外壁パネル1を受け取るパネル受取
部2と、その外壁パネル1に吹付け塗装を行うパネル塗
装部3と、外壁パネル1を次工程に流すパネル払出部4
とを備えている。
【0018】パネル受取部2には、横向きに寝かされて
搬送されてきた外壁パネル1を、起立させて後述する天
井搬送台車8に吊り下げるためのパネル起立装置5が設
けられている。
【0019】このパネル受取部2からパネル塗装部3、
パネル払出部4に渡って、本発明に係る外壁パネル用天
井搬送装置7が設けられている。
【0020】係る外壁パネル用天井搬送装置7は、外壁
パネル1を吊り下げて立てた状態で支持する天井搬送台
車8と、この天井搬送台車8を走行させる搬送レール9
とを備えている。
【0021】天井搬送台車8は、図1及び図2に示すよ
うに、搬送レール9に吊り下げられた本体フレーム11
に、外壁パネル1の幅に応じて伸縮する一対の伸縮アー
ム12が設けられている。
【0022】本体フレーム11の上部には、上部が逆L
字状に屈曲して上端で接続された係止部材25が設けら
れており、この係止部材25が、後述する搬送レール9
のローラコンベヤ27を覆って、係止部材の屈曲した上
端接続部がローラコンベヤ27の上に載置されるように
なっている。
【0023】伸縮アーム12は、本体フレーム11の厚
さ方向両側にそれぞれ設けられており、側面から見て互
いに重合するようになっている。伸縮アーム12は、直
動ガイド14を有する。
【0024】各伸縮アーム12間には、無端ベルト15
が掛け渡されており、その無端ベルト15の対角線上部
分が、各伸縮アーム12に固定されている。
【0025】各伸縮アーム12に、その伸縮方向に外力
を加えると、各伸縮アーム12との固定部分が互いに逆
方向に移動して、各伸縮アーム12が同期して外側或い
は内側へと伸縮するようになっている。
【0026】伸縮アーム12の先端には、下方に延出し
て外壁パネル1の端面を係止する係止アーム16が設け
られている。係止アーム16は、各伸縮アーム12か
ら、搬送レール9の幅方向中心側にオフセットして配置
されており、両側の係止アーム16が同一面上に位置す
るようになっている。
【0027】ところで、外壁パネル1は、図3に示すよ
うに、鉄骨(例えば角パイプ)をパネルの外形に合わせ
て組み立ててなるフレーム17と、そのフレーム17の
表裏面に貼り付けられた面材18とから構成されてい
る。フレーム17の外周面には、建付時の固定用のボル
トが挿入されるボルト穴19が所定ピッチで形成されて
いる。また、フレーム17の端面には、縦方向に延びて
みぞ型鋼21が固定されており、その上端にはプレート
22が固定されている。このプレート22にもボルト穴
19が形成されている。
【0028】係止アーム16の下端には、断面コ字状の
クランプ23が設けられており、クランプ23を外壁パ
ネル1の両端に位置させた後に、伸縮アーム12を縮退
させてクランプ23で、プレート22を挟み込んで外壁
パネル1を吊り下げるようになっている。
【0029】係止アーム16には、クランプ23に対し
て上下に出没するクランプピン20が設けられている。
このクランプピン20は、外壁パネル1を挟み込む前は
上昇しており、外壁パネル1を挟み込んだ際には下降し
てクランプ23から突出してプレート22のボルト穴1
9に挿入され、外壁パネル1を確実に支持するようにな
っている。
【0030】なお、図中、24は係止アーム16の揺れ
を防止するための補強ブレースを示している。
【0031】図4に示すように、搬送レール9は、外壁
パネル1の搬送軌道に沿ってその上部に設けられ、天井
搬送台車8を変速して走行させる駆動手段26を有して
いる。駆動手段26は、搬送レール9に沿って設けられ
たローラコンベヤ27と、そのローラコンベヤ27を回
転させるモータ28とから構成されている。
【0032】ローラコンベヤ27は、搬送レール9の本
体を形成するH型鋼29のウェブ31を貫通してその幅
方向両側に延びて設けられたローラ32を、駆動ベルト
33で連結して構成されている。駆動力を伝達する駆動
ベルト33は、隣接する各ローラ32間で、ウェブ31
の表裏に交互に設けられている。
【0033】ローラコンベヤ27は、所定長さ毎に連結
されてブロック化されており、そのブロックが複数並べ
られて、駆動手段26全体を構成している。そして、そ
のブロック毎で、ローラコンベヤ27の回転速度を変更
