JP4501283B2 - 外壁パネル用天井搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状態で搬送する外壁パネル用天井搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレハブ住宅用パネルを生産するための工程は、フレーム組立て工程、面材貼付け工程、パネル塗装工程及びパネル整列梱包工程とに大きく分けられる。
【0003】
パネル塗装工程では、パネルを立てた状態で搬送する搬送装置が求められている。
【0004】
従来のパネル搬送装置は、パネルの搬送ラインに沿って地上にローラコンベヤが設けられており、そのローラコンベヤ上にパネルを立てた状態で直接載置して搬送するようになっていた。パネルの表面及び裏面には、ガイドレールまたはガイドローラが所定の間隔を隔てて設けられており、パネルの倒れを防止するようになっていた。
【0005】
上記パネル搬送装置の他には、天井から外壁パネルを吊り下げて搬送する天井搬送装置があった。この天井搬送装置は、搬送軌道に沿って天井に設けられた搬送レールと、自走装置が設けられ搬送レールに沿って走行する搬送台車とを備えており、外壁パネルを吊り下げて自走するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の地上のローラコンベヤを備えたパネル搬送装置では、パネルの表面及び裏面に、ガイドレールまたはガイドローラが接触するため、その接触部分に傷が発生してしまうことがあるといった問題があった。また、塗装工程内では、ローラコンベヤにも塗料が付着してしまい、メンテナンスが大変であった。
【0007】
さらに、塗装工程では、隣接する外壁パネル間の距離が大きいと、吹き付けられる塗料のロスが大きくなってしまうが、ローラコンベヤ上での搬送では、コンベヤに速度差が発生し、外壁パネルに傷がつくため、外壁パネルの間隔を調整するのが困難であり、塗料のロスが増大してしまうといった問題もあった。
【0008】
一方、上述の天井搬送台車では、搬送軌道上に設けられる搬送台車はかなり多数であるため、各搬送台車に自走装置を設けたのでは、製造及びメンテナンスコストが非常に多くなってしまうといった問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記問題を解決するために案出されたものであって、その目的は、外壁パネルの表面に傷を付けることなく、塗料のロスを最低限に抑えることができる外壁パネル用天井搬送装置を低コストで提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状態で搬送する外壁パネル用天井搬送装置であって、上記外壁パネルの幅に応じて伸縮する一対の伸縮アームの先端に下方に延出して上記外壁パネルの端面を係止する係止アームを設けてなる天井搬送台車と、上記外壁パネルの搬送軌道上部に設けられ上記天井搬送台車を変速して走行させる駆動手段を有する搬送レールとを備え、上記駆動手段が、上記搬送レールに沿って設けられたローラコンベヤと、そのローラコンベヤを回転させるモータとからなり、上記搬送レールが、外壁パネル製造工場の組立てラインから送られた外壁パネルを受け取るパネル受取部から、上記外壁パネルに吹付け塗装を行うパネル塗装部、上記外壁パネルを次工程に流すパネル払出部に渡って設けられ、上記ローラコンベヤが、上記パネル塗装部では低速で回転し、上記パネル塗装部への導入部では高速で回転してパネル塗装部内での外壁パネル間距離を調整するものである。
【0011】
上記構成によれば、天井搬送台車で外壁パネルの端面を係止するようにしたので、外壁パネルの表面に傷を付けることなく、また、搬送レール側に天井搬送台車を変速して走行させる駆動手段を設けたことによって、駆動装置のコストを低く抑えることができると共に、走行する外壁パネルの間隔を所定の長さに調節でき、塗料のロスを最低限に抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】
図1は本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井搬送台車を示した平面図及び側面図、図2は本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井搬送台車を示した正面図、図3は外壁パネルを示した斜視図、図4は本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の搬送レールを示した平面図及び側面図、図5は順送り装置を示した平面図、図6は順送り装置を示した側面図、図7は外壁パネル製造工場の塗装工程部を示した平面図である。
【0016】
まず、外壁パネル製造工場の塗装工程部について説明する。
【0017】
図7に示すように、塗装工程部は、組立てラインから送られた外壁パネル1を受け取るパネル受取部2と、その外壁パネル1に吹付け塗装を行うパネル塗装部3と、外壁パネル1を次工程に流すパネル払出部4とを備えている。
【0018】
