JP2002227047A - 仮撚加工糸およびその製造方法 - Google Patents

仮撚加工糸およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のポリトリメチレンテレフタレートマルチ
フィラメント仮撚加工糸に比べ、ストレッチ性および風
合いに優れ、編織物に適した仮ヨリ加工糸とその製造方
法を提供する。 【解決手段】ポリトリメチレンテレフタレートマルチフ
ィラメントからなる伸縮復元率が45%以上、加工糸伸
度が25%以上45%以下、乾熱収縮率が5%以上20
%以下である仮撚加工糸であり、この仮撚加工糸は、仮
撚加工するに際し、糸条温度を45℃以上145℃以下
に加熱した状態で、先に予備延伸を行ない、その後連続
して仮撚加工する際のトータル倍率を1.0以上1.6
以下であることにより製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレッチ性と表
面品位に優れた織編物用素材に好適な、ポリトリメチレ
ンテレフタレートマルチフィラメントの仮撚糸織編物よ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にポリエステル仮撚糸は、ストレッ
チ素材用に適しており、現在広く衣料用に用いられてい
るが、さらに風合いや染色性に優れたポリトリメチレン
テレフタレートが提案されている。
【0003】従来、特開平11−302932号公報で
は、ポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメン
トを延伸仮撚加工するに際し、先延伸を行なった後、い
ったん弛緩処理を行ない、その後連続して通常の仮撚加
工を行なう方法が提案されている。しかしながら、この
方法によれば、高速加工での安定性は向上するものの、
先延伸工程、弛緩工程、仮撚工程の3工程を通過させな
ければならないため、工程数が多くなる事によりコスト
アップ、毛羽増加による加工糸強力低下などの工程通過
性が悪くなる問題がある。
【0004】また、特開平9−78373号公報に提案
されているように、未延伸糸を延伸加工することにより
延伸糸を得た後、この延伸糸を別工程で仮撚加工し、仮
撚捲縮糸を製造する方法では、未延伸糸を延伸し、延伸
糸として巻き取った後、その延伸糸を仮撚加工をするた
め別々の工程が必要となり、コストアップにつながった
り、また、未延伸糸を延伸加工する工程ではガイドを多
く通過するため、毛羽の発生がしやすくなる問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決し、ストレッチ性と表面品位に優れた編
織物用に好適なポリトリメチレンテレフタレートマルチ
フィラメント仮撚加工糸および製造方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は鋭意検討した結果、特定の条件下で予備
延伸を行なった後、仮撚加工するに際し、仮撚加工の高
温加工を可能とし、その結果、捲縮特性向上、仮撚加工
糸伸度抑制及び熱水収縮率低減の効果を得る技術を見い
だし、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明の仮撚加工糸は、ポリトリメ
チレンテレフタレートマルチフィラメントからなり、次
式を満足することを特徴とする仮撚加工糸である。
【0008】45≦CR(%) 25≦EX(%)≦45 5≦DS(%)≦20 (ただし、CR:伸縮復元率(%)、EX:加工糸伸度
(%)、DS:乾熱収縮率(%)) 具体的には、実質的にポリトリメチレンテレフタレート
マルチフィラメント糸からなり、仮撚加工するに際し、
該ポリトリメチレンテレフタレートフィラメント糸温度
を45℃以上145℃以下に加熱した状態で、先にいっ
たん予備延伸を行い、その後仮撚加工する際の予備延伸
と仮撚加工のトータル延伸倍率を1.0以上1.6以下
で仮撚加工を行なうことにより、熱固定温度を150℃
以上200℃以下での高温加工が可能となる。その結
果、伸縮復元率(CR)が30%以上、乾熱収縮率が5
%以上30%以下、加工糸伸度25(%)以上45
(%)以下である本発明の仮撚加工糸を得ることが出来
ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0010】本発明の仮撚加工糸とは、実質的にポリト