することによって、天井搬送台車8の走行速度を変速さ
せるようになっている。
【0034】具体的には、塗装前に外壁パネル1への塗
料の乗りをよくするために外壁パネル1を加熱するプレ
ヒートブース(図7参照)35、外壁パネル1に塗料を
吹き付ける塗装ブース36及び外壁パネル1に吹き付け
られた塗料を乾燥させる乾燥ブース37上に設けられた
搬送レール9のローラコンベヤ27の走行速度を、低速
(例えば、2.0m/min)とし、塗装工程への導入
部等、上記ブース35,36,37以外の搬送レール9
の走行速度を、高速(例えば、30m/min)となる
ように設定されている。
【0035】塗装ブース36は、図2に示すように、上
面に係止アーム16が通過するスリット39と、側面に
外壁パネル1が通過するスリット(図示せず)とが形成
された箱状の壁体41を有している。この壁体41の内
側には、外壁パネル1に塗料を吹き付ける吹付け駆動ノ
ズル43が設けられている。
【0036】パネル受取部2とパネル塗装部3との間に
は、搬送レール9を横行させると共に、外壁パネル1と
天井搬送台車8とを一体で一時的にストックする順送り
装置44が設けられている。
【0037】順送り装置38は、パネル受取部2側から
延びてきた搬送レール9aと、この搬送レール9aと平
行に配置されパネル塗装部3へと延びる搬送レール9b
との間で天井搬送台車8を横行させる。
【0038】順送り装置38は、上記両搬送レール9
a,9bの端部間に掛け渡すように配置されている。順
送り装置38は、四角柱状に組まれたフレーム44を有
している。このフレーム44には、搬送レール9a,9
bの直交方向に延びる一対のローラコンベヤ45が搬送
レール9a,9bの長手方向前後にそれぞれ設けられて
いる。これらのローラコンベヤ45間に、搬送レール9
a,9b間を横行する横行レール46が掛け渡されてい
る。
【0039】横行レール46は、搬送レール9と同様に
H型鋼29にローラコンベヤ27とモータ28が設けら
れている。H型鋼29の上部には、ローラコンベヤ45
上に位置する係止部材47を軸支するブラケット48が
取り付けられている。ローラコンベヤ45の取付高さ
は、横行レール46が各搬送レール9a,9bと同じ高
さになるように設定されている。
【0040】ローラコンベヤ45の上方には、搬送レー
ル9aから受け入れた天井搬送台車8を搬送レール9b
へと送り出した後の横行レール46を搬送レール9a側
へ戻すための一対の復路用ローラコンベヤ49が設けら
れている。
【0041】ローラコンベヤ45と復路用ローラコンベ
ヤ49の両端には、横行レール46をローラコンベヤ4
5と復路用ローラコンベヤ49との間で昇降させる昇降
装置51が設けられている各搬送レール9a,9b間に
は、一時ストック用のストックレーン52が複数列(本
実施の形態では3列)設けられている。
【0042】ところで、本実施の形態では、プレヒート
ブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース37を備え
たパネル塗装部3は、直列で二箇所設けられ、二工程に
分けられている。パネル塗装部3の第一及び第二工程の
下流側にはパネルのストックレーン53と、そのストッ
クレーン53に外壁パネル1を移動するためのトラバー
サ54とが設けられている。
【0043】下流側のストックレーン53の下流側に
は、外壁パネル1を次工程に送るパネル渡し装置55
と、天井搬送台車8をパネル受取部2まで戻すための搬
送レール56とが設けられている。
【0044】次に、外壁パネル1の塗装工程と共に、上
記構成の外壁パネル用天井搬送装置の作用を説明する。
【0045】まず、天井搬送台車8をパネル受取部2に
セットした後、組立てラインから送られた外壁パネル1
をパネル起立装置5で起立させて、天井搬送台車8で受
け取る。
【0046】このとき、パネル受取部2の搬送レール9
のモータ28をフリーにしておき、天井搬送台車8を外
壁パネル1の幅方向に移動自在にすると共に、伸縮アー
ム12を外壁パネル1の幅よりも若干広げておく。そし
て、外壁パネル1が起立したなら、その幅方向両側か
ら、伸縮アーム12を縮退させて係止アーム16で、外
壁パネル1をその両側から挟み込んで吊り下げると共
に、クランプピン20を下降させて支持する。