パネル受取部2には、横向きに寝かされて搬送されてきた外壁パネル1を、起立させて後述する天井搬送台車8に吊り下げるためのパネル起立装置5が設けられている。
【0019】
このパネル受取部2からパネル塗装部3、パネル払出部4に渡って、本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置7が設けられている。
【0020】
係る外壁パネル用天井搬送装置7は、外壁パネル1を吊り下げて立てた状態で支持する天井搬送台車8と、この天井搬送台車8を走行させる搬送レール9とを備えている。
【0021】
天井搬送台車8は、図1及び図2に示すように、搬送レール9に吊り下げられた本体フレーム11に、外壁パネル1の幅に応じて伸縮する一対の伸縮アーム12が設けられている。
【0022】
本体フレーム11の上部には、上部が逆L字状に屈曲して上端で接続された係止部材25が設けられており、この係止部材25が、後述する搬送レール9のローラコンベヤ27を覆って、係止部材の屈曲した上端接続部がローラコンベヤ27の上に載置されるようになっている。
【0023】
伸縮アーム12は、本体フレーム11の厚さ方向両側にそれぞれ設けられており、側面から見て互いに重合するようになっている。伸縮アーム12は、直動ガイド14を有する。
【0024】
各伸縮アーム12間には、無端ベルト15が掛け渡されており、その無端ベルト15の対角線上部分が、各伸縮アーム12に固定されている。
【0025】
各伸縮アーム12に、その伸縮方向に外力を加えると、各伸縮アーム12との固定部分が互いに逆方向に移動して、各伸縮アーム12が同期して外側或いは内側へと伸縮するようになっている。
【0026】
伸縮アーム12の先端には、下方に延出して外壁パネル1の端面を係止する係止アーム16が設けられている。係止アーム16は、各伸縮アーム12から、搬送レール9の幅方向中心側にオフセットして配置されており、両側の係止アーム16が同一面上に位置するようになっている。
【0027】
ところで、外壁パネル1は、図3に示すように、鉄骨(例えば角パイプ)をパネルの外形に合わせて組み立ててなるフレーム17と、そのフレーム17の表裏面に貼り付けられた面材18とから構成されている。フレーム17の外周面には、建付時の固定用のボルトが挿入されるボルト穴19が所定ピッチで形成されている。また、フレーム17の端面には、縦方向に延びてみぞ型鋼21が固定されており、その上端にはプレート22が固定されている。このプレート22にもボルト穴19が形成されている。
【0028】
係止アーム16の下端には、断面コ字状のクランプ23が設けられており、クランプ23を外壁パネル1の両端に位置させた後に、伸縮アーム12を縮退させてクランプ23で、プレート22を挟み込んで外壁パネル1を吊り下げるようになっている。
【0029】
係止アーム16には、クランプ23に対して上下に出没するクランプピン20が設けられている。このクランプピン20は、外壁パネル1を挟み込む前は上昇しており、外壁パネル1を挟み込んだ際には下降してクランプ23から突出してプレート22のボルト穴19に挿入され、外壁パネル1を確実に支持するようになっている。
【0030】
なお、図中、24は係止アーム16の揺れを防止するための補強ブレースを示している。
【0031】
図4に示すように、搬送レール9は、外壁パネル1の搬送軌道に沿ってその上部に設けられ、天井搬送台車8を変速して走行させる駆動手段26を有している。駆動手段26は、搬送レール9に沿って設けられたローラコンベヤ27と、そのローラコンベヤ27を回転させるモータ28とから構成されている。
【0032】
ローラコンベヤ27は、搬送レール9の本体を形成するH型鋼29のウェブ31を貫通してその幅方向両側に延びて設けられたローラ32を、駆動ベルト33で連結して構成されている。駆動力を伝達する駆動ベルト33は、隣接する各ローラ32間で、ウェブ31の表裏に交互に設けられている。
【0033】
ローラコンベヤ27は、所定長さ毎に連結されてブロック化されており、そのブロックが複数並べられて、駆動手段26全体を構成している。そして、そのブロック毎で、ローラコンベヤ27の回転速度を変更することによって、天井搬送台車8の走行速度を変速させるようになっている。
【0034】
具体的には、塗装前に外壁パネル1への塗料の乗りをよくするために外壁パネル1を加熱するプレヒートブース(図7参照)35、外壁パネル1に塗料を吹き付ける塗装ブース36及び外壁パネル1に吹き付けられた塗料を乾燥させる乾燥ブース37上に設けられた搬送レール9のローラコンベヤ27の走行速度を、低速(例えば、2.0m/min)とし、塗装工程への導入部等、上記ブース35,36,37以外の搬送レール9の走行速度を、高速(例えば、30m/min)となるように設定されている。
【0035】
塗装ブース36は、図2に示すように、上面に係止アーム16が通過するスリット39と、側面に外壁パネル1が通過するスリット(図示せず)とが形成された箱状の壁体41を有している。この壁体41の内側には、外壁パネル1に塗料を吹き付ける吹付け駆動ノズル43が設けられている。
【0036】
パネル受取部2とパネル塗装部3との間には、搬送レール9を横行させると共に、外壁パネル1と天井搬送台車8とを一体で一時的にストックする順送り装置44が設けられている。