リメチレンテレフタレート(以下、PTTと略すことが
ある)を主成分とするものであり、さらに具体的には、
テレフタル酸を主たる酸性分とし、1・3プロパンジオ
−ルを主たるグリコ−ル成分として得られるポリエステ
ルである。ただし、20モル%、より好ましくは10モ
ル%以下の割合で、他のエステル結合の形成可能な共重
合成分を含むものであっても良い。共重合可能な化合物
として、例えば、イソフタル酸、コハク酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸
などのジカルボン酸類、一方、グリコ−ル成分として、
例えば、エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、
ブタンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、シクロヘキ
サンジメタノ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリトリ
メチレングリコ−ルなどを挙げることができるが、これ
らに限られるものではない。
【0011】また、艶消剤として2酸化チタン、滑活剤
としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒ
ンダ−ドフェノ−ル誘導体、着色顔料などを必要に応じ
て添加することができる。この、ポリトリメチレンテレ
フタレ−トの極限粘度は、0.5以上1.2以下である
ことが好ましい。0.5未満では紡糸時に繊度ムラや糸
切れが多発するなどして安定して紡糸することが困難と
なったり、得られたとしても引張強度や耐屈曲摩耗性な
ど実用面で劣る場合がある。
【0012】また、本発明では、極限粘度が1.2以下
にすることにより安定して紡糸することができる。より
好ましくは、ポリトリメチレンテレフタレ−トの極限粘
度は、0.8以上1.0以下である。
【0013】繊維の単糸断面形状は特に限定されるもの
ではなく、円形、三角形、扁平、六角形、中空型、不定
形、バイメタルなどその他、繊度は50デシテックスか
ら1,000デシテックスの範囲で用途目的にあわせて
適宜選択すればよい。
【0014】本発明のPTT加工糸の物性は、伸縮復元
率が45(%)以上、加工糸伸度25(%)以上45
(%)以下、乾熱収縮率5(%)以上20(%)以下で
あることが必要である。
【0015】まず、PTT加工糸の伸縮復元率が45
(%)未満であると、織物にしたときに15%以上の十
分なストレッチが得られない。織物のストレッチが15
(%)以上を得るには、伸縮復元率を45(%)以上を
必要とする。伸縮復元率は、好ましくは50(%)以上
であり、より好ましくは50〜60(%)である。
【0016】PTT加工糸の加工糸伸度は、25(%)
以上45(%)以下であることが必要である。加工糸伸
度が25(%)未満であると後工程通過の際、毛羽が出
やすくなったり糸切れしやすくなり、加工糸自体の伸度
が小さいため加工糸ストレッチも小さくなり、織物にし
たときに十分なストレッチが得られないことがある。ま
た、加工糸伸度が45(%)を超えると、加工糸伸度が
高いためヒケになりやすく、また織物を染仕加工する際
の、リラックス処理において、収縮が大きくなり、仕上
げ工程で風合い調整や表面品位調整が難しく、シワ、シ
ボが発生しやすくなる。加工糸伸度は、好ましくは30
(%)以上であり、より好ましくは35〜40(%)で
ある。
【0017】PTT加工糸の乾熱収縮率が5(%)以下
であると、染色加工においての織物の風合いがペーパー
ライクになるため、ソフトな風合いが得られず、20
(%)を超えると、織上時または染色のリラックス加工
において、風合い調整や表面品位調整がしくシワおよび
シボが発生しやすくなる。乾熱収縮率は、好ましくは1
0(%)以上であり、より好ましくは10〜15(%)
である。
【0018】したがって、本発明ではこれらの3特性を
同時に満足させる条件設定が必要であり、1特性でも外
れるとストレッチ性や、織物表面品位等が低下するため
本発明は完成されないのである。
【0019】例えば、ポリトリメチレンテレフタレート
フィラメント糸温度を45℃以上145℃以下に加熱し
た状態で、先にいったん予備延伸を行ない、その後仮撚
加工する際の予備延伸と仮撚加工のトータル延伸倍率を
1.0以上1.6以下で仮撚加工を行なうことにより、