【0047】この外壁パネル1の受取の際に、天井搬送
台車8が、上述のようにその走行方向にフリーな状態と
なっているので、外壁パネル1の位置に応じて移動し、
外壁パネル1の中心と天井搬送台車8の中心とが一致す
るようになっている。
【0048】また、この天井搬送台車8によれば、伸縮
アーム12の伸縮によって、様々な幅の複数種の外壁パ
ネル1を、容易に且つ確実に吊り下げることが可能とな
る。
【0049】搬送レール9のモータ28を駆動させてロ
ーラコンベヤ27を回転させて、外壁パネル1を吊り下
げた天井搬送台車8を搬送する。この天井搬送台車8
は、旋回装置57にて、その向きを変えられた後、順送
り装置38まで搬送される。
【0050】順送り装置38で、天井搬送台車8は所定
台数ストックされる。このとき、横行レール46は、天
井搬送台車8と共に下側のローラコンベヤ45に沿って
横行し、天井搬送台車8を送り出した後は、上側の復路
用ローラコンベヤ49に沿って横行するので、横行・順
送りが効率的に行われる。
【0051】天井搬送台車8が所定台数ストックされた
なら、順次、天井搬送台車8をパネル塗装部3へと送り
出す。このとき、搬送レール9のローラコンベヤ27
は、所定長さ毎に連結されてブロック化されており、プ
レヒートブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース3
7の上部では、その走行速度を低速(例えば、2.0m
/min)とし、上記各ブース35,36,37部分以
外では、走行速度を高速(例えば、30m/min)と
なるように設定しているので、先に送られた外壁パネル
1が、次に送られてくる外壁パネル1を低速走行で待ち
受けることとなり、隣接する外壁パネル1間の間隔が広
がり過ぎることがなく、所定の間隔で並べることができ
る。
【0052】パネル塗装部3では、外壁パネル1をプレ
ヒートブース35で加熱して塗料を付着しやすくし、、
塗装ブース36で塗料を吹き付け、乾燥ブース37で再
度加熱して塗料を乾燥させる。
【0053】塗装ブース36内では、吹付け駆動ノズル
43で塗料を吹き付けるが、上述のように、隣接する外
壁パネル1の間隔が適宜調整されているので、その間隔
が広すぎて発生する塗料のロスの増加を防止することが
できる。
【0054】また、塗装ブース36内に挿入されるの
は、外壁パネル1の他には天井搬送台車8の係止アーム
16の下端部だけであるので、従来のようにローラコン
ベヤに塗料が付着することがなく、メンテナンスが非常
に容易となる。
【0055】なお、順送り装置38からの外壁パネル1
の送り出し間隔は、送り出される外壁パネル1の幅及び
順序に応じて、予め図示しない制御装置に設定されてお
り、自動で送り出されるようになっている。
【0056】第一の塗装工程が終わると、天井搬送台車
8は、トラバーサ54を介して外壁パネル1と共に第二
の塗装工程へと送り出される。このとき、第一の塗装工
程の下流側の搬送レール9は、そのローラコンベヤ27
の走行速度が、高速(例えば、30m/min)となっ
ており、接近している天井搬送台車8から切り離すこと
ができる。
【0057】さらに、ストックレーン53及びトラバー
サ54によって、下流側の工程で、何らかの不具合が生
じて、外壁パネル1の搬送が停止してしまった場合に、
ストックレーン53に、外壁パネル1をストックするこ
とができるので、プレヒートブース35、塗装ブース3
6及び乾燥ブース37内で、外壁パネル1が停止するこ
とはない。従って、塗装ブース36での塗料の過剰な付
着や、乾燥ブース37内での外壁パネル1の焼付き等を
防止することができる。
【0058】そして次に、外壁パネル1と天井搬送台車
8は、第二の塗装工程へと送り出されるが、上述の第一
の塗装工程と同様の作用を得ることができる。
【0059】第二の塗装工程の下流側にストックされた
外壁パネル1は、順次パネル払出部4へと送られ、塗装
の状態が良好な外壁パネル1は、天井搬送台車8から放
され、パネル渡し装置55で次工程に送られる。天井搬
送台車8は、搬送レール56を介してパネル受取部2へ
と戻される。
【0060】塗装の状態が悪い外壁パネル1は、天井搬
送台車8から放されずに吊り下げられたまま搬送レール
56を介して、塗装前の搬送レール9へと戻される。
【0061】以上で塗装工程は終了する。本発明によれ
ば、天井搬送台車8で外壁パネル1のフレーム17の端