【0037】
順送り装置38は、パネル受取部2側から延びてきた搬送レール9aと、この搬送レール9aと平行に配置されパネル塗装部3へと延びる搬送レール9bとの間で天井搬送台車8を横行させる。
【0038】
順送り装置38は、上記両搬送レール9a,9bの端部間に掛け渡すように配置されている。順送り装置38は、四角柱状に組まれたフレーム44を有している。このフレーム44には、搬送レール9a,9bの直交方向に延びる一対のローラコンベヤ45が搬送レール9a,9bの長手方向前後にそれぞれ設けられている。これらのローラコンベヤ45間に、搬送レール9a,9b間を横行する横行レール46が掛け渡されている。
【0039】
横行レール46は、搬送レール9と同様にH型鋼29にローラコンベヤ27とモータ28が設けられている。H型鋼29の上部には、ローラコンベヤ45上に位置する係止部材47を軸支するブラケット48が取り付けられている。ローラコンベヤ45の取付高さは、横行レール46が各搬送レール9a,9bと同じ高さになるように設定されている。
【0040】
ローラコンベヤ45の上方には、搬送レール9aから受け入れた天井搬送台車8を搬送レール9bへと送り出した後の横行レール46を搬送レール9a側へ戻すための一対の復路用ローラコンベヤ49が設けられている。
【0041】
ローラコンベヤ45と復路用ローラコンベヤ49の両端には、横行レール46をローラコンベヤ45と復路用ローラコンベヤ49との間で昇降させる昇降装置51が設けられている
各搬送レール9a,9b間には、一時ストック用のストックレーン52が複数列(本実施の形態では3列)設けられている。
【0042】
ところで、本実施の形態では、プレヒートブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース37を備えたパネル塗装部3は、直列で二箇所設けられ、二工程に分けられている。パネル塗装部3の第一及び第二工程の下流側にはパネルのストックレーン53と、そのストックレーン53に外壁パネル1を移動するためのトラバーサ54とが設けられている。
【0043】
下流側のストックレーン53の下流側には、外壁パネル1を次工程に送るパネル渡し装置55と、天井搬送台車8をパネル受取部2まで戻すための搬送レール56とが設けられている。
【0044】
次に、外壁パネル1の塗装工程と共に、上記構成の外壁パネル用天井搬送装置の作用を説明する。
【0045】
まず、天井搬送台車8をパネル受取部2にセットした後、組立てラインから送られた外壁パネル1をパネル起立装置5で起立させて、天井搬送台車8で受け取る。
【0046】
このとき、パネル受取部2の搬送レール9のモータ28をフリーにしておき、天井搬送台車8を外壁パネル1の幅方向に移動自在にすると共に、伸縮アーム12を外壁パネル1の幅よりも若干広げておく。そして、外壁パネル1が起立したなら、その幅方向両側から、伸縮アーム12を縮退させて係止アーム16で、外壁パネル1をその両側から挟み込んで吊り下げると共に、クランプピン20を下降させて支持する。
【0047】
この外壁パネル1の受取の際に、天井搬送台車8が、上述のようにその走行方向にフリーな状態となっているので、外壁パネル1の位置に応じて移動し、外壁パネル1の中心と天井搬送台車8の中心とが一致するようになっている。
【0048】
また、この天井搬送台車8によれば、伸縮アーム12の伸縮によって、様々な幅の複数種の外壁パネル1を、容易に且つ確実に吊り下げることが可能となる。
【0049】
搬送レール9のモータ28を駆動させてローラコンベヤ27を回転させて、外壁パネル1を吊り下げた天井搬送台車8を搬送する。この天井搬送台車8は、旋回装置57にて、その向きを変えられた後、順送り装置38まで搬送される。
【0050】
順送り装置38で、天井搬送台車8は所定台数ストックされる。このとき、横行レール46は、天井搬送台車8と共に下側のローラコンベヤ45に沿って横行し、天井搬送台車8を送り出した後は、上側の復路用ローラコンベヤ49に沿って横行するので、横行・順送りが効率的に行われる。
【0051】
天井搬送台車8が所定台数ストックされたなら、順次、天井搬送台車8をパネル塗装部3へと送り出す。このとき、搬送レール9のローラコンベヤ27は、所定長さ毎に連結されてブロック化されており、プレヒートブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース37の上部では、その走行速度を低速(例えば、2.0m/min)とし、上記各ブース35,36,37部分以外では、走行速度を高速(例えば、30m/min)となるように設定しているので、先に送られた外壁パネル1が、次に送られてくる外壁パネル1を低速走行で待ち受けることとなり、隣接する外壁パネル1間の間隔が広がり過ぎることがなく、所定の間隔で並べることができる。
【0052】
パネル塗装部3では、外壁パネル1をプレヒートブース35で加熱して塗料を付着しやすくし、、塗装ブース36で塗料を吹き付け、乾燥ブース37で再度加熱して塗料を乾燥させる。
【0053】