そして熱固定温度を150℃以上200℃以下での高温
加工を行なうことにより上記の3要件を得ることができ
る。
【0020】本発明における伸縮復元率(%)、仮撚加
工糸伸度(%)および仮熱水収縮率(%)は、次の方法
で測定するものである。
【0021】(1)伸縮復元率(CR)(%) 周長0.8mの検尺機に、90mg/dtexの張力下
で10回巻返してカセ取りした後、棒に吊り下げ、約2
4時間放置する。このカセを無緊張状態下で、90℃×
20分間熱水処理した後、棒に吊り下げ約12時間放置
する。放置後のカセの一端をフックに掛け他端に初荷重
と測定荷重をかけ、水中に垂下し2分間放置する。この
ときの初荷重(g)=1.8mg/dtex、測定荷重
(g)=90mg/dtex、水温20±2℃とする。
放置したカセの内側長さをLとする。さらに、測定荷重
を除き初荷重だけにした状態で2分間放置し、放置した
カセの内側長さを測り、L1とする。これより、次式を
用い伸縮復元率を求める。 伸縮復元率(CR)(%)={(L−L1)/L}×1
00。
【0022】(2)加工糸伸度(%) JIS−L−1013、8.5.1 標準時試験に記載
される引張試験試験法に準じ、インストロン型定速伸長
型引張試験機を用いて測定した。
【0023】(3)乾熱収縮率(%) JIS−L−1013、8.18.2 カセ収縮率
(A)法に準じ、次式を用い乾熱収縮率を求めた。 乾熱収縮率(%)={(L−L1)/L}×100。
【0024】次に、本発明のPTT仮撚加工糸を得るた
めの製造方法の一例を図1に示した。高配向未延伸糸の
PTT未延伸糸(1)を解舒し、ガイド(2)から先延
伸ローラー(3)に供給し、延伸ピン(4)を介してフ
ィードローラー(5)により先延伸を行なう。その後、
フィードローラー(5)から仮撚加撚域へ供給し仮撚り
具(7)によって加撚し、ヒータ(6)で熱セットを行
ない、解撚後デリベリーローラー(8)から引き出し、
テイクアップローラー(9)によりPTT仮撚チーズ
(10)として巻き上げる製造方法である。交絡処理を
施し、収束性を必要とする場合は弛緩ローラー(10)
で弛緩しつつ、交絡ノズル(9)で処理を施し、テイク
アップローラー(11)によりPTT仮撚チーズ(1
2)として巻き上げる製造方法である。本発明のPTT
仮撚加工糸の製造方法は、仮撚工程前に延伸工程または
予備延伸を行ない、その後連続して仮撚加工することを
特徴する方法である。
【0025】本発明では、仮ヨリヒータ温度は、150
℃以上200℃以下とするが、ヒータ温度が150℃未
満であると、熱セット性が不足して伸縮復元率(CR)
45(%)以下となり、好ましくない。また、本発明の
仮撚加工糸を得るための条件として仮撚加工するに先立
ち、糸条温度を45℃以上150℃以下に加熱した状態
で、先に予備延伸を行ない、その後連続して仮撚加工す
ることが必要である。
【0026】糸条温度が45℃未満であるとPPTのガ
ラス転移点付近のため強度が著しく低下し、予備延伸時
に延伸不良により毛羽が発生し、延伸がムラになり糸切
れを起こす。150℃を超えると、熱によるPTTの強
度低下が著しく、45℃以下のときと同様に毛羽が発生
し糸切れを起こす。
【0027】本発明は、予備延伸後に、連続して仮撚加
工することが特に重要である。すなわち、予備延伸時の
糸条が緊張された状態のまま、仮撚領域に導かれること
により、糸条の熱固定効果が大きくなり、伸縮復元率
(CR)が高くなり、仮撚加工糸の残留伸度が抑制で
き、乾熱収縮率も減少できると考えられるのである。
【0028】仮撚工程の加工倍率および仮撚数は最終的
な加工糸伸度を考慮して設定すれば良く、毛羽や糸切れ
が発生しないトータル延伸倍率(1.0≦先延伸倍率×
仮撚延伸倍率≦1.6)の範囲で加工することにより、
仮撚加工糸の残留伸度が抑制でき、乾熱収縮率も減少で
き、予備延伸効果を十分に発揮できる。また、先延伸倍
率と仮撚延伸倍率の組合せとして、先延伸倍率1.0
(倍)、仮撚延伸倍率1.35(倍)でトータル延伸倍
率1.35(倍)や先延伸倍率1.0(倍)、仮撚延伸
倍率1.0(倍)でトータル延伸倍率を1.0(倍)等
は加工可能であるが、先延伸倍率0.9(倍)、仮撚延
伸倍率1.5(倍)でトータル延伸倍率が1.35
(倍)では、先延伸の際に弛緩すると、糸条がたるみ、
糸切れが多発し、加工不可になるため、先延伸倍率は
1.0(倍)以上が好ましく、トータル延伸倍率が1.