面を係止するようにしたので、外壁パネル1の表面に傷
を付けることがない。
【0062】また、搬送レール9側に天井搬送台車8を
走行させる駆動手段26を設けたことによって、従来の
ように各天井搬送台車にそれぞれ駆動手段を設けたもの
と比較して、製造コストを大幅に軽減させることができ
る。
【0063】なお、本実施の形態では、外壁パネル1の
塗装工程で適用された一例を挙げて説明したが、これに
限られるものではない。
【0064】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、天井搬送
台車で外壁パネルの端面を係止するようにしたので、外
壁パネルの表面に傷を付けることなく、また、搬送レー
ル側に天井搬送台車を変速して走行させる駆動手段を設
けたことによって、駆動装置のコストを低く抑えること
ができると共に、走行する外壁パネルの間隔を所定の長
さに調節でき、塗料のロスを最低限に抑えることができ
るという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井
搬送台車を示した(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井
搬送台車を示した正面図である。
【図3】外壁パネルを示した斜視図である。
【図4】本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の搬送
レールを示した(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図5】順送り装置を示した平面図である。
【図6】順送り装置を示した側面図である。
【図7】外壁パネル製造工場の塗装工程部を示した平面
図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル 2 パネル受取部 3 パネル塗装部 4 パネル払出部 7 天井搬送装置 8 天井搬送台車 9 搬送レール 12 伸縮アーム 16 係止アーム 26 駆動手段 27 ローラコンベヤ 28 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 俊孝 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Fターム(参考) 2E174 EA00 3F022 AA06 BB01 CC02 JJ08 4F035 AA03 CB02 CB13 CB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状
    態で搬送する外壁パネル用天井搬送装置であって、上記
    外壁パネルの幅に応じて伸縮する一対の伸縮アームの先
    端に下方に延出して上記外壁パネルの端面を係止する係
    止アームを設けてなる天井搬送台車と、上記外壁パネル
    の搬送軌道上部に設けられ上記天井搬送台車を変速して
    走行させる駆動手段を有する搬送レールとを設けたこと
    を特徴とする外壁パネル用天井搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動手段が、上記搬送レールに沿っ
    て設けられたローラコンベヤと、そのローラコンベヤを
    回転させるモータとからなる請求項1記載の外壁パネル
    用天井搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送レールが、外壁パネル製造工場
    の組立てラインから送られた外壁パネルを受け取るパネ
    ル受取部から、上記外壁パネルに吹付け塗装を行うパネ
    ル塗装部、上記外壁パネルを次工程に流すパネル払出部
    に渡って設けられ、上記ローラコンベヤが、上記パネル
    塗装部では低速で回転し、上記パネル塗装部への導入部
    では高速で回転してパネル塗装部内での外壁パネル間距
    離を調整する請求項2記載の外壁パネル用天井搬送装
    置。
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Cited By (1)

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