塗装ブース36内では、吹付け駆動ノズル43で塗料を吹き付けるが、上述のように、隣接する外壁パネル1の間隔が適宜調整されているので、その間隔が広すぎて発生する塗料のロスの増加を防止することができる。
【0054】
また、塗装ブース36内に挿入されるのは、外壁パネル1の他には天井搬送台車8の係止アーム16の下端部だけであるので、従来のようにローラコンベヤに塗料が付着することがなく、メンテナンスが非常に容易となる。
【0055】
なお、順送り装置38からの外壁パネル1の送り出し間隔は、送り出される外壁パネル1の幅及び順序に応じて、予め図示しない制御装置に設定されており、自動で送り出されるようになっている。
【0056】
第一の塗装工程が終わると、天井搬送台車8は、トラバーサ54を介して外壁パネル1と共に第二の塗装工程へと送り出される。このとき、第一の塗装工程の下流側の搬送レール9は、そのローラコンベヤ27の走行速度が、高速(例えば、30m/min)となっており、接近している天井搬送台車8から切り離すことができる。
【0057】
さらに、ストックレーン53及びトラバーサ54によって、下流側の工程で、何らかの不具合が生じて、外壁パネル1の搬送が停止してしまった場合に、ストックレーン53に、外壁パネル1をストックすることができるので、プレヒートブース35、塗装ブース36及び乾燥ブース37内で、外壁パネル1が停止することはない。従って、塗装ブース36での塗料の過剰な付着や、乾燥ブース37内での外壁パネル1の焼付き等を防止することができる。
【0058】
そして次に、外壁パネル1と天井搬送台車8は、第二の塗装工程へと送り出されるが、上述の第一の塗装工程と同様の作用を得ることができる。
【0059】
第二の塗装工程の下流側にストックされた外壁パネル1は、順次パネル払出部4へと送られ、塗装の状態が良好な外壁パネル1は、天井搬送台車8から放され、パネル渡し装置55で次工程に送られる。天井搬送台車8は、搬送レール56を介してパネル受取部2へと戻される。
【0060】
塗装の状態が悪い外壁パネル1は、天井搬送台車8から放されずに吊り下げられたまま搬送レール56を介して、塗装前の搬送レール9へと戻される。
【0061】
以上で塗装工程は終了する。本発明によれば、天井搬送台車8で外壁パネル1のフレーム17の端面を係止するようにしたので、外壁パネル1の表面に傷を付けることがない。
【0062】
また、搬送レール9側に天井搬送台車8を走行させる駆動手段26を設けたことによって、従来のように各天井搬送台車にそれぞれ駆動手段を設けたものと比較して、製造コストを大幅に軽減させることができる。
【0063】
なお、本実施の形態では、外壁パネル1の塗装工程で適用された一例を挙げて説明したが、これに限られるものではない。
【0064】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、外壁パネルの表面に傷を付けることなく、駆動装置のコストを低く抑えることができると共に、走行する外壁パネルの間隔を所定の長さに調節でき、塗料のロスを最低限に抑えることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井搬送台車を示した(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の天井搬送台車を示した正面図である。
【図3】外壁パネルを示した斜視図である。
【図4】本発明に係る外壁パネル用天井搬送装置の搬送レールを示した(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】順送り装置を示した平面図である。
【図6】順送り装置を示した側面図である。
【図7】外壁パネル製造工場の塗装工程部を示した平面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル
2 パネル受取部
3 パネル塗装部
4 パネル払出部
7 天井搬送装置
8 天井搬送台車
9 搬送レール
12 伸縮アーム
16 係止アーム
26 駆動手段
27 ローラコンベヤ
28 モータ
Claims (1)
- プレハブ住宅用の外壁パネルを立てた状態で搬送する外壁パネル用天井搬送装置であって、上記外壁パネルの幅に応じて伸縮する一対の伸縮アームの先端に下方に延出して上記外壁パネルの端面を係止する係止アームを設けてなる天井搬送台車と、上記外壁パネルの搬送軌道上部に設けられ上記天井搬送台車を変速して走行させる駆動手段を有する搬送レールとを備え、上記駆動手段が、上記搬送レールに沿って設けられたローラコンベヤと、そのローラコンベヤを回転させるモータとからなり、上記搬送レールが、外壁パネル製造工場の組立てラインから送られた外壁パネルを受け取るパネル受取部から、上記外壁パネルに吹付け塗装を行うパネル塗装部、上記外壁パネルを次工程に流すパネル払出部に渡って設けられ、上記ローラコンベヤが、上記パネル塗装部では低速で回転し、上記パネル塗装部への導入部では高速で回転してパネル塗装部内での外壁パネル間距離を調整することを特徴とする外壁パネル用天井搬送装置。
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