0(倍)から1.6(倍)の範囲で加工することが重要
である。
【0029】高ストレッチ性の仮撚加工糸特性を有する
には、温度は160℃以上200℃以下が好ましく、さ
らに好ましくは175℃以上190℃以下である。ただ
し、200℃を超えると、予備延伸により十分に高配向
になった状態であっても熱による強度低下による糸切れ
が増加する問題があるので、以上の条件を考慮し、倍率
および熱固定温度を設定する必要がある。予備延伸の加
熱方法は、ピン型などの接触型、チューブヒータなどの
非接触型どちらを用いても可能である。交絡処理は加工
糸用途、風合い、単糸使い、複合使いにより有無を決め
る。糸使いは単糸加工、複合加工どちらでも加工可能で
ある。加工糸の用途として、織物として用いることが好
ましいが、風合いがドライで肌にはり付かないため、浴
衣や着物に好適に用いられる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を表1にまとめた実施例により
具体的に説明する。
【0031】(実施例1〜4)未延伸糸として130デ
シテックス36フィラメント、伸度109.8(%)の
高配向未延伸糸を用い、加工速度400(m/mi
n)、糸条加熱体として、75℃の加熱ピンを使用し、
先延伸倍率を1.0〜1.2(倍)で行ない、その後、
連続してフリクションタイプの施撚具でD/Y比1.
8、仮撚ヒータ温度160(℃)、仮撚延伸倍率1.0
〜1.6(倍)、トータル延伸倍率1.0〜1.6
(倍)で延伸仮撚り加工を行ない、仮撚加工糸を製造し
た。伸縮復元率(CR)(%)、加工糸伸度(%)、乾
熱収縮率(%)の仮撚加工糸特性を表1に示した。得ら
れた該仮撚加工糸を平織物にし、通常の染色仕上げを行
ない、織物のストレッチ性および織物の表面品位、シ
ワ、シボ、風合いを官能評価し、表1に示した。
【0032】
【表1】 (比較例1〜3)実施例1と同じ未延伸糸を用い、加工
速度400(m/min)、糸条加熱体として、75℃
の加熱ピンを使用し、先延伸倍率を1.0〜1.2
(倍)で行ない、その後、連続してフリクションタイプ
の施撚具でD/Y比1.8、仮撚ヒータ温度160
(℃)、仮撚延伸倍率0.9〜1.25(倍)、トータ
ル延伸倍率0.9〜1.44(倍)で延伸仮撚り加工を
行なった結果を表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、仮撚加工するに際し、
糸条温度をPTTのTg温度45℃以上145℃以下に
加熱した状態で、先に予備延伸を行い、その後連続して
仮撚加工することにより工程数が少なくできるため工程
通過性が向上し、同時に毛羽数も減少可能となる。
【0035】また、仮撚加工において高温加工が可能に
なることにより、伸縮復元率が向上され、ストレッチの
ある編織物に適した仮撚加工糸が得られる。
【0036】また、加工糸伸度が抑えられるため、残留
伸度が少なく、寸法安定性が良好で乾熱収縮率の低減さ
れ、織物のシボ、シワの発生が抑えられ優れた表面品位
が得られソフトな風合でかつストレッチがある染色性良
好な仮撚加工糸を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の予備延伸仮撚加工糸を得る
ための、仮撚装置の一例を示す工程図である。
【符号の説明】 1:未延伸糸 2:ガイド 3:延伸ローラー 4:ホットピン 5:フィードローラー 6:ヒータ 7:仮撚施撚具 8:デリベリーローラー 11:テイクアップローラー 12:巻取りチーズ (交絡を施す場合) 9:交絡ノズル 10:交絡ローラー 11:テイクアップローラー 12:巻取りチーズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリトリメチレンテレフタレートマルチ
    フィラメントからなり、次式を満足することを特徴とす
    る仮撚加工糸。 45≦CR(%) 25≦EX(%)≦45 5≦DS(%)≦20 (ただし、CR:伸縮復元率(%)、EX:加工糸伸度
    (%)、DS:乾熱収縮率(%))
  2. 【請求項2】 ポリトリメチレンテレフタレートマルチ
    フィラメントを、45℃以上145℃以下に加熱した状
    態で延伸し、その後ヒータ温度を150℃以上200℃
    以下で仮撚加工することを特徴とする仮撚加工糸の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 ポリトリメチレンテレフタレートマルチ
    フィラメントを仮撚加工する際し、加熱した状態の延伸
    倍率(Pe)と仮撚延伸倍率(Fe)の全延伸倍率の関
    係が次式を満足する条件で仮撚加工することを特徴とす
    る仮撚加工糸の製造方法。 1.0≦Pe×Fe≦1.6 Pe:加熱した状態の延伸倍率(倍) Fe:仮撚延伸倍率(倍)